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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.212 2008/4/27(第212号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在1066名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.このあてどのなさのなかで

2.写経ニサルガダッタ:【78 すべての知識は無知なるものだ】の3回目

3.「ご投稿・情報提供」:ハイアーセルフ33さん

4.編集後記:スピリチュアルなのか、たんに肉体年齢なのか

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■ 1.このあてどのなさのなかで
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あてどのなさはいいもんですね……。

いずれにしろ……マインドはいろいろ止めどもなく動きます。

“ひと束の記憶と習慣”である個人は、とめどなく動き回るパターンになんら
かの意味を見つけ、何らかのメリハリをつけたい。

そして安心したい……。

できれば……どこかで休みたい。

でも、“ひと束の記憶と習慣”とはいいながら、個人の価値観は固定したもの
じゃありません。

それ自体が揺動しつづける思いの枠組みが、変化し続けるパターンを前にして
どんなに頑張ったって……、平和なんかにたどり着けるものじゃない。

じゃ、どこまでもとめどなく動き回るパターンを止めることはできるのか、と
言ったら?

そんなことが不可能なことくらい、別に考えなくたってわかります。

宇宙の動きをわたしが指揮してるわけじゃないんだから。

宇宙の動きは誰にも止められない……。

でも……、だからといって、とめどなく動き回るパターンに律儀に鼻面を引き
回され続ける必要もないわけですよね。^^;

そのための方法はいろいろあるのかもしれませんが、要は、とめどなく動き回
るパターンと、自分の間のリンクがどこかで外れればいいわけです。

高級なのになると、パターンの変化に対応して動く「意識」そのものが自分じ
ゃないということがわかってしまう……、とか。(*^_^*)

つまり、意識と自分のリンクが外れてしまう。

でも、そんなに高級なのでなくたって、もっとお手軽なのもあります。

つまりは、興味を失うだけでいい。

これはごく自然にも起きますよね。

死にかけの老人が、目の前でチラチラ点滅している消し忘れのテレビ画面に、
興味を失う……とか。

ぷ。(>_<)

相変わらず、ろくでもないことを考えています。

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

あてどのなさはいいもんですね……。

個人の人格というのは、何かにつけて自分の人生に意味を見つけたり、何らか
のメリハリをつけたりしたがる。

ま、無理もないんですが、うん。(-_-)

自分の人生ですからね、ま、自分の好みで仕切りたいのもわかります。

でも、それなら、トコトン仕切ればいいものを、ちょっと思わしくいかないと、
すぐに妥協しちゃうんですよね。

ま、ひとのことは言えないんですが。

なにしろ、まだ頭が柔らかい子供のころに、「お前は家の子に生まれてきた」
なんて話を聞かされて、すっかりその気になっちゃってますから、仕方がない
です。

そんな欲望と恐怖で束ねられた“ひと束の記憶と習慣”の枠組みで、森羅万象、
人生百般を評価しては、舞い上がるべきか落ち込むべきかを判断しなくちゃな
らないんだから……。

“生意気”と言うよりは……、むしろ“お気の毒”と……。

そのうち“人材”だなんて言われて、ビルディングの構造部材にされたかと思
えば、今度は“人財”だなんて持ち上げられて、社長室のインテリアにされた
り……。(-_-;)(←ぷ、されたこともないくせに。(>_<))

……でも、それもこれも、全部、自分が許していることなんですよね。

みんな、どれほど、真面目に……一生懸命に……物語を生きていることか。

「そう……、じゃ、そういう感想があなたなのね?」と言われると……、これ
またねぇ……。

そう一概に言われても……。

そう決めつけられるのは、ちょっと……と、思うあなたはいません?

世間の“有用性”のなかに組み込まれるのもご免だけど、そういうことを拒否
する“見解”として位置づけられるのもちょっと……、というような。

……つまり、どんな位置にせよ、形と名前の顕現世界のどこかにピンで止めら
れるのはなにかこう拒否するみたいな……。

そいう感じってありませんかねぇ。

かと言って、まだこの現象世界と無縁になったわけじゃない。

何かの意味を見つけたり、何らかのメリハリをつけたかったり、あるいは何か
具体的体験がほしかったり……、といった癖が残っていないわけじゃない。

なんかものほしげではあるんですけど、でも、だからと言って、そのどれにも
固定されたいわけじゃない……。

一心不乱にそれをほしがるということも、とてもできそうもない。

マインドとしては、けっして居心地がいいわけではない。

しかし、居心地が特に悪いというわけでもないし、なんとかしないと……とい
うのでもない。

ないないづくしで、もごもご……じつになんとも不得要領ですが……。

妙にこう、あてどもないような感じなんですよね。

でも、無理にメリハリをつけても……、といったような感じでしょうか。

……。

でもね、あてどもないような気分で漂っていたら……、どうやら、ただ放って
置かれたわけでもないらしくて……。

ニサルガ師匠のけっこう面白い言葉が目に入ってきたんです。

----------------------------------------------------------------------
 そして、世界はあなたがつくり出すものだ。
 ぜひ幸せな世界をつくり出すがいい。
 満足だけがあなたを幸せにすることができるのだ。
 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。
 すべての欲望に近づかず、自然にやってくるものに満足していることは、非
 常に実りある、満ち足りた状態への前提となる、必須の状態なのだ。
 一見空虚で不毛に見えることに、不信をもってはならない。
 私を信じてほしい。
 欲望を満たすことが惨めさを生みだし、欲望から自由になることが至福なの
 だ。
                          『私は在る』(p267)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

……。

> 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。

なかのこの文章↑は章のタイトルにも選ばれているので、けっこう重要な文面
なんでしょうし、これまでにも何度か目にしてるはずなんですけど。

その意味がよくわからなかったみたい。

今がわかったというのでもないですけど。^^;

けっこう、ヒットしました。

> そして、世界はあなたがつくり出すものだ。

これは、精神世界にかぎらず、いまの世の中のメインカレントですよね。

> ぜひ幸せな世界をつくり出すがいい。

ありがたいことです。(;_;)

でも、そのためにここで示された指針のなんと異なることか。

> 満足だけがあなたを幸せにすることができるのだ。

この文章↑の意味がわからなかったんですね。

この意味がわからないまま、その次に行くものだから、次もやっぱりわからな
い、ってわけです。

> 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。

(?_?)

わかるような、わからないような、でしょ。

表面上の意味はわかりますよね。

> 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。

よし、「満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす」んだな。(-_-;)

ってわけです。

そっかぁ、「満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす」のかぁ、って。

やっぱなぁ、そうかもなぁ……。

なんて思うんですが、じつは、てんでメッセージは伝わっていないわけです。

だって、

「満足だけがあなたを幸せにする」の“満足”と
「満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす」の“満たされた欲望”

が、どう違うのかがよくわかっていないわけですから……。

だから、それに続く、

> すべての欲望に近づかず、自然にやってくるものに満足していることは、非
> 常に実りある、満ち足りた状態への前提となる、必須の状態なのだ。

がなんとなく道徳教ていどにしか(あ、『老子』の意味じゃないですよ (@_@))
聞こえてこないわけです。

そこを、道徳的なお説教として通り過ぎちゃうもんだから……、

> 一見空虚で不毛に見えることに、不信をもってはならない。

この、じつに、ヒントに満ちた言葉が聞こえてこないわけです。

せっかく、ニサルガ師匠が懇切丁寧に、

> 私を信じてほしい。

とまで言ってくださっていても、

> 欲望を満たすことが惨めさを生みだし、欲望から自由になることが至福なの
> だ。

の意味が、まったく、わからなかったわけです。

いや、ある意味でもっと悪いことに、文字面の意味がわかるだけに、もう最初
のチャンスを通り越してしまうわけです。

> 欲望を満たすことが惨めさを生みだし、

のリアリティがまったくわからないまま、

> 欲望から自由になることが至福なのだ。

という聞き慣れたいつもの言葉に入ってしまって、自分は、言葉としてはその
意味を知っている、と思ってしまう。(;_;)

だって、たしかに、言葉としてだけなら、

----------------------------------------------------------------------
 最上のものを求めなさい。
 最高の幸福、もっとも偉大な自由を。
 無欲が最大の至福なのだ。
                          『私は在る』(p69)
----------------------------------------------------------------------

という言葉だって知っているわけですから。

でも、こういう言葉知っていたって、そのリアリティが伝わっていなければ、
「豚に真珠」、「馬の耳に念仏」ってわけです。

で、やっぱ、ちゃんとお利口さんな豚だった。(*^_^*)

つまり、このニサルガ師匠の言葉を読んで……、

----------------------------------------------------------------------
 満足だけがあなたを幸せにすることができるのだ。
 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。
 すべての欲望に近づかず、自然にやってくるものに満足していることは、非
 常に実りある、満ち足りた状態への前提となる、必須の状態なのだ。
 一見空虚で不毛に見えることに、不信をもってはならない。
 私を信じてほしい。
 欲望を満たすことが惨めさを生みだし、欲望から自由になることが至福なの
 だ。
                          『私は在る』(p267)
----------------------------------------------------------------------

肝心なのは、

> 満足だけがあなたを幸せにすることができるのだ。

の“満足”と

> 満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす。

の“満たされた欲望”が、違うということをはっきり理解することでした。

この文脈での、上の行の“満足”と下の行の“満たされた欲望”は、まったく
別物というか、むしろ、正反対だということです。

> 満足だけがあなたを幸せにすることができるのだ。

というのは、

「(あるがままの現状に)満足(すること)だけがあなたを幸せにすることが
 できるのだ」という意味でした。

そして、その「幸せ」には、“欲望を満たすこと”によっては絶対に到達でき
ない、ということです。

なぜなら、

「満たされた欲望は、より多くの欲望を生みだす」だけ、だからです。

ということは、

エゴの戦略(というか、われわれの通常の“幸せ戦略”)の、まず必要(欲望)
を満たし、それに満足することで「幸せ」になろう、という誤魔化しでは絶対
に……、ということになります。(*-_-*)

と、まあ、少なくともニサルガ師匠は言っているわけです。(^_-)

ふう……。

> すべての欲望に近づかず、自然にやってくるものに満足していることは、非
> 常に実りある、満ち足りた状態への前提となる、必須の状態なのだ。

「すべての欲望に近づかず」

そんな……。

厳しいなぁ。(;_;)

「満ち足りた状態への前提となる、必須の状態」。

> 一見空虚で不毛に見えることに、不信をもってはならない。

たしかに、“一見空虚で不毛に見える”かも。

なにか物足りないんですよね。

弟子の内山興正師が切羽詰まって師匠の澤木興道老師に泣き言を言ったとき、
澤木老師は、「仏法は広大無辺。お前の小さな物足りよう思いを物足らすよう
なものではない」と大喝されたそうですけど……。

(こんな言葉ばかり、かき集めてきて……。(;_;) )

いや、気分はわたしの外にある、だ。

そんな感傷とは無縁の実在として……。

しかもそんな感傷をも可能にする可能根拠として。

ものたりないままでいいんだ。

このあてどのなさのなかで、ジタバタしないでいればいい……。

> 私を信じてほしい。
> 欲望を満たすことが惨めさを生みだし、欲望から自由になることが至福なの
> だ。

「欲望を満たすことが惨めさを生みだ」すのか……。

ものたりないままで、静かにしていられる力を養えばいい。

ものたらせようなんてしないで……。

誰にも、何にも支えられているわけではないのだから。

すべてはわたしが在るゆえに在る……。

----------------------------------------------------------------------
 あなたが全宇宙の深遠な原因なのだ。
 すべてはあなたが在るゆえに在る。
 この要点を深く、確実につかみなさい。
 そしてそれについて繰り返し熟考しなさい。
 このことが絶対的な真実だと悟ることが解放なのだ。
                          『私は在る』(p267)
----------------------------------------------------------------------

(-_-)

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【78 すべての知識は無知なるものだ】の3回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

以前、雲のない大空のような、意識対象としてのコンテンツをもたない意識の
可能根拠を、<意識>というような表記で表していました。

しかしその後、そういう意識現象の可能根拠を表す言葉としてニサルガ師匠は
「気づき」という言葉を使うらしいと知りました。

> 意識から気づきへの変化はありえないのだ。
> なぜなら、気づきとは意識の一形態ではないからだ。(p282)

またニサルガ師匠が「意識」という言葉を、ポジティヴなニュアンスでも、ま
たニュートラルなニュアンスでも使うことがないらしいことも知りました。

> すべての意識は限定され、そしてそれゆえ苦痛に満ちているのだ。
> 意識の根底には体験への衝動という欲望が横たわっている。(p182)

とか、

> 意識は重荷なのだ。
> 身体とは重荷だ。
> 感覚、欲望、思考、これらはみな重荷なのだ。
> すべての意識は葛藤だ。(p182)

とか、

> 意識している長所とは単なるうぬぼれにすぎない。
> 意識はつねに障害なのだ。(p417)

とかいった感じです。

ところがここでは、ニサルガ師匠は「アイデンティティ」とか「純粋な意識」
という言葉と連携させて、「意識」をニュートラルなニュアンスで使っている
ようです。

では、【78 すべての知識は無知なるものだ】の3回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 あなたの状態に進展はあるのでしょうか? あなたは昨日の自分を
     今日の自分と比較したとき、変化や進展が見られるのでしょうか?
     あなたの実在の見解はより広く、深くなっていくのでしょうか?
 
 マハラジ
 実在は不動のものだ。
 それにもかかわらず、絶え間ない変化のなかにある。
 それは力強い川のようなものだ。
 それは流れていくが、しかも永遠にそこにある。
 流れていくのは、川とその川床と両岸ではなく、水だ。
 同じようにサットヴァ・グナ、普遍的調和の質はタマスとラジャス、暗闇と
 絶望に対して戯(たわむ)れる。
 サットヴァのなかには、つねに変化と進展がある。
 ラジャスのなかには、つねに変化と後退がある。
 一方、タマスは混沌(こんとん)を代表する。
 三つのグナ(質)は永遠に互いに対抗して戯れあう。
 それは事実であり、そこに事実との不和はありえないのだ。
 
 質問者 私はつねにタマスとともに愚鈍になり、ラジャスとともに絶望する
     のでしょうか? サットヴァはどうでしょうか?
 
 マハラジ
 サットヴァはあなたの真の本性の輝きだ。
 あなたはつねにそれをマインドの彼方に見いだすことができる。
 だが、あなたが世界を望むならば、三つのグナを分離不可能で、本質的にひ
 とつである物質―エネルギー―生命として受け容れなければならない。
 時間と空間のなかには、誕生と死、進歩、後退、また進歩、ふたたび後退と
 いった、一見、はじまりも終わりもないような永遠の流れがある。
 永遠、不変で身体を持たず、マインドのない気づきが至福なのだ。
 
 質問者 あなたによれば、すべてが意識の状態なのだと私は理解しました。
     世界はもので満ちています。砂の一粒はものであり、惑星ももので
     す。それらはどのように関係しているのでしょうか?
 
 マハラジ
 意識の届かないところから物質ははじまる。
 ものとは私たちが理解してこなかった存在のひとつの形態だ。
 それは変化しない。
 それはつねに同じで、それ自体として、何か奇妙な異質なものとしてそこに
 あるように見える。
 もちろん、それは意識のなかに在る。
 だが、一見不変に見える外観ゆえに、外側にあるように見えるのだ。
 ものの根本は記憶のなかにある。
 記憶なしには認識はないからだ。
 創造―維持―破壊すなわちブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ。
 これが永遠の過程だ。
 すべてのものごとはそれに支配されているのだ。
 
 質問者 そこからの脱出はありえないのでしょうか?
 
 マハラジ
 私はほかでもない脱出だけを示しているのだ。
 ひとつが三つを含んでいることを理解しなさい。
 そしてあなたこそがそのひとつなのだ。
 そうすれば、あなたは輪廻(りんね)から解放されるだろう。
 
 質問者 そのとき、何が私の意識に起こるのでしょう?
 
 マハラジ
 創造の段階の後に、調査、そして熟考の段階が来る。
 そして最終的に放棄と忘却の段階となる。
 意識は残るが、潜在的な、静かな状態なのだ。
 
 質問者 アイデンティティの状態は残るのでしょうか?
 
 マハラジ
 アイデンティティの状態は実在のなかで固有のものであり、けっして消え去
 るものではない。
 しかし、アイデンティティとは一時的な個人(ヴィヤクティ)でも、カルマ
 によって束縛された人格(ヴィヤクタ)でもないのだ。
 それはすべての自己同一化が偽りとして放棄されたときに残るものだ。
 純粋な意識、そこにある、またはありうるすべての存在の感覚だ。
 意識ははじめ純粋で、終わりもまた純粋なままだ。
 その中間において、創造の根本である想像によって汚されてしまうのだ。
 意識はつねに同じ状態で残る。
 それをあるがままに知ることが真我の実現であり、永遠の平和なのだ。
 
             『I AM THAT 私は在る』(p411-413)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

……。

(-||-)

> 質問者 あなたの状態に進展はあるのでしょうか? あなたは昨日の自分を
>     今日の自分と比較したとき、変化や進展が見られるのでしょうか?
>     あなたの実在の見解はより広く、深くなっていくのでしょうか?

このひと、いちおうこういうことも確認しておきたかったんだろうな。

> マハラジ
> 実在は不動のものだ。

はい。

> それにもかかわらず、絶え間ない変化のなかにある。

真空に充満するクォークは絶え間ない変化のなかにある。

> それは力強い川のようなものだ。
> それは流れていくが、しかも永遠にそこにある。

なるほど。

> 流れていくのは、川とその川床と両岸ではなく、水だ。

そうか……。

> 同じようにサットヴァ・グナ、普遍的調和の質はタマスとラジャス、暗闇と
> 絶望に対して戯(たわむ)れる。

へー。

“普遍的調和”は“暗闇”と“絶望”に対して戯れる。

> サットヴァのなかには、つねに変化と進展がある。
> ラジャスのなかには、つねに変化と後退がある。

そうなんだ。

> 一方、タマスは混沌(こんとん)を代表する。

はい。

> 三つのグナ(質)は永遠に互いに対抗して戯れあう。

やっぱり、そういうことなんですか。

> それは事実であり、そこに事実との不和はありえないのだ。

ちょっと不思議な言い方だけど……、ま、それが事実であることは確かだと。

> 質問者 私はつねにタマスとともに愚鈍になり、ラジャスとともに絶望する
>     のでしょうか? サットヴァはどうでしょうか?

うーむ。

> マハラジ
> サットヴァはあなたの真の本性の輝きだ。

ああ、そういうことなんだ……。

> あなたはつねにそれをマインドの彼方に見いだすことができる。

へー。

マインド圏さえ脱出すれば、そこにはサットヴァだけがあると。

> だが、あなたが世界を望むならば、三つのグナを分離不可能で、本質的にひ
> とつである物質―エネルギー―生命として受け容れなければならない。

なるほど。

世界は顕現の二元性を排除できないからなぁ。

> 時間と空間のなかには、誕生と死、進歩、後退、また進歩、ふたたび後退と
> いった、一見、はじまりも終わりもないような永遠の流れがある。

完全に論理的なので、納得です。(-_-;)

> 永遠、不変で身体を持たず、マインドのない気づきが至福なのだ。

至福とマインドが相容れないことを了解します。

> 質問者 あなたによれば、すべてが意識の状態なのだと私は理解しました。
>     世界はもので満ちています。砂の一粒はものであり、惑星ももので
>     す。それらはどのように関係しているのでしょうか?

ものと意識はどのように関係しているのか、と。

> マハラジ
> 意識の届かないところから物質ははじまる。

ああ、なるほど。

> ものとは私たちが理解してこなかった存在のひとつの形態だ。

へー、不思議な言い方。

> それは変化しない。

はい。

ということは、エネルギーと区別しておっしゃっているわけですね。

> それはつねに同じで、それ自体として、何か奇妙な異質なものとしてそこに
> あるように見える。

ふーん。(-_-)

> もちろん、それは意識のなかに在る。

はい。

> だが、一見不変に見える外観ゆえに、外側にあるように見えるのだ。

なるほど。

> ものの根本は記憶のなかにある。

おお。(@_@)

> 記憶なしには認識はないからだ。

わかります。

> 創造―維持―破壊すなわちブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ。
> これが永遠の過程だ。

顕現の世界の……。

> すべてのものごとはそれに支配されているのだ。

宇宙の支配原理というわけですね。

> 質問者 そこからの脱出はありえないのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 私はほかでもない脱出だけを示しているのだ。

あ、そういうことか。(@_@)

> ひとつが三つを含んでいることを理解しなさい。

はい?

> そしてあなたこそがそのひとつなのだ。

ああ……。

その三つは、すべてわたしのなかにある……と。

> そうすれば、あなたは輪廻(りんね)から解放されるだろう。

その三つが、すべて自分のなかにあることを理解したら。

> 質問者 そのとき、何が私の意識に起こるのでしょう?

うん。

> マハラジ
> 創造の段階の後に、調査、そして熟考の段階が来る。

はい。

> そして最終的に放棄と忘却の段階となる。

なるほど。

> 意識は残るが、潜在的な、静かな状態なのだ。

燃え尽きた欲望かぁ……。

> 質問者 アイデンティティの状態は残るのでしょうか?

うん、とてもいいことを訊いてくださった。

> マハラジ
> アイデンティティの状態は実在のなかで固有のものであり、けっして消え去
> るものではない。

そうなんですか。(@_@)

実在には、アイデンティティなんてないのかと思ってました。

> しかし、アイデンティティとは一時的な個人(ヴィヤクティ)でも、カルマ
> によって束縛された人格(ヴィヤクタ)でもないのだ。

ああ、そういうアイデンティティもあるんだ。

> それはすべての自己同一化が偽りとして放棄されたときに残るものだ。

なるほど。

すべての自己同化が放棄されても、なおかつアイデンティティはありうるんだ。

> 純粋な意識、そこにある、またはありうるすべての存在の感覚だ。

へー……。

> 意識ははじめ純粋で、終わりもまた純粋なままだ。

なるほど。

その意識の純粋状態をアイデンティティと呼ぶわけか。

> その中間において、創造の根本である想像によって汚されてしまうのだ。

なるほど。

> 意識はつねに同じ状態で残る。

想像によって出現する対象があってもなくても、意識そのものはつねにあると。

> それをあるがままに知ることが真我の実現であり、永遠の平和なのだ。

そういうことなんですね。

ありがとうございました。<(_ _)>

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/


        …………○…………○…………○…………


お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:pari♪jk2.so-net.ne.jp
      ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

こちら↓でも結構ですよ。
parichan@gmail.com

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


        …………○…………○…………○…………


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【ジュセリーノ公式サイト と 第3回ロハスデザイン大賞2008】

・すでにジュセリーノさんの日本語公式サイトができているんですね。

・『ジュセリーノ公式サイト・2008年4月以降に関する予知夢』
http://www.jucelinodaluz.jp/prophecy.html

太字で記述されている日本の関連部分なんか読むと、かえって、先のことなど
何も心配しなくていい気持ちになって、精神衛生的にはいいですね。(*^_^*)

韓国当局は4月21日、過去最大規模の計530万羽の家禽の処分の計画を明らかに
したそうです。庶民と違って、政府は本気にならざるをえないのでしょう。

日本の厚生労働省も4月21日、大流行の懸念で、新型インフルエンザの備蓄ワ
クチンを、現行の2000万人分から3000万人分に増やす方針だそうです。

H5N1型鳥インフルエンザウィルス感染例の年齢分布は、患者数も死亡数も若い
方のほうが多いらしいです。多い順に、10代、20代、30代、5〜9歳、0〜4歳、
40代と続き、50代以上は他の年齢に比べてかなり少ないんだそうです。

2004年4月、大阪府立公衆衛生研究所と「JBBス○○○研究所」の共同研究で、
ス○○○濃縮液の100倍希釈液が鳥インフルエンザウィルスの細胞への吸着を
50%阻止する効果があることがわかりました。

ス○○○に関しては、過去に多くの国際的デマ情報に妨害されたことと、自分
の個人的体験から、わたしのようなへそ曲がりにはとても信用できます。^^;

・【第3回ロハスデザイン大賞2008】の「koto部門」に推薦されています。
http://www.lohasclub.jp/lda/2008/shownoms.cgi?cid=568
(↑伏せ字じゃないので、ハーブの名前がよくわかりますよ。(^_-))

        …………○…………○…………○…………

ス○○○には、新型インフルエンザに対する“プレパンデミックワクチン”に
代わりうる「抗ウィルス作用」があります。

▼【解毒・抗酸化サプリ】DVD資料請求フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P31478903

[注]なお“ス○○○”と伏せ字にしているのは、興味を引くためではなく、
   オンライン宣伝を禁止されているためですので、ご了解ください。
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        …………○…………○…………○…………



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■ 3.「ご投稿・情報提供」:ハイアーセルフ33さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』へのご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


        …………○…………○…………○…………


今回ハイアーセルフ33さんから、“アセンション時・光の12日間”に関す
るお奨め情報のご紹介をいただきました。

早速、ご紹介します。

【件名】: アセンション時・光の12日間お奨め情報
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 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 「光の12日間」というのをご存知でしょうか?
 
 ゲリー・ボーネルというアカシックレコードを読む方によって
 知った方も多いと思います。
 
 アセンション(次元上昇)時の大きな変容についてのことです。
 これについての氏からの最新情報は、
 
 「アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる」(文庫本)
 http://tinyurl.com/43eq2v (昨年11月発行)
 
 です。ただ情報は古くなりますが、1994年に発刊された
 
 「アセンション」(チャネラー)ボブ・フィックス
 http://tinyurl.com/5mdx8w
 
 の第一章の「アセンションとは・よみがえり」の内容は、
 
 まさに「光の12日間」の出来事(心身の大変容)を詳述したもので、
 これ以上詳細なものを私は知りません。
 
 すでに本棚に積んでおくだけになってしまった方も多いでしょうが、
 「アセンション・光の12日間」への事前準備としての知識は、私が最も
 お奨めしたいものです。
 
 上記の「アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる」(文庫本)
 http://tinyurl.com/43eq2v (昨年11月発行)
 
 とともに、お役立てください。
 
 下記は、「レムリアの叡智」(2008・4発行)
 http://tinyurl.com/5ddmxr
 
 から、アセンションの変容時のことについてありましたので抜粋しました。
 内容はもっといろいろと述べられています。
 
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 (P245〜246)
 最愛の者たちよ、アセンションの炎と紫色の炎は、異なる周波数を持ってい
 るかもしれませんが、両方の炎はとても効果的に補い合いながら、アセンシ
 ョンへと導きます。
 
 それらは互いにつながっていますが、両方とも、それぞれ固有の周波数を持
 っている自由の炎です。神聖な愛に至らずに表現されたどのようなエネルギ
 ーも、紫色の炎で変容させることが出来ます。
 
 次の段階として、アセンションを選んでいるすべての人は、ある時点でマス
 ターのマイトレーヤーとサナンダが率いるキリスト庁と、自分の神の臨在の
 もとに出向く機会を得るでしょう。
 
 それからアセンションに備えるために、必要な通過儀礼が日々の生活の中
 で、みなさんに提示されるでしょう、アセンションの時点で、あなたの全意
 識と生命の流れは、文字通りアセンションの炎の中に浸されます。
 
 その炎の中では、まだ純粋な愛に至らないで振動しているどのようなエネル
 ギーも、その炎によって、完全に消滅させられます。そうすると純粋な光だ
 けが残ります。友人たちよ、このようにして、あなたは永遠の平和や至福、
 不滅性、無制限を楽しみながら愛と光の純粋な存在として生活を送る、生ま
 れながらの永遠の権利を受け入れるでしょう。
 
 あなたのコーザル体(主な光の体)と微細なエネルギー体の中で、もし愛と
 光の適切なレベルを統合してきたなら、あなたはこのプロセスによって完全
 に変容し、次元上昇してマスターになるでしょう。まだ、その進化の段階に
 達していない人たちは、さらなる転生の機会をもって、その転生で愛の道を
 歩いて望んでいるアセンションのレベルへ到達するでしょう。
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はるさん、タイムリーな再発見情報のご紹介、ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.編集後記:スピリチュアルなのか、たんに肉体年齢なのか
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このごろ、自分にやってくる思いが何かスピリチュアルなものなのか、じつは
たんに肉体年齢によるものなのか、ちょっとわからない感じがしています。^^;

ニサルガ師匠に聞いたら、きっと「いずれにせよ、それはマインドなのだ」な
んて言われそうですけど。

たしかに、どちらにしても、たいした違いではないような気もするし。

一生懸命、無執着になりたいものだと思っていたはずなのに……。

気がついたら、別に何かに執着しているわけでもないらしくて。

ま、叩けばいくらでも埃が出る身なのかもしれないけれど。(^^;)

それに、「気分はわたしの外にある」というのがまだまだ付け焼き刃です。

たいてい、気分が自分だと思っているようですから。(*^_^*)

いつでも「気分はわたしの外にある」が本音になるといいな。

それでは、おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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