home > 通信 >クモの巣を吐き出す蜘蛛(真我11):『アセンション館通信』第1097号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2025/04/27(第1097号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

アセンション館主人pariとの一体化が緩んできた意識に
相変わらず起こりつづけている想念を報告しています。

 あなたは気づきです。あなたが気づきなのだから、
 それを得たり、培ったりする必要はありません。
 あなたがしなければならないことは、真我でない他の物事に
 注意を払うのをやめることだけです。(Ramana Maharshi)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。

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◇◇ もくじ ◇◇

1.クモの巣を吐き出す蜘蛛(真我11)

2.編集後記
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■1.クモの巣を吐き出す蜘蛛(真我11)
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少しずつ少しずつ……

“マインド戦線”が縮小しているような

気がしないでもありません。

菌ちゃん農法のマルチ畝をほぼ作り終えて、

体力を使い切っているからもあるでしょう。

そしてまた、おそらく、

現状の世界がすでに

わが“マインド戦線”の拡大で対応できる

ようなものではなくなってきたからでしょう。

年の功というよりは、

老耄の功というべきかもしれません。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>を

いかがお過ごしでしょうか?

われながらよく身体が動いていて、

菌ちゃん農法のマルチ高畝作りは完了しました。

あと畦畔下の圃場の南端に残してある部分の

笹の抜根が残っているだけです。

この部分はマルチがけはせずに

マメ科を栽培する場所にするつもりです。

大豆を含むマメ科は窒素固定菌を内蔵していて

糸状菌の助けなしで空中窒素を取り込めるので

高畝マルチにする必要がないのだそうです。

今朝は四時にトイレに起きたあと

なぜか眠れなくなりました。

それで枕元の一点照明を点けて

ラマナ・マハルシの『真我』を開いてみました。

【世界は自我による創造】

というタイトルが目につきました。

今回はこの短い一節の全体を写経します。

(相変わらず長すぎる引用ですが、

 これが本書の出版に関われた方々の

 ご迷惑になる無断引用ではなく、

 本書の販促に貢献する

 無料宣伝となることを願っています。(-||-) )

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  世界は自我による創造
 
 
 時間の感覚は、
 純粋に精神的なものです。
 空間も同様に精神的なものです。
 それゆえ、
 時間と空間の中に起こる人生は、
 想像以外の何ものでもないのです。
 
 世界とは目覚めと夢見の状態の中で
 「感じられる」ものであり、
 また思考と知覚の対象でもあります。
 どちらも精神的活動です。
 もし目覚めや夢見という精神的活動がなければ、
 世界を知覚することさえないでしょう。
 眠りの中にそのような精神的活動はなく、
 対象も世界も存在しません。
 したがって、
 世界の実在性は自我が眠りから出現することで、
 自我によって創造されたと言えます。
 そして世界の実在性は、
 眠りの中でその本性を回復した魂によって飲み込まれ、
 消え去るのです。
 世界が現れたり消え去ったりするのは、
 クモが巣を作り出し、
 それをふたたび引き入れるのに似ています。
 ここで言うクモは
 目覚め、夢見、眠りの三つの状態の根底に在ります。
 人の中に宿るそのようなクモが
 真我(アートマン)と呼ばれるものです。
 一方、
 世界の中に宿るクモは
 至高の霊性(ブラフマン)と呼ばれます。
 もし心が現れる究極の原因を探究し続ければ、
 はアートマンあるいはブラフマンと呼ばれる
 「実在」の顕れでしかないことがわかるでしょう。
 
 『真我』(p129)
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> 時間の感覚は、
> 純粋に精神的なものです。
> 空間も同様に精神的なものです。

われわれが問題にする世界が顕現できるためには

まずそれが認識されなければなりません。

そして現れが何かとして認識されるためには

それはある大きさ、なんらかの広がりをもった

何かである必要があるでしょう。

つまり感覚されるためにはその背景装置として

広がりを保証する「空間」という観念が必要なのです。

またその何かはある程度は持続しなければ

感覚されることすらできないので、

持続を保証する「時間」という観念も必要です。

この「空間」の感覚や「時間」の感覚は、

実際に知覚される感覚の対象物ではなく、

むしろ知覚を成立させるための概念装置です。

つまり、完全に精神的なものです。

> それゆえ、
> 時間と空間の中に起こる人生は、
> 想像以外の何ものでもないのです。

ラマナ・マハルシは贅言を弄さないグルです。

なのでシンプルに、

だから時間と空間の中に起こる人生は

想像されたものにすぎないと断定します。

> 世界とは目覚めと夢見の状態の中で
> 「感じられる」ものであり、
> また思考と知覚の対象でもあります。
> どちらも精神的活動です。

われわれの全人生が起こる世界は

寝ているときの夢見の状態と

目覚めてからの日常の意識状態における

感覚作用のなかで「感じられる」ものであり、

また思考作用や知覚作用の対象物でもあり、

どちらにしても精神的活動の内容です。

> もし目覚めや夢見という精神的活動がなければ、
> 世界を知覚することさえないでしょう。
> 眠りの中にそのような精神的活動はなく、
> 対象も世界も存在しません。

ですから、もし毎朝目覚めてからの

日常の意識状態で起こる精神的活動や

夜寝ているときの

夢見という精神的活動がなかったら、

世界を知覚することすら起こりません。

その証拠に、

熟睡中にはそのような精神的活動がないので

知覚の対象物も世界も存在しません。

> したがって、
> 世界の実在性は自我が眠りから出現することで、
> 自我によって創造されたと言えます。

ということは、

世界が実在するという主張は

眠りの中から自我が現れて

その自我が言っているにすぎません。

つまり、

世界の実在性は自我による創造物なのです。

> そして世界の実在性は、
> 眠りの中でその本性を回復した魂によって飲み込まれ、
> 消え去るのです。

ですから

夢見と目覚めのなかに出現する自我が創造した世界は、

熟睡のなかでは

本来の状態を回復した魂によって飲み込まれて

消え去るのです。

> 世界が現れたり消え去ったりするのは、
> クモが巣を作り出し、
> それをふたたび引き入れるのに似ています。
> ここで言うクモは
> 目覚め、夢見、眠りの三つの状態の根底に在ります。

この夢見と目覚めのなかで世界が現れ、

また熟睡のなかで世界が消え去る様子は、

蜘蛛が自分の腹の中からクモの巣を作り出したり

またそのクモの巣を自分の腹の中に

引き入れたりする様子に似ています。

ここで蜘蛛と言っているのは、

目覚め、夢見、眠りの三つの状態の根底に

常在するもの(トゥーリア)のことです。

> 人の中に宿るそのようなクモが
> 真我(アートマン)と呼ばれるものです。
> 一方、
> 世界の中に宿るクモは
> 至高の霊性(ブラフマン)と呼ばれます。
> もし心が現れる究極の原因を探究し続ければ、
> アートマンあるいはブラフマンと呼ばれる
> 「実在」の顕れでしかないことがわかるでしょう。

われわれの中に宿るその蜘蛛(トゥーリア)のことを

「真我(アートマン)」と呼んでいるのです

われわれの中のその蜘蛛(トゥーリア)が

世界を吐き出しているのです。

われわれの中のその蜘蛛(トゥーリア)、

「真我(アートマン)」が世界を吐き出しています。

このことを逆側から、

吐き出されるクモの巣の側から言うと、

クモの巣が指し示しているのは

吐き出した源の蜘蛛(トゥーリア)に他なりません。

そのように(源として)見られた世界のことを

「至高の霊性(ブラフマン)」と呼ぶわけです。

厄介至極なものに成りかねないマインドも

その究極の原因を探求し続ければ、

「真我(アートマン)」とも

「至高の霊性(ブラフマン)」とも呼ばれる

「実在」の顕れに他ならないことがわかります。

「真我」以外の実体は存在しません。

【世界は自我による創造】ではありますが、

とことん突き詰めるなら、

世界を吐き出しているのも

「真我」に他ならないわけです。

クモの巣を吐き出す蜘蛛……。(-_-)

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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クモの巣を吐き出す蜘蛛かぁ。

わたしの中にもその蜘蛛がいる。

その蜘蛛が吐き出したクモの巣に捕まって

身動きできずに藻掻いている

pariもいたりして。(*^_^*)

今日も遅くなりました。

おやすみなさい。

(-||-)


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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