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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.170 2007/07/08(第170号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在913名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.“現象宇宙劇場”の“下足札”

2.写経ニサルガダッタ:【76 知らないということを知ることが真の知識だ】

3.いただいたお手紙から:パラミタさん、ハイアーセルフ33さん

4.「ご投稿・情報提供」:ハイアーセルフ33さん、パールさん

5.編集後記:永久ってことはないから。
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■ 1.“現象宇宙劇場”の“下足札”
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今日は雨が降っていますよ。

上の方が薄明るくて、下の方は緑が濃い。

目の前の緑はとっても濃いのに、その向こうの背景の山は薄い雨のカーテンで
淡く滲んでいる。

遠景に点在する川沿いの家並みは白く滲んで色は識別できません。

風が来ると目の前の花モモの木の葉が簪みたいに揺れて……。

空がとってもいい。

山の端のすぐ上はとっても明るい白なんですが、その上から灰色の空が墨絵が
滲むように降りてきているんです。

でも、すぐに平板に混ざり合ってしまった……。

あ、他の人間が見ている夢の話って、通じないですよね。^^;

おおー! (@_@)

全体がすごく明るくなってきた。

……これで眼前に巨大UFOが析出してきたりしたら、面白いのに。(^_-)

(*^_^*)

相変わらず、罪のない妄想で楽しんでます。

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

考えてみたら、世の中のたいていの情報は、何者かになるための情報なのに、
あなたは何者でもないなんて、余計なお節介とも言えますね。

でも、そのほうが気楽、というあなたがいたりして……。(^_-)

世の中、わからないもんです。

今、田村珠芳さんのブログ「コスモスレポート」を覗いてみたんです。
(↑これ、みなさんの<今>のなかでは、昨日のことですからね。)

そしたら、こんなことが書いてありました。

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 秘密68 意識革命 
 July 07 [Sat], 2007, 7:00
 次元上昇(アセンション)したいと思っている人は、
 この世の中は全て人間の意識で出来ていると
 言うことを知る必要があります
 意識が全てを作り出していると言うことが分かると、
 意識は五次元に上昇しています
 そして、思ったことが全て叶うことに驚くでしょう
 自分を信頼すること
 自分を愛すること
 それが他を信頼し、他を愛することなのです
 貴方の思いが全てを作っている!
 純粋に信じると驚く世界を体験できます
 
 http://yaplog.jp/tamura_shuho/archive/71
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まあ、珠芳さんがおっしゃるとおりだとすれば、これは言い換えると、これま
でわれわれが信じてきた意味での「現実」というものは存在しないって、こと
ですよね。

すべて、われわれが投影してきた世界を体験していただけなんだって。

ただ、これまでは、われわれの集合的な“思い込み”が堅固だったので、その
分、堅固な現実が存在していたんだ、ってことになるだろうと思います。

じゃ、それがどんな“思い込み”だったかと言えば、まあ、代表的に言うなら、
「現実が存在する」という“思い込み”だったということでしょうか。

その“思い込み”の中で、「真実」を探し続けることもできると思います。

「現実」は存在し、その中に「真実」は存在するんだ……、という前提の世界
で、もっともっと真実を探求してやる、という思いが強ければ、まだまだ、そ
の次元を堪能することはできますよ、ということだと思います。

現象宇宙のなかには(つまり、マインドのなかにはということでしょうが)、
現に、そういう波動は存在するわけですから。

そして、むろん現象宇宙は、そういう「現実が存在する」という“思い込み”
を排除するようにはなっていないわけです。

その波動は、まさに現象宇宙そのものの一部だからです。

「どんな思いも正しい」というのは、「どんな思いも現象宇宙の一部だ」とい
う意味にすぎません。

そして、現象宇宙は、どんな思いも排除するようにはなっていないわけです。

だって、“あらゆる思いの総体”が「現象宇宙」なんですものぉ。^^;

ね、簡単ですよね。(^_-)

だから、現象宇宙の中では、なりたいと思えば「何にでもなれます」。

概して、現象宇宙の中では、新しい欲望は歓迎されます。

だって、それは現象宇宙という大家族の中に、新しい赤ん坊が誕生してきたよ
うなものですから。

その子がどんな振動に興味を持つのかは、家族全員の新たなる楽しみとも言え
ます。

どんな欲望も、現象宇宙という大家族によって待ち望まれて誕生するわけです。

でもだからと言って、その子(=欲望)の誕生によって、その家族がそれ以前
より大きくなった、というわけではありません。

だって、あらゆる波動、あらゆる思いは、最初から現象宇宙の内包として存在
しているからです。

「自由」とは、いろいろな意味を持ちえます。

這い這いしていた赤ん坊が、立って歩けるようになる自由もあります。

大きくなったら、好きな職業に就ける自由もあります。

大きく世界を股にかけて雄飛する自由もあります。

そうかと思えば、多次元の現象宇宙のどこかの次元にフォーカスして、好きな
ところに好きな役割で登場する自由もあります。

たとえば、這い這いしていた赤ん坊が、立って歩けるようになる自由は、これ
までの地球次元で大多数の人間が満喫できた自由でしょう。

大きくなったら好きな職業に就ける自由は、かならずしも、これまでの地球次
元で大多数の人間が満喫できた自由とは言えないですよね。

ボンベイの駅で、女の人の肩に乗っていた、猫くらいの大きさの子供を見て、
衝撃を受けたことがあります。(-_-)

その子どもが、赤ん坊ではなかったからです。(;_;)

その子の目は明らかに、諦めきった幼児の目のように見えました。

どうもよく憶えていないのですが、わたしは、その子の年齢を母親に訊いたの
かもしれません。

How old is he?

Four.

……。(;_;)

インドに到着しての、最初のカルチャーショックでした。

そしてボンベイ郊外のあの臭気漂う広大な“雑巾テント小屋スラム”。

外見からして、高さ1メートルほどの二本の棒を支えにしていると想像される
黒っぽい三角テントが、道路脇から見渡すかぎり延々と広がっていたのです。

バスの窓から見ること自体、一種の冒涜のような気がして、一瞬、目を背けた
ことを憶えています。

それからまた、目に焼き付けるためにそちらに目を向けましたが、すぐにバス
の視界から消えてしまいました……。

だから、大きくなったら好きな職業に就ける自由は、これまでの地球次元で、
保証されていなかったことは確実です。

……そして、そういう世界に住む方々にとっては、「現実」は圧倒的に堅固に
存在しているだろうと思います。

われわれにとっては、“動かし難い”のが「現実」ですから。

大きく世界を股にかけて雄飛する自由……。

さあ……、いま地球に住むわれわれが、全員そういうことを望むかどうかはわ
かりませんが、もし望むなら、それは可能な自由でしょうね。

ただ、この地球上でその自由を実現することは、地球さんのご都合もあって、
ちょっと無理かもしれませんが。

大きく世界を股にかけて雄飛する自由は、少し別の形で実現される自由なのか
もしれません。

職業選択の自由のつぎには、職業からの自由がくる文明もあるでしょうし。

あるいは、もともと現象宇宙内では、職業選択の自由には、職業からの自由が
後続するのかもしれません。

いずれにしろ、「自由」というのはすべて、“想像できるかぎりの「自由」”
という意味になりますよね。

たとえ、想像の範囲外に「自由」があったとしても、それは「欲望」の対象に
はなりませんから。

ですから、海外雄飛がいま集合的な欲望の地平線上に姿を現してきているわれ
われ地球人類の前には、それにオーバーラップする形で、多次元宇宙にフォー
カスできる能力が新たな憧れの対象として浮上してきているんでしょうね。

現に、いまこんな突飛なメルマガを読んでくださっているような方々は、もっ
ぱらラムサやバシャールによって、あるいはプレアデス、シリウスといった、
多次元存在の方々によって、多次元宇宙にアクセスする「自由」への憧れを植
え付けられた方々でしょうしね。(^_-)

だから「何にでもなれる自由」というのは、現象宇宙で保証されている根本的
な「自由」なんだろうと思います。

ただし、その「自由」には、あくまでも、“想像できるかぎりの”という制限
が不可避的に付いているわけです。

現象宇宙とは、“想像できるかぎりの「自由」”を実現するための仕組みだ、
と言ってもいいわけでしょう。

だからここでは、落語「道具屋」の駄洒落が、じつに深遠な意味を持って生き
ているわけです。(←なんちゃって。(^_-))

浪人者――道具屋、お前はいま「無いものはない」と言ったではないか。
     
     拙者を謀(たばかる)るのか。

道具屋――旦那、そりゃ無理ですよ。そんなものあるわけがない。
     
浪人者――「あるわけがない」とはなんだ! (\_/)
     
     無礼なことを申すと、ただでは許さんぞ。
     
     現にお前はいま、「無いものはない」と言ったではないか!
     
道具屋――へえ、ですから、無いものは無いんで。
     
     あるものしかございません。

たとえ、ゲリー・ボーネルさんが『アトランティスの叡智』
http://tinyurl.com/jkybv
で描写しておられるように、現象宇宙が客のどんな注文にも対応できるレスト
ランだとしても、客の想像力の範囲外にある料理を出すことはできません。

客が注文できない料理は提供できないわけですよね。

もともと、レストランとは、客の注文料理を出すところですものね。

そりゃ、ウェイターは、客の様子を見て、ちょっとお勧めの料理の名前を言っ
てみたりもするかもしれません。

でも、客が反応しなければ、大人しく引き下がるのが当然のマナーです。

ましてや現象宇宙ともなれば、ありうるかぎりの、果てしもなく“懐の深い”
レストランです。

けっして、客に恥をかかせるようなことはしないはずです。

それどころか、客の趣味を批評することすらしないでしょう。

そんな批評をするには、提供できるメニューが膨大すぎるでしょうから。

ただ、うやうやしく、客の注文料理を出すだけです。

むしろ、料理の味を批評するのは、注文した客の方でしょうね。(^_-)

拙者を謀(たばかる)るのか、って。

「無いものはない」と言ったではないか!、って。^^;

落語「道具屋」の駄洒落にあるように、注文主が、そんなものは存在しないと
“知っている”もの、存在しないと“思いこんでいる”ものは、現象宇宙は、
提供できないわけでしょう。

じつは、文字どおり、「無いものはない」わけでしょうが。

客が想像できるかぎりは。

それがマインドの圏内にあるかぎりは……。

……現象宇宙は、現象しうるもの、顕現しうるものの総体なんですから。

……。(-_-)

……これが、現象宇宙が提供できる「自由」の限界ですよね。

「自由」とは、いろいろな意味を持ちえます。

這い這いしていた赤ん坊が、立って歩けるようになる自由もあります。

大きくなったら、好きな職業に就ける自由もあります。

大きく世界を股にかけて雄飛する自由もあります。

かと思えば、多次元現象宇宙のどこかの次元にフォーカスして、好きなところ
に好きな役割で登場できる自由もあります。

こういうものはすべて、現象宇宙が提供できる「自由」です。

地球人を演じることもできます。

アヌンナキの末裔にコントロールされていると言って、被害者を演じることも
できます。

(@_@)

……そう言えば、わたしの好きなゴシップですが (*^_^*)、田村珠芳さんのブ
ログ「コスモレポート」によると、アヌンナキの末裔である現地球法王さんは、
リヒテンシュタインに住んでいるんだそうですね。^^;;

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 秘密56 地球製円盤
 June 24 [Sun], 2007, 7:00
 迷宮グループの技術部門のトップを務めてきたのは
 ラルフ・リングと言う人です
 ラルフ・リングはアンリのもとで地球製円盤を
 1000機ほど既に開発した実績があります
 ラルフ・リングはフォン・ブラウンよりはるかに進んだ
 宇宙の先進技術を体得し、実現しました
 ロックフェラーやロスチャイルドやアニエリ達を
 アンリと共に動かしています
 
 珠芳の一言
 小さなリヒテンシュタインに住んでいるアンリの父親は
 現法王と言われています
 双子の兄弟は偽キリストと言われていますから、マート
 レーヤーのことでしょうか?
 ラルフ・リングがいなければ地球製円盤は出来ません
 でした
 ラルフ・リングって良い人? 悪い人?
 どんなお役目がある人なのでしょう?
 
 URL:http://yaplog.jp/tamura_shuho/archive/58
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はは、脱線しました。(*^_^*)

知ったかぶりで吹聴するのって、面白いですよねぇ。^^;;

……なんて「自由」もあります。(-_-)

要するに、現象宇宙のなかで“何者か”になる「自由」に関しては、現象宇宙
はそれこそお手の物ですから、無限の「自由」を提供してくれるだけの度量を
持っているということです。

文字どおり、選り取り見取りです。

そこいらのカジノの胴元みたいに、けちくさいことは言いません。

そのへんのパチンコ屋さんやラスベガスのカジノとは、ゲームの選択肢も景品
の種類も桁が違います。

なにしろマインド全体、意識界全体が、総力を挙げて支える“大現象宇宙劇場”
なんですから。

注文料理を見繕うためのショーウィンドウにも、憧れのスターがわんさか取り
そろえてあります。

別に、イチロウ選手や松阪投手だけが並んでるって、わけじゃありませんよ。

総理大臣や大統領だけが並んでいるって、わけじゃありません。

憧れの映画スター、歌手、音楽家、画家、小説家、起業家、億万長者。

憧れの霊能者、雲の上の聖人、バシャール、ラムサ、キリスト、仏陀……。

トリックスター、悪役、悪魔……。(←ま、そんなものがいたとして。(^_-))

それこそ現象世界のオールスター、オールキャストが勢揃いして、それぞれの
波動世界で近縁の「客」に向かって笑いかけてるってわけです。

ボクどれにしようかなぁ。よだれが出ちゃうなぁ……。(._.)

現象宇宙のなかで“何者かになる「自由」”……。

ものすごい「自由」です。

文字どおり、無限の「自由」です。

ただ……、この意識界全体が総力を挙げて支える“大・現象宇宙劇場”のなか
で、そこで提供される「自由」を満喫するには……。

……やっぱり、“木戸銭”は払わなきゃならないんですよね。(-_-)

いえいえ、それは“大・現象宇宙劇場”が“賭場”だとか、“所場代”を稼い
でいるとか、「客」を搾取しているとか、そういうことじゃありません。^^;

ここには、誰も“犠牲者”はいません。

みんなで、盛り上げている“大・現象宇宙劇場”ですから。

もっとも、“みんなで盛り上げている”と思っているのは、その“木戸銭”を
払っている架空の方々ですけどね。

むろん、かく言うわたしを含めたね。(^_-)

“大・現象宇宙劇場”と言ったって、みんなで盛り上げている町営の芝居小屋
みたいなもんですから、みんなの楽しみのためにあるんです。

ほら、われわれが小説や、ドラマや、スポーツを楽しめるのは、そのドラマや
勝負に入れ込むからじゃないね。

善玉が活躍できるためには悪玉が必要なわけだし、勝者になるためにはどうし
たって敗者が必要なわけでしょ。

みんなで、盛り上げてるわけですよね。

この“大・現象宇宙劇場”に登場権を得ているわれわれが、思い出すことすら
難しいような遙か遠くの大昔、“木戸銭”を払って、下足番に「下足」を預け
て、“下足札”をもらってきたわけですよね。

“木戸銭”を払って“下足札”をもらったと考えれば、“下足札”がいわば、
入場券のようなものとも言えます。

“大・現象宇宙劇場”の“下足札”だったら、そこは洒落ているでしょうから、
その“下足札”の表には搭乗券ならぬ「登場権」と書かれているかもしれませ
んが、裏にはちゃんと

             【自己同化権(券)】

と、具体的に書いてあったりして。^^;

この架空のドラマに対する「自己同化権」を得るために、自前の「下足」を、
木戸口に預けてきたんですよねぇ。

よく「下駄を預ける」って言うけれど……。

“大・現象宇宙劇場”ともなれば、いったん、「ゲタを預け」たら往生、これ
が永い永い夢で、自分が「ゲタを預け」て、芝居を観ていることすら忘れちゃ
うんでしょうねぇ。(-_-;)

いや、別に、ひとごとで言ってるわけじゃありませんけどね。(^_-)

“下足札”というのは、言ってみれば、この芝居小屋から外には出ない、とい
う「約束」切手のようなものとも言えます。

芝居小屋から外に出るつもりなら、“下足札”を戻して、自分の「下足」をも
らわないと小屋の外には出られない。

小屋の外に出たら、もう、弁慶にもなれないし、国定忠治にもなれない……。

でも、「下足」を預けて芝居小屋の中にはいることを、別に“犠牲者”になる
とは言わないですもんね。(^_-)

だって、“当人”が国定忠治に入れ込みたいわけですから。^^;

さあ、でも、自前の「下足」を取り戻すには、“大・現象宇宙劇場”の木戸口
で“下足札”をかえさなくちゃならない……。

             【自己同化券】を。

現象宇宙のなかで「何者か」になれる権利を放棄しなきゃならないって、わけ
だよなぁ。(-_-;)

「私は在る」

「私」は永遠に「在る」。

“大・現象宇宙劇場”は「私」に起こっている。

でも……、「私」は現象宇宙の中の「何者か」にはなれない……。

「私」が現象宇宙の中の「何者か」になったら、「私」に平安はない。

「私」が現象宇宙に属したら、「私」は苦しくなる……。

……。(-_-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:
         【76 知らないということを知ることが真の知識だ】の1
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ニサルガ師匠の言葉は、いつも誤解の余地なく単純です。

今回からの写経部分は、「知らないということを知ることが真の知識だ」とい
うのですから、これはもう身も蓋もありません。(>_<)

でも、これは賢い人は存在しないということですから、とても単純です。

これなら、われわれの肥大したエゴだって納得しやすいですよね。

だって、賢い人はいないわけだも。(^_-)

ちゃちな区別なし。

では、【76 知らないということを知ることが真の知識だ】、今回は1回目で
す。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

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 マハラジ
 身体がある。
 身体の内側には観察者、外側には観察されている世界が存在するように見え
 る。
 観察者と彼の観察、そして観察される世界は、ともに現れ、ともに消える。
 そのすべての彼方に虚空がある
 その空こそがこれらすべてなのだ。
 
 質問者 あなたの言われることはシンプルです。しかし、誰もが言えること
     ではありません。あなたが、そしてあなただけがその三つとその彼
     方の空について語るのです。私が見るのはすべてを含む世界だけで
     す。
 
 マハラジ
 「私は在る」も含まれるのだろうか?
 
 質問者 「私は在る」さえも含まれます。「私は在る」はそこにあります。
     なぜなら世界がそこにあるからです。
 
 マハラジ
 そして世界がそこにあるのは、「私は在る」がそこにあるからだ。
 
 質問者 そうです。それはどちらにとっても言えることです。私はその二つ
     を分けることも、超えることもできません。私が体験していないか
     ら、それが存在しないとは言えないように、私にはそれを体験しな
     いかぎり、何かがあるとは言えないのです。あなたにそれほどの確
     証を持って語らせる体験とは何なのでしょうか?
 
 マハラジ
 私は時間、空間、原因を超えたあるがままの私自身を知っているのだ。
 あなたはほかのことに没頭していて、偶然知らないだけなのだ。
 
 質問者 どうして私はそんなにも没頭してしまうのでしょうか?
 
 マハラジ
 なぜならあなたは興味があるからだ。
 
 質問者 何が私に興味をもたせるのでしょうか?
 
 マハラジ
 苦痛への恐れと快楽への欲望だ。
 快楽は苦痛の終焉であり、苦痛は快楽の終焉だ。
 それらは果てしない連続性の中で交代しているしているだけなのだ。
 あなたがそれを超えたあなた自身を見いだすまで、その悪循環を調べてみる
 がいい。
 
 質問者 私には、彼方へと私を連れていくあなたの恩寵が必要なのではない
     でしょうか?
 
 マハラジ
 あなたの内なる実在の恩寵は、永遠にあなたとともにある。
 あなたの恩寵を求めたそのこと自体がそのしるしなのだ。
 私の恩寵について思い煩うことはない。
 だが、言われたことをしなさい。
 恩寵への期待ではなく、為すことが真剣さを証明するのだ。
 
 質問者 何に対して真剣になればいいのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたの注意の領域を横切るすべてを調べなさい。
 修練とともにその領域は広がり、調査は深まっていく。
 やがてそれらは自発的で限界のないものとなるのだ。
 
 質問者 あなたは真我の実現を修練の結果にしているのではありませんか?
     修練は身体的な存在の限界のなかで作用します。それがどうして無
     限なるものに誕生を与えるというのでしょうか?
 
 マハラジ
 もちろん、修練と智慧の間に因果的な関連はない。
 だが、智慧への障害は修練による影響を深く受けるのだ。
 
 質問者 何が障害なのでしょう?
 
 マハラジ
 誤った観念と欲望がマインドと身体の気を消散させ、誤った行為へと導いて
 いく。
 偽りの発見と放棄は、真実がマインドのなかに入ることを妨げるものを取り
 除くのだ。
 
 質問者 「私は在る」と「世界はある」という二つのマインドの状態を区別
     することはできます。それらはともに現れ、ともに消え去るのです。
     人々は、「私は在る。なぜなら世界が在るからだ」と言い、あなた
     は「世界はある。なぜなら私が在るからだ」と言います。どちらが
     本当なのでしょうか?
 
 マハラジ
 どちらも本当ではないのだ。
 その二つはひとつであり、同じ時間と空間の中にある状態だ。
 その彼方には永遠がある。
 
             『I AM THAT 私は在る』(p396-397)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

ふーむ。(-_-)

> マハラジ
> 身体がある。
> 身体の内側には観察者、外側には観察されている世界が存在するように見え
> る。

うん。(-_-)

通常われわれはそう思っている……。

> 観察者と彼の観察、そして観察される世界は、ともに現れ、ともに消える。

なるほど。

意識主体と意識対象、意識作用はすべて同時発生する、と。

> そのすべての彼方に虚空がある。

意識作用の彼方に、その意識作用を可能にする背景がある、と。

> その空こそがこれらすべてなのだ。

はい。

> 質問者 あなたの言われることはシンプルです。しかし、誰もが言えること
>     ではありません。あなたが、そしてあなただけがその三つとその彼
>     方の空について語るのです。私が見るのはすべてを含む世界だけで
>     す。

まったく。

> マハラジ
> 「私は在る」も含まれるのだろうか?
> 
> 質問者 「私は在る」さえも含まれます。「私は在る」はそこにあります。
>     なぜなら世界がそこにあるからです。

ははー、ニサルガ師匠の返答は分かっているけれど、一応、この人はこの線で
迫ってみることにしたわけだ。

> マハラジ
> そして世界がそこにあるのは、「私は在る」がそこにあるからだ。

はい。

> 質問者 そうです。それはどちらにとっても言えることです。私はその二つ
>     を分けることも、超えることもできません。私が体験していないか
>     ら、それが存在しないとは言えないように、私にはそれを体験しな
>     いかぎり、何かがあるとは言えないのです。あなたにそれほどの確
>     証を持って語らせる体験とは何なのでしょうか?

うん。

何度でも、その確証の証を言葉で確認したい。(-_-;)

> マハラジ
> 私は時間、空間、原因を超えたあるがままの私自身を知っているのだ。

これは、とにかく黙って聴くより仕方がない。

というか、ニサルガ師匠のこの確信がこちらの頼りなわけだし。

> あなたはほかのことに没頭していて、偶然知らないだけなのだ。

なるほど。

> 質問者 どうして私はそんなにも没頭してしまうのでしょうか?

そうそう。

> マハラジ
> なぜならあなたは興味があるからだ。

ああ、やっぱり……。(-_-)

> 質問者 何が私に興味をもたせるのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 苦痛への恐れと快楽への欲望だ。

やっぱり、それしかないか……。

> 快楽は苦痛の終焉であり、苦痛は快楽の終焉だ。

なるほど。

同じものの両端。

> それらは果てしない連続性の中で交代しているしているだけなのだ。

これが、ハラに入れば、ある意味で簡単なのかな……。(-_-)

> あなたがそれを超えたあなた自身を見いだすまで、その悪循環を調べてみる
> がいい。

はい。とりあえず、その線で……。

> 質問者 私には、彼方へと私を連れていくあなたの恩寵が必要なのではない
>     でしょうか?

うーん。

何かインド人ふう。^^;

> マハラジ
> あなたの内なる実在の恩寵は、永遠にあなたとともにある。

そうだよなぁ。

なんかそれは疑わなくなったなぁ。だって……。

> あなたの恩寵を求めたそのこと自体がそのしるしなのだ。

そう思います。

> 私の恩寵について思い煩うことはない。

はい。

> だが、言われたことをしなさい。

(@_@)

> 恩寵への期待ではなく、為すことが真剣さを証明するのだ。

なにを?

> 質問者 何に対して真剣になればいいのでしょうか?

そうそう。

> マハラジ
> あなたの注意の領域を横切るすべてを調べなさい。

ああ……。

> 修練とともにその領域は広がり、調査は深まっていく。

うん。

> やがてそれらは自発的で限界のないものとなるのだ。

わかりました。

> 質問者 あなたは真我の実現を修練の結果にしているのではありませんか?
>     修練は身体的な存在の限界のなかで作用します。それがどうして無
>     限なるものに誕生を与えるというのでしょうか?

はは。理論派。^^;

> マハラジ
> もちろん、修練と智慧の間に因果的な関連はない。

なるほど。

> だが、智慧への障害は修練による影響を深く受けるのだ。

「智慧への障害」は「修練による影響を深く受ける」。

修練によって、智慧への障害を取り除くことができる。

> 質問者 何が障害なのでしょう?

うん。

> マハラジ
> 誤った観念と欲望がマインドと身体の気を消散させ、誤った行為へと導いて
> いく。

アチャ。(>_<)

「誤った観念」と「欲望」かぁ。(-_-;)

> 偽りの発見と放棄は、真実がマインドのなかに入ることを妨げるものを取り
> 除くのだ。

「偽り」を発見して、それを「放棄」することは、「真実」の発見に役立つ。

自分を騙す「利己主義」を見つけて、それを諦めることは、「誤った観念」と
「欲望」を排除する上で意味がある、と。

> 質問者 「私は在る」と「世界はある」という二つのマインドの状態を区別
>     することはできます。それらはともに現れ、ともに消え去るのです。
>     人々は、「私は在る。なぜなら世界が在るからだ」と言い、あなた
>     は「世界はある。なぜなら私が在るからだ」と言います。どちらが
>     本当なのでしょうか?
> 
> マハラジ
> どちらも本当ではないのだ。

お。(@_@)

> その二つはひとつであり、同じ時間と空間の中にある状態だ。

ああ、たしかに。

両方とも、顕現に依拠しているような言い方だ。

> その彼方には永遠がある。

その彼方に、時空に依存しない実在がある……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/


        …………○…………○…………○…………


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■ 3.いただいたお手紙から: パラミタさん、ハイアーセルフ33さん
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お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:pari♪jk2.so-net.ne.jp
      ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


        …………○…………○…………○…………


今回、パラミタさんからメチャクチャ嬉しいメールをいただきました。^^;

お願いして掲載許可をいただきましたので、ご紹介します。

【件名】:なんて素敵なHPに出会ったのでしょう!
----------------------------------------------------------------------
 はじめまして、パラミタと申します。
 
 おっしょーさま(和尚)の弟子で、かれこれ20年。でも、小さな頃から
 ムーが愛読書。
 でも、なぜか一匹狼で人との関係が苦しくなってしまう、8年越しのうつ病
 患者な私です。
 キッチンの淵(縁?)に触れては、バイクに乗っては、世界を動かしてる
 貪欲な方々を思っては "ほら、みーんな存在だわ"と感じるのが好きです。
 上の悪口は好きなんですけど、真実ではなくて、きっとカタルシスってます。
 だぁって、愛で溶けちゃうでしょうから、みんな。
 だから、大丈夫!とか思ってます。
 プラネテスって漫画を読んだら、ハートがようやく緩みました。
 
 ググってなんとなくGO! ここのHPを見つけて、何だかとても楽ちんで、幸せ
 になりました。肩の力が抜けたと言うか、メルマの内容を読んで、"なんて正
 直な人だろう、私はみんなに自分を良く見せようと、文章だって鎧うのに!
 かっこいいっ!!"と思いました。素敵でした、本当に。
 メルマ登録もばっちりしたし、地球外生命体の方々にも"色々恐怖を植え付け
 られているので(覚えてろよ、マーズアタック!)怖いけど、でもやっぱり
 新しいものにどんどん出会っていく方が、私は生きるんだいっ!"って、
 YESです!!!
 
 とっつぜん、意味の散漫なメールを送ってしまって、すみませんっ(;_;)
 でも、なんかほんとに幸せだったんです。UFOもアセンションもエンライター
 もみんな調和しているサイトだなんてっ!
 私もそうなのですが、仲間が見つかりませんでした。
 きっと、自分で隠していたんでしょうね。
 
 出会えて良かった
 
 ありがとう
 
 また、いっぱい見に来ます。では(^ ^)/
----------------------------------------------------------------------

パラミタさん、メールありがとうございました。m(_ _)m

> はじめまして、パラミタと申します。

はじめまして、pariです。(^^)/

> おっしょーさま(和尚)の弟子で、かれこれ20年。でも、小さな頃から
> ムーが愛読書。
> でも、なぜか一匹狼で人との関係が苦しくなってしまう、8年越しのうつ病
> 患者な私です。

(^^)/

> キッチンの淵(縁?)に触れては、バイクに乗っては、世界を動かしてる
> 貪欲な方々を思っては "ほら、みーんな存在だわ"と感じるのが好きです。

まったくです。

> 上の悪口は好きなんですけど、真実ではなくて、きっとカタルシスってます。
> だぁって、愛で溶けちゃうでしょうから、みんな。

はは、ハイですね。(^_-)

> だから、大丈夫!とか思ってます。
> プラネテスって漫画を読んだら、ハートがようやく緩みました。

へー、そうなんですか。

昔は、わたしもタダでずいぶんたくさん漫画を読んだものですが。^^;

> ググってなんとなくGO! ここのHPを見つけて、何だかとても楽ちんで、幸せ
> になりました。肩の力が抜けたと言うか、メルマの内容を読んで、"なんて正
> 直な人だろう、私はみんなに自分を良く見せようと、文章だって鎧うのに!
> かっこいいっ!!"と思いました。素敵でした、本当に。

なんとも……。(-_-) 正直、嬉しいです、本当に。(-||-)

> メルマ登録もばっちりしたし、地球外生命体の方々にも"色々恐怖を植え付け
> られているので(覚えてろよ、マーズアタック!)怖いけど、でもやっぱり
> 新しいものにどんどん出会っていく方が、私は生きるんだいっ!"って、
> YESです!!!

ひさびさに、おっしょーさまの弟子になったんですね。(^^)/

> とっつぜん、意味の散漫なメールを送ってしまって、すみませんっ(;_;)

いえ、とても嬉しかったです。ほんとです。(;_;)

> でも、なんかほんとに幸せだったんです。UFOもアセンションもエンライター
> もみんな調和しているサイトだなんてっ!

パラミタさん、褒め方うまいですねぇ。(*^_^*)

> 私もそうなのですが、仲間が見つかりませんでした。
> きっと、自分で隠していたんでしょうね。

うん。

> 出会えて良かった
> 
> ありがとう

ありがとう。(-||-)

> また、いっぱい見に来ます。では(^ ^)/

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


次に、ハイアーセルフ33さんから、語弊のある言葉遣いが好きな、わたしの
前回のコメントに対して、じつに適切な突っ込みメールをいただきました。^^;

はるさんの、ご心配と、ご親切をご紹介します。

【件名】:マインドの自動収束能力の喪失
----------------------------------------------------------------------
 パリさん、こんにちは。はるです。
 
 ちょっと気にかかったのでメールしました。
 
 今回のメルマガでパリさんはI AMさんに
 覚者にたいして下記のように語られていました。
 
 -------------------------------------------------------------------
 > 和尚と出会い、ニサルガダッタの本を読んで、わたしの場合は「悟り」と
 > いう言葉に次のような意味を担わせているようです。
 > 
 > それは、言うなれば“マインドの自動収束能力の喪失”のような感じです。
 > 
 > ある意味で「人間」としては“廃人”ということになります。
 > 
 > 通常の「人間」としての機能が不可逆的に壊れてしまったわけですから。
 > 
 > 「悟った」方たち自身がよく使う言葉では「死人」です。
 -------------------------------------------------------------------
 
 実はちょうどよかったと思ったのですが、
 
 次回のメルマガに掲載予定の、「見守ることから無心へ」
 の内容の後半(ということは掲載は、7月8日分ですが)
 
 和尚は以下のように言っています。
 
 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 究極の成就とは、二十四時間、あなたが無心に囲まれているときだ。それは、
 自分のマインドを使えないという意味ではない・・・これは無心について何
 も知らない人びとが言いふらしていることであり、真実ではない。無心とは、
 あなたがマインドを使えないという意味ではない。それはただ、マインドは
 あなたを使うことができない、という意味だ。
 
  無心とはマインドが破壊されるという意味ではない。無心とはただ、マイ
 ンドが脇に置かれるという意味だ。世間と意思を通じ合うことが必要なとき
 はいつでも、あなたはそれを動かすことができる。それはあなたの召使だ。
 いま現在、それはあなたの主人だ。
 
 あなたがひとりで坐っているときでさえ、それはぺちゃくちゃ、ぺちゃくち
 ゃとしゃべり続けている。しかもあなたにはどうすることもできない。あな
 たはまったく無力そのものだ。
 
 無心とはただ、マインドが適切な場所に置かれているということを意味する。
 召使であるかぎり、それはすばらしい道具だ。主人になるなら、それは実に
 不幸なことだ。それは危険だ。それはあなたの一生をめちゃくちゃにしてし
 まう。マインドは、あなたが他人と意思を通じ合いたいときの媒介にすぎない。
 だがあなたがひとりでいるときには、マインドは必要ない。だから使いたい
 ときにはいつでも、それを使うことができる。
 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 
 以上のことからすれば、パリさんの悟った方のイメージ・・・前回の上記発
 言をもとにすると、覚者にたいして、I AMさんと読者にはきわめて誤解
 されるイメージが与えられてしまったかな、と思うのですね。
 
 できれば、次回は[IAM] さんの質問に答えたパリさんの
 発言を自ら引き合いに出して、「誤解なきようにするため」ということで、
 
 全部1回で掲載をしていただけないでしょうか?
 
 いかがでしょうか?
----------------------------------------------------------------------

はるさん、ご親切、ありがとうございます。m(_ _)m

とても、適切な、ありがたいツッコミだったと思います。^^;

こうして、読んでいただいていることの、ありがたさを感じます。

と、同時に、いわゆる“誤解”に対する危惧の方向が、はるさんとわたしで、
ベクトルがちょうど逆になっていることがよくわかります。^^;

はるさんは、つねにマインドが憧れるような表現を“誤解されない”表現だと
思うし、わたしはマインドがけっして憧れないような表現を“誤解されない”
表現だと思うようです。^^;

事実は、どちらも半面なのでしょうが。

で、悟ってもいないわたしが、覚者の方々の言葉を批評することはできないわ
けでしょうが、何となくの感じで、同じジニャーニの系統であっても、和尚と
ニサルガダッタにも、そのような言葉遣いの選択の違いが発生するような気が
します。

和尚は、つねにわれわれ人間が憧れるような美しい表現が好きです。

もちろん、自然にそうなってしまうのだと思いますが。

そこへ行くと、ニサルガダッタは雰囲気を拒絶するような明確な論理的な表現
を好むようです。

たとえば、はるさんが引用した箇所の最初で、和尚は次のように言っています。

> 究極の成就とは、二十四時間、あなたが無心に囲まれているときだ。それは、
> 自分のマインドを使えないという意味ではない・・・これは無心について何
> も知らない人びとが言いふらしていることであり、真実ではない。無心とは、
> あなたがマインドを使えないという意味ではない。それはただ、マインドは
> あなたを使うことができない、という意味だ。

こう聴くとわれわれ人間は、とてもいい気持ちになります。

「悟る」ということは素晴らしいことだ、これまでマインドにいいだけ主人面
されて振り回されていたのが、今度はこっちが主人になるのだから、と。

> それは、自分のマインドを使えないという意味ではない・・・

とか、

> あなたがマインドを使えないという意味ではない。

とか、

> それはただ、マインドはあなたを使うことができない、という意味だ。

と聞くと、われわれ人間は、このわたしがマインドの主人になるかのように思
ってしまう可能性もあります。

もし、“誤解”を恐れるというなら、わたしは自分がそちらの“誤解”をして
しまうことの方をずっと恐れます。

で、実際、和尚は、ときどき「あなた方が私の言葉を誤解するのは不可避だ」
というような言い方もします。^^;

だから、わたしは、自分が誤解しないために、

 > それは、言うなれば“マインドの自動収束能力の喪失”のような感じです。
 > 
 > ある意味で「人間」としては“廃人”ということになります。

というような言葉遣いの方を、好むのです。

「悟る」ということは、けっして「エゴ」が望むようなことではありえない、
ということを思い出すためです。

なぜかというと、わたしはまだ悟っていないからです。^^;

和尚はすでに「悟って」います。

ある意味では、好きなことを言っていい自由を持っているわけですが、また、
別な意味では、いかなる恣意的な自由も持っていないわけです。

和尚を含めて覚者は、ただ存在として自由であるだけで、自由を“持って”い
るわけではないからです。

和尚は、究極の成就を

> あなたがマインドを使えないという意味ではない。

と表現します。

そう聞けば、われわれ人間は、自分が“マインドを使えない”わけではない、
と思ってしまう。

その瞬間、和尚が別のところで必ず言っているはずの、“ここでマインドを使
っているわたしという人間はいない”という半面が必ず抜け落ちてしまうわけ
です。

じゃ、誰がそのマインドを使っているのか?

そういう人はいないわけです。

和尚はどこかで、禅の“サトリ”というのは“一瞥”のことだと言っています。

つまり、ここで“サトリ”という言葉を、禅語でいう「見性(けんしょう)」、
自性を見た、一瞥を得た、という意味で使っているということです。

禅語にも「大悟徹底」という言葉があって、「見性」とは別の段階を表してい
るようです。

これが、放って置いてマインドのお喋りが起こらない状態、いわゆる「エンラ
イトンメント」、光明を得る、と訳していることだと思います。

わたしが“マインドの自動収束能力の喪失”という変わった表現で言い表そう
としたのは、そのことです。

“マインドの自動収束能力”が失われているので、そこには人間はいない、と
いうことです。

和尚が語っているかのように見えるその場所では、いわば<全体>という叡智
が自然現象として働いているだけなのですから。

だから、和尚の言葉は、聴いている聴衆に依存するわけです。

そこには、まさに「自由」そのものである<全体>の叡智は働いていますが、
われわれ人間が想像するような和尚の恣意的自由などまったくないからです。

ある意味で、和尚にはどうしようもないわけです。

和尚という人間は、いないわけですから。

だから、前回の i am さんの問いに対して、わたしは「人間」がいるかのよう
な誤解を避けるために、極力、無機的な表現を使いました。

> つまり、通常の人間に何かが付け加わった状態というよりは、<全体>から
> 切り離された何者かという幻想を永久に持ちえない状態、ということです。
> 
> むろん、ある種の刺激が発生した局所では、一時的にマインドが発生すると
> 思います。
> 
> しかし、即時に癒しが自動発生して、調和(平和)が回復するので、その記
> 憶は一瞬にして消えてしまう、ということです。
> 
> 「空を飛ぶ鳥は、足跡を残さない」と言われるのは、このことだと想像しま
> す。

というふうに、自分の想像を書いたわけです。

和尚は、とても甘い表現をする覚者です。

そして、それも和尚にとってはどうしようもないわけですが……。^^;

>  無心とはマインドが破壊されるという意味ではない。無心とはただ、マイ
> ンドが脇に置かれるという意味だ。世間と意思を通じ合うことが必要なとき
> はいつでも、あなたはそれを動かすことができる。それはあなたの召使だ。
> いま現在、それはあなたの主人だ。

こう聞いて、この「あなた」という言葉を自分のことだと“誤解”してしまう
のは、とても自然なことだと思います。

和尚は、恐がらせないために、

> 無心とはマインドが破壊されるという意味ではない。

と言っています。でも“マインドの自動収束能力”は失われています。

> あなたがマインドを使えないという意味ではない。

と言っても、その「あなた」とは、われわれがいう意味での、わたしではない
のです。

ここで機能してマインドを使っているのは<全体>の叡智なのです。

はるさん、お陰さまで、“誤解”を危惧する両面から、充分なコメントが入っ
たと思います。

ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.「ご投稿・情報提供」:ハイアーセルフ33さん、パールさん
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

E-mail:pari♪jk2.so-net.ne.jp
      ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

こちらでも。
E-mail:parichan@gmail.com

できればハンドル名もお願いします。


        …………○…………○…………○…………


今回は、ハイアーセルフ33さんから、「観照」についての和尚の言葉を
選別してご提供いただきましたので、ご紹介させていただきます。

はるさん、今回は他のファイルはすべて大きすぎて、まぐまぐの50000バイト
の限界を超えてしまいました。

なので今回はこちらにしますね。ご了解ください。

【件名】: 「観照」について(和尚ラジニーシ)
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。今回は和尚ラジニーシの
 講話書籍から「観照」についての情報です。
 
 ディヤン・スートラ 〜瞑想の道〜より P269~270
 http://www.sakshin.com/
 
 マインドに思考の流れがない状態が無思考の境地だ。マインドは沈黙し、
 その沈黙から観照する能力が沸き起こる。思考が欠如した状態とは、何をす
 べきか理解していない状態だ。だから私は、思考の欠如ではなく、無思考の
 境地に至りなさいと言っている。
 
 思考を欠いた人は理解のない人だ。無思考の境地にある人は理解するだけで
 なく、観照することもできる人だ。そして観照はあなたを知へ、あなたを内
 なる魂へと連れ行ってくれる。
 
 呼吸の観照を呼び覚ますために行った実験、すなわち瞑想の実修は「あなた」
 は存在するが、思考のない瞬間を体験できるようにするためのものに他なら
 ない。あなたはいるが、思考はない・・・・その純粋な瞬間をたとえ一瞬で
 も体験できたら、生において非常にまれな宝を発見したことになるだろう。
 
 その方向へ向かい、それに到達する努力をしなさい。そして意識は存在する
 が思考の存在しない瞬間をあなたの最大の渇望としなさい。
 
 意識に思考がまったくないとき、あなたは真理を体験する。意識が思考でい
 っぱいのときや、意識が抑圧されているときは、真理を体験することはない。
 ちょうど、空が雲で覆われていると、太陽が見えないと同じように、マイン
 ドが思考で覆われているとあなたの王国は見えない。
 
 太陽を見たいなら太陽の光が雲の背後から顔を出せるように、雲を散らし、
 取り除かなければならない。同じように思考も取り除く必要がある、すると
 内なる王国が感じられ体験できるだろう。
----------------------------------------------------------------------


        …………○…………○…………○…………


その他、ハイアーセルフ33さんから、ボリュームの小さい情報を2つ送って
きていただいてあるので、ご紹介します。

【件名】: 予言者ジュセリーノ氏の情報
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 ご存知の方も多いかと思いますが、予言者ジュセリーノさんと
 その予言に関する情報です。
 
 みなさんにけっして恐怖を与えるつもりはありません。
 
 ただ今後の行動・選択にたいして、参考にできる部分が
 あるかもしれません。そのための予言情報です。
 
 http://newscience.air-nifty.com/blog/2007/05/post_7da6.html
----------------------------------------------------------------------


        …………○…………○…………○…………


【件名】: 「精神世界用語集」のサイト
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 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 下記URLは、「精神世界用語集」のサイトです。
 便利でありがたいですね。
 
 http://www.crystalmind.jp/yogo/index.html
----------------------------------------------------------------------

はるさん、いつも精神世界の選出情報の提供、ありがとうございます。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


それから、今回パールさんからちょっと不思議な映像情報が送られてきました。

みなさんも、ご覧になってみてください。ちょっと (*_*) ですよ。

【件名】: 神の眼 送ります。
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 岡田多母さんのブログ「ラブコール あなたへ」
 で、神の眼 の紹介がありました。
 送ります。
 http://hubblesite.org/gallery/album/nebula_collection/pr2004032d/
 
 ないようについては、「ラブコール あなたへ」を見てください。
 http://tamo.thd-web.jp/
----------------------------------------------------------------------

岡田多母さん、懐かしい名前ですね。

パールさん、情報提供、ありがとうございました。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


その他、今回は、★rikoさん と はるさんから、同じメルマガ
「**コミュニティ「癒しの郷」を創ろう**   216号 2007.7/5」
について、情報提供をいただきました。

面白い記事ですし、余裕があれば掲載したかったのですが、今回は無理なので、
割愛させていただきます。

もし、次回、余裕があれば掲載いたします。

★rikoさん、はるさん、ありがとうございました。m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 5.編集後記:永久ってことはないから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日は、ちょっと長く書きすぎた感じ。

やめとけばいいのに、という声をいつも背後に感じつつ。(-_-;)

でも、マインド込みの自然の流れにまかせます。

元気なマインドなら、使ったらいい。

それが使われているんだってことが、自分でも納得できるまで。

永久ってことはないから。

では、おやすみなさい。


<(_ _)>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pari♪jk2.so-net.ne.jp(“♪”→“@”に。m(_ _)m)
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