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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.332 2010/8/15(第332号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ
という言葉を信じた、仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 924名
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◇◇ もくじ ◇◇

1,「誠実さ」が成熟の象徴

2.写経ニサルガダッタ:【13 至高なるもの、マインド、身体】の3回目

3.編集後記:このごろ……すぐに頭の限界が来ます……。
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■ 1,「誠実さ」が成熟の象徴
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あらゆる思考の内容は……真我には何の関係もない……。

これは……確かです。

頭のなかでどんな想念が動いていようと……真我には関係ないわけです。

真我はそれを……可能にしているだけですから。

そのことに……疑問はありません。

むろん……真我がなければ……そのような想念自体……顕現すらできない。

それも……確かです。

ただ……頭のなかの思いが“自分”に関係があるという……習慣的な……いわ
ば“連想反射”みたいなものが……あります。

その瞬間瞬間に浮上する……想念の種類に応じて……自分の運命が揺らされて
いるように……ついつい想像してしまう。

自分がそれに影響を受け……それに左右される……かのように。

むろん……この身体過程と……それに付随する気分は……影響を受けます。

これは……避けられない……。

変化するものは……変化しつづける……わけですから。

だから……ある意味で……この習慣的“連想反射”は……正しいです。

“ある意味”というのは……変化するもののなかに自分がいる……という常識
のなかにいるかぎり……ということです。

でも、影響を受ける“自分”は……わたしではありません。

もし、わたしがその影響を受ける“自分”だったら、一回この地獄を味わった
ら、もう永遠に解放されるわけでしょうけどね。(^^;)

じつは、事実、わたしはこの身体にまつわる過程ではないために、この顕現の
過程を実在と見て、それに興味を持っているかぎり……とめどがない。

またいつか、身体過程に自己同化して……欲望と恐怖の間をこづき回されなけ
ればならない……。

だから、いつかどこかで、この身体過程の所属する世界が、完璧な幻影であっ
て、じつは実在していないことを、知らなければならないのだと思います。

(=_=)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

ニサルガダッタの『私は在る』を読みはじめてから……もう、ずいぶんの時間
が流れました。

その間“わたし”は……ニサルガダッタの教えから……大いに恩恵を受けたよ
うでもあり……ほとんど何も恩恵を受けなかったようでもあります。(-_-;)

福間巌さんによる翻訳書『私は在る』から……多大な恩恵を受けて……すでに
はるか彼方の安心に至られている方々もたくさんおられることでしょう。

このメルマガを読んでくださっている方々のなかにも……メルマガのプロセス
の遅さにつき合いきれなくなっている方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ……教えを理解するのは……マインドの仕事です。

つまり……この身体を自分と思っている“わたし”が……しなければならない
ことです。

たとえそれが……“わたし”の自由にならない……運命によるとしても。

いずれにせよ……“わたし”(というマインド:身体意識過程)の理解が深ま
らないことには……その先の恩寵もありえないわけです。

さて……そうであるとして……この間“わたし”は……いったい……何を理解
し……記憶してきたのだろうか? (-_-;)

そして……いま“わたし”は……何を理解しているのだろうか?

……。(=_=)

“わたし”が最初に……『私は在る』の世界への入り口……を見つけたと思っ
たのは……次の箇所でした。

----------------------------------------------------------------------
 マハラジ
 私は時間、空間、原因を超えたあるがままの私自身を知っているのだ。
 あなたは他のことに没頭していて、偶然知らないだけなのだ。
 
 質問者
 どうして私はそんなにも没頭してしまうのでしょうか?
 
 マハラジ
 なぜならあなたは興味があるからだ。
                          『私は在る』(p396)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

そうか……実在に向かうためには……まずその前に……現象世界に対する興味
を失う必要があるんだ……と理解したのでした。

「このメルマガの趣旨」に……“仮現の現象世界に興味を失うための努力”…
…という言葉があるのはそのためです。

そして……この身体が下垂体腫瘍の手術から退院してきたころ……“わたし”
がニサルガダッタから教わった最大の知見は、

----------------------------------------------------------------------
 あなたが知覚可能、想像可能なものは何ひとつあなたではありえず、何であ
 れ、意識の領域に現れるものは自己ではないとひとたび理解したなら、より
 深い自己実現への唯一の方法として、すべての自己同一化を断ち切ることだ
 ろう。
 否定することによって、文字どおりあなたは、まさにロケットのように進歩
 するのだ。
 あなたが身体のなかにもマインドのなかにも存在せず、しかもその両方に気
 づいていると知ることは、すでに自己知識なのだ。
                          『私は在る』(p537)
----------------------------------------------------------------------

ということでした。

「知覚可能、想像可能なもの」は……何ひとつわたしではない……。

これは“わたし”にとって……いまだかつて聞いたことのない言葉でした。

これが“サットグル”の言葉というものなのでしょう……。

そして確かに……もし、このメッセージを吸収し、咀嚼すれば、

> より深い自己実現への唯一の方法として、すべての自己同一化を断ち切るこ
> とだろう。

という結論しか……でてこないわけです。

ここで「より深い自己実現」と表現されているものが、いわゆるニューエイジ
の「自己実現」でありえないことは自明です。

なので、翻訳者の福間巌さんも、英文原典の「Self-realization」に、多くは
「自己実現」ではなく「真我の実現」という訳語を当てているわけでしょう。

その「真我の実現」への“唯一の方法”が……“すべての自己同一化を断ち切
ること”です。

そのうえ、ニサルガダッタは、

> あなたが身体のなかにもマインドのなかにも存在せず、しかもその両方に気
> づいていると知ることは、すでに自己知識なのだ。

と保証しています。

ということは……身体意識過程であるたマインドが……真我に関して“知識”
として理解すべきことは……これ以上何もない……ということだと思います。

自分が知覚でき、想像できるものは、何ひとつ自分ではない……それらは自分
が見ている対象物でしかありえない……という知識です。

実際……身体意識過程であるマインドが……理解すべきことは……それしかな
いわけです。

それしかないのですから……マインドにできることは……それで終わりです。

> あなたが身体のなかにもマインドのなかにも存在せず、しかもその両方に気
> づいていると知ることは、すでに自己知識なのだ。

すでにその「自己知識」を……“わたし”はもっている……。

この身体意識過程の……検索可能範囲内の……記憶のなかに……。

にもかかわらず……まだ何かを“待っている”……。

知覚可能な経験として……何かが起こるのを……待っている……。

ところが……状況が一向に……煮詰まってこない……。

知るべきことは……知ったというのに……。

これ以上……知るべきことは……何もないというのに……。(=_=)

なぜ……状況は深まらないのだろうか……。

そういう思いで……『私は在る』のなかに……ヒントを探し求めてきました。

そうして……出会ったのが……次の一節です……。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 私には誠実さが足りません。
 
 マハラジ
 自己背信は悲惨な問題だ。
 それはマインドを癌のように腐らせてしまう。
 明晰(めいせき)性と考え方の高潔さのなかに治療法があるのだ。
 あなたが幻想の世界に生きていることを理解しようとしてみなさい。
 それを調べ、その根底にあるものを暴きなさい。
 そうしようと試みること自体が、あなたを誠実にするだろう。
 なぜなら、正しい、真剣な試みのなかに至福があるからだ。
 
                          『私は在る』(p548)
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

“わたし”の状況が深まらないのは……“誠実さが足りない”から……。

出会うべきものに……出会ったと思いました。

福島さんが「誠実さ」と訳している言葉は……「earnest」です。

earnest:【1-形】真面目な、熱心な、真剣な、本気の、重大な
     【1-名】真面目、熱心、真剣、本気

真面目さ、熱心さ、真剣度、本気度……どう言っても同じでしょう。

それが足りないとなったら……何をかいわんやです。

状況など……深まるはずもありません。

これに対して……ニサルガダッタはこう応じています。

> 自己背信は悲惨な問題だ。

(>_<)

> それはマインドを癌のように腐らせてしまう。

(/_;)

「それはマインドを癌のように腐らせてしまう」……。

ここで「自己背信」と訳されている言葉は……「Self-betrayal」……。

端的に言えば……自らを裏切ること……です。

マインドの一部で……こう思いながら……別の一部で……別のことをすること
でしょう……。

> それはマインドを癌のように腐らせてしまう。

(-_-)

では……どうすればいいのか?

> 明晰性と考え方の高潔さのなかに治療法があるのだ。

治療法は……明晰性と考え方の高潔さ……だとニサルガダッタは言います。

そんなことが……自分に可能なのか……。

それに対する……ニサルガダッタの答えです。

> あなたが幻想の世界に生きていることを理解しようとしてみなさい。

あ。(*_*)  ⌒★?

自分が本当に“幻想の世界”に生きていることを……理解しようとしてみる。

> それを調べ、その根底にあるものを暴きなさい。

自分のマインドがどんなものを創造するかを……調べてみる……。

> そうしようと試みること自体が、あなたを誠実にするだろう。

(@_@)

> なぜなら、正しい、真剣な試みのなかに至福があるからだ。

「正しい、真剣な試みのなかに至福がある」……。

……。(-_-)

(-||-)

この引用箇所のすぐ前に……次のような部分があります……。

----------------------------------------------------------------------
 私たちがそれを見失うのは、私たちのマインドがつねに過去と未来の間を行
 き来しているからだ。
 マインドが今に焦点を当てるために止まることはないだろう。
 もし興味が起これば、それは比較的簡単にできるのだ。
 
 質問者 何が興味を起こさせるのでしょうか?
 
 マハラジ
 誠実さ、成熟の象徴だ。
                          『私は在る』(p548)
----------------------------------------------------------------------

「誠実さ」(earnest)こそが……成熟の象徴だそうです……。

自分がいまのいま……幻想の世界を生きているという理解……。

自分の内側に隠れているという真の平安以外に……そこからのどんな抜け道も
ない……という理解のなかで……「誠実さ」(earnest)が熟成する……。

> あなたが幻想の世界に生きていることを理解しようとしてみなさい。

(-_-)

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【13 至高なるもの、マインド、身体】3回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この章のクライマックスですね。

質問者は、「何をもって至高なるものを認識するのか?」と尋ねます。

それに対する、マハラジの答えです。

> それが何の痕跡(こんせき)も残さないということが要点なのだ。
> 何によっても認識することはできない。
> あらゆるしるしや手がかりの探求をあきらめることによって、直接に見られ
> なければならない。
> すべての名前と形が放棄されたとき、実在が残る。
> あなたがそれを探す必要はない。
> 複数制と多様性はただのマインドの戯れだ。
> 実在はひとつだ。

……。(-_-)

「あらゆるしるしや手がかりの探求をあきらめる」……。

(-||-)

では、【13 至高なるもの、マインド、身体】の3回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 至高なるものは意識しているのでしょうか?
 
 マハラジ
 私の経験では、それは意識してもいず、無意識でもない。
 
 質問者 プラジニャーナム ブラフマ。このプラジニャーとは何でしょうか?
 
 マハラジ
 それは生命そのものの非――自意識的知識だ。
 
 質問者 それは生命力、生命のエネルギー、生気なのでしょうか?
 
 マハラジ
 エネルギーがはじめに現れる。
 すべてはエネルギーが形を取ったものだからだ。
 意識は目覚めの状態においてもっとも差異が認められる。
 夢見においてはより少ない。
 眠りにおいてはさらに少ない。
 第四の状態では均質だ。
 それを超えると、表現不可能な、単一の実在、それがジニャーニの生きる世
 界なのだ。
 
 質問者 私は手を切ってしまったのですが、それは治りました。いったい何
     の力によって治ったのでしょう?
 
 マハラジ
 生命の力によってだ。
 
 質問者 その力とは何なのでしょうか?
 
 マハラジ
 それは意識だ。
 すべては意識なのだ。
 
 質問者 意識の源泉は何でしょうか?
 
 マハラジ
 意識そのものがすべての源なのだ。
 
 質問者 意識なしに生命はありうるでしょうか?
 
 マハラジ
 いいや。
 生命なしには意識もありえない。
 それらはひとつだ。
 しかし実際には、究極なるものだけが存在する。
 それ以外は名前と形があるだけだ。
 あなたが名前と形のあるものだけが存在するという考えにしがみつくかぎり、
 至高なるものは、あなたにとって非存在のものとしてしか映らないだろう。
 名前と形は実態のない空虚な殻(から)にすぎず、実在は名前も形もない純
 粋な生命のエネルギーと意識の光だと理解したとき、あなたは実在の深い静
 寂に浸り、平和の内に在ることだろう。
 
 質問者 もし時間と空間がただの幻想で、あなたはそれらを超えているとい
     うのなら、今のニューヨークがどのような天気なのか言ってくださ
     い。暑いですか、それとも雨ですか?
 
 マハラジ
 どうして私にそれが言えよう?
 そういったことには特別な訓練が必要だ。
 そうでなければ、ニューヨークに行くがいい。
 私が時間と空間を超越していることは確かかも知れないが、ある一定の時間
 と空間において、思いのままに自分の所在を選定することはできない。
 興味もなければ特別なヨーガのトレーニングをする理由もない。
 ニューヨークという名前を今耳にしたが、私にとってはただの言葉にすぎな
 い。
 原子のひとつひとつがこの宇宙と同じほど複雑な宇宙かもしれない。
 そのすべてを私が知らねばならないかね?
 確かにできる、もし訓練するならば。
 
 質問者 ニューヨークの天候について尋ねたことで、私はどこで間違いを犯
     したのでしょうか?
 
 マハラジ
 世界とマインドはともに存在の状態だ。
 至高なるものとは、ある状態ではない。
 それはすべての状態に遍在しているが、何かほかの状態ではない。
 至高なるものはまったく原因がなく、独立し、それ自身において完成してい
 る。
 時間も空間も、マインドも物質も超越したものなのだ。
 
 質問者 何をもって至高なるものを認識するのでしょうか?
 
 マハラジ
 それが何の痕跡(こんせき)も残さないということが要点なのだ。
 何によっても認識することはできない。
 あらゆるしるしや手がかりの探求をあきらめることによって、直接に見られ
 なければならない。
 すべての名前と形が放棄されたとき、実在が残る。
 あなたがそれを探す必要はない。
 複数制と多様性はただのマインドの戯れだ。
 実在はひとつだ。
 
 質問者 もし実在が何の証拠も残さないのなら、それについて話すことさえ
     できません。
 
 マハラジ
 それは在る。
 それを否定することはできない。
 それは深遠な、神秘を超えた神秘なのだ。
 だが、それは在る。
 それ以外のすべてはただ起こるだけだ。
 
 質問者 それは未知なるものなのでしょうか?
 
 マハラジ
 未知も既知もともに超えている。
 しかし、私なら未知よりも既知と呼ぶだろう。
 なぜなら、いつであれ何かが知られたとき、知られたものは実在だからだ。
 
 質問者 沈黙は実在の特質なのでしょうか?
 
 マハラジ
 それもまたマインドのものだ。
 すべての状態と条件はマインドに属する。
 
 質問者 サマーディとは何でしょうか?
 
 マハラジ
 意識を使わないことがサマーディだ。
 ただマインドに触れないのだ。
 身体からもマインドからも何も求めないことだ。
 
                         『私は在る』(p57-59)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 至高なるものは意識しているのでしょうか?

(-_-)O

> マハラジ
> 私の経験では、それは意識してもいず、無意識でもない。

……。

> 質問者 プラジニャーナム ブラフマ。このプラジニャーとは何でしょうか?
> 
> マハラジ
> それは生命そのものの非―自意識的知識だ。

……。

> 質問者 それは生命力、生命のエネルギー、生気なのでしょうか?
> 
> マハラジ
> エネルギーがはじめに現れる。
> すべてはエネルギーが形を取ったものだからだ。
> 意識は目覚めの状態においてもっとも差異が認められる。
> 夢見においてはより少ない。
> 眠りにおいてはさらに少ない。
> 第四の状態では均質だ。
> それを超えると、表現不可能な、単一の実在、それがジニャーニの生きる世
> 界なのだ。

まあ……マインドで理解しようもない世界の……描写なのでしょうが。

顕微鏡とか……望遠鏡の……フォーカスの話のようにも聞こえます。

あるいは……数学の……微分とか……積分とか……。

ある変化のパターンのなかには……苦痛も快楽も……あるよ、と。

でも……それは……実体を持って存在しているわけではない……。

それは単に……変化のパターンの記憶の……ある位相のなかで……捏造された
物語にすぎない。

すべて……変化を実在と見るか……非実在と見るか……というところに収斂し
ていくような……。

映画のなかで紡がれる物語はすべて……実在するスクリーンがあっての話。

変化パターンの記憶のなかで構築される物語はすべて……それを今のなかで
実在を付与する……唯一の実在……「わたし」あっての話。

> 質問者 私は手を切ってしまったのですが、それは治りました。いったい何
>     の力によって治ったのでしょう?

いったい何の力によって治ったのでしょう?

> マハラジ
> 生命の力によってだ。

ああ……。

> 質問者 その力とは何なのでしょうか?
> 
> マハラジ
> それは意識だ。
> すべては意識なのだ。

(-||-)

> 質問者 意識の源泉は何でしょうか?
> 
> マハラジ
> 意識そのものがすべての源なのだ。

「意識そのものがすべての源」……。

> 質問者 意識なしに生命はありうるでしょうか?

(-_-)O

> マハラジ
> いいや。
> 生命なしには意識もありえない。
> それらはひとつだ。

はい……。

> しかし実際には、究極なるものだけが存在する。

実際には……わたしだけが存在する。(-_-;)(\←利いたふうな。(\/U)

> それ以外は名前と形があるだけだ。

はい。

> あなたが名前と形のあるものだけが存在するという考えにしがみつくかぎり、
> 至高なるものは、あなたにとって非存在のものとしてしか映らないだろう。

あーあ。

そういうことですか。

> 名前と形は実態のない空虚な殻(から)にすぎず、実在は名前も形もない純
> 粋な生命のエネルギーと意識の光だと理解したとき、あなたは実在の深い静
> 寂に浸り、平和の内に在ることだろう。

そこが……わたしが落ち着ける場所か……。

> 質問者 もし時間と空間がただの幻想で、あなたはそれらを超えているとい
>     うのなら、今のニューヨークがどのような天気なのか言ってくださ
>     い。暑いですか、それとも雨ですか?

これはまた……。

> マハラジ
> どうして私にそれが言えよう?
> そういったことには特別な訓練が必要だ。
> そうでなければ、ニューヨークに行くがいい。

まったく。

> 私が時間と空間を超越していることは確かかも知れないが、ある一定の時間
> と空間において、思いのままに自分の所在を選定することはできない。
> 興味もなければ特別なヨーガのトレーニングをする理由もない。

わかります。

> ニューヨークという名前を今耳にしたが、私にとってはただの言葉にすぎな
> い。

はい。

> 原子のひとつひとつがこの宇宙と同じほど複雑な宇宙かもしれない。

なるほど。

> そのすべてを私が知らねばならないかね?
> 確かにできる、もし訓練するならば。

……。

> 質問者 ニューヨークの天候について尋ねたことで、私はどこで間違いを犯
>     したのでしょうか?

たしかに、それに答えられる全能の神もいるかもしれないけれど……。

> マハラジ
> 世界とマインドはともに存在の状態だ。
> 至高なるものとは、ある状態ではない。

はい。

> それはすべての状態に遍在しているが、何かほかの状態ではない。

わかります。

> 至高なるものはまったく原因がなく、独立し、それ自身において完成してい
> る。
> 時間も空間も、マインドも物質も超越したものなのだ。

はい。

> 質問者 何をもって至高なるものを認識するのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> それが何の痕跡(こんせき)も残さないということが要点なのだ。

おお……。

> 何によっても認識することはできない。

はい。

> あらゆるしるしや手がかりの探求をあきらめることによって、直接に見られ
> なければならない。

なるほど。

> すべての名前と形が放棄されたとき、実在が残る。
> あなたがそれを探す必要はない。

そうか。

> 複数制と多様性はただのマインドの戯れだ。

わかります。

> 実在はひとつだ。

そうでなくっちゃ……。

> 質問者 もし実在が何の証拠も残さないのなら、それについて話すことさえ
>     できません。
> 
> マハラジ
> それは在る。

はい。

> それを否定することはできない。
> それは深遠な、神秘を超えた神秘なのだ。

(-||-)

> だが、それは在る。
> それ以外のすべてはただ起こるだけだ。

そうか……。

> 質問者 それは未知なるものなのでしょうか?
> 
> マハラジ
> 未知も既知もともに超えている。
> しかし、私なら未知よりも既知と呼ぶだろう。

へー。

> なぜなら、いつであれ何かが知られたとき、知られたものは実在だからだ。

ああ……なるほど。

ここでも……論理的なんだ……。

> 質問者 沈黙は実在の特質なのでしょうか?
> 
> マハラジ
> それもまたマインドのものだ。
> すべての状態と条件はマインドに属する。

「すべての状態と条件はマインドに属する」……。

納得。

> 質問者 サマーディとは何でしょうか?
> 
> マハラジ
> 意識を使わないことがサマーディだ。

とてもわかりやすい定義。

> ただマインドに触れないのだ。

はい。

> 身体からもマインドからも何も求めないことだ。

ああ……そういうふうにも言えるわけか……。

(-_-)

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
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おこがましくも、『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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        …………○…………○…………○…………


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■ 3.編集後記:このごろ……すぐに頭の限界が来ます……。
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このごろ……すぐに頭の限界が来ます……。

以前は……こんなではなかったような……。

しばらくマインドを集中して使うと……頭がアラームをあげてきます。

誰に対して“あげてくる”のかは……知りませんが。(^_-)

すぐに頭が休みたがる……。

別に“サボタージュ”という感じではなくて……ただ休みたくなります。

単なる細胞の劣化か……それとも考えることの無意味さが漏れ出てくるのか。

それは……わかりませんが……とにかく……休みたくなる。

だから……考えるのをやめます。

何が悲しゅうて……生涯こんなに……考えつづけてきたものか……。

……。(=_=)

酷暑の候、ご自愛ください。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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