home > 通信 > 『アセンション館通信』 第46号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.046 2005, 1/09(第46号)
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガは“アセンション情報の広告塔メルマガ”です。

つまり、“アセンション”という言葉の流通拡大を手段として、
地球住民の“集合意識”の基盤を“ゆるめ・ひろげ”ることによって、
地球が向かう新しい光り輝く世界への次元移動を、できるだけ自然で、
スムーズなものにすることを目的に週刊で発行されています。(^_-)


◇◇ このメルマガが想定する“アセンション”◇◇

“アセンション”という言葉を聞いたことがない方は、発信サイトで
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension.html
このページ↑をご覧ください。

また、特にこのメルマガが想定している“アセンション”という言葉の意味合
いについては
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension_m.html
このページ↑をご覧ください。

これまで地球の次元上昇サポートを背後支援に絞ってこられたETの方々が、
ファーストコンタクトに向けて国勢調査を開始されました。
https://www.ascensionkan.com/demae/ET_message.html
ここ↑をご覧ください。

要するに、グレゴリオ歴2012年12月22日をひとつの仕切として、これからわず
か7年ほどの間に、前後のつながりを辿れなくなるほどの大激変が起こって、
われわれは光り輝く圏域に移行するという、なんともはや嬉しいような、恐ろ
しいようなお話に“悪乗り”して行こう、という楽しい話題を振りまいていま
す。(^^)/

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◇◇ もくじ ◇◇

1.貧困問題と大きなシフト

2.「淘汰」という言葉

3.《黄金の未来》コーナー:優良星界人の暮らし――その4

4.哲学話:「意識」は<全体>である――その8
                   (『ソラリス』、あるいは象の夢)

5.いただいたお手紙から:ご意見・ご感想(随時)

6.みなさまからの「ご投稿・情報提供」(随時)

7.編集後記:
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■ 1.貧困問題と大きなシフト
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今はまぶしいほどの太陽が出ています。

これがついさっきは、たしか、南の空一面が大きな一枚の雲に覆われていたよ
うに思うんですよねぇ。

で、一瞬後にはまた、空一面が厚い雲に覆われて、あたりが暗くなるかもしれ
ない。

どうも、今日もそんな空模様のようです。

また一週間が巡って、楽しい“アセンション噺”にお付き合いいただく時間が
やってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有のお時間の中で、いかがお過ごしでしょうか?

変わりやすい空模様と同じように、世の中の状況も入り乱れて、新たなパター
ンの形成まで、一見、ますます混迷を深めていくようでもあります。

でも、何やらパターン全体の動きの“包含”というか、表面的な動きからわず
かに察知される“全体的な相互作用の気配”とでもいうのか、なかなか重厚な
ものがあるような気がするんですよねぇ。

実質的に、背後でずいぶん大きな動きが起こっているんじゃないか、というよ
うな感じがするんです。

今日(といってもこれを書いている1月8日土曜日)の朝日新聞(オピニオン
欄)の「私の視点」に「◆貧困問題 解決への強い意志を示すとき」という、
“ビル・ゲイツ 米マイクロソフト会長”と
“ボノ ロックバンド「U2」ボーカリスト”の共同提案の翻訳が掲載されて
いました。

うーん、知っている人は知っていたんだろうけど、わたしはちょっと驚きまし
たね。(@_@)

わたしは個人的には技術翻訳などを生業にしていたものだから、どういう風の
吹き回しか、過去になんとか社の息苦しいようなエグゼクティブ用部下管理マ
ニュアルなんかを翻訳したこともあって、とてもこんな世界では生きられない
と思ったことがあったし、どなたかがフリーメーソン第何階級だとかいう噂を
聞いて、そんなこともあるのかも、と思っていた方の口です。

それに、コンピュータOSの世界での Windows VS Linux という構図を、まる
で「悪対善」の図式みたいにイメージしていたし。

つまり、ビル・ゲイツさんという方を、わたしはどちらかというと、ブッシュ
さんやライス新国務長官のような役回りの方、と思っていたんです。

しかし、この「貧困問題 解決への強い意志を示すとき」で表明されている見
識は、じつに立派なものだと思いました。

冒頭をちょっと引用してみますね。
----------------------------------------------------------------------
 文明の姿がガラリと変わる瞬間が歴史にはある。それは、人々がもはや現状
を受け入れられなくなり、それを壊す勢いが十分に高まった時だ。奴隷制度の
廃止の時がそうだった。ベルリンの壁の崩壊やアパルトヘイトの終結も同じだ。
 もし貧困や疾病によって理不尽に生命が失われることがなくなるなら、20
05年もそのような「瞬間」になるかもしれない。現時点では、それは考えに
くい。アジアの年明けは、理解しがたい悲劇的な音色をたたえている。
 しかしながら、貧困にあえぐ人々のために未来を変えようと、世界がついに
本気で取り組む年にはなるかもしれない。その「勢い」はついている。これか
らの12ヶ月は我々すべてにとってのテストである。とくに主要8カ国指導者
は、その見識と決断力が、かつてないほど注目されている。
 我々がこの試練に失敗すれば、歴史は厳しい評価を下すだろう。なぜなら、
我々はこの課題に成功できる力を持つ、初めての世代だからだ。新しい道具や
アイディアが、つい最近までは考えられなかったチャンスをつくり出している。
                   「朝日新聞」(2005年1月8日14面)
----------------------------------------------------------------------

(@_@)

みなさん、これ、凄いことがいま起こっているんだって思いません?

引用部分に続いて、この共同提案は、15年前に35万人いた小児麻痺患者が
予防接種によって絶滅できる日が近いこと(現在800人)に触れ、ついで、
“富裕国に対する冷戦時代の債務によって縛られた貧困国は、国民がどれだけ
苦しんでいても返済を続けなければならない”という“古い不公正な考え方も
消えかけている”と指摘しています。

うーん。

そして記事の後半の方では、“エイズの炎が燃えさかってから消し止めるより
も、火がつくのを防ぐ方が安上がりで賢明だ”と言ってるんですよね。(@_@)

(なんでとりわけこの言葉に反応したかの理由は、すぐ後でコメントします。)

で、この意見書の最後に書かれている具体的提案は四つです。
----------------------------------------------------------------------
 第一に、迅速に提供できる効果的な対外援助の額を倍増する。……
 第二に、貧困国の債務を終わらせる。彼らに必要なのは軽減以上のもの、完
全な債務帳消しである。
 第三に、不公正な貿易ルールを変え、貧困国が自立できる道をつくること。
 第四に、HIV(エイズウィルス)ワクチンの開発を協力して推進する組織
への資金提供。
----------------------------------------------------------------------

うーん、驚きました。(@_@)

これは、ビル・ゲイツさん、わたしがイメージしていた方とはまるで違う人で
す。

あるいは、「文明の姿がガラリと変わる瞬間が歴史にはある。それは、人々が
もはや現状を受け入れられなくなり、それを壊す勢いが十分に高まった時だ」
と書かれているように、ビル・ゲイツさん自身に、何か大きなシフトが起こっ
たのかもしれません。

ビル・ゲイツさんが優れたマネージャーであることは誰も否定しないだろうけ
ど、その管理能力を発揮する場面で、わたしが(あるいは、われわれが)以前
感じていたのは彼の“支配しようとする意志”だったと思います。

地上のコンピュータの世界をマイクロソフト帝国の支配下に置きたいみたいな、
そういう志(こころざし)なのかなと思ってました。

でも、上の四つの提案には、優れた統治者の見識は感じられても、“支配欲”
なんて感じられませんよね。

これはもう、ブッシュさんやライス新国務長官とは、路線の違う見識だと思い
ます。

しかし、ビル・ゲイツさんは賢い方ですねぇ。

“クレバー”というところから“ワイズ”というところまで移行したんだから。

あるいは本当に、ここに来て彼に大きなシフトが起こったのかもしれません。

それで、上でちょっと触れた、とりわけ彼のエイズに対する見解に反応した、
話なんですけど……。

みなさん、エイズウィルスが人工的に開発された病原菌だという噂を、これま
で耳にされたことはありますか?

この話は、わたしの個人的な体験の範囲でも、かなり以前からある種のいわゆ
る“トンデモ本”では見かけることのある情報でした。

そういう“怪しい”情報は、だいたい「本当だろう」と思ってしまうタイプの
人間だったので (*^_^*)、湾岸戦争当時(お父さんブッシュの方ね)のアメリ
カ兵を対象としたウィルス人体実験の話などと同じく、この情報も、たぶん、
本当なんだろう、と個人的には思っていました。

出兵兵士というのは、ずいぶんたくさんの“ワクチン”を注射されるものみた
いですね。

それが何のための注射かなんて、いちいち気にも止めていられないくらいみた
いですよ。

ところが、湾岸戦争の出兵兵士の中には、後でまるで現地で毒ガスを浴びたみ
たいな異常な症状を起こす兵士がたくさんいたみたいです。

ところがその兵士たちは、帰国後その病気と出兵体験との因果関係を認定して
もらえなくて治療援助などを国から受けられずに、大変な苦労をしているらし
いです。

そういう兵士をたくさん診て、その病気の原因究明に乗り出し、CIAから命
を狙われるようになったお医者さんが書いた本(その翻訳書)を、読んだこと
があるんですが……。

で、そういう類の本の中で、HIV(エイズウィルス)というのが、地上から
“ユースレス・イーター(穀潰し)”を抹殺する手段として人工的に開発され
たウィルスだという話も見かけたことがありました。

ちょっといくらなんでも、と思われるような情報ではありましたが、こういう
ありえないような飛んでもない話というのは、たいてい、本当なんだよなぁ、
なんて思っていました。

でも、その確信の度合いが一挙に深まったのは、2001年の暮れに出版され
た『フラワー・オブ・ライフ』(ドランヴァロ・メルキゼデク著、ナチュラル
スピリット刊)という本を読んだときです。

この本は、全然別の目的であるアイディアを追いかけていて、この本の中にあ
る絵がどうしても欲しくなって手に入れた本でした。

(じつは、結構高い本なものだから、一度は諦めて買わずに帰りました。
 そしたらどうしてもほしくなって、もう一度、本厚木の有麟堂のに出かけて
 買った覚えがあります。(^^;))

そういうまったく別の目的で買った本の中に、この上ない信憑性をもった著者
の手で書かれていたので、その情報源になったストレッカー博士のHPもいち
おう存在を確認して、これは本当だな、と思ったものです。

『フラワー・オブ・ライフ』の123ページから125ページの
“エイズに関する「ストレッカー・メモ」”という記述です。
----------------------------------------------------------------------
国連は人口110億の壁にぶち当たるよりは、その時にウィルスか病気を作り
出して、地球上の人口のうち、特定の4分の3を死なせてしまおうと決めたの
です。別な言い方をすれば、110億に増加すること自体を何とかするのでは
なくて、現在の人口を4分の3に減少させることを目的にしたのです。ストレ
ッカー博士は、世界人口の4分の3を抹殺する計画に関する国連文書を実際に
公開したのです。
 ストレッカー博士は科学的に、いかにして国連が計画を実行したかを見せて
くれました。羊から採ったウィルスと、牛から採ったウィルスを混合し、特定
の方法でエイズウィルスを作り上げました。しかしそれらをばらまく以前に特
効薬を作っておきました。博士によれば、政府はいま現在すでに解毒剤を持っ
ているそうです。これを実行していた人々は――歴史がこれを証明しますが―
―明らかに偏見を持っています。なぜなら、彼らが選んだのは、黒人とホモセ
クシュアルという2種類の人々だったからです。
                  『フラワー・オブ・ライフ』(p124)
----------------------------------------------------------------------

うーん、またファンダメンタリストか。(-_-;)

「ストレッカー・メモ」(Strecker Memorandum) に関しては、たくさんの英語
サイトがあります。

Google で[Strecker Memorandum]と文字検索してみたら、758件がヒット
しました。
http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&q=Strecker+Memorandum&lr=

で、どこかに日本語の詳しい情報がないかと思って、[ストレッカーメモ]と
文字検索してみたら、驚いたことに以前書いた「見晴らしプロジェクト」の記
事が一番上に出てきた。(@_@)

そういえば、この『フラワー・オブ・ライフ』は、「見晴らしプロジェクト」
を考えていたときにこれは出会った本だったなぁ。
https://www.ascensionkan.com/project/project_02.html

しかし、日本語ページで表示されたのがたったの3つとは。

これは、いくらなんでもとも思いますね。

神田正典さんがおっしゃるように、ホントに日本は情報鎖国なんだねぇ。

ちなみに、いま、ふと気になって[ascension]と[アセンション]でちょっ
と Google 検索してみた。

ヒットページは、

ascension:  4,690,000 件

アセンション:  20,200 件

だった。

232倍かぁ。(-_-;)

「アセンション」という言葉自体がもともと英語なんだから、英語が多いのは
当然だし、また、日本語には「次元上昇」なんて言い回しもあるし……。

でも、英語圏全体の人口と、日本語人口の人口比はどうなんだろう?

現在の日本を1億2600万人として、それを232倍すると、292億だか
ら……、やっぱり、かなりの情報鎖国と言えるんじゃないかなぁ。

もし、英語圏の人口を5億から10億とかいうふうに考えたら、最大に見積も
っても、人口比は、1:10だよね。

そうしたら、「アセンション」という言葉のサイバー空間での露出が

言語人口比             1:10

「アセンション」露出件数比     1:232

これは、“有意の差”と言ってもいいかもね。

あれ、でも、つい去年くらいまでは、日本語のヒットページは8000件くら
いだったような気もするなぁ。

一年で、倍以上にはなったのかも。

あれ、だいぶ脱線しちゃった。(>_<)

要するに、何かここで、表面的にわれわれが想像している以上の大きなシフト
が起こっているんじゃないかって気がしたんですよね。

一国内の経済身体も、地球世界全体の経済身体も、個人の肉体と同じように、
栄養過多の部分から、栄誉不足の部分に、エネルギーや栄養を回すだけのこと
で、身体の正常化は起こってくるはずですよね。

人類の感情が癒されたら、地球に起こる天変地異も収まってくるのだろうし。

われわれにとってはたいへんな大災害でも、ずいずんずいぶん、小規模な被害
に抑えてくださったというような話もありますよね。

なんだか、だんだんファーストコンタクトに向けての機運が熟してきているよ
うでもありますし……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.「淘汰」という言葉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前号のここで、
■ 2.ハイパーインフレ――(藤原直哉さんの『国家破綻 最終章』から)」
という大部分が引用という文章を書きました。(*^_^*)

あ、前回は間違えて、吉田直哉さんなんてNHKのディレクターの名前を書い
てしまいました。

はぐくみ さんから教えていただいて、慌ててサイトへの掲載用のページは修正
することができました。m(_ _)m

お陰様で、藤原直哉さんからは、ご著書の引用については、
----------------------------------------------------------------------
……。またこのたびはわざわざご連絡をありがとうございました。拙著でよろ
しければどうぞご自由にご引用ください。今年はいろいろと大変な年になりそ
うです。……。
----------------------------------------------------------------------
というお許しをいただきました。

ところで、前回の長い引用について T.F さんからメールをいただきました。

それで、どういうことが言えるか分かりませんが、「ご投稿」コーナーではな
くて、先週と同じここでご返答させていただこうかと思います。^^;

T.F さんのメールです。


       …………○…………○…………○…………

----------------------------------------------------------------------
 明けましておめでとうございます。
 
 大晦日まで慌しく喧騒の中で動いていた街が、一夜にして静寂に包まれる。
 「正月」については、そういうイメージだったのですが、今年はデパート等
 もほとんど元日から開けていて、区切りとしての「正月」の意味が薄れ、い
 よいよ時間が加速されてるなあ…などと感じています。
  
 さて、前号の以下の箇所なのですが…
 
> 藤原直哉さんがどういう視点からこの本を書かれているかをご紹介するに
> は、この本の「おわりに」を引用するのがいちばん、手っ取り早いでしょ
> う。
> 藤原さんがどういう人柄の方なのかがよく分かるだけでなく、ちょっと中
> 途半端な引用を許さない緊張度の高いすばらしい文章なので、全文を引用
> させていただきます。
>
> (事後承諾ですが、藤原直哉さんに引用のご許可をお願いしておきます。)
 -------------------------------------------------------------------
  注目の米大統領選挙は、今回も大接戦の末に現職のブッシュ大統領が勝利
 を収めました。四年前の就任以来、米国と世界はこの大統領の異常な政策に
 より大揺れに揺れています。
  しかもその大統領を米国有権者の半分しか支持していない。これは大変異
 常な事態である事態であると同時に、これほどものすごいことがこれほどの
 際どさで行われるということ自体、神の見えざる手によって世の中が動いて
 いるということを、感じずにはいられません。
  米大統領には憲法の規定により三期目がありません。ですから二期目では
 米大統領は、選挙に勝つという必要がないので、国民を敵にやりたい放題を
 することができます。しかしイラク戦争も米国経済も、これ以上ブッシュが
 やりたい放題やったら本当に底が抜けます。
  もしここでケリーが当選していたら、確かにブッシュ陣営は悔しさの中で
 退陣したでしょうが、歴史を潰した張本人として後世に語り継がれる汚名は
 着なくてすんだはずです。でも神はその選択肢を選ばれなかったのです。な
 ぜでしょうか。
  -------------------------------------------------------------------
   
ブッシュ大統領には、「強いアメリカ」の崩壊を最後まで見届ける役割があ
るからではないでしょうか。「神劇」の主役級の名優として。
   
  -------------------------------------------------------------------
  日本においてはイラク抵抗軍に捕まった香田証生さんが、無残にも首を切
 られて殺されて、そのビデオが世界に人たちによって閲覧されました。香田
 さんは抵抗軍に捕まったときのインタビューで「小泉さん、助けてください」
 と言っていました。一人の人間として助けてくれと名指しで呼ばれて、自分
 の決断と行動でこの一人の青年の命を救うことができたのに、自分が何もし
 なかったから彼は首を切られた。普通に人なら良心の呵責に苛まれるどころ
 か、大変な嫌悪感と自責の念にとらわれるはずです。
  しかし小泉首相の様子をテレビで見ている限り、そういう姿勢は全く感じ
 ません。おそらくメディアもそういう自責の念を全く感じていないのでしょ
 う。あなたはこの事件で何を感じられますか。
  -------------------------------------------------------------------
   
香田さんのことは、感想として言える事はあっても、彼の行動を判断するこ
とはできません。彼がこのタイミングでイラクへ行くことを決断し実行した
ことは、彼にとっては避けて通れないことだったのかも知れません。
 
テレビ・新聞等のメディアは、単なる事実関係以外の報道においては、製作
者の意図により真実が伝わりにくくなっているのが実状です。(これは北朝
鮮による拉致問題でもそう感じた方は多いと思います。)従って、「小泉首
相の様子をテレビで見ている限り」で判断されるのもどうかなという気がし
ます。
 
もし、自衛隊をイラクから撤退させることが政治的に何の影響も及ぼさない
のなら、小泉首相も即時の撤退を決定したはずです。(ここで撤退できるく
らいなら、最初から派遣しないか…。)本当に小泉首相が良心の呵責に苛ま
れもせず、嫌悪感も自責の念も全くないとお考えなのでしょうか。私は、最
近の国会の答弁などを見る限りでは、小泉首相は、従来の社会経済システム
は終焉を迎えつつあるということに実は気づいているのではないかという気
さえするのですが…。
   
  -------------------------------------------------------------------
  神は、いまものすごい勢いで最期の振り分け、最期の審判を行っておられ
 ます。ますます凶暴性と貪欲さを丸出しにしたリーダーが活躍すればするほ
 ど、そういう精神的傾向をもった全世界の人々に遺伝子のスィッチが入り、
 そういう人々が声を上げて彼らに声援を送り、彼らを支持しはじめます。こ
 こで声を上げて彼らを支持し、彼らについていく人こそ、神が淘汰されよう
 としている人なのです。
  -------------------------------------------------------------------
   
これまでの文脈から、「凶暴性と貪欲さを丸出しにしたリーダー」がブッシ
ュ大統領と小泉首相を指しているのは間違いなさそうです。とすれば「そう
いう精神的傾向をもった全世界の人々」には私も入りそうですね。そうです
か…。淘汰されるのですか…。
  
  -------------------------------------------------------------------
  これから先の時代に神が許さない気質を持った人たちを次々にハーメルン
 の笛吹き男が群衆の中から引っぱり出して、永遠にどこかに連れ去っていっ
 てしまう、それが今まさにここで起きていることなのです。すべては他人事
 の出来事ではありません。すべては一人一人にとって極めて現実感の高い神
 劇なのです。
  この神劇を見て、あなたはどう思いますか、あなたはどうしますか、とい
 うことが一番大事なことであって、ニュースに乗るようなすさまじい悪をな
 す人も、反対に素晴らしい善をなす人も、彼らは単に神劇の俳優です。この
 名優たちの演技をみてあなたはどう思いますか、どう行動しますかというこ
 とを、神は一人一人チェックされて、いまだ本心が現れなければもう少しき
 つい神劇を突きつけて思いと行動をチェックされているのです。
  そして次々と神劇を繰り出す中で、神は人々に改心を迫ります。くどいく
 らい何度も何度も改心を迫ります。改心ができればそれでOK、しかしでき
 なければある日突然、ハーメルンの笛吹き男がやってきて、永遠に帰ってこ
 れない旅に出てしまうのです。
  -------------------------------------------------------------------
   
この時点で永遠に帰ってこれない旅に出てしまうと、次に出てくる「最終地
点」では私のような「悪人」はほとんど残っていない状態なので、「希望に
満ちた素晴らしい世の中」は容易に実現できそうですね。
  
  -------------------------------------------------------------------
  こらからの時代、愛なること、善なることを求め、愛と善に基づいて行動
 している人にはまさに輝かしい希望の時代の到来です。人類、地球そして宇
 宙全体の黄金時代の当来だといっても良いと思います。そしてそれに反対し
 ている人には徒労と悲劇的な結末が待っているだけです。
  もうすでに最終地点での世の中の決着はついています。たとえ今のあなた
 がどんな悪人でも、心改めて愛と善の道に進むことで、希望に満ちた素晴ら
 しい世の中を生きていくことができるのです。すべてはあなたの選択ひとつ
 なのです。どうぞこの混乱の時代の本質を決して間違わないように注意され
 て、すばらしい未来を手にしていただきたいと思います。
                          著者 藤原直哉
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490131825X/ascensionkan-22/
  -------------------------------------------------------------------
  >
  > もう何も言う必要はないと思います。
  >
  > 誤解の余地はありませんね。
  
えっ、そうなのですか?私が言ってることはすべて誤解なのですか?とすれ
ば、やはり私は淘汰されてしまう人間なのかも知れませんね…。
----------------------------------------------------------------------

         …………○…………○…………○…………


ちょっと、引用が錯綜していて、分かりにくかったかもしれませんが、まあ、
このような文面のメールでした。(^^;)

T.Fさん、率直なご感想、ありがとうございました。m(_ _)m

そうですねぇ。(-_-;)

おっしゃっていること、わかるような気もします。(^^;)

でも、

> これまでの文脈から、「凶暴性と貪欲さを丸出しにしたリーダー」がブッシ
> ュ大統領と小泉首相を指しているのは間違いなさそうです。とすれば「そう
> いう精神的傾向をもった全世界の人々」には私も入りそうですね。そうです
> か…。淘汰されるのですか…。

という言葉には、かなりの“引き寄せ”と“飛躍”があるような感じがします
けど。(^^;)

おそらく、ブッシュさんの支持基盤である“キリスト教原理主義者”を指して
いると思われる言葉を、急にご自分に結び付けてもねぇ。^^;

それと、

> この時点で永遠に帰ってこれない旅に出てしまうと、次に出てくる「最終地
> 点」では私のような「悪人」はほとんど残っていない状態なので、「希望に
> 満ちた素晴らしい世の中」は容易に実現できそうですね。

とか、最後の

> えっ、そうなのですか?私が言ってることはすべて誤解なのですか?とすれ
> ば、やはり私は淘汰されてしまう人間なのかも知れませんね…。

というような言葉は、まあ、T.Fさんの“お遊び”というか“レトリック”
だと思いましたけどね。(*^_^*)

別に、T.Fさんが本気でそう思っているわけでもなければ、「淘汰」を心配
なさっているわけでもないような。(^^;)

たぶん、T.Fさんと藤原直哉さんの間に、それほど大きな認識・判断の違い
があるわけではないのではないか、などと思ってしまいます。^^;

というよりは、むしろ、藤原直哉さんが「淘汰」という言葉を使いたかったの
に対して、T.Fさんは、「淘汰」というような言葉を使う感性に対して、
“違和感”をお持ちだ、というだけのことではないでしょうか。(*^_^*)

そして、その“違和感”を表明して、こういう引用をした pari がどう反応す
るのかを確かめてみたい、といったくらいの感じでしょうかね。(^_-)

わたしは、「淘汰」という言葉に対しては、こう思います。

これはちょっと“リトマス試験紙”みたいなところがある言葉だと思います。

この言葉に出会うと、人はたいていどちらかの“視点”を選択するようです。

つまり、なんとなく“淘汰する”側に立って発想してしまう人と、なんとなく
“淘汰される”側に立って発想してしまう人がいるみたいですね。

そして、その両者ともに「淘汰」されることを“望ましくない事態”としてイ
メージしているように思います。

たぶん、「淘汰」という言葉自体が持っているあるエネルギーみたいなものも
あるんでしょうね。

でも、これはほんの“言いよう”の問題だと思います。

たとえば、「地上から淘汰される」と聞けば、なんかずいぶん大変なことのよ
うにも聞こえますけど、「じゃ、あなたそんなにこの地上世界が好きなの?」
と訊かれたら、別にそれほどでも、って気もするでしょ。(^_-)

じゃ、この世界から離れられて、自分が好きなところに行けるなら、それでい
いじゃん、って言われたら、「うん、まあ」ってなもんだと思いますよ。

だた今回の“アセンション噺”で流行っているのは、地球そのものが次元上昇
するので、地球の波動上昇について行けない者は、地球世界から「淘汰」され
るっていうふうな、言い方ですよね。(^_-)

そんな言い方されたら、そりゃ、誰だってちょっとビビりますよ。

そういうときに、「じゃ、自分なんか、淘汰される方だ」というふうに言いた
がる人と、「じゃ、あいつなんか淘汰されるんじゃないか」というふうに思い
たがる人がいる、というだけのことだと思います。

でも、それも、たんなる“物の言いよう”にすぎないと思うんです。

いずれにせよ、

     <淘汰とは、当人にとって望ましいことが起きること>

というだけのことです。

ただ、その“自分にとって望ましいこと”を、誰もが意識的に選ぶわけじゃな
いと思うんですよね。

もし、「黒人と対等なんて堪るか」と思っている白人がいたとしたら、その人
にとって望ましい世界は、そういう思い方が可能な波動圏ということになるに
決まっているわけで、そこに行って「黒人と対等なんて堪るか」と思える白人
になってみたり、今度は、そのように扱われる黒人になってみたり、というこ
とをするたけのことだと思うんです。

そして、そんなことを何度もやっているうちに、今度は、ほとほとそういうの
が面倒になって、「なんだ、結局、おれもあんたも同じことかよ。お互い、嬉
しいことは嬉しくて、嫌なことはいやなんだなぁ」と思えるようになったら、
今度はそういう世界に行く、ということだと思うんですよね。

今回の“次元上昇”というのは、これまでずーっとそういう舞台を提供してく
れていた“地球劇場”が店仕舞いをする、という話ですよね。

だから、「あいつと対等なんて堪るか」というお話の続きをもうちょっとやり
たい人は別の星に、というだけのことだと思います。

そんなのもうとっても面倒、早いとこ、ただもう穏やかに幸せになりたいです、
という人は、じゃ、この星に残りましょうね、という、まあ、そういうことだ
と思うんですけどね。

T.Fさん、全然、ご返事になっているような気もしないけど、メールを読ま
せていただいて、そんなことを思いました。(*^_^*)

m(_ _)m


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■ 3.《黄金の未来》コーナー:優良星界人の暮らし――その4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前号に続いて、今年も宇宙学(ザ・コスモロジー)の城戸縁信さんが
昭和五十四年(1979年)七月五日未明に自動書記にて受信されたという
「優良星界人の暮らし」を掲載させていただきます。

「優良星界人の暮らし」――(掲載:その4)です。
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また一人として他をうち負かそうとする者なく
勝ち負けを見て楽しまんとする者なし
故に如何なる競技も存在しなきなり

彼等は無限に人々を愛するが故に
吾先(われさき)に出んとする者一人として無く
如何なる競争も生じなきなり

大神様は
悉(あら)ゆる法則に忠実なる彼等を
天界より常住祝福為し給い
彼等の守護神はその天候を司(つかさど)り
酷寒(こくかん)も無く酷暑(こくしょ)も無く
四季の変化はあれ恒(つね)に温暖なる気候を
与えられん

彼等の想念常に正しきが故に
豪雨なく
雷電(かみなり)なく
雷雨なく
台風なく
竜巻なし

夜のうちに慈雨は大地に潤(うるお)いを齎らし
昼間は快適なる緑風(そよかぜ)が吹き撫(な)で
野山は人々の目に新緑の息(いこ)いを満喫させ
樹々に小鳥は愛の賛歌を唄い
芳樹(ほうじゅ)は爛漫(らんまん)と咲き誇り
虫は緑叢(そう)に鳴き蝶(ちょう)は芳叢(ほうそう)に舞う
緩(ゆる)やかなる丘に咲く美しき花々は
果てしなく広がる

その星に棲む人類の想念波動高き故に
親星より送られる生命波動も高く
猛獣・毒蛇・毒虫の類(たぐい)は波長合わざりて
悉く棲息不可能なり
故に弱肉強食の有様何処にも無く
動物達は皆仲良く草を喰(は)み大地自然と共に生くるなり

優良星界には陸地多く
所々に美しき湖水あり
その水魚藻(もう)を喰(は)みて暮し
いと優游(ゆうゆう)と水中を游泳(ゆうえい)せり

悉(あら)ゆる人々は生命の本質を知るが故に
彼等はその生育に伴いて
天与の配偶者を自ら判別為して結ばれん

此の暮しの諸々の喜びは
恒に艶福(えんぷく)の幸(しあわせ)と倶(とも)にあり
また常に琴瑟(きんしつ)相和せり
その肉体寿命は
地球年の千年にも及び
その悉く偕老同穴(かいろうどうけつ)なり

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ザ・コスモロジー発行:
『宇宙の理』誌300号「優良星界人の暮し」より抜粋
宇宙学公式サイト http://the-cosmology.com/
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うーん……。

 また一人として他をうち負かそうとする者なく
 勝ち負けを見て楽しまんとする者なし
 故に如何なる競技も存在しなきなり

わたしは、こういう方が好きだな。(^^;)

ただの“好み”だけど。

 彼等の想念常に正しきが故に
 豪雨なく
 雷電(かみなり)なく
 雷雨なく
 台風なく
 竜巻なし

へー、そういうものなんだ。(@_@)

 夜のうちに慈雨は大地に潤(うるお)いを齎らし
 昼間は快適なる緑風(そよかぜ)が吹き撫(な)で
 野山は人々の目に新緑の息(いこ)いを満喫させ
 樹々に小鳥は愛の賛歌を唄い
 芳樹(ほうじゅ)は爛漫(らんまん)と咲き誇り
 虫は緑叢(そう)に鳴き蝶(ちょう)は芳叢(ほうそう)に舞う
 緩(ゆる)やかなる丘に咲く美しき花々は
 果てしなく広がる

…… (-_-;)

いいよなぁ。

こういう世界に帰りたいなぁ、なんてね。(*^_^*)

ま、お互い、こういう世界への帰還を願いましょうや。(^-^)


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■ 4.哲学話:「意識」は<全体>である
             ――その8(『ソラリス』、あるいは象の夢)
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「ホログラフィックユニヴァース」っていいますよね。

宇宙の“入れ子構造”。

この地球も「ホログラフィックユニヴァース」の一部ですから、大宇宙の無限
の多様性を反映して、いろいろな人がいます。

感じ方も、遊びも、学びもいろいろです。

いろいろ地に着いた生活的体験を重ねながら、だんだん、この世界のありよう
が腹に落ちてくるというようなタイプの方もいると思います。

でも、そうでないタイプの人間もいるようです。

わたしは若い頃、なんとなく自分は人生を逆向きに歩んでいるんじゃないか、
と思ったことがありました。

先に結論が分かっている(ような気がしている)。(*^_^*)

しかし、それがちっとも自分の存在になっていない。

頭で分かったようなつもりになっているように、目に見えていない。

ここ↓で言っている“象の夢”というのは、そういう“先走った結論”です。

もちろん、その“結論”が間違っているわけではありません。

でも、そのように見えているわけじゃないのです。

断るまでもありませんけど。(*^_^*)

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『ソラリス』、あるいは象の夢

 物理次元で「真空」と呼ばれる<意識>の海が光の媒質なら、宇宙の最も中
心的な波動域には(つまり、最も微細な波動として)、その光の一大中心が存
在するのかもしれない。
そしてその光の一大中心に行くには、おそらく物理次元の空間を移動するのと
はまた違った<意識>の海の移動の仕方、内面の開放の仕方があるということ
だろう。
このような姿の宇宙が実際にあるのかどうか、またあるとしたらそれは何故
あるのか、そういう問いの解答は、それを問う<主体>には明されない。
 またそれを了解した<主体>はそれを問うことをしない。何を想像しても、
それは推測の域を出ない。

 私たちの肉体が生きているのではない。
 そうではなく、逆に永遠の命である「真空」が、その<意識>の内容を物理
次元に一瞬一瞬の現象として表現しているのだろう。
 目に見えるこの世界は、分子とか原子とかクォークとかいった粒子の構造を
通じて<意識>が自らを物理次元に表現したものに他ならない。
 巨大ドームの中をびっしり満たしている<意識>には一瞬の遅滞もないとし
ても、「真空」の海の中で自在に“ほこり”を動かすには、幾分は思うに任せ
ないところがあるのだろう。その思うに任せないいわば“ずれ”が、<意識>
の海の中に“時間”を、また“欲望”を発現させ、それがひいては幽界といわ
れるような“実体”を集積するのかもしれない。

「四智」に満たされた<意識>の海そのものは永遠の今で、始まることもなけ
れば終わることもないのだろう。ただその「真空」の大空は、中に雲を浮かべ
て遊ぶことができるのだろう。その雲は白い雲であったり、おどろおどろしい
黒い雨雲であったりもできるのだろう。
 しかしその雲は常に束の間のものでしかない。物理次元の中で一瞬といい、
一年といい、百年といい、二万五千年といい、四六億年といっても、永遠の今
の中では何の違いもないだろう。

“自省的意識”というものをこの物理次元に投影するために、どれほどの工夫
と楽しみと遊びがあったのかは知らない。
 ただ、物理次元にこの“自省的意識”を実現するために、どうしてもこの精
妙な大脳という仕組みをこしらえなければならなかったのだろう、としかいい
ようはない。
 そしてこの大脳という仕組みを使って、物理次元に突出した<意識>、マイ
ンドに何度も誤りを犯させ、マインド自体が自分の愚かさを理解していくとい
うプロセスによって、“何か”を誘【いざな】おうとしたのだろう。

 誰がそのようなことをしてみようと思ったのかは、分からない。
 それを「誰が」と呼ぶ波動によっては、それはけっして共鳴できない(理解
できない)波動なのだから。それを「誰が」と呼ぶ波動帯には、それはけっし
て置き換えることができない波動なのだから。
 けれども、私たち人間が、「真空」という全宇宙にたったひとつしかないあ
る実体の中に浮かんでいる“チューナー”あるいは“焦点レンズ”のようなも
のであり、<生命>の実体がその「真空」の海の方にあることは、私たちの理
解形式に照らしてみて間違いないことだ。
 その“焦点レンズ”、つまり「魂」と呼ばれるものをこの物理次元に突出さ
せるのに、これまでは転生と呼ばれる形が採られたということなのだろう。
 私たちという自我【エゴ】は、「何か」に“生かされてきた”ということだ。

 インドの土産【みやげ】物に、所どころに鏡を象眼した木や布でできた象の
置物がある。
 一人ひとりの私たちは、この象の置物に象眼された鏡のようなものかもしれ
ない。
 私たちという一つひとつの鏡は、象の肉体という同じ実体を生きている。
 けれども、一見、私たちは別の鏡であるようにも見え、実際、別の光景を映
し出してもいる。
 けれども実際は、一つひとつの鏡は、同じ象の肉体に貼り付くことによって
存在している。
 同じ象の肉体に繋がることによって、鏡でありえているのだ。
 私たちが見ているのは、同じ象の夢だ。
 いや、“見ている”私たちこそ、同じ象だ。

 ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの『ソラリス』の海は、無心に遊
ぶひとりの赤ん坊だった。
 『ソラリス』の海は、ひたすら模倣するばかりだったが、<意識>の海は、
ひたすら歓喜し、創造する。そしてどんな目的にも汚染されない。

 OSHOはいう。
「実在するものすべてはまさに一むれの白雲、根もなく、因果もなく、根源的
な原因など一切なくして存在する。神秘として存在する」

「全体は、運命を持たずに存在する。全体はどこに向かって動いているわけで
もない。そこにはどんな目的も、ゴールもない」

「目的と共に未来がやってくる。未来と共に時間が現れる」

「恐れとは、目的志向なのだ」と。 

              『21世紀への指導原理 OSHO』(p263-266)
https://www.ascensionkan.com/work/06eien_09zou_yume.html
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_(._.)_


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■ 5.いただいたお手紙から:ご意見・ご感想(随時)
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お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:paritosho@dream.email.ne.jp
まで、お願いします。
ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。

       …………○…………○…………○…………


先週は、はぐくみ さんからメールをいただきました。
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pariさま

新年、おめでとうございます。
はぐくみ と申します。はじめまして。

実はなんだか気になって昨年秋、登録したメルマガでした。
でも、読まずに保存したまま数ヶ月。
今日、はじめて読みました。
そしたら、『国家破綻』の紹介がありました。
またこの手の本か・・・と手をだしてなかったのですが、
さっそく読むことにしました。
ご紹介くださって、ありがとうございます。
これからはちゃんと読みます。
(発行のほうがずっと大変なのに失礼な私です)
でも、読むときが来たから読んだのかもしれないと思っています。

最後に、
吉田直哉さん → 藤原 直哉さん の間違いですよね。
何か思い入れのある方なのでしょうか。

それではお礼まで。
今年もよい一年をお過ごしください。
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はぐくみ さん、メールありがとうございました。m(_ _)m

何だか、これからは読んでいただけるみたいで、嬉しいです。

それから、藤原直哉さんのお名前のこと、まったくですよねぇ。(>_<)

NHKのディレクターのお名前とごっちゃにしてしまうなんて。

教えていただいて、助かりました。

お陰様で、藤原直哉さんに掲載の事後承諾をお願いするメールを出すときに、
サイト上の掲載ページを修正しておくことができました。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol045.html#2

お名前を間違えたまま、掲載の事後承諾を依頼したりしたら、それこを目も当
てられませんものね。(*^_^*)

ありがとうございました。


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■ 6.みなさまからの「ご投稿・情報提供」(随時)
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

「ご投稿・情報提供」フォームをご用意しましたので、
http://www.formzu.com/formgen.cgi?ID=872925
よろしければ、ここ↑からご投稿なさってみてください。

[名前(ハンドル名可)*]の枠内にご記入になったお名前を、
ここでの名前とさせていただきますので、よろしくご了承ください。


        …………○…………○…………○…………


今年も、ハイアーセルフ33さんから連続投稿いただけそうですよ。

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 みなさんこんにちは、ハイアーセルフ33です。
 
 今回は前回私の投稿で、私たちがもっている観念を変えるための前提して、
 とても重要な知識である「すべての観念は、等しく真実で等しく可能性があ
 る」を宇宙存在バシャール8巻より引用しました。そのフォローとしてpari
 さんが、
 
 > “思い”じゃない「物質」が「意識」を生むなんて考えられない、とした
 >ら、じゃ、“思い”の方なら「物質」という“形”を、“現象”を生むこ
 >とはできるだろうか?
 >そう考えてみたら、「霊主体従」という言葉の“自明性”は見えてくると
 >思うんですよね。だとしたら、われわれが“事実”と呼んでいる“物質現
 >象”を生むものは、“思い”しかありえないですよね。
 
 と言われています。上記『“思い”じゃない「物質」が「意識」を生むなん
 て考えられない』にしても『・・だとしたら、われわれが“事実”と呼んで
 いる“物質現象”を生むものは、“思い”しかありえない』という点にして
 も、私たちにはそんなこと当たり前に思えても、科学者はじめ世の多くの
 方々には、なぜか「物質が意識を生む」と考えられてしまうようです(笑)
 
 そこで、彼らへの説得材料としては(笑・・冗談ですよ)、「どうして意識
 (思い)が、物質現象を生み出すのか、その構造、からくりはどうなってい
 るのか」ここをきちんと伝える必要があると思うわけです。それについてと
 ても詳しい情報を紹介します。
 
 ************
 「ラムサ・ホワイトブック」 第16章 〜知ることの科学〜P255より
  (改定版2004年9月30日初版)
 http://www.ramtha.jp/
 
 ・・・・・・・・・。どのようにして思考が実感され、知られるようになる
 のだろうか?それは「感情」を通すことによってである。「知っている状
 態」というものは、まさにフィーリングそのものである。いかなる思考であ
 れ、まず感じられるまでそれが知られることはない。
 
 つまり感じられることによって、はじめてそれはひとつのアイデンティティ
 ーを持つのだ。ある思考を知るということは、まずそれを脳の中に受け容
 れ、それから自分がそれを感じるのを許す、つまり体全体でそれを体験する
 ことなのだ。
 
 知識とは、あることを証明することではなく、それを感情的に確認すること
 なのだ。あなたがひとたび、そのフィーリングを自分の内に持てば、あなた
 はこう言える。「私はそれを知っている、私はそのフィーリングを持ってい
 る。私は知っている」と。・・・中略・・・
 
 思考はあなたの人生の体験をどのように創造しているのだろうか?
 松果体は「知っていること」を現実化するシール(seal)である。あなたが自
 分に受け容れることを許す「知っている状態」は、すべてまずあなたの体の
 中で現実となる。なぜなら松果体は、その思考が感情として記録されるよう
 に、それを電流として全身に送る役目をもっているからだ。
 
 思考が限りないもの(無限のもの)であればあるほど、体全体に送られる電
 流の波動は強力で速いものになる。つまりあなたの体で体験される「ハイの
 状態」あるいは「しびれるような感覚」は、より強力なものになる。そのと
 きそのフィーリングは、特定の波動として魂に記録され、そこに蓄えられる
 ことになる。
 
 あなたの魂に記録されたあらゆる思考のフィーリングは、今度はひとつの期
 待感として、あなたのオーラの中に放出される。そしてその期待感は、あな
 たの光の場の電磁気的な部分を活性化させ、磁石とまったく同じように、あ
 なたの集合的な態度や考え方に似たあらゆるものを引き寄せる。
 
 こうしてあなたのところに状況や出来事、物や人々が引き寄せられてくるわ
 けだが、それらはあなたの思考全体から生じて、体の中で体験されたフィー
 リングと同じものを創り出すのである。なぜか?あなたが自分の様々な思考
 を、三次元的な現実として体験し、叡智と呼ばれる体験から宝物を得るため
 だ。
 
 あなたの望みは、どのようにして現実化されるのだろうか?・・・(次回に続
 く)
 
 Love and Peace ハイアーセルフ33             
 ******************************************
 〜日常に精神世界の情報を生かしてゆくための〜
   スピリチュアル・メッセージ活用研究会
  H P :http://homepage2.nifty.com/haruhi33/
 Eメール:haruhi33@nifty.com
 *******************************************
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ハイアーセルフ33さん、ご投稿ありがとうございます。m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


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■ 7.編集後記:
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今日は、まったく別なことを書くのかな、と思っていたのですが、こんなこと
になりました。(^^;)

なんだか、いい時代が来そうな気配じゃないですか。(^^)/

最近、“不平、不満は、感謝の欠如にすぎない”みたいな言葉が、これホント
じゃないか、という気がしてきました。(@_@)

変な、もんですねぇ。

感謝っていうのが、どうもよく分からないんですよね。(*^_^*)

これたぶん、マインドで“わかる”ようなことじゃないのかも。

まあ、いいや。

というわけで今回も……。

前号に続いて、著者のご了解を得ている「祈願文」という内容の文章を掲載さ
せていただきます。

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17.2001.7.7 地球さんへ

            【 祈 願 文 】 

56億年の永きにわたり、多くの魂に学舎を提供されてきた、地球さん、
本当にありがとうございました。
満身創痍でボロボロになりながらも、一言の愚痴も言わず、ただひたすら
大いなる愛で耐えてこられたあなたに、深く感謝いたします。
もうすぐ光の次元へ戻られるとのことですが、一日も早く傷を癒され、
元気な姿で光に還られますよう心よりお祈りいたします。
天の父よ、天の母よ、どうか私達の祈りを聞き入れ、地球さんにたくさんの
癒しの光をお送り下さい。

           海よ山よ空よ森よ川よ    よみがえれ

         生きとし生けるもの全て  よみがえれ

            地球よ         よみがえれ
------------------------------------------------------------------

<(_ _)>

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■ 【作 者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: paritosho@dream.email.ne.jp
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