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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.329 2010/7/25(第329号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ
という言葉を信じた、仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 925名
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◇◇ もくじ ◇◇

1,変わるものは無視しなさい

2.写経ニサルガダッタ:【14 現れと実在】の2回目

3.「ご投稿・情報提供」:コスモスさん

4.編集後記:これぐらいで終わるのが分相応でいいです。
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■ 1,変わるものは無視しなさい
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暑くなりましたね。

夏になるとなぜか子供のころの夏休みを思い出すようです。

子供時代のなかでも、夏休みというのはやはり特別の時期だったのでしょう。

子供のころは、どうしてあんなに面白いことが多かったような気がするのでし
ょうか。

まあ、それだけ平和な子供時代を過ごしたということかもしれませんが。

吉本隆明さんがどこかで、“年を取るというのは面白いことが何もなくなるこ
とだ”とおっしゃっていました。

じつに的確なことを言うものだなぁ、と感心した記憶があります。

それはつまり、子供時代は期待に満ちていたということかもしれません。

年を取ると、肉体に関するかぎりあとは衰えるだけですから、できることもな
くなっていくわけで、その意味では期待の持ちようもありません。(^^;)

ふふ。

マインドだって、肉体が衰えればどうしたって衰えますしね。

なので、水泡に帰した期待というものが何だったのかと、まあ、そんなことを
思うようになるわけでしょう。

だから肉体に自己同化しているかぎり、年を取ってろくなことはありません。

もし、子供時代よりも少しでもましなことがあるとしたら、年齢相応に期待を
持たなくなっていることかもしれませんね。

子供のころは、自分がもっていないものに憧れても、まだ夢の先が長いので、
それを自分の肉体で実現できる可能性もありますから。

でも年寄りが自分がもっていないものに憧れたら……惨めなだけです。(^^;)

むしろ自ら進んで自分でないものを棄てるほうが可能性があるかも……。

(*^_^*)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

ご存知のように……ニサルガダッタの教えは驚くほど単純です。

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 私の例を見てみなさい。
 私のグルは、「私は在る」という感覚に留意し、ほかの何にも注意を払って
 はならないと指導し、私はただそれにしたがったのだ。
 私は呼吸や瞑想、あるいは聖典の研究などの特定の過程にはしたがわなかっ
 た。
 何が起ころうとも、それから注意を背け、「私は在る」という感覚とともに
 とどまったのだ。
 それはあまりにも単純で、粗野にさえ見えるかもしれない。
 私がそうした理由は、グルが私にそうするように言ったからだ。
 それでも、それは効果があったのだ!
 服従はすべての欲望と恐れに対する強力な解決策なのだ。
 
 マインドを占有するすべてのものから注意を背けなさい。
 完成しなければならない仕事は何であれ完成させなさい。
 だが、新たな義務は避けなさい。
 空っぽでいることを保ち、つねに用意のできた、開いた状態でありなさい。
 招かずにやってきたものを拒んではならない。
 最後には、あなたは無欲、歓喜の無執着、内なる平安、そして描写不可能な
 解放の状態に達する。
 しかも、それはすばらしく実在なのだ。
                          『私は在る』(p393)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

……。(-||-)

これ以上……理屈は何も要らないんですよね。(;_;)

要するに、これができないばかりに、いまだにうろうろしているだけです。

本当の信頼が起こったら……。

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 私は何ひとつ意図的にしなかった。
 手放そうという熱望、ひとりになること、内側へと向かうこと、すべてはひ
 とりでに起こったのだ。
 
 質問者
 あなたはまったく何の努力もしなかったのでしょうか?
 
 マハラジ
 何ひとつしなかった。
 私は真我を実現しようと苦悩していたわけでさえない。
 彼は私に「あなたは至高なるものだ」と告げ、そして死んだのだ。
 私にはただ彼を疑うことができなかった。
 それ以外はすべてひとりでに起こっていった。
 私は変わり続けていく私を見ていた。
 ただそれだけだ。
 実のところ、私は驚いている。
 しかし、彼の言葉を立証したいという熱望が湧いてきたのだ。
 私には彼が嘘をついているはずがないというあまりにも強い確信があったた
 め、彼の言葉の完全な意味を実現するか、そうでなければ死ぬしかないと感
 じたのだ。
 私の決意は強固なものだったが、何をすべきか知らなかった。
 私は何時間も彼のことと彼が確約した言葉を想い、議論することなく、ただ
 彼の言った言葉を覚えていたのだ。
                          『私は在る』(p409)
----------------------------------------------------------------------

……。(-||-)

こういう言葉を引用してしまうと……もう贅言を弄することができなくなって
しまいますが……。

結局……知ることができるものは……すべて知覚の対象です。

それは目の前の対象世界にしろ、自分の身体にしろ、想念にしろ、すべては、
つかの間の変化の相にすぎません。

自分も自分の世界も変わりつづける……。

変わらないのは……それを見ている「わたし」だけです。

それが……「私は在る」……ということだろうと思います。

サットグルの言葉とは……知覚の対象である「変わるもの」は無視しなさい…
…「変わるもの」への興味を失いなさい……ということだと思います。

変わるものは無視しなさい……。(-_-;)

それくらい単純で……はっきりしている。

誤解の余地は……ないわけです。

----------------------------------------------------------------------
 何をしようとあなたが変わることはないだろう。
 なぜなら、あなたには変わる必要がないからだ。
 あなたは身体やマインドを変えるかもしれない。
 だが、それはつねにあなたではなく、何か外側が変わったのだ。
 いったいどうして変わることを気にするのか?
 身体もマインドも、また意識さえもあなた自身ではないと、きっぱりと自覚
 しなさい。
 そして意識も無意識も超えたあなたの真の本性のなかにひとり在りなさい。
 明確な理解を除いては、いかなる努力もあなたをそこへ連れていかないだろ
 う。
 あなたの誤解を明らかにし、それを捨て去りなさい。
 ただそれだけだ。
 そこには探したり、見いだしたりするものは何もない。
 なぜなら、何も失われてはいないからだ。
 リラックスしなさい。
 そして「私は在る」を見守りなさい。
 実在はその背後にあるのだ。
 静かにしなさい。
 沈黙しなさい。
 それは現れるだろう。
 あるいはむしろ、それがあなたをそのなかへと連れていくだろう。
 
                          『私は在る』(p540)
----------------------------------------------------------------------

……。(-||-)

もう充分に教わって……マインドにこれ以上新たな餌をやる必要がないことは
……わかっています。

さて……それでもまだ……こんなメルマガを書き続けるられるのか……。

わかりません……。

起こるべきことが……起こるだけでしょう……。

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:【14 現れと実在】の2回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この質問者の言葉を聴いていると……ちょっと昔の自分を感じます。

もっとも昔の自分は……彼ほど神などという概念を知りませんでしたが。

その理屈っぽい質問者へのニサルガダッタからの最後の答えは……。

> もしあなたとあなたの神がともに無力ならば、そのことが、世界は偶然の産
> 物だということを暗示しているのではないだろうか?
> そして、もしそうならば、唯一あなたにできることはそれを超えていくこと
> だ。

そういうことですよね……。

これ以上……同じ質問を繰り返しても仕方がない。

では、【14 現れと実在】の2回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 神、宇宙、全体、絶対、至高といった言葉は、空気中の騒音にすぎ
     ません。なぜならそれらに対して、何も行動を起こすことはできな
     いからです。
 
 マハラジ
 あなたはあなただけが答えられる質問を持ちかけている。
 
 質問者 そんなふうに私をあしらわないでください。あなたはすぐに全体や
     宇宙といった想像上のことについて話します。全体や宇宙はあなた
     のもとにやってきて、そのように語ることをやめてほしいと頼むこ
     とはできません。私はそういった無責任な概括化に我慢ができない
     のです。その上、あなたはすぐにそれらを個人的立場で話しはじめ
     ます。因果関係なしではどんな秩序も目的ある行動も不可能なので
     す。
 
 マハラジ
 あなたはそれぞれの出来事の、すべての原因を知りたいのだろうか?
 それは可能だろうか?
 
 質問者 それが可能でないことはわかっています。私の知りたいことは、た
     だすべてのものごとには原因があるのか、そして原因に影響を与え
     ることができるならば、それが出来事にも影響を与えるのではない
     かということです。
 
 マハラジ
 出来事に影響を与えるのに、原因を知る必要はない。
 あなたがあらゆる出来事の源であり終焉(しゅうえん)ではないだろうか?
 それを源そのものでコントロールするがいい。
 
 質問者 毎朝、新聞を手にするたびに、貧困、憎悪、戦争といった、いつま
     でも排除されることがない世界中の不幸を知って、私は落胆します。
     私の質問は悲しみの要因とその原因、そしてその救済に関わるもの
     です。それを仏教主義だとあしらわないでください。どうか決めつ
     けないでください。原因はないというあなたの主張は、変化し続け
     る世界の希望すべてを消し去ります。
 
 マハラジ
 あなたは混乱しているのだ。
 なぜなら、あなたのなかに世界があるのではなく、世界のなかにあなたがい
 ると信じているからだ。
 誰が初めに現れるのだろう?
 あなたか、あなたの親だろうか?
 あなたは自分がある時、ある場所で生まれ、父と母、名前と形をもっている
 と想像している、それがあなたの罪と禍(わざわい)なのだ。
 もちろん、あなたが働きかければ世界を変えることができる。
 ぜひとも働きなさい。
 誰があなたを止めているのかね?
 私は思いとどまらせてはいない。
 原因があろうとなかろうと、あなたがつくった世界だ。
 あなたはそれを変えることができる。
 
 質問者 原因のない世界は完全に私のコントロールを超えています。
 
 マハラジ
 その反対に、あなたがその根源であり土台である世界を変える力は、完全に
 あなたの力のなかにあるのだ。
 想像されたものはいつでも溶解し、つくり変えることができる。
 もしあなたが本当に望むならば、すべては望むように起こる。
 
 質問者 私の知りたいことは、世界の不幸をどうすればいいのかということ
     です。
 
 マハラジ
 世界の不幸はそれと関わるなかで、あなたがあなた自身の欲望と恐れからつ
 くり出してきたのだ。
 すべてはあなたが真我の存在を忘れてしまったためだ。
 スクリーン上の画像に現実性を与えた上で、あなたはそれらの人々を愛し、
 彼らのために苦しみ、彼らへの救いを求める。
 そうではない。
 あなたはまず、あなた自身からはじめなければならないのだ。
 ほかに道はない。
 そうだ、働きなさい。
 働きかけることに問題はない。
 
 質問者 あなたの宇宙は、あらゆる可能性のある経験を含んでいるようです。
     人はそれをたどって方針を決め、喜びや悲しみの経験を持ちます。
     これが疑う心と探求心を目覚めさせ、視野を広げ、自己中心的で、
     かぎられた、自分だけの狭い世界を超えさせてくれます。この個人
     の世界を時間のなかで変えることはできますが、宇宙は永遠であり
     完全です。
 
 マハラジ
 ただの現れにすぎない幻を実在と見なすことは悲しむべき罪であり、すべて
 の災いの原因だ。
 あなたはすべてに遍在する、永遠で無限の創造的気づき――意識なのだ。
 それ以外のすべてはかぎられた時と場所のなかに在る。
 何が本来のあなたなのか、忘れてはならない。
 その合間に心ゆくまで働きなさい。
 仕事と知識は手に手をとって進むべきだ。
 
 質問者 私の感覚では、霊的成長は私の手の内にはないと思います。自ら計
     画を立て、それを実行していくことは、どこにも導いてくれません。
     ただ自分自身のなかで輪を描いて走るまわるだけです。神は果物が
     熟したと思ったとき、それを採って食べるでしょう。まだ完熟して
     いない果物なら、その日が来るまで世界の樹に残すでしょう。
 
 マハラジ
 神があなたのことを知っていると思うのかね?
 世界のことさえ彼は知らないのだ。
 
 質問者 私の神は、あなたの神とは違う神です。私の神は慈悲深く、私たち
     とともに苦しみます。
 
 マハラジ
 あなたがひとりを救おうと祈る間に、何千人もが死んでいく。
 そして、もしすべての死が止められたならば、地球上に空間がなくなってし
 まうだろう。
 
 質問者 私は死を恐れてはいません。私の関心は悲しみと苦しみにあるので
     す。私の神はシンプルな、むしろ無力な神です。彼には私たちに賢
     くなるよう強いる力はありません。彼はただ傍らに立ち、待つだけ
     です。
 
 マハラジ
 もしあなたとあなたの神がともに無力ならば、そのことが、世界は偶然の産
 物だということを暗示しているのではないだろうか?
 そして、もしそうならば、唯一あなたにできることはそれを超えていくこと
 だ。
 
                         『私は在る』(p61-63)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 神、宇宙、全体、絶対、至高といった言葉は、空気中の騒音にすぎ
>     ません。なぜならそれらに対して、何も行動を起こすことはできな
>     いからです。

ははは。

> マハラジ
> あなたはあなただけが答えられる質問を持ちかけている。

こういう応答もあるんですね。

> 質問者 そんなふうに私をあしらわないでください。あなたはすぐに全体や
>     宇宙といった想像上のことについて話します。全体や宇宙はあなた
>     のもとにやってきて、そのように語ることをやめてほしいと頼むこ
>     とはできません。私はそういった無責任な概括化に我慢ができない
>     のです。その上、あなたはすぐにそれらを個人的立場で話しはじめ
>     ます。因果関係なしではどんな秩序も目的ある行動も不可能なので
>     す。

そうか……われわれはこうやって自分の牢獄を構築するわけか……。(-_-;)

形あるものの存在を信頼するかぎり……これはこれで反論できませんものね。

> マハラジ
> あなたはそれぞれの出来事の、すべての原因を知りたいのだろうか?
> それは可能だろうか?

いえ、誰にもできないでしょう。
 
> 質問者 それが可能でないことはわかっています。私の知りたいことは、た
>     だすべてのものごとには原因があるのか、そして原因に影響を与え
>     ることができるならば、それが出来事にも影響を与えるのではない
>     かということです。

言う意味はわかります。

ただ……質問を向けた相手が……期待の範囲に収まらなかった。

> マハラジ
> 出来事に影響を与えるのに、原因を知る必要はない。

え。(?_?)

> あなたがあらゆる出来事の源であり終焉(しゅうえん)ではないだろうか?
> それを源そのものでコントロールするがいい。

うーむ。

> 質問者 毎朝、新聞を手にするたびに、貧困、憎悪、戦争といった、いつま
>     でも排除されることがない世界中の不幸を知って、私は落胆します。
>     私の質問は悲しみの要因とその原因、そしてその救済に関わるもの
>     です。それを仏教主義だとあしらわないでください。どうか決めつ
>     けないでください。原因はないというあなたの主張は、変化し続け
>     る世界の希望すべてを消し去ります。

うう……。

> マハラジ
> あなたは混乱しているのだ。
> なぜなら、あなたのなかに世界があるのではなく、世界のなかにあなたがい
> ると信じているからだ。

初めてこれを聞かされたときは……驚きますよね。

というか……意味がわからない。

> 誰が初めに現れるのだろう?
> あなたか、あなたの親だろうか?
> あなたは自分がある時、ある場所で生まれ、父と母、名前と形をもっている
> と想像している、それがあなたの罪と禍(わざわい)なのだ。

これが……感覚的存在という夢のゲームの始まりですよね。

> もちろん、あなたが働きかければ世界を変えることができる。

夢の中では“働きかければ世界を変えることができる”……。

> ぜひとも働きなさい。
> 誰があなたを止めているのかね?
> 私は思いとどまらせてはいない。
> 原因があろうとなかろうと、あなたがつくった世界だ。
> あなたはそれを変えることができる。

怠け者と働き者のまわりでは……それぞれ別のことが起こる……。

> 質問者 原因のない世界は完全に私のコントロールを超えています。
> 
> マハラジ
> その反対に、あなたがその根源であり土台である世界を変える力は、完全に
> あなたの力のなかにあるのだ。

こういう言葉のリアリティが……伝わらなかった。

> 想像されたものはいつでも溶解し、つくり変えることができる。
> もしあなたが本当に望むならば、すべては望むように起こる。

ニサルガダッタがこういう……“引き寄せの法則”みたいなことを言うことも
あるのかな……。

それとも……これは悟った後の世界のことを言っているのか……。

たぶん……後者だ……。

> 質問者 私の知りたいことは、世界の不幸をどうすればいいのかということ
>     です。
> 
> マハラジ
> 世界の不幸はそれと関わるなかで、あなたがあなた自身の欲望と恐れからつ
> くり出してきたのだ。

これはいかにもニサルガダッタの言葉……。

> すべてはあなたが真我の存在を忘れてしまったためだ。

はい。

> スクリーン上の画像に現実性を与えた上で、あなたはそれらの人々を愛し、
> 彼らのために苦しみ、彼らへの救いを求める。

はい。

> そうではない。
> あなたはまず、あなた自身からはじめなければならないのだ。
> ほかに道はない。

「ほかに道はない」……これがなかなかハラに入らない……。

そして……夢の中での実現を願う……「ほかの道」を探すわけだ……。

> そうだ、働きなさい。
> 働きかけることに問題はない。

いろいろな働きかけ方は……あったとしても。

> 質問者 あなたの宇宙は、あらゆる可能性のある経験を含んでいるようです。
>     人はそれをたどって方針を決め、喜びや悲しみの経験を持ちます。
>     これが疑う心と探求心を目覚めさせ、視野を広げ、自己中心的で、
>     かぎられた、自分だけの狭い世界を超えさせてくれます。この個人
>     の世界を時間のなかで変えることはできますが、宇宙は永遠であり
>     完全です。

このひとの世界観か……。

> マハラジ
> ただの現れにすぎない幻を実在と見なすことは悲しむべき罪であり、すべて
> の災いの原因だ。

「悲しむべき罪」の文脈はわかりませんが……「すべての災いの原因」の意味
はわかります。

もしかして……「悲しむべき罪」とは……キリスト教の「原罪」の最も洗練さ
れた解釈みたいなニュアンスかも……。

> あなたはすべてに遍在する、永遠で無限の創造的気づき――意識なのだ。

はい。(-_-)

> それ以外のすべてはかぎられた時と場所のなかに在る。

わかります。

> 何が本来のあなたなのか、忘れてはならない。

はい。

> その合間に心ゆくまで働きなさい。

わかりました。

> 仕事と知識は手に手をとって進むべきだ。

ふーむ。

> 質問者 私の感覚では、霊的成長は私の手の内にはないと思います。自ら計
>     画を立て、それを実行していくことは、どこにも導いてくれません。
>     ただ自分自身のなかで輪を描いて走るまわるだけです。神は果物が
>     熟したと思ったとき、それを採って食べるでしょう。まだ完熟して
>     いない果物なら、その日が来るまで世界の樹に残すでしょう。

へー、こういう観念を持っているかたなんだ。

> マハラジ
> 神があなたのことを知っていると思うのかね?
> 世界のことさえ彼は知らないのだ。

こういう言い方は……とても納得できて……好きです。

> 質問者 私の神は、あなたの神とは違う神です。私の神は慈悲深く、私たち
>     とともに苦しみます。

ははは。(^^)

いえ、表面的な意味はよくわかります。

> マハラジ
> あなたがひとりを救おうと祈る間に、何千人もが死んでいく。
> そして、もしすべての死が止められたならば、地球上に空間がなくなってし
> まうだろう。

まことに……リアリスト……。

> 質問者 私は死を恐れてはいません。私の関心は悲しみと苦しみにあるので
>     す。私の神はシンプルな、むしろ無力な神です。彼には私たちに賢
>     くなるよう強いる力はありません。彼はただ傍らに立ち、待つだけ
>     です。

『カラマーゾフノ兄弟』の「大審問官」の挿話に出てくる神や、遠藤周作さん
の『沈黙』に出てくる神のイメージのような……。

> マハラジ
> もしあなたとあなたの神がともに無力ならば、そのことが、世界は偶然の産
> 物だということを暗示しているのではないだろうか?

論理を貫徹すれば……そういうことになります。

> そして、もしそうならば、唯一あなたにできることはそれを超えていくこと
> だ。

はい。

わかりました……。(-_-)

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

おこがましくも、『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


        …………○…………○…………○…………


▼『アセンション館通信』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単なるメールな
ど、ご自由にお書きいただければと思います。


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■ 3.「ご投稿・情報提供」:コスモスさん
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『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


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じつは前回、コスモスさんから前々回327号の「量子力学の話」にちなんで、
“インドのバガヴァンのスピーチ”に関する情報をいただいていました。

ただ、いただいた時間がじゃっかん遅かったものですから、その投稿を確認し
なまま配信登録をしてしまいました。

早速、今回ご紹介させていただきます。

【件名】: バガヴァン ウェブキャストより
----------------------------------------------------------------------
 pariさん こんにちは、
 先週の7月11日号の量子力学の話はとても、おもしろかったですね。
 インドのバガヴァンのウェブキャストで関連するスピーチがありましたので
 転載します。
 
 5月16日バガヴァンウェブキャストより一部抜粋 
 
 「私たちは、傷ついたことや痛みによるチャージ(心の負担)は、苦しみを
 保持できる脳の容量と関係があります。五感の開放というものは、脳の反応
 する時間に関係があります。今私たちは五感の解放について話しをしていま
 す。それが一度起きれば、私たちは現実をありのまま体験することができま
 す。
 脳が外からの刺激に反応してそれを感知する時間は、約100分の1秒の速さ
 で、私たちの脳の処理中枢に届きます。もう一度繰り返しますが、どんな外
 からの刺激も100分の1秒の速さで、脳が処理する中枢へ届き、脳はそれを10
 分の1秒の速さで処理します。しかし、私たちがそれに反応するには、2分の1
 秒もかかってしまいます。なぜそんなに時間がかかるのでしょうか。なぜな
 らその間の時間は失われていて、ちょうどその瞬間にマインド(思考)が介
 入して私たちが体験するのを邪魔しているからです。
 もし私たちがその反応時間を10分の1秒まで短縮できたら、マインドは私たち
 の五感に介入することができません。10分の1秒まで反応が縮まって、感覚が
 開放されたら、私たちは現実をありのままに体験することができるのです。
 現実をありのままに感じることができるならば、あなたは天国にいるのです
 。それは楽園を取り戻したということなのです。」
 
 6月6日バガヴァンウエブキャストより一部抜粋
 
 あなたが今どんな考えを抱こうとも、それはあなたの祖先たちも体験してき
 たものです。新しい考えなど何ひとつありません。ただ考えをピックアップ
 し、再プロセスするのです。それらはとても古いものです。いわゆる現代の
 考えですら非常に古いものです。それは単にあなたの脳によってリサイクル
 されたにすぎません。
 さて、もしあなたが中世のひとを見ても、その人の考えもまた同じようなも
 のです。あなたの考えは思考層にあります。それはアジナチャクラ(第三の
 目)から入ってきてビンドウ(頭の後ろ側)から抜けていきます。それだけ
 です。受信し、伝達します。受信し、プロセスし伝達します。ただそれが行
 われているのです。
 ですから、彼は自分のマインドが機能しているのを見るのです。
 話すとき、彼は話し続けます。自分の口が動き、声が出ているのを見ます。
 それは全てマインドによってコントロールされています。しかし彼はマイン
 ドではありません。彼は自分がそこに介入することなく、スピーチが自動的
 に行われていることを見ることでしょう。それは本当に驚嘆すべきことで
 す。すべては自動的に起きています。身体が自動的に機能しています。
 実際、全ては自動的に行われています。
 さて、例えば、あなたはそれに疑いを抱くかもしれません。「自分が手を動
 かそうと決めたのだ」と言うかもしれません。しかし現代科学は非常に進歩
 しており、脳をリアルタイムで観察することができます。すると、あなたが
 自分の手を動かす前に、脳はすでにあなたの手を動かそうと決断しているの
 です。そして手を動かす前にあなたが手を動かすことを決めた、と言うイリ
 ュージョンを与えるのです。実際、そこにあなたの役割は何もありません。
 なぜなら、あなたはそこにはいないからです。
 真実は、あなたはそこにはいないのです。自分がそこにいると考えるのはイ
 リュージョンです。考えている人はいません。それはイリュージョンです。
 考えているディーバックという人はいません。考えがあるだけです。円を描
 くと、自然に円の中心が生じるのと同じです。
 考えるという行為は、考える人というイリュージョンを作り出します。
 そこには誰もいません、ただ考えるという行為が続くだけです。ですからす
 べては、自動的です。それが生きることのすばらしさです。もう一度言いま
 すが、あなたの考えはあなたの考えではありません。あなたのマインドはあ
 なたのマインドではありません。あなたの身体はあなたの身体ではありませ
 ん。あなたのセルフ(自己)は概念にすぎません。それはつまり、あなたは
 存在しないということです。全ては自動的です。目覚めた人、悟った人はこ
 のように見ています。全ては自動的です。その人はただ目撃し、体験してい
 るだけです。それが全てです。同一化しません。
 
 転載終わり
----------------------------------------------------------------------

コスモスさん、前回掲載できなくてご免なさい。<(_ _)>

ところで、これはまた「自己」という虚構概念についての厳密な時間スケール
まで入ったお話ですね。

あらゆる思考は“脳によるリサイクル”だったんですねぇ。

ただそういうことは知らなくても、マインドが介入さえしなければわれわれが
天国にいる、というお話はとても納得できますね。

コスモスさん、ご投稿ありがとうございました。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


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■ 4.編集後記:これぐらいで終わるのが分相応でいいです。
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暑いですね。

わたしはどちらかと言うと寒がりの方なので……いっぱいに開け放した窓から
通り抜ける風だけで……充分しのげますけど。

いまは土曜日の二時過ぎ……。

これぐらいで終わるのが分相応でいいです。

このくらいの感じで……続けられるかもしれません。

酷暑の候、ご自愛ください。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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