home > 通信 >『アセンション館通信』(第578号):夢自体への興味を失うこと



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2015/05/17(第578号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

かつて起こってきたこと、いま起こっていること、起こるであろう
一切は、寸分の狂いなく全知全能の源泉の意志にしたがっている。

したがって、創造もなく、破壊もなく、道もなく、目標もなく、
自由もなく、運命もなく、何も起こっていない。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在873名
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◇◇ もくじ ◇◇

1. 夢自体への興味を失うこと

2.編集後記

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■ 1.夢自体への興味を失うこと
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少し暑い日がつづくと今日のようにまた肌寒い曇の日がありがたか
ったりします。

少し寒いくらいでも窓を開けたほうが気持ちがいい。

川の音が大きくなって、鶯の声も聞こえてきます。

でも、画面がそこで止まるということはなくて、またその先の画面
がつづくわけですよね。

光景を映し出している鏡だけを見ていればいいのだろうけど、つい
つい鏡のなかの画像の方に取り込まれてしまいます。

そしてありもしない物語を想像する。

それが夢を見るということなのだろうけど。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

何が得られるわけでもない。

何を失うわけでもない。

そう納得してからずいぶん時間が経ったような気もするのに、マイ
ンドの理解など、いっときの気分にすぎないのでしょう。

やはり映しだされる画像の方に焦点が合ったまま、こうしてひとつ
の身体の生涯が過ぎ去っていくのでしょうか。

身体は身体にまつわる想念に対処しなければなりません。

身体は映画のなかに登場しているのですから。

そして湧いてくる想念もまた、映画のなかの登場人物の想念にすぎ
ません。

想念が湧くこと自体は、避けることはできません。

身体が映画のなかに登場している以上、その身体にまつわる想念も
浮上します。

でも、その想念を“自分”と思う必要もないのですよね。

それは自分が見ている夢のなかの登場人物の想念でしかない。

真面目にその登場人物に入れ込んで、その人物の想念と情動に共振
すれば、それだけその登場人物は現実性を強めるでしょう。

物語が前面に現れれば、それを映し出しているスクリーンはますま
す背景に退いて、その存在を秘めるに違いありません。

スクリーンの存在が秘められたら、もはや現象のなかに恒常なるも
のはなにもありません。

そうなると物語の登場人物は、夢のなかのその時々に、支離滅裂な
がら、“得るもの”も“失うもの”もたくさんもっている。

あらゆる瞬間に新たな画面が展開され、新たな出会いが起こり、そ
れに対処する想念も配給されるでしょう。

夢のなかの幻想の個人は、その時々の期待に胸膨らませ、また絶望
に胸塞がれながら、運命の人生を歩むでしょう。

物語のなかには誰一人、その大河ドラマの展開を左右できる者など
存在しません。

さすがの神も、“個人幻想”までは創造できても、実際に自由意志
をもつ「個人」を創造して、コスモスは展開できないからです。

幻想の“自由意志圏”ですら、この混沌ですから。(^_-)

いずれにしろ夢のなかでは、われわれが人生と呼ぶ一連の物語が、
その身体の崩壊まで展開されることになります。

結局この【見られるもの】と【見る者】、【顕現】と【非顕現】の
綱引きは、終わりのない永遠の「リーラ」、「神の遊び」です。

そして幸運も悲運も【見られるもの】(の物語)の側にある。

だから、身体を思うときわれわれは不安になるんですよね。

自分というものが現象のなかにいると思って。

でも、ご承知のとおり、現象のなかに現れている身体を主宰管理し
ている“私”という個人が存在するわけではありません。

このpariパターンというわたしは、“自分”の身体を生かしておく
ための管理業務などいっさいしたことがない。

どうやって心臓を動かすのか、どうやって消化・吸収・排泄機能を
実現するのか、そんなことは一切知りません。

食べ物の出入りに関して、じゃっかんの意識的関わりがあるだけ。

それすら、欲望と心配というごくごく上辺の関わりだけです。

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 あなたはあなたが反応することだけを知っている。
 誰が何に反応するかを知ってはいない。
 あなたは、「私は在る」に接触することであなたの存在を知るの
 だ。
 「私はこれだ」「私はあれだ」は想像なのだ。
 
 『私は在る』(p354) 
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(-_-;)

そして、たとえ知的にそのことを知っていたとしても、この身体が
自分だという習慣的幻想が消えるわけでもありません。

結局は、マハラジのいうこの言葉に尽きるのです。

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 何にもまして、私たちは意識しつづけていたい。
 あらゆる苦しみや屈辱を耐えてでも、意識しつづけることを望む
 のだ。
 この体験への欲望に逆らって、顕現すべてを手放さないかぎり、
 解放はありえない。
 私たちは罠にはまったままなのだ。
 
 『私は在る』(p346)
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(-_-;)

> 何にもまして、私たちは意識しつづけていたい。

そう……、つくづくそれを感じます。(-_-)

> あらゆる苦しみや屈辱を耐えてでも、意識しつづけることを望む
> のだ。

そうなんです。

> この体験への欲望に逆らって、顕現すべてを手放さないかぎり、
> 解放はありえない。

そしてそれは、存在しない“わたし”が決められることではない。

なぜなら、そこに手放す“わたし”がいるかぎり、それは起こりえ
ないわけだから。

> 私たちは罠にはまったままなのだ。

自然現象の振り子がどちらに振るのか。

それを知る者は現象のなかにはいないし、それを起こせる者も現象
のなかにはいない。

なぜなら、消尽していない興味に逆らえる自分はいないから。

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 解放への道には何も立ちはだかっていない。
 そしそしてそれは今ここで起こることができる。
 だが、あなたはほかのことにもっと興味がある。
 そしてあなたはその興味と闘うことはできないのだ。
 あなたはそれとともに行き、それを見抜き、それが単に判断と賞
 賛の誤りであることを、それ自体が自ら暴くのを見守らなければ
 ならないのだ。
 
 『私は在る』(p475)
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(-||-)

> 解放への道には何も立ちはだかっていない。

まったく。

> そしそしてそれは今ここで起こることができる。

はい。

> だが、あなたはほかのことにもっと興味がある。

はい、夢のなかの物語がそうなっているので。

> そしてあなたはその興味と闘うことはできないのだ。

まさに。

> あなたはそれとともに行き、それを見抜き、それが単に判断と賞
> 賛の誤りであることを、それ自体が自ら暴くのを見守らなければ
> ならないのだ。

御心がそうなっているのなら。

(-||-)

いつこの夢ははじまったのか? (-_-;)

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 質問者 夢はいつはじまったのでしょうか?
 
 マハラジ
 それにははじまりがないように見える。
 しかし、事実はたった今だ。
 一瞬一瞬、あなたはそれを再生しているのだ。
 しかし、あなたは見ない。
 なぜなら、あなたはその夢が続いてほしいからだ。
 いかなる代価を支払ってでも、真剣にその夢が終わってほしいと
 一心に願う日がやってくるだろう。
 その代価とは、無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと
 だ。
 
 『私は在る』(p525)
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> それにははじまりがないように見える。

はい。

> しかし、事実はたった今だ。

ああ……。

> 一瞬一瞬、あなたはそれを再生しているのだ。

そうなんですね。

> しかし、あなたは見ない。

はい。

> なぜなら、あなたはその夢が続いてほしいからだ。

そうか……。(-_-;)

> いかなる代価を支払ってでも、真剣にその夢が終わってほしいと
> 一心に願う日がやってくるだろう。

はい。

御心がそうなっているのなら。

> その代価とは、無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと
> だ。

そうか……。

そうにきまっているか。(-_-)

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421)
------------------------------------

はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


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■ 2.編集後記:
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わたしがわたしの想念を見ています。

見ているわたしとは誰か?

わたしの想念とは誰の想念か?

理解とは何か?

理解の深まりとは何か?

誰が興味をもっているのか?

興味をもっているのは誰か?

興味をもっていないのは誰か……?

今日はまだまだ明るいです。

ではおやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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