home > 通信 > 『アセンション館通信』第189:“闇の宇宙論”と「私は在る」



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.189 2007/11/18(第189号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在985名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.“闇の宇宙論”と「私は在る」

2.写経ニサルガダッタ:【9 記憶の反応】

3.いただいたお手紙から:Dada さん

4.編集後記:ただ、お喋りがとめられないだけらしくて……。
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■ 1.“闇の宇宙論”と「私は在る」
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東の雲間から明かりが入ってきています。

あ、急に明るくなった。

息を飲むような美しさというのでもないけれど、このあたりの紅葉の盛りです。

見えているのは愚かさだなんて、そんな言葉を聞いたこともありますが。

目を開けて眼前の光景を眺めていればそこからエネルギーは流れだすだろうし、
目を閉じていればそこでもまたマインドが動いています。

マインドが動かなければもっと素晴らしいのかもしれないけれど……。

わたしが言えば、いずれにしてもマインドですね。^^;

(^^;)

なんか道学者みたいですね。

われながらおかしい。^^;

でも、じっさい、“道学者”と言っても、“われながら”と言っても、すべて
は自己同化にすぎないんだなぁ、というマインドは動きますね。

すべては勝手な自己同化なんだから、被害者はいないわけだよなぁ……なんて
マインドが、けっこう自動的に動きます。

ほんと、被害者はいないってことだけは、ホントみたいですね。

存在しないものが勝手に何かのパワーを“借りて”、別の何かのふりをしてい
るだけらしい……。

「虎の威を借りて」、ネズミのふりをしているとかね。(^_-)

いったい誰が? (?_?)

虎が?

たぶん、誰の威を借りる必要もない、超絶的な「なにか」が……。

……まあ、理屈ではそんな感じもしてきます。^^;

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

この時節になってくると、さまざまな世界観、未来展望、方向性が、それこそ
玩具箱でもひっくり返したみたいに出てくるみたいですね。

その振幅の大きさと多様性にかけては、この地球も相当のものかもしれません。

まるで、祭の夜の鎮守の森に並んだ夜店の屋台に、極彩色のありったけの工夫
の品々が展げられて、通りがかるお客さんの嗜好に訴えかけているみたいなも
のかもしれません。

落語『道具屋』の科白ではありませんが、それこそ“ないものはない”。

どっちが表でどっちが裏やら、何が外面で何が内面やら、さっぱりわかりませ
ん。

“現実”というものの実体のなさがますます明らかになっていくのが、ここら
で流行りの今時の“幻実”なのかもしれません。

われわれの毎日の生活。

そこに住む個々人に共通の世界があるのかないのか……。

そこに共通の世界があるという前提で、共有できる情報空間を提供しているの
がマス媒体であるはずですが……。

さて、そのマスコミの画面や紙面で展開されるてんやわんや。

いまかかっている高座の外題は、“膿出し”やら“テロ特措法”やら……。

その外題帳もパラパラめくりで、どうらや何重にも錯綜・重合しているらしい。

いわゆる“複合汚染”ならぬ“複合幻実”ってやつです。

エー、なんとしても危険な国際テロだけは防がねばなりません、と高座の噺家
が話しているのに……。

舞台脇でいたずら者の黒子の方が、その外題帳をパラパラめくって見せてくれ
ています。(^_-)

一枚めくったら、その“テロ”がじつは戦争をやりたい方々の自作自演だった
とか。

もう一枚めくったら、じつはわれらが生存圏のこの地球は、ロスチャイルドた
らロックフェラーたらいう方々が牛耳る国際金融システムに、骨がらみで締め
上げられているのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、その方々は「ヨハネの黙示録」たらいう文書を
台本とするシオニストユダヤたらいう方々の積年の夢の実現を目指しているの
だとか。

フランス革命も、明治維新も、ロシア革命も、彼らが仕掛けたシナリオに沿っ
て運ばれているのだとか。

マルクスも、レーニンも、スターリンも、ルーズベルトもチャーチルも、はた
またヒットラーまでもがシオニストユダヤが用意した役者なのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、そのシオニストユダヤも、レプトゥリアンたら
イルミナティたら言われる何千年にもわたってこの地球を支配してきた霊統の
手先にすぎないのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、そのレプトゥリアンたらいわれる方々は、恐怖
の波動を一番のご馳走とする悪食のアヌンナキたらいう地球不動産の所有者の
神さまの末裔なのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、そのアヌンナキさまはすでに近辺宇宙の全体の
動向と天頂さまの意向を受けて、これまでの心がけを入れ換え、近づきつつあ
るアセンション大祭のお手伝いをするお気持ちになられているのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、近辺宇宙の中心太陽アルシオンの指揮のもとに
二万六千年ごとに巡ってくるアセンション大祭の祭りの準備は万端調っている
のだとか。

もう一枚めくったら、じつは、死力を尽くして最後の花舞台を務める地球さん
のためには、舞台脇の緞帳の陰に救急医療チームの方々が万全の支度で控えて
おられるのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、われわれ登場者のためにも、救助UFOの大群
が待機して、長期休養と楽しい学習の場が用意されているのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、それは局所時空間内に発生する混沌状態を利用
して最大限度の成長加速と“歩留まり”の選別を意図する、タカヒマラテンプ
レートたらいう宇宙のバイオリズムの表現なのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、この幻想宇宙の大仕掛けなお祭り騒ぎは、次期
宇宙の元型の種子を採取するための一種の収穫イベントなのだとか。

もう一枚めくったら、じつは、……えへへ。(*^_^*)

ま、勢いだけで、マインドを走らせてみても仕方ないですね。


そういうマインドが描く宇宙論はいろいろありますよね。

たいていは、すべてを包み込む優しい“光の宇宙論”だと思いますが、たまに
恫喝的な“闇の宇宙論”みたいのもあります。

前にもご紹介したことがありますが、EOさんの「幽閉の領域」というのは、
短い期間でしたがある時期のわたしには、とても意味のある宇宙論でした。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol047.html#2

われわれの居住空間がその一部である大宇宙は、「幽閉の領域」という一種の
境界面によって崩壊を免れている、というのです。

まず、EOさんは、われわれの宇宙そのものには何の意味も目的もないと言い
ます。

この知見自体は、今となってはさほど珍しいものではありませんが、EOさん
の観点の独自性は、その恐怖の増幅能力から生まれています。

つまり、まったく無目的・無意味なこの宇宙ではあるけれど、それは存続しな
ければならないという至上命令を担っている、と。

なぜなら、じつは、この宇宙は“絶対無”に囲繞(いにょう)された孤児とし
て存在しており、いついかなる瞬間にもまわりの“絶対無”に呑み込まれてし
まいかないからだ、というのです。

で、そのことを知っている宇宙の上位次元の存在たちは、宇宙の崩壊を回避す
るために、無目的な永遠の変化を継続させるためのエネルギー発生装置として
下位次元の存在をダイナモとして使っている、というのです。^^;

成長とか天国とかいうありもしない話を焚きつけ、アメと鞭(欲望と恐怖)を
駆使して、とにかく必死でエネルギーを取り出しているのだ、と。

そうやって、下位次元のわれわれを小突き回して恐怖の波動を自家発電させる
ことで、宇宙は何とか崩壊を免れているのだ、と。

これが『魂の体外旅行』の著者ロバート・モンローさんがETから受け取った
ロート(一巻の情報)「伝聞証拠」と遠く共鳴するわけです。
https://www.ascensionkan.com/books/journeyf.html

ね、なかなか面白いでしょ。(^_-)

ところが、その“永遠の変化”(つまり“生命宇宙”)の仕組を見破った者た
ちがいる。

それは永遠の長きにわたって宇宙内をくまなく旅し、死ぬほど退屈した者たち
だ、と。

その者たちは、この宇宙内部にどんな究極的な目的も存在意義も、天国も何も
存在しないことを自らの体験として知っている。

だから、そういう作り話に騙されることはもうできない。

そういう者たちが行き着く先は二つしかない。

ひとつは、もう作り話に騙されることはできない以上、自ら“騙すほう”に回
るしかないと思い決めた者たち。

もうひとつは、自ら死ぬほど騙され続けて、金輪際“騙すほう”には成りたく
ないと思い決めた者たち。

“騙すほう”に回った存在たちをEOさんは、「医者」と呼んでいました。

では、“騙すほう”には回らなかった者たちはどうなったか。

彼らは“生命宇宙”の果ての果てまでたどり着き、自分がくまなく旅してきた
生命宇宙の方に嫌悪の目を向けています。

隅から隅まで知っているそこには、もう二度と再び戻りたくないのです。

しかし、自分の背中が生命宇宙を取り囲む“絶対無”に晒されていることは、
知っているわけです。

後ろを向いたら、“絶対無”に呑み込まれてしまうのです。(>_<)

目の前に広がるのは嫌悪の生命宇宙、背後には“絶対無”の恐怖、その嫌悪と
恐怖に挟まれた絶体絶命の境域を、EOさんは「幽閉の領域」と呼んだわけで
す。

だから、生命宇宙は大まかに三層構造になっている、とEOさんは言います。

一番の内側は、“アメと鞭(欲望と恐怖)”に操られて果てのない変化を生み
だす生命宇宙の「ダイナモ」、下位次元の生き物たち。

その外側を包むようにして、生命宇宙の崩壊を避けるために必死であの手この
手の作り話を焚き付けて、ダイナモを励起している「医者」たち。

そして、生命宇宙の一番外側を構成している「幽閉の領域」の存在たち、とい
うわけです。

……。

なんともはや……、素晴らしい哲学的文学ですねぇ。(-_-;)

とってもありがたかったです。

で、このEOさんの「幽閉の領域」の宇宙論ですが、EOさんが本当に、この
宇宙論を信じていたのかどうかはわたしにはわかりません。

たんに、わたしのための方便だったのかもしれません。

それはともかく……。

これが“哲学的文学”である理由は、“宇宙をくまなく旅する”とか“死ぬほ
どの退屈と嫌悪の目で自ら旅してきた生命宇宙を振り返る”といったレトリッ
クにだけあるのではありません。

なによりもそれは、“絶対無”という一見恐ろしげな言葉にあります。

生きることにそれほどにまでに嫌悪と退屈を感じたのなら、喜んで“絶対無”
に呑み込まれたらいいじゃありませんか、ねえ。(^_-)

なんでそこまでして、嫌悪と恐怖に挟まれながら、生命宇宙の“壁”にならな
きゃならないんでしょう。

勤勉ですよね。^^;

……と、まあ、言葉では言えます。(-_-)

でも、ここには、「未知」に直面する者の恐怖がじつに見事にシンボライズさ
れていると思います。

これほどまでに自分を追い詰めたからこそ、あるシフトが起こって、無心が起
こったわけですから。

ニサルガ師匠が、「個人は自分で自分に気づくことができるのでしょうか?」
という質問に、

----------------------------------------------------------------------
 できる。
 それはときどき、大変な苦しみの結果として起こることがある。
 グルはあなたを果てしない苦痛から救いたい。
 彼の恩寵とはそのようなものなのだ。
 たとえ外側のグルが発見できないとしても、そこにはつねに内側から助け導
 く、内なる師(サットグル)がいる。
 内面や外面という言葉は身体にだけ関係する言葉だ。
 実際には、すべてはひとつだ。
 外側の存在は単に内面の投影にすぎない。
 気づきは高次の次元からやってくるのだ。
 
               『I AM THAT 私は在る』(p375)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

と答えていらっしゃるのは、そのへんの事情なのかなと思います。

で、“絶対無”ですけど、これは別に恐がる必要があるようなものじゃないん
ですよね。

わたしもこれでけっこう、EOさんに劣らぬ“ひね者”で、“絶対無”に呑み
込まれて二度と再びこの宇宙に戻ってこられないのなら、それはそれでいいや、
と思っちゃう方なんですけど。(^^;)

でも、そんな“心配”だか“ぬか喜び”だかわからないような心遣いは無用な
んですよね。

ニサルガ師匠は、そういう馬鹿者のために、ちゃんと、

----------------------------------------------------------------------
 私は無だ。
 そして無は無を恐れない。
 反対に、すべてが無を恐れている。
 なぜなら、何かが無に触れたとき、それは無となるからだ。
 底なしの井戸のように、何であれそこに落ちたものは消え去るのだ。
 
                『I AM THAT 私は在る』(p106)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

とおっしゃっています。

つまり、「幽閉の領域」宇宙論で生命宇宙を囲繞しているとされた“絶対無”
こそが「わたし」だってわけですよね。

「わたし」こそが「実在」であり、全宇宙に浸透し、全宇宙を支えているわけ
でしょうから。

“闇の宇宙論”と言っても、けっきょく、あれこれ絵空事を空想して、勝手に
欲をかいて、勝手に恐がっているだけみたいなんですよね。
         ↑
    (偉そうにまあ、わかったようなことを言っちゃって……。(^_-) )

そこへいくと、「私は在る」には空想がない。

少なくとも、絵空事はほとんどない。

----------------------------------------------------------------------
 あなただけが在るのだ。
 あなたは想像の中で世界を夢のように創造している。
 あなたがあなた自身を夢から分離できないように、あなた自身から独立した
 外側の世界をもつこともできないのだ。
 独立しているのは、世界ではなくあなただ。
 
                『I AM THAT 私は在る』(p471)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

こうやって、ならい覚えた言葉を並べることはできるんだけど……。(^^;)

でも、言葉では、言葉の外には出られない。

だから、言葉を吐き出すことに、死ぬほど飽きるしかないんだよなぁ。(-_-;)

今度は、“光の宇宙論”を眺めてみたくなるかもしれません。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【9 記憶の反応】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

入院しているときに読んだことがある章でしたが……、

> 知覚、想像、期待、不安、幻想はすべて記憶に基づくものだ。
> それらの間にはほとんど境界線さえなく、互いに溶け込んでいる。
> すべては記憶の反応なのだ。

……、そういうことが書いてあったんですね。

われわれが住んでいる世界というのは、すべて記憶の乱反射、自動反応の世界
なんですね。

その世界を呑み込んでしまった方は、世界をどのような目で見ているのか?

では、【9 記憶の反応】です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 ある人は、宇宙は創造されたと言い、またある人は、宇宙はつねに
     存在し、絶えず変容しつづけていると言います。ある人は、宇宙は
     永遠の法則に支配されていると言い、またある人は、因果律さえ否
     定しています。ある人は、世界は実在すると言い、またある人は、
     世界はどのような存在ももたないと言います。
 
 マハラジ
 いったいどの世界についてあなたは尋ねているのだろうか?
 
 質問者 私が知覚する世界です、もちろん。
 
 マハラジ
 あなたの知覚する世界は実に小さな世界だ。
 それは完全に私的なものだ。
 それを夢と見なして放っておきなさい。
 
 質問者 どうして世界を夢として見なすことができるでしょう? 夢とは長
     く続かないものです。
 
 マハラジ
 あなたの小さな世界が、どれほど長続きするというのかね?
 
 質問者 つまるところ、私の小さな世界も全体の一部分です。
 
 マハラジ
 全世界という概念も、あなたの私的な世界の一部ではないだろうか?
 宇宙はあなたのところにやってきて、あなたは宇宙の一部だと言いはしない。
 全体があなたをその一部として含んでいるという考えをつくり上げたのは、
 あなたではないだろうか?
 実際に、たとえどんなに想像と期待で飾りたてていても、あなたが知ってい
 るのはあなたの私的な世界にすぎないのだ。
 
 質問者 もちろん、知覚は想像ではありません!
 
 マハラジ
 それ以外の何だというのだろう?
 知覚とは認識ではないだろうか?
 何かまったく知られていないものを感じ取ることはできるだろう、だが知覚
 することはできない。
 知覚は記憶をともなうのだ。
 
 質問者 仮にそうだとしても、記憶がそれを幻想にするということはありま
     せん。
 
 マハラジ
 知覚、想像、期待、不安、幻想はすべて記憶に基づくものだ。
 それらの間にはほとんど境界線さえなく、互いに溶け込んでいる。
 すべては記憶の反応なのだ。
 
 質問者 それでも、記憶は私の世界の実在性を証明してくれます。
 
 マハラジ
 どれだけあなたは覚えているだろうか?
 先月の三十日にあなたが何を考え、何を話し、何をしたか記憶に基づいて書
 きだしてみるがいい。
 
 質問者 確かにそこには空白があります。
 
 マハラジ
 それほど悪くはない。
 相当量をあなたは覚えているはずだ。
 無意識の記憶が、あなたの住む世界をなじみ深くさせるのだ。
 
 質問者 私の生きる世界が部分的で、主観的であることは認めます。あなた
     はどうなのでしょう? あなたはどのような世界に生きているので
     しょうか?
 
 マハラジ
 私の世界はあなたの世界と同様だ。
 私は、私の知覚する世界であなたと同じように見、聞き、感じ、考え、話し、
 行動する。
 だがあなたにとってはそれがすべてで、私にとっては、それはほとんど無に
 等しい。
 世界が私自身の一部であると知っているため、あなたが食べた食事に注意を
 払わない以上に、私もそれに留意しないのだ。
 用意されてから食べる間、食べ物はあなたから分離して在り、あなたはそれ
 に留意する。
 ひとたび飲みこめば、それに対してはまったく無意識になる。
 私は世界を食べてしまったのだ。
 だからそれについて考える必要はもはやないのだ。
 
 質問者 それでは完全に無責任になるのではありませんか?
 
 マハラジ
 どうして無責任になれるだろう?
 私とひとつとなったものを、どうして傷つけることができるだろうか?
 その反対に、世界のことを考えずとも、何であれ私のすることは世界への恩
 恵となる。
 身体が無意識にそれ自身を正しく調整するように、私も絶え間なく世界を正
 すように活動している。
 
 質問者 やはり、あなたは世界の途方もない苦しみに気づいているのでしょ
     うか?
 
 マハラジ
 もちろん、あなた以上に気づいている。
 
 質問者 それでは、あなたは何をするのでしょう?
 
 マハラジ
 神の目を通して見、すべてはこれでいいということを見いだすのだ。
 
 質問者 いったい、どうしてすべてがこれでいいなどと言えるのですか?
     戦争、搾取、国と民との悲惨な争いを見てごらんなさい。
 
 マハラジ
 それらの苦しみはすべて人間のつくり出したものであり、それらを終結させ
 るのは人間の力の内にある。
 人間を自らの行為の結果に直面させ、そのバランスを取らせるよう要求する
 ことで神は助けている。
 カルマ(因果応報)が公正さのために働く法則だ。
 それは神の癒しの手なのだ。
 
              『I AM THAT 私は在る』(p44-45)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 ある人は、宇宙は創造されたと言い、またある人は、宇宙はつねに
>     存在し、絶えず変容しつづけていると言います。ある人は、宇宙は
>     永遠の法則に支配されていると言い、またある人は、因果律さえ否
>     定しています。ある人は、世界は実在すると言い、またある人は、
>     世界はどのような存在ももたないと言います。

今日は、宇宙論の日だな。(^_-)

それにしてもこの方、まったくもって、ごもっともなレジュメ。

> マハラジ
> いったいどの世界についてあなたは尋ねているのだろうか?

あ、なるほど。(@_@)

……そうか。

> 質問者 私が知覚する世界です、もちろん。
> 
> マハラジ
> あなたの知覚する世界は実に小さな世界だ。

おお。(@_@)

> それは完全に私的なものだ。

そうなんですか。

……そう言えば、オコツトは「ちょっと見えない」と言っていたな。(-_-)

> それを夢と見なして放っておきなさい。

はーい。(←できもせんくせに。(^_-))

> 質問者 どうして世界を夢として見なすことができるでしょう? 夢とは長
>     く続かないものです。

このひとの方が、正直。

> マハラジ
> あなたの小さな世界が、どれほど長続きするというのかね?

アチャ。(>_<)

> 質問者 つまるところ、私の小さな世界も全体の一部分です。

うん、そうそう。

> マハラジ
> 全世界という概念も、あなたの私的な世界の一部ではないだろうか?

ありゃりゃ、こりゃまいった。

> 宇宙はあなたのところにやってきて、あなたは宇宙の一部だと言いはしない。

そりゃ、そうだけど……。(;_;)

> 全体があなたをその一部として含んでいるという考えをつくり上げたのは、
> あなたではないだろうか?

あ、なるほど。(@_@)

え、でも、違うの?

> 実際に、たとえどんなに想像と期待で飾りたてていても、あなたが知ってい
> るのはあなたの私的な世界にすぎないのだ。

あやー、そうなの?

じゃ、ここでも「私は在る」だけなんだ……。

考えてみたら、当たり前か。(-_-;)

> 質問者 もちろん、知覚は想像ではありません!

おお……、いちおう、われわれの立場を代弁してくれたわ、このひと。

> マハラジ
> それ以外の何だというのだろう?

アチャ。(>_<)

駄目なの?

知覚は想像なのか……。

> 知覚とは認識ではないだろうか?

「知覚とは認識」……、そりゃ、そうだけど。

それが何か?

> 何かまったく知られていないものを感じ取ることはできるだろう、だが知覚
> することはできない。

へー、そうなんだ。(@_@)

> 知覚は記憶をともなうのだ。

そうなんだって。(^_-)

> 質問者 仮にそうだとしても、記憶がそれを幻想にするということはありま
>     せん。

おお、がんばっとる。

> マハラジ
> 知覚、想像、期待、不安、幻想はすべて記憶に基づくものだ。

へー、そうなんだ。

「想像、期待、不安、幻想」は確かに、記憶に基づくだろうなぁ。(-_-;)

でも「知覚」も、記憶に基づくのか。

そう言われてみれば、そんな気もする……。

> それらの間にはほとんど境界線さえなく、互いに溶け込んでいる。
> すべては記憶の反応なのだ。

なるほど。

だから、この章は「記憶の反応」と題されているのか。

> 質問者 それでも、記憶は私の世界の実在性を証明してくれます。

そうそう。

> マハラジ
> どれだけあなたは覚えているだろうか?

おお、そうきたか。

> 先月の三十日にあなたが何を考え、何を話し、何をしたか記憶に基づいて書
> きだしてみるがいい。

アチャ。(>_<)

そりゃないっすよぉ。

そういうの苦手なんだから。

> 質問者 確かにそこには空白があります。

気持ちわかる、はは。(^^;)

> マハラジ
> それほど悪くはない。
> 相当量をあなたは覚えているはずだ。

おお……、優しいなぁ。

> 無意識の記憶が、あなたの住む世界をなじみ深くさせるのだ。

なるほど、そういうものなんだ。

> 質問者 私の生きる世界が部分的で、主観的であることは認めます。あなた
>     はどうなのでしょう? あなたはどのような世界に生きているので
>     しょうか?

お、攻められているばっかじゃ、割に合わない。(^_-)

> マハラジ
> 私の世界はあなたの世界と同様だ。

ホント? (?_?)

> 私は、私の知覚する世界であなたと同じように見、聞き、感じ、考え、話し、
> 行動する。

ふむふむ。

> だがあなたにとってはそれがすべてで、私にとっては、それはほとんど無に
> 等しい。

ありゃー、そこが違うのか。

でも、それじゃ、まるっきり違うじゃない。

> 世界が私自身の一部であると知っているため、あなたが食べた食事に注意を
> 払わない以上に、私もそれに留意しないのだ。

なるほど。

それは、とても論理的だけど……。(-_-;)

> 用意されてから食べる間、食べ物はあなたから分離して在り、あなたはそれ
> に留意する。

はい。

> ひとたび飲みこめば、それに対してはまったく無意識になる。

たしかに。

> 私は世界を食べてしまったのだ。

(*_*)

> だからそれについて考える必要はもはやないのだ。

ワカリマシタ。

> 質問者 それでは完全に無責任になるのではありませんか?

うーん。(-_-)

そういう心配は、わしゃせんなぁ。

そんなもん、知ったことか。

> マハラジ
> どうして無責任になれるだろう?

お。(@_@)

> 私とひとつとなったものを、どうして傷つけることができるだろうか?

なるほど。

そりゃ、そうだ。

> その反対に、世界のことを考えずとも、何であれ私のすることは世界への恩
> 恵となる。

わかります。(;_;)

> 身体が無意識にそれ自身を正しく調整するように、私も絶え間なく世界を正
> すように活動している。

ああ、そういうことなんだ。

> 質問者 やはり、あなたは世界の途方もない苦しみに気づいているのでしょ
>     うか?
> 
> マハラジ
> もちろん、あなた以上に気づいている。

そりゃ、そうですよね。

> 質問者 それでは、あなたは何をするのでしょう?

うん。

> マハラジ
> 神の目を通して見、すべてはこれでいいということを見いだすのだ。

(*_*)

……そうか。

そういうことだな。(-_-)

> 質問者 いったい、どうしてすべてがこれでいいなどと言えるのですか?
>     戦争、搾取、国と民との悲惨な争いを見てごらんなさい。
> 
> マハラジ
> それらの苦しみはすべて人間のつくり出したものであり、それらを終結させ
> るのは人間の力の内にある。

なるほど。

> 人間を自らの行為の結果に直面させ、そのバランスを取らせるよう要求する
> ことで神は助けている。

そうか……。

同じことでもマハラジの口から聞くと、なんか客観的に聞こえたりして。

> カルマ(因果応報)が公正さのために働く法則だ。
> それは神の癒しの手なのだ。

やっぱり……。

わかりました。

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m

        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/


        …………○…………○…………○…………



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 3.いただいたお手紙から:Dada さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:pari♪jk2.so-net.ne.jp
      ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

こちら↓でも結構ですよ。
parichan@gmail.com

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


        …………○…………○…………○…………


今回は、ビジネス関連のちょっと私的なメールに対するご返信だったのですが、
とても嬉しかったので掲載許可をいただいてしまいました。

では、Dadaさんからのメールをご紹介します。

【件名】: Re: Dadaです。
----------------------------------------------------------------------
 こんばんは。
 
 ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
 仕事を始めたものですから、忙しくなり、ス○○○どうしようかな?と思っ
 てました。 
 
 僕は何もしていないのに、組織ができているとのことでびっくりしました。
 年内に注文すれば、退会にならないようなのでもう少し考えて見ます。
 ご連絡ありがとうございます。
 
 アセンション通信、毎回楽しみにしています。
 今は、ACIMのレッスンを続けています。
 今まで瞑想系が多かったので、このレッスンは新鮮で今の自分に必要だな、
 と感じます。 
 
 また、良い変化も現れているようです。
 
 「私は在る」もだんだんわかるようになってきて、本が読みたくなってなっ
 てきました。 
 
 アセンション通信のおかげで、僕には大きな、良い変化が起こり続けていま
 す。
 
 どうもありがとうございます。
 
 pariさんが幸せでありますように。
 生きとし生けるものが幸せでありますように。
 
                    LOVE  Dada 
----------------------------------------------------------------------

Dadaさん、掲載許可、ありがとうございました。

> アセンション通信、毎回楽しみにしています。

ありがとうございます。

> 今は、ACIMのレッスンを続けています。

おお、そうでしたか。(@_@)

> 今まで瞑想系が多かったので、このレッスンは新鮮で今の自分に必要だな、
> と感じます。 

なるほど。

> また、良い変化も現れているようです。

それは良かった。

> 「私は在る」もだんだんわかるようになってきて、本が読みたくなってなっ
> てきました。 

(*^_^*)

> アセンション通信のおかげで、僕には大きな、良い変化が起こり続けていま
> す。

そう言っていただけると、やはり嬉しいです。

> どうもありがとうございます。

こちらこそ。

> pariさんが幸せでありますように。

Dada さんも。

> 生きとし生けるものが幸せでありますように。

(-||-)

Dada さん、ありがとうございました。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


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【ある糖尿病専門医の話】

都内総合病院の糖尿病専門医の方のお話です。

この先生の患者さんの中で、1人だけ数値がドンドン良くなっていく患者さん
がいたそうです。

もともと東洋医学にも関心がある方で、柔らかい頭の方なんでしょうね、

「あなた何かやり始めたんですか?」とその患者さんに聞かれたそうです。

「PTのス○○○を飲み始めたんです。ちょっと高いんですけど、いいんでしょ
 うかね? 良くわからないんですが、先生」

と逆に相談されて二度ビックリしたそうです。

この先生にス○○○をご説明することになって、矢野教授の話のところでは、
専門家なだけに資料を見たまま5秒〜10秒くらい絶句したそうです。

その後、先生ご自身は会員登録なさったそうですが、お医者さんというのは
薬事法的に患者さんにサプリメントの紹介はできない立場の方なんですね。
(日本成人病予防協会に確認済み)

このお医者さんは今日(11/18)行われる矢野教授のお話を聞きにこられるそう
です。

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自分で良いことがわかっている専門家の方ですら、この奇跡の免疫草の正しい
価値と情報を患者さんには薦めることができないのです。

現在の医療体系の偏向と弱点を修正する手伝いをしたいと思います。

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■ 4.編集後記:ただ、お喋りがとめられないだけらしくて……。
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なぜか恐がる材料を探してみたい、みたいな気分になりました。

というのは、ニサルガ師匠の超絶的な言葉を聴き続けているうちに、なんだか
自分まで恐いものがないような気がしはじめちゃって。(*^_^*)

それはきっと勘違いだ、まだきっと恐いものがあるはずだよ、なんて足許を確
認したくなりました。

だって、何も恐くないって顔じゃないじゃない……、っていうマインドもあり
ますしね。

そういうわけで、久しぶりに「幽閉の領域」なんて空想の所産を思い出してし
まいました。

でも、ニサルガ師匠の「私は在る」は強烈で、どうも“絶対無”の方が肩身が
狭いのか、勝手に消えてしまいました。

ただ、お喋りがとめられないだけらしくて……。

これはまた別のことですね。

それでは、おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pari♪jk2.so-net.ne.jp(“♪”→“@”に。m(_ _)m)
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