home > 通信 > 『アセンション館通信』第238号:『心眼を得る』(無頭道)



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.238 2008/10/26(第238号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在985名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.『心眼を得る』:「無頭道」ご紹介

2.写経ニサルガダッタ:【11 気づきと意識】

3.無料(お試し)DVDご紹介:好きなことをすれば、お金は後から?

4.「ご投稿・情報提供」:ハイアーセルフ33さん

5.編集後記:いつの間にか、見るもの、思うこと、起こる感情すべてに
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■ 1.『心眼を得る』:「無頭道」ご紹介
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「知覚されるものはすべてわたしではない」……。

覚えていなくてはならないのは、たったこれだけなんですね。

何を見ても……、何を思っても……、何を感じても……、「知覚されるものは
すべてわたしではない」……。

……馬鹿のひとつ憶えと言えば、これほど徹底して単純なのは、ほかにあまり
ないかもしれません。

……。(-_-;)

多分これから現象世界は“難所”に差しかかるのでしょう。

……身体は、現象世界の中にあります。

五感は身体が現象世界に対応するための機能です。

身体は五感が提供する情報に対応しながら、現象世界の中で“生き延びて”い
かなくてはならない運命を負っています。

その五感が提供する情報が、激流に差しかかった川渡りの舟の視界のように、
これから乱高下するわけだろうと思います。

大いなる希望と絶望の夢をまき散らしながら……。

そして、たしかに、身体を現象世界から連れだすことはできない。

そしてまた、現象世界全体の動きを、ひとつの“分離した身体”の観点によっ
て“思いのまま”にコントロールすることもできない。

当然です。

……でも、「知覚されるものはすべてわたしではない」んですね。

わたしは、この現象世界のなかにいる身体ではない。

その身体に自己同化して一喜一憂しているマインドでもない。

だって、「知覚されるものはすべてわたしではない」んですから。(*^_^*)

はは、理屈なら、なんとでも言えますね。(^_-)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

以前、『私は在る』の「28 すべての苦しみは欲望から生まれる」という章を
写経したことがあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol187.html#2
https://www.ascensionkan.com/mm/vol188.html#2

この章の質問者の方は、通常の意味では、この方はもう完全に悟っていらっし
ゃるのでは (?_?)、と思われるような感じの方でした。

で、その方は、「あなたはどうやって現在の状態に行き着いたのだろうか?」
というマハラジの問いに、

> 質問者 シュリー・ラマナ・マハルシの教えが私を導いてくれたのです。そ
>     してダグラス・ハーディングという人が、どのように「私は誰か?」
>     に働きかけるかを教え、助けてくれたのです。(p127)

と、答えていました。

この“ダグラス・ハーディング”という人のことが、ちょっと気になっていま
した。

じつは、以前に、このダグラス・ハーディング氏の、
『心眼を得る』(1994年図書出版刊、由布翔子訳)
http://tinyurl.com/5uep9q とか、
『今ここに、死と不死を見る』(1997年マホロバアート刊、高木悠鼓訳)
http://tinyurl.com/64pd4p
とかいう本を、自分も買って読んではいるわけです。

(まったく、本だけはよく読んでからに……。(;_;) )

ところが、この質問者の方はあんなにすごいところまで行っていらっしゃるの
に、こちとらいつまで経ってもただのオタクにフォーカスしていて。(*-_-*)

まったく、人の世というものは……。(-_-;)

(*^_^*)

……で、また本棚から『心眼を得る』を取り出して眺めてみたんですよね。

ところが、今回は以前に読んだときより、わかるようなんです。(@_@)
                ↑
                └─(前にもそう思ったくせに。(^_-))

で、今回は、ちょっと色変わりに、この方の「無頭道」のことをご紹介しよう
かな、と思いました。

このダグラス・E・ハーディングという方は、33歳のときヒマラヤを歩いて
いて、いわゆる禅語でいう“見性(けんしょう)”をします。

自分が何者かを“見た”(知った)わけです。

ま、悟ったわけですが、ただ、西洋の方なので、自分が“見た”ものを確証し
てくれるような人がまわりにいないんですね。

しかもこの方の見性の仕方というのが、これまた、とても風変わりなんです。

つまり、33歳の彼は、“自分に頭がない”ことを知ったというのです。

----------------------------------------------------------------------
 わが人生の最良の日……いわゆる生まれ変わった日……は自分の頭がなくな
 っていることに気づいた日である。
 といっても、何とかして人の気をひこうと文学的修辞や警句をもてあそんで
 いるわけではない。至極真面目な話……私は頭がなくなったのである。
 
 私がそうした発見をしたのは三十三のときである。
 確かにそれは突如として訪れたのではあるが、実は私にはある差し迫った問
 題意識があり、それに応じて起きたことなのである。
 当時、数か月来私の頭には「自分は何者なのか」という疑問が渦巻いていた。
 私はその時たまたまヒマラヤを歩いており……あの地ではとかく普段とは違
 う精神状態に陥りやすいといわれるが……恐らくそのことはほとんど関係し
 ていないと思う。
 もっともあの日はよく晴れた穏やかな日で、私が佇んでいた山上から青く霞
 んだ谷間の向こうに見はるかす世界一の山並みの眺めは、重大な直感を得る
 にふさわしい舞台装置ではあった。
                        『心眼を得る』(p13-14)
----------------------------------------------------------------------

……。

ここで何が重要と言って、“当時、数か月来私の頭には「自分は何者なのか」
という疑問が渦巻いていた”という事実でしょうね。

三十三歳という精神的にも肉体的にもエネルギーの充実した時期に、数か月も
「自分は何者なのか」という疑問が渦巻いていた、というのです。

これは、まったく、半端な充電状態ではないだろうと思います。

そういうものすごい過剰思考の渦の中で、一瞬、思考が途絶えます。

----------------------------------------------------------------------
 実際に起きたことはばかばかしいほど単純で、どうということのないことだ
 った……私はただちょっとの間考えるのをやめただけだった。
 理性や想像力、そしてあらゆる心のざわめきが消えうせていた。
 このときばかりは完全に言葉を失っていた。
 私は自分の名前や自分が人間であること、実在するものであること、私ある
 いはわたしのものと呼ぶべきものを一切忘れていた。
 過去も未来も抜け落ちていた。まるで自分がその瞬間に生まれ、真新しく、
 無心で、記憶というものがまったくないような気がした。あるのはただ「今
 (その瞬間)」と今確かに与えられている物だけだった。
 見るだけで十分だった。
 そして私の目に映ったものは褐色の靴のところで終わったカーキ色のズボン
 の脚、肌色の手のところで終わった両側のカーキ色のシャツの袖、そして上
 の方の……なんとまったく何もないところ……で終わったカーキ色のシャツ
 の胸の部分であった。
 確かに頭で終わってはいなかった。
 
 この何もないところ、頭があるはずの場所の穴が、普通の空(くう)である
 こと、単に何もないのとは違うことに気づくのにさして時間はかからなかっ
 た。
 何もないどころか、そこはしっかりと占められていた。
 それはぎっしりと詰まった巨大な空、一切を宿す余白のある無……草や木、
 陰影に富んだかなたの丘、そしてその遙か上空の青空に一並びのぎざぎざし
 た雲のように浮かんだ雪をいただいた峰々を宿す余白のある無だった。
 私は頭をなくし世界を手に入れたのである。
 
                        『心眼を得る』(p14-16)
----------------------------------------------------------------------

こらの文章があるページには、著者によって描かれたものかどうかは知りませ
んが、自分が胸から下を見下ろしたような挿画があります。

胸から下の自分が、遠近法を使って描かれているわけです。

つまり、その挿画のなかに頭は現れない。

視覚的にそういう絵があっても不思議ではありませんが、かなり変わった印象
です。

そしてその頭のない著者が自分を見出したのは、それまでとはまったく違った
世界のなかでした。

----------------------------------------------------------------------
 文字どおりまったく息を呑むようだった。
 私は完全に呼吸をとめ「与えられたもの」に酔いしれていたようだった。
 ああ、ここにこんなすばらしい光景がある……それは支えるものもなく宙に
 単独で神秘的に浮かび、澄んだ大気の中で明るく輝いていた。
 (そしてこれこそ真の奇跡であり歓びであったが)それは「私」から完全に
 自由で、いかなる見物人からも汚されていなかった。
 その全存在は私が肉体も心も全く存しないことを意味した。
 空気より軽く、ガラスより澄み、私自身から完全に解き放たれ、私はどこに
 もいなかった。
                          『心眼を得る』(p16)
----------------------------------------------------------------------

ふーむ。

肩の上に広がっていたのは世界そのものだったのです。

「知覚されるものはすべてわたしではない」を飛び越えて、いっきょに「私は
世界だ」まで突っ込んだわけですねぇ。

上の文章を読むだけで、著者にどのような世界が開かれたのかを理解する方も
いらっしゃると思います。

前回読んだとき、わたしもそれなりに意味がわかったようなつもりでした。

でも、今回改めて読んでみて、そのときのダグラス・ハーディングに起こった
衝撃の意味が、以前より伝わてきたような気もします。

そして、ときどき“自分の中を歩く”みたいなイメージを持つことがあるのは、
きっと前に読んだこの文章の印象が残っていて、しかもそのことを忘れていた
のかもしれないなぁ、という気もします。

> 私は頭をなくし世界を手に入れたのである。

というハーディング師の言葉の、その実感、そのニュアンスが伝わりました?

つまり、肩からしたの肉体は、たしかにこの世界の中にあって、この世界のな
かで動いているわけですが、その上の“頭はない”わけです。

なぜなら、肩の上に広がっているのは“世界そのもの”だからです。

……。

ヒマラヤでの発見のあと、彼はそれを自分に説明しはじめます。

----------------------------------------------------------------------
 すると人間には二種あり……二つのぜんぜん別種の人間……が存することに
 なる。
 一つは私も無数に例を知っており、あきらかに肩の上に頭をのせている。
 ……
 もう一つは私は一つしか例を知らないが、明らかに肩の上にそんな玉は乗せ
 ていない。
                          『心眼を得る』(p22)
----------------------------------------------------------------------

と。

そして、「初めて頭がなくなるという体験をしたあと」、ダグラス・ハーディ
ングは「何か月も何年もそれが何であったのかを真剣に理解しようと努めた」
と言います。

しかし、「一方、人との議論はたいがい実りなく終わった」そうです。^^;

----------------------------------------------------------------------
 「それは当然ぼくにはぼくの頭は見えないさ」友人たちはいった。
 「だからどうだっていうんだ」。
 そして愚かにも私は答えはじめるのだった。
 「だからすべてなんだ。だからきみや全世界がひっくりかえり裏がえしにな
 るんだ……」。
 そんなことをいったところで何の役にも立たなかった。
 私は聞くものに興味を起こさせたり、その性格や意義が多少なりとも伝わる
 ように自分の体験を説明することはできなかった。
 
                          『心眼を得る』(p54)
----------------------------------------------------------------------

これを読んでいて、ちょっと自分の個人的体験を思い出しました。^^;

わたしの場合は、ダグラス・ハーディング氏の場合のように最初に強烈な体験
があったわけではなくて、ただ、論理的な帰結でしたが……。

それでも、世界を“見ている”(受感している)この自分は、この肉体を構成
している細胞や、それを構成している分子、原子、あるいは素粒子ではありえ
ない、という論理的直感のようなものはありました。

いったい、どの原子が、どの素粒子がそれを“受感して”いると言えるのか?、
って思ったものだから。

そんなことを考えていて、あるとき、自分というのは「真空」のことだ (@_@)、
と“ひらめい”ちゃったわけです。(*^_^*)

自分の肉体は、その「真空」の空間のなかを有形物として動くための装置です。

その装置自体は何も感じたり考えたりできるわけではない。

それは、動く電車がそれ自体で動いているわけではないようなものです。

電車はパンタグラフを通じて電線に流れる電気とつながることで動いています。

その意味では、電車において動いているのはむしろ電気です。

同じように、肉体はチャクラとかいう通路を通じて「真空」とつながっている。

肉体において感じ、思考し、生きているのは、「真空」のほうだ!! (@_@)

はは、まあ、そんなことを思ったわけです。

それで、当時ちょっとソフト関連の会社にいたんですが、同僚に「自分という
のは真空」のことだ、と言ってみたことがあるんです。(^^;)

「だから死郎さん(と彼は自称していました ^^;)が自分と言っているものと、
わたしが自分と言っているものは、同じものなんですよ」なんて。

ばかですよねぇ。

通じるわけがないです。

本当に、一笑に付されてしまいました。

ま、それはそれとして……。

しかし、西洋文明のなかにあまり同じ言語を使う人たちを見つけられなかった
ハーディング氏ですが、やがて禅という同類たちの世界に出会うわけです。

そのころにはハーディング氏ご自身が、「無頭道」というひとつのまったく新
たな入り口を切り開きつつあったのでしょうが。

ハーディング氏が西洋文明のなかで独自に切り開いた「無頭道」の観点では、
誕生後の人間は「八つの階梯」のどこかに位置することになります。

すなわち、
(1)頭のない幼児
(2)子供
(3)頭のある大人
(4)頭のない見る人
(5)頭をなくす修行
(6)前進
(7)関門
(8)突破
の八つです。

通常の大人は、まず【(3)頭のある大人】の階梯に居住しているわけです。

面白いのは、この本を読めば、そのわれわれも必ずしも【(1)頭のない幼児】
や【(2)子供】の階梯と無縁ではなかったと納得されることです。

たとえば、【(1)頭のない幼児】の階梯は次のような世界として説明されま
す。

----------------------------------------------------------------------
 (1)頭のない幼児
 
 幼な子のあなたは動物のようだった。
 「あなたにとって」あなたは頭や顔や目がなく、広大無辺で、自由で、あな
 たの世界から切り離されていず……そうした自分の祝福すべき状態に気づい
 ていなかった。…… 
                          『心眼を得る』(p83)
----------------------------------------------------------------------

たしかに、自分にもそういうことがあったような気がします。

それは、永遠のなかに消えていくようなとおい昔のこととも思えますが。

ついで、われわれは【(2)子供】の階梯へと突入します。

読んでいて、いちばんよくわかり、面白かったのはこの【(2)子供】の叙述
でした。^^;

----------------------------------------------------------------------
 (2)子供
 
 あなたは外に出ていって、一、二メートル離れたところから他人の目を通し
 て見るように自分をかえりみ、他の者と同じように肩の上に普通の頭をのせ
 た人間として彼らの視点で自分を「見る」という、運命的な基本的技術を少
 しずつ覚えていった。
 頭は普通の頭だが自分独特のものである。
 あなたは鏡の中のあの特別な顔を見分け、その名を言えるようになった。
 だが、あなたにとってあなたは、あなたの世界がその中にある自由で頭のな
 い無限の「空間」でありつづけた。
 実はあなたは時々その「空間」にちゃんと気づいているようだった。
 (子供はよく、なぜ他の人には頭があるのに自分にはないのかと聞いたり、
 自分はなく、どこにもいず、目に見えないなどと言ったりするものである。
 カルロスは三つのとき、バースデイパーティーで大勢のおじさんやおばさん
 を誰が誰か当てるようにいわれ、次々と正確に指さしていった。そのあと誰
 かが彼に、カルロスはどこかときいた。
 彼はあてどなく手を宙にさまよわせた。
 カルロスはカルロスを探しだすことはできなかった。
 また、それとは別のおり、彼は「いけない坊やね」と叱られたことがあった。
 彼は「いけない」といわれたことには異議を唱えなかったが、ぼくは「坊や」
 なんかじゃないと抗議した。
 そのすぐあと、彼はおばあさんのところに行って、「ぼくは『坊や』ってい
 うんだよ」といったそうな)。
 ……
                          『心眼を得る』(p84)
----------------------------------------------------------------------

うーむ。(-_-;)

……しかし、いったん人間の世界に“生まれてきた”からには、このままとい
うわけにはいかないんだよなぁ。

どうしても次の【(3)頭のある大人】の階梯に進まなければならない。(;_;)

----------------------------------------------------------------------
 (3)頭のある大人
 
 だが人間の成長には驚くほど個人差がある。
 ボビーはわずか二歳でもう鏡の中の自分をじっと見つめる癖がついていた。
 そして二歳三か月のとき(愚かなことだと思うが)母親が鏡のそばの……ち
 ょうどボビーのいるあたり……には顔なんかなくて何もないみたいだといっ
 た。
 ボビーは「そんなこといっちゃだめ、こわいよ」といった。
 人間はごく小さいころから、外部から教え込まれた自分の像が、それまで内
 から自分が見ていた自己像に影を投げかけ、重なりはじめ、ついにはもとの
 像を完全に覆い隠してしまうようである。
 われわれは成長したのではなく、退行したのである。
 ……
                          『心眼を得る』(p86)
----------------------------------------------------------------------

ここを読んでいて、子供のころの自分の体験を思い出しました。

ひところ床と平行に掲げ持った鏡を見ながら、家の中を歩いて遊んだことがあ
りました。

住んでいた家の記憶から、おそらく、小学三年生のころのことでしょうか。

いつもの家の中が、たちまち見知らぬ異様な空間に変わり、鏡の中で暗い鴨居
に遮られた天井の床を、恐る恐る足を高く上げて歩いたものでした。

そのときだったかどうか、あるとき、暗い台所の中で、ひとりで鏡に映る自分
を見たことがありました。

しばらく見ていると、自分が二つに分かれてしまうような気がして、恐ろしく
なって見るのをやめました。

そのあとも、何度か鏡の中の自分を見たことがありますが、他に誰かがいると
きは恐ろしくならないことがわかりました。

この鏡のなかの自己分裂の体験は、けっこう、あとあとまで起こりましたが、
でも、いつからか、ひとりのときいくら長くやっても起こらなくなりました。

「頭のある大人」に成りきったわけでしょう。(;_;)

で、この文章をここまで読んで、意味を結んだ方は、ある意味で、「無頭道」
でいう次の【(4)頭のない見る人】の階梯に入ったとも言えます。

しかし、ちょっと思わぬ長さになってしまったようです。(^^;)

この続きは、もし気が向けば、また次に書くかもしれません。

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m



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■ 2.写経ニサルガダッタ:【11 気づきと意識】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最初の方のとても短い章ですが、文字どおり「気づきと意識」についての根本
的理解を与えてくれる章です。

> 気づきは根本的なものだ。
> それは根元的状態であり、はじまりがなく、終わりもない。
> 原因がなく、支えがなく、部分も、変化もない。

まさに、「実在」ということでしょうか。

それに対して、

> 意識は表層の反映と関連しており、二元的な状態だ。

と。だから、

> 気づきなしに意識は在りえない……、が、

> しかし深い眠りのように、意識がなくても気づきは存在しうる。

ということのようです。

では、【11 気づきと意識】です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 眠りの間、あなたはどうしていますか?
 
 マハラジ
 眠っている状態に気づいている。
 
 質問者 眠りは無意識の状態ではないでしょうか?
 
 マハラジ
 そうだ。
 私は無意識の状態に気づいている。
 
 質問者 それでは目覚めのとき、あるいは夢見のときは?
 
 マハラジ
 私は目覚めあるいは夢見の状態に気づいている。
 
 質問者 理解できません。正確にはどういう意味でしょうか? 質問を明確
     にさせてください。眠りの状態とは無意識を意味しています。目覚
     めの状態とは意識を、夢見とは周囲の状況ではなくマインドを意識
     している、ということを意味しています。
 
 マハラジ
 私にとっても同じことだ。
 しかし、そこには違いがあるように見える。
 各々の状態のなかで、あなたはほかの二つの状態を忘れているが、私にとっ
 ては目覚め、夢見、眠りの三つの精神状態を含み、しかも超越したひとつの
 存在状態があるだけだ。
 
 質問者 この世界には、ある方向性や目的があるとあなたは見ていますか?
 
 マハラジ
 世界とは私の想像の反映にすぎない。
 何であれ見たいと思うものを、私は見ることができる。
 だが、なぜ創造、進化、破壊というパターンを編みだす必要があるだろうか?
 私にはそれらは必要ない。
 世界は私のなかにあり、世界は私自身なのだ。
 私はそれを恐れることもなければ、それをひとつの固定させた心理的画像に
 閉じこめたいなどという望みもない。
 
 質問者 眠りに戻りますが、あなたは夢を見ますか?
 
 マハラジ
 もちろん。
 
 質問者 あなたの夢とは何でしょうか?
 
 マハラジ
 目覚めの状態の反映だ。
 
 質問者 では、あなたの深い眠りは?
 
 マハラジ
 脳意識が一時停止した状態だ。
 
 質問者 それでは、あなたは無意識なのでしょうか?
 
 マハラジ
 私を取り巻く環境への無意識ということでは、そうだ。
 
 質問者 まったくの無意識ではないということでしょうか?
 
 マハラジ
 私は無意識だということに気づいている。
 
 質問者 あなたは「気づく」という言葉と「意識する」という言葉を使って
     いますが、それらは同じものではないのですか?
 
 マハラジ
 気づきは根本的なものだ。
 それは根元的状態であり、はじまりがなく、終わりもない。
 原因がなく、支えがなく、部分も、変化もない。
 意識は表層の反映と関連しており、二元的な状態だ。
 気づきなしに意識は在りえない。
 しかし深い眠りのように、意識がなくても気づきは存在しうる。
 気づきは絶対的だ。
 意識はつねに何かに属し、その内容との相関関係にある。
 意識は部分的であり、変化するもの。
 気づきは完全で、不変であり、静かで沈黙の内にある。
 そして、それはあらゆる経験の共通の母体なのだ。
 
 質問者 人はどのように意識を超え、気づきのなかに入っていくのでしょう
     か?
 
 マハラジ
 そもそも意識を起こさせるのは気づきであるため、あらゆる意識の状態には
 気づきがある。
 それゆえ意識が意識しているという意識そのものが、すでに気づきにおける
 動きなのだ。
 自分の意識の流れに興味を抱くこと自体が、あなたを気づきへと導く。
 それは何も新しい状態ではない。
 それが根元的な、生命そのものである基本的存在、そしてまた愛と喜びであ
 ることは直ちに認識されるだろう。
 
 質問者 実在がつねに私たちとともに在るのなら、真我の実現は何によって
     成立するのでしょうか?
 
 マハラジ
 真我の実現は無知の反対にほかならない。
 この世界を実在と見なし、真我を非実在と見なすことが無知であり、悲しみ
 の原因だ。
 真我が唯一の実在であり、そのほかすべては一時的な、はかないものと知る
 ことが自由であり、平和と喜びなのだ。
 それはとてもシンプルだ。
 ものごとを、想像を通して見るのではなく、ただあるがままに見ることを学
 びなさい。
 すべてをあるがままに見るとき、あなたはあるがままの自分を見るだろう。
 それは鏡を磨くようなものだ。
 あなたにあるがままの世界を見せるその同じ鏡が、あなた自身の顔をも見せ
 るだろう。
 「私は在る」という想いが、鏡を磨く布なのだ。
 それを使いなさい。
 
              『I AM THAT 私は在る』(p49-50)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

そうか……。(-||-)

> 質問者 眠りの間、あなたはどうしていますか?
> 
> マハラジ
> 眠っている状態に気づいている。

「眠っている状態に気づいている」……。

どういうことなんだろう? (-_-)

> 質問者 眠りは無意識の状態ではないでしょうか?

うん。

> マハラジ
> そうだ。
> 私は無意識の状態に気づいている。

「私は無意識の状態に気づいている」ってかぁ……。

> 質問者 それでは目覚めのとき、あるいは夢見のときは?

それじゃ、最初から確認。

> マハラジ
> 私は目覚めあるいは夢見の状態に気づいている。

やっぱり。

> 質問者 理解できません。正確にはどういう意味でしょうか? 質問を明確
>     にさせてください。眠りの状態とは無意識を意味しています。目覚
>     めの状態とは意識を、夢見とは周囲の状況ではなくマインドを意識
>     している、ということを意味しています。

よっしゃ。

> マハラジ
> 私にとっても同じことだ。

お。(@_@)

> しかし、そこには違いがあるように見える。

あ、やっぱり。

> 各々の状態のなかで、あなたはほかの二つの状態を忘れているが、私にとっ
> ては目覚め、夢見、眠りの三つの精神状態を含み、しかも超越したひとつの
> 存在状態があるだけだ。

あーあ、そういうことか。

> 質問者 この世界には、ある方向性や目的があるとあなたは見ていますか?

こういうこと、やっぱり聞いてみたいよね。

> マハラジ
> 世界とは私の想像の反映にすぎない。

なるほど、そういう言い方かぁ。(-_-;)

> 何であれ見たいと思うものを、私は見ることができる。

はい。

> だが、なぜ創造、進化、破壊というパターンを編みだす必要があるだろうか?

あ、了解です。(^^;)

> 私にはそれらは必要ない。

同じく……です。

> 世界は私のなかにあり、世界は私自身なのだ。

わたしも同じわたしなのだから、「世界は私のなかにあり、世界は私自身なの
だ」というわけだ。(-_-;)

> 私はそれを恐れることもなければ、それをひとつの固定させた心理的画像に
> 閉じこめたいなどという望みもない。

なるほど。

> 質問者 眠りに戻りますが、あなたは夢を見ますか?
> 
> マハラジ
> もちろん。

お、そう言う言い方をするんだ。(@_@)

> 質問者 あなたの夢とは何でしょうか?
> 
> マハラジ
> 目覚めの状態の反映だ。

われわれと同じか。

> 質問者 では、あなたの深い眠りは?
> 
> マハラジ
> 脳意識が一時停止した状態だ。

まったく。

> 質問者 それでは、あなたは無意識なのでしょうか?

うん、いい質問。

> マハラジ
> 私を取り巻く環境への無意識ということでは、そうだ。

なるほど。

> 質問者 まったくの無意識ではないということでしょうか?

と聞き返したくなりますよね。

> マハラジ
> 私は無意識だということに気づいている。

ありゃ、まただ。(>_<)

> 質問者 あなたは「気づく」という言葉と「意識する」という言葉を使って
>     いますが、それらは同じものではないのですか?

そうそう、そこがわれわれには紛らわしいんだよね。

> マハラジ
> 気づきは根本的なものだ。

「気づきは根本的なもの」……。

はい。

> それは根元的状態であり、はじまりがなく、終わりもない。
> 原因がなく、支えがなく、部分も、変化もない。

はい。(-_-)

> 意識は表層の反映と関連しており、二元的な状態だ。

わかります。

> 気づきなしに意識は在りえない。

はい。

> しかし深い眠りのように、意識がなくても気づきは存在しうる。

そうか……、「意識がなくても気づきは存在しうる」。

気づきがないという状態はありえないということだ。

しかし、意識がないという状態はありうるわけだ。

でなければ、救いは存在しないことになるから。

だって、

----------------------------------------------------------------------
 すべての意識は限定され、そしてそれゆえ苦痛に満ちているのだ。
 意識の根底には体験への衝動という欲望が横たわっている。(p182)
----------------------------------------------------------------------

というわけだから。

しかし、アセンションしたマスターたちが達成している“完全なる意識”とい
うような素晴らしい意識状態だってあるじゃないですか、と反問すれば……、

----------------------------------------------------------------------
 意識している長所とは単なるうぬぼれにすぎない。
 意識はつねに障害なのだ。(p417)
----------------------------------------------------------------------

と言うかただもんなぁ。(-_-;)

しかし、

> 気づきは絶対的だ。

というわけなんだ。

> 意識はつねに何かに属し、その内容との相関関係にある。

あ、それはわかります。

だから、意識のなかには“次元”も“レベル”もあるわけですから。

> 意識は部分的であり、変化するもの。

まったくです。

> 気づきは完全で、不変であり、静かで沈黙の内にある。

そうか、絶対的に超越しているんだ。

だから、“気づき”はひとりなんだ……。

> そして、それはあらゆる経験の共通の母体なのだ。

そうかぁ。(-_-)

> 質問者 人はどのように意識を超え、気づきのなかに入っていくのでしょう
>     か?

うん。

どうしたら、制限と、レベルと、比較を超えることができるのか?

> マハラジ
> そもそも意識を起こさせるのは気づきであるため、あらゆる意識の状態には
> 気づきがある。

それは、理解できます。

> それゆえ意識が意識しているという意識そのものが、すでに気づきにおける
> 動きなのだ。

それは……、言葉としてはわかりますけど。

何を意味しているのか……?

> 自分の意識の流れに興味を抱くこと自体が、あなたを気づきへと導く。

あ、なるほど。

> それは何も新しい状態ではない。

へー。

> それが根元的な、生命そのものである基本的存在、そしてまた愛と喜びであ
> ることは直ちに認識されるだろう。

そうなんだ……。

> 質問者 実在がつねに私たちとともに在るのなら、真我の実現は何によって
>     成立するのでしょうか?

うう……、ちょっと不思議なレトリック。

> マハラジ
> 真我の実現は無知の反対にほかならない。

あ……。

> この世界を実在と見なし、真我を非実在と見なすことが無知であり、悲しみ
> の原因だ。

(@_@)

そういうことか……。

> 真我が唯一の実在であり、そのほかすべては一時的な、はかないものと知る
> ことが自由であり、平和と喜びなのだ。

なるほど。

> それはとてもシンプルだ。

わかります。

> ものごとを、想像を通して見るのではなく、ただあるがままに見ることを学
> びなさい。

はい。

> すべてをあるがままに見るとき、あなたはあるがままの自分を見るだろう。

そうか……。

夢のなかにいるわれわれは、あるがままに見たがらないのか……。

> それは鏡を磨くようなものだ。

うん?

> あなたにあるがままの世界を見せるその同じ鏡が、あなた自身の顔をも見せ
> るだろう。

(@_@)

> 「私は在る」という想いが、鏡を磨く布なのだ。

あ。(@_@)

> それを使いなさい。

わかりました。

(-_-)

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/


        …………○…………○…………○…………


お気が向いたときに、たまに何か書いていただけると嬉しいです。
なにか、ご要望など伺えるとありがたいです。
E-mail:pari♪jk2.so-net.ne.jp
      ↑ここは“@”にしてくださいね。(*^_^*)

勝手に掲載させていただくかもしれません。もちろん、掲載は困る、と書いて
おいていただければ、そんなことはしませんが。^^;

ハンドル名(=ここでの掲載名)もお願いしますね。


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仲間内の情報をお借りして、ス○○○の解毒力の一端をご紹介します。

中之条でス○○○農法でリンゴを栽培しているご夫婦にお話を伺ったところ、
他の農家にス○○○肥料を勧めても、やはりその分コスト高になるので、取り
入れる方はいないそうです。

でも、その方は、専門の堆肥業者に頼んで、ス○○○肥料を混ぜて堆肥をつく
ってもらっているそうですが、その堆肥業者の方が、普通なら何年かに一度く
らいしかできない最高の堆肥が、ス○○○を入れると、毎年できると、プロも
絶賛していると伝えてくださったそうです。

ときどきメルマガに投稿してくださっているパールさんによると、異常気象で
今年は、大豆と小豆が穫れなかったそうです。

米も2割くらいは不稔で、実が入っていなかったとか。これからの農作物が、
どうなるか、来年無事米ができるか気がかりだ、とおっしゃっていました。

「でも私の米はたぶん大丈夫です。なぜなら、今年、とても強力な農業資材を
見つけたし、ス○○○と組み合わせれば、おそらく、異常気象にほとんど左右
されない農業ができるだろうと、期待しているのです」と。(^^)/

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   オンライン宣伝を禁止されているためですので、ご了解ください。
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■ 4.「ご投稿・情報提供」: ハイアーセルフ33さん
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』へのご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


        …………○…………○…………○…………


今回も、ハイアーセルフ33さんから、情報をご投稿いただきました。(^^)/

ひとつは、例の「マシュー君のメッセージ」です。

早速ご紹介します。

【件名】: マシュー君のメッセージ(13)パート1
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 17歳で逝ったマシュー君からのチャネリングメッセージ最新版が、
 ブログ「玄のリモ農園ダイアリー」に掲載されていましたので
 お知らせいたします。 
 
 http://moritagen.blogspot.com/2008/10/blog-post_25.html
 
 10月14日に大型宇宙船が出現しなかったことについての説明です。
 
 *********************************
 
 2008年10月22日
 
 マシューです。このステーション(霊的領域)にいるすべての魂たちから心
 からのご挨拶をします。世界中で、世界経済とアメリカ大統領選挙がますま
 す大きな関心の的になっていますが、10月14日に大きな光の宇宙船が見
 えることを期待してた人たちに失望、幻惑、怒りや、ほかの人たちからは
 「やはりイカサマだったんだ」という感情を起こすことになった問題につい
 てまず話しましょう。
 
 この発表はいたずらではありませんでした。この宇宙船出現のメッセージを
 受けて、勇敢にもそれを広めてくれた光の存在たちに、僕たちから敬意を払
 います。
 
 あの日、あなたたちの上空にはっきりわかるように出てあげようと思ってい
 た乗組員や乗員たちは、あなたたちよりもっとがっかりしたんですよ・・彼
 らは長い間ずっとそれを熱望しいつでも準備ができていたのです。あなたた
 ちは、かれらが出現するというのをほんの数週間待っていただけではないで
 すか。彼らは、惑星地球での敵対心と暴力が収まり、彼らの存在をすべての
 人々が歓迎できるように安全が保証されるのを何年も待っていたのです。
 
 けれども、彼ら(宇宙人)の存在をあざ笑い、そしてそう言いながら宇宙船
 を破壊する兵器を開発している政府内部の人間たちに対して、彼らはなにも
 怒りを抱いていません。飛行船を観るのを期待していた人たちが宇宙船の乗
 員たちのことを、いい加減な者たちとか、上空や地上で起きる得る危険な状
 況に対応できないほどの弱虫なんだとか、自分たちを表に晒すような日にち
 を発表するなんて、なんて馬鹿な連中だとか思っているからといって、宇宙
 船の乗員たちが幻滅することもありません。
 
 そういうこともあって、(普段は)テレパシー情報を送る光の発信者たち
 は、どのようなことでも決まった日時を伝えることは控えるようにしていま
 す。それは状況がその時々のいろいろな条件で変化してしまうからです。も
 し、あなたたちが僕たちのいるところから見ることが少しでもできたら、常
 に変化するエネルギーの動きの影響を理解してくれるでしょう。あなたたち
 が正確な日にちを与えられたら、期待と楽観が高まるでしょう。それが納得
 いく理由もなしにだめになったら、”なーんだ”と思うのも当然でしょう。
 
 でも、あなたたちは、”もうすぐだよ”と言われるのもうんざりしているで
 しょうし、宇宙の兄弟たちがあなたたちの第三密度の暴力と腐敗を終わらせ
 る手伝いしているのは幻想ではないという確固たる証拠を欲しがっているの
 も本当です。
 
 もちろん彼らはそうしています。でも、かれらの助けは、電気工事人が悪い
 配線を取り替えるようなもので、あなたたちにはそれが見えないので、地球
 の多くの不安定な状況がもう救いようがないところまできているのではない
 かという怖れと相まって、宇宙人の支援に対する疑惑がそこに入り込んでく
 るのです。
 
 このような感情はさらにネガティビティ(破壊的なエネルギー)を増大させ
 広めることになります。それで、(宇宙船の)出現計画に関わるすべての者
 が、時間(時系列)についての一般的な決まりの特別な例外として、宇宙船
 の正体を現す日にちを公開することに同意したのです。
 
 そのような日を明らかにしたら闇の勢力たちになにか悪巧みする時間をあげ
 るようなものだから馬鹿げているという意見がありますが、すでに彼らはも
 う長いこといつでもその準備をしっかりとしてきているのです。まあ、そう
 彼らは思っています。それは、私たちの宇宙ファミリーがいつもいるんだと
 いう真実を世界に知らせないためにです。
 
 関係者たちのことを批判するのは、”終わったあとでグダグダ言う”ことだ
 と思いますよ。なぜなら、彼らの行動計画は、それがダメになる最後の瞬間
 までまったく問題なく進んでいたからです・・でも、それがどうしてダメに
 なったかは事実のあとでのみ説明できるんです。
 
 今回の場合、大型宇宙船を数日間誰の目にも見せて”私たちは平和の目的で
 来たんです。乗っ取るためではありませんよ”と示そうというのがその行動
 計画でした。そしてそれが姿を公開する予定の直前で、地上の監視グループ
 から、惑星(地球)の安全体制が保てない状態になっているという報告を宇
 宙船の司令官が受けたため中止になったのです。
 
 それは、延期することでいろいろと反発があるでしょうが、”彼らが来たん
 だ!”と否定できない証拠に歓喜して集まる人たちを危険にさらす可能性を
 考えれば、その方がはるかによいと結論したのです。あなたたちの宇宙の兄
 弟たちは、彼らの結論は強い反応を引き起こし、信用を失う魂たちもいるで
 しょう、でも、惑星での安全性が彼らの活動を進める上で何よりも大事な条
 件であり、これからもそうあり続けることを理解しています。
 
 この宇宙船を破壊しようと闇の勢力がしても無駄でしょう・・小型偵察宇宙
 船と違って大型宇宙船にはさらに強力な防衛システムが備わっています・・
 でも、そのために人々が傷つく結果になったかもしれないのです。あなたた
 ちがこの出来事を家族や友人たちに言い広めたために、今笑い者になってい
 ても、落胆しないでください・・宇宙船が一度でも現れれば、その人たちも
 一緒に喜んでくれることでしょう。
 
 延期されたことに反発する反応だけがあったわけではありません。お母さ
 ん、とっておいてと頼んでいたEメールをここにコピーしてください。なぜな
 ら、これは多くの人たちが分別ある受け取め方をしたという、こころこもっ
 た一つの例だからです。
 
 「なんとまあ、宇宙船が出現しなかったことに対するある人たちの反応を見
 たら、私がET だったら、そりゃ来ないですよ。実際のところ、この出来事全
 体に対する私自身の反応から判断して、そして私の心の声を聴いて、言いま
 すが、今回のことがこのような結果になったことは本当に成功だったと思い
 ます。それは、たくさんの人たちが全員、彼ら(ET)が本当に現れたらいっ
 たいどういうことになるのか考える機会を与えてくれたからです。これはみ
 んなを期待でワクワクさせるリハーサル(予行演習)みたいなものです。そ
 うでもしなければ、それこそ彼らは人々のこころを吹き飛ばしていたことで
 しょう!(文字通りにね!)もう何年も待ってきたんですから、今さらほん
 の数週間や数ヶ月がどうしたと言うのです。彼らは現れるべき時にそうする
 でしょう」
 
 ありがとう,お母さん。ほかの多くの人たちも今回の出現しなかったこと
 を、冷静に、忍耐を持って、宇宙船が来ることを疑わずに、受け止めてくれ
 ています。これほど、すべての肉体をもつ、また霊的な光の魂たちにとって
 うれしいことはありません。
 
 ここで言い直しましょう・・”来る”というのは正しいことばではありませ
 ん。なぜなら、それでは宇宙船があなたたちのところから去って行ったよう
 な意味になるからです。そうではないのです。じつは、あなたたちのすぐそ
 ばにいるのです。ですから幾人かの特に感覚がシャープな人たちは、その存
 在が”包みに隠されて”いて、いつでも覆っているものをパット外せること
 をわかっています・・その覆い隠したり、外したりする彼らのテクノロジー
 はすごいんです。ですから、ここで敢えて言いましょう、宇宙船を見るの
 は”もうすぐ”ですよ! 
 
 僕が考えているあることを話すこれはよい機会だと思います。僕のメッセー
 ジや本をよく知っている読者のみなさんは、僕が決して”最初の接触(ファ
 ースト・コンタクト)”という言葉を使わないことを知っています。これは
 よく使われている言葉なので、どうして僕がそう言わないのか不思議に思う
 ことでしょう。それはどうしてかというと、その言葉はかつて地球人類とほ
 かの(宇宙)文明社会との間になにも接触がなかったかのような意味になっ
 てしまうからです。本当は、他の文明社会からの人たちがこの惑星にいなか
 ったのは、この惑星に生命がなにも存在していなかったときだけです。
 
 太古の昔、この惑星に人々がたくさん住んでいたとき、人々は自分たちの中
 に他の世界からやってきた人たちがいることを知っていましたし、やってき
 た人たちもすべて自分たちの故郷と生まれながら受け継いで来たものを知っ
 ていました。それからもっと最近の時代になって、高度に進化した文明から
 きた魂たちがいつも地球人類の中にいることを地球人類は忘れてしまいまし
 た。そして今日、たくさんの高度に進化した魂たちが宇宙からやってきてい
 てあなたたちと一緒に暮らし働いていることを知るひとはほんのわずかしか
 いません。
 
 幾世代にわたって、宇宙船があなたの星にやってきています。そして60年
 以上もの間、何千もがすぐ近くに接近しています。それには地球の救助活動
 をしていた乗員たちを乗せた母船もふくまれます・・かれらの助けがなかっ
 たら、彼女(地球)の惑星としてのからだは死んでいたでしょうし、あなた
 たちは誰も今日そこにいることはないでしょう。
 
 アメリカのメディア(マスコミ)では報道されていませんが、ほかの場所で
 は小型宇宙船の目撃報告はほとんど日常茶飯事になっています。そしてこの
 種の宇宙船は、たいていは極東地域とラテンアメリカといった安全性が確保
 されている隔離された場所にずっと以前から着陸しています。しばしば乗員
 たちは、そこの住民たちと一緒になっています。住人たちは本能的に彼らが
 遠いところから来ていることを知って心良く受け入れています。
 
 しかし、50数年前にあなたたちの政府首脳者たちと会った(宇宙からの)
 訪問者たちは、平和のこころを持って訪れたのですが、そのような応対を受
 けませんでした。それらの国家元首たちが戦争をやめ、兵器を増大させるの
 ではなく破壊することの代わりに、彼らのテクノロジーを分け与えようと申
 し出たのですが、殺されなかった者はきっぱりと拒絶されたのです。
 
 地球内部の空洞に住む文明人がいて、彼らの中のひとり、あるいはそれ以上
 の人たちと地球表面の住人たちとで時折会ってもいます・・バード海軍大将
 の日誌には、彼の部下たちが友好的に受け入れられたことやその人々と環境
 の美しさが詳細に書かれています。
 
 そして、地球上の魂たちとほかの文明社会人とのテレパシー交信は緊密にそ
 して終わることなく続いています。
 
 
 ですから、”最初の接触”という言葉がどうやって出て来たのか知りませ
 ん。正直なところ、それを言っている人たちがどういう意味で言っているの
 か知りません。けれども、それはつまり、世界中で握手し抱き合って歓迎
 し、長い間の”隠ぺい”が、”やったー”という大きな歓声で終わる日のこ
 とだと思います。そしてそれが本当に重要な接触(コンタクト)になるでし
 ょう・・地球人類のほとんどの人たちの意識に記憶として残る最初のものに
 なるでしょう。 
 
 ********************************
 
 AUMLOVE ハイアーセルフ33 (KIN 33)
----------------------------------------------------------------------

タイミングをコントロールする方々もなかなかご苦労があるようですね。


        …………○…………○…………○…………


続いて、ハイアーセルフ33さんからの定番シェルダン・ナイドル情報です。

【件名】: シェルダン・ナイドルからの最新版 2008年10月14日
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 (チャネラー)シェルダン・ナイドルからの最新情報の翻訳があがったとの
 報告を、翻訳者Amiさんから受けましたのでお知らせいたします。
 
 http://oneness-net.jp/pao-updates/pao20081014.html
 
 それと、今回はちょっとお知らせしたいことがあります。
 
 これまでここでは、「Full Consciousnessフル・コンシャスネス」を
 「完全なる意識」と語訳されていました。
 
 ですが、これだと「最高度に統合されたキリスト意識」というふうに、
 普通は解釈されてしまいますよね。なので・・、
 
 今回からは、「フル・コンシャスネス」というふうに記載されるとのことで
 す。
 
 私も、この言葉の意味するところは、「完全な目覚め意識(覚醒意識)」で
 すから大賛成です。
 
 ついでながら、シェルダンのサイトのボキャブラリー集
 http://www.oneness-web.jp/pao/glossary.htm から定義を引用して
 おきます。
 
 [Full Consciousness]
 肉体・スピリット体・エモーショナル(感情)体・メンタル(精神)体が完全に
 統合された際の、限界なき現実の状態。現在は未開発の精神的および霊的諸
 能力が、完全に使用可能であることを意味する。すなわち、ライトボディを
 所有し最大限の範囲までのサイキック能力を持つ−− たとえばテレパシー
 やテレキネシス(念動)、望む物を瞬間的に物質として顕現する能力、そして
 霊的その他のより高次元の存在たちとの親密な関係等。
 アセンデイッド・マスターほどには、高次元に完全に統合されてはいない。
 完全なる意識の銀河人類を指すこともある。
 
********************************
 
 スピリチュアル・ハイアラーキーと銀河連邦
 
 PAO : プラネタリー・アクティベーション・オーガナイゼーション[惑星活
 性化協会]から
 
 シェルダン・ナイドルからの最新版
 
 [ 6 Eb, 0 Tzec, 4 Eb ]
 
 [ 銀河暦:黄色い人の定義の年,ツェックの月0日,黄色い人の平等化の日,
 変換,橋渡し ]
 (地球西暦:2008年10月14日)
 
 
       Selamat Jarin!
       我々は、皆さんの世界で現在進行している出来事を伝えに戻ってきま
 した。只今、光と闇の秘密の戦争が継続しています。この間に、闇の残党にい
 くつかの追加資金が与えられる出来事が起こりましたが、これらは一時的なし
 のぎに過ぎないでしょう。至る所で資金が削られる状況が表れています。これ
 らはただ、皆さんの世界を飲み込んでいる混沌の度合いを増すだけでしょう。
 この雑音をかき消す行動の裏に、権力を持っている集団や、これらのジレンマ
 から抜け出せない事を理解しつつ、世の中の混沌の拡がりと共に、パニックの
 度合いを増している人々が存在します。しかし、彼らは、政権に留まるため
 に、結局は短い期間の延長に過ぎない、視野の狭い無駄なあがきをみせていま
 す。闇の残党は、この事を知っているにも関わらず、変容の時が訪れ、自分た
 ちが止まり木から振り落とされるまで、これらのあがきを最後まで続ける事を
 選びました。一方、地球同盟者たちは、現在の財政危機に対応するのに忙し
 く、これを達成するのに必要な準備を完了させるために、彼らを使用していま
 
 ……
 
       Selamat Gajun! Selamat Ja!
     (シリウス語で「一つになれ!歓喜せよ!」)
 
 
      (注1)フル・コンシャスネス:【完全なる覚醒】[Full Consciousnes
      肉体・スピリット体・エモーショナル(感情)体・メンタル(精神)体が完
 全に統合された際の、限界なき現実の状態。現在は未開発の精神的および霊的
 諸能力が、完全に使用可能であることを意味する。すなわち、ライトボディを
 所有し最大限の範囲までのサイキック能力を持つ−−たとえばテレパシーやテ
 レキネシス(念動)、望む物を瞬間的に物質として顕現する能力、そして霊的そ
 の他のより高次元の存在たちとの親密な関係等。アセンデイッド・マスターほ
 どには、高次元に完全に統合されてはいない。完全なる意識の銀河人類を指す
 こともある。
 
     (URL:http://www.oneness-web.jp/pao/glossary.htm)
 
 
 
     和訳 : Amistar☆
----------------------------------------------------------------------

はるさん、今回も、まぐまぐの配信制限で、全文掲載はできませんでした。

興味のある方は、次の URL でご覧ください。
http://oneness-net.jp/pao-updates/pao20081014.html

はるさん、いつも抽出情報をありがとうございます。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 5.編集後記:いつの間にか、見るもの、思うこと、起こる感情すべてに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「知覚されるものはすべてわたしではない」

覚えているべきことはたったこれだけなんですが、こんなに簡単なことが……
まだまだ簡単じゃないです。(;_;)

いつの間にか、見るもの、思うこと、起こる感情、すべてにべたべた自己同化
して囚われています。

それでもやっぱり、「知覚されるものはすべてわたしではない」。

わたしは、ただ「在る」だけ……。

それでは、おやすみなさい。

<(_ _)>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pari♪jk2.so-net.ne.jp(“♪”→“@”に。m(_ _)m)
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