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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.243 2008/11/30(第243号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 977名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.「私は在る」と“白いスクリーン”

2.写経ニサルガダッタ:【37 苦痛と快楽の彼方に至福がある】の3回目

3.いただいたお手紙から: 或る私さん

4.「ご投稿・情報提供」: ハイアーセルフ33さん

5.編集後記:現象世界に興味を失っているのか、それとも……
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■ 1.「私は在る」と“白いスクリーン”
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なんというか……、少しずつ地味ないい形で納まってくるような気もします。

納得すべきことを納得して、それほど右往左往することもなく、他にどうある
はずもない当たり前の形に落ち着いていく……。

結局、他にどうなれるわけでもなく……、地味な、落ち着いたスタンスが、そ
の理解が、煮詰まっていく……。

そして、ただ、その道を行く……。

考えてみれば……、一番ありがたい展開なのかも。

……。(-_-)

いえ、別に何が変わったというわけでもないんですけど。^^;

いろんなことが、ありがたい既定の軌道で動いているだけかもしれません。

わたしはそれではありませんから……。

和田重正先生が「悦び」という日めくりのなかで、

------------------------
 気分にあやつられるな
 
 気分は自分ではない
 
 自分は気分の外にある
------------------------

とおっしゃっていましたね……。

「犀の角のようにただ独り歩め」とか……。(*-_-*)

あ、なんか似合わない?! (*@_@*)

やだー、もう。(^o^)

(*^_^*)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

「私は在る」のプロセスが、どうもあまり自分のなかで進んでいないな、とい
う気がしていました。

同じ界隈をいつまでも堂々巡りしているようで。

メルマガを出すこと自体が自己目的化したら、それも変な話しですしね。

といって、それなりに慣性の法則で続いているものを、止めるだけのモーメン
トもない、というような感じでした。

そしたら、おそらくそれを見かねたんでしょうね。

ご存じのように、或る私さんが声をかけてきてくださいました。

それはまた下の方で見ていただくとして、不思議なもので、するとやはり何か
が微かに動きました。

川べりのの草にからまって止まっていた藁(わら)が、つと、微かに動きだし
たような感じもあります。

映画のなかの藁は、やっぱり岸部を離れたかったのか……。

離れていけるといいですけどね。

ちょっと応援してやりたいような感じもあります。(^^;)

「私は在る」へのアプローチ方法が、ちょっとわからなくなっているところが
ありました。

たぶん、本来は“方法”ではないわけですから、“熱”とか“誠実さ”といっ
た燃料が不足気味になっていたのでしょう。

「私は在る」が単なる言葉になってしまって、マインドに絡め取られそうにな
っていたのではないかと思います。

とはいえ、「私は在る」はマインドの世界に差し込んだ唯一の実在の影ですか
ら、やはり強力でもあります。

マインドが咀嚼して、吸収して、自らの栄養にしてしまうというには、ちょっ
と手強すぎる相手でしょう。

たとえ、マインドのレベルだけでも「私は在る」と思い出せば、「私は在る」
以外はすべて実体のあるものではないのだという“思い”はきますから。

「私は在る」というのは映画の“白いスクリーン”のようなものかも、とも思
います。

ニサルガダッタのこの言葉……。

----------------------------------------------------------------------
 あなたが全宇宙の深遠な原因なのだ。
 すべてはあなたが在るゆえに在る。
 この要点を深く、確実につかみなさい。
 そしてそれについて繰り返し熟考しなさい。
 このことが絶対的な真実だと悟ることが解放なのだ。
                          『私は在る』(p267)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

“すべてはわたしが在るゆえに在る”……。

この要点を深く、確実につかんで、それが“絶対的な真実”だと悟ったら、そ
れこそが解放なのだ、とニサルガ師匠が保証してくれているわけです。

いま現在のわたしの理解ですでに、「私は在る」は否定できない真実です。

だから、“すべてはわたしが在るゆえに在る”のうちの、「わたしが在る」の
部分はすでに完璧に理解しています。

これだけは、たとえ否定したくとも否定できない。

あなたは、このニサルガ師匠の言葉に反論できますか。

----------------------------------------------------------------------
 たとえ世界のなかにあろうとも、あなたの「私は在る」という感覚だけが、
 世界に属さないものだ。
 どのような理論や想像による努力によっても、「私は在る」を「私はいない」
 に変えることはできない。
 あなたの存在を否定することが自体が、あなたの存在を主張している。
 
                          『私は在る』(p218)
----------------------------------------------------------------------

これはもう……、完璧と言うしかありません。(-||-)

なので、繰り返しますが、今でもすでに、「わたしが在る」ことは完璧に理解
しているわけです。

ただ、“すべては「わたしが在る」ゆえに在る”のかどうか、そこまでは、ま
だ完璧に理解できていない。

というのも、この世界のすべては、まるでわたしの意向などまったく頓着しな
いかのように動いているわけですから。

わたしの意向などまるで無視するかのような世界を見ていると、この世界の主
宰者はあなただ、あなたがあなたの個人的な世界を創造していると言われても、
にわかには信じがたい。(*^_^*)

でもです、ニサルガ師匠によると、“すべては「わたしが在る」ゆえに在る”
を理解するために、別に世界に自分の言うことを聴いてもらう必要もないみた
いなんです。

つまり、世界は一種の映画だ、というわけです。

そういうことなら、映画のストーリー展開がわたしの意図を無視する、あるい
は、即座には反映しない、というのは理解できることです。

というか、当たり前のことです。

これが、瞬間瞬間に変化するわたしの意図を即座に反映するとなると……、そ
れこそがまさに、“夢見のときに見る夢”ですものね。

でも“目覚めていて見る夢”は、映画と同じで、観客の意図には頓着しない。

こちらが観ていても観ていなくても、既定のストーリーで勝手に展開するわけ
です。

ストーリー展開をいちいち指示しなくていいので、ある意味で、かえって楽で
すけどね。

でも、映画の内容がわたしの意図を即座に反映しないからと言って、その映画
の持ち主がわたしでないということにはならない。

手持ちのDVDみたいなもんです。

いや、テレビの番組全体もそんなものとも言えます。

あるいは、世の中の現象すべてが。

ただし、それは……。

もしも、“すべてはわたしが在るゆえに在る”のだったら……、です。

じゃ、世界が存在しているからわたしがそこに間借りしているのか、それとも、
わたしが胴元で世界に小屋を貸してやっているのかを、どう判定するのか?

ここは肝心ですよね。

これが肝心要だからこそ、ニサルガ師匠は、繰り返し繰り返し「世界とあなた」
はどちらが先に生まれたのか、という例の問を提示するわけでしょう。

----------------------------------------------------------------------
 世界とあなた、どちらが先に生まれたのだろうか?
 世界が先だと考えるかぎり、あなたはそれに縛られているのだ。
 疑いの跡形もなく、世界はあなたのなかに在り、あなたが世界のなかに在る
 のではないとひとたび悟れば、あなたは外に出ている。
 もちろん、あなたの身体は世界のなかに、世界に属したままだ。
 だが、あなたはもはやそれに惑わされはしない。
 すべての聖典は世界が存在する前に創造者が存在したと言っている。
 誰が創造者を知っているのだろうか? 
 創造者以前に存在したのは、すべての世界とその創造物の源である、あなた
 の真我だけなのだ。
                          『私は在る』(p225)
----------------------------------------------------------------------

この、

> 誰が創造者を知っているのだろうか? 

という問い……。

じつに、意味深だと思いませんか?

まったくもって、いったい“誰が創造者を知っている”のか?

天地創造のころの“昔の人”は、創造者を知っていたんでしょうかね? (^_-)

われわれは、自分でわからないことはたいてい時間の彼方に委ねてしまうけれ
ど、でもその過去は<いま>のなかで回想され、判定されているわけです。

「わたし」と「世界」の実在性については、ラマナ・マハルシも、こんなこと
を言っていましたよね。

----------------------------------------------------------------------
 目を覚ましたとき、あなたはよく眠ったと言う。
 そう言えるということは、最も深い眠りのなかで、あなたはあなた自身に気
 づいていたのだ。
 ところが世界の存在についてはまったく気づいていなかった。
 目覚めている今でさえ、「私は実在だ」と言っているのは世界だろうか、そ
 れともあなただろうか?

 質問者 もちろんそれを言うのは私ですが、私は世界について言っているの
     です。
 
 マハルシ
 なるほど、あなたは世界が実在だと言う。
 だとすれば、自分自身の実在についてさえ無知なあなたが、世界の実在性を
 証明しようとしていることを、世界は無視しているのである。
 
           『あるがままに―ラマナ・マハルシの教え』(p330)
                      http://tinyurl.com/yzbe26
----------------------------------------------------------------------

はは……。(^^;)

ここだけは、何度読んでも、思わず笑っちゃうんですよね。

> なるほど、あなたは世界が実在だと言う。
> だとすれば、自分自身の実在についてさえ無知なあなたが、世界の実在性を
> 証明しようとしていることを、世界は無視しているのである。

あの優しげなラマナ・マハルシが、どんな目をしてこういう科白を言ったのか
と思って。

要は、こういうことだと思うんですよ。

誰かにわたしの実在を否定されても、わたしが反論するかどうかは別にして、
わたしは「私が在る」ことを知っています。

わたしはそのことに関してほかの誰の意見も聞こうとは思わないし、誰の賛同
も必要としていない。

また、このことでの世界の態度に言及するなら、世界はわたしの実在について
は否定してこないようです。(^_-)

いっぽう、わたしが世界の実在を否定した場合、おそらく世界は反論してこな
いでしょうが、世界が実在すると思っている他の方が反論してくる可能性はあ
ります。

いや、実際は、たぶん、そんな“親切”な方もいないでしょうが……。

いずれにしろ、「世界」というのは単なる抽象名詞で、われわれが物事を理解
するために便利に使うただの概念にすぎません。

というわけで、どうやら“世界が在るからわたしが在る”のではなく、“わた
しが在るから世界が在る”のだということは、いまでも理解できそうです。

だったら、“すべてはわたしが在るゆえに在る”と、わたしが言ってもいいの
かな……。

……。(-_-)

ただ……、世界は“わたしが在るゆえに在る”としても、その世界はわたしの
思うようにはいかない……、というのも事実です。

だから、この世界のなかで好きな部分や嫌いな部分があると、面倒なことにな
るわけですよね。

なぜなら、たしかに、この世界は丸ごと全部わたしのものだけれど、そのなか
での“選り好み”はできないわけだから。

どんなにリアルではあっても、それは映画(非在)なんですから。

かくて、ニサルガ師匠のもうひとつの言葉があるんだと思います。

----------------------------------------------------------------------
 あなたのものとは映画のスクリーン、光、そして見る力だ。
 だが、映像はあなたではない。
                          『私は在る』(p463)
----------------------------------------------------------------------

と……。

だから、映画のなかのものを本気で欲しがれば、苦しみが始まるわけですよね。

欲望と恐怖の物語が。

……そうか。

話はわかりました。

最初に、少し「私は在る」のプロセスに動きが出てきたかも、みたいなことを
言いました。

わたしが観ているのは映画です。

そこまでは納得しました。

でも、悲しいかな、まだその映画に“捕まっている”。

その映画のなかで“溺れている”。

そこから抜け出したいと思って、「私は在る」という“実在への戸口”に向か
っていたはずでしたが……。

どうも、「私は在る」のプロセスが停滞しているみたいでした。

そこに、或る私さんから、実在には“ながれの感覚”がない、というヒントを
いただきました。

これが、なかなか……、じわじわと効いてくるようでもあります。

(わたしのマインドはかなりタフなので、まだわかりませんけど……。(^_-))

そうか……、動いているものはすべてマインドなのか。(-_-;)

その背後に、動かない実在があるんだ。

「私は在る」は、すべてが動いている世界のなかで、唯一不動の実在を象徴し
てもいるわけだ。

> たとえ世界のなかにあろうとも、あなたの「私は在る」という感覚だけが、
> 世界に属さないものだ。

そして、おそらく、じつは、動いているのは“わたし”のマインドなんだ……。

だって、マハラジはこう言っているから。

----------------------------------------------------------------------
 だが、あなたのマインドが動いている。
 現在のなかで、あなたは動であり不動でもある。
 あなたはあなた自身を動と見て、不動を見落としたのだ。
 マインドを裏表にひっくり返しなさい。
 動を無視しなさい。
 そうすれば、あなたはあなた自身を常在で不変の実在、言語を絶する、しか
 し岩のように確固たるものとして見いだすだろう。
                          『私は在る』(p179)
----------------------------------------------------------------------

そうか、わたしは動くものに注意を奪われて、映画に夢中になっていたんだ。

注意の焦点を、動かないものに合わせるということもありうるんだ。

「私は在る」は、常在で不変の実在の象徴だ。

だとすると……「私は在る」に焦点を合わせるとは、映画の背景に実在して、
それ自体動くことのないスクリーンに焦点を合わせることとも言える。

そうか……、「私は在る」というのは映画の“白いスクリーン”のようなもの
とも言えるか……。

だから、「私は在る」という“不在のスクリーン”の向こう側には実在が待っ
ているのか……。

或る私さん、お陰さまで少し動き出せたかもしれません。<(_ _)>

いずれにしろ、おっしゃるように、わたしがすべてを“あきらめる”までのプ
ロセスだと思っています。

----------------------------------------------------------------------
 世界は無数の輪(リング)でできている。
 それに引っかける鉤(フック)はみなあなたのものだ。
 あなたの鉤をまっすぐにしなさい。
 そうすれば何もあなたを捕らえることはできないだろう。
 あなたの耽溺を放棄しなさい。
 ほかに何も放棄するものはない。
 常習的な利欲心、結果を探し求める習慣を止めなさい。
 そうすれば自由の世界はあなたのものだ。
                          『私は在る』(p259)
----------------------------------------------------------------------

……当たり前ですよね。

(-_-)

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【37 苦痛と快楽の彼方に至福がある】の3回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の問答では、いろいろ明確な言葉の定義を聞くことができます。

たとえば、ニサルガダッタの「気づき」という言葉の定義は、通常の雰囲気的
な使われ方と違って、かなり厳密と言うか“狭い”ですよね。

今回の内容では、「観照者」という言葉は、何となくの“観照する者”という
ような意味とは違って、これもまたとても厳密です。

ただ、ニサルガダッタの用法では、「観照」と「気づき」はほとんど同義らし
く、あまり違いはないのかもしれません。

機能としての名称が「気づき」で、働きを指すときは「観照」なのかしら。

わかりませんが。(^_-)

では、【37 苦痛と快楽の彼方に至福がある】の3回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 それは虚空でしょうか? 沈黙でしょうか?
 
 マハラジ
 なぜ言葉巧みになるのかね?
 存在は意識に浸透し、そして超越する。
 客観意識は純粋な意識の一部分であり、それを超えることはないのだ。
 
 質問者 意識でも無意識でもない純粋な存在状態を、どのようにして知るに
     至ったのですか? すべての知識は意識のなかにのみ存在するので
     す。マインドの停止といった状態はあるかもしれません。そのとき
     意識は観照者として現れるのでしょうか?
 
 マハラジ
 観照者だけが出来事を記録する。
 マインドの停止状態では、「私は在る」という感覚さえも消え去る。
 マインドなしに「私は在る」はないのだ。
 
 質問者 マインドがないということは思考がないということです。思考とし
     ての「私は在る」は静まり、存在の感覚である「私は在る」は残り
     ます。
 
 マハラジ
 マインドとともにすべての体験は静まる。
 マインドなしには体験者も体験もありえない。
 
 質問者 観照者は残るのでしょうか?
 
 マハラジ
 観照者は単に体験の存在と不在を記録するだけだ。
 それは、それ自体では体験ではないが、「私は観照者だ」という思いが立ち
 現れたとき、それは体験となる。
 
 質問者 私が知っていることといえば、マインドはときどき作用し、ときど
     き止まるということです。精神的沈黙の体験を、私はマインドの停
     止と呼んでいます。
 
 マハラジ
 それを沈黙、または虚空、あるいは停止とでも呼ぶがいい。
 事実は体験者、体験すること、体験の三つが不在だということだ。
 観照のなか、気づきのなかでは、自意識、あれやこれとしての存在の感覚は
 ない。
 自己同一化されない存在が残るのだ。
 
 質問者 それは無意識の状態なのでしょうか?
 
 マハラジ
 それは何とでも関係している。
 それは対極のものだ。
 それはまた、すべての対極の中間であり、その彼方でもある。
 それは意識でも無意識でもなく、その中間でもその二つを超えたものでもな
 い。
 それはそれ自体で在り、体験やその不在といった何かとの関係はない。
 
 質問者 なんと奇妙な! あなたはそれが体験であるかのように話をします。
 
 マハラジ
 私がそれについて考えたとき、それは体験になるのだ。
 
 質問者 目に見えない光が花に遮(さえぎ)られて色となるように、それは
     体験となるのでしょうか?
 
 マハラジ
 そうだ。
 それは色のなかにあるが、色そのものではない。
 
 質問者 古くからおなじみのナーガールジュナ(竜樹:りゅうじゅ)の四重
     否定です。これでもなく、それでもない、その両方であり、そのど
     ちらでもない。めまいがしそうです!
 
 マハラジ
 あなたの困難は、実在を意識の状態と考えることから生じるのだ。
 あたかも実在が多様な尺度をもった属性か特質かのように、あなたは「これ
 は真実で、あれは真実ではない。そしてこれは部分的に真実で、部分的に偽
 りだ」と言う傾向がある。
 
 質問者 私ならこう言うでしょう。結局、意識は苦痛をともなったときに問
     題となるのです。永遠の至福の状態では、質問は起こりません。す
     べての意識は快楽と苦痛の混合なのです。なぜでしょうか?
 
 マハラジ
 すべての意識は限定され、そしてそれゆえ苦痛に満ちているのだ。
 意識の根底には体験への衝動という欲望が横たわっている。
 
 質問者 つまり、欲望なしに意識はないということなのでしょうか? では、
     無意識であることにどのような利点があるのでしょう? もし私が
     苦痛からの自由のために快楽を差し控えなければならないとしたら、
     私ならどちらも取っておくでしょう。
 
 マハラジ
 苦痛と快楽の彼方に至福があるのだ。
 
             『I AM THAT 私は在る』(p181-182)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

前回の最後の部分では、マハラジは、

> 本質は意識に依存しない。

ということを語っていました。

今回は、それに対する質問者の反問から始まります。

> 質問者 それは虚空でしょうか? 沈黙でしょうか?

こういうことを言うと、きっと……。(^_-)

> マハラジ
> なぜ言葉巧みになるのかね?

やっぱり。

> 存在は意識に浸透し、そして超越する。

「存在」と「意識」の定義に関わる言葉ですよね。

> 客観意識は純粋な意識の一部分であり、それを超えることはないのだ。

“客観意識”って、自然現象に対する知覚みたいな感じかしら。

> 質問者 意識でも無意識でもない純粋な存在状態を、どのようにして知るに
>     至ったのですか? すべての知識は意識のなかにのみ存在するので
>     す。マインドの停止といった状態はあるかもしれません。そのとき
>     意識は観照者として現れるのでしょうか?

この質問者の言葉は、マハラジからとても明確な定義を引き出すきっかけを作
ってくれました。

> マハラジ
> 観照者だけが出来事を記録する。

「観照者だけが出来事を記録する」

ぐっすり眠った、と言えるのは観照者が出来事を記録していたからなんですね。

そういえば、全身麻酔をしたとき、無意識になってから起こされるまで、1秒
も経っていないという感じでした。

ああいうときは、この観照者も薬物で眠らされてしまうのかしら?

> マインドの停止状態では、「私は在る」という感覚さえも消え去る。

(-_-)

> マインドなしに「私は在る」はないのだ。

はい。

> 質問者 マインドがないということは思考がないということです。思考とし
>     ての「私は在る」は静まり、存在の感覚である「私は在る」は残り
>     ます。

この方、自信のある方なんですね。

> マハラジ
> マインドとともにすべての体験は静まる。
> マインドなしには体験者も体験もありえない。

体験者も体験も、マインドのなかにあるんですね。

> 質問者 観照者は残るのでしょうか?

うん、いい質問。

おかげで、こんな回答が聞けます。

> マハラジ
> 観照者は単に体験の存在と不在を記録するだけだ。

そうなんだ……。

マハラジは「単に体験の存在と不在を記録するだけ」の者を「観照者」と定義
しているんだ……。

> それは、それ自体では体験ではないが、「私は観照者だ」という思いが立ち
> 現れたとき、それは体験となる。

ふーん。

> 質問者 私が知っていることといえば、マインドはときどき作用し、ときど
>     き止まるということです。精神的沈黙の体験を、私はマインドの停
>     止と呼んでいます。
> 
> マハラジ
> それを沈黙、または虚空、あるいは停止とでも呼ぶがいい。

はい。

> 事実は体験者、体験すること、体験の三つが不在だということだ。

なるほど。

> 観照のなか、気づきのなかでは、自意識、あれやこれとしての存在の感覚は
> ない。

そういう状態を観照と言うんですね。

> 自己同一化されない存在が残るのだ。

はい。

> 質問者 それは無意識の状態なのでしょうか?

うん、いいことを訊いてくれました。

> マハラジ
> それは何とでも関係している。

うん?

> それは対極のものだ。

どういう意味だろう?

すべてに対する対極という意味かしら。(?_?)

> それはまた、すべての対極の中間であり、その彼方でもある。

なんだ……、それじゃ、すべてということか……?

> それは意識でも無意識でもなく、その中間でもその二つを超えたものでもな
> い。

(?_?)

> それはそれ自体で在り、体験やその不在といった何かとの関係はない。

ああ……。

……伺っておくより、仕方ないや。(^_-)

> 質問者 なんと奇妙な! あなたはそれが体験であるかのように話をします。

まったく。^^;

> マハラジ
> 私がそれについて考えたとき、それは体験になるのだ。

……そうか。(-_-)

> 質問者 目に見えない光が花に遮(さえぎ)られて色となるように、それは
>     体験となるのでしょうか?

光のアナロジー……。

> マハラジ
> そうだ。
> それは色のなかにあるが、色そのものではない。

はい。

> 質問者 古くからおなじみのナーガールジュナ(竜樹:りゅうじゅ)の四重
>     否定です。これでもなく、それでもない、その両方であり、そのど
>     ちらでもない。めまいがしそうです!

ディット。

> マハラジ
> あなたの困難は、実在を意識の状態と考えることから生じるのだ。

出た!

> あたかも実在が多様な尺度をもった属性か特質かのように、あなたは「これ
> は真実で、あれは真実ではない。そしてこれは部分的に真実で、部分的に偽
> りだ」と言う傾向がある。

すんません。(;_;)

> 質問者 私ならこう言うでしょう。結局、意識は苦痛をともなったときに問
>     題となるのです。永遠の至福の状態では、質問は起こりません。す
>     べての意識は快楽と苦痛の混合なのです。なぜでしょうか?

へー、負けてない。(^^;)

しかし、こんなこと、他の人に訊けないものね。

> マハラジ
> すべての意識は限定され、そしてそれゆえ苦痛に満ちているのだ。

……そうか。

> 意識の根底には体験への衝動という欲望が横たわっている。

そうなんだ。

> 質問者 つまり、欲望なしに意識はないということなのでしょうか? では、
>     無意識であることにどのような利点があるのでしょう? もし私が
>     苦痛からの自由のために快楽を差し控えなければならないとしたら、
>     私ならどちらも取っておくでしょう。

へー、言うもんですねぇ。

> マハラジ
> 苦痛と快楽の彼方に至福があるのだ。

あ。(@_@)

そうか……。

そういうふうにしか全体はありえないものなのか……。

(-_-)

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/


        …………○…………○…………○…………



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■ 3.いただいたお手紙から: 或る私さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回、「或る私」さんからメールをいただき、従来の情報投稿フォーム以外に
▼『アセンション館通信』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単なるメールな
ど、ご自由にお書きいただければと思います。


        …………○…………○…………○…………


今回、「或る私」さんから、前回にも勝って懇切丁寧なサポートメールをいた
だきました。

さっそくご紹介します。

【件名】:
----------------------------------------------------------------------
 pariさん、こんにちは。
 
 実はメールしておいて、この一週間とてもpariさんの反応がお楽しみでし
 た。
 なんかすごく悪趣味で、まさに私の方が攻撃的でストーカって感じです。
 pariさんなら「うけいれてくれる」とわけのわからない自信があって、
 他人のこころに土足で入ってはいけないことを承知で言いたい放題させて
 もらいました。
 
 すみませんでした。m(_ _)m
 
 pariさんが別に悪いことしているわけではありません。
 それこそ、普通の状態であり、人間的な状態だとおもいます。
 ただ、意識に対してうまれてきて今まで続いてきたその心のなじみ深さの
 せいで、
 その「人間的苦痛」から離れないことをどうかうまく説明したかったわけ
 です。
 
 たしかに、「それが慈悲で、愛だ」と言われても困りますよね。
 「私は女だ」と言って男に愛してもらいたいようなもんです。
 
 そんなわけで、
 > 或る私さん、じつはわたし、今回いただいたメールがすぐには意味がと
 れなく
 > て、毎日一回ずつ、目を通しました。^^;
 苦しめたくないのに余計に苦しめた結果になってしまいましたね。
 どうか、私が何かを知っていてpariさんが何かを知らないと思わないでく
 ださい。
 これもまた、「あなたにつらく当たるのは愛しているからよ」って言って
 いるような
 私が最も嫌いなパターンの言い訳ですけど(--);;;
 
 > で、何となく感じたことは、この“何も「ながれた」ことがない”とい
 うのが
 > 今回いただいたメールの、いわば“キモ”の部分かなと思いました。
 そのとおりです。そこなのです。
 それこそ記憶あるものすべてがはまっている「時間の魔力」だと思うので
 す。
 
 > つまり、わたしの一方的な“マインドのみによるテクニック的努力”で
 は、い
 > わば「実在」に対するマインドからの“一方的なストーカー行為”みた
 いなも
 > ので、奥ゆかしい「実在」の側からの応援が得られない、というような
 意味で
 > はないか、と思ったわけです。(-_-;)
 そんなー。
 今の状態でも十分「実在」の側からの応援で生きていると思います。共鳴
 もします。
 ただ、「質問の中にすでに回答がある」ように、pariさんがもとめるもの
 が
 そのほんの少しのエゴも容赦しない、徹底的なものなので、
 それにふさわしい「不定」をしなくてはならないと思ったわけです。
 
 >「ながれた」は、「流れた」ですよね。
 はい、そうです。
 
 > ただ、“「ながれ」の感覚”という言葉の意味が、いまいちわかりませ
 ん。
 >
 > ここが、“「ながれ」の感覚の欠如”なら、それなりにわかったような
 気にも
 > なれるのですが……。
 流れるもの「すべて」です。
 普通に認めている“「ながれ」の感覚”のすべてです。
 たとえば、血液が流れているとか、時間が流れているとか
 空気が肺に流れているとか、食べ物が胃の中に流れているとか
 言葉の意味が流れているとか、ある人の影響力が流れているとか
 視覚情報が流れているとか、お金が流れているとかですね。
 ただ、「すべて」です。ここは譲れません。^^;
 それらすべてが、「エゴ」から「エゴ」への流れであり、
 流れが当然として受け入れられている状態ではその対象の「エゴ」が見え
 なくなるのです。
 
 > 「私は在る」の状態から、個人としてのわたしに何も流れてきていな
 い、とい
 > うような意味合いでしょうか?
 実在は何も流れることはないです。流れるものがいないからです。
 「個人」の私には流れだらけです。こうやってpariさんと私が
 言葉の意味をあげたり受けたりするのも「流れ」でしょうね。
 
 > “ 時間の魔力のなかに”というのは、マインド上の工夫では、というよ
 うなニ
 > ュアンスと考えていいでしょうか……。
 そのすべての流れの感覚のうち、「時間の流れ」の感覚が一番気づきにく
 いもので
 それゆえ、根本的です。
 12時59分の私と13時の私の間には何の関係もありません。
 そこには血液がながれ、空気がながれ、或る思いが流れ、
 「私は在る」と言うマインドも流れますが、その二つの時点の相違がない
 のです。
 ただ流れたと「意味を与えた」だけです。「流れたい」からです。
 言い換えますと、「変わりたい」からです。
 自分が感覚した物質に永遠性をあたえそれが「自分の存在の意味」である
 と
 つづけて感じたいからです。
 自分でありたいから「変わりたい」のです。
 現在を不定することによって変わることができるので「現在を不定した
 い」のです。
 現在を不定するために「区別を見たい」のです。「分離を見たい」ので
 す。
 心臓が動く理由です。「永遠の実在」が「永遠の実在」を求めたいからで
 す。
 その「成る」ことの衝動はどうしようにもなりませんが、
 それがただの夢であることは知ることができるのです。
 ただ知ることですべてのあらわれに苦痛と愛を感じることができるので
 す。
 
 話が飛躍しすぎる癖がありまして、また、理解不明なことを言っているの
 かもしれません。
 結局、すべてをあきらめない限り、自分を守ろうとする無意識に潜んだエ
 ゴが
 それを理解するととを恐れ、妨害するのです。
 
 また、飛躍すると、結局「あきらめ」が一番直接の問題なのです。
 「人気」とか、「金」とか、「名誉」とか、「イメージ」とか、
 「健康」とか、実はあきらめていないのです。
 いくら諦めたほうが楽になるって知っていてもそれができないのは
 「それでいたい」からなのです。その「それ」がエゴなのです。
 それが実体がないのです。それをあきらめられる力は「愛」からしかない
 のです。
 その「愛」が「存在の苦痛」を理解することからやってくるのです。
 
 そんなわけで「理解」が根本って言えるのです。
 「無欲」が知恵と言えるのです。
 
 話が飛躍しまくっています。めちゃくちゃですね。何を言っているのや
 ら。
 どうもすみません。適当に無視してください(いや、ほんまに -_-;;)。
 
 では〜
 
 m(_ _)m
----------------------------------------------------------------------

或る私さん、丁寧なメールをありがとうございました。

どうやら前回は、誤解だらけだったようですが、今度はわたしも少しわかりま
したよ。(^_^)v

> pariさん、こんにちは。

いつも、ありがとうございます。

> 実はメールしておいて、この一週間とてもpariさんの反応がお楽しみでし
> た。

そんな。(^^;)

> なんかすごく悪趣味で、まさに私の方が攻撃的でストーカって感じです。

まさか。^^;

> pariさんなら「うけいれてくれる」とわけのわからない自信があって、
> 他人のこころに土足で入ってはいけないことを承知で言いたい放題させて
> もらいました。
> 
> すみませんでした。m(_ _)m

とんでもないです。

> pariさんが別に悪いことしているわけではありません。
> それこそ、普通の状態であり、人間的な状態だとおもいます。

“時間の魔力”にかかっていることですね。

> ただ、意識に対してうまれてきて今まで続いてきたその心のなじみ深さの
> せいで、その「人間的苦痛」から離れないことをどうかうまく説明したか
> ったわけです。

ありがとうございます。

なかなか、或る私さんの表現は難しいんですよ。^^;

> たしかに、「それが慈悲で、愛だ」と言われても困りますよね。
> 「私は女だ」と言って男に愛してもらいたいようなもんです。

はは、そういう連想は思いつきませんでしたが。^^;

> そんなわけで、
> > 或る私さん、じつはわたし、今回いただいたメールがすぐには意味がと
> > れなくて、毎日一回ずつ、目を通しました。^^;
> 苦しめたくないのに余計に苦しめた結果になってしまいましたね。
> どうか、私が何かを知っていてpariさんが何かを知らないと思わないでく
> ださい。

うーん、そう言われてもですね。^^;

或る私さんは何か知っているんじゃないか、と思いますよ、やっぱり。

> これもまた、「あなたにつらく当たるのは愛しているからよ」って言って
> いるような私が最も嫌いなパターンの言い訳ですけど(--);;;

ま、そういうお気持ちもわかるような気はしますが。

> > で、何となく感じたことは、この“何も「ながれた」ことがない”という
> > のが今回いただいたメールの、いわば“キモ”の部分かなと思いました。
> 
> そのとおりです。そこなのです。
> それこそ記憶あるものすべてがはまっている「時間の魔力」だと思うのです。
> 
> > つまり、わたしの一方的な“マインドのみによるテクニック的努力”では、
> > いわば「実在」に対するマインドからの“一方的なストーカー行為”みた
> > いなもので、奥ゆかしい「実在」の側からの応援が得られない、というよ
> > うな意味ではないか、と思ったわけです。(-_-;)
> 
> そんなー。
> 今の状態でも十分「実在」の側からの応援で生きていると思います。共鳴
> もします。

そうですか。

> ただ、「質問の中にすでに回答がある」ように、pariさんがもとめるものが
> そのほんの少しのエゴも容赦しない、徹底的なものなので、
> それにふさわしい「不定」をしなくてはならないと思ったわけです。

またまた或る私さん固有の“専門語”ですね。(^^;)

「不定」ですかぁ。

どんな意味なんでしょうね。

> >「ながれた」は、「流れた」ですよね。
> 
> はい、そうです。
> 
> > ただ、“「ながれ」の感覚”という言葉の意味が、いまいちわかりません。
> >
> > ここが、“「ながれ」の感覚の欠如”なら、それなりにわかったような気
> > にもなれるのですが……。
> 
> 流れるもの「すべて」です。
> 普通に認めている“「ながれ」の感覚”のすべてです。
> たとえば、血液が流れているとか、時間が流れているとか
> 空気が肺に流れているとか、食べ物が胃の中に流れているとか
> 言葉の意味が流れているとか、ある人の影響力が流れているとか
> 視覚情報が流れているとか、お金が流れているとかですね。
> ただ、「すべて」です。ここは譲れません。^^;

なるほど。

> それらすべてが、「エゴ」から「エゴ」への流れであり、
> 流れが当然として受け入れられている状態ではその対象の「エゴ」が見え
> なくなるのです。

ああ、そういう意味の包含でしたか……。(@_@)

なるほど、そういうことならわかるような気がします。

わたしは「ながれ」の意味を、まったく逆のニュアンスで受け取っていました。

つまり、“慈悲”という言葉からの連想で、“ながれ”の意味を「実在」から
放射されてくる“輻射熱”のような意味にとらえるべきなのか、と思っていま
した。

これは、逆でしたね。

すべての“ながれ”は“「エゴ」から「エゴ」への流れ”だ、という観点なん
ですね。

了解です。

> > 「私は在る」の状態から、個人としてのわたしに何も流れてきていない、
> > というような意味合いでしょうか?
> 
> 実在は何も流れることはないです。流れるものがいないからです。
> 「個人」の私には流れだらけです。こうやってpariさんと私が
> 言葉の意味をあげたり受けたりするのも「流れ」でしょうね。

わかります。

> > “ 時間の魔力のなかに”というのは、マインド上の工夫では、というよ
> > うなニュアンスと考えていいでしょうか……。
> 
> そのすべての流れの感覚のうち、「時間の流れ」の感覚が一番気づきにく
> いもので それゆえ、根本的です。
> 12時59分の私と13時の私の間には何の関係もありません。

なるほど。

そう言えば、以前、知ったかぶりで「“コマ送り”の時間」というような文章
を書いたことがありました。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol041.html#1

もっとも、内容的には以下の『あなたの神話』からの引用だけですが。^^;

https://www.ascensionkan.com/mm/vol041.html#1-1
----------------------------------------------------------------------
 あなたが真の価値観を収穫するのを妨げているのもまた、時間の継続に対す
 るあなた自身の因習的なアプローチが原因です。理性にとって時間はたえま
 ない継続にしか見えません。しかし実際のところ、時間はカメラのストップ
 ・モーションのように、しょっちゅう停止されるコマ送り状態で進んでいま
 す。
 行動がなされると時間は一時停止し、その行動の結果がほかの次元へ放出さ
 れるのを待ち、それからまた再開されます。
 ……
                       『あなたの神話』(p160)
              https://www.ascensionkan.com/books/unbound.html
----------------------------------------------------------------------

そうですか……、或る私さんはこのことを自分の体験として知っていらっしゃ
んですねぇ。(-_-)

> そこには血液がながれ、空気がながれ、或る思いが流れ、「私は在る」と言
> うマインドも流れますが、その二つの時点の相違がないのです。

うーむ。

“その二つの時点の相違がない”という言葉の意味がとれません。

文字通りの意味だと、“その二つの時点はまったく同じものです”というよう
な意味のはずですが……。

そういう意味でしょうか?

それとも、もしかして、“その二つの時点の間には何の関連もない”というよ
うな意味を表そうとなさったのか……? (-_-)

> ただ流れたと「意味を与えた」だけです。「流れたい」からです。
> 言い換えますと、「変わりたい」からです。
> 自分が感覚した物質に永遠性をあたえそれが「自分の存在の意味」である
> とつづけて感じたいからです。

この部分の意味は、よくわかるような気がします。

> 自分でありたいから「変わりたい」のです。

なるほど。

> 現在を不定することによって変わることができるので「現在を不定した
> い」のです。

この“不定する”は、ちょっとわかりません。^^;

> 現在を不定するために「区別を見たい」のです。「分離を見たい」のです。

うーん、もう少しでニュアンスをつかめそうな。

> 心臓が動く理由です。

これはまた。(@_@)

> 「永遠の実在」が「永遠の実在」を求めたいからです。

うーん。

わかるような、わからんような……。

> その「成る」ことの衝動はどうしようにもなりませんが、
> それがただの夢であることは知ることができるのです。

なるほど。

> ただ知ることですべてのあらわれに苦痛と愛を感じることができるので
> す。

そうなんですか。

> 話が飛躍しすぎる癖がありまして、また、理解不明なことを言っているの
> かもしれません。

“飛躍”というか……、このへんの展開は論理ではないので……、たしかに
難しいですね。

> 結局、すべてをあきらめない限り、自分を守ろうとする無意識に潜んだエ
> ゴがそれを理解するととを恐れ、妨害するのです。

あ、それは、わかるような気がします。

> また、飛躍すると、結局「あきらめ」が一番直接の問題なのです。

なるほど。

> 「人気」とか、「金」とか、「名誉」とか、「イメージ」とか、
> 「健康」とか、実はあきらめていないのです。

はい、ここはよくわかります。^^;

> いくら諦めたほうが楽になるって知っていてもそれができないのは
> 「それでいたい」からなのです。その「それ」がエゴなのです。

なるほど。

> それが実体がないのです。それをあきらめられる力は「愛」からしかない
> のです。

ほう……。(@_@)

これは、或る私さんの独自のアプローチかもしれませんね。

> その「愛」が「存在の苦痛」を理解することからやってくるのです。

なるほど、そういう展開になるわけですか。(-_-;)

> そんなわけで「理解」が根本って言えるのです。
> 「無欲」が知恵と言えるのです。

そうか……。

> 話が飛躍しまくっています。めちゃくちゃですね。何を言っているのや
> ら。

いや、最後の方は、飛躍と言うよりは、むしろ論理的なので、細部はともかく、
全体としては、とてもよく了解できる気がします。

> どうもすみません。適当に無視してください(いや、ほんまに -_-;;)。

はい、自分なりに、いただける分だけいただくつもりです。^^;

今回のメールでは、「ながれ」の意味がわかって、“実在には「ながれ」るも
のがない”、というとても大きなヒントをいただきました。

ありがとうございました。

> では〜
> 
> m(_ _)m

これからもよろしくお願いします。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


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【新型インフルエンザの大流行 VS ス○○○】

新型インフルエンザが大流行した場合、国は国民の25%が発病すると想定
いるそうですね。

しかし、最近、国立感染症研究所が首都圏を対象に行ったコンピューター・
シミュレーションの結果では、この2倍に当たる50%以上の人が発病する
恐れがあるという試算が出たのだとか。

もしこのシミュレーションが現実になったら、首都圏では半分以上の人が
新型インフルエンザで発病することになります。

“新型インフルエンザ”の発病というのは、通常のインフルエンザの発病と
はまったく意味が違うので、とんでもないことですが……。

        …………○…………○…………○…………

流行が懸念される新型インフルエンザに備え、厚生労働省の専門家会議は20日、
感染者が一人でも発生した場合は、都道府県単位ですべての学校閉鎖を行う
指針案を発表しました。

京都の立命館宇治中高の松岡教諭は、中学の理科と高校の生物の授業を通して、
生徒たちに新型インフルエンザについての理解を深めてもらう試みに取り組ん
でいます。

他の学校でも使ってもらえるようにとネットで授業用プリントがダウンロード
できます。

『新型インフルエンザの授業用プリント公開』
http://www.ujc.ritsumei.ac.jp/ujc/news/2008.php?eid=00179

普段ス○○○で体内解毒をしていると、どのようなウイルスに感染しても、
多糖体という物質がそのウイルスのまわりに付着して、細胞への吸着を50%
阻止します。

したがって、ワクチンの場合などと違って、ウイルスのどのような進化にも
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■ 4.「ご投稿・情報提供」: ハイアーセルフ33さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


        …………○…………○…………○…………


今回も、ハイアーセルフ33さんから、いくつかの情報をご投稿いただきまし
た。(^^)/

早速ご紹介します。

【件名】: 新刊文庫本の紹介「光シャンバラから誕生する超人類の謎」
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 (チャネラー)シェルダン・ナイドルからの最新情報の日本語訳が、
 ONENESSのホームページに掲載されましたのて、お知らせいたしま
 す。
 
 http://oneness-net.jp/pao-updates/pao20081118.html
 
 *******************************************************
 
 スピリチュアル・ハイアラーキーと銀河連邦
 
 PAO : プラネタリー・アクティベーション・オーガナイゼーション[惑星活
 性化協会]から
 
 シェルダン・ナイドルからの最新版 
 
 [ 2 Manik, 15 Xul, 4 Eb ]
 
 [ 銀河暦:黄色い人の定義の年,シュールの月15日,黒い手の挑戦の日、創
 造への奉仕]
 
 (地球西暦:2008年11月18日) 
 
 Selamat Kasiran!(シリウス語で「ひとつであれ!」)
 
  我々は、皆さんの世界で起こっている、より多くの出来事を伝えにやって
 来ました!闇の残党は、破滅への最後の瞬間へと歩調を速めています。彼ら
 は現在、避けられない運命を未然に防ごうと、最後の試みに出ています。
 我々は、これらの長く待たれた瞬間が実現する事を確実にするため、この状
 況を極めて注意深く見守っています。この間にも、母なる地球は、意識の変
 化の次の段階を通り抜けるために準備を行っています。現在、皆さんの太陽
 系は、非常に流動的な状態にあります。太陽は、太陽系に属する惑星を結び
 つける電磁場のパターンおよび強度を変化させるため、奇妙な振る舞いを見
 せ始めています。皆さんの世界の科学者たちは、それに対して明らかに困惑
 しています。それでも、非公式の場で科学者たちは、自らの観察するものが
 意味している変化の莫大さを理解しました。この一連の認識によって、皆さ
 んが現実の中で宇宙をどのように見るかが変わるでしょう。今までの一般概
 念は、急速に役に立たなくなっています。新しい認識が直ちに必要です。驚
 くほどの全く新しい人工装置を使用して、皆さんの新しい現実を明らかにす
 る時が近づいています。
 
 ……
 
 
   Selamat Gajun! Selamat Ja! 
 (シリウス語で「一つになれ!歓喜せよ!」)
 
 
 和訳 : Hana
----------------------------------------------------------------------

はるさん、今回もまぐまぐ制限でこちらの方の情報は全文は掲載できました。

興味がおありの方、次のURLで全文をご覧ください。
 http://oneness-net.jp/pao-updates/pao20081118.html


        …………○…………○…………○…………


ついで、メルマガ「フォトン・ベルト レポート」に関する情報をご投稿いた
だきました。(^^)/
 
【件名】: フォトンベルトレポートと銀河連邦情報
----------------------------------------------------------------------
 みなさん、こんにちは。ハイアーセルフ33です。
 
 今日配信された(08.11.26)メルマガ「フォトン・ベルト レポート」
 http://archive.mag2.com/0000101181/index.html
 
 に下記のようなことが書いてありました。
 
 最近のシェルダン・ナイドルの銀河連邦情報との関連でみると
 とても興味深いです。
 
 ************************
 
 ☆急速に進むUFOや宇宙人に関する情報のディスクロージャー(情報公開)
  
  数日前の情報によるとローマ法王が外遊先のテレビニュース取材に対し、
 「地球外生命の存在は否定できない」と語ったそうです。米国ではオバマ新
 政権内部で、地球外生命の存在をディスクロージャーに関するプロジェクト
 が始動しているとの情報があります。それらと関連しているのかどうかわか
 りませんが、米CNN-TVが12月24日から1週間、モーニングショーで宇宙人と
 UFOに関する特別番組が放送されています。
  
  前記した南米マヤ族の長老らは2009年末までに、人類と地球外生命体との
 コンタクトが起こると断言しているそうです。このような動きは、今後目が
 離せないものになりそうです。
   
 ☆オバマ新大統領と米国の行方 
   
  11月25日米国の新大統領に就任するオバマ氏は、70兆円の巨額投資
 をして「米国経済」を再活性化する新ニューデール政策を推進すると発表し
 ました。しかし、その資金をどこから持ってくるか、明らかにしていません。
 ほたして、それほどの巨費をオバマ新政権が準備できるのかどうか大いなる
 疑問符がつくところです。
  
 (中略) これらに加えあらたに70兆円の資金が必要となると、
 総額820兆円もの財政資金が必要となるのです。
 
 (中略)しかし、オバマ氏は「財政赤字なんか気にする必要ない」と公言し
 ているそうですから、なんという経済オンチの新大領なのでしょうか」
 
 *************************(以上引用)
 
 
 とまあ、渡辺さんは、オバマさんのことをこう評価されているわけですが、
 でも、銀河連邦情報によれば、今回もこれまでも繰り返していますが、以下
 のような背景があるんですよね。
 
 http://oneness-net.jp/pao-updates/pao20081118.html
 **************************
 
 「現在の経済的破局は、長くは続かないでしょう。豊かさを実現させる為の
 計画においては、大量分配の準備が整っています。そして、新しい通貨の裏
 付けとなる金および銀は、既に適所に配置されています。残っているのは、
 闇の残党を合法的に追放する最終の計画です。現在、地球同盟者たちは、こ
 れらの最後の方策を試みています。」(5ブロック内)
 
 **************************
 
 AUMLOVE ハイアーセルフ33 (KIN 33)
----------------------------------------------------------------------

いつも抽出情報をありがとうございます。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 5.編集後記:現象世界に興味を失っているのか、それとも……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

顕現世界にまったく対応しないというようなことは、現在の実力ではとてもで
きません。

かといって、では、対応しようとしてその能力はあるのか、となると、これま
たとても疑問、というのも事実です。(*^_^*)

現象世界に興味を失っているのか、それとも対処能力を失っているのか、そこ
のところがどうもよくわからない、という感じです。

でも、“すべてはわたしが在るゆえに在る”ということに関しては、論理的に
疑う余地はない、という気がしはじめています。

一日のうち、1分でも多く「私は在る」にマインドの焦点を合わせていられた
らいいな、と思っています。

ほんとに、まだまだ、はるか彼方の話です。

それでは、おやすみなさい。

<(_ _)>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  → メール: pari♪jk2.so-net.ne.jp(“♪”→“@”に。m(_ _)m)
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