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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.079 2005, 8/28(第79号)
☆☆  ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 購読者10,000人:に向けて驀進中、現在 622名 (^^)/
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガは“アセンション情報の広告塔メルマガ”です。

つまり、“アセンション”という言葉の流通拡大を手段として、
地球住民の“集合意識”の基盤を“ゆるめ・ひろげ”ることによって、
地球が向かう新しい光り輝く世界への次元移動を、できるだけ自然で、
スムーズなものにすることを目的に週刊で発行されています。(^_-)


◇◇ このメルマガが想定する“アセンション”◇◇

“アセンション”という言葉を聞いたことがない方は、発信サイトで

https://www.ascensionkan.com/demae/ascension.html
このページ↑をご覧ください。

また、特にこのメルマガが想定している“アセンション”という言葉の意味合
いについては

https://www.ascensionkan.com/demae/ascension_m.html
このページ↑をご覧ください。

これまで地球の次元上昇サポートを背後支援に絞ってこられたETの方々が、
ファーストコンタクトに向けて国勢調査を開始されました。

https://www.ascensionkan.com/demae/ET_message.html
ここ↑をご覧ください。

要するに、グレゴリオ歴2012年12月22日をひとつの仕切として、これからわず
か7年ほどの間に、前後のつながりを辿れなくなるほどの大激変を通過して、
われわれは光り輝く圏域に移行するという、なんともはや嬉しいような、恐ろ
しいようなお話に“悪乗り”して行こう、という楽しい話題を振りまいていま
す。(^^)/

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◇◇ もくじ ◇◇

1.無根拠の「存在」

2.ランダムに本三冊

3.編集後記:網戸には蝉が一匹……
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■ 1.無根拠の「存在」
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これまで「感謝」だけはわからない、という感じを持ってきました。

なるほど、「理性」というものはそういうものかもしれません。

「理性」は、比較材料を見つけてきては、もっともらしい“根拠”があるよう
なふりをして、いろいろ比較考量します。

ああでもない、こうでもない、と。

結局それは、どっちの方が“得”だろうとか、“損”だろうとか、こうすれば
“勝ち”で、こうすれば“負け”だとか、そういうたぐいの話だったのかもし
れません。

そして、とても生き延びられないような“夢”まで辿り着いたら……、今度は、
ただ単に“生き延びられる”という見通しだけで、ふと気がつくと、ジワーっ
と、ホッとした感じとでもいうのか、それこそ「感謝」に当たるようなフィー
リングがやってくるようになってきていました。

ああ、理屈は要らないんだな、わずかこれだけのことだったのか……。(-_-;)

(@_@)

あ、そうか。(*^_^*)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”にお付き
合いいただく時間がやってまいりました。(^^)/

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有のお時間の中で、いかがお過ごしでしょうか?

……。^^;

力が抜けてしまって……とでもいうのか、脱力に継ぐ脱力とでもいうか……。

身体の芯に入っている“心配”の核が、周辺から、少しずつ、少しずつ、融け
ていくようです。

まだまだ融けきってはいないんです。^^;

なにしろ、条件に依存していますから。

“無条件”ではないから。

でも、すべて、物理次元の現象というものは、“自分”の「思い(込み)」が
創造しているのだということ、少なくとも、「自分」はそのことを“論理的”
に納得したはずだということ……、そういうことを思い合わせてみると、そろ
そろいろいろな“条件”に依存した“安心”は卒業してもいいタイミングがき
ているんでしょうけどね。(-_-;)

これまでの「思い(込み)」の生活も長いから、なかなかそうもいかないんだ
けど。

もう、大分前になっちゃいましたけど、去年の今頃『アセンション館通信』の
27号に「5つの波動レベル」という記事を書いたことがありました。

https://www.ascensionkan.com/mm/vol027.html#2
そこでバシャールの『ニュー・メタフィジックス』っていう本

https://www.ascensionkan.com/books/new-meta.html
の情報を取り上げたんですね。

その中で、こんな表を掲載しました。
----------------------------------------------------------------------
                                   
         ┌────────────┐
         │  5つの波動レベル  │
         ├────────────┤
         │   存   在    │
         │            │
         │   知   恵    │
         │            │
         │   観   念    │
         │            │
         │   感   情    │
         │            │
         │   知   性    │
         └────────────┘
                                   
                 『ニュー・メタフィジックス』(p19)
----------------------------------------------------------------------

これ、上に行くほど高い波動で、それだけ“無根拠”で存在できる波動帯とい
うことのようです。

つまり、まったく“無根拠”で存在できる「根拠の根拠」みたいな波動帯のこ
とを「存在」と呼んでいるわけです。

「存在」には、“いい”も“悪い”もまったくないわけね。

その波動帯には「目的」も「効率」も「進化」も「退化」も、そういうことが
言えるようなどんな「意味」も「方向性」もないわけ。

そんな“けちくさい”ものにはまったく“汚染”されていないわけね。^^;

バシャールの言い方でいうと、

      <すなわち「存在は存在する」というだけなのです>

ということになります。

そういうところから……、
----------------------------------------------------------------------
  存在から派生したすべての概念、そしてそれらの概念から生まれたすべて
 の行動が分化していった様子を追っていきます。そして最後に、存在自身の
 単純さへと戻っていきます。存在から始まり存在で終わるわけです。この初
 めと終わりの中間にあるものは、すべて存在自体の内部で起きている相互作
 用と見ることができます。それらの相互作用のたどるすべての道はゼロから
 始まりゼロで終わり、存在自体がもつサイクルとその円の性質を完結します。
 それでいて存在自体には始まりも終わりもありません。存在は常に存在して
 いましたし、これからも存在し続けるのです。
                『ニュー・メタフィジックス』(p19-20)
----------------------------------------------------------------------

はは。

……こういうのいいよねぇ。(-_-;)

  <存在は常に存在していましたし、これからも存在し続けるのです>

(*^_^*)

われわれが努力して、「存在」を存在させているわけじゃないんだものね。

……。

……EOさんなんかの「宇宙」イメージを思い出すよなぁ。(-_-;)

「絶対無」に囲繞(いにょう)され、絶えず存在を脅かされながら、「宇宙」
の存在根拠の希薄さを知っているいわば“宇宙医師団”が、“幽閉の領域”に
包まれた「宇宙」存続のために、宇宙の中心で、必死に変化を維持するための
“ダイナモ”駆動に日夜奮励努力していて、宇宙の“感情奴隷”である「人間」
の恐怖を励起させて感情エネルギーを収集する……、なんていう宇宙イメージ
を抱いていたもんなぁ。

別にそれが、とりわけ、とっびな思いつきというわけでもないのかもしれない
けど。

----------------------------------------------------------------------
 この初めと終わりの中間にあるものは、すべて存在自体の内部で起きている
 相互作用と見ることができます。
----------------------------------------------------------------------

うん、そう。

こうしてわたしが紡ぎ出しているすべての言葉も、わたしの「連想野」の中で
起こっている“玉突き”にすぎないともいえるものね。

(「連想野」という“玉突き台”の外に出られるわけじゃなし。)

そしてそれは、この地球の電磁圏に蓄えられている地球人類の想念波動圏への
チャネリングとも言えるわけだから。

(“わたしの考え”などというものがあるわけじゃなし。)

----------------------------------------------------------------------
 それらの相互作用のたどるすべての道はゼロから始まりゼロで終わり、存在
 自体がもつサイクルとその円の性質を完結します。
----------------------------------------------------------------------

わたしの“見晴らし”が広がりさえすれば、すべては「存在」の空無の中へ消
えて跡形もない……。

(-_-;)

……だから、“見晴らし”を広げるかどうかは、本気で熟慮して、決断した方
がいい、というわけだ。(^_-)

せっかく稼いだ「意味」も「成長」も、“すべての道はゼロから始まりゼロで
終わ”ってしまうのだから。

でも、安心なんだよなぁ。

この“努力の無意味性”、“努力”のこの“不可能性”が。

昔、朝夕ある坂道の通学路を往復しながら、「この無意味さを、これがまった
く不毛であったということを覚えておこう」と思ったことがありました。

そんなことがあったよなぁ。

たしかに、“努力”は“無意味”なんだけど、でも……、いろんな“無意味”
があるよなぁ。

たとえば、とっても「幸福な無意味」と、とっても「不幸な無意味」みたいな。

そして、「意味」なんてものがもしあるとしたら、それは、その“無意味”の
中で確証されるんじゃなくて、「幸福」と「不幸」の中で確証されるものなの
かもしれないし。

そして、もしそうだとしたら、その「幸福」と「不幸」こそ、「意味」なのか
もしれないし……。

以前、何かの精神世界本を読んでいて、“夢だとわかっていても、この宇宙の
終わりはそれなりに恐ろしいものです”みたいな言葉を見かけたことがありま
した。

へー、と思ったことを憶えています。

だって、もし“それなりに恐ろしい”のだとしたら、それは“夢だとわかって”
いないということじゃないの、と思いましたから。

その感想ももっともだけど……、でも、なんとなくわかる気もしてきたね。(^_-)

そういうことも、あるだろな。

わたしだって、“夢だとわかっていても、いよいよ経済的に成り立たなくて、
この生活を維持できなくなるかもしれない、となったら、それはそれなりに恐
ろしいものです”くらいの科白を吐けそうだものね。(^_-)

宇宙が壊滅するとか、水爆が頭の上に落ちるとか、そいういう話って、ある意
味でちっとも恐くないでしょ。

そういう意味では、ヌルゾーンだとか、暗黒の三日間、だとか、そういう話も
同じことだよね。

楽しみではあっても、別に恐くはない。

だいぶ前、このメルマガでも書きましたけど、わが家の視界で一望される一帯
の集落が、現代の日本では珍しいい五、六時間の停電で真っ暗になりました。

なんかとっても新鮮で、楽しかった。

なにより、努力できないのがよかった。

いや、もちろん、そのとき東電の方は“努力”されていたんでしょうけど。

これ、“マインド無礼講”ですからね。

いちいち、自分の現在の“役柄”を思い出して反省していたんじゃ、こんなも
の書けるわけがない。(^_-)

もっとずっと気宇壮大な「存在」の話ですからね。(なんちゃって。(*^_^*))

われわれ、もう、努力を促す叱咤激励の言葉には、十二分に食傷しているんで
すよ。

そろそろ、じつは、努力にはなんの意味もなかった、なんてことを思い出した
くなっているわけでしょ。

(でも、だからといって、努力なさっている方にケチをつけるようなことじゃ
 ないですけど。)

どうやら、当分、電気が点きそうもない、と思ったときは、じつに、開放感が
ありましたね。^^;

あたりは真っ暗だし、テレビは観なくてもいいし、本も読めないし、コンピュ
ータの電源を入れようにも、なにしろ停電なんです。(^_-)

ヤッター。\(^O^)/

ボクが悪いんじゃないもーん。

ボクちゃんはいい子にしていて、ちゃんとやることやりたいんだけど、だって、
電気がこないんだも、なんてね。

ま、ずっと、こなけりゃ、それはそれで悩むのかもしれないけど。

そういういろんな「意味」を生み出す“文脈”は、すべてさっきも掲載したこ
の表↓の階梯を降りることによって派生してくるんですよね。

         ┌────────────┐
         │  5つの波動レベル  │
         ├────────────┤
         │   存   在    │
         │            │
         │   知   恵    │
         │            │
         │   観   念    │
         │            │
         │   感   情    │
         │            │
         │   知   性    │
         └────────────┘

完璧に“無根拠”で存在できる「存在」には「叡智」が内包されており、その
「叡智」のある部分にフォーカスすることによって「信念体系」が生まれ、そ
の「信念体系」を根拠にしてある「感情」が生まれ、その「感情」に基づいて
「知性」が、“論理の体系”が生まれると。

つまり、われわれの“馴染み”の「合理性」というやつが生まれて来るのは、
「5つの波動レベル」を降りに降りた、本当に最後のところなんでしょう。

そこからは、その「合理性」の世界からは、「感謝」はまったくわからなくな
る。

その「合理性」の世界で、ひたすら不安に駆られてきたんだよなぁ。(-_-;)

でも、世界はそれだけじゃないはず。

「ホレーショ君、宇宙にはわれわれの想像も及ばないことがあるのだ」

これから、「知性」から「存在」までたどる統合の旅が始まるのかしら。

不安の根拠は潜在意識の層に押し込んできた「感情」の中に畳み込まれている
んだろうし、その「感情」を白日の下に出して“虫干し”をしたら、その古文
書の中に書き込まれていた「信念体系」が透けて見えてきて、その「信念体系」
を支えていた「叡智」の構造の向こうに、完璧な“無根拠”の「存在」が浮か
び上がってくる、というふうにでもなっているのかしら……。

まあ、そんなに理屈っぽいものでもないだろうけど。

ちょっと、段落を変えるね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.ランダムに本三冊
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近、イチローさんの『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(ぴあ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835615123/
という本を眺める機会がありました。

これ、凄い本ですね。(@_@)

半端じゃないです。

もちろん、イチローさんがフォーカスしている「意味」の世界を“スゴイ”と
思っている、というわけじゃないですよ。

むしろ、どんな「意味」の世界にフォーカスしていようと、なるほど、行くも
んだなぁ、というような感じです。

見事に、自分の「世界」、自分の「判断」、自分の「感性」に軸足を置いて、
ぶれない生き方を見せてくれています。

たとえば、こんな感じです。

----------------------------------------------------------------------
 第三者の評価を意識した生き方はしたくありません。
 自分が納得した生き方をしたいです。

           (2004年1月、大勢のファンを前に語った言葉です。)
           『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(p16)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835615123/
----------------------------------------------------------------------

(@_@)

のっけから、ガーン、という感じでしょ。

こういう言葉を自分の言葉として言えるようになるには……。(-_-)

わが身を省みて、うーん、なんともはや。

……という具合に、わたしなんかすぐに“他人様(ひとさま)の評価を”意識
しちゃうもんなぁ。

そして……、

----------------------------------------------------------------------
 自分の思ったことをやりつづけることには後悔がありません。
 もしそれが失敗したとしても後悔は絶対にないはずですから。

  (2002年11月、野球少年に向けて「ぼくからのみんなへのお願いです」と
  言った言葉です。「みんなもぜひ、重要なポイントが来たときに、自分の
  意志でなにかを決められるような大人になってほしいと思います」)
           『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(p16)
----------------------------------------------------------------------

(>_<)

もう、なにも言えん。

……。

それから、こんな↓不思議なメッセージ。

----------------------------------------------------------------------
 長く続く強い発見は、
 凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです。

            (2004年1月、勢のファンを前に語った言葉です。)
           『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(p28)
----------------------------------------------------------------------

これ↑、意味、わかります?

なんか凄いと思わない?

他の世界でこんなことができたことを想像すれば、これがどういうことを言っ
ているのか少し見当がつくよね。

そうかと思えば、こんなの↓。

----------------------------------------------------------------------
 ぼくらのいる世界というのは、
 どういう自分であるかということを見てもらって、
 応援するかどうかは、見る側が決めることなのです。

                (2003年のシーズン終了後の言葉です。)
           『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(p29)
----------------------------------------------------------------------

(-_-;)

 わたしなんかのいる世界というのは、
 どういう自分であるかということを見てもらって、
 応援するかどうかは、神さまが決めればいいんです。

一度、これくらいの科白も言ってみたいよなぁ。(-_-)

(@_@)

^^;

……まあ、この本はね、軒並みこんな感じ。

時代も、煮詰まってきてるでしょ。

イチローさんのメッセージの骨子は、努力を薦めるというよりは、野球少年に
向けて語ったという「みんなもぜひ、重要なポイントが来たときに、自分の意
志でなにかを決められるような大人になってほしいと思います」というような
ところにあるんじゃないでしょうか。

なんとなくここには、イチローさんの人生経験のある重要なポイントが見事に
集約されているような気がするんですよね。

イチローさんからこのメッセージを聴いたスポーツ少年たちの中には、背筋に
電流が奔った人もいるでしょうね。

自分が心底尊敬できる人に対して“ハートの耳”をいっぱいに開いているとこ
ろにこのメッセージが注がれたら……、それはスゴイことですよねぇ。


        …………○…………○…………○…………


ところで、本屋さんで思わず別の本にも手を出しました。

生命科学者柳澤桂子さんの『生きて死ぬ智慧』(小学館刊)という本です。

この本、とっても美しい造りの本で、その上薄くて文字が少ないものだから、
じつは、本屋さんで一冊全部立ち読みできちゃうんですよ。^^;

ところがどっこい、立ち読みしたのに、買いたくなっちゃう。

これはもう、しょうがないです。

堀文子さんの絵もいいんですよねぇ、うん。

いちおう、「般若心経」のひとつの現代語訳みたいな体裁をした本です。

でも、これまで出版された他の現代語訳と違って、逐語的な語釈ではなくて、
かなり自由な挿入部分がある現代語訳なんです。

……悪い癖で、ついつい無断引用して掲載したくなっちゃう。(*^_^*)

ま、いっか、いまさら、生真面目を装うわけにもいかないし。

こんな感じです。

----------------------------------------------------------------------
 お聞きなさい                       舎利子
 私たちは 広大な宇宙の中に
 存在します
 宇宙では
 形という固定したものはありません
 実体がないのです
 宇宙は粒子に満ちています
 粒子は自由に動き回って 形を変えて
 おたがいの関係の
 安定したところで静止します
 
 お聞きなさい
 形のあるもの
 いいかえれば物質的存在を
 私たちは現象としてとらえているのですが          色即是空
 現象というものは
 時々刻々変化するものであって               空即是色
 変化しない実体というものはありません
 実体がないからこそ 形をつくれるのです
 実体がなくて 変化するからこそ
 物質であることができるのです
 
 お聞きなさい
 あなたも 宇宙の中で
 粒子でできています
 宇宙のなかの
 他の粒子と一つづきです
 ですから宇宙も「空」です                 是諸法空相
 あなたという実体はないのです
 あなたと宇宙は一つです
 
 宇宙は一つづきですから
 生じたということもなく                  不生不滅
 なくなるということもありません
 きれいだとか 汚いだとかいうこともありません       不垢不浄
 増すこともなく 減ることもありません           不増不減
 「空」にはそのような
 取るに足りないことはないのです
 
                     『生きて死ぬ智慧』(p6-11)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093875219/
----------------------------------------------------------------------

……。(-_-;)

この心意気。

いや、バイアスかなぁ。

 「空」にはそのような
 取るに足りないことはないのです

ほら、この文章、対応する元の言葉がないでしょ。

でも、この言葉を書かずにはいられない衝動が柳澤さんにはある。

じつは、この本の“本文”は、この本の最後にある「あとがき」と対で読まれ
て、はじめて本来の意味で立ち上がってくるようなところがあります。

「あとがき」自体、それほど長い文章でもないのですが、でも字数でいえば、
“本文”よりは長いです。

つまり、それほど本文が短いということですが。

「あとがき」も無断引用してしまおうかと思いましたが……。

でも、それはやめます。

何かが、ブレーキをかける。

まあ、ご興味のある方は、買って読まれてみてください。

とってもきれいな本です。


        …………○…………○…………○…………


今日は、本の紹介オンバレードだ。(*^_^*)

柳澤さんの本は衝動買いです。

でも、次の本は、久しぶりにわざわざ本を買いに本屋に行って、眺めに眺めて、
ついに何も見つかりそうもないから帰ろうと思っていたところで、最後に、あ、
今日はこれを買えってことかな、と思って買った本です。

これは、帯で買わされました。^^;

よしともとばななさんの帯。

----------------------------------------------------------------------
 この本には
 叡智の輝きと愛がある。
 とても美しい本だと思う。
 得がたい情報を
 高いレベルの文章にして、
 書籍にして誰にでも
 与えてしまう…
 その決心こそに、私は
 心からの歓びを感じる。
  よしもとばなな(序文より)
----------------------------------------------------------------------

ええとですね……(*^_^*)、本は
『アトランティスの叡智』(ゲリー・ボーネル著、徳間書店刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198619247/
という本です。

もちろん、
 得がたい情報を
 高いレベルの文章にして、
という帯の表現に釣られて買ったんですが……、ところがこの本、簡単に読め
る本じゃないです。(*^_^*)

というか、ところどころほんの拾い読みをしただけで、まだ読んだとはいえま
せん。

でもね、なかなか、面白いんですよねぇ。

今日のテーマ(というほど纏まった話しでもでもないけど(*^_^*))と、とっ
ても関係があるんです。

つまり、無努力、無意味、無条件、自分のままでいい、というようなことなん
ですけどね。

今日出てきた言葉でいうなら……、

 存在から始まり存在で終わるわけです。この初めと終わりの中間にあるもの
 は、すべて存在自体の内部で起きている相互作用と見ることができます。

とか、

 昔、朝夕ある坂道の通学路を往復しながら、「この無意味さを、これがまっ
 たく不毛であったということを覚えておこう」と思ったことがありました。

とか (*^_^*)、

 第三者の評価を意識した生き方はしたくありません。
 自分が納得した生き方をしたいです。

とか、

 きれいだとか 汚いだとか……
 「空」にはそのような
 取るに足りないことはないのです

とか。

……。

そして、なによりも、このゲリー・ボーネルさんの本には、他では見かけたこ
とのないとてもユニークな内容があります。

たとえば、宇宙におけるわれわれという存在のユニークさですが、そういう、
ある意味で比喩的にも聞こえたその“ユニークさ”も、ゲリー・ボーネルさん
の知見によれば、次のように表現されます。

この本の第二章は“「遍在」における基準点としての私たち”というのですが、
そこでわれわれの「魂」という存在はこんなふうに描写されます。

----------------------------------------------------------------------
  私たちは真実、文字通りに桁外れの存在なのです。ちょっと単純すぎるた
 とえかもしれませんが、一トンもの光が一グラムの入れ物にぎゅうぎゅう詰
 めになっている感じです。私たちの魂の光は五感で捉えるにはあまりにも輝
 いています。一トンの光が一グラムの入れ物には入りきれないのと同じよう
 に。でもこうやって私たちは限られた肉体の中に詰め込まれているわけです。
 
                   『アトランティスの叡智』(p76)
----------------------------------------------------------------------

この喩え、ちょっとすごいと思いません。(@_@)

でも、それに続く部分も、なにやら、じつにユニークなんですよね。

----------------------------------------------------------------------
  私たちは創造主の宇宙的作品に投げ込まれているのですが、どちらかとい
 えばその作品は考え抜かれた科学的な芸術というよりは、直感的かつ衝動的
 な作品に近いと言えるでしょう。そして一度創造された魂はコピーを作るこ
 とも、破壊することも、創造主自身にさえできません。「始まりの瞬間」に
 私たちは創造され、完璧に自由な存在として大いなるデザインの中に解き放
 たれたのです。私たちとの関係性の中で、この大いなるデザインは時ととも
 に変化します。が、なぜこうなっているのかその意味を知ることは、私たち
 の叡智の枠組みを超えているのです。最も拡大した意識を持っている魂にと
 ってさえも。
                  『アトランティスの叡智』(p76-77)
----------------------------------------------------------------------

途方もない贈り物、途方もない安心……。

「始まりの瞬間」に一挙に創造されたらしいわれわれ魂は、創造主自身にさえ
「コピーを作ることも、破壊することも」できないというのです。(@_@)

さらにそれに続く部分は、ゴシックのボールド(太字)で印刷されています。

----------------------------------------------------------------------
 重要なポイント:私たちは広大な存在であり、ガラスのモザイクの中で、自
 分と同じ存在はただ一つとして存在しません。ただ私たちはその「始まりの
 瞬間」の永遠の表現として、説明不能な「永遠の意義」に深くつながってい
 るのです。私たちは創造主が作曲した芸術的シンフォニーが奏でる一つの音、
 バイブレーションとして他と関わっていきます。誰一人として同じ存在はい
 ません。私たちがみな多次元的な「第一次存在」だという意味で共通してい
 ることを除けば、私たちは創造において、完璧にユニークな存在です。そし
 てそれぞれが「始まりの瞬間」へ一つの視点、座標上のポイントを提示して
 いるのです。
                   『アトランティスの叡智』(p77)
----------------------------------------------------------------------

ふーむ。(-_-;)

……それならわかる、とあなたは思いませんか?

というか……、ま、それなら納得してもいいか、というふうには? (*^_^*)

----------------------------------------------------------------------
  ただ集合的存在としての私たちについてわかっていること――魂としての
 私たちすべてにただ一つ共通していることは、私たちがみなまったく同一の
 瞬間に創造されたということです。芸術家が注意深く一つずつ順番に丹念に
 作り上げた、ステンドグラスのピースではありません。始まりの瞬間(創造
 主)の「衝動」の中から一瞬で生まれました。自らを知りたいという衝動か
 ら。
                  『アトランティスの叡智』(p77-78)
----------------------------------------------------------------------

今回は、ここまでにしておきましょう。

この本から初めて得たきわめてユニークな知見にまで触れたかったのですが、
まあ、慌てることもないか、という気もしました。

無断引用も、あまり長くなりすぎるとよくないかも。^^;

いずれにしろ、この本、とても素晴らしい贈り物だと思います。

今回は、これくらいで。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 3.編集後記:網戸には蝉が一匹……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あーあ、今日はなんだか、しばらく振りに“書いちゃった”。(*^_^*)

しきりに虫の声がしています。

そして川の音。

まだ台風の名残りがあるから、川の音も少しばかり猛々しい。

さて終わろうかなと思ったら、気配を感じたのか、横で寝ていたトム(猫)が
起きあがって、ちょっと身体を舐めて、出ていくのかと思ったら、姿勢を変え
てまた寝てしまった。

網戸には蝉が一匹止まっているから、開けたらけたたましい音を立てるはず。

まあ、今日はこんなところかなぁ。

というわけで今回も……。

前号に続いて、著者のご了解を得ている「祈願文」という内容の文章を掲載さ
せていただきます。

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17.2001.7.7 地球さんへ

            【 祈 願 文 】 

56億年の永きにわたり、多くの魂に学舎を提供されてきた、地球さん、
本当にありがとうございました。
満身創痍でボロボロになりながらも、一言の愚痴も言わず、ただひたすら
大いなる愛で耐えてこられたあなたに、深く感謝いたします。
もうすぐ光の次元へ戻られるとのことですが、一日も早く傷を癒され、
元気な姿で光に還られますよう心よりお祈りいたします。
天の父よ、天の母よ、どうか私達の祈りを聞き入れ、地球さんにたくさんの
癒しの光をお送り下さい。

           海よ山よ空よ森よ川よ    よみがえれ

         生きとし生けるもの全て  よみがえれ

            地球よ         よみがえれ
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<(_ _)>

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■ 【作 者】 『アセンション資料館』主人 pari
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