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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.015 2004,6/6(第15号)
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガは“アセンション情報の広告塔メルマガ”です。

つまり、“アセンション”という言葉の流通拡大を手段として、
地球住民の“集合意識”の基盤を“ゆるめ・ひろげ”ることによって、
地球が向かう新しい光り輝く世界への次元移動を、できるだけ自然で、
スムーズなものにすることを目的に週刊で発行されています。


◇◇ このメルマガが想定する“アセンション”◇◇

“アセンション”という言葉は、「イエスの昇天」から、「地球の次元上昇」
まで、人によってさまざまな包含で使われます。

それで、いちおう、このメルマガではどういう意味合いで“アセンション”と
いう言葉を使っているのか、そのことを最初にお断りしておきます。

●一番、大きな意味合いでは、地球人類が前提とする「情報環境=集合意識」
 が、現在から近未来にかけて、前後で連続性を辿れないほどに、短期間に、
 急激に、総合的、集中的に、飛躍・激変することを指しています。
 (情報環境の量子的跳躍)

 新しい世界では、次のようなことが地球人類の常識(=情報環境=集合意識)
 になると想定しています。

1.生命は永遠である。(わたしたちは死なない)
 ・肉体を離れることはあるが、「わたし」は永遠に生きる。(輪廻転生)
2.わたしたちはひとつである。(原因と結果の法則)
 ・自分が与えるものが、自分が受け取るものである。
 ・個々人というひとつの“現実”は、五感に映る肉体の印象に基づいた物理
  次元固有の幻想にすぎないこと。
 ・その肉体さえも、物理次元の食糧だけで生を保つことはできないこと。
  (「人はパンのみにて生きる者にはあらず」)
 ・「思考」を生み出しているのは個々人ではなく、大宇宙にひとつしかない
  <意識の海=神>(思考波動の流れ)の中で、わたしたちという永遠の魂
  が好みの思考を呼び寄せて戯れているにすぎないこと。
3.大宇宙の中でわたしたちは孤立していない。(多次元宇宙)
 ・大宇宙にはさまざまな位相があり、わたしたちの地球は、その中で物理次
  元の生命圏のひとつを構成しているにすぎない。
 ・太陽系だけを取り上げても、知的な意識生命体が存在しない惑星は存在せ
  ず、各惑星にも、月にも、太陽にも、そして地球の内部にも、さまざまな
  広い意味での人間型の生命体が存在する。
 ・また天体そのものも意識生命体であり、
  大宇宙そのものといえる<意識の海=神>(思考波動の流れ)
  の中に意識生命体以外の者は存在しない。

●次に、上記のような情報環境(=集合意識)の激変が起きる前提として、至
 近未来に、地球人類は、何らかの形で「地球外意識生命体」との接近遭遇を
 大衆レベルで体験するか、または「地球外意識生命体」に対する大衆レベル
 の認知が起きる、といったことを内容に含めています。
 
○あるいは、高度に進化した地球外意識生命体の代表者が地上に降下し、地球
 の代表者たちと連携して、地球統一のための手続きを指導する、とか。
○あるいは、『宇宙船天空に満つる日』が来て、各国の放送電波が中断し、各
 地の上空に展開するUFOから地上に放送が流され、指示に従う人たちをが
 UFOに“救助”されて、当人の同意のもとに、ノヴァ・テラとかいうよう
 な新しい地球に退避させられる、とか。
○あるいは、運のいい方は地表に姿を現した地球内部の住人の支援を受けて、
 地球の内部空間にある彼らの居住圏に招待され、そこに避難する、とか。
○あるいは、世紀の切り替わり目のどこかの時点で、じつは、わたしたちの居
 住圏としての地球は、地球人類専用のアセンションUFOの中に移動させられて
 いたことが一般に認知される、とか。

 具体的な手順はともかく、何らかの形での人類レベルでの地球外知的生命体
 の認知という通過儀礼を終えて、地球人類は『幼年期の終わり』を迎え、太
 陽系の惑星連合、あるいは、銀河系の銀河連盟の仲間入りをする。

●次に、今回、この“アセンション”を一種不可避のものにしているのが、い
 わゆる“ガイア・アセンション”だという認識があります。
 
 西洋の伝統でいうなら「黙示録」の叙述、ハルマゲドン、日本の古神道の伝
 統でいうなら「立て替え・立て直し」を経由した、「ミロク世」、「○九十
 (まこと)の世」の到来といわれるようなものです。
 
 2012年12月22日を境に、地球の惑星軌道が完全にフォトン・ベルト
 の中に入り、地球が光り輝く圏域に入るため、膨大な光(=情報)のシャワ
 ーを浴びることになり、それまでにその光量(=情報量)に耐えられるキャ
 パシティー(受容能力=イノセンス)を準備していないと、その個々人は自
 分の“思い込み”の実現を加速されて、この地球次元で生存できなくなる可
 能性がある、ということです。

 ある意味で、新しい地球に“住みたい”人間と“住みたくない”人間の、自
 己選別が起きるということです。

 この自己選別は、まったく、“正誤”の問題でも“善悪”の問題でもなく、
 ただ自分の時節を自分が決めるだけです。
 
 ただし、もし、その光り輝く世界の住人になることを望むのなら、その人に
 求められているのは、これまでの地球で養成されてきたあらゆる“思い込み
 =判断枠”のゼロクリアです。

 なぜなら、今回は大宇宙の大きなサイクルの節目に当たっており、地球のこ
 れまでの“現実(=ゲーム)”はここで一度ゼロクリアされるからです。
 
 長い夢から醒めようとしないわたしたちは、ここで突然の“目覚まし”の音
 を聞かされることになります。「立て替え・立て直し」と呼ばれてきたもの
 です。

 おそらく、地球の表面が面目を一新するほどの変化を経由するということに
 なるのではないでしょうか。

       …………○…………○…………○…………


 ただし、この『アセンション館通信』の発行人当人は、以上のようなことが
 起こると思ってはいても、知っているとはいえません。

 だから、起きることの具体的詳細を確信をもって語ることはできませんし、
 起こらない可能性も否定できません。

 ただ、上述のことが“すべて起こる可能性”と“すべて外れる可能性”を考
 えるなら、発行人当人が現在到っている合理的判断では、“すべて外れる可
 能性”より“すべて起こる可能性”の方が大きいと確信しています。
 つまり、上記の内容のかなりの部分が実際に至近未来にこの地球で起きる、
 と思っています。

 この『アセンション館通信』がイメージしているる“アセンション”とは、
 以上のような意味合いです。

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◇◇ もくじ ◇◇

1.「オカネ」、「所有」、“生存権の排他的独占”

2.“二〇〇五年。「天」も「地」も「人」も大崩落……

3.「シャボン玉宇宙論」

4.今週の言葉:白人たちの本当の神さま

5.今週のお薦め本:『パパラギ』 

6.編集後記:「帰らざる人も歩けや、花遍路」
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■ 1.「オカネ」、「所有」、“生存権の排他的独占”
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いやー、今日もすばらしい五月晴れですねぇ。\(^0^)/

じつは、今日(6/5)も午前中、今まで田植えをしていたんです。

というのはですね、また苗をいただいちゃったんです。(*^_^*)

どうも不思議で、今度は地元の方じゃなくて、千葉の方からいただいちゃいま
した。

それが、先日来られたお客さんが、我が家の田圃の水を張って苗が植わってい
ない部分を見て、どうも気になるということで、家に帰ってから知り合いの方
にそのことを伝えてくださったらしいんですね。

その知り合いの方から、古代米の苗というのを送っていただいたんです。

驚きました。(@_@)

こんなこと書いているのは、(もちろん、自慢ですけど (*^_^*))、事の起こ
り方の速さにも驚いているんですよね。

いや、エライ、サポートの速さだと思います。

だって、今の時代、お金儲けの方は、どんなに努力したってなかなかでしょ。

それが、自分で、これまで放置しておいた畑地に水を引く決心をしただけで、
あとはその田圃の“形”だけを見た方からのサポートで、“タダ”で二回も苗
をいただいたんですよ。

これ、ちょっと、普通じゃないと思いません?

なんかまるで、早くしろ、早くしろ、って押せ押せのサポートを受けているみ
たいな感じじゃないですか。

ほんとに、わたしみたいな“口だけ人間”が田植えをするようになったら、こ
れはもう、あまり時間は残されていないんじゃないでしょうか。(^^;)

いや、別に、恫喝するつもりはないけどね。

どうもね、“オカネ”が通用する時代は、もうそんなに寿命が長くないんじゃ
ないかって、気がしてきますよね。

ま、一説によると、2007年くらいまではオカネが使えるらしいですけど。

あ、もちろん、こういう“うわごと”を信じちゃいけませんよ。(@_@)

まあ、こういう『アセンション館通信』なんてとんきょうなメルマガを読もう
という“強者”の方々だから、まさか、人の言うことを“信じる”なんてこと
はなさらないだろうけど、もう、そういうの流行らないからね。

他人(ひと)のせいにするのも、なしね。

“信じ”ないで、“感じ”てください。なんてね。 (^_-)

で、“オカネ”が通用しなくなる、なんて話を聞くと、嫌悪感を持つ人と、嬉
しくなる人の比率って、どんなものなんでしょうね。

あなたは、どちら?

わたしはねぇ、どうも、そういうことを考えただけで、思わず、顔がほころび
ちゃうんです。(*^_^*)

よほど、オカネとの相性が悪かったんだろう、って思うでしょ。

まあ、当たらずといえども遠からず、かなぁ。^^;

それとも、端的に、当たっていると言うべきか。(*^_^*)

いえ、これまでの人生、とっても恵まれてはいるんですがね。

でも、「オカネ」っていうのは、どうしても“生存権を排他的に占有する”よ
うなところがあるでしょ。

どうしても、“疚しさ”がつきまとうんですよねぇ。うん。(-_-;)

まあ、そいうイメージの持ち方自体が間違っているんだって言われれば、そう
かもしれないんだけれど……。

たとえば、『神との対話』では、神さまはこう言いますよね。
----------------------------------------------------------------------
>金について、あなたがたは考えちがいをしている。あなたがたは金を愛してい
>るのに、金はすべての悪の根源だと言う。金を崇めているのに、「汚い銭」と
>呼ぶ。ひとを「汚い金持ち」呼ばわりする。
----------------------------------------------------------------------

で、ニールさんの場合の“金を拒否している”考え方は、“金は悪いものだと
思っている”ことなものだから……、話の流れはこうなっていきます。

----------------------------------------------------------------------
> あなたは、金は悪いものだと思っている。また、神は善いものだと思ってい
>る。それはよろしい!
>しかし、あなたの思考のなかでは、神と金は混じりあわない。
>
> そうですね、見方によれば、それは真実でしょう。わたしはそう考えていま
>す。
>
> すると、おもしろいことになる。なぜなら、良いことをして金を得ることが
>むずかしくなるからだ。
>つまり、あなたにとっては、「良い」と判断することは金銭的な価値が低いこ
>とになる。「より良い」こと(より大きな価値のあること)は、もっと金銭的
>な価値が少ないというわけだ。
>……(中略)
>そこに、金にまつわる矛盾がある。あなたの一部は金を拒否しているのに、一
>部は金がないことを恨んでいる。それでは、宇宙はどうしていいかわからない。
>宇宙はあなたから2種類の違った思考を受けとるからだ。そこで、あなたの人
>生は金に関するかぎり、一貫性がなくて揺れ動くことになる。あなた自身の金
>に対する考え方に一貫性がなくて揺れ動いているからだ。
>あなたは、焦点が定まっていない。自分にとっての真実は何か、あなたには確
>信がない。宇宙というのは、巨大なコピー機にすぎない。あなたの考えを何枚
>もコピーするだけだ。
>すべてを変える方法はひとつだ。あなたの考えを変えるしかない。
----------------------------------------------------------------------

そして、その考えを変える方法として……、神は

----------------------------------------------------------------------
>まずしなければならないのは、思考-言葉-行為というパラダイムを逆転させる
>ことだ。“行動する前に考えよ”という古い格言を知っているか?
>
> ええ。
>
> それは忘れなさい。根となる考えを変えたければ、「考える前」に行動しな
>ければいけない。
----------------------------------------------------------------------
と伝える、という展開になって行くんでしたよね。

それは、それで、了解可能です。

それに、ニールさんの神が伝える“「考える前」に行動する”というのも、そ
れ自体、そんなに簡単なわけじゃないしね。(*^_^*)

(じつは、それ自体が「お金」の副産物かもしれないけど。)

で、『神との対話』の神さま風の言い方でいえば、「お金」自体は、たしかに
良くも悪くもない、ものなんだけど、じつは、人間を「ケチ」にする副次効果
を持つんだよね。

というのは、「お金」というのは、やはり「所有」ということのシンボルだと
思うのね。

それは、結局、“生存権の排他的独占”のシンボルへと変移していくと思う。

もし、そうでないなら、なにも「お金」なんか持つ必要がないわけだから。

永遠に変移し続ける森羅万象の世界の中に、変移しない<無形のもの>の象徴
を取り込むという、本来不可能なことを試みたのが、「お金」というシンボル
だと思うのね。

“安全”だとか“セキュリティ”だとか言ってさ。

すべては変動しているのに、「いや、“オレ”は継続している。オレは、一貫
して“オレ”だ」とのたまう誰かさんのエージェントとしてね。(^_-)

この辺、微妙だよねぇ。

だって、確かに、永遠に不変の<無形のもの>はあるわけだから。

それは、嘘ではない。

それが<存在>なわけだし、それが<意識>なわけだから。

でも、その絶対不変であるがゆえの絶対の安心を、変移する現象世界に形とし
て持ち込むことはできないよね。

それは、この現象世界の背後にあって、この現象世界を存在させている絶対の
パワーとして察知されるべきものだから。

この現象世界はすべてそのパワーの顕現ではあるけれども、その絶対のパワー
を、現象世界の中の有限の形として顕現させることはできないわけだから。

だから、個別の有限の形が、<全体>から分離したその個別性を保ったままで、
永遠の不変性・永遠の一貫性を僭称したら、それはおかしなことになるし、そ
れは、絶対の不安ともいえるよね。

だから、この「いや、“オレ”は継続している。オレは一貫して“オレ”だ」
とのたまう方のことを“変性自我”っていうんでしょうね。

つまり、<全体>から分離した“個”がありうるという幻想の核のことね。

要するに、「エゴ」のことだけど。

でも、じっさい、「お金」っていうのは、変化し続ける現象世界の中で、断固
として不変性・一貫性を主張する「エゴ」の“生存権”の象徴として存在して
いるわけだよね。きざな言い方をすればさ。(^^;)

実在する地球は、生き物としての有機体(生態系)なのに、その上に棲みつい
た人間の経済社会は、いわば“部分最適化系”とでもいうべき架空の構想物な
んだよね。

その上で、中の住人である人間は、架空の“変性自我”の範囲を拡大するため
に「所有」という概念を発明して、その概念を物質化して「貨幣」を作ったと
いうわけだ。

その「お金」で、有機体である地球生態系の部分部分に“ツバ”を付けて、
「所有」という針金を張り巡らせた、とまあ、いうわけだよね。

つまり、地球という有機体の中に、エゴの「結界」を張ったわけ。

この「結界」のことを、山窩(さんか)の言葉でなんていうか知ってる?

山窩の人たちは、これを“けち”って言ったみたいね。

和田重正先生から教わったんだけど。

「ケチ」っていうのは「結界」のことだったんだ。

それじゃ、「オカネの仕組み」は、どうしたって人間を“ケチ”にしていくわ
けじゃない。

人間の心に入り込んだこの“ケチ”が、すべての「やましさ」の根拠なんだよ
ね。うん。

ああーあ、今日は、いつの間にか、演説になっちゃった。(*^_^*)

そんなつもりは、なかりしぞ〜。ベンベン。


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■ 2.“二〇〇五年。「天」も「地」も「人」も大崩落……
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で、要は、その“お金の世界”もどうやら賞味期限が尽きかけているようだ、
というお話ね。

というか、賞味期限が尽きてほしいという希望的観測かな。(^_-)

たしかに、「資本の意志」の代理人の増田俊男さんは、これから十年の未曾有
の好況を予測しているし、それならそうでもいいか、とも思うけど……。

でも、これから十年の好況となると、2014年までの好況だなぁ。(=_=)

ええーっ、2014年までこのまま行っちゃうのぉ。(@_@)

そんなの、おいら、つまんなーい。

あ、ついに、本音が出ちゃった。(*^_^*)

それなら、やっぱ、1977年に『資本主義と社会主義の崩壊』で、

「おそくとも西暦二〇〇〇年までに共産主義は終わりを迎え
 二〇〇〇年代の最初の一〇年に資本主義は崩壊する」

と予言したラビ・バトラさんの、“資本主義は花火のように爆発する”という
言葉の方を楽しみにしたいなぁ。(^^;)

あ、こういう不謹慎なことを言うと、たいてい、お叱りを受けることになるん
だけど……。

しかしねぇ、こちとら、極細零細個人営業のチンドン屋だからねぇ、そんなと
こまで、気にすることないと思うんだよね。

(何しろ、“アセンション”について語ろうとするのに、失言しなかったら、
 何も言えないからね。

 だいいち、チンドン屋がどんな失言をしようが、それは業務上の音を出して
 いるだけなんだから、誰も気にする人などいないだろうし。)

少なくとも、自分に正直な気持ちくらいは、言っても間違いではないやね。

……もっとも、ラビ・バトラさんがこれを予言したのは、2001年8月に出
版した『二〇〇二年の大暴落』(英語版)の中でなんだよね。

だから、その意味では、ラビ・バトラさんも外したわけだ。

ところが、これが外れたについては、向こう側にもいろいろ内部事情があった
みたいね。又聞きだけど。(^^;)

で、そのラビ・バトラさんは、2002年6月に出した『サーカーの予言』で、

“二〇〇五年。
 「天」も「地」も「人」も
 大崩落するような
 凄まじいことが
 起こるような気がしてならない”

って、言ってるのね。(^_-)

ここであんまり喜んじゃいけないんだろうけど、こういう話を聴くと、なぜか
嬉しいんだよねぇ。

品性下劣だからかなぁ。(=_=)

でも、もう、十分に経験したと思うのね。

もうこれ以上の富の偏在を加速してまで、資本主義を延命させることなんて、
ほんとは、本心では誰も望んではいないんじゃないのかなぁ。

そりゃ、人間の分際で、天変地異とか大恐慌を“期待”するなんて、まったく
気が知れない、という言い方もあるよ。

そういうのも、ありだと思う。

何に限らず、どういう“思い”も“正しい”と思うのね。

これまでの生涯、“客観的な正しさの根拠”というものを自分なりに追い求め
続けてきた人間の、これは現在の結論ね。

それが、ある程度“パラレル・ワールド”という言葉の意味だと思うし、
“自分”と“他分(=他人)”ということだと思うしね……。

シナリオ・ライターの山田太一さんは、「正解は中間にあり」っておっしゃっ
てますよね。

まあ、なんていうかなぁ、誰が“正しい”とか、“間違っている”とか、そう
いうことが、なんだかどうでもいいことのようにも思われてくるのね。

年齢のせいだね、多分。(^^;)

そういう思い方が“正しい”なんて言ってるんじゃないよ、もちろん。

神々の芝居、“神芝居”というのは、みんな“役どころ”だと思うんだよね。

たださ、何百年、何千年とこういう芝居をやり続けていると、なんか、もう、
いい加減、“出し殻”もシャブリ尽くして、やっぱり、賞味期限ってものもあ
るだろう、なんてさ。

もう、ほとほと、別のステージにしたいってこともあると思うんだよね。

そうしたら、天変地異だろうが、大恐慌だろうが、オッケー、オッケー、オー
ル・オッケーみたいなさ。

ここで、<全体>の都合で、一度“ゼロクリア”させていただきます、ってい
うんなら、いいねぇ、いいねぇ、それいいねぇ、って気になるよね。(*^_^*)

青年時代にヨーロッパ世界を見分した『パパラギ』のツイアビ酋長の違和感が、
まさに、今の自分の感情として甦って来るんだよね。

お金がないと、まわりじゅうに溢れている商品を、なにひとつ手に入れられな
い、あの不思議さがさ。

今の日本でいうなら、一方では、世帯当たり平均1300万というような預金が存
在しながら、個々人が自己責任で“自分”の“安全”と“セキュリティ”を守
らなくてはならないという“建前”だか“思い込み”だかのために滞留して、
そのお金を必要としている人たちのところに回っていかないわけじゃない。

もし「経済」が「人体」のような本物の有機体だったら、とっくに、全身貧血
でぶっ倒れているだろうけど、「経済」は“部分最適化系”という仮想構造体
だから、ちょっと、ぶっ倒れるまでに時間がかかるんだよね。

でも、いつまでも、細胞間のエネルギー交換を途切れさせて、血液の偏在を加
速しながら生きられるほど、架空の構造体でもないよね。

地球生態系も有機体だけれど、その上に棲み着いた人間社会も、じつを言えば、
“有機体マナー”を覚えなければ生きられない“生き物”みたいなもんだから
ね。

“眠り姫濃霧”効果があまりに強くて、人間の側から卵内部の“薄皮”を破れ
ないというなら、宇宙卵の殻を外側から破るより仕方ないわけだよね。

ま、それが、来年2005年になるかどうかはともかく、この先十年の“未曾
有の好況”なんて、望まないなぁ。

でも、その“出涸らしスープ”を、まだまだしゃぶりたいという人には、宇宙
はとっても親切だから、また別の惑星を用意していてくれているのかもね。

でも、これまでの“楽屋”が取り払われるのが嬉しくてたまらないという変な
人たちは、春先の“流氷”を渡るような感じで、どれが確実な大地に導いてく
れる氷なのかを、しっかりと見極めながら渡っていった方がいいかも。

でも、“考える前に飛べ”なんていってもねぇ。(*^_^*)

今はまだ、屋上から飛び降りたら、大地に叩きつけられるだけだからね。

その辺は、ご自分で、ご判断なさってください。

しゃーない、今は特別な時期、ここは特別の難所、ここはもう“ダブル・スタ
ンダード”でいくよりほかないかもね。(^^;)

使える間は「お金」も大事、使えなくなったら、まあ、喜べばいいやね。(^_-)

お後がよろしいようで。m(_ _)m



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■ 3.「シャボン玉宇宙論」
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ええと、じつは、今回は、ミカエルさんからご質問がいただけました。(*^_^*)

ただ、今回は、わたしへのご質問というよりは、どなだでも、ミカエルさんの
ご質問に対する正しい解答をご存じの方がいたら、是非とも教えてほしい、と
いうことのようですので、もし、ご関心をもたれましたら、このメルマガへで
もミカエルさん宛てでも、どちらでも結構です。ご回答を、お寄せいただけた
らと思います。

ミカエルさんが気になさっているのは、次のようなことのようです。

> ヒトラーや金正日やサダムフセインやポルポトは
> (元)マスターだったのでしょうか?
> 後 (元)マスターと未熟がわざと深い理由で悪を選び
> 悪を成す場合と 未熟な学習段階の浅い(霊)魂が
> 悪を成す場合の違いを推測でもかまいませんので
> できるだけ詳しく教えて欲しいです。
> 
> シルバーバーチによれば 未熟な学習段階の浅い(霊)魂は
> 魂の幼稚園児だそうです。だから悪を成してしますようです。
> また われわれは元神といいますが
> 私は人間を見ると 元動物だったのでは?
> と感じる人も多くいるのですが。。。
> 感じることはどうすることもできない。
> なぜなら暴力性の強い人の目と動物の目は
> 何か非常に似ている何かを感じるし
> 何か共通の(波動!?雰囲気!?)
> を感じるのです。
> 元神がここまで 動物性を帯びるものだろうか?
> とまで感じます。
> チンピラ(やくざ)の気にくわないやつには暴力 や 縄張り意識と 
> 犬や猫など畜生が気にくわないやつは噛み付く や 縄張り意識とは
> ある種 非常に似通ったものを感じます。
> それにセックスをたくさんする人はいますが
> その中でも 狐 狸の動物霊に取り付つかれている人も多いです。
> 私は人の背後に狐や狸が見える時があります。
> (蛇はいまのところ見たことありませんが。。。)
> 霊眼でそれらの姿が見える時もあります。
> 元神がここまで 自ら落ちぶれれるものだろうか?
> だからといって、セックスをたくさんすると 動物霊に取り付かれ
> るわけではありません。
> 取り付けれる原因は私にはよくわかりませんが
> 各人の霊性の高さや魂の成熟度
> とかも関係してるのかもしれません。
> ですが 本当に何が原因かははっきりとは私には
> わかりません。
> 
> すいません。
> だからといって、セックスをたくさんすると 動物霊に取り付かれ
> るわけではありません。
> 
> 取り付けれる原因は私にはよくわかりませんが
> 各人の霊性の高さや魂の成熟度
> とかも関係してるのかもしれません。
> ですが 本当に何が原因かははっきりとは私には
> わかりません。
> 
> すいません。
> また 本当に 人間は性善説だとうか?と思います。
> この性善説というのは どんな生き物も!?
> 深層心理レベルの普遍的無意識レベル
> では神なので 単に 性善説というだけでは?と思うのです。
> もし 本当に性善説ならば なぜ 今も特に過去の歴史
> で拷問の時 ああも人は残酷になれうのか?と
> 感じます。
> 
> 特に中国や中世の拷問なんか特にそう感じます。
> 本当に 性善説ならば そんな残酷な行為は
> いかなる理由があっても 不可能になるはずです。
> それでも 人間は神といいますが
> それなら昆虫や動物も神です。
> ある人の説によれば 虐待されたいたぶられた
> 動物が人間に転生すると
> 憎しみにより 愛(善なる心)が開発されず
> 拷問を平気でできるほど 魂(良心 愛 善なる心)が奥の奥の奥に
> 封じ込められた人間になるそうです。
> (これも100%正しいかどうかわかりませんが。。。)
> 
> 高度に進化した存在も 動物に自分の遺伝子植え付ける時
> もっとかわいがって 植物性の食物を食べさせ
> それを100世代か1000〜2000代繰り返し
> 残忍性 残酷性 短気の度合い 攻撃性が極度に少なくなった動物
> のみ に 自分の遺伝子植え付けて欲しいと思います。
> 少なくても 動物(犬)でも 人間(主人)のために死ぬ
> 動物がいるので せめてそこまでのレベルにしてから
> 遺伝子を植え付けて欲しいです。
> (そこまで考えられないほど高度に進化した存在は馬鹿なのでしょうか? 
> 高度に進化した存在ならば そこまで考えてると思うのですが、
> 
> あーーーでも 悪の役割の存在が残忍性の強い攻撃的な
> 動物を人間に転生させる実験してたら悪人や極悪非道な人間が現れるので
> 全宇宙が全然いつまでたってもよくならないのかもしれません。。。(泣)

いやー、しかし、ミカエルさんの勉強熱心には本当に感心させられます。

そういう“位置=役どころ”での貢献を選択なさっているんですねぇ。

ええと、ところで、ここでミカエルさんがご質問なさっていることは、煎じ詰
めると、結局、最初の

> 後 (元)マスターと未熟がわざと深い理由で悪を選び
> 悪を成す場合と 未熟な学習段階の浅い(霊)魂が
> 悪を成す場合の違いを推測でもかまいませんので
> できるだけ詳しく教えて欲しいです。

ということですよね。

そして、ミカエルさんがこういうアイディアを持つことになったのは、多分、
ミカエルさんがわたしに教えてくださった、あのサイト
http://ueno.cool.ne.jp/tka/asensyon.htm#kurobo
の「クロボー」情報によるものではないかと推測します。

しかし、ミカエルさん、そのご質問に答えられる方は、あのサイトのご主人以
外には、あまりいらっしゃらないのではないか、と思いますよ。

その意味では、ミカエルさんは、既に大変なプロなのですから、あとはご自分
で、自分ならどういう“理由”がいちばん“合理的”だと思うかを、とことん
考えてみられてはどうでしょう。(^^;)

それでもなんでも、自分は、他の人がどう思うかを訊いてみたいのだ、とおっ
しゃるなら、そうですねぇ……。(-_-;)

たとえば、ミカエルさんは、このご質問の最後で、

> 全宇宙が全然いつまでたってもよくならないのかもしれません。。。(泣)

と、言っていらっしゃいますよね。

でも、ミカエルさん、わたしは、<全宇宙>というのは、それらすべての思考
の総体、それらの思考全体を指す総称だと思っているんです。

だから、<全宇宙>が良くなるなんて、あるのかどうか……。あはは。

いえ、別に、ミカエルさんを煙に巻くつもりはないんですが。(^^)

ただ、ミカエルさんは、今、そういう思考にフォーカスすることで<全宇宙>
を支えているというのか、<全宇宙>に貢献しているというのか、そういうこ
とではないか、と思うのです。

それは、今現在の、かけがえのないミカエルさんの固有の意識の位相だと、思
うんです。

前に「虎の皮宇宙論」という素朴なイメージを描いたことがありますが、今度
は、「シャボン玉宇宙論」という、もっと素朴なイメージを提示してもいいで
す。もっとも、単純すぎて、ミカエルさんの気には入らないかもしれませんけ
どね。(^^;)

わたしは、<全宇宙>というのは、ある意味で「シャボン玉」みたいなところ
があるんじゃないか、と思っています。

シャボン玉を大きく膨らますと、その表面には虹色の模様が流動し続けていま
すよね。

わたしも、ミカエルさんも、<全宇宙>というその大きな「シャボン玉」の構
成要素です。

流動し続ける模様のそれぞれの位置、それぞれの色は、今、この瞬間、その固
有の位置にいることによって、「シャボン玉」を、<全宇宙>を支えているん
です。

ミカエルさんがいなくても、わたしがいなくても、その「シャボン玉」は存在
できません。

ミカエルさんがいなくては、<全宇宙>が存在できないんですよ。

で、そのミカエルさんは、“中国や中世の拷問”を気にし、“未熟な学習段階
の浅い(霊)魂が行う悪と(元)マスターが行う悪”との違いを気にしていら
っしゃるんです。

ついこの間は、“永劫回帰”の悪夢にうなされていらっしゃった。

素晴らしいじゃないですか。(^^)/~~~

どんな位置の、どんな色合いの思考を支えてもいいんです。

佛語では、「不生不滅。不垢不浄。不増不減」というようです。

でも、ミカエルさんは、今自分が何を心配しているのかを、意識していないか
もしれません。

そういう場所を選んでいるのだと思います。

そして、そういうミカエルさんの意識の“位置”の存在の意味をとことん考え
るとあの「クロボー」情報の意味が立ち上がってくるかもしれません。(^^;)

何が正しいということはないと思います。

だから、今の位置が嫌なら、誰もミカエルさんにその位置を強制してはいませ
ん。ただ、嫌だとはいっても、その位置から外れるためには、その位置に“飽
きる”必要があるんですよね。

そしえ、自分はこう思うというのが煮詰まる、ということはあるんじゃないか
と思います。

わたしは、そういうのを“見晴らし”という言葉で言い表すことにしてますけ
どね。

       …………○…………○…………○…………

それと、もうひとつ、ミカエルさんは、こうもご質問なさっています。

> 実は元神なんかではなく
> 高度に進化した存在が 自分の遺伝子を単に動物に
> 植え付けただけでは?
> と思う時も多いです。
> 存在すべてが神ならば アメーバもゴキブリ昆虫も神 動物も神
> です。
> だから 元神とは単に昆虫 植物 鉱物 動物などの
> すべてと繋がってる普遍的無意識
> つまり 存在のすべて=普遍的無意識=神だから
> われわれは元神になるだけでは?と思うのです。
> ちなみに 罪や罰はないといいますが
> 虐待されている人などの深層心理を
> 霊眼で見たところ 
> 「私のような悪い人間ここで罰せられて苦しまないといけない」
> という声が聞こえます。(もちろん虐待されてる人物は
> そのことを自覚してない場合も多いですが。。。)
> その声は まぎれもなく罪(因果)償いたい という
> 良心の呵責(声)です。
> 良心の呵責(声)が爆発したものです。
> ちなみに 善性が開発されてる者ほど一般的に
> 因果が返る速度が速い 悪いことすればすぐに返る
> ようです。
> 私の経験からもなんとなくそう感じます。
> 100%正しいかどうかわかりませんが。。。
> また 転生するときの魂の決意や選択は皆様が思ってるほど
> 気楽で楽観的なものばかりではなく
> 非常に深刻で悲壮で深い場合もあるし
> や歓喜やわくわくの場合もあるし 超真剣で
> 強い決意に満ちてる場合も多いです。
> わかりやすくいうと 大学受験まじか真剣な思い、
> 何か自分を超えたもののために切腹する寸前の
> 真剣な決意や思いに似ている場合も多いと私は感じます。
> ↓は俺が書いた文章まとめた最後でいいです。
> 
> もしこの私(ミカエル)の文章を読まれてる方の中で
> 私(ミカエル)の質問になるべく(できるだけ詳しく)
> 正しく答えれる方
> (↑推測でもかまいせんが。。。)
> よろしければ
> 私(ミカエル)かpariさん宛てに 私(ミカエル)質問に対する
> (できるだけ詳しい)回答!?のようなもの(←推測でもかまいませんが。)
> を書いてメールして欲しいです。。
> お願い致します。
> 宇宙の仕組みについてできるだけ詳しく知りたいのです。
> お願い致します。
> (別に嫌ならいいですが。。。)
> (今までの(過去のアセンション館通信(アセンション号)の) 私(ミカ
> エル)の質問に対する答えでもいいです)
>  (メール)zxyahy87@hotmail.com 
> 
>  ミカエルより

ということですので、みなさま、もしミカエルさんのご質問に関心を持たれま
したら、わたしなり、ミカエルさんへの直メールなりでご回答をお寄せくださ
い。

では、よろしくお願いいたします。

ミカエルさん、今回もご質問、ありがとうございました。<(_ _)>


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■ 4.今週の言葉:白人たちの本当の神さま
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上からの勢いで、今日は、この言葉。

いや、しかし、ツイアビ酋長の言葉は、本当にすごい。

これをイノセンスというのなら、和尚が言うように、イノセンスがあれば、
勇気は要らないわけだ。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃<今 週 の 言 葉>                      ┃
┠────────────────────────────────┨
┃宣教師は私たちに嘘をつき、私たちをあざむいた。パパラギが宣教師を┃
┃買収し、大いなる心の言葉を借りて私たちをだましたのだ。丸い金属と┃
┃重たい紙、彼らがお金と呼んでいるこれが白人たちの本当の神さまだ。┃
┠────────────────────────────────┨
┃                         『パパラギ』p38┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

もう、いっちょ。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃<今 週 の 言 葉>                      ┃
┠────────────────────────────────┨
┃どのパパラギも職業というものを持っている。職業というのが何か、説┃
┃明するのは難しい。喜び勇んでしなくちゃならないが、たいていちっと┃
┃もやりたくない何か、それが職業というもののようである。     ┃
┠────────────────────────────────┨
┃                         『パパラギ』p86┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

まったく、もう。(T_T)

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■ 5.今週のお薦め本:

   『パパラギ――はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集――』
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原題  DEL PAPARAGI (c)1920年バーデンのフェルデン社初版、1979改訂新版
発信  サモア諸島ウポル島ティアベア村の酋長ツイアビ
著者  エーリッヒ・ショイルマン
訳者  岡崎照男
発行  立風書房(1981年4月30日初版発行) 

というわけで、今日はこの本です。

今再び、本棚からこの本を取りだして、パラパラとめくってみると、つくづく
この本はすごいです。

とっても小さい本なんだけどね。

そのメッセージの起爆力は少しも衰えていない。

「アセンション資料館」の「私評」は、こんな↓具合です。
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 この本を初めて読んだときの衝撃を忘れることはできない。
 いうならば、この本には現地球文明の病いがすべて網羅されているからだ。
 南海の島を訪れたキリスト教の宣教師の言葉に全身全霊で打ち込んだ島の青
年が、そのキリスト教を生んだ憧れの西洋世界に渡り、そこにある世界をまっ
さらな目を通して見たに違いない。西洋世界のマインドコントロールから免れ
ていたその目は、まさに“賢者”の目として働き、現在全地球を覆うに到った
私たちの文明のあらゆる病弊をそのままに映し出した。
 手っとり早く「もくじ」を見ただけでも、その洞察がどれほど深いものだっ
たかが分かる。

 「パパラギのからだを覆う腰布とむしろについて」――(肉体の歓びをポル
ノにしたキリスト教)
 「石の箱、石の割れ目、石の島、そしてその中に何があるかについて」――
(都会という人間砂漠)
 「丸い金属と重たい紙について」――(金持ちと貧乏人を生む「お金」の地
獄)
 「パパラギにはひまがない」――(時間幻想とその道具としての時計)
 「パパラギが神さまを貧しくした」――(所有幻想とそれが生み出す犯罪)
 「大いなる心は機械よりも強い」――(生態系を破壊する機械のリズム)
 「パパラギの職業について――そしてそのために彼らがいかに混乱している
か」――(そうだったのか!)
 「まやかしの暮らしのある場所について・束になった紙について」――(騒
音と暴力の発信源「映画」と「新聞」)
 「考えるという重い病気」――(これはもうまさに賢者の言葉だ)
 「パパラギは私たちを彼らと同じ闇の中に引きずり込もうとする」――(既
にほぼ全地上が引きずり込まれてしまった)

 例えば「職業」についてツイアビ酋長がどう言っているかを聴いてみよう。 
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ちょっと引用をご覧になりたい方はこちら↓(これは見ておいた方がいいかも)
https://www.ascensionkan.com/books/papalagi.html

手っ取り早く本を入手したい方はこちら↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4651930077/ascensionkan-22/
249-5745229-8365904


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■ 6.編集後記:「帰らざる人も歩けや、花遍路」
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毎週いつも、この原稿を書き終える前に、ちょっとNHKのBSで、「NHK
アーカイブ」というのを観ているんです。

この頃は、早坂暁さんの「花遍路」というのをやっています。

「昭和とはどんな眺めぞ、花遍路」という副題が付いていて。

音楽も素晴らしいんです。

今日は、照彦さんという方(もしかしたら、早坂さんの従兄に当たる方)の、
ビルマのジャングルでの最期のお話と、広島の原爆の話がメインでした。

今回の最後は、子どもたちを亡くした三人のお母さんたちがお遍路に出かける
場面でした。

例によって、早坂さんの親友の渥美清さんのナレーションで、

「帰らざる人も歩けや、花遍路」

という句が読まれるんですけどね。

毎回、毎回、これまでの世界の見納めのつもりで観ているんだけど、いいです
よねぇ。

前に観た「清左衛門 残日録」というのも、よかったなぁ。

……、素晴らしいですよねぇ。

前号に続いて、著者のご了解を得ている「祈願文」という内容の文章を掲載さ
せていただきます。

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17.2001.7.7 地球さんへ

            【 祈 願 文 】 

56億年の永きにわたり、多くの魂に学舎を提供されてきた、地球さん、
本当にありがとうございました。
満身創痍でボロボロになりながらも、一言の愚痴も言わず、ただひたすら
大いなる愛で耐えてこられたあなたに、深く感謝いたします。
もうすぐ光の次元へ戻られるとのことですが、一日も早く傷を癒され、
元気な姿で光に還られますよう心よりお祈りいたします。
天の父よ、天の母よ、どうか私達の祈りを聞き入れ、地球さんにたくさんの
癒しの光をお送り下さい。

           海よ山よ空よ森よ川よ    よみがえれ

         生きとし生けるもの全て  よみがえれ

            地球よ         よみがえれ
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<(_ _)>

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■ 【作 者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: paritosho@dream.email.ne.jp
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