home > 通信 >二元性を超越すべき理由(R.Adams):『アセンション館通信』第1101号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2025/05/25(第1101号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

アセンション館主人pariとの一体化が緩んできた意識に
相変わらず起こりつづけている想念を報告しています。

 あなたは気づきです。あなたが気づきなのだから、
 それを得たり、培ったりする必要はありません。
 あなたがしなければならないことは、真我でない他の物事に
 注意を払うのをやめることだけです。(Ramana Maharshi)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。

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◇◇ もくじ ◇◇

1.二元性を超越すべき理由(R.Adams)

2.編集後記
──────────────────

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■1.二元性を超越すべき理由(R.Adams)
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一週間が飛び去るのが本当に早い。

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>を

いかがお過ごしでしょうか?

高木悠鼓さんが翻訳されたロバート・アダムズの

『ハートの静寂』

じつにじつにタイミングがドンピシャの

わたしにはぴったりの本でした。

しっかりと食らいついてゆくつもりです。

もしかしたらあなたにも、

とても関係の深い本になるかもしれません。

ぜひ興味をもって見てもらえたらと思います。

今回はロバート・アダムスが

なぜ人間は二元性を超えなければならないのかを、

じつにイメージ豊かに、

かつ論理的に語った部分をご紹介したいと思います。

ただし、ロバート・アダムスは

これが“万人向きの教えではない”ことも

最初に断っていますが……。

「4章 意識」のなかの

「*二元性を超越する──なぜそうしなければならないのか?」

という一節です。

(相変わらず長すぎる引用ですが、

 これが本書の出版に関われた方々の

 ご迷惑になる無断引用ではなく、

 本書の販促に貢献する

 無料宣伝となることを願っています。(-||-) )

──────────────────
 
 *二元性を超越する──なぜそうしなければならないのか?
 
 あなたはこれらのレベルを
 超えなければならないのです。
 あなたは分子、
 原子、
 亜原子粒子、
 エネルギーの波になり、
 それから、
 真我、
 絶対的現実、
 純粋意識、
 人生のスクリーンに戻らなければなりません。
 
 さて、
 あなたはなぜこれをする必要があるのでしょうか?
 なぜあなたは、
 「私のことは放っておいて、
  酒でも飲ませておいてください」
 と言わないのでしょうか?
 原子、
 亜原子粒子に戻って、
 意識になりたいなどと、
 誰が思うのでしょうか?
 ですから、
 最高のスピリチュアルな教えは
 万人向きではありません。
 たいていの人々は、
 今のままの人生に満足しています。
 しかし、
 彼らは死んでゆきます。
 彼らは様々な経験を体験してゆきます。
 この世界、
 あるいは、
 どんな別の世界であれ、
 あなたがそこに生きるかぎり、
 振り子のような原因と結果の法則を通過します。
 それが片方に振れるとき、
 その意味とは、
 あなたにとって運が上向き、
 あなたは成功し、
 物質世界においてあらゆることが素晴らしくなる、
 ということです。
 
 それから振り子がまた反対に振れ、
 物事は反転し始めます。
 あなたの「世界」は崩壊し始めます。
 あなたはガンやエイズになるかもしれませんし、
 株式市場ですべてを失うかもしれません。
 事故で家族全員が亡くなったり、
 あなたが身体障害者になったり
 ということもありえます。
 もししがみつくべきものが何もなかったら、
 あなたはどうするでしょうか?
 あなたは人生を呪い、
 自殺したくなります。
 それからまた、
 振り子が反対に振れ、
 物事が好転します。
 あなたはヨーヨーのようなものです。
 あなたは上がっては下がり、
 下がっては上がり、
 上がっては下がります。
 これが世の中のあり方です。
 これが宇宙のあり方です。
 私たちは二元性の世界に生きています。
 
 それゆえ、
 これが自由になるべき理由です。
 というのは、もしあなたが
 今のような人生を生きていて、
 善と悪、
 上と下、
 正解と間違い、
 前方と後方という二元性を超えるために、
 自分に働きかけないとしたら、
 あなたは様々な形を取りながら、
 様々な経験をしながら、
 何度も何度も何度も
 宇宙の様々な惑星上に現れ続けることでしょう。
 それはけっして終わることがありません。
 あなたは明日この肉体を去るかもしれませんが、
 惑星が再び暗黒時代になるときに
 戻って来るかもしれません。
 そこでは人々は再びスペイン異端審問
 〔訳注:中世以降のカトリック教会において、
     異端者の摘発と処罰のために設けられた
     裁判制度〕
 を経験しています。
 あなたは囚人となり、
 拷問されます。
 あなたは指を一本一本切り取られ、
 無に帰すのです。
 それから、
 あなたは別の人生に戻って来て、
 アメリカ合衆国の副大統領になります。
 あなたはダン・クエール
 (アメリカ合衆国の政治家。一九四七年〜)
 になります。
 
 これが世界のあり方です。
 これが人生です。
 それはけっして変わりません。
 多くの人たちがよい意図をもっています。
 彼らはこの世界を生きるのによりよい場所にしたい、
 と思っています。
 よりよい世界ということで、
 世界を自分たちが考えるよりよい世界、
 正しい世界に変え、
 自分たちの思いどおりに動かしたいという意味です。
 こういったことすべては、
 あなたがイメージと
 一体化していることを示しています。
 あなたがこの世界につぎ込んでいる
 エネルギーを考えてみてください。
 つまり、
 あなたが関わっている仕事、
 あなたが信じている物事、
 あなたが使っているエネルギー、
 あなたが所属しているクラブや社会のことです。
 こういった物事が
 あなたを地上へ引き付けておくのです。
 それらがあなたを何度も何度も、
 肉体へと引き付けるのです。
 
 『ハートの静寂』(p59-61)
──────────────────

ここまで読まれました?

あなたが上記の文章を読む気になったかどうかで、

このロバート・アダムズの言葉が

あなたに向いているかどうかを

占うことができるかもしれませんね。(^_-)

要するに、

ロバート・アダムズが言うとおり、

> 最高のスピリチュアルな教えは
> 万人向きではありません。
> たいていの人々は、
> 今のままの人生に満足しています。

というわけなのです。

それで何も間違ってはいないのかもしれませんが、

ただし、彼が言うように、。

> しかし、
> 彼らは死んでゆきます。

というわけです。

つまり、

この身体に自己同化しているかぎり、

死ぬべき運命を引き受けざるをえないからです。

なぜならいかなる次元のものにせよ

あなたに何らかの形態のボディがあるなら

それは必然的に

(何らかの意味で)誕生したものであり、

誕生したものはいつかは必ず

消滅しなければならないからです。

そしてその誕生と消滅のあいだに体験する世界は

二元性の中での振り子のような上下動を

避けることはできないのです。

運が上向いたり

> あなたは成功し、
> 物質世界においてあらゆることが素晴らしくなる、
> ということです。

そうかと思えば下向いたり。

> あなたの「世界」は崩壊し始めます。
> あなたはガンやエイズになるかもしれませんし、
> 株式市場ですべてを失うかもしれません。
> 事故で家族全員が亡くなったり、
> あなたが身体障害者になったり
> ということもありえます。
> もししがみつくべきものが何もなかったら、
> あなたはどうするでしょうか?
> あなたは人生を呪い、
> 自殺したくなります。

pariの経験上よく知っていることです。

> それからまた、
> 振り子が反対に振れ、
> 物事が好転します。
> あなたはヨーヨーのようなものです。
> あなたは上がっては下がり、
> 下がっては上がり、
> 上がっては下がります。
> これが世の中のあり方です。
> これが宇宙のあり方です。
> 私たちは二元性の世界に生きています。

世界とは、宇宙とは

いかに高尚、深遠、幽邃な場面を含もうとも、

同じくらい低俗、浅薄、月並みな場面なしには

存在できないからです。

これが現象世界という夢の在り方です。

ロバート・アダムズにとっては

もうそれだけで

> これが自由になるべき理由です。

という単純な話なのです。

pariもまたそれを疑うつもりはありません。

ただ、彼の場合は、あまりにも、

先延ばしが酷かった。(>_<)

もし今ここで断固決心して

この二元性を超えるために自分に働きかけないなら、

> あなたは様々な形を取りながら、
> 様々な経験をしながら、
> 何度も何度も何度も
> 宇宙の様々な惑星上に現れ続けることでしょう。
> それはけっして終わることがありません。

ということになるわけです。

だからこそ今ここでこうして

夢の場面のなかを黒いオルフェのように

彷徨っているわけです。

またチャネリング情報の中には、

遠い彼方の星星での自分の現在の役割を

自慢げに吹聴されている方々もいますが、

けっして圧倒されて萎縮することもありません。

それもまたひとつの大きな波動世界が幻出する

多様性という蜃気楼の中の話にすぎないのですから。

> あなたは明日この肉体を去るかもしれませんが、
> 惑星が再び暗黒時代になるときに
> 戻って来るかもしれません。
> そこでは人々は再びスペイン異端審問
> 〔訳注:中世以降のカトリック教会において、
>     異端者の摘発と処罰のために設けられた
>     裁判制度〕
> を経験しています。
> あなたは囚人となり、
> 拷問されます。
> あなたは指を一本一本切り取られ、
> 無に帰すのです。

まあ、そういうこともありえるわけです。(*^_^*)

> これが世界のあり方です。
> これが人生です。
> それはけっして変わりません。

> 多くの人たちがよい意図をもっています。
> 彼らはこの世界を生きるのによりよい場所にしたい、
> と思っています。

たしかに、そうなのだけれど、

その実際の意味は、

> よりよい世界ということで、
> 世界を自分たちが考えるよりよい世界、
> 正しい世界に変え、
> 自分たちの思いどおりに動かしたいという意味です。

というわけです。

それはつまり、

現在の個人としてのわれわれがもっている

条件づけとまったく同じものだということです。

> こういったことすべては、
> あなたがイメージと
> 一体化していることを示しています。
> あなたがこの世界につぎ込んでいる
> エネルギーを考えてみてください。
> つまり、
> あなたが関わっている仕事、
> あなたが信じている物事、
> あなたが使っているエネルギー、
> あなたが所属しているクラブや社会のことです。
> こういった物事が
> あなたを地上へ引き付けておくのです。
> それらがあなたを何度も何度も、
> 肉体へと引き付けるのです。

(-_-;)

では、われわれは

この不毛な多様性の幻影のなかで

お互いがお互いの演技を鑑賞しつづけ、

鑑賞されつづけるこのエンタメ地獄の一隅で

呻吟し続けるしかないのか?

いや、ロバート・アダムズはわれわれに

そこから脱出する方法があると告げるのです。

この状況にあるわれわれに

ロバート・アダムズが差し出しているのが

世界のなかで不幸をかこつ在り方を

やめるための道筋です。

それは、いったい「誰」が

この存在しない“二元性”という罠にハマっているのかを

問い続けることです。

われわれは深い眠りの中では間違いなく、

どんな苦悩にも苛まれていなかったのです。

ただしそれは無意識の中の安らぎだった。

そこから自らの存在を自覚すると

われわれは二元性という悪夢のリーラに入る以外の

やり方を知らなかった。

でも、方法はあるのです。

この地球には

ラマナ・マハルシや

ニサルガダッタ・マハラジが伝え教えてくれた

ジニャーナ・マールガ(知識の道)という道が。

いったい、この幻影の世界は

「誰」に起こっているのかを問い続ける道です。

それは「誰」に起こっているのか?

それは「私」に起こっている。

では、その「私とは何か?」と。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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『ハートの静寂』……。

なんとも素晴らしい。

そこで明かされている話は、

ほとんど理屈とは言えません。

しかもなんの疑問も起こらない。

ありがたいことです。

(-||-)

今日も遅くなりました。

おやすみなさい。

(-||-)


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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mag2:http://www.mag2.com/m/0000126287.html
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