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書名: 『真 地球の歴史――波動の法則U――

書誌:
発振  惑星連合(FIDA)および銀河連合(FILF)
編著  足立育朗
協力(文)森 真由美
   (絵)栗田正樹
発行  PHP研究所(1998年7月2日第1刷発行)
関連URL:http://www.ifue.com/indexj.html (「形態波動エネルギー研究所」)
私評:
 この本を買ってきた日はしばらく絵ばかり眺めていた。
 何やら不思議に懐かしいような気がする絵もあった。
 そして“論理的マインド”や“感情”を対応させることのできないひたすら冷静で客観的タッチの宇宙史そして地球史の描写。
 感想というものを持ちようがなかった。
 これだけの事実を知らされながら、なぜか感動のしようもなかった。
 結局、ときどき文字を拾っては、また絵を眺めていたことを憶えている。
 ああ、「月」というのはそういう役割を担っていたのか……、ときどきそんなふうな感想がマインドをよぎった。
 要するに、ここに展開されているのは、地球人の未熟な“事実への好奇心”に対する圧倒的で有無を言わさぬ“事実の羅列”なのだった。
 いや、報告してくださった足立育朗さんの意図がそうだったというのではない。教えてくださった方々の意図がそうだったというのではない。ただ、私という地球人のマインドに起こった印象がそうだったというにすぎない。
 私は何を期待していたのだろうか。たしかに、何かを期待していたのだろう、前から予告されていた『真 地球の歴史』という本に。ただ、私のマインドは「意味」とか「構造」とかいったこと以外には、あまり反応しないだけなのだろう。
 とはいえ、これほどの時間スケールで、これほどの事実を叙述している本を他に知らない。
引用:
 地球の科学では宇宙の年齢は150〜200億年くらいとされていますが、現在の宇宙の時空元の始まりとなった最後のビッグバン、つまり宇宙で12回目として前回起きたビッグバンから現在までに約544億年以上が経過しているという情報です。ODEO (オデオ) とTOBE (トベ) は発生して以来約3.33×10の33乗年経ており、その後今から約1.82×10の30乗年前に消滅することにより新たな物質を誕生させました。それが最初のビッグバンであり宇宙の始まりだとのことです。第一回以来ビッグバンは現在までに12回繰り返されているという情報です。ビッグバンとはFIDA (フィーダ) 語でDGUJN(ドゥーン)といい、EHKO (エーコ) のEXA PIECO(原子核の集合体)のテレポーテーション(時空元移動)であるということです。それはEXA PIECO (エクサピーコ) の調和のとれた分離により質が変換しODEOとTOBEのそれぞれの消滅から各々10の1億乗の数の物質が誕生することを指すとのことです。(p26)
好み:★★
(注:独断と偏見によるお薦め度、または記憶による感動度。一押し、二押し、三押し、特薦。)