home > 通信 >「見る者」を見なさい:『真我』(6):『アセンション館通信』第1047号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2024/5/12(第1047号)
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

アセンション館主人pariとの一体化が緩んできた意識に
相変わらず起こりつづけている想念を報告しています。

 心が拡大すればするほど、それは遠く離れていき、
 真我実現への道をより困難に、複雑にしてしまいます。
 人はまっすぐに「見る者」を見ることによって、
 真我を実現しなければならないのです。(『真我』R・マハルシ)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。
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◇◇ もくじ ◇◇

1.「見る者」を見なさい:『真我』(6)

2.編集後記
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■1.「見る者」を見なさい:『真我』(6)
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緑が濃くなってきましたね。

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>をいかがお過ごしでしょうか?

現象世界はつねに変化しています。

特に現在は大変化・激動の時期なのでしょう。

太陽の表面が爆発する「太陽フレア」

と呼ばれる現象が連続発生しているようで、

スイスのマッターホルン上空が真っ赤に染まるなど、

世界各地でオーロラが観測されているそうです。

条件が整えば北海道など日本でも

オーロラが観測できる可能性があるのだとか。

これほどの大きな自然現象ですから、

近辺宇宙の現れの世界に関するかぎり、

なにか大きな大変化が起こり始めているのは

間違いないでしょうね。

並木良和さんによれば、

一種のポールシフトが起こるのだそうです。

従来の選択肢に含まれていた

ブラックホールに飲み込まれ、通り過ぎて

ホワイトホールから再生するという

アセンションA案は破棄されて、

宇宙の最高次元に直接ドッキングするという

アセンションB案が確定したのだとか。

pariというスピリットはこういう

先の話を知るのが大好きなタイプで、

こういう話に一喜一憂するのがとても得意でした。

しかし今回の生涯でその流儀を長く続けすぎて、

当人は若い気ではいるものの、

今となってはもうこれ以上一喜一憂を続けるのは難しい。

長く水に浸かってヘタったゴムみたいに

なってしまったのかもしれません。

とはいえ、

pariがどのような状況に陥っているかは

それほど重要なことではありません。

なぜなら、たとえ重要だとしても

それはpariという人格にとってだけですから。

スイスのマッターホルン上空が真っ赤に染まろうが、

pariの感性が水に浸かったゴムのようにヘタろうが、

変化の相を映し出しているスクリーン自体は

赤く染まることも、水に浸かることもありません。

いちいち変化の相に付き合って染まっていたら、

全顕現は存在できなくなってしまいます。

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 マハラジ
 本当にあなた自身のものを意識することはない。
 あなたが意識していることは、
 あなたでもなければ、あなたのものでもない。
 あなたのものとは知覚の力であり、
 あなたが知覚しているものではない。
 意識を人の全体像として見なすのは間違いだ。
 人は無意識であり、意識であり、超意識だ。
 だが、あなたは人ではないのだ。
 あなたのものとは
 映画のスクリーン、光、そして見る力だ。
 だが、映像はあなたではない。
 
 『私は在る』(p463)
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(-||-)

【あなたのものとは
 映画のスクリーン、光、そして見る力だ。
 だが、映像はあなたではない。】

今になってみれば、

マハラジは特に変わった話をしていた

わけではありませんでした。

ラマナ・マハルシの教えの核心を厳選した

福間巌さんの編集本『真我』の

「第二章 真が探求」のなかに、

【「見る者」を見なさい】という

とても端的な一節があります。

今回は、そこからご紹介したいと思います。

(相変わらず

 常識の範囲を超えた長すぎる引用ですが、

 これが本書の出版に関われた方々の

 ご迷惑になる無断引用ではなく、

 本書の販促に貢献する

 無料宣伝となることを願っています。(-||-) )

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 「見る者」を見なさい
 
 
 人々は世界を見ます。
 「知覚している」ということ自体が、
 「見る者」と「見られるもの」の存在を示唆しています。
 対象は「見る者」とは異質なものですが、
 「見る者」は自分に親しい真我です。
 しかし、
 人々はこの明白な「見る者」の存在に
 注意を向けることもないまま、
 「見られるもの」について調べ、
 分析するのです。
 心が拡大すればするほど、
 それは遠く離れていき、
 真我実現への道をより困難に、
 複雑にしてしまいます。
 人はまっすぐに「見る者」を見ることによって、
 真我を実現しなければならないのです。
 
 『真我』(p79-80)
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> 人々は世界を見ます。

われわれは世界を見て、

(普段あえてそんなことを意識もしませんが)

世界を見ているのが自分であることを

いわば「知っています」。

そして、マハルシが言うように、

> 「知覚している」ということ自体が、
> 「見る者」と「見られるもの」の存在を

示唆しているのは事実です。

> 対象は「見る者」とは異質なものですが、
> 「見る者」は自分に親しい真我です。

もし、

「見る者」と「見られるもの」のどちらが

自分であるかと問われたら、

「見られるもの」が自分だという人はいません。

「見る者」が自分であることに

なったく疑問の余地はないわけです。

> しかし、
> 人々はこの明白な「見る者」の存在に
> 注意を向けることもないまま、
> 「見られるもの」について調べ、
> 分析するのです。

現象は「見られるもの」であり、

自分はその現象を「見る者」であることは

まったく疑問の余地もないのに、

どういうわけか、われわれは

自分である「見る者」に注意を向けることなく、

ひたすら現象(「見られるもの」)だけに注目し、

現象について調べ、分析しつづける……。

間違いないですよね。

> 心が拡大すればするほど、
> それは遠く離れていき、
> 真我実現への道をより困難に、
> 複雑にしてしまいます。

現象の一部であるマインドが

現象を調べ、現象を解釈し、

現象に問題を発見し、

その解決策を発明します。

心が拡大すればするほど、

それはありもしない問題を発明し続け

「見られるもの」の世界の中へと

深く遠くさまよい込んでゆきます。

そしてそれらがすべて

ただマインドのなかで発明された混乱、

ただの観念であることを忘れてしまいます。

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 マハラジ
 そこには想像があるだけだ。
 知性とエネルギーは、
 あなたの想像のなかですべて使い果たされてしまった。
 あなたはまったく想像に夢中にさせられてしまったため、
 どれほど実在から遠く離れてさまよい歩いたのかさえ
 わからなくなってしまったのだ。
 想像が豊かな創造力であることに疑いはない。
 宇宙のなかの宇宙も、
 想像によって構築されているのだ。
 それにもかかわらず、
 それらはみな空間と時間、過去と未来のなかにあり、
 実際は存在しないのだ。
 
 『私は在る』(p306-307)
──────────────────

マハラジに出遭って起こった

pariの価値観の変化の最大のものは、

「創造する」「創造的」といった表現に対する

価値観でした。

マハルシは意識をあえて

「見る者」と「見られるもの」に分けるのであれば、

あなたは「見られるもの」ではなく、

「見る者」だという当然のことに

注意を喚起します。

そして、

> 人はまっすぐに「見る者」を見ることによって、
> 真我を実現しなければならないのです。

と。

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 「見る者」なしには「見られるもの」も存在しません。
 「見る者」を見いだしなさい。
 創造は「見る者」の中に含まれているからです。
 
 「私は誰か?」と探求すれば、
 あなたは「見る者」を理解するでしょう。
 そうすれば、
 「見られるもの」に関する
 すべての問題は完全に解決されるのです。
 
 あなたはあなた自身を主体
 あるいは「見る者」と見なし、
 あなたが注意を固定させた場所は
 見られる対象となります。
 これは単なる精神的なイメージにすぎません。
  「見る者」自身を見なさい。
 そうすれば、
 あなたは真我の中に融合し、
 それと一つになります。
 それがハートです。
 
 人は真我から分離した自分の身体や
 世界を見ることはありません。
 いつも真我として在りながら、
 人はそれ以外のすべてを見ています。
 神も世界もすべてはハートの中にあるのです。
 「見る者」を見なさい。
 そうすれば、
 すべてが真我であることがわかるでしょう。
 あなたの視点を変えなさい。
 内側を見なさい。
 そして真我を見いだしなさい。
 主体と対象の根底にある者、
 それは誰でしょうか?
 それを見出しなさい。
 そうすればすべての問題は解決するのです。
 
 『真我』(p80-81)
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【「見る者」なしには
 「見られるもの」も存在しません。】

これが決定的に重要な一点です。

「見られるもの」は、

「見る者」なしには存在できない。

しかし、二元性のなかで

「見る者」として立ち現れるものは、

実際は「見られるもの」が無くとも、

(つまり、深い眠りの中のように

 「見る」ことをしていないときにも)

存在しているのです。

「見る者」とは「存在」であり、

<気づき>です。

それこそが永遠に唯一の実在、

「真我」です。

すべての夢はそこから流れ出している。

すべての顕現は、

非顕現の顕在化した部分にすぎません。

これ以上、

言葉だけで

わかったようなことを書くのは辛いので、

今回はここまでにしておきます。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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今日は敷地の西端の鹿柵の補修をしました。

敷地内に鹿の糞が見つかったからです。

それと小動物が入り込む

鹿柵の穴も閉じなければなりません。

こういう作業をしているときが

いちばん幸福です。(*^_^*)

あまりエゴが発動する場面がないので、

時間を忘れてやっていられる。

ありがたいことです。

(-||-)

今日も晩くなりました。

おやすみなさい。

<(__)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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