home > 通信 >湧いてくる思考に気づいている:『アセンション館通信』第1017号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2023/10/15(第1017号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

 〈自己〉は展開する宇宙的ドラマの壮大なショーを生み出し、
 それを観ながら、そのなかに、そしてそれとして現れているが、
 それは夢を見ている人が自分の夢を作り出すと同時に
 それを見ながらそこに出演しているのと同じだ。
 (『夢へと目覚める』レオ・ハートン)
 
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。
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◇◇ もくじ ◇◇

1.湧いてくる思考に気づいている

2.編集後記
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■1.湧いてくる思考に気づいている
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やっと秋らしくなってきましたね。

すべては夢のなか。

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>を

あなたはいかがお過ごしですか?

夜、目が覚めて、トイレから戻って

そのまま枕元の明かりを点けて

本を読むことがあります。

それは今のひとつの楽しみでもあります。

その日常世界に醒めきっていない瞬間の

透明な理解力には特別なものがあります。

当たり前がとても当たり前です。

想念が湧いてくるとき、

その想念を湧かせている自分がいるわけではない。

ただ湧いてくる想念に焦点を合わせているだけです。

でも、そのことが

“自分が考えている”と解釈されているときは、

何かが求められているとも言えるでしょう。

“自分”が考えているのなら

今とは違う何かに注意が向かっているわけですから。

では想念が湧いてくるとき、

その想念は何を求めて湧いてくるのでしょうか?

いいえ、それはただ湧いてくるだけです。

ただ意識の焦点がそれに向いたとき、

そこに何らかの意味が生じてくると言うだけです。

その意味では、

“自分”が何かを“考えている”なら、

“自分”は何を求めているのか?

という言い方もできるでしょう。

そうしたら、

それは今ある「現実」以外のものを求めている、

ということになるかもしれません。

今ある「現実」そのものに浸っているなら、

何も考えたりする必要はない、というふうに。

想念が湧いてくる状態が、

何かを“考えている”と解釈されるとき、

それは“誰か”が何かを“考えている”のだと

理解されることになる。

むろん、

それは“自分”が“考えている”のだというふうに。

あるいはそれは

今という瞬間が避けられているのかもしれません。

「reality:リアリティー」という英語があります。

「現実」という日本語に翻訳される単語です。

何かが“考え”られているとき、

今ある「現実」以外のものが求められている、

とも言えます。

“誰”が“何のために”

今ある「現実」以外のものを求めているのか?

“誰”が“何のために”

今ある「現実」を避けようとしているのか?

【今ある「現実」】とは、

今この瞬間に

何らかの意味で「顕れている『現実』」のことでしょう。

その場合、

【今ある「現実」】は「現れ」に言及しているのです。

「reality:リアリティー」という英語には

「本当のもの」とか「真実」という意味もあります。

しかし、

単なる今この瞬間の「現れ」にすぎないものに

「本当のもの」とか「真実」という言葉にふさわしい

実質がありえるものでしょうか?

そんな疑念も起こりえます。

「reality:リアリティー」という言葉は

もっともっと実質的な「真実」を指しているのだと。

そのような意味を担ったとき、

「reality」は「実在」と翻訳されことがあります。

そして「実在」と翻訳された「reality」は、

けっして今この瞬間の「現れ」を意味していません。

それが指し示しているのは

「純粋意識」とか「絶対的主体性」と呼ばれるもの。

けっして「現れ」にはなりえないもの、

その「現れ」に気づいているものです。

それは<気づき>です。

すべての「現れ」に気づいているもの。

すべての「現れ」を可能にしている<気づき>。

すべての「現れ」の可能根拠としての<気づき>です。

すべての「現れ」が流れ出す源泉、源です。

なぜそれが源泉、源と呼ばれるのか?

なぜなら、

「現れ」は「純粋意識」なしにはありえないけれども、

「純粋意識」のほうは

「現れ」の有る無しに関係なく永遠に存在するからです。

思考が湧いてくるとき、

無意識の注意がその思考に焦点を奪われます。

そのような事態が、

“自分”が“考えている”として解釈されるのです。

かくて架空の主体である“自分”が前提されます。

その“自分”が

今ある「現実」以外のものを求めている。

言葉を換えると、

その“自分”が今ある「現実」を避けているわけです。

“自分”の発生とは、

湧いてくる想念に対する無意識の注意に起因します。

ひとたび湧いてくる想念に

注意という選択的な気づきの焦点が奪われたら、

あとは湧いてくる想念の自動運転が始まるだけです。

実在するものが<気づき>であることは自明です。

そして自分が

すべての現れに気づいている

<気づき>であることも自明です。

その<気づき>が

いかなる「現れ」にもなりえないことも自明です。

<気づき>はただ

<気づき>であることに満足していればいい。

自然に湧いてくるあらゆる想念が

もし目的を持っているのだとしたら、

それは<気づき>を指し示すこと。

<気づき>の存在に光を当てることです。

あらゆる思考は<気づき>の存在への讃歌です。

ただ、

自然に湧いてくる思考に無意識の焦点を奪われ、

ただただその思考の後を追ってゆけば、

思考は本来の能力以上のパフォーマンスを展開せざるをえない。

ありもしない世界を

あたかもあるかのように展開せざるをえないのです。

湧いてくる思考に気づくことです。

湧いてくる思考に気づくことで、

実在するのが<気づき>であることが明らかになる。

そして自分が

その<気づき>であることも明らかになる。

存在するのは<意識>だけ。

その<意識>の「絶対的主体性」的側面を

あえて「純粋意識」として抽象するなら、

「純粋意識」が「純粋意識」として存在するときは、

「純粋意識」は自らの存在に気づいていません。

「夢見のない深い睡眠」のなかで実現されている無意識は

そのようなものだとも言えます。

その「絶対的主体性」が

意識のなかで実現されたとき

それがジニャーナ(智慧)と呼ばれるのでしょう。

存在するのが<意識>だけであることを知ることは、

自然に湧いてくる思考に気づいていることから始まる。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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生涯内側を向くことがなかった注意の焦点が

やっと内側を向き始めたような気がします。

今日も晩くなりました。

おやすみなさい。

<(__)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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