home > 通信 >『WHOLE BRAIN』:誰かのせいにできるか?:『アセンション館通信』第1043号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2024/4/14(第1043号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

アセンション館主人pariとの一体化が緩んできた意識に
相変わらず起こりつづけている想念を報告しています。

 今いる場を離れず、仕事を続けなさい。心に生気を与え、
 あらゆる仕事をこなすようにさせる何かが根底に流れています。
 それは何でしょうか? 真我です。真我こそがあなたの活動性の
 真の源なのです。仕事をしている間も、ただそれに気づいていなさい。
 (『真我』ラマナ・マハルシ)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。
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◇◇ もくじ ◇◇

1.『WHOLE BRAIN』:誰かのせいにできるか?

2.編集後記
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■1.『WHOLE BRAIN』:誰かのせいにできるか?
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暖かくなりましたね。

これからがわが夢のなかの庭というか

眼前の庭がいちばん華やかになる季節です。

正面の濃いめのピンクの花桃は

今が五分咲きくらいでしょうか。

これからひと月くらいは咲き続けてくれます。

右下に見える“咲分け”という白とピンクの花桃は

もう満開をすぎたところ。

正面の花桃の下のレンギョウは今が三分咲き。

右手の薄いピンク色の山桜はもう五分咲きかな。

正面眼前の赤紫のミツバツツジは一分咲きくらい。

ここからは見えないけれど、

庭の東端に咲き始めたモクレンの

濃い臙脂色の深みは一種すごみがあります。

デッキ下のチューリップは今年も咲いてくれている。

ありがたいことです。

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>をいかがお過ごしでしょうか?

こうして眼前に現れている光景や、

その光景にかぶせて浮かぶ意味合いなど

すべての現れはこの身体を通じて起こっている

意識の焦点(いわば内面の“フィルム”)が

真我の光によって投影されたものでした。

この身体を通じて起こる内面の“フィルム”は、

ある意味では現象の解釈とも言えますが、

同時にそれは新たな現象を創造する

元種としての思考でもあります。

去年の暮ころそれまで現象創造の元種だった

左脳のおしゃべりがが完全に止まって、

頭のなかから思考が消えたという

「ねどジュン」さんという方を知りました。

『左脳さん、右脳さん。
 ―あなたにも体感できる意識変容の5ステップ』

電子書籍がとても有名になって

最近書籍になったようですね。

たぶんご存知かもしれませんが。

機会があったらご紹介しようなどと思っていたら、

今度はこの現象創造の元種とも言える

身体を通じて起こる現象の解釈には

大きく分けて4つの類型がある……と述べる

きわめて包括的な知見に出会いました。

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 
 心が軽くなる「脳」の動かし方』
ジル・ボルト・テイラー (著), 竹内 薫 (翻訳)

という本を読んでいます。

amazonの本書の紹介文にはこんなことが書かれています。

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 もう人間関係、世代間ギャップ、依存症で悩まない!
 脳科学者が脳卒中に学んだこと。
 
 左脳の脳出血により、
 右脳の機能しかなくなったとき、
 脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士は、
 それまでの認知機能、身体機能を失ったにもかかわらず、
 この上もない幸福感に包まれた。
 8年間のリハビリの末、すべての機能を取り戻した博士が、
 脳卒中の実体験と神経解剖学の科学的見地から得た
 新しい知見を惜しげもなく開示する。
 
 左脳は思考、右脳は感情というステレオタイプから脱却し、
 脳の仕組みを知れば、
 考え方・感じ方の嫌なクセは変えられる。
 脳は、ふたつの感情、ふたつの思考、
 合計「4つのキャラ」のシェアハウスだ。
 
 たとえば、心と頭が別々のことを言っているときは、
 脳の異なるキャラ同士が争っている。
 キャラたちが、ひとつのチームとして協力し合えば、
 心穏やかな人生が手に入る。
 
 脳は、今でも進化の途上にある。
 私たちは、何かことが起こったときに、
 感じ、考える回路を何度も使ううち、
 その回路だけが発達してしまい、
 ほかの回路を作動させることができなくなっている。
 けれど、それを知って、
 別の回路をはたらかせることができるようになれば、
 いつもの自分の考え方や感じ方のパターンとなっている
 嫌なクセを変えられるのだ。
 
 脳科学の分野の「4つのキャラ」と、
 ユング心理学の「4つの元型」は符合すると、著者は言う。
 本書は、脳科学と心理学を融合させ、
 自分自身の力で、自分の「脳」を動かし、
 なりたい自分になる方法を教えてくれる。
 
 〈目次〉
 まえがき 心の安らぎはすぐそこにある
 第一部 脳のなかをちょっと覗いてみる    
  第1章 私の物語、私たちの脳
  第2章 脳の構造と人格
  第3章 脳を支えるチーム――四つのキャラクター
 第二部 あなたの四つのキャラ
  第4章 キャラ1 考える左脳
  第5章 キャラ2 感じる左脳
  第6章 キャラ3 感じる右脳
  第7章 キャラ4 考える右脳
  第8章 脳の作戦会議―安らぎのための強力なツール
 第三部 人間関係における四つのキャラ
  第9章 自分自身とのつながり―四つのキャラと体
  第10章 ほかの人たちとのつながり
      ――恋愛関係における四つのキャラ
  第11章 分離と再連結社会との断絶と結び直し
      ――依存症に立ち向かう四つのキャラ
  第12章 この百年をふり返る
      ――四つのキャラと世代とテクノロジー
  第13章 完璧で、ありのままで、美しい
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われわれ地球人類は

もともとの12束のDNAを

ギリギリ生存に必要な二重らせんを残して

他のすべての情報の接続を切り離され、

再構成された奴隷種族である……というのは

スピリチュアルの世界ではよく知られた情報です。

──────────────────
 DNAの大部分(ヒトでは98%以上)はノンコーディングであり、
 これらの部分はタンパク質配列のパターンとしては機能しない。
 
 出典: Wikipedia/デオキシリボ核酸
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と言われています。

従来いわゆるジャンクDNAと言われてきた部分です。

しかし、ジル・ボルト・テイラー博士によると

その二重らせんのDNA情報のなかにさえ、

「考える左脳(キャラ1)」
「感じる左脳(キャラ2)」
「感じる右脳(キャラ3)」
「考える右脳(キャラ4)」

という人格は存在していたわけです。

ジル・ボルト・テイラー博士は

──────────────────
 ・キャラ1は、私たちの体を乗り物と考えています。
 ・キャラ2は、私たちの体に責任を感じています。
 ・キャラ3は、私たちの体をおもちゃだと感じています。
 ・キャラ4は、私たちの体を魂の神殿ととらえています。
──────────────────

と言われます。

そしてテイラー博士は、

人間が無用な葛藤を避けて上手に生きるために

「脳の作戦会議」というのを提案されているわけです。

これからの時代は

こういう考え方が主流になってゆくのでしょうね。

このような幸福になるための包括的な提案を聞くとき、

どういうわけか、浮かんでくるのは

マハラジのつぎのような言葉です。

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 私が追求してきたこと、
 唯一の問いかけ、
 絶え間なく追求してきた問いかけは
 ──狩猟者が自分の獲物を追求するように
   次のことだ──
 私は、
 「私は在る」と知っている。
 そして、
 私は一個の肉体をもっている。
 どうしてこのことが、
 私の知らないうちに、
 私の同意もなく起こりえたのだろうか?
 
 『ニサルガダッタ・マハラジが
  指し示したもの』(p105)
──────────────────

【私は、
 「私は在る」と知っている。
 そして、
 私は一個の肉体をもっている。
 どうしてこのことが、
 私の知らないうちに、
 私の同意もなく起こりえたのだろうか?】

この表現が好きです。(*^_^*)

【どうしてこのことが、
 私の知らないうちに、
 私の同意もなく起こりえたのだろうか?】

まったく。

──────────────────
 そして、
 「私は在る」というこの知識とは何なのか?
 これが私の生涯をかけた追求であり、
 私は自分が到達した答えに完全に満足している。
 これが私の唯一のジニャーナであるのだが、
 それにもかかわらず、
 人々は私のことをジニャーニにだと信じている。
 私のグルは私にこう言った。
 「あなたはブラフマンである。
  あなたはすべてであらゆるものである。
  あなた以外に何も存在しない」
 私はグルの言葉を真実として受け入れ、
 それから四〇年余り、
 まさにこの部屋に座って、
 それを話す以外の何もしてこなかった。
 それなのになぜ人々は遠くの国々から
 私のところへやってくるのだろうか?
 なんという奇跡だろうか! 
 
 『ニサルガダッタ・マハラジが
  指し示したもの』(p105)
──────────────────

誰もがマハラジのような

結論に達するはずもありません。

というか、

このような疑問をもったのは

この無限の大宇宙のなかで

ニサルガダッタ・マハラジ独りだったのかもしれません。

現象のなかでは幸福があるためには

不幸があることが必要でしょう。

現象とはそういうものでしょうから。

それが誰かのせいであるわけでもない。

身体が生きられているかぎり、

その身体を通じて経験される

現れは変化し続けます。

現象に意識の焦点が合っているかぎり、

この変化が止まるということはありません。

たしかに、肉体年齢を重ねると、

もう反応することにくたびれすぎていて

反応したくないような気分も起こります。

しかし、起こる変化を

他の誰かのせいにするわけには行きません。

その身体を通じて起こる体験を

他の誰かが体験しているわけではないのですから。

身体が生きられているかぎり、

現れの変化は容赦なく起こり続けるでしょう。

もちろん、それを幸せなものにすることを

誰が反対するでしょうか?

現れの世界のなかで

なにかが起こることを制御できる

誰かが存在しているわけではない。

現に起こっていることは、

現に起こっているその個性に対して

起こっているのでしょう。

そのことを妨害できる

誰かが存在しているわけではないのだから。

何かを誰かのせいにできるものでしょうか?

一瞬、そのような場面も起こるかもしれません。

しかし、

ほんとうに何かを誰かのせいに

できるものでしょうか?

誰のせいにできるというのでしょう?

(-||-)

──────────────────
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
──────────────────

(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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キンドル本の『地球世界はかなり特殊』

手にとっていただけました?(^^;)

アマゾンに入って

【地球世界はかなり特殊】と検索してくださいね。

読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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欲望することが難しくなってきました。

でも、この身体が生きられているあいだ、

幸せを求めることも起こっています。

起こることになっていることは起こる。

それを避けられるような力は存在しません。

人には

幸せを求めて生きるしかない場面もあるでしょう。

それを妨害できる誰かが存在しているわけではない。

それは実在しているやすらぎの

いびつな現れとも言えるのかもしれません。

ただそれを映している鏡が在る。

そして「私」とはその<気づき>のこと。

今日も晩くなりました。

おやすみなさい。

<(__)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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mag2:http://www.mag2.com/m/0000126287.html
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