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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.262 2009/4/12(第262号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ、
という言葉を信じた仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 961名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.興味と闘うことはできない

2.写経ニサルガダッタ:【69 一時性は非実在の証拠だ】の2回目

3.「ご投稿・情報提供」:パールさん

4.編集後記:今日は暑い日でしたね。
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■ 1.興味と闘うことはできない
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桃の花が開くこの時期は、ここでは一年中でもいちばん華やかな季節です。

庭のレンギョウの黄色とその隣の花桃のピンク……。

花桃は大小さまざまの蕾をつけて今が七部咲きと言ったところでしょうか。

それに今年から庭にシカが入らなくなったので、一昨年入れた水仙の球根から
無事に芽が出て、白や黄色の花を咲かせています。

そして眼下の中景に見えるミツバツツジのピンクと白い桃の花。

遠くの川沿いに微かに見える桜並木……。

いま紋白蝶が……ひらひらと庭を横切って行きました。

ふふ。

まるで絵に描いたような春景色です……。^^;

このところ三日続けて身体を動かしているものだから節々が痛むんです。

集落に若いかたが加わったので、手伝ってもらって十年越しの外壁のペンキ塗
りをしています。

今時こんなかたがいるんだなぁ、と思われるような方……。

生活の不安に対する想像力が欠如しているのか、きわめて意志的に自分のした
いことすべきことを選択して生きているのか。

この傾斜地の多い里山に、自転車ひとつを移動手段にして移住してきたんです
よね……。

お互いけっこう気が合って……。(^_-)

昔と違ってわたしもすっかりお喋りではなくなっているので、なんか二人とも
黙々と作業を進めています。(^^;)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

先日、最近の天気予報に使われているスーパーコンピュータの能力についての
記事を読んだことがありました。

1秒間に○○ん兆回?だかの計算をするコンピュータを使うんだそうですが、
それでも5日間の天気予報で6〜70%の精度なのだとか。

5日先の天気を6〜70%の精度で予測できるのだとすれば、スゴイものだと
も思いました……。

しかし、考えてみれば、ある意味で「この感じだと明日は晴れだな」くらいの
天気予測でも、まあ、日常生活にさほどの不足はないという気もします。

というか……、純物理的な流体力学的世界ですら、その未来動向を予測すると
いうのはそれほど難しいことなんですね。

予測が難しいなら、とうぜん、コントロールも難しいわけでしょう。

単純な機械過程である純物理的な流体力学的世界ですら……そうなんですね。

われわれ個人が居住する“世界(=幻想心理空間)”となると、個々の構成要
素(=住人)が独自の意志(=欲望)を持っているわけです。

しかも、われわれはもっとも身近な隣人の意図(=欲望)すら知らない。

また、そのような次元世界の全体動向を別の観点から見ている“上位次元的”
な意志(欲望)といったものもあるわけでしょう。

そんなわけで、そういうもの全体を見晴らして自分の未来をコントロールする
というようなことが、われわれにできるわけがない。

ごく常識的な推測を働かすだけでも、われわれが自分の“現実”を意図的にコ
ントロールするのは、スーパーコンピュータによる5日先の局地的天気予測の
……ん兆倍の難しさになるだろうことは判断できます。

まずは、単純に、不可能と言っておきましょう。

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 私たちはいかに弱く、無力であるかを悟らなければならない。
 自分自身はこう在り、知り、行為すると想像し、惑わされているかぎりは、
 私たちは悲しくも苦境にいるのだ。
 ただ、完全な自己否定のなかにのみ、私たちの真我を発見するチャンスがあ
 る。
                          『私は在る』(p129)
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(;_;)

じつは最近、痛切にこういうことを感じさせられるある出来事の流れをかいま
見たのです。

ある個人Aがある個人Bに、迂回路を通じたほんの軽い冗談を言ったのです。

でも、個人Bの側にはほんの微かな未消化の心理エネルギーが発生しました。

その未消化の心理エネルギーは、別の機会に、別の通路(個人C)を通じて、
個人Aに響かせるという形で表現されました。

通路として利用された媒体(個人C)のある表現は、最初の発振者個人Aに、
個人Cに対する少しばかりの誤解を発生させました。

個人Aと個人Cのコミュニケーション波動に微かな乱れが生じ、個人Cが伝え
る個人Dに関する情報を、個人Aはしかるべき注意で受けとめませんでした。

その結果、個人Cが個人Dに伝えることになった返答は、個人Dがしていた新
たな準備に早急の変更を強いるものとなり、驚いた個人Dは別の機会に、直接
個人Aにその真意を問いました。

思わぬリアクションを受けた個人Aは、事態の収拾を図って意想外の手間暇を
要求されることになったのですが……。

この小さな因果の鎖のなかでは、元はと言えば、この“ボタンの掛け違い”は
個人Aが発振した小さな“軽口”から発生したものとも言えます。

しかし、空無から突然“軽口”が発生するはずもなく、この小さな“軽口”に
も幻想宇宙全体が原因として関わっていることは間違いないでしょう。

> 存在のなかで、ある一定の原因を持っているものは何ひとつない。
> 宇宙全体がもっとも小さなものの存在の一因となる。
> 宇宙がそのようではないかぎり、何ひとつあるがままでは在りえない。(p30)

そしてこの“軽口”が幻想宇宙で起動する出来事の展開を、事前にすべて予測
できる立場の者もここには誰もいない……。

誰ひとりコントロールできないそういう状態の在り方を“あるがまま”という
のですね。

われわれ幻想の個人は、すべてこの“あるがまま”の世界の自動展開に無防備
なままに曝されているわけです。

気象予測スーパーコンピュータの、それこそ……ん兆倍もの能力を持つスーパ
ーサイバネティックスにしても、こんな幻想宇宙の“創造主”稼業を請け負う
気にはなれないでしょう。

それに、いったい、何のために?

われわれ幻想の個人の“教育”のために? (^_-)

----------------------------------------------------------------------
 因果関係の概念に取りつかれたマインドが創造を発明し、そして「創造者は
 誰なのかと不思議がるのだ。
 マインド自体が創造者だ。
                          『私は在る』(p521)
----------------------------------------------------------------------

……。(-_-)

なんだか、ごくごく当たり前のことに聞こえます。

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 画家は絵の中にいるのだ。
 あなたは画家を絵から引き離し、そして彼を探そうとする。
 分割してはいけない。
 偽りの質問をしてはいけない。
 ものごとはありのままだ。
 そして、誰か特定の人に責任があるわけではない。
                          『私は在る』(p434)
----------------------------------------------------------------------

“ありのまま”とはそういう意味だったんですね。

そうだとすれば、たしかに、すべては“ありのまま”です……。

誰ひとり、コントロールしている者はいない。

ただひとりの責任者“根本創造主”なる者が存在しないことは納得しました。

“ありのまま”の世界が自らの中に創造者を抱えていることもわかりました。

そして、そのようなものとして、その“ありのまま”の世界は、その住人たち
を固有の盥(たらい)のなかに囲っているわけです。

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 創造の神ブラフマーはすべての欲望の総計だ。
 世界はそれらを満たすための道具なのだ。
 魂たちは何であれ彼らの望んだ喜びをつかみ、涙で支払う。
 そして時間がすべての勘定書を決算する。
 バランスの法則が究極の支配をするのだ。
                          『私は在る』(p103)
----------------------------------------------------------------------

そう……。

ただ絵のなかの画家たちがお互いに“おっつけっこ”した勘定書が、それぞれ
のところに回ってくるだけみたい……。(=_=)

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 それ(カルマや因果応報)はただ相対として真実に近いというだけだ。
 実際には、私たちは互いの創造者と創造物であり、互いの重荷の原因であり、
 互いの重荷の重さに耐えているのだ。
                          『私は在る』(p434)
----------------------------------------------------------------------

いつも日常的に見ている当たり前の風景……。

なんだか、当たり前すぎて……、ハズカシ。(*-_-*)

ということは……その“当たり前すぎる”世界、もとへ、その“ありのまま”
の世界というのは……。

----------------------------------------------------------------------
 宇宙はあなたのところにやってきて、あなたは宇宙の一部だと言いはしない。
 全体があなたをその一部として含んでいるという考えをつくり上げたのは、
 あなたではないだろうか?
 実際に、たとえどんなに想像と期待で飾りたてていても、あなたが知ってい
 るのはあなたの私的な世界にすぎないのだ。(p44)
                          『私は在る』(p103)
----------------------------------------------------------------------

……。(-_-)

なるほど。

> 宇宙はあなたのところにやってきて、あなたは宇宙の一部だと言いはしない。

それはわかった。

> 全体があなたをその一部として含んでいるという考えをつくり上げたのは、
> あなたではないだろうか?

それもわかる……。

> 実際に、たとえどんなに想像と期待で飾りたてていても、あなたが知ってい
> るのはあなたの私的な世界にすぎないのだ。(p44)

ここがいまいち……。

> 「私は在る」が変わらぬ事実だ。(p521)

あ、はい。(@_@)

> 一方、「私は創造された」はひとつの観念だ。

なるほど。

たしかに。

> 因果関係の概念に取りつかれたマインドが創造を発明し、そして「創造者は
> 誰なのかと不思議がるのだ。

はい、それはわかった。(-_-)

> マインド自体が創造者だ。

うん。

> これさえもまた完全な真実ではない。

うん?

> なぜなら創造されたものと創造者はひとつだからだ。

ああ……、ここが理屈ではないんだ。

クリシュナムルテが言う「見る者が見られるもの」ということか……。

> マインドと世界はひとつだ。
> あなたが世界として考えているものは、あなた自身のマインドなのだという
> ことを理解しなさい。(p521)

そうなんだろうけど……。

世界は客観的に存在する……ように見えるよなぁ。

その世界の“客観的存在性”は、動かしがたい“他人”の存在によって保証さ
れているような気もするし……。(-_-)

> あなたは個人としての他者に興味があるのではない。

え、そうなの。(@_@)

> ただ彼らがあなた自身のイメージを豊かに高めるかぎり興味をもつのだ。(p529)

そんな……。(>_<)

> 世界を知ることで、あなたは自己を忘れ、自己を知ることで、あなたは世界
> を忘れるのだ。
> 結局のところ、世界とは何だろう?
> 記憶の集合だ。(p111)

わかるけど。

> もしあなたが興味を失えばいかなる記憶も持続はしない。(p258)

そうだけど……。

> 束縛を永続させるのは感情的なつながりなのだ。

ふーん。

> あなたはつねに快楽を求め、苦痛を避けている。
> いつも幸福と平和を追い続けているのだ。

そんなこと言ったって。(;_;)

> あなたの幸福への探求自体が、あなたを惨めに感じさせているのがわからな
> いだろうか? (p258)

ホントに? (;_;)

> ほかの方法を試してみなさい。
> 苦痛と快楽に無関心でありなさい。

そんな……。

あ……。(@_@)

でも、世界のなかで幸福になることに、だんだん、興味が失せてきているよう
な気もする。

> 求めず、拒まず、永遠に存在する「私は在る」のレベルに、あなたのすべて
> の注意を払いなさい。

ここが……なかなかなぁ。

> すぐにあなたは平和と幸福があなたの本性そのものであることを悟るだろう。

そうか……。

> 何か特定の経路を通してそれを探しだそうとすることがあなたをかき乱すの
> だ。
> 障害を避けなさい。
> ただそれだけだ。

そうか……。

> 探す必要はないのだ。
> すでにもっているものを探すことはない。

そう言われれば……、そんな気もしてくる。
 
> もちろん、私が偽りなく言えることは、「私は在る」だけだ。
> それ以外はすべて推測だ。
> しかし、推測が習慣になってしまったのだ。
> 考えることと見ることというすべての習慣を打ち破りなさい。(p217)

“考えることと見ること”……そういう“すべての習慣”を打ち破るのか。

まるで、すべてだなぁ。

----------------------------------------------------------------------
 解放への道には何も立ちはだかっていない。
 そしそしてそれは今ここで起こることができる。
 だが、あなたはほかのことにもっと興味がある。
 そしてあなたはその興味と闘うことはできないのだ。
 あなたはそれとともに行き、それを見抜き、それが単に判断と賞賛の誤りで
 あることを、それ自体が自ら暴くのを見守らなければならないのだ。
 
                          『私は在る』(p474)
----------------------------------------------------------------------

> だが、あなたはほかのことにもっと興味がある。

わたしは「ほかのことにもっと興味」があるのか……。

> そしてあなたはその興味と闘うことはできないのだ。

ガーン! (*_*)

わたしは自分の“興味と闘うことはできない”……。

そうなんだ……。(-_-;)

> あなたはそれとともに行き、それを見抜き、それが単に判断と賞賛の誤りで
> あることを、それ自体が自ら暴くのを見守らなければならないのだ。

わたしは自分の興味の導くままに従い、それが“単に判断と賞賛の誤りである
ことを”その興味自体が自ら暴露するのを見守らなければならないのか。

そういうことか……。

あくまでも、自分の“興味と闘うことはできない”んだ……。

マインドに興味を失うまで、マインドとして成熟するしかないわけか。

----------------------------------------------------------------------
 ひとつのことを固守しなさい。
 それが大切なことだ。
 「私は在る」をつかみ取りなさい。
 そしてほかのすべてを手放しなさい。
 これがサーダナ(修練)である。
                          『私は在る』(p111)
----------------------------------------------------------------------

たしかに、これはサーダナ(修練)だ。

(-_-)

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【69 一時性は非実在の証拠だ】の2回目
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言葉の上で意味をフォローできない感じがすることは、ここではほとんどなく
なりました。

難しいのは、実際にマインドに対する興味を失うこと、それだけだと思います。

それだけといっても、“それだけ”じゃないですが。(^^;)

> 「私は在る」という感覚をつかみ、それ以外のすべてを除きなさい。

要は、“それだけ”みたいですけど。(^_-)

では、【69 一時性は非実在の証拠だ】の2回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

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 質問者 実在の体験、それはいつやってくるのでしょう、それは続くものな
     のでしょうか?
 
 マハラジ
 すべての体験は、かならず一時的なものだ。
 だが、すべての体験の根底にあるものは不動なのだ。
 出来事と呼ばれるものは何ひとつ永続しない。
 だが、ある出来事はマインドを浄化し、ある出来事はそれを汚(けが)して
 しまう。
 深い洞察とすべてを包容する愛の瞬間はマインドを浄化する。
 だが、欲望と恐れ、妬(ねた)みと怒り、盲目と知的慢心は精神を汚し、鈍
 くしてしまうのだ。
 
 質問者 真我の実現はそれほどまでに重要なのでしょうか?
 
 マハラジ
 それなしには、あなたは果てしない苦しみのなかで、無意味に欲望と恐れを
 繰り返しながらそれらに食い尽くされてしまうだろう。
 ほとんどの人びとは苦痛に終わりがありうることさえ知らないのだ。
 しかし、ひとたび彼らがその良い知らせを耳にしたならば、すべての争いや
 葛藤(かっとう)を超えていくことがもっとも緊急の仕事となるだろう。
 あなたは自由になれることを知っている。
 そして今、それはあなたにかかっているのだ。
 永遠に空腹で、渇き、切望し、探し求め、手探りし、つかみ取り、つねに失
 い、悲しみに暮れるか、あるいは全身全霊で、何を加えることも、何を取り
 去ることもない永遠の完成の状態を探求しに出かけるか、どちらかだ。
 そのなかではすべての欲望と恐れは不在だ。
 それらがあきらめられたからではなく、それらに意味がなくなったからなの
 だ。
 
 質問者 ここまでは、あなたの言われることを理解しました。さて、私は何
     をすべきなのでしょうか?
 
 マハラジ
 何もすることはないのだ。
 ただ在りなさい。
 何もしてはいけない。
 在りなさい。
 山に登って洞窟のなかに座ることはない。
 私は「あなた自身で在りなさい」とさえ言わない。
 なぜなら、あなたはあなた自身を知らないからだ。
 ただ在りなさい。
 あなたは知覚可能な「外側」の世界でもなければ、思考可能な「内側」の世
 界でもない。
 あなたは身体でもマインドでもないことを見極めたのだ。
 ただ在りなさい。
 
 質問者 真我の実現には、確かに段階があるはずです。
 
 マハラジ
 真我の実現に段階などない。
 何も漸進的なところはないのだ。
 それは突然起こり、後戻りできないものだ。
 あなたは新しい次元のなかに入り、そこから以前の次元が単なる抽象的観念
 でしかなかったことを見る。
 日の出とともに、ものごとをあるがままに見るように、あなたは真我を実現
 することですべてをあるがままに見るのだ。
 幻想の世界は後に残されたままだ。
 
 質問者 真我の実現の状態のなかでは、ものごとは変わるのでしょうか?
     それらは色彩豊かになり、深い意味をもつようになるのでしょうか?
 
 マハラジ
 その体験はまったく正しい。
 しかし、それは実在(サダヌバーヴ)の体験ではなく、宇宙との調和(サッ
 トヴァヌバーヴ)の体験だ。
 
 質問者 それでも、そこには進歩があるのでしょうか?
 
 マハラジ
 準備(サーダナ)のなかに進歩はありうる。
 実現は突然のものだ。
 果実はゆっくり熟していく。
 しかし、落ちるのは突然であり、しかも、もとに戻ることはないのだ。
 
 質問者 私は身体的にも精神的にも安らかです。これ以上何が必要なのでし
     ょうか?
 
 マハラジ
 あなたの状態は究極の状態ではないかもしれない。
 あなたは自然な状態に戻ったことを、すべての欲望と恐れの完全な不在によ
 って自覚するだろう。
 結局、すべての欲望と恐れの根本には、あなたがあるがままではないという
 感覚があるのだ。
 関節がはずれているかぎり、脱臼(だっきゅう)したところが痛むように、
 そして関節がはめられたとたん、忘れ去られるように、すべての利己的関心
 は、ひとたび正常な状態に戻れば消えてしまう精神的な脱臼の症候なのだ。
 
 質問者 そのとおりです。しかし、自然な状態に達するためのサーダナとは
     何なのでしょうか?
 
 マハラジ
 「私は在る」という感覚をつかみ、それ以外のすべてを除きなさい。
 こうしてマインドが完全に沈黙したとき、それは新しい光とともに輝き、新
 しい知識とともに振動するのだ。
 すべては自発的にやってくる。
 ただ、「私は在る」という感覚をつかむ必要があるだけだ。
 眠りから覚めたときのように、あるいは歓喜の状態にいるように、あなたは
 休息した感覚をもち、しかもなぜ、どのようにしてこれほど良い感じがする
 ようになったのか説明ができない。
 真我実現も同じように、あなたは完全で、充足し、快楽―苦痛から自由であ
 ると感じ、それにもかかわらず、何が、どうして、どのように起こったのか
 を説明できないのだ。
 あなたはそれを否定的な言語でしか表せない。
 「私には、もはや何も間違ったところがない」と。
 ただ過去との比較においてだけ、それから自由になったことを知るのだ。
 そうでなければ、あなたはただ、あなたのままなのだ。
 ほかの人たちに伝えようとしてはならない。
 もしそうできるとしたら、それは本物ではなかったのだ。
 沈黙しなさい。
 そして、それは行為のなかで、それ自身を表現するのを見守りなさい。
 
 質問者 もし私が何に成るのかを言うことがあなたにできるのなら、それは
     私の成長を見守る助けになるかもしれません。
 
 マハラジ
 何かに成るということなどないとき、どうして誰かに、あなたが何になるの
 か言うことができるだろうか?
 あなたはただ、あなたで在ることを発見するのだ。
 自分自身をひとつのパターンに鋳造することなど、悲惨なる時間の浪費だ。
 過去も未来も考えず、ただ在りなさい。
 
             『I AM THAT 私は在る』(p348-350)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 実在の体験、それはいつやってくるのでしょう、それは続くものな
>     のでしょうか?

“実在の体験”っていうのはないんじゃなかったっけ。

わたしはすでにわたしだし……、わたしは体験の対象にはなりえないから。

> マハラジ
> すべての体験は、かならず一時的なものだ。
> だが、すべての体験の根底にあるものは不動なのだ。

はい。

> 出来事と呼ばれるものは何ひとつ永続しない。

わかります。

> だが、ある出来事はマインドを浄化し、ある出来事はそれを汚(けが)して
> しまう。

なるほど。

> 深い洞察とすべてを包容する愛の瞬間はマインドを浄化する。

はい。

> だが、欲望と恐れ、妬(ねた)みと怒り、盲目と知的慢心は精神を汚し、鈍
> くしてしまうのだ。

はい。(*-_-*)

> 質問者 真我の実現はそれほどまでに重要なのでしょうか?

ふ。

> マハラジ
> それなしには、あなたは果てしない苦しみのなかで、無意味に欲望と恐れを
> 繰り返しながらそれらに食い尽くされてしまうだろう。

はい。

> ほとんどの人びとは苦痛に終わりがありうることさえ知らないのだ。

そうです。

> しかし、ひとたび彼らがその良い知らせを耳にしたならば、すべての争いや
> 葛藤(かっとう)を超えていくことがもっとも緊急の仕事となるだろう。

そうです。

> あなたは自由になれることを知っている。

はい。

> そして今、それはあなたにかかっているのだ。

そうです……。

> 永遠に空腹で、渇き、切望し、探し求め、手探りし、つかみ取り、つねに失
> い、悲しみに暮れるか、あるいは全身全霊で、何を加えることも、何を取り
> 去ることもない永遠の完成の状態を探求しに出かけるか、どちらかだ。

はい。(-_-)

> そのなかではすべての欲望と恐れは不在だ。

“永遠の完成の状態”のなかでは。

> それらがあきらめられたからではなく、それらに意味がなくなったからなの
> だ。

はい。(-||-)

> 質問者 ここまでは、あなたの言われることを理解しました。さて、私は何
>     をすべきなのでしょうか?

まったく。

> マハラジ
> 何もすることはないのだ。

(@_@)

> ただ在りなさい。

ということは……。

> 何もしてはいけない。

やっぱり、そういうことですか。

> 在りなさい。
> 山に登って洞窟のなかに座ることはない。

はい。

> 私は「あなた自身で在りなさい」とさえ言わない。
> なぜなら、あなたはあなた自身を知らないからだ。

わかっています。

> ただ在りなさい。

はい。

ただ……何もしないで。

> あなたは知覚可能な「外側」の世界でもなければ、思考可能な「内側」の世
> 界でもない。

はい。

> あなたは身体でもマインドでもないことを見極めたのだ。

はい。

> ただ在りなさい。

わかりました。

> 質問者 真我の実現には、確かに段階があるはずです。
> 
> マハラジ
> 真我の実現に段階などない。

はい。

> 何も漸進的なところはないのだ。
> それは突然起こり、後戻りできないものだ。

はい。

そう伺っています。

> あなたは新しい次元のなかに入り、そこから以前の次元が単なる抽象的観念
> でしかなかったことを見る。

「以前の次元が単なる抽象的観念でしかなかったことを見る」のか……。

> 日の出とともに、ものごとをあるがままに見るように、あなたは真我を実現
> することですべてをあるがままに見るのだ。

すべてをあるがままに見る。

> 幻想の世界は後に残されたままだ。

はい。

> 質問者 真我の実現の状態のなかでは、ものごとは変わるのでしょうか?
>     それらは色彩豊かになり、深い意味をもつようになるのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> その体験はまったく正しい。
> しかし、それは実在(サダヌバーヴ)の体験ではなく、宇宙との調和(サッ
> トヴァヌバーヴ)の体験だ。

なるほど。

わかるような気がします。

> 質問者 それでも、そこには進歩があるのでしょうか?

このひと、進歩が好きなのかな。

> マハラジ
> 準備(サーダナ)のなかに進歩はありうる。

はい。

> 実現は突然のものだ。

わかりました。

> 果実はゆっくり熟していく。
> しかし、落ちるのは突然であり、しかも、もとに戻ることはないのだ。

了解です。

> 質問者 私は身体的にも精神的にも安らかです。これ以上何が必要なのでし
>     ょうか?

ちょっと、たじたじとなったのかも。(^^;)

> マハラジ
> あなたの状態は究極の状態ではないかもしれない。

優しい言い方。

> あなたは自然な状態に戻ったことを、すべての欲望と恐れの完全な不在によ
> って自覚するだろう。

はい。

> 結局、すべての欲望と恐れの根本には、あなたがあるがままではないという
> 感覚があるのだ。

ああ……、たしかに、そういうことだ。(@_@)

> 関節がはずれているかぎり、脱臼(だっきゅう)したところが痛むように、
> そして関節がはめられたとたん、忘れ去られるように、すべての利己的関心
> は、ひとたび正常な状態に戻れば消えてしまう精神的な脱臼の症候なのだ。

なるほど、わかります。

> 質問者 そのとおりです。しかし、自然な状態に達するためのサーダナとは
>     何なのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 「私は在る」という感覚をつかみ、それ以外のすべてを除きなさい。

意味はわかったんだよな。

しかし……これは、本当にサーダナだ。(-_-;)

マインドに対する興味を失わなければならない。

なにしろ、自分のマインドと闘うことはできないわけだから。

> こうしてマインドが完全に沈黙したとき、それは新しい光とともに輝き、新
> しい知識とともに振動するのだ。

そうか。

> すべては自発的にやってくる。

そうか。

> ただ、「私は在る」という感覚をつかむ必要があるだけだ。

わかりました。(;_;)

> 眠りから覚めたときのように、あるいは歓喜の状態にいるように、あなたは
> 休息した感覚をもち、しかもなぜ、どのようにしてこれほど良い感じがする
> ようになったのか説明ができない。

ああ……。(;_;)

> 真我実現も同じように、あなたは完全で、充足し、快楽―苦痛から自由であ
> ると感じ、それにもかかわらず、何が、どうして、どのように起こったのか
> を説明できないのだ。

そうか……。

> あなたはそれを否定的な言語でしか表せない。
> 「私には、もはや何も間違ったところがない」と。

わかるような気がします。

> ただ過去との比較においてだけ、それから自由になったことを知るのだ。
> そうでなければ、あなたはただ、あなたのままなのだ。

はい。

> ほかの人たちに伝えようとしてはならない。

(-_-)O

> もしそうできるとしたら、それは本物ではなかったのだ。

(@_@)

> 沈黙しなさい。

……。(-_-)

> そして、それは行為のなかで、それ自身を表現するのを見守りなさい。

(-_-)

> 質問者 もし私が何に成るのかを言うことがあなたにできるのなら、それは
>     私の成長を見守る助けになるかもしれません。

さあ……どうかな。

> マハラジ
> 何かに成るということなどないとき、どうして誰かに、あなたが何になるの
> か言うことができるだろうか?

はい。

> あなたはただ、あなたで在ることを発見するのだ。

了解です。

> 自分自身をひとつのパターンに鋳造することなど、悲惨なる時間の浪費だ。

まったく。

> 過去も未来も考えず、ただ在りなさい。

はい。

……。

(-_-)

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(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


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『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

おこがましくも、『アセ通』既刊号はすべてここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


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▼『アセンション館通信』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単なるメールな
ど、ご自由にお書きいただければと思います。


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【ワクチン で ラクチン?】

今回も洒落名人さんからの情報を受け売りさせていただきます。m(_ _)m

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4月5日の読売新聞で、国内の野生アライグマが高病原性鳥インフルエンザ
(H5N1)に感染してたことがわかり、哺乳類では初めてとの報道がありました。

あらいぐまラスカルがあらいぐまタスカルになるのか気になるところですが、
人のワクチンも気になります。

新型インフルエンザの大流行前ワクチンの効果を調べている厚生労働省の研究
班は6日「事前接種しておけば、ウイルスへの抵抗力がつくまでの期間を大幅
に短縮できる」との有効性を認める結論をまとめました。

研究班は、医師や看護師ら410人にワクチンを接種し、ウイルスと闘う抗体が
体内にどれくらい生じたかなどを調べた結果、ワクチンを計2回接種すると、
初接種から6週間後には9割前後が免疫を獲得し、その後、時間の経過ととも
に免疫は低下していくが、あらかじめ2回接種すると、流行時にワクチンを
1回接種するだけで1週間後に免疫が上がることもわかったそうです。

これとは別に実施された5561人を対象にした副作用調査では、約3分の2が
痛みや腫れなどを訴え、一部が発熱、手足のしびれなどを訴えて入院し、
入院率はワクチン接種していない人とほとんど差がなかったそうです。

しかし入院していない人の症状は明らかに違います。

今回検討対象となったワクチンは、薬事法上の承認済みで、政府は3000万人分
を原液で備蓄済みで、厚労省は今秋までに、接種対象者をどこまで広げるか、
結論をまとめるそうですが、私には安心安全なス○○○があるので、大流行前
ワクチンは受けません。

ワクチンでラクチンは本当? このダジャレもウケません(笑)

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http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P31478903

[注]なお“ス○○○”と伏せ字にしているのは、興味を引くためではなく、
   オンライン宣伝を禁止されているためですので、ご了解ください。

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■ 3.「ご投稿・情報提供」:パールさん
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518

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今回、パールさんからいただいた個人メールですが、内容が「情報提供」に関
するものでしたので、こちらでご紹介させていただきます。

【件名】: 日本人の歴史
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 pariさん
 こんばんは
 今日はとても暑い日でした。
 日本人の歴史について、とても深い内容でしたので、メーメールする事に
 しました。
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 1 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477103696&owner_id
 
 2 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477111373&owner_id
 
 3 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477567605&owner_id
 
 4 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477584134&owner_id
 
 5 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477598869&owner_id
 
 物語は、今へとつながっています。
 
 それは物語ではなく、現実の今の世界へと!
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> pariさん
> こんばんは

パールさん、お久しぶりです。(^^)/

> 今日はとても暑い日でした。

まるで、夏のような暑さでしたね。

> 日本人の歴史について、とても深い内容でしたので、メーメールする事に
> しました。

ありがとうございます。

とても長尺ものの物語のようですね。

> 1 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=477103696&owner_id

この最初のリンクはコンテンツが削除されているかも。

> 物語は、今へとつながっています。
> 
> それは物語ではなく、現実の今の世界へと!

パールさん、情報投稿メール、ありがとうございました。

なかば事後承諾で、掲載させていただきましたからね。

m(_ _)m


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■ 4.編集後記:今日は暑い日でしたね。
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パールさんもおっしゃっていたように今日は暑い日でしたね。

昼、下の畑の脇に窪地を作った焼却場で、ちょっとゴミを燃やしました。

たいした量の紙ゴミでもないのに一瞬メラメラと勢い良く燃え上がり、微かに
不安を感じるほどでした。

今日は特に空気が乾燥していたらしく、何カ所か山火事があったそうですね。

気をつけなくては。

ロープが蛇に見えているだけであっても、ロープがロープに見えるまでは……
やっぱり蛇を見ていますから。

ところで……、いま思ったのですが、あの瞬間にも「私は在る」の感覚を掴ん
でいるなんて……、まったく及びもつかないこと。(*-_-*)

おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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