home > 通信 >時間的心:『真実は在る』(2):『アセンション館通信』第1031号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2024/1/21(第1031号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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 ☆☆   ☆☆   https://www.ascensionkan.com
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

 〈自己〉は展開する宇宙的ドラマの壮大なショーを生み出し、
 それを観ながら、そのなかに、そしてそれとして現れているが、
 それは夢を見ている人が自分の夢を作り出すと同時に
 それを見ながらそこに出演しているのと同じだ。
 (『夢へと目覚める』レオ・ハートン)
 
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。
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◇◇ もくじ ◇◇

1.時間的心:『真実は在る』(2)

2.編集後記
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■1.時間的心:『真実は在る』(2)
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今日はまただいぶ寒くなりました。

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>をいかがお過ごしでしょうか?

ジェニファー・マシューズが書いた

『Truth Is(真実は在る)』のつづきをご紹介します。

1.	絶対的実在
2.	無限の愛
3.	神
4.	真実
5.	時間的心
6.	問題と痛み
7.	思考
8.	アファーメーション
9.	悟り
10,	現存

今回は、「5. 時間的心」からです。

(ジェニファー・マシューズの許可など得ていない

 無断翻訳です。
 
 本の無料宣伝になるといいのですが。(-||-))

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 5.	時間的心
 
 
 絶対的実在(神)の表面に無邪気な揺らぎが現れる。
 これが「わたしはいる」という想念だ。
 この「わたしはいる」という想念は
 究極的には幻想であり、
 無限の愛に帰着する。
 時間的心とはこの無邪気な揺らぎが
 神の内にある源に帰還できないかもしれない
 という想念だ。
 自分の平安がかき乱されたという思いを抱くと、
 わたしは再び平穏になろうとする。
 平安に戻るための「時間がほしい」と、
 時間の観念が生じる。
 あたかも自分が即座に帰れるとは
 かぎらないとでもいうかのように。
 時間とは、
 いつかは何かがまずくなる可能性があるという観念だ。
 
 時間とは未来が不確定だという幻想だ。
 あたかも、自分が神への帰還という
 危険な旅の途上にいるかのように。
 実際は、わたしは自分の庭を散策している。
 わたしの帰還は確実だ。
 いちども家から離れていないのだから。
 
 〜
 
 時間的心とは、
 わたしが一日中一体化している個人的心だ。
 それを「時間的心」と呼ぶのは、
 それが時間を製造するからだ。
 やすらぎに満ちた一瞬の沈黙は、
 一千年考えるよりも多くの叡智を包含する。
 考えることがわたしを愛に導くことはできない。
 考えることは
 自分が愛から切り離されているという観念を
 代表しているからだ。
 
 時間的心こそが
 自分の問題の原因だとわかると、
 わたしはそれを超越しようとしたくなる。
 けれども、超越しようとすると、
 それを事実と認めてしまうため、
 わたしはそのフィードバック・ループにはまってしまう。
 子どもが空想の友だちを卒業しはじめるとき、
 その友だちにそのことを相談したりしない。
 時間的心は現実ではないから、
 それを超越することはできない。
──────────────────

ジェニファー・マシューズは

とても短い簡潔な言葉で

自分の確信だけを語ります。

最初はやすらぎと沈黙という

永遠不動の実在だけが存在し、

その表面にあるかないかの微かな

なんの悪意もないさざ波が立ちます。

その実在の表面に起こったゆらぎが

「わたしはいる」という感覚だというのです。

実在が自分の存在に気づく瞬間です。

> この「わたしはいる」という想念は
> 究極的には幻想であり、
> 無限の愛に帰着する。

永遠のやすらぎである実在が

「わたしはいる」という幻想を夢見ても

もちろん、

永遠のやすらぎである実在以外のものが

存在するわけではありません。

でも、いったん“自分”の存在に気づくと、

その“自分”とは何なのかという

興味がわくのかもしれません。

ミナミAアシュタールなど

いわゆるニューエイジ系の意識存在は

その宇宙創造の詳細のほうに詳しい。

ですから、

そちらのほうの具体的詳細を

現在の地球人に知らせてくれようとします。

自分が望む現実を創造できるように。

けれども『バイブル』の信徒であり、

インド直系のアドヴァイタの学徒である

ジェニファー・マシューズは、

そちらの詳細に踏み込むことはありません。

ただ、

唯一の実在である

永遠のやすらぎと愛の表面に起こった

無邪気なゆらぎの収束の形を語るだけです。

ごくごく簡潔な言葉で。

> 時間的心とはこの無邪気な揺らぎが
> 神の内にある源に帰還できないかもしれない
> という想念だ。

これがキリスト教神学の

深奥にある論理なのでしょうね。

> 自分の平安がかき乱されたという思いを抱くと、
> わたしは再び平穏になろうとする。
> 平安に戻るための「時間がほしい」と、
> 時間の観念が生じる。

自らの存在を知らずにいた実在は、

マハラジなら<気づき>と呼び、

ラメッシ・バルセカールなら

「ユニシティ」と呼ぶの実在のことです。

ラマナ・マハルシの言葉なら

「私−私」ということになるのでしょうか。

いまその平安が破られて、

「私−私」から

「私は在る」が生じてしまったわけです。

この「私は在る」という存在感が

自分が何者であるかという疑問を持ったら、

そこから一瞬のうちに意識世界という

大伽藍が立ち上がることになります。

この時空的観念の構築物のなかに

対象物としての自分の姿を追い求めたら、

そこからは永劫の夢が紡ぎ出され、

その客観世界のなかで“自分”は

ますます矮小化してゆくことになるのでしょう。

そこに多次元宇宙が創造され、

それを運営するための大小さまざまの

サイクルが発明されることになるのでしょう。

しかし、

ジェニファー・マシューズは

そういう話には加わりません。

ただ、端的な「愛への帰還」の道筋を

照らし出すだけです。

沈黙の現存の上に起こったゆらぎは、

自らの解消の方途を探ります。

「わたしはいる」という感覚、

この自分の存在に気づいてしまったゆらぎは

気づく前の状態に

すぐには戻れないようです。

ただちに何もなかった元のやすらぎに

戻ろうという感覚は起こらない。

どうやら戻れないかもしれない

という恐れを抱くようなのです。

そしてもと来た道に戻るための

努力に駆り立てられることになります。

そのための“時間”を求めてしまうのです。

ジェニファー・マシューズは

> 時間とは未来が不確定だという幻想だ。

と言います。

> あたかも、自分が神への帰還という
> 危険な旅の途上にいるかのように。

何かを求めなければならないというのは

地球世界の住民の間では常識のなかの常識です。

何かを求め、計画し、画策する。

何のために?

もちろん、落ち着けるためにです。

しかし、

地上の見かけの問題を解決することで

それが達成できる見込みはありません。

なぜなら、

求めること自体が問題を創造するのですから。

そしてまた、

求めている本人こそが、

当人が求めているものなのですから。

われわれは妄想によって

何者にでもなることができる。

しかし、そうでありながらも、

われわれは実体としては

何者にもなりえないわけです。

これ以上の何を求めることができるでしょうか?

> 実際は、わたしは自分の庭を散策している。
> わたしの帰還は確実だ。
> いちども家から離れていないのだから。

ただ、自分が愛に満たされていることに

気づいていないだけ。

なぜなら、

自分が投影する外側の映像に注意のフォーカスを向け

そのなかで自分の理想の姿を追い求めているから。

> 〜
> 
> 時間的心とは、
> わたしが一日中一体化している個人的心だ。
> それを「時間的心」と呼ぶのは、
> それが時間を製造するからだ。

われわれは時間のなかで画策して、

そこに描き出した動画のなかに

自分の理想の姿を実現しようとする。

肉体が若いあいだはそれも可能な気はするけれど。

それは途方もない

夢のなかの遠出になるかもしれない。

> やすらぎに満ちた一瞬の沈黙は、
> 一千年考えるよりも多くの叡智を包含する。

ほんとうはただ見かけの現実のなかでの

画策をやめることだけでいいのだけれど。

> 考えることがわたしを愛に導くことはできない。

考えることが、画策することが

やすらぎの沈黙につながることはありえない。

では、どうしたらいいのか?

迷いに迷い、

そして求道などということが始まる。

ここでほとんど一生というほどの

時間を過ごすことだって起こりえる。

> 子どもが空想の友だちを卒業しはじめるとき、
> その友だちにそのことを相談したりしない。
> 時間的心は現実ではないから、
> それを超越することはできない。

そしてジェニファー・マシューズの洞察の矢は

時間の本質へと向けられます。

──────────────────
 
 6.	問題と痛み
 
 
 すべての問題は時間のなかで起きる。
 無限の愛がもつ輝かしい完全性を、
 変更できるものは何もない。
 愛だけが現実だと知っていることは、
 ポケットにダイヤモンドを持っているような、
 当座預金に百万ドルが入っているようなものだ。
 
 わたしは時間的心の問題を克服しようとして、
 そのジレンマと格闘する。
 
 でも、真の道は、今この瞬間、
 つねに自分の注意を存在する愛に向けることだ。
 もう少しそのジレンマと格闘してからではなく。
 
 時間的心の運転モードは、
 愛への帰還をもう少し先延ばしすることだ。
 
 時間的心は水平的な進歩の行進を象徴している。
 それはこの瞬間を時間に従属させることになる。
 
 愛とは垂直の次元だ。
 今この瞬間こそが、
 愛の垂直次元へのアクセスポイントだ。
 
 〜
 
 時間は実在ではない。
 完璧な愛だけが実在であり、
 それは永遠に安全だ。
 
 見かけのあの苦闘の時期が存在していたのは、
 わたしが選択できるようにするためだった。
 
 わたしは自分の注意を時間の産物から遠ざけ
 愛に向けることを選択する。
──────────────────

問題は時間の中でこそ起こっていた。

時間のなかで問題という幻想が起こり、

その問題を解決しようとして

さらなる時間が創造される。

そして時間のなかの問題解決の苦闘が

その無限の愛への帰還を

可能にするわけではない。

実際は、

時間のなかの問題解決の苦闘は

無限の愛から目を逸らすことにしか、

そして無限の愛への帰還を先延ばしすることにしか

役立たない。

しかし実際は無限の愛は今ここにある。

それが存在しなくなることはない。

実際は永遠のやすらぎである沈黙しか、

無限の愛しか存在していないのだから。

> 無限の愛がもつ輝かしい完全性を、
> 変更できるものは何もない。

実在しているのは無限の愛のみ。

その輝かしい完全性を

変えられるものなど何も存在しない。

ただ不確実な未来という幻想が生まれ

永遠の愛に帰還するための時間という

さらなる幻想が生み出されただけ。

時間のなかでの苦闘に

さらなる暗闇の幻想を生み出し、

永遠の愛への帰還を更に先延ばしする以外の

どんな機能もありえない。

永遠の愛は<いま・ここ>にある。

そして時間のなかでの苦闘に気づいている。

時間のなかでの苦闘を愛している。

永遠の愛の中でこそ

時間のなかの苦闘も存在しえているのだから。

実際に実在しているのは永遠の愛のみ。

> 愛だけが現実だと知っていることは、
> ポケットにダイヤモンドを持っているような、
> 当座預金に百万ドルが入っているようなものだ。

時間的心という見かけの“自分”は

さらなる見かけの問題を捏造するだけ。

真の道は、今この瞬間に

すでに存在する愛に自分の注意を向けること。

いまこの瞬間に。

もう少し見かけの問題と格闘してからではなく。

時間的心という見かけの“自分”は

つねに不毛な水平的進歩の道へと巻き込まれる。

そして永遠の愛への帰還を先延ばしする。

その一見たやすそうな水平的問題解決の道は

実際は途方もない時間への従属につながる。

【愛とは垂直の次元だ。
 今この瞬間こそが、
 愛の垂直次元へのアクセスポイントだ。】

時間は実在ではない。

完璧な愛だけが実在であり、

それは永遠に安全だ。

時間とは見かけの“自分”に

幻想の選択をさせるための魔法とも言える。

それは一瞬の疑い、

一瞬の恐れが生み出した魔法だった。

見かけの“自分”は

その捏造された時間幻想のなかで

その幻想への隷属を強いられる。

【わたしは自分の注意を時間の産物から遠ざけ
 愛に向けることを選択する。】

(-||-)

次回に、またこの続きををご紹介したいと思います。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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手にとっていただけました?(^^;)

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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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ジェニファー・マシューズ。

濃縮ジュースです。

「落ち込むこともあるけれど……」

起こるべきことが起こっているのです。

今日も晩くなりました。

おやすみなさい。

<(__)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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