書名: 『BASHAR――宇宙存在バシャールからのメッセージ―― cover

書誌:
原題  (1987年5月の日本での公開チャネリング)
発信  バシャール
受信  ダリル・アンカ
制作  喜多見龍一
発行  株式会社ヴォイス(1987年12月初版発行)
内容:
 日本の精神世界の新時代は本書から始まった、と言っても多分、言い過ぎではないだろう。
 今となっては、この本に初め出逢ったときのショックを思い出すのは難しい。
 これは何だという感じ、これが本当であったらどんなに嬉しいかという感じ、戸惑いと期待の入り交じった不思議な感動とともに、誰もが新時代の確かな鼓動を感じたものだった。
 <自分が一番ワクワクすることをしてください>
というメッセージを誰もがこの本から知った。それ以来、日本の“精神世界”では「わくわく」という言葉はブームを通り過ぎて定着した表現になった。とはいっても、日常ひたすら「わくわく」することだけをして生きられる想念力を自分のものにできたわけでもないが。
 われわれ地球人の“未来から”来ているという不思議な言い回しにもいつの間にか馴さられたが、言い回しに馴れても、語られているメッセージが現在の「真実」になったわけではない。ここにあるのは“古くて新しい”「真実」、まだまだ私たちの“未来”にある「真実」なのだろう。
引用:
 パワーをあなた方にお返しするためにやって来ました。
 何千年もあなた方は自分のパワーを恐れていました。自分のパワーを使ったら、また破壊に導いてしまうのではないか、というふうに。
 実際に過去にはそういったことがあったのですが、また同じ事が起こるのではないかということを恐れて、自分のパワーを恐れています。
 自分が創造の一部であるということを知ることと、自分の光に目覚めることによって、もう破壊的にパワーを使うことはないということが分かります。
 ですから破壊には使われません。
 こういう格言が地球にはあります。
 「絶対的なパワーというのは、絶対的に堕落する」。そういう観念を持っていない限り、パワーを持っても堕落するということはありません。私がここに来ている理由の一つは、あなた方が持っている、自分の中に既にある潜入観念をあなた方に知ってもらいたいということです。自分の信じることが自分の人生を創り出しているということを、100 パーセント申し上げたいと思います。
 恐れを信じる人は、自分の人生も恐れに満ちたものになります。
 愛と光だけを信じる人は、人生の中で愛と光しか体験しません。
 私は哲学の話をしているのではありません。創造の基本的なメカニズムの話をしているのです。
 自分が体験する物理的な現象というのは、あなたが何を信じるかによって決まります。というのは、物理的な現実というのは幻想だからです。あなたが信じていることが創り出した幻想なのです。(P17)
好み:★★★★
(注:独断と偏見によるお薦め度、または記憶による感動度・ショック度。一押し、二押し、三押し、特薦。)
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