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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.127 2006/07/30(第127号)
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガは“アセンション情報の広告塔メルマガ”です。

つまり、“アセンション”という言葉の流通拡大を手段として、
地球住民の“集合意識”の基盤を“ゆるめ・ひろげ”ることによって、
地球が向かう新しい光り輝く世界への次元移動を、できるだけ自然で、
スムーズなものにすることを目的に週刊で発行されています。(^_-)


◇◇ このメルマガが想定する“アセンション”◇◇

“アセンション”という言葉を聞いたことがない方は、発信サイトで
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension.html
このページ↑をご覧ください。

また、特にこのメルマガが想定している“アセンション”という言葉の意味合
いについては
https://www.ascensionkan.com/demae/ascension_m.html
このページ↑をご覧ください。

これまで地球の次元上昇サポートを背後支援に絞ってこられたETの方々が、
ファーストコンタクトに向けて国勢調査を開始されました。
https://www.ascensionkan.com/demae/ET_message.html
ここ↑をご覧ください。

要するに、グレゴリオ歴2012年12月22日をひとつの仕切として、これからわず
か7年ほどの間に、前後のつながりを辿れなくなるほどの大激変を通過して、
われわれは光り輝く圏域に移行するという、なんともはや嬉しいような、恐ろ
しいようなお話に“悪乗り”して行こう、という楽しい話題を振りまいていま
す。(^^)/

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◇◇ もくじ ◇◇

1.宇宙情報の“真贋”

2.写経ニサルガダッタ: 去来するものは存在をもたない

3.いただいたお手紙から: Yoshiroさん、はるさん、ふみこさん

4.編集後記: 気がついてみればいつの間にか
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■ 1.宇宙情報の“真贋”
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銀河新年を迎えて、やっと夏らしい感じになってきましたね。

この近辺では、まだ抜けるような夏空というわけにはいかないけれど。

今年の梅雨はなかなか明けませんでした。

特別の被害も受けないわたしですらそんな感じを持ちましたから……。

今回の豪雨の被災地の方々にとっては、このところの水攻めは“どこまで続く
泥濘(ぬかるみ)ぞ”という感じだったでしょう。

「どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ……」(-_-;)

……じっさい“アセンション”なんて言葉だって、ぶっちゃけたところ、

もう、いっそのこと、途中の手続なんかどうでもいいから、

      「ここらでいっきょにカラッと晴れ上がってくれ!」

という、いわば長年地球劇場に関わってきた“疲労組”の悲鳴みたいなものと
も言えるでしょ。(^_-)

理屈なんかどうでもいいのよね。

もういい加減にスカッとしたい……、本音はそれだけ。

でも、その本音が渦を巻いて磁力を帯び、一定の磁場となって宇宙の中で発振
し始めたら、それなりのことが起こってくると思うんだよね。

宇宙は、思いを実現するシステムなわけだから。(^_-)

そのシナリオを実現するためなら、どんな物語でも、宇宙の果てからだって、
“手繰り寄せ”ますよ、そりゃ。

諸々のストーリーが検索可能圏内に入ってきたら、今度はお好みの物語の可能
性を信じさえすればいいわけだから。

そうなったら、我々の悲鳴に応えて、それが実は2万6千年サイクルの節目だ
からなんていう必然性の説明まで引き連れて、アッという間に、ワンセットど
ころか何十セットもの物語が宇宙の隅々から押し寄せて来るんですよね。

もっともその“宇宙の隅々”というのが、いったいどこいらあたりに存在する
のかは、一概に決められないところですけどね。(^_-)

「東京も見たし、熱海も見たし……、そろそろ帰ろうか」

^^;

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”にお付き
合いいただく時間がやってまいりました。(^^)/

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

アセンション……。

考えてみれば、自ら確実に知っていることなど何もないのに、ただ自分のマイ
ンドの期待に任せて、よくもこれだけ書き続けてきたものだなぁ。(-_-;)

これ……、みなさんもそうだと思いますけど、自分ではない、ひとさまが言っ
たことというのは、ただそれだけでなんとなくひとつの“客観的な事実”にな
ったりするんですよね。

その“ひとさま”も、それが身近な地上人ではなくて、宇宙存在だったりする
と、信用しなければまったく荒唐無稽と片付けることもできますが、こちらの
スタンスによっては、かえってもっともっと“客観的な事実”の根拠になった
りします。

わたしなんかが信じてきたことというのはまさにそれで、宇宙存在のチャネリ
ングだというだけで、なにもかも全部“本当”だと思いましたから。

ところが、いつまでもそう上手くは行かないわけで、その全部“本当”のはず
のチャネリング情報が、実際はよく聴いてみるといろいろ細かく意見が違うわ
けです。(>_<)

そうなると、それを全部“本当”とも言っていられなくなる。

ある程度、取捨選択しなければならなくなるなる。

取捨選択しなければならないだけでなく、畏れ多いことにその真贋をこちらの
判断で決めさせていただかなければならなくなる。_(._.)_

なんとなく“本当らしい話”と“あまり興味が沸かない話”に分別しなければ
ならなくなります。

で、その根拠も、結局は、自分の“好み”としか言いようがなくなる。

まあ、マインドのラジオ体操みたいなことをせざるをえなくなります。

たとえば、前にも引用させていただきましたが、代表的なアセンション関連情
報として小松英星さんが翻訳掲載されているチャネラー、バーバラ・マーシニ
ヤックの『この時代!』のこの文章↓

----------------------------------------------------------------------
 ●ナノセカンド(この時代!)
 
 非常にまれに、時空の或る場所で、宇宙のエネルギーの巨大な加速が起こる
 ことがあります。星々、惑星たち、そして無数の宇宙のプレーヤーたちを含
 む、様々な形態の知性を持つ存在たちの共同合意によって、その加速は計画
 されます。それは、エネルギーの巨大な波動的変化を統合することによって、
 はるかに大きい現実体験へ、種々の参画者たちの目を開くように設計されて
 います。こうした覚醒の時代へのゲートウェイ(関門)が、あなた方の世界
 では1987年に開かれ、25年間の前例のない変化と幾何級数的な変容を開始し
 ました。
 
         「ガイア・アセンション」シリーズ:解説『この時代!』
 http://www21.0038.net/~gaia-as1/era.cmt1.html
----------------------------------------------------------------------

アセンション関連情報というのがすべてこういう感じの情報(雰囲気・文体)
だったら、こちらはまったく抵抗しようがなくて、すべてありがたくお伺いす
るしかなかったと思います。

ところが、厄介なことに(と言うか、ありがたいことにと言うべきか)、それ
ぞれのエンティティの方が伝えてくださる情報がそれぞれ違うんですよね。

考えてみたら、当然なのかもしれません。

地上のさまざまの方のご意見だって、それぞれ別の体験に別の角度から関わっ
て獲得された別の知見に基づく別の状況描写だったりするわけですから。

ましてや、宇宙存在の観点、報告となると、そのヴァリエーションが一挙に拡
大しても当然です。

それでも、チャネリング情報というのが比較的馴染みやすかったのは、こちら
の興味の問題もありますが、なんとなく、全般的に“懐が深い”ような感じが
するものが多かったからだと思います。

で、どうやら、圧倒的に向こうに余裕があるような気がしましたよね。^^;

まあ、わかりやすく言うと、めちゃ、優しい雰囲気のものが多いわけです。

そりゃ、こっちは、そういう“優しさ”に飢えていますから、もうイチコロで
す。

ところが、この“優しさ”というのは、地上的なニュアンスで言うとなかなか
曲者なんですよね。

どういうことかというと、そんなに“優しく”されたからと言って、すっかり
こっちがその気になって、いわばこちらから“しなだれかかる”ような雰囲気
になると、それはちょっと押し戻される……、というような感じです。(>_<)

いやー、なかなか“懐が深い”んですわ。(*^_^*)

つまりですね、「私たちは、過去において皆さんに依頼心を植え付けてしまう
という過ちを犯したことがあります。今回は、その過去の過ちを償うために来
ています。だから、私たちは皆さんと対等な関係を築くこと以外に関心はない
のです」みたいな雰囲気です。

まあ、これは主としていわゆるプレアデスの方々のメッセージの基調ですが、
大なり小なり、良質な(というか書籍になるような)宇宙的エンティティのチ
ャネリング情報では普遍的な雰囲気だと思います。

地球の皆さんと対等な関係を結ぶ以外の関心はありません……、という雰囲気
のことですが。

それは、このメルマガの発信サイトに翻訳が掲載されている「ETからのメッ
セージ:「みなさんはわたしたちに姿を現してほしいですか?」(短縮版)」
にも共通するトーンです。

----------------------------------------------------------------------
 わたしたちは何を提供できるか?
 
 わたしたちはみなさんに、宇宙と生命に対するより包括的なビジョンを、建
 設的な相互関係を、公平で友愛的な関係の体験を、人類を解放する技術的知
 識を、苦しみの終わりを、個人の力の制御された行使を、新形態のエネルギ
 ーへのアクセスを、そして最後に、意識のより高度な理解を提供することが
 できます。
 
 わたしたちがお手伝いできないのは、みなさんが自分の個人的および集団的
 恐怖を克服すること、みなさんが選択しないような法をみなさんに授けるこ
 と、みなさんが自分自身に働きかけ、みなさんが望む世界を構築し、新天地
 を求めるスピリットを構築する個人的および集団的努力です。
 
 https://www.ascensionkan.com/demae/ET_message.html
----------------------------------------------------------------------

これ↑、ずいぶん婉曲というか“控え目な”表現のメッセージでしょ。

翻訳ということもあるけど、チラッと読んだのでは、何を言っているのかすぐ
にはわからないほど。

要するに、単純化して言うと、わたしたち(つまり、彼らね)はみなさん(つ
まり、我々地球人類ね)に、圧倒的な科学力とスピリチュアルな理解を提供で
きるが、それは、みなさん自身が自らETと遭遇するという恐怖を個人的、集
団的に克服して、わたしたちの援助を受けたいという意思表示してからです、
ということでしょう。

こういう控え目な雰囲気は、少なくとも書籍になってしかも日本語に翻訳され
ているようなチャネリング情報にはかなり一般的です。

そして、たいていは、それぞれ固有の進化を紡いでいる別の星の文化に外側か
ら強引に直接介入することは、宇宙の法則からして許されていないからだ、と
いうような説明が付属しているわけです。

そのへんのお話は、たいていのチャネリング情報の前提として共通しているよ
うですね。

ところで、地上の情報だってそうですが、宇宙関連の情報にもやっぱり、すん
なり呑み込みやすい情報と、ちょっとそのままいただくには抵抗があるなぁ、
というタイプの情報があります。

しかもそれがチャネリング情報となると、ときには情報内容そのものがこちら
の予備知識などお構いなしに固有名詞や勝手なディテールを具えて展開するの
で、とうてい太刀打ちできません。

情報内容そのものについて“真贋”なんてことは判断できないわけですから、
じゃ、判断基準は何かとなると、結局、“好き嫌い”ということになるんじゃ
ないでしょうか。^^;

自分の現実のなかにどういう物語が入ってくるのを許すか、ということじゃな
いかと思います。

そうすると、考えてみると、テレビの選局とまったく同じことなんですよね。

たとえば現在、我々のすべてに明かになってきた地球の温暖化現象は、地上の
環境問題情報での常識では、NGO『地球村』の高木善之さんなどがおっしゃ
っるように地球人類の後先を考えない化石燃料の過剰使用によって引き起こさ
れたものだ、ということになると思います。

むろん我々には否定できない説得力のある話です。

ところが、もう一方には、地球の温暖化現象というのは、今回のアセンション
スケジュールに即して太陽が活動を高めていることに起因する、いわば予定通
りの現象だというような話もあります。

オゾン層が大きく欠落している今、直射日光に当たるのは自ら皮膚癌を誘発す
るようなものだ、という情報があるかと思えば、現在、地球人類が自然ととも
に波動を上げて行くには太陽のサポートを受けるのが一番なのだが、人類をで
きるだけ陽光から遮断しようとする策動がある、というようなお話もあります。

ご存知のとおり、地球温暖化の情報があると同時に、中丸薫さんなどが言及さ
れている氷河期襲来という話題もあります。

たとえば、天野照夫さんという方のこんな情報があります。

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 太陽の爆発が太陽系と地球の終焉をもたらす 
 
 超大激変が近づいている!!
 
 人間起源の地球温暖化の過程は太陽の致命的な異変の引金となったようで、
 太陽系と地球の終焉が近づいている。NHKTVの1ch.が04年1月3日以来知らせ
 た氷河期の接近と重なって、熱暑と寒冷の激しい入れ替りが続いてきたが、
 それは今後、一路焦熱地獄化へ変わろうとしている。
 
 東京は12月に入っても例年と違って11月並の暖冬だった。今年の平均気温は
 1℃上昇したと気象庁が発表した。平均気温で1℃は大きい変動だ。韓国で
 は100年来の暖冬で、日本でブームを起こした韓国のTVドラマ「冬のソナタ」
 の新名所が積雪なしで大打撃を受けており、ニューヨークでは12月20日以後
 に人々が街を半そでシャツで歩いているとNHKが報道した(「ワールド・ネッ
 トワーク」)。
 日本では先日、冬の初めに「春一番」の強風が吹いて、冬を飛び越して春へ
 飛んだ、という感じだった。一時平年並みの気温に戻ったあと、また気温が
 上がったり下がったりしたが、この先が思いやられる。日本気象庁指導部は
 真実を知っているので、辻褄合わせをして国民を欺いている。気象庁は先日
 「日本海沿岸の前線へ南から暖かい空気が流れ込んだので、気温が上がった」
 と辻褄合わせの説明をしたが、今後はそれが出来なくなる。
 
 何故ならば、これらの現象との関連で、米太陽観測衛星SOHOのデータを受け
 たESA(European Space Agency:ヨーロッパ宇宙機関)の「08年頃太陽が爆発
 する」との2002年11月発表が強く想起されるからである。要旨はこうだ:
 「ここ11年間に太陽の内部温度が華氏2,700万度から4,900万度まで飛躍的に
 急上昇した。この過程は1604年の超新星の爆発前のプロセスと非常によく似
 ている。太陽の内部温度の急上昇過程がこのまま推移すると、太陽は2008年
 頃に爆発する。地球温暖化の原因は決定的に太陽の内部温度の急上昇にある」。
 この情報は、ロシア政府機関紙「イズヴェスチヤ」のサイトがまる1年間握
 りつぶして、十中八九、科学アカデミーなどでの確認作業のあとで、03年11
 月に10日間連続で報道したものだが*、米国と日本では完全に報道管制で闇
 から闇へと葬ってきたものだ。
 
   [宇宙管理の大変動、銀河連邦の大激変、太陽系と地球の大掃除]から
 http://www.yu.to/tatsmaki/index0.html
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そしてまた同時に、精神世界オタクならたぶんどなたもご存知のはずのお話、
関英男さんなどが最初に言及された、太陽は超高温どころか常温の世界だ、と
いうようなお話もあります。

こういうお話の中から、それぞれ“本当らしい”お話を取捨選択する、という
のもなかなかご苦労なこととも言えます。(*^_^*)

「太陽の爆発が太陽系と地球の終焉をもたらす」というような朗らかなお話に
なると、これはもう、心配するのが正常なのか、楽しくなるのが正常なのか、
そもそも感情的に反応しようとするのが愚かしいのか、ちょっと判断しかねる
ところがあります。^^;

つまりは、わたしの未来好き、アセンション探求好きも、その程度のものだっ
たと見えて、なんだかもう、だんだんどうでもよくなってしまった、というと
ころです。(*^_^*)

あんさん、アセンションしてどないしますのん? てな感じでしょうか。

すると、これはもう、ビデオショップに行ってビデオを探すのと同じことです
から、自分が好きな話を集めたらいいんですよね。

どうせ、誰も反対なんかしっこないんだから。

何もことさら、ホラー・ムービーや、ヴァイオレンス・ムービーを掻き集める
こともないわけです。

特にそちらの方が“真実”だというわけでもなさそうだし……。

いえ、もちろん、その方が好きだというなら、それでも構わないんだけど。

そうやって、いろんな権威がありそうな方々のお話を伺っている内に、それぞ
れの方の優しさや、その観点の必然性が、なんとなく素直に感じられるように
なってきたんですよね。

そうしたら……地球が文化果つる最果ての鈍くさい星だというお話も、地球こ
そが宇宙最難関の試験場だというお話も、それぞれが愛の表現なんだなぁ、と
いうふうに思われてきて……。

そしたら、宇宙はマインドのなかに現れるというような途方もないお話も、な
るほど…… (-_-;)、とそれなりに納得されるような気がしてきます。

……なるほど、結局、自分が何を望むかなんだ。

どんなチンケな物語の中のどんな卑小な存在にもなれれば、もともと至高の存
在であることが保証されている唯一の実在まで、それこそ端から端までの品揃
えを前にして、お祭の夜店の屋台の前で迷っている子供みたいなものなんだ、
とも思われてきました。

でも、どうやら確かなことは、自分の“思い込み”からは逃れようがなさそう
だ、ということです。

どうも、自分のフォーカスからは、自分の欲望からは、逃れようがなさそうじ
ゃないですか……。^^;

それが、とっても楽しいことなのか、とっても大変なことなのか……、うーん、
結局、自分で決めることなのかなぁ。

今日は、こんなところで。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ: 去来するものは存在をもたない
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さて、今日のニサルガダッタ師匠からの写経です。

ニサルガダッタを読んでいると、ときどきこれこそが勘所だと思われるテーマ
に遭遇します。

それも、けっこうしょっちゅう遭遇するので、じつは、もうどれが「勘所」か
なんてわかったものじゃないんですが、でも、今日はそのひとつを取り上げて
みますね。^^;

それは、

     「あなたは世界のなかに生まれたのだろうか、

      それとも、世界があなたに対して現れたのだろうか?」

という、なにやら空恐ろしいような質問です。(^_-)

うーむ、この質問は、けっこう後からボディブローのように効いてくるかも。

今回も、写経の箇所をすべて通しで最初に掲載しておきますね。

どうも、この形の方がよさそうです。

本文だけ書いてもらえば充分という方は、そこだけを読んであとは飛ばしてく
ださい。

もう充分だけど、まあ、pariちゃんが何を言うのかも聴いてやってもいいよ、
という方は、ご愛敬にそのあとも読んでください。^^;

では、【46 去来するものは存在をもたない】からです。

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 質問者 あなたの言われることは納得のいくものです。しかし、それらが世
     界のなかで、世界に属する個人として在る人にとって、何になると
     いうのでしょうか?
 
 マハラジ
 多くの人がパンを食べている。
 だが小麦についてすべてを知っている人は、ほんのわずかだ。
 そして、それを知っている人だけがパンを改良することができる。
 同様に、自己を知る人だけ、世界を超えた彼方を見た人だけが世界を改善で
 きるのだ。
 個人としてある人たちにとって、彼らの価値は途方もないものだ。
 なぜなら、彼らだけが自分たちの解放への唯一の期待だからだ。
 世界のなかに在るものが、世界を救うことはできない。
 もしあなたが本当に世界を救おうとするなら、そこから出なければならない
 のだ。
 
 質問者 しかし、世界から出ることができるのでしょうか?
 
 マハラジ
 世界とあなた、どちらが先に生まれたのだろうか?
 世界が先だと考えるかぎり、あなたはそれに縛られているのだ。
 疑いの跡形もなく、世界はあなたのなかに在り、あなたが世界のなかに在る
 のではないとひとたび悟れば、あなたは外に出ている。
 もちろん、あなたの身体は世界のなかに、世界に属したままだ。
 だが、あなたはもはやそれに惑わされはしない。
 すべての聖典は世界が存在する前に創造者が存在したと言っている。
 誰が創造者を知っているのだろうか? 
 創造者以前に存在したのは、すべての世界とその創造物の源である、あなた
 の真我だけなのだ。
 
 質問者 あなたの言われることはすべて、世界があなた自身の投影だという
     仮定によって筋が通ります。あなたは個人的主観的な世界、感覚と
 マインドを通してあなたに与えられた世界を認めています。その意味では、
 わたしたちそれぞれが投影による世界に生きているということです。それら
 の個人的な世界はほとんど互いに通ずることもなく、それらの中心である
 「わたしは在る」から現れ、そのなかに溶け去っていきます。しかし、間違
 いなくその個人的世界の背後には、共通の客観的世界があるはずです。その
 客観的世界のなかで、個人的世界はただの影にすぎません。あなたはそのよ
 うなすべてに共通な客観的世界を否定しますか?
 
 マハラジ
 実在は主観的でも客観的でもなく、マインドでも物質でもなく、時間でも空
 間でもない。
 これらの区分には、それが起こる当の人、意識的な分離した中心が必要とな
 る。
 しかし、実在はすべてであり無であり、全体性と排他性であり、充満と虚空
 であり、完全に首尾一貫し、絶対的に矛盾したものだ。
 それについて語ることはできないのだ。
 あなたは、ただあなた自身をそのなかに失うことができるだけだ。
 あなたが実在ではないものすべてをどこまでも拒絶していくと、最終的に否
 定しきれず残されたものにであう。
 ジニャーナ(真理の知識)に関する話はすべて無知の印だ。
 知らないのだと想像し、それから知るようになるのはマインドなのだ。
 実在はこれらの歪曲に関して何も知らない。
 創造者としての神という理念さえも偽りだ。
 わたしは自己の存在を何かほかの存在に負うだろうか? 
 わたしは存在する。
 それゆえ、すべては存在するのだ。
 
 質問者 どうしてそうあり得るでしょう? 子供は世界のなかに生まれます。
     世界が子供のなかに生まれるのではありません。世界は古く、子供
     は新しいのです。
 
 マハラジ
 子供はあなたの世界に生まれてくるのだ。
 さて、あなたは世界のなかに生まれたのだろうか、それとも、世界があなた
 に対して現れたのだろうか? 
 生まれるということはあなた自身を中心として、あなたの周りに世界をつく
 り出すことだ。
 しかし、あなたがあなた自身を創造したのだろうか? 
 あるいは、誰かがあなたを創造したのだろうか? 
 誰もが自分自身の世界をつくり出し、己の無知によって監禁され、そのなか
 で生きているのだ。
 わたしたちのしなければならないことは、牢獄の実在生を否定することだけ
 だ。
 
 質問者 眠りの間に目覚めの状態が種子として存在するように、生まれてく
     ることによって子供がつくり出した世界も、子供の誕生以前に存在
     していたのです。その種子は誰とともにあるのでしょうか?
 
 マハラジ
 死と誕生を観照し、しかもけっして生まれず死ぬこともないその人とともに
 ある。ただ彼だけが創造の種子であり、最後に残るものなのだ。
 マインドの彼方に何があるのかを、マインドに確認するよう頼むわけにはい
 かない。
 直接体験だけが唯一有効な証拠なのだ。
 
             『I AM THAT 私は在る』(p224-226)
 http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

ね、ちょっといいとこ引用したでしょ。

> 質問者 あなたの言われることは納得のいくものです。しかし、それらが世
>     界のなかで、世界に属する個人として在る人にとって、何になると
>     いうのでしょうか?

まあね、そう言えば、そうだけど。

ニサルガ師匠の老婆親切がどんな言い方をするのか?

> マハラジ
> 多くの人がパンを食べている。
> だが小麦についてすべてを知っている人は、ほんのわずかだ。

うん。

> そして、それを知っている人だけがパンを改良することができる。

たしかに。

> 同様に、自己を知る人だけ、世界を超えた彼方を見た人だけが世界を改善で
> きるのだ。

なーるほどねぇ。(-_-;)

> 個人としてある人たちにとって、彼らの価値は途方もないものだ。
> なぜなら、彼らだけが自分たちの解放への唯一の期待だからだ。

そういうことになりますよね。

> 世界のなかに在るものが、世界を救うことはできない。

けー、堪えられないね、この言い方。(>_<)

> もしあなたが本当に世界を救おうとするなら、そこから出なければならない
> のだ。

そういうことになるのかもなぁ。(-_-)

> 質問者 しかし、世界から出ることができるのでしょうか?

それそれ、訊きたいですよ、やっぱり。

> マハラジ
> 世界とあなた、どちらが先に生まれたのだろうか?

うん? (@_@)

この科白(せりふ)は、ニサルガ師匠の発明ですよね、たぶん。

> 世界が先だと考えるかぎり、あなたはそれに縛られているのだ。

ふーん。

> 疑いの跡形もなく、世界はあなたのなかに在り、あなたが世界のなかに在る
> のではないとひとたび悟れば、あなたは外に出ている。

出口はそこか……。

> もちろん、あなたの身体は世界のなかに、世界に属したままだ。

うん。

> だが、あなたはもはやそれに惑わされはしない。

うん。

> すべての聖典は世界が存在する前に創造者が存在したと言っている。

おお! (@_@)

たしかに。

> 誰が創造者を知っているのだろうか? 

うん。

> 創造者以前に存在したのは、すべての世界とその創造物の源である、あなた
> の真我だけなのだ。

あああ……。

> 質問者 あなたの言われることはすべて、世界があなた自身の投影だという
>     仮定によって筋が通ります。あなたは個人的主観的な世界、感覚と
> マインドを通してあなたに与えられた世界を認めています。その意味では、
> わたしたちそれぞれが投影による世界に生きているということです。それら
> の個人的な世界はほとんど互いに通ずることもなく、それらの中心である
> 「わたしは在る」から現れ、そのなかに溶け去っていきます。しかし、間違
> いなくその個人的世界の背後には、共通の客観的世界があるはずです。その
> 客観的世界のなかで、個人的世界はただの影にすぎません。あなたはそのよ
> うなすべてに共通な客観的世界を否定しますか?

「間違いなくその個人的世界の背後には、共通の客観的世界があるはずです」

これを言いたかったんだよね、この人は。

> マハラジ
> 実在は主観的でも客観的でもなく、マインドでも物質でもなく、時間でも空
> 間でもない。

実在は主観・客観を超越した何物にも依存しない純金ってわけか。

> これらの区分には、それが起こる当の人、意識的な分離した中心が必要とな
> る。

意識のなかにマインドはある。

> しかし、実在はすべてであり無であり、全体性と排他性であり、充満と虚空
> であり、完全に首尾一貫し、絶対的に矛盾したものだ。
> それについて語ることはできないのだ。

実在は、絶対的に問答無用の隔絶した存在ってことか。

いずれにしろ、マインドは届かない。

> あなたは、ただあなた自身をそのなかに失うことができるだけだ。

うん。

> あなたが実在ではないものすべてをどこまでも拒絶していくと、最終的に否
> 定しきれず残されたものにであう。

これが、お仕事。

> ジニャーナ(真理の知識)に関する話はすべて無知の印だ。

ああ……。(-_-;)

> 知らないのだと想像し、それから知るようになるのはマインドなのだ。

(@_@)

ナットク。

> 実在はこれらの歪曲に関して何も知らない。

テー。(>_<)

> 創造者としての神という理念さえも偽りだ。

そうだと思った。(←なんちゃって。(*^_^*))

> わたしは自己の存在を何かほかの存在に負うだろうか? 

いや、負わないよ。

> わたしは存在する。
> それゆえ、すべては存在するのだ。

ソウオモウ。(;_;)

> 質問者 どうしてそうあり得るでしょう? 子供は世界のなかに生まれます。
>     世界が子供のなかに生まれるのではありません。世界は古く、子供
>     は新しいのです。

そりゃ、いちおうそう言いますよね。

> マハラジ
> 子供はあなたの世界に生まれてくるのだ。

うん、それはたしか。

> さて、あなたは世界のなかに生まれたのだろうか、それとも、世界があなた
> に対して現れたのだろうか? 

出たー。

> 生まれるということはあなた自身を中心として、あなたの周りに世界をつく
> り出すことだ。

なるほど。

> しかし、あなたがあなた自身を創造したのだろうか? 

(@_@)

> あるいは、誰かがあなたを創造したのだろうか? 

いやいや。

> 誰もが自分自身の世界をつくり出し、己の無知によって監禁され、そのなか
> で生きているのだ。

やっぱり。(-_-;)

> わたしたちのしなければならないことは、牢獄の実在性を否定することだけ
> だ。

そうか。

> 質問者 眠りの間に目覚めの状態が種子として存在するように、生まれてく
>     ることによって子供がつくり出した世界も、子供の誕生以前に存在
>     していたのです。その種子は誰とともにあるのでしょうか?

ほう。

なかなか鋭い言い方をしますね。

> マハラジ
> 死と誕生を観照し、しかもけっして生まれず死ぬこともないその人とともに
> ある。ただ彼だけが創造の種子であり、最後に残るものなのだ。

「けっして生まれず死ぬこともないその人とともにある」

これ↑が誰だか、アタイ知ってるじょ。(*^_^*)

> マインドの彼方に何があるのかを、マインドに確認するよう頼むわけにはい
> かない。

そりゃ、そ。

> 直接体験だけが唯一有効な証拠なのだ。

うん。(;_;)

それができるのは誰か……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

よろしければ、気が向いたときにお付き合いください。


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■ 3.いただいたお手紙から: Yoshiroさん、はるさん、ふみこさん
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お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
pari♪jk2.so-net.ne.jp
  ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


       …………○…………○…………○…………


今回、Yoshiroさんから、なんとトムへの弔辞をいただきました。(@_@)

いくら世の中開けてきたとは言え、人間から弔辞をもらった猫はまだ数少ない
のではないでしょうか。

早速、掲載の許可をいただきましたので、ご紹介します。

Subject:  わが師、トムへ
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 こんにちは、パリさん
 
 お久しぶりです。
 トムがボディを離れたんですね・・・
 
 ホントにあれほど賢くて瞑想的な猫は見たことがありませんでした。
 
 前回、induとおじゃましたときは、帰りがけに、
 トムはちゃんと車庫の方まで来てくれて、
 お別れをしてくれましたよ・・・
 
 意識というものが動作や佇まい、存在感に現れるものですが、
 それは人間だけではないんだな、と彼から教えられたような気がします。
 
 oshoの版画作品を刷ってくれた石田了一さんのアトリエにいた猫も
 近い佇まいがあったような・・・
 いずれにしても滅多にいる猫ではないですよね。
 
 そうそう、希に作家のもとにやってくる恩寵としての猫・・・
 そんな風情を感じていました。
 
 師辺座友・・・という言葉だったかな、
 身近なまわりのすべてのものが師であり、友である・・・
 その言葉をリアルに感じさせてくれる存在でしたね。
 
 動物を飼ったことがないのでよくわからないけど、
 17年のおつきあいというのは、短いようで長いですよね。
 (長いようで短いとも言えるけど)
 だって、ぼくが実家の親元にいたのも18歳までだし、
 共に密に生きるには十分な長さでしたもの。
 
 うちの実家には以前に、チャコという雑種の犬がいたんですよ。
 純粋で、おバカさんで、かわいかった。
 晩年に弱ってきたころ、「今度は人間に生まれ変わるんだよ」
 とぼくは彼女に語りかけていました。
 
 そして、トムと出会って、自分の愚かさに気づきました。
 
 死を目前にしたチャコを安心させるのではなく、
 混乱させて不安を抱かせるようなことを自分は言っていたんだなぁ・・・
 と反省しました。
 
 猫という乗り物に、トムの意識が宿るなら、
 どの動物だからとか、人間だから、というのはあまり意味を成しませんよね。
 
 そのままをただただ受け入れる・・・
 そのことを、トムから教えられたような気がします。
 
 ありがとう、トム。
 またいつかお会いしましょう。
 
 心からご冥福をお祈りいたします。
 
 LOVE    Yoshiro
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Yoshiroさん、ありがとうございます。m(_ _)m

トムも喜んでいると思います。

> ホントにあれほど賢くて瞑想的な猫は見たことがありませんでした。

はい。

> 前回、induとおじゃましたときは、帰りがけに、
> トムはちゃんと車庫の方まで来てくれて、
> お別れをしてくれましたよ・・・

……トム、ちゃんと見送っていたんだ。

> 意識というものが動作や佇まい、存在感に現れるものですが、
> それは人間だけではないんだな、と彼から教えられたような気がします。

特に、動物は言葉を使わないから、その感じはありますね。

> oshoの版画作品を刷ってくれた石田了一さんのアトリエにいた猫も
> 近い佇まいがあったような・・・
> いずれにしても滅多にいる猫ではないですよね。

はい、我々はそう思ってました。

こんな猫は滅多にいないんじゃないか、って。

> そうそう、希に作家のもとにやってくる恩寵としての猫・・・
> そんな風情を感じていました。

作家の方はわからないけど、“恩寵としての猫”だったと思います。

> 師辺座友・・・という言葉だったかな、
> 身近なまわりのすべてのものが師であり、友である・・・
> その言葉をリアルに感じさせてくれる存在でしたね。

特に、最後の頃、自分がまわりを汚すことがわかってからは、
もう自分からはソファに座らなくなりました。

それまでは、指定席みたいにしていたのに……。(;_;)

あんまりわきまえていて、ちょっと驚きでした。

> 動物を飼ったことがないのでよくわからないけど、
> 17年のおつきあいというのは、短いようで長いですよね。

そう、いつもいたって感じです。

まだときどき、フッと気配を感じて後ろを振り返ったりしてます。

> うちの実家には以前に、チャコという雑種の犬がいたんですよ。
> 純粋で、おバカさんで、かわいかった。

わかります。^^;

> 晩年に弱ってきたころ、「今度は人間に生まれ変わるんだよ」
> とぼくは彼女に語りかけていました。
>
> そして、トムと出会って、自分の愚かさに気づきました。

(?_?)

> 死を目前にしたチャコを安心させるのではなく、
> 混乱させて不安を抱かせるようなことを自分は言っていたんだなぁ・・・
> と反省しました。

ああ……。

> 猫という乗り物に、トムの意識が宿るなら、
> どの動物だからとか、人間だから、というのはあまり意味を成しませんよね。

そうかもねぇ。

> そのままをただただ受け入れる・・・
> そのことを、トムから教えられたような気がします。

猫の方が人間より賢い面はあるでしょうね……。

少なくとも、パフォーマンスはほとんどない。

> ありがとう、トム。
> またいつかお会いしましょう。
>
> 心からご冥福をお祈りいたします。

ありがとう。m(_ _)m


       …………○…………○…………○…………


ハイアーセルフ33さんから以前『アセ通』124号でわたしが書いたことにつ
いてコメントををいただきました。

ハイアーセルフ33さん、いつも丁寧に読んでくださって感謝です。m(_ _)m

では早速、ご紹介します。

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 みなさんこんにちは、ハイアーセルフ33です。
 
 124号のこのメルマガで「神とひとつになること」をパリさんは引用して
 いました。
 その中で
 
 「いずれにしても、ひとは人生で起こる出来事や経験の意味を知ろうとする。
 だが、じつはどんなものにもまったく意味はない。人生の出会いや経験に隠
 された本質的な真実などない。」
 
 とありました。ところで、ここで言っている「すべてのものには意味がない」
 とか、「人生の出会いや経験に隠された本質的な真実などない」というのは、
 
 「個々の状況には、もともと持っている特定の意味(真実)はない」というこ
 とであり、「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」という
 ことではないですよね? 
 
 この点、パリさんのお考えを伺えるとありがたいです。
 
 私としては、同じシリーズの神も言っているように、
 
 ●神は悲しみの中にも、笑いの中にも、苦さの中にも、甘さの中にもいる。
  すべての奥に聖なる目的がある。(神との対話1巻P85)
 
 ●私は生命だ。生命はわたしだから、生命のすべての面に聖なる目的がある。
  どんなものにも神が理解し肯定した理由がある。(神との対話1巻P86)
 
 ●個々の出来事や冒険は、真の自分を創造し経験するために、あなた自身に
  よって呼び寄せられたものだ。(神との対話1巻P75)
 
 ということですし、またラムサから引用すれば、
 
 ●物質でできたこの楽園にあるすべては、この驚くべき創造性の旅に参加す
  る者たちの魂の内面に、単に感情を引き起こすためだけの目的で創造され
  たのである。
  なぜなのか?それは生きることにおいて、最も重要な宝物である「叡智」
  というものを獲得するためだ。(ラムサホワイトブックP137改訂新版)
 
 ですから、上記2つの一見矛盾するように見えるメッセージも、理解の仕方
 で両立しうるものだと考えます。
 
 もっとも「時間(動き)・空間(宇宙)はない」という視点に立てば、そこか
 らは意味や目的、方向性といったものが発生する余地はないわけですが、
 
 パリさんの引用した、「神とひとつになること」のメッセージと、私の引用
 した「神との対話」や「ラムサホワイトブック」の視点は、
 
 あくまで幻想としての「時間・空間の中」のお話として、「絶対の真実」の
 ようですね。バシャールも同様のことを言ってました。
 
 以上、上述してきた一連の概念は、わかりにくく、読者に混乱を生じやすい
 部分ですので、私たちはつとめて明確に理解すべく心しておいた方がよいで
 しょうね。
 
 以上。
 
 Love and Peace ハイアーセルフ33
 H P :http://homepage2.nifty.com/haruhi33/
 Eメール:haruhi33@nifty.com
----------------------------------------------------------------------

ハイアーセルフ33さん、情報提供、ありがとうございます。m(_ _)m

> 124号のこのメルマガで「神とひとつになること」をパリさんは引用して
> いました。その中で
> 
> 「いずれにしても、ひとは人生で起こる出来事や経験の意味を知ろうとする。
> だが、じつはどんなものにもまったく意味はない。人生の出会いや経験に隠
> された本質的な真実などない。」
> 
> とありました。ところで、ここで言っている「すべてのものには意味がない」
> とか、「人生の出会いや経験に隠された本質的な真実などない」というのは、
> 
> 「個々の状況には、もともと持っている特定の意味(真実)はない」というこ
> とであり、「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」という
> ことではないですよね? 
> 
> この点、パリさんのお考えを伺えるとありがたいです。

おっしゃるポイント、意味は分かります。

それで、どう言ったらいいのかな……と思うのですが……。

はるさんが言う

> 「個々の状況には、もともと持っている特定の意味(真実)はない」というこ
> とであり、

という表現は、バシャールの“あらゆる状況はニュートラル”だというテーゼ
に合わせた表現だと思います。

それならバシャールが常に言っていることだから許容できる。

しかし「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」となると、そ
れでは人生にまったく意味がないことになってしまう。

いくらなんでも、それはちょっと許容できない。

現に『神対』の神さまも、

> ●神は悲しみの中にも、笑いの中にも、苦さの中にも、甘さの中にもいる。
>  すべての奥に聖なる目的がある。(神との対話1巻P85)
> 
> ●私は生命だ。生命はわたしだから、生命のすべての面に聖なる目的がある。
>  どんなものにも神が理解し肯定した理由がある。(神との対話1巻P86)

と言っているではないか。

また、ラムサだって、

> ●物質でできたこの楽園にあるすべては、この驚くべき創造性の旅に参加す
>  る者たちの魂の内面に、単に感情を引き起こすためだけの目的で創造され
>  たのである。
>  なぜなのか?それは生きることにおいて、最も重要な宝物である「叡智」
>  というものを獲得するためだ。(ラムサホワイトブックP137改訂新版)

と言っているではないか、ということだと思います。

はるさんのお気持ち、よくわかります。

ただわたしが引用した箇所の文脈から意味を取るかぎり……、そこでの意味は、
まさに「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」という意味だ
と思います。

ちょっと長いですけど、引用部分をもういちど見ていただけますか。

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  永遠への旅を続け、<マスター>への道を歩いているとき、あなたは人生
 のさまざまな環境や状況、展開に出会う。そのなかには歓迎したくないもの
 もあるだろう。
  そういうとき、ほとんどのひとはいちばんしてはならないこと、つまり、
 これはどういう意味なのかを知ろうとする。
  何かが起こるには理由があるはずだと考え、理由を探ろうとするひとがい
 る。ものごとは何かの「しるし」だと言うひともいる。そこで、何のしるし
 だろうかと知りたがる。
  いずれにしても、ひとは人生で起こる出来事とや経験の意味を知ろうとす
  る。だが、じつはどんなものにもまったく意味はない。人生の出会いや経
 験に隠された本質的な真実などない。
  誰が事実を隠すというのか? なぜ隠すのか?
  もし、あなたがたに真実を見つけさせたいのなら、隠すより明らかにして
 おいたほうが効果的ではないか? もし、神に言いたいことがあるなら、あ
 なたがたに謎解きをさせるより、はっきり言うほうがずっと簡単ではないか?
 (それに、ずっと親切ではないか?)
  じつは、どんなものにも意味はない。あなたが与える意味以外には。
  人生には(life:生命には)意味はない。
  多くの人間は受け入れがたいと思うだろうが、これはわたしの最大の贈り
 物だ。人生(life:生命)が無意味だから、あなたがどんな意味でも決定す
 ることができる。その決定によって、あなたがたは人生のさまざまなもの、
 あらゆるものとの関係を自分で定義する。
 
                  『神とひとつになること』(P193-195) 
               https://www.ascensionkan.com/books/cwg-5.html
----------------------------------------------------------------------

ここで『神対』の神さまは……

>  何かが起こるには理由があるはずだと考え、理由を探ろうとするひとがい
> る。ものごとは何かの「しるし」だと言うひともいる。そこで、何のしるし
> だろうかと知りたがる。

と状況を説明しています。

そしてその説明した状況に対して、

> ……だが、じつはどんなものにもまったく意味はない。人生の出会いや経験
> に隠された本質的な真実などない。

と断定して、その上ご丁寧に、

>  誰が事実を隠すというのか? なぜ隠すのか?
>  もし、あなたがたに真実を見つけさせたいのなら、隠すより明らかにして
> おいたほうが効果的ではないか? ……
> (それに、ずっと親切ではないか?)

と駄目押ししています。

はるさんは、
> ……「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」ということで
> はないですよね? 
とおっしゃる。

たしかに、“あらゆる状況はニュートラル”だけれども、それはそのときその
状況がその人に生じている聖なる理由、聖なる目的がない、ということではな
いですよね? ということだと思います。

だって、もしそうだったら、人生にはまったく意味がないことになってしまう
じゃないですか、と。

そういう心境を想定して、この『神対』の神さまはここで、

>  じつは、どんなものにも意味はない。あなたが与える意味以外には。
>  人生には(life:生命には)意味はない。

と断っているのだと思います。

その上、それがどういう種類の断言なのかを伝えるために、わざわざ

>  多くの人間は受け入れがたいと思うだろうが……、

と断っているわけです。

つまり、「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的」というのは、むろ
ん、あると言えばあるのだと思います。

ただ、それはその時点にその状況にいる人が感じているその意味、目的であり、
それ以外のどんな隠された意味も、聖なる目的もない、ということだと思いま
す。

だから、『神対』の神さまはこう断っているわけです。

>  もし、あなたがたに真実を見つけさせたいのなら、隠すより明らかにして
> おいたほうが効果的ではないか?

と。

> ……「生じる状況がなぜ生じているのかの理由、目的がない」ということで
> はないですよね? 

とおっしゃる理由も目的も、たしかにあると思いますが、それはその場その場
の状況の中で、当事者が支えた感情であり思考だ、ということだと思います。

そして、その「感情」も「思考」も、バシャールが言うように、その状況に対
する当事者の意味づけによって変わってくるわけだと思います。

これは、わたしの好みの言い方では“「意味」は部分に宿る”ということです。

あらゆる「意味」「理由」「目的」は、構造内の文脈にフォーカスした意識に
宿るだけです。

つまり、<全体>には「意味」も「理由」も「目的」もない、ということだと
思います。

>  じつは、どんなものにも意味はない。あなたが与える意味以外には。
>  人生には(life:生命には)意味はない。
>  多くの人間は受け入れがたいと思うだろうが、これはわたしの最大の贈り
> 物だ。

こういう言葉が好きかどうかは、本当に個々人で異なると思います。

わたしの場合は、この「人生には(life:生命には)意味はない」という言葉
はとても解放感を与えてくれました。

でも、「人生には(life:生命には)意味がある」という言葉の方が好きな人
もいると思います。

『神対』の神さまはソツのない方だから、彼の愛は、わたしのようなタイプの
人間に対しては、「人生には(life:生命には)意味はない」という言葉とな
って顕現するわけです。

そして、はるさんに対しては、

> ●神は悲しみの中にも、笑いの中にも、苦さの中にも、甘さの中にもいる。
>  すべての奥に聖なる目的がある。(神との対話1巻P85)
> 
> ●私は生命だ。生命はわたしだから、生命のすべての面に聖なる目的がある。
>  どんなものにも神が理解し肯定した理由がある。(神との対話1巻P86)

という言葉となって開くのだと思います。

m(_ _)m


       …………○…………○…………○…………


今回、ふみこさんという方から、「祈願文について」というメールをいただき
ました。

早速、掲載の許可をいただきましたので、ご紹介します。

Subject:  祈願文について
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 最近、とってもおもしろいページを見つけて、はまっていました。
 
 そのページを読むと、この方は、Pariさんの文章の書き方は違うけれど、同
 じものを持ってる方だなというイメージがあったのです。
 
 それは、愛がないと、あんな文章は書けないからです。
 
 この方の最後の書き込みは2006年2月までなのですが、何とかして、3次元か
 らも、お礼の気持ちを伝えられないものだろうかと、思っていました。(メ
 アドがないんです)
 
 そしたら、そのサイトで、この文章を発見したのです。
 http://ueno.cool.ne.jp/tka/dgoroku.htm#2001
 
 常々、pariさんのメールマガジンの最後に紹介されている、祈願文がすばら
 しいと思っていたので、とってもうれしかったです。
 
 Pariさん、もしよろしければ、ここにもたいへん感動している人がいること
 を、その方についでのときに伝えてください。
 よろしくお願いします。
 
 それから、毎日配信メールで、
 『アセンション館通信』vol.013 2004,5/23(第13号)を、昨日読みました。
 
 その中で、
 
 > 地球生命圏の内部循環系に関しては、すでに“可逆転ポイント”を超えて
 > しまったそうですね。(;_;)
 > 申し訳なかったです。_(_^_)_
 > そうなると、地球を死滅させた方がいいのか、人類を絶滅させた方がいい
 > のか、ちょっと“自分の立場”も忘れて (*^_^*)、判断に苦しむところで
 > すが……。
 
 ああ、その選択肢のスイッチは、”人類自ら”が、入れてしまったのですね。
 特に、2003年3月20日の、イラク戦争のスイッチには、ひどく絶望しました。
 
 祈願文の方は、“可逆転ポイント”を超えてしまう頃に、すでにあのページ
 で、太鼓をたたいておられたんですね。ご苦労様です。
 そして、今もあのページが残っていて、私が読む機会を得ることができて、
 感謝です。 
 
 Pariさんは自分のことを、マインドといい、祈願文の方は、直感といい、お
 ふたりとも、宇宙人や霊界のせいにせずに、自分で責任を取っている、とっ
 ても謙虚な方です。
 
 それから、祈願文の方のサイトは、2012年の黙示録というサイトの2003年ご
 ろのBBSのコピベで、偶然見つけました。
 (どこかにいいサイトはないものかと、中身は読まずにコピペの紹介だけを
 たぐっていました)。
 
 余計なことですが、2012年の黙示録のサイトの方が、神との対話の本を、読
 んで捨てられたと、知ったときは、残念なことだと思ったのですが、彼のサ
 イトでは、カルマとか霊界とかを引き受けられていらっしゃるので、役割分
 担なのね、と思いました。
 
 結局、引っ掛けのない、純度100%のサイトも、本も、メールも、人もいな
 いですから、自分でよくコシテ飲まなきゃ、ってことですね。
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ふみこさん、ありがとうございます。m(_ _)m

> 最近、とってもおもしろいページを見つけて、はまっていました。

はい、お気持ちよく分かりますよ。

はまりますよね。^^;

> Pariさん、もしよろしければ、ここにもたいへん感動している人がいること
> を、その方についでのときに伝えてください。
> よろしくお願いします。

はい、もしかしたら、伝わっているかもしれません。^^;

そうでないかもしれませんが。(*^_^*)

> Pariさんは自分のことを、マインドといい、祈願文の方は、直感といい、お
> ふたりとも、宇宙人や霊界のせいにせずに、自分で責任を取っている、とっ
> ても謙虚な方です。

ありがとうございます、と言うべきなのでしょうが……。^^;

でも、少なくともわたしに関するかぎり、謙遜でも、謙虚だからでもなくて、
単純に、本当に“マインド”だからなんですけどね。(*^_^*)

> 結局、引っ掛けのない、純度100%のサイトも、本も、メールも、人もいな
> いですから、自分でよくコシテ飲まなきゃ、ってことですね。

はい、みんなそれぞれ純度100%で書いていますから、自分でよくコノミのを
飲まなきゃ、ってことかもですね。^^;

応援メール、ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.編集後記: 気がついてみればいつの間にか
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このメルマガを初めて出した頃から、大分時間が経ちました。

その間、気がついてみればいつの間にか消えている存在がいて……。

最初、書き始めたときは、Kanchan がボディを離れたばかりのときでした。

このあいだは、長年の友人のナンダンが近くからいなくなりました。

人間と同列に語っていいのかどうか、わたしの近辺からはあのバカっぽいモモ
がいなくなり、今回、トムが去っていきました。

バカっぽい、バカっぽいと言っていますが、そのモモのお陰で、毎日の散歩が
できていたんだっけ……。

モモのためにしてやっているみたいに思っていたけど、モモがいなくなったら
さっぱり動かなくなってしまって。

なりが大きいので何をするにもドタバタした感じの子だったけど……、雷か何
かを恐がったときだったのか、こっちの身体にドンとお尻を寄せてきたときの
感じなんかを思い出すと、ちょっと不思議な感じにもなるなぁ。(-_-;)

子供だったんだよなぁ。

トムの雰囲気とは、何から何まで違ったけど。

あれ、今日も白みかけてきてしまった。

というわけで今回も……。

前号に続いて、著者のご了解を得ている「祈願文」という内容の文章を掲載さ
せていただきます。

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17.2001.7.7 地球さんへ

            【 祈 願 文 】 

56億年の永きにわたり、多くの魂に学舎を提供されてきた、地球さん、
本当にありがとうございました。
満身創痍でボロボロになりながらも、一言の愚痴も言わず、ただひたすら
大いなる愛で耐えてこられたあなたに、深く感謝いたします。
もうすぐ光の次元へ戻られるとのことですが、一日も早く傷を癒され、
元気な姿で光に還られますよう心よりお祈りいたします。
天の父よ、天の母よ、どうか私達の祈りを聞き入れ、地球さんにたくさんの
癒しの光をお送り下さい。

           海よ山よ空よ森よ川よ    よみがえれ

         生きとし生けるもの全て  よみがえれ

            地球よ         よみがえれ
------------------------------------------------------------------

<(_ _)>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pari♪jk2.so-net.ne.jp(“♪”→“@”に。m(_ _)m)
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