home > 通信 >放棄するものはない(「静寂」13):『アセンション館通信』第1114号



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2025/08/24(第1114号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】──「私は在る」に導かれ♪──
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

アセンション館主人pariとの一体化が緩んできた意識に
相変わらず起こりつづけている想念を報告しています。

 あなたは気づきです。あなたが気づきなのだから、
 それを得たり、培ったりする必要はありません。
 あなたがしなければならないことは、真我でない他の物事に
 注意を払うのをやめることだけです。(Ramana Maharshi)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。

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◇◇ もくじ ◇◇

1.放棄するものはない(「静寂」13)

2.編集後記
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■1.放棄するものはない(「静寂」13)
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さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”と

“「私は在る」噺”を紡ぐ今がきました。

『アセンション館通信』配達人のpariです。

この永遠の<今>を

いかがお過ごしでしょうか?

憶えておくべき肝心なことは

さほど多くありません。

それはたったひとつ、

ただ「私は在る」ということだけでした。

あなたは実在します。

それどころがあなたしか実在しないのです。

これはどういうことか?

あなたは「何かである」ことはできない

ということなのです。

あなたは「在る」だけです。

あなたが実在するのは確かだけれども、

あなたしか実在しないがゆえに、

あなたは「何かである」わけにはいかないのです。

でも、あなたは存在するすべてなのです。

なぜなら、

あなた以外に存在しているものは

なにひとつ無いからです。

あなたは自分が存在することを自分で知っています。

それこそが実在する唯一のパワーなのです。

あなたが存在を認めたもの以外に

何ひとつ存在できる可能性はありません。

だから、存在するものはすべて

あなたがその存在を認めたものだけなのです。

ただ、勘違いしていけないのはここです。

再度確認しますが、

あなたは「何かである」わけではないのです。

あなたは「何者か」ではありません。

あなたは「なんでもないもの」です。

これは「あなたは何も持っていない」と

言い換えることもできるでしょう。

すべての架空の不幸は、

あなたが「何かを持っている」と勘違いすることから

起こっているとも言えます。

ということで、

今週もロバート・アダムスの邦訳本

『ハートの静寂』からの一節をご紹介しますね。

(相変わらず

 常識の範囲を超えた長すぎる引用ですが、

 これが本書の出版に関われた方々の

 ご迷惑になる無断引用ではなく、

 本書の販促に貢献する

 無料宣伝となることを願っています。(-||-) )

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 11章 放棄
 
 
 あなたは絶対的に何も放棄するものはありません。
 
 明け渡すものも、手放すものも、何もありません。
 
 あなたはすでに解放されているのです。
 
 けっして存在したことがない何かを、
 自分は手放さなければならない、と
 
 どうしてあなたは信じることができるのでしょうか?
 
 あなたは自分の執着を手放さなければならない、
 と信じています。
 
 どうして真我が執着をもつことがありえるでしょうか?
 
 あなたは自分の恐れすべてを、
 
 憂鬱すべてを、
 
 自分を煩わせるすべての物事を
 明け渡さなければならない、と思っています。
 
 誰に対してでしょうか?
 これらの物事はあなたのものではありません。
 
 これらはあなたに所属していません。
 
 あなたは純粋な実在です。あなたは不滅の真我です。
 
 あなたはけっして生まれたことがなく、
 けっして生きたことがなく、
 
 けっして去ることがありません。
 
 あなたは一なるもの、
 すべてに行き渡っている一なるものです。
 
 したがって、あなたは放棄するものを何ももちません。
 
 というのは、そもそもあなたは
 一度も何かを所有したことがないからです。
 
 自分は放棄すべき何かをもっていると信じることは、
 実に利己的なことです。
 
 あなたが明け渡すべきものは、何もありません。
 
 エゴだけが、何かが明け渡されなければならない、
 
 何かが放棄されなければならない、
 
 何かを手放さなければならない、と信じています。
 
 そもそも、何かをもっている人とは誰でしょうか?
 
 誰もいません。
 
 ここにあるただ一つの実在。
 あなたはそれだ、ということです。
 
 『ハートの静寂』(p221-222)
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これを心底納得できるかどうかですよね。

自分が絶対的に存在していることを。

つまり、

あなたは自分が存在していることを

自分で知っている存在だということをです。

この

「自分が存在していることを自分で知っている」

というこのパワーこそが

存在する唯一絶対のパワーなのです。

しかしこの「存在する唯一絶対のパワー」という

途方もないパワーは、

けっして声高に自らのパワーを主張するような

パワーではありえない、

ということも理解する必要があります。

なぜならそのパワーは、

実際は【自分しか存在しないことを

良く良く知っているパワー】だからです。

自分しか存在しないのに

誰に何を主張するというのでしょうか?

見かけ上“存在するように見えるあらゆるものは”

すべて自分が存在を認めたから

一見存在しているように見えるだけです。

自分がその存在を認めたものしか

存在できないことを知っているのに、

誰が誰に何を主張するというのでしょうか?

一見何があるように見えたとしても

それはただ自分が一瞬その存在を

認めたからにすぎません。

その“何か”の存在と言っても、

それはほんの束の間の

“見かけ上の現れ”にすぎません。

見かけ上“何か”を存在させるためには

見かけ上それとは“別のもの”を

存在させなければならないからです。

実際には自分以外には何ひとつ存在しないのに、

見かけ上あたかも“何か”と

“何か以外のもの”が存在するかのように、

偽りの“分離”を幻出しなければなりません。

改めて言うなら、

見かけ上“何か”を存在させるためには

実際には存在しえない“分離”という

幻影を経由するしかないのです。

実際には自分以外には何も存在しません。

そしてその自分とは

けっして“何か”ではありえないのです。

ということは、

言い方を換えるなら、

自分はけっして

「何かをもつこと」は「できない」ということです。

「何かをもつこと」ができるのは

“分離”という幻影に依拠する“エゴ”だけです。

真の自分はけっして何ももてません。

真の自分は何ももっていないので、

真の自分が放棄すべきものは

何もありません。

【あなたは絶対的に何も放棄するものはありません。
 
 明け渡すものも、手放すものも、何もありません。
 
 あなたはすでに解放されているのです】

というわけです。

では、どうして

存在したこともない何かを、

けっしてあなたがもったこともない何かを、

自分は手放さなければならない、と

信じることができたのでしょうか?

あなたは自分の執着を手放さなければならない、

と信じています。

でも「執着」をもつことができるのは

“分離”の幻想の上に湧いた

“私−思考=エゴ”だけです。

もし“私−思考=エゴ”が存在するなら、

幻想で抱えた執着を手放さなければならない、

かもしれません。

でも、“私−思考=エゴ”は

一瞬湧いた想念にすぎません。

一瞬湧いた想念の“私−思考=エゴ”に、

一瞬湧いてくる想念の「執着」を手放すことなど

できるはずもありません。

“私−思考=エゴ”も存在しなければ、

一瞬湧いてくる想念の「執着」にも

どんな実体もないのですから。

それらはすべて

純粋な気づきであるあなたの前を通り過ぎてゆく

つかの間の見かけにすぎません。

あなたは純粋な実在です。

あなたは不滅の真我です。

あなたはけっして生まれたことがなく、

けっして生きたことがなく、

けっして去ることがありません。

もしあなたが

“自分の恐れすべてを、
 
 憂鬱すべてを、
 
 自分を煩わせるすべての物事を
 
 明け渡さなければならない”
 
と思っているとしたら、

“そう思っているあなたは”

実際はあなたでもなんでもなく、

純粋な気づきであるあなたの前を通り過ぎてゆく

ただのつかの間の見かけにすぎません。

実際に存在しているあなたは

一なるもの、

すべてに行き渡っている一なるものです。

なので、

あなたは放棄するものを何ももちません。

というのは、そもそもあなたは

一度も何かを所有したことがないからです。

あなたが明け渡すべきものは、何もありません。

純粋な気づきであるあなたの前を通り過ぎてゆく

つかの間の見かけであるエゴだけが、

何かを明け渡さなければならない、

何かを放棄しなければならない、

何かを手放さなければならない、

と信じているのです。

そもそも、

何かをもっている人とは誰でしょうか?

そんな人は誰もいません。

ここに在るのはただ一つの気づきであり、

あなたがそれなです。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421) 
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(-||-)

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 永久的なもの、
 それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
──────────────────

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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読み物として面白ければと思っています。

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■ 2.編集後記:
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言葉だけでこんなことを書いてはいけないことは

分かっています。

しかし誰が誰を騙すと言うのでしょう?

私ひとりしか存在しない。

あるいは、誰も存在しない。

バチが当たるとしたら、

私が私に当てるのでしょうか?

今日は明るいうちに書き終えました。

(-||-)


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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