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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.058 2005, 4/03(第58号)
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☆☆      ☆★ 購読者10,000人:に向けて驀進中、現在 451名 (^^)/
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガは“アセンション情報の広告塔メルマガ”です。

つまり、“アセンション”という言葉の流通拡大を手段として、
地球住民の“集合意識”の基盤を“ゆるめ・ひろげ”ることによって、
地球が向かう新しい光り輝く世界への次元移動を、できるだけ自然で、
スムーズなものにすることを目的に週刊で発行されています。(^_-)


◇◇ このメルマガが想定する“アセンション”◇◇

“アセンション”という言葉を聞いたことがない方は、発信サイトで
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension.html
このページ↑をご覧ください。

また、特にこのメルマガが想定している“アセンション”という言葉の意味合
いについては
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension_m.html
このページ↑をご覧ください。

これまで地球の次元上昇サポートを背後支援に絞ってこられたETの方々が、
ファーストコンタクトに向けて国勢調査を開始されました。
https://www.ascensionkan.com/demae/ET_message.html
ここ↑をご覧ください。

要するに、グレゴリオ歴2012年12月22日をひとつの仕切として、これからわず
か7年ほどの間に、前後のつながりを辿れなくなるほどの大激変を通過して、
われわれは光り輝く圏域に移行するという、なんともはや嬉しいような、恐ろ
しいようなお話に“悪乗り”して行こう、という楽しい話題を振りまいていま
す。(^^)/

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◇◇ もくじ ◇◇

1.<相対二元から光一元へ>

2.哲学話:「論理的ということ」―その6(西洋的偏り:物質主義)

3.いただいたお手紙から:ご意見・ご感想(随時)

4.みなさまからの「ご投稿・情報提供」(随時)

5.編集後記:利いたふうな科白
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■ 1.<相対二元から光一元へ>
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ああ、春ですねぇ。

すべてが芽生え、新たなるものの兆しが顕現する季節。

ところが、このところなにか、新しいエネルギーが湧いてくるというのではな
く、かえって、これまで自分の中に積もりに積もってきたものが、その重さの
あまり、どうしようもなくその“重み”の行方を実現していくというような、
そんな気分を味わっているのです。

“不用意に”あまりにも多くの“濁流”を貯め込んだ堰が、“当人”の意図を
超えて抱えてしまった重荷に耐えかねて決壊してしまう、とでもいうか……。

あるいは、むかし大渦の中心に憧れて繰り出した筏が、いつの間にか引き返し
可能地点をとおのむかしに、超えてしまっていたとでもいうのか……。

着実に“何か”が煮詰まっていくのを感じています。

あらゆる抵抗をギブアップして、楽な方へ、楽な方へ……。

まるで、避けがたい大渦の中心に巻き込まれていくような。

(@_@)

あー、いや、いや。(^^;)

なーんて、かっこつけちゃって。(*^_^*)

またまた一週間が巡り来たって、楽しい“アセンション噺”にお付き合いいた
だく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有のお時間の中で、いかがお過ごしでしょうか?

今日も、“マインド無礼講”で、勝手な言いたい放題を、(「知的所有権」な
どという未開文明の遺習が最後の光輝を放っている狭間を突いて (*^_^*) )
これまた勝手な宣伝のしたい放題を、させていただこうと思っております。

ところで、「アセンション」って、まあ、「上昇」を表す英語なわけですが、
ここにきて、いろいろなニュアンスで使用されていますよね。

でも、それらのニュアンスも大きく分ければ、ふたつの使い方に集約されるか
と思います。

一つ目は、個々人の意図によって促進または起動される(と理解されている)
“エゴからの離脱”の意味。

二つ目は、大宇宙全体が関わる“不可避的・宇宙的ビッグイベント”としての
“地球の次元上昇”、いわゆる“ガイア・アセンション”の意味。

強いていうなら、前者は、「あなたが真剣に望まなければ、あなたの世界では
何も起こらない」というニュアンスの極でしょうか。

そして、もう一方は、「あなたが気づいていようがいまいが、無視しようがし
まいが、それは宇宙全体が関わる“自然の摂理”として不可避的に訪れる」と
いう圧倒的ニュアンスの極ともいえます。

この二つのニュアンスが入れ混ざって、いま「アセンション」という言葉のま
わりに、さまざまな期待や恐怖が渦巻き始めています。

実際、このどちらのニュアンスが好ましいかは、もちろん、個々人で異なるで
しょうが、同一人の中においてさえ、なかなか一概に決めかねるようなとこと
ろもあります。^^;

実際、勝手に広報役を買って出ているようなお調子者にしても、その時々の気
分で、上記二つのニュアンスの比重が変わっていたりしますからね。^^;

でも、努力とか何とか、どうもそういうことが面倒になっているらしく、こち
らが気づいていようがいまいが、不可避的に訪れる「アセンション」という方
がいいや、なんて、そんな気分の時が多いです。

でも、たぶん、この場合も、脚本家の山田太一さんがおしゃるように、「正解
は中間にあり」なんでしょうね。

「アセンション」は間違いなく、宇宙規模で“不可避的に”訪れるでしょうが、
それと同時に、地上の個々人がそれをまったく意識しない、ということも同じ
く可能であり、許されているのだと思います。

これまで、ひたすらこういう情報が好きで、やたらに情報集めはしたけれども、
情報オタクの例に漏れず、どの道にも深くは突っ込まなかったという典型的な
マインド人間(←単純にいうと、「劣等生」ね (*^_^*))として、ここで何か
見えてきたものがあるか……。(-_-;)

……などと、ちょっと考えることもあります。(*^_^*)

いや、それが、無いこともないようなんです。

……精神世界本は、いろんなことを言います。

でも、必ずしも、その“最大公約数的なメッセージ”がないわけでもないらし
い。

しかも、それは、そんなに難しいメッセージでも、複雑なメッセージでもなさ
そうなんです。

あれほど千差万別の情報源から、さまざまなメッセージが飛来しているけれど
も、どうもすべてに共通している“精神世界情報のコア”みたいなメッセージ
部分を取り出すこともできるようなんです。

それ、なに?

って、ちょっと思うでしょ。(*^_^*)

わたしも、精神世界オタクの一員として、もし、そんなのがあるんなら、ちょ
っと聴いてみたい。(@_@)O

あはは。

巷に溢れかえっている“精神世界情報”の「コア・メッセージ」とは何か?

もったいぶらずに、簡単にいいましょう。

それはね、

           <相対二元 から 光一元へ>

というメッセージです。

もちろん、それは、

           <相対二元 から 愛一元へ>

と言い換えても同じなんだけどね。

もっと、つづめて言えば、

             <二元 から 一元へ>

ということのようなのです。

わたしが触れたかぎりの“精神世界情報”がすべて言及しているのは、どうや
ら、つづめていえば、

「これから、みなさんが住んでいる地球世界は、相対二元の世界から光一元の
 世界になって行きますよ」

ということに尽きるようなんです。

これは、別の言い方にすると、

「みなさんがこれまで住まわれてきた地球世界の集合意識は、“愛と恐怖”と
 いう二つの根元的想念波動のブレンドから成り立っていました。
 
 でも、これからは、“恐怖・不安”といった幻想はだんだんフェイドアウト
 して行きます。
 
 “愛と恐怖”という二元の想念波動の捕捉・増幅器であった「エゴ」の役割
 がこの地球では終わってしまうので、まだどうしても相対二元(=つまり、
 二極)の判断ゲームのスリルを楽しみたいという方は、別の惑星を選択なさ
 ることになるかもしれません」

……と、まあ、つづめて言えば、それだけのことのようなのです。^^;

ね、わかりやすいでしょ。(^_-)

で、そういわれても、われわれ「エゴ」に自己同化している者としては、当面
どうしようもないので、これからいろいろ、残り少ない“苦しみ”の可能性を
引きずり出しては、「エゴ」としてのサバイバルを画策するわけです。

まあ、「エゴ」にしてみたら、生存をかけた最後の悪あがきだろうし……。

それで明るい“未来”を前にして、われわれ戸惑いながらも、<現在>の中で、
得か損か、生き延びられるかられないかなど、“愛と恐怖”の二元想念波動の
中で、いろいろ選択を迫られるわけですよね。(^^;)

こりゃ、もう、しゃーない。

迷いに迷うより、しようがないもんなぁ。

そうすると、「あなたが真剣に望まなければ、あなたの世界では何も起こらな
い」なんて窮屈な話より、「あなたが気づいていようがいまいが、無視しよう
がしまいが、それは宇宙全体が関わる“自然の摂理”として不可避的に訪れる」
なんて圧倒的話の方が、嬉しかったりするんだよね。(*^_^*)

というわけで、宇宙意識コンテッサの圧倒的なメッセージが聴きたくなったり
するんです。

前回に続いて、直居アキラさんが文章化された宇宙意識コンテッサのメッセー
ジを『スターチャイルドの誕生』から無断引用させていただきます。
http://www.akiranaoi.com/activity.html

無断引用を無料宣伝に切り替えるためにも、是非、いちど大きな本屋さんで、
手にとって見てくださいね。

気に入ったら買ってやってください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876660433/ascensionkan-22/

これで、地上の挨拶は済ませたことにしていただいて、早速、コンテッサのメ
ッセージに浸りたいと思います。

外題は、「夢の主体についての考察」です。
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 夢の主体についての考察
 
 この宇宙は、すべて、層の異なるこうした意識に映る夢の連鎖によってなり
 立っています。
 その層の夢を見れば、それらはすべてリアルなものに映るのです。
 宇宙のすべてが、“神秘の映画館”とさえいえるでしょう。
 多くの太陽系や銀河系で、異なる夢の創造が、同時に進行しています。
 いま、みなさまは、地球の創造のドラマとその夢を見ています。
 そのドラマのリアリティと、他の層のリアリティは、とても大きな違いが存
 在しています。
 けれども、この変革期には、ある程度、そのリアリティが、お互いに接近し
 はじめています。
 新しい夢の選択が行われ、新しい夢の創造圏、つまり、他の進化体系へ移ろ
 うとする多くの魂たちが存在します。
 この夢と主体について考察していくことは、輪廻や進化の問題、ひいては、
 みなさまの実在の謎を解く鍵になることでしょう。
 睡眠中にみなさまが普通の意味で夢を見るとき、そうした夢は、みなさまの
 意志的な選択に関わらず、発生してきます。
 同じように、みなさまの生も、みなさまの主体の選択や決断によるものでは
 なく、ある意味で自然発生的に起きているといっても過言ではありません。
 「私」や「私が考える」という主体は、非主体的に確立されているという、
 このシステムにフォーカスしてみてください。
 みなさまが、「自分の感覚」「自分の意見」など、みなさまの主体的な存在
 を強める傾向のエネルギーを使えば使うほど、実は、みなさまは非主体的に
 なって行かれます。
 別の言葉を用いれば、限りなく深く夢を見ることになります。
 あるいは夢のシステムそのものを生きることになるのです。
 このシステムが、とくに、これまでの周期において、この地球の意識で選択
 された、全体から分離された意識の特徴ともいえるものです。
 みなさまは、これまでの周期において、それこそ溢れるような真摯さで、自
 分自身にとってもっとも真実な生を追求してきました。
 それこそが分離における創造であったのです。
 そして、それは、いま、その極に達しようとしており、みなさまの意識は、
 夢なる意識は、極ジャンプし、分離から統合に向かおうとしています。
 みなさまは、いま、この惑星の夢のシステムを突き破ろうとしています。
 これはけっして私どもの独断ではありません。
 みなさまが睡眠中に、肉体レベルから非肉体レベルにおける意識に移行し、
 さらに、その意識から純粋で根元的な宇宙のエネルギー空間に入るプロセス
 において、みなさまは、この惑星に意識を投影した火の主体として、この惑
 星の周期的創造からの回帰と解放を表明されているのです。
 宇宙空間から、みなさまそれぞれの波動に沿って多くのお友だちが、みなさ
 まにコンタクトし、共同の創造が睡眠中に行われており、徐々に顕在意識で
 もそうした現象が表れてきています。
 みなさまの人生が、根元的な意味で、二元の意味を持つのは、地上的な意味
 における男性と女性、善や悪だけではなく、昼と夜に象徴される二つの意識
 の世界を、みなさまが常に生きてきている点にあります。
 そして、その二つの世界の統合こそ、この変革期における意識の拡大と変容
 であり真実に宇宙意識を自分の意識とされるステップなのです。
 日常の意識において、意識を上手に使うことによって、「沈黙に限りはない」
 と言われる瞑想状態の静寂の中に、睡眠中のもう一つの世界が徐々に意識化
 されてくるでしょう。
 それは自然に起こる直感やイメージ、非論理的な思考形態、そして、ハート
 に差し込んでくるよろこびなどとして、現れ始めてくるでしょう。
 空間のエネルギーの増大に伴い、みなさまは睡眠中の世界で、顕在意識を使
 うようになっていきます。
 最初、意識の投影の夢の世界、「アストラル界」と呼ぶ世界で意識をはっき
 り保持することが可能になり、徐々にこれまで希有のケースを除けば接近が
 不可能であった純粋な創造の火の空間に、みなさまは接近して行くでしょう。
 みなさまは、この惑星の輪廻の勝利者としての王冠をかぶるでしょう。
 輪廻の夢は轟音を立てて、未知の空間へのロケットに変容します!
 それはとても楽しみな冒険です!
 それはいままさに起きつつあることなのです!
 多くの輪廻は完成しつつあります。
 そして、みなさまはどこへいくのでしょうか?
 みなさまは、みなさまになるのです!
 みなさまは、光の源、創造の源泉へ回帰されます。
 みなさまが光なのです!
 
                 『スターチャイルドの誕生』(p24-26)
----------------------------------------------------------------------

へー、

> みなさまが、「自分の感覚」「自分の意見」など、みなさまの主体的な存在
> を強める傾向のエネルギーを使えば使うほど、実は、みなさまは非主体的に
> なって行かれます。
> 別の言葉を用いれば、限りなく深く夢を見ることになります。
> あるいは夢のシステムそのものを生きることになるのです。

なるほどねぇ。

こういうの、何回も聴いていると、なんだかそんなふうに思えてくるから不思
議だよね。^^;

> みなさまの人生が、根元的な意味で、二元の意味を持つのは、地上的な意味
> における男性と女性、善や悪だけではなく、昼と夜に象徴される二つの意識
> の世界を、みなさまが常に生きてきている点にあります。

そういうことだったんだ。

だから、“犯人探し”を止められなかったんだ。(-_-;)

> そして、その二つの世界の統合こそ、この変革期における意識の拡大と変容
> であり真実に宇宙意識を自分の意識とされるステップなのです。

「その二つの世界の統合」って、いったいどんなふうに……。

そんなことを思ったら、以前読んだ、こんなフレーズが記憶の端から浮上して
きました。
----------------------------------------------------------------------
 すべての人が、あらゆる場所で、常に最善を尽くして生きているのです。
 例外はありません。
 ある人の最善は別の人の最悪だ、などと言う人もいるかもしれません。
 しかし、これは比較であり、価値判断であり、非難であって、愛と許しにも
 とづいた考えではありません。
 わたしたち自身の心の安らぎのために、世界についての結論は一つにしてお
 いた方がよいでしょう。
 すべての人が常に、あらゆる場所でそれぞれ最善を尽くしているのです。
 アセンダントはすべて善であり、すべて愛であり、遍在するものであり、全
 知であると結論づけたとき、その結論からただちに派生する認識がこれなの
 です。
 少し別な言い方をすると、「常に善だけが存在する」のです。
 人生に疲れきった心のとって、このような単純な思いを抱くというのは何と
 いう慰めでしょうか。私たちがこの思いを心に抱くとき、これまで悪いとか
 価値がないとか見なしてきたことに、善を発見するという挑戦を受けること
 になります。このような考え方をすると、私たちの意識はますます成長の一
 途をたどることになります。この考えを抱くことによってインスピレーショ
 ンを与えられ、すべてのものの中に善があることを知るようになります。
 
                『スーパー・アセンション』(p155-156)
----------------------------------------------------------------------

> 「常に善だけが存在する」

ふう。

そうだとすると、まあ、話は単純だね。

            <二元 から 一元へ>

かぁ。

禅の三祖の僧サン禅師なら、さしづめ
----------------------------------------------------------------------
 面倒な判断作業は、厄介と疲労をもたらすのみ
 区別し、分け隔てするすることに何の益があるのか。
 
                          『信心銘』(p221)
----------------------------------------------------------------------
ていうところなのかなぁ。

ふーん。

まあ……。

m(_ _)m


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■ 2.哲学話:「論理的ということ」―その6(西洋的偏り:物質主義)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「光一元」の世界を思えば、すべてはさらなる調和と善に向かって進んでいる
ともいえるのでしょう。

たとえその“さらなる善への道”が、そこではアセンション(上昇)のサイク
ルに入っていようと、あるいはディセンション(下降)のサイクルに入ってい
ようと……。

物理次元の対象に“吸い込まれる”ように発せられた「HOW(どのように?)」
の問いは、現地球文明では、主として西洋の「科学技術文明」の中で洗練され、
深められていったようです。

物理次元の構造に向けられた“分析的思考”の刃は、元々その本性として、あ
る種の微細な“攻撃性”を内蔵していたのだと思います。

----------------------------------------------------------------------
西洋的偏り:物質主義

 これまでの地上で、問いがWHATの問いにまで深まることはごく稀にしか
 起こらなかった。
 地上では、西洋と東洋で、それぞれきわめて偏った問いの深まり方を見せ
 た。
 しかし取りあえずここで、HOWの問いの方向と深まりこそ西洋的智恵のエ
 ッセンスであり、WHATの問いの方向と深まりこそ東洋的な智恵のエッセ
 ンスだったといっても許されるだろう。
 そしてOSHOは、この二つの探求の方向、ひたすら対象の構造を問うた西
 洋的探求と、ひたすら内面への旅に向かった東洋的探求への、分裂とバラン
 スを失した智恵の発展にこそ、現在の地上のあらゆる不幸の根拠があった、
 と教える。
 
 西洋はひたすらHOWの問いを深めて行った。
 人々は外界の物質的現れにのみ意識の焦点を合わせ、ひたすら物質世界の仕
 組みを探求した。
 この方向にエネルギーを注ぐことによって、外界を「自然」として対象化し、
 それを操作し、制御し、管理する道を歩んだ。
 その結果、私たち人間はまわりの世界との有機的連関を失い、そのような内
 的なつながりを失ったことに対する感性さえも失っていった。
 何もかも上手くこなしながら内的に満たされず、自分の何が満たされていな
 いかも知らず、いたずらに駆り立てられて歪んだ。
 不必要なほどの物質的富に取り囲まれながら、なおかつむさぼり求めること
 は止まなかった。
 そして何故そのむさぼりが止まないのかを自ら意識することもなかった。
 科学はますます小さなことについてますます多くを知ることであり、科学の
 究極は無についてすべてを知ることだ、とOSHOはいう。
 
 西洋の宗教は、人の踏むべき道を「為すべき行為」として教える宗教だった。
 その意味で、西洋の宗教は道徳と同じものになっていた。
 こういう宗教観の下で、人々が宗教をある信念の体系、すなわち信仰を伴っ
 た行動規範のことだと了解したのも不思議ではない。
 殺すなかれ、盗むなかれ、の体系が宗教だと。
 この行動規範から外れることは罪とされ、正しい道を踏んでいるかどうかは、
 常にその人の行為を尺度として測られた。
 この外側に形として表れた「行為」への関心は、やがては「内面」への関心
 そのものを閉ざしていった。
 人々は外側から強制される道徳基準に則ることを宗教と考え、それを上手に
 こなして行ける人間は、限りなく偽善に近づいて行くようだった。
 そのような文化の中では、自分の内面を抑圧するということはごく自然な生
 き方だったし、それがまた様々な人格的病いとして現象する結果をももたら
 した。
 
 西洋文明のこの巨大な空隙を的確に射抜いたのがフロイトだったといってい
 い。
 だが、フロイトが創始した精神分析はもともと、人間の自然、<タオ>を受
 け容れることができない西洋社会を前提にしていた。
 自分の中の自然をそのままに受け容れることができずに抑圧することによっ
 て対処しようとしたことが、その抑圧されたエネルギーの歪んだ姿での発現
 を引き起こした。
 フロイトはそのような人格的病いを対象として、その抑圧された人格部分を
 本人に認知させることで正常範囲の人格にまとめようとしたといえるだろう。
 
 西洋世界の外界に対する<意識>の焦点は、目を見張るような科学の発達を
 可能にしたが、一方その内面の生活をきわめて緊張に満ちた、空虚で偽善的
 なものにしたことも事実だった。
 しばしば偽善そのものになりかねない宗教から退避するために、人々はさま
 ざまの気晴らしを考えた。
 宗教がセックスを厳格に抑圧している間は、性的な話題とポルノグラフィが
 その気晴らしの重要な部分になることができたが、それがあまりにも解放さ
 れてくると、ついには虚構の勝負と悪夢的な暴力しか気晴らしの種にはなら
 なくなった。
 そのような環境の中で私たち人間はだんだん傍観者になっていった。
 その究極的姿が、カウチポテトと呼ばれるテレビとビデオに釘付けの生活様
 式であり、その末期症状が、バーチャル・リアリティ、バーチャル・セック
 スなどと呼ばれる無機的な仮想の世界のセンセーションを求めてさまよう姿
 だろう。

              『21世紀への指導原理 OSHO』(p209-211)

https://www.ascensionkan.com/work/05isos_10materialism.html
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西欧「科学技術文明」の中で研ぎ澄まされてきた“分析的思考”は、これまで
のところ、たしかに、われらが棲息圏「ガイア」の存続すら危うくするほどの
暴力を働いてきました。

しかし、現在、その物理次元の“独立的存在”すら疑うに至った知見もまた、
その同じ西欧「科学技術文明」の伝統から誕生してきていることを思えば、ま
ことに、すべては“さらなる善”“さらなる調和”へ向かう<永遠の再創造>
の過程としか、言い様はないのかもしれません。

次回に続きます。


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■ 3.いただいたお手紙から:ご意見・ご感想(随時)
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お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:paritosho@dream.email.ne.jp
まで、お願いします。

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


       …………○…………○…………○…………


今回、マンニャン太郎さんから、メールをいただきました。(^^)/

マンニャン太郎さん、いまちょっと、PCに向かうのが結構しんどい状態が続
いているものですから、ご返信も、掲載許可のお願いも、端折っちゃいました。

勘弁してください。<(_ _)>

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Subject:  「パワーかフォースか」について マンニャン太郎
 
 はじめまして、マンニャン太郎と申します。
 pariさんのメルマガ購読歴もそろそろ1年になるでしょうか。
 毎週楽しみに、購読させていただいてます。
 この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございます。
 
 さて、今回のkichi さんからの、メールの話題の中に、
 
 > 久し振りに「本棚」を拝見していましたところ、「パワーかフォースか」
 > の項目が加わっているのを発見しまして。そこには私のあの時の興奮と衝
 > 動がほぼ完璧に伝わっていると思わしき書評と引用が展開されていて、
 > おまけに特別扱いの星六つ!。それがとっても嬉しくってまた思わずメー
 > ルしてしまったというわけなんですね。
 
 とありましたが、私もまったく同じ気持ちで、今回はじめて、メールしちゃ
 いました。
 個人のウェブサイトにも、何の承諾もなしに、引用しています。(関係者の
 方、すいません)
 
 この本は、現存の宗教の教えを超えた、真実というか、人類の常識が、書か
 れている、類い稀な本ではないかと、勝手にかんじております。
 
 現在、情報を入力したので、出力中です。(知行合一)
 
 では、お体ご自愛くださいませ。
 
 マンニャン太郎
----------------------------------------------------------------------

> 個人のウェブサイトにも、何の承諾もなしに、引用しています。(関係者の
 方、すいません)

どんどん、引用してください。

関係者の方も問題ないと思います。^^;

もう一年も読んでくださっているんですね。

なんだかもう、訳もわからずに、とにかく毎回書いています。

はーやくこいこい“アセン月”って、気分です。(*^_^*)

マンニャン太郎さん、メッセージありがとうございました。m(_ _)m


       …………○…………○…………○…………


今回、遙さんからも、メールをいただきました。

ご返事してませんけど、掲載させていただいていいですね。

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 pariさん、こんばんわ。
 先日メルマガに載せていただいた、遙です。
 いつも楽しみに拝見してます。
 
 早速ですが、私はこれから宇宙時代が開けていくことに
 確信を持っています。
 アメリカはそれまでの封建的な世界に資本主義をもたらして
 くれた。それまでの、家柄や血統でがんじがらめだった世界
 を個人の努力次第で何でも手に入れられる世界を世界中に
 広めてくれた。それが資本主義だったと思うんです。
 
 (夏目漱石さんは進化の裏返しは退化だ、みたいなことを
 おっしゃってて、この変化の流れを悪の側面から解釈すれば陰謀論に
 なる。そしてそれも、一つの視点として真実だと思います。
 私は非常に苦しい家庭環境で育ったので、デービット・アークの世界なん
 かはほんとによく理解できます。)
 
 当時の世界では、資本主義やアメリカの個人主義の精神は
 画期的だったと思うんです。
 しかし、どんな制度も思想も、古くなれば百害あって一利なしに
 なるように、今正にアメリカは世界の癌化してますが、
 それは次が始まる予兆だと思います。
 進化、とはより自由に向かっていく事だと思います。
 
 では、次の自由とは何かというと、物理的には宇宙です。
 そして、大川隆法さんの本にありましたが、宇宙に開けるには、
 霊的に開けなければならない、とありました。
 宇宙からやってくる存在は、一度四次元を経由してやって来るそうです。
 ですから、人間の霊的解放と宇宙への物理的解放が
 同時に起ってくるんでしょうね。
 
 そして、その中心になるのが日本だそうです。
 ずっと昔は、日本の天皇を中心に世界は治められていたといいます。
 日本を中心にして、各々が個人として独立しながら、
 周囲や自然と平和に共生していく世界でしょうかね。
 
 これからきっと素晴らしい世界になっていくんでしょうね。
 しか〜し、私個人としては、世界の変化の速度が
 あまりにも速すぎて、いろんな事を全部諦めてきたので、
 ちょっとしんどいな〜というのはありますが、
 まあ、生きていようと思います。
 こういうジェットコースターみたいな世界はそうそうないでしょうからね。
 では、pariさん、またメルマガ楽しみにしています。
 遙。
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> 早速ですが、私はこれから宇宙時代が開けていくことに
> 確信を持っています。

ええ、わたしもそうなんです。

> これからきっと素晴らしい世界になっていくんでしょうね。

ええ、そう思っています。(^^)/

> しか〜し、私個人としては、世界の変化の速度が
> あまりにも速すぎて、いろんな事を全部諦めてきたので、
> ちょっとしんどいな〜というのはありますが、
> まあ、生きていようと思います。

ええ、わたしも個人的には結構“痛い”んですが、まあ、生きていようと思
います。^^;

遙さん、応援メール、ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.みなさまからの「ご投稿・情報提供」(随時)
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

「ご投稿・情報提供」フォームをご用意しましたので、
http://www.formzu.com/formgen.cgi?ID=872925
よろしければ、ここ↑からご投稿なさってみてください。

[名前(ハンドル名可)*]の枠内にご記入になったお名前を、
ここでの名前とさせていただきますので、よろしくご了承ください。


        …………○…………○…………○…………

 前号に続いて、ハイアーセルフ33さんからの連続投稿です。

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夜眠る前に贈る言葉 p542-544より(市民出版社)・・・和尚ラジニーシ講話
  
  自我(エゴ)は完全に落としてしまわねばならない
  あなたは達成者になるために生まれたわけではない
  必要とするものは何であろうと、すでに与えられている
  それは既成の事実だ
  
  あなたに求められているのは
  ただそれが成長するのを許すことだけだ
  あなたの可能性はすでにそこにある
  ただ障害となっているものを取り払うだけでいい
  
  私の考えを
  肯定的思考に対抗する否定的思考だとも言えるだろう
  いわゆる肯定的思考では
  自分がこうありたいという想念を思い描くようにと言うだろう
  
  私は、存在がすでに今あるあなたを作ったのだから
  ただ障害を取り去るだけで事足りると言おう
  それは偉大な神秘家たち、あらゆる覚者たちの
  最古の昔から伝わる教えだった
  
  私たちはその手法をネティ・ネティと呼ぶ
  次のように唱え続けなさい
  「これは私ではない、これは私ではない」
  そして取り去るべきものが何ひとつなくなるまで
  ひとつ残らず取り去り続けなさい       ・
  絶対的な無が起こるとき、その無の中で蓮が花開く
  あなたがいないとき、生まれてはじめてあなたは在る
  
  そして生において
  この逆説の体験以上に価値ある体験は存在しない
  真に宗教的な人間は大地に根ぎしている
  それは然るべきことだ
  そうでなければ、彼は根なし草となる
  だから私は大地に根ざすようにと教える
  
  まずは大地だ
  なぜなら私は知っているからだ
  根が地中深く伸びていって初めて
  人は雲をも突き抜け昇って行くことができると
  
  花々は開く
  だがそれは、根が深く深く張りめぐらされて初めて起こる
  だから私にとっては
  世俗的なものと神聖なものは何ら違わない
  それは一枚のコインの表と裏だ
  
  歌い、踊り、愛すること
  そして創造性、ほがらかさ、笑いは
  神聖さに何ら反するものではない
  それは神聖さの本質的な部分だ
  
  それも、ほんの一部ではなく−
  きっかり二分の一を占め
  しかも残りの半分に優先するものだ
  最初の半分があれば残りの半分は自動的に後に続く
  それらを分割することはできない
  
  だが、過去においては残りの半分の方がより重視された
  より重視されていたばかりでなく
  最初の半分を帳消しにするほどだった
  
  宗教が死んだ理由はそこにある
  神が地上から姿を消した原因はそこにある
  神は根のない樹と化してしまった
  
  神の復活は可能だ
  だが、神を生き返らせる唯一の道は
  大地に根ざすことにある――そしてそれこそ
  ほがらかさ、歌、祝祭、という言葉で
  私が示唆していることだ
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ハイアーセルフ33さん、ありがとうございました。m(_ _)m


         …………○…………○…………○…………


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■ 5.編集後記:利いたふうな科白
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「魂」の観点からするなら、人生で“何をしたか”はまったく要点ではなく、
“いかなる存在であったか”だけが要点なのだということを聞いたことがあり
ます。

なんとなく、なるほど、そうかも……、という気がしないでもない。

たしかに、「夢」の中で“何をした”ところでねぇ。^^;

“何かをした”という思いそのものが、「夢」を見ていることの証明でもある
だろうし。

……ということは、こんな利いたふうな科白を“言う”ということ自体が、
「夢」を見ているということなんだろうけど……。(-_-;)

(^^;)

というわけで今回も……。

前号に続いて、著者のご了解を得ている「祈願文」という内容の文章を掲載さ
せていただきます。

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17.2001.7.7 地球さんへ

            【 祈 願 文 】 

56億年の永きにわたり、多くの魂に学舎を提供されてきた、地球さん、
本当にありがとうございました。
満身創痍でボロボロになりながらも、一言の愚痴も言わず、ただひたすら
大いなる愛で耐えてこられたあなたに、深く感謝いたします。
もうすぐ光の次元へ戻られるとのことですが、一日も早く傷を癒され、
元気な姿で光に還られますよう心よりお祈りいたします。
天の父よ、天の母よ、どうか私達の祈りを聞き入れ、地球さんにたくさんの
癒しの光をお送り下さい。

           海よ山よ空よ森よ川よ    よみがえれ

         生きとし生けるもの全て  よみがえれ

            地球よ         よみがえれ
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<(_ _)>

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■ 【作 者】 『アセンション資料館』主人 pari
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