書名: 『生命の目覚めるとき』 cover

書誌:
原題  TO DANCE WITH ANGELS (c)1990
発信  ドクター・ピーブルズ
受信  トマス・ジェーコブソン
著者  ドン&リンダ・ペンドルトン
訳者  高橋恵美
発行  太陽出版(1999年7月30日第1版発行)
私評:
 根を詰めた仕事から解放されて、しばらくぶりに神田神保町の「書泉グランデ」に出かけて、買った本の一冊だった。
 「これは偉大な本であり、人生の不可思議な局面に思いを馳せるすべての人々が読むべき本である。力強く、美しく、真実が語られている。私はこの本を愛する!
                                   エリザベス・キューブラー・ロス」
と帯の表側に書いてあった。
 今日はこれを買えということか、と素直な私は思った。
 エンティティのドクター・ピーブルズの三つのシンプルな教えは、分かりやすく、円満で、かつじつに実践的だ。
 ・まず、自分自身を含め存在するあらゆるものを愛によって受容すること。
 ・二番目は、すべての生命を尊び、それらとのコミュニケーションを深めること。
 ・三番目は、自分自身に責任を持つこと。なぜなら、あなたは自分自身の体験の創造者であり、決して犠牲者ではないのだから、と。

 私が今回この本を手に取った理由は、後になって分かった。
 そのとき私は、「平和」とは何か、「調和」とは何かを考えていたからだった。(2000,10/26)
引用:
 今日、ここに集まってこの言葉を聞いているあなた方全員は霊的存在であり、地球という惑星に長いあいだ住んでいた人々であり……なかには地球以外の星にいた人々も大勢いる。それぞれの仕方でどうか次のことを考えて欲しい。あなた方はしばしば平和を、ノイズが低いレベルである状態と同一視している。しかし、もし真剣に平和を望むのなら、平和とは異なった見解を恐れる代わりに、それに興味を抱き、それを楽しむことであると理解する必要がある。
 なぜなら、すべての見解にはいくらかの真理があり、またそれは神の一部であるからだ。怒り、激怒もまた神の一部である。なぜなら、理解され、受け入れられ、どこまでも愛されたいと望まなければ、怒ることは不可能だからである。自分の見解をあまりにも大切にするので神に対して怒るのだ。
 それゆえ、明日の朝起きたら、ニュースに目を通して、あなたとニュースとの関わりには価値があり、注意を向けるに値することを理解するのだ。あなたの解決策は何か? あんたがニュースを見て混乱したなら、それをあなたの生活に当てはめて考えるのだ。あなた自身の人生、かかってくる電話、あなたの配偶者、あなたの友達、あなたの敵にそれを当てはめてみるのだ。(p343)
好み:★★★
(注:独断と偏見によるお薦め度、または記憶による感動度。一押し、二押し、三押し、特薦。)

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