home > 通信 >人が手にできる唯一の自由(R.M):『アセンション館通信』第1028号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2023/12/31(第1028号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

 〈自己〉は展開する宇宙的ドラマの壮大なショーを生み出し、
 それを観ながら、そのなかに、そしてそれとして現れているが、
 それは夢を見ている人が自分の夢を作り出すと同時に
 それを見ながらそこに出演しているのと同じだ。
 (『夢へと目覚める』レオ・ハートン)
 
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。
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◇◇ もくじ ◇◇

1.人が手にできる唯一の自由(R.M)

2.編集後記
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■1.人が手にできる唯一の自由(R.M)
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2023年も今日で終わりですね。

意識はすべて実在しない時空間という

「夢」のなかにあるという語法を前提にするなら、

このpariという「夢」のなかでもいろいろありました。

そしてその語法の前提の上では、

「夢」のなかの登場人物であるpariには

もちろん、どんな自由意志もありません。

ラマナ・マハルシの弟子のプンジャジによれば、

「アドヴァイタ」「非二元論」というのは、

波動多次元宇宙のなかでも

この地球でしか見聞しなかったそうです。

もしこの地球以外に

「アドヴァイタ」「非二元論」が伝えられる

星が存在しないのだとすれば、

この銀河の太陽系第三惑星のわれらが母星地球は

かなり特異な環境なのかもしれませんね。

実際、pariがこれまで読んだことのある

チャネリングによる精神世界情報のなかでは

「アドヴァイタ」「非二元論」に言及している

本はありませんでした。

わずかにその雰囲気を暗示していたのは、

ロバート・モンローが『魂の体外旅行』で言及していた

地球人の3タイプ「新参者」「古参」「最終回」の

「最終回」のタイプでしょうか。

それは自分のアイデントを完全に喪失するという

非常識かつ過酷な契約が要求される“圧縮学習”を経て

惑星「地球」を卒業して消滅するタイプです。

このタイプはチャネリング系スピリチュアル情報で言う

「根本創造主」「絶対無限の存在」そのもの以前の

(マハラジの言葉を使うなら)

意識に先立つ純粋存在に溶解した在り方と言えるでしょう。

その「アドヴァイタ」「非二元論」的な言い方のなかでは

意識のなかに“自由意志”の存在する余地はありません。

しかし、これから地球にも開けようとする

波動多次元宇宙が前提とする常識(世界観)では

“自由意志”は存在します。

たとえば、ミナミAアシュタール情報のなかに

【ミナミAアシュタールRadio207「あなたの頭の中は自由です」】

という音声メッセージあります。

この音声メッセージのなかで

ミナミさんがチャネリングするアシュタールは

われわれは頭のなかでは誰に遠慮することもなく、

また誰に指図されることもなく

自由に想像することができる、という言い方をします。

たとえば、予測可能性という意味で、

2025年7月5日あるいは25日に

地球人類の集合意識が準備しているある種のイベントが

起こる可能性を無化することはできないかもしれません。

その意味では、そこに自由はないとも言えます。

しかし“自分”の頭のなかという

ある種の仮想“微小領域”内には、

完全な予測不可能性がある。

つまり、次の瞬間“自分(というエゴ)”が

どんな意図を呼び出すかは予測不能である

というわけです。

これはまさに「意志」という言葉の境界領域ですね。

それは予測不能だから「自由」だと言えるのか?

それとも欲望が呼び出す「意図」なのだから、

そこにはまったく「自由」など存在しえないのか?

ラマナ・マハルシは例の「扇」の応答のなかで

次のように答えています。

──────────────────
 質問者
 人の人生において、彼の国、国民、家族、仕事、
 職業、結婚、死などにおける顕著な出来事が、
 彼のカルマによってすべて宿命づけられている
 ことは理解できますが、
 しかし彼の人生の詳細すべてに至るまで、
 取るに足らないことまで、
 すでに決定されているのでしょうか?
 例えば、
 今私は手のなかの扇を床の上に置きました。
 それはこの日、この時間に、
 私がこのように扇を動かし、
 このようにここに置くということまで、
 すでに決定されているということなのでしょうか?
 
 マハルシ
 もちろんだ。
 何であれこの身体がすること、
 そして何であれそれが通り抜ける体験は、
 その身体が存在を現したときに
 すでに決定されているのである。
 
 質問者
 それでは、人の自由や彼の行為に対する責任は
 どうなるのでしょうか?
 
 マハルシ
 人が手にできる唯一の自由とは、
 努力をしてジニャーニを得ることである。
 それが彼と身体との同一化を断ち切る。
 身体はプラーラブダによって宿命づけられた、
 避けることのできない行為を通り抜けていくだろう。
 人は身体と彼自身を同一視し、
 その身体の行為の報いに執着するか、
 あるいはそれから離れ、
 身体の活動の単なる目撃者となるか、
 という選択の自由だけをもっているのである。
 
 質問者 
 それでは、自由意志とは作り話なのでしょうか?
 
 マハルシ
 自由意志は個人性に関わる領域で維持される。
 個人性が維持されるかぎり、自由意志は存在する。
 すべての聖典はこの事実を基盤としたうえで、
 自由意志を正しい経路に向けるように勧めている。
 
 誰にとって
 自由意志や運命が問題となるのか見いだしなさい。
 それらがどこから来るのか見いだし、
 そしてその源にとどまりなさい。
 もしあなたがそうするなら、
 その両方とも超越される。
 それがこの質問について論議をする唯一の目的なのである。
 誰にとってこの質問が起こったのか?
 それを見いだして、心安らかになりなさい。
 
 『あるがままに』(p388-389)
──────────────────

> 今私は手のなかの扇を床の上に置きました。
> それはこの日、この時間に、
> 私がこのように扇を動かし、
> このようにここに置くということまで、
> すでに決定されているということなのでしょうか?
> 
> マハルシ
> もちろんだ。
> 何であれこの身体がすること、
> そして何であれそれが通り抜ける体験は、
> その身体が存在を現したときに
> すでに決定されているのである。

このマハルシの返答を初めて聴いたときは驚きでした。

いまでも驚きます。

しかし、少しずつ少しずつ

理解が身体に浸透してきます。

> 質問者
> それでは、人の自由や彼の行為に対する責任は
> どうなるのでしょうか?

自由意志が完全にないとわかったうえで

しかもなお“自分”の行為に対する責任

などというものがありうるのでしょうか?

> マハルシ
> 人が手にできる唯一の自由とは、
> 努力をしてジニャーニを得ることである。

(-_-;)

> それが彼と身体との同一化を断ち切る。

(-_-)

> 身体はプラーラブダによって宿命づけられた、
> 避けることのできない行為を通り抜けていくだろう。

お! そうか。

> 人は身体と彼自身を同一視し、
> その身体の行為の報いに執着するか、
> あるいはそれから離れ、
> 身体の活動の単なる目撃者となるか、
> という選択の自由だけをもっているのである。

(@_@)

> 質問者 
> それでは、自由意志とは作り話なのでしょうか?

うん。

> マハルシ
> 自由意志は個人性に関わる領域で維持される。

なるほど。

> 個人性が維持されるかぎり、
> 自由意志は存在する。

そういうことか。

> すべての聖典はこの事実を基盤としたうえで、
> 自由意志を正しい経路に向けるように勧めている。

これがマハルシの表現方法。

> 誰にとって
> 自由意志や運命が問題となるのか見いだしなさい。

はい。

> それらがどこから来るのか見いだし、
> そしてその源にとどまりなさい。

(-_-)

> もしあなたがそうするなら、
> その両方とも超越される。

……。

> それがこの質問について論議をする唯一の目的なのである。

はい。

> 誰にとってこの質問が起こったのか?
> それを見いだして、心安らかになりなさい。

(-||-)

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

──────────────────
 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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【誰にとって
 自由意志や運命が問題となるのか見いだしなさい。
 それらがどこから来るのか見いだし、
 そしてその源にとどまりなさい。
 もしあなたがそうするなら、
 その両方とも超越される。
 それがこの質問について論議をする唯一の目的なのである。
 誰にとってこの質問が起こったのか?
 それを見いだして、心安らかになりなさい。】

(-||-)

やっとこういう言葉が意味を持つようになりました。

じつに永い永い、マインドの旅でした。

今日も晩くなりました。

おやすみなさい。

<(__)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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