home > 本棚 > 『光の記憶』


書名: 『光の記憶――アカシックレコードで解きあかす人類の封印された記憶と近未来――

書誌:
著者  高橋克彦、ゲリー・ボーネル
訳者  大野百合子
発行  株式会社ヴォイス(1999年12月23日初版発行)
私評:
 アセンションを目前にした地球人類の「心の浄化」という問題を、“「判断」を手放し、起きてくることをすべてそのまま「受け入れる」”という一点に絞って説明するゲリー・ボーネルさんの言葉は、この対話の中で誤解の余地なく明らかにされる。
 われわれの代表を演じて、ゲリーさんの言葉を引きだしていただいた対話者の高橋克彦さんには感謝しなくてはならない。この本のひとつのハイライト部分を引用する。
引用:
 ――そうすると光の「十二日間」というのは、受け入れるか拒否するかというだけの問題になっちゃうわけだね。
 ――その通りです。
 ――なるほど。日本人て結構覚醒できるかもしれないね。
 ――はい。すでに日本人の集合意識の中にそういうものが埋め込まれているから。西洋人はキリスト教とイスラム教によって集合意識が破壊されてしまっているので、覚醒という概念そのものを受け入れるのが非常に難しくなっています。聖書の中に「弱き者が世界を受け入れる」「おとなしき者が世界を引き継ぐ」というのがあります。シンプルなやり方を受け入れ、それの良さを見ることができる人が世界を引き継ぐという意味です。
 ――そうすると、ゲリーの本の中にあった「混じっていないこと」、いろんな混じっていない人が覚醒できるというのは、日本人のことを言ってるわけ? 日本人というか……。
 ――そうです。
 ――へえ。どうして日本人が選ばれたわけ? 選ばれたっていうと変だけど。
 ――選ばれたんです。でも、リーダーシップを取るのは難しいんですよ。
 ――選ばれたにしちゃ今の女子高生のルーズソックスはいやだね。
 ――そういう子たちがすごくアセンションする、「光ってるじゃん」とかって。
 ――そうか、受け入れるんだ、簡単に。
 ――ルーズソックスみたいなものを履いてる子のほうが、「光の十二日間」になったときに、「今日、何か机光ってるじゃん、きれいじゃん」って言って、どんどん覚醒していって、お父さんたちは「何だこれは」とか言って……(爆笑)。
 ――そんな覚醒、別にいいわけ!? (声を荒げる)
 ――いきなり保守的なご発言で。
 ――この連続対談は何だったのかと僕思うよ、それだったら。ルーズソックスでいいわけだ。
 ――ルーズソックスはいいんですよ。ルーズマインドがいいことなんです。(p176-177)
好み:★★
(注:独断と偏見によるお薦め度、または記憶による感動度・ショック度。一押し、二押し、三押し、特薦。)
cover