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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.345 2010/11/14(第345号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ
という言葉を信じた、仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 927名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.努力のない平安の状態

2.写経ニサルガダッタ:【10 観照】の1回目

3.禊ぎ通貨の話(その2):まるで「魔法」のように

4.編集後記:昔『荒馬と女』という映画を観たことがあります。
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■ 1.努力のない平安の状態
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いま後ろの方で……ときどき軽くトンと窓ガラスにぶつかる音がしています。

一昨日から西側の寝室の窓にしょっちゅうぶつかってくる子がいるんです。

ホラ……また音がしている……。

はじめは……通り抜けようと思って間違ってぶつかってくるのかと思って……
窓ガラスにフクロウ(のつもり)の切り絵を貼ったりしたんだけど……。

当座はそれでぶつかってこなくなったんですけどね。

でも……一、二時間もすると……またぶつかってくるんですよね。

こうして書いている間にも……何度も音がしています……。

窓に見に行くと……すぐに遠くへ逃げていきます。

あれは強迫神経症なんじゃないか……なんて思ったりもしたんですけどねぇ。

当節は……小鳥まで……狂ってしまう時代なのか……。

それとも遊んでいるもんだか……まったく……。(=_=)

いまも……窓の一番上に向かって……舞い上がるように羽ばたいています。

ジョウビタキだと思う……というので……いま調べてみたら……、
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョウビタキ
うん、やっぱりそうみたい。

ジョウビタキって……渡り鳥なんですね。

「昆虫類やクモ類などを捕食する」と書いてあるから……そうか……もしかし
たら……遊んでいるんじゃなくて……食事をしてるのかもしれない。

ふーむ……。(-_-)

ヨハン・ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』とかって本があったけど……遊ぶ
のは人間だけなのか……。

本の箱の茶色の色も装丁も良く憶えているのに……内容をまったく憶えていな
いというのは……たぶん……全然読まなかったんじゃないか……。(*-_-*)

(*^_^*)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

そう言えば……同じ著者の『中世の秋』という立派な本も持っていた……。

でも……この本も中身を読んだ憶えがない……。

これも……読めなかったんだ……。(=_=)

つまり……遊びにも……個別具体的な歴史的事実にも……興味を持てなかった
……ということなのかなぁ……。

そういうのは“地方の事情”……みたいな感覚でもあったのかしら……。

でもなんか……真理というものはある……という期待はもっていた……。

そいうこと……なんだだろうなぁ……。

遊びを知らないと言えば……いまもドアホンが鳴るので……玄関に出てみたら
……「エホバの証人」の方たちでした。

たいていは女性の方が多いんだけど……今日は珍しく……男性がお二人……。

仕事明けのこんな日に……こんな田舎まで……ご苦労さまな気もするけれど…
…でも考えてみれば……“自分”と何が違う……という感じもある。(*@_@*)

それが証拠に……いまちょっと仕事中なんで……なんて言っちゃった。(^^;)

あはは。

じゃ、これが仕事かと言えば……いや、仕事とは言えないでしょう。(^_-)

それじゃ、これは遊びなの? (?_?)

おー。(@_@)

なるほど……。(-_-;)

いいとこ……突いてる……。

要するに……あの方たちと同じで……お互い……真面目なんだなぁ……。

無利得・無意味という意味では……「エホバの証人」の方たちの努力も……か
くいう“わたし”のこんな営為も……仕事とは言えない。

だから……ホントは遊びなんだけど……遊びと言うには何というか……ちょっ
と真面目すぎるというか……“遊びがない”というか……。(*-_-*)

そうかぁ……。

パチンコやってる人も……映画を観ている人も……もっと贅沢な遊びをしてい
る人も……聖書の奉仕活動をしている人も……メルマガ書いている人も……。

みんな……同じなのか……。

単なる生存のため以外にも……何かしなくちゃならないものなぁ……。

そして……パチンコができる人の気持ちがわからないなんて……自分とパチン
コをする人は違うという……ろくでもない想念を紡いでるわけか……。

もし……その想念が“正しい”のなら……せっかくの週末に聖書の奉仕活動な
んかしてる人の気持ちがわからない……という想念だって“正しい”わけだ。

なら……もちろん……せっかくの週末にメルマガなんて書いてる人の気持ちが
わからない……という想念だって当然“正しい”し……。

そして……もちろん……そのどれも……ただの想念なんだ……。

当たり前のことだ……。

どれかの想念は“正しい”が……別の想念は“正しくない”……というような
ことは……ありえない……。

どんな想念も“正しい”か……どんな想念も“間違っている”か……そのどち
らかでしかありえない……。

あるいは……どんな想念も“正しい”と同時に“間違っている”……とか。

すべては実在を覆い隠す……ただの汚れにすぎない……。

……。(-_-)

ところで……本当に……生存のための仕事以外にも……何かしなくちゃならな
いのかしら……。

かりに当面……この地球という集合夢のなかでは……身体の生存のための仕事
は……しなければならないもの……と仮定したとして……。

その仕事以外にも……何かしなくちゃならないのかしら……。

つまり……楽をするために……休むために……という意味だけど……。

あるいは……至福のために……と言っていいかどうか……。

ラマナ・マハルシは……こう言います。

----------------------------------------------------------------------
 実は、それは努力のない、注意を怠らない平安の状態だということなのです。
 よく気づいたままでとどまりながら努力のないことが至福の状態なのです。
 
                         『不滅の意識』(p304)
                      http://tinyurl.com/37ydha6
----------------------------------------------------------------------

ふーむ……。

いったい……どんな文脈なのか……。

----------------------------------------------------------------------
 真我は永遠に実在として理解されます。
 もしそれが永遠でなかったら、それは始まりをもたねばならないでしょう。
 始まるものは終わりをもたねばならず、つかのまのものにすぎません。
 つかのまの状態を探し求めることは無益です。
 実は、それは努力のない、注意を怠らない平安の状態だということなのです。
 よく気づいたままでとどまりながら努力のないことが至福の状態なのです。
 
                         『不滅の意識』(p304)
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

要するに……、

> つかのまの状態を探し求めることは無益です。

ということが……最初にあるみたい。

もちろん……こんな言葉を気にもせず……こんな言葉の存在すら知らずに……
「つかのまの状態を探し求めること」も……アリなわけだけど……。

というか……ほとんどすべての人が……従事していること……。

「つかのまの状態を探し求める」とは……現れのなかで何かを探し求める……
ということですよね。

つまり……“マインドの娯楽”を……求めている状態だと思います。

“マインドの娯楽”とは……要するに……ハラハラドキドキを……求めるとい
うことだと思います。

あるいは……変化のなかで成長を求める……と言ってもいいか……どうか。

だから……“マインドの娯楽”を求めることは……ある意味で合理的だし……
アリだと思います。

ただそれは……“マインドの娯楽”を求めているのであって……平安を求めて
いるのとは違う……。

もし本当に単に……穏やかに……平和に……楽になりたいのなら……、

> つかのまの状態を探し求めることは無益です。

というマハルシの言葉は……とても重大な意味をもちますよね。

だって事実……現れのなかに……本当の平安はありえないわけだから。

だから……現れのなかでは……当面の生存を確保する以上のことは……求めな
くていいわけでしょうね……。

現れのなかで安心を追求するのは……それは不毛な試みだと思います。

これは……誰が考えても……否定しようがない。

平和は……単に平和になることのなかに……あるみたい。

つまり……それ以上何かの保証を追求することを……やめることのなかに。

これ……全然偉そうな積もりで言うのじゃないですが……単なる楽は……やっ
ぱり……単に楽になる……ことのなかにあるようです……。

つまり……単なる楽は……つかのまの現れのなかの特定の状態では……ないと
思います。

現れのなかを探した結果……見つかるものではない……らしい。

それは……なんらかの……叙述可能な状態……のなかにあるのではなくて……
むしろ……態度のなかにあるものらしい……。

マハルシの言葉を信ずるなら……、

> 実は、それは努力のない、注意を怠らない平安の状態だということなのです。
> よく気づいたままでとどまりながら努力のないことが至福の状態なのです。

という……ことらしいです。

それは……努力の結果として見つかる……というものではないらしい。

努力したら……追求の結果……現れのなかのどこかに……見つかる……という
ものではないらしい。

努力の果てに……努力の尽きたところで……見つかる……ということはあるの
かもしれませんが。

それは……「努力のない……平安の状態」らしいです。

「よく気づいたままでとどまりながら努力のないこと」が……至福……と呼ば
れる状態だという……。

マハルシの言葉が重要だと思う人にとっての……それは真実ですけど。

「努力のない、注意を怠らない平安の状態」……。

「努力のない」……というのは……何も追求していない……ということだと思
います。

しかし……何も追求していない……にもかかわらず……「注意を怠らない」…
…ともあります。

これはたぶん……われわれマインドは……注意を怠るとすぐに……何かを追求
(=欲望)するからではないでしょうか。

放っておくとくつろぐ……というのではなくて……放っておくと“マインドの
娯楽”を……追い求めてしまう。(*-_-*)

かなり重症の……“マインド娯楽”中毒患者に……なっている。

そしてすぐに……収拾のつかないところまで……迷い込んでしまう。

そうなってから……責任を転嫁するために……すべてを世界のせいにし……そ
の創造者である神を創出して……すべてを神のせいにする……。

そしてますます……収拾のつかないところに……自ら迷い込む……。

この「注意を怠らない」……ということについて……マハラジはこんなことを
言っています。

----------------------------------------------------------------------
 実在はひとつの過程の結果ではない。
 それは爆発なのだ。
 それは明らかにマインドを超えたものだ。
 しかし、あなたにできることは、あなたのマインドをよく知ることだけだ。
 マインドがあなたを助けるのではない。
 だが、マインドを知ることで、マインドがあなたを無能してしまうのを避け
 ることができる。
 あなたはとても注意深くならなければならない。
 さもなければ、マインドはあなたを裏切るだろう。
 それは泥棒を見守るようなものだ。
 泥棒から何かを期待しているわけではない。
 だが、あなたは盗まれたくはない。
 同じように、マインドに対してあなたは何も期待することなく、多大な注意
 を払うのだ。
                          『私は在る』(p207)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

われわれは……ただ単に楽になるだけのためにも……まずは多大の注意が必要
になるほどに……追求中毒に冒されてしまっているのでしょう。

“マインド娯楽”の追求中毒は……なかなか恐ろしいです……。

最近は“ネトゲ廃人(ネットゲーム廃人)”……とやらいう言葉まであるそう
ですね……。

そういう意味ではわれわれ全員……“マゴツ廃人”(マインド娯楽追求廃人)
の域に達して……すでに久しいのかもしれません。(^^;)

タコは強度のストレスに遭うと自分の足を食べるそうですが……企業が子孫を
廃人化しながら成長するというのも……なんというか……。(;_;)

あ……そうか……もともとマインドは……自己捕食の体系でしたね……。

あ、そういう言葉自体……“マインドの娯楽”にすぎませんでした。(*-_-*)

----------------------------------------------------------------------
 説明とはマインドを喜ばせるためにあるのだ。
 それらが真実である必要はない。
 実在は定義不可能であり、描写不可能なものだ。
                          『私は在る』(p305)
----------------------------------------------------------------------

……。(-||-)

すべては……「努力のない、注意を怠らない平安の状態」に向かう一里塚です。

恥ずかしいですが……赦してやってください。(*-_-*)

すべて源泉のプログラミングのなかにある……操り人形の役割ですから。

なんの追求もないことが……ゴールです。

あるいは……探求者のこの人が……じつはいないことを確認することが……。

今日もまた……言葉ばっかりで……。

(-_-)

……。

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【10 観照】の1回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

はじめの方の章ですが……質問者のとても素朴で正直な質問から始まります。

このころのマハラジは……どんな質問にもとても親切につき合っていますね。

テーマはごくゆっくりと展開しています。

では、【10 観照】の1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 私は欲望がいっぱいで、それらすべてを満たしたいのです。どうす
     ればいいでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたは欲するものを受けるに値するだろうか?
 何とかして欲望を満たせるよう努めるしかない。
 エネルギーを注いで結果を待ちなさい。
 
 質問者 どこからエネルギーを手に入れるのでしょう?
 
 マハラジ
 欲望そのものがエネルギーだ。
 
 質問者 それなら、どうしてすべての欲望は満たされないのでしょうか?
 
 マハラジ
 たぶんそれは充分強くはなく、長続きもしなかったのだろう。
 
 質問者 そうです。それが私の問題なのです。物が欲しいのですが、いざ、
     行動を起こす段になると怠惰になってしまうのです。
 
 マハラジ
 あなたの欲望が明確でなく、強くもなければ、それは形をなさない。
 さらに、もしあなたの欲望が個人的なもので、あなた自身の享楽のためなら
 ば、エネルギーは必然的にかぎりあるものとなる。
 それはあなたが持っている以上にはならないだろう。
 
 質問者 しかし、しばしば普通の人びとも欲望を達成しています。
 
 マハラジ
 それは本当に強く、しかも長期にわたって望んだときだけだ。
 たとえそうだとしても彼らの達成はかぎられたものだ。
 
 質問者 それでは、利己的でない欲望はどうなのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたが社会のためを思って望むならば、世界全体があなたとともに望むだ
 ろう。
 人類の望みをあなた自身のものとして努めなさい。
 そうすれば、決して失敗はあり得ない。
 
 質問者 人類は神が関わる仕事であり、私の仕事ではありません。私は私自
     身に関わっているのです。私の正当な欲望が満たされるのを見る権
     利はないのでしょうか? それは誰も傷つけません。私の欲望は正
     当なもので、正しい欲望です。なぜ満たされないのでしょうか?
 
 マハラジ
 欲望は環境や状況にしたがって、正しくもなり、間違いにもなる。
 あなたがそれをどう見るかによるのだ。
 正不正の区別は個人にとってのみ有効なのだ。
 
 質問者 その区別のガイドラインとなるものは何でしょうか? どうすれば
     どの欲望が正しく、どれが間違っているのかを知ることができるの
     でしょうか?
 
 マハラジ
 あなたの場合、悲しみをもたらす欲望が間違ったもので、幸せをもたらすも
 のが正しい。
 だが、ほかの人たちのことを忘れてはいけない。
 彼らの悲しみや、幸せもまた考慮に入れるのだ。
 
 質問者 結果は未来のなかにあります。どうすればそれを知ることができる
     のでしょう。
 
 マハラジ
 考えなさい。
 記憶し、観察しなさい。
 あなたはほかの人と変わりはしない。
 彼らの経験のほとんどは、あなたにとっても有効なものだ。
 欲望とその枝葉の構造全体に入り、深く明瞭に考えなさい。
 それらはあなたの精神的、感情的構造のもっとも重要な部分であり、あなた
 の行動に強力な影響を与える。
 覚えておきなさい。
 あなたの知らないことを放棄することはできない。
 あなた自身を超えていくには、あなた自身を知らなければならないのだ。
 
 質問者 私自身を知るとはどういう意味でしょうか? 私自身を知ることで
     正確には何を知ることになるのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたではないすべてを知るのだ。
 
 質問者 何が私か、ではないのですか?
 
 マハラジ
 あなたはすでに、あるがままのあなたなのだ。
 何があなたではないかを知ることでそれから自由になり、あなたはあなた自
 身の自然な状態にとどまる。
 すべては自発的に、努力なしに起こるのだ。
                         『私は在る』(p46-47)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 私は欲望がいっぱいで、それらすべてを満たしたいのです。どうす
>     ればいいでしょうか?

この方はまた……思いっきり正直にはじめたもんですね。(^^;)

> マハラジ
> あなたは欲するものを受けるに値するだろうか?
> 何とかして欲望を満たせるよう努めるしかない。
> エネルギーを注いで結果を待ちなさい。

じつに……妥当な答えというか。

> 質問者 どこからエネルギーを手に入れるのでしょう?

はは。

> マハラジ
> 欲望そのものがエネルギーだ。

ですよね。

> 質問者 それなら、どうしてすべての欲望は満たされないのでしょうか?

いろいろな正直というのが……あるものですね。

> マハラジ
> たぶんそれは充分強くはなく、長続きもしなかったのだろう。

そういうわけなんだ。(-_-)

> 質問者 そうです。それが私の問題なのです。物が欲しいのですが、いざ、
>     行動を起こす段になると怠惰になってしまうのです。

そうです。それがわたしの問題でもあるのです。(^_-)

> マハラジ
> あなたの欲望が明確でなく、強くもなければ、それは形をなさない。

はい。

> さらに、もしあなたの欲望が個人的なもので、あなた自身の享楽のためなら
> ば、エネルギーは必然的にかぎりあるものとなる。
> それはあなたが持っている以上にはならないだろう。

わかりました。

> 質問者 しかし、しばしば普通の人びとも欲望を達成しています。

ぷ。(>_<)

> マハラジ
> それは本当に強く、しかも長期にわたって望んだときだけだ。
> たとえそうだとしても彼らの達成はかぎられたものだ。

わかります。

> 質問者 それでは、利己的でない欲望はどうなのでしょうか?
> 
> マハラジ
> あなたが社会のためを思って望むならば、世界全体があなたとともに望むだ
> ろう。
> 人類の望みをあなた自身のものとして努めなさい。
> そうすれば、決して失敗はあり得ない。

へー。(@_@)

> 質問者 人類は神が関わる仕事であり、私の仕事ではありません。私は私自
>     身に関わっているのです。私の正当な欲望が満たされるのを見る権
>     利はないのでしょうか? それは誰も傷つけません。私の欲望は正
>     当なもので、正しい欲望です。なぜ満たされないのでしょうか?

ふーむ。このひとも……なかなか言うなぁ……。

> マハラジ
> 欲望は環境や状況にしたがって、正しくもなり、間違いにもなる。

なるほど。

> あなたがそれをどう見るかによるのだ。
> 正不正の区別は個人にとってのみ有効なのだ。

わかりました。

> 質問者 その区別のガイドラインとなるものは何でしょうか? どうすれば
>     どの欲望が正しく、どれが間違っているのかを知ることができるの
>     でしょうか?
> 
> マハラジ
> あなたの場合、悲しみをもたらす欲望が間違ったもので、幸せをもたらすも
> のが正しい。
> だが、ほかの人たちのことを忘れてはいけない。
> 彼らの悲しみや、幸せもまた考慮に入れるのだ。

はい。

> 質問者 結果は未来のなかにあります。どうすればそれを知ることができる
>     のでしょう。
> 
> マハラジ
> 考えなさい。

(^^)

> 記憶し、観察しなさい。
> あなたはほかの人と変わりはしない。
> 彼らの経験のほとんどは、あなたにとっても有効なものだ。

たしかに。

> 欲望とその枝葉の構造全体に入り、深く明瞭に考えなさい。
> それらはあなたの精神的、感情的構造のもっとも重要な部分であり、あなた
> の行動に強力な影響を与える。

ここまで……いわゆる役に立つ情報……。

> 覚えておきなさい。
> あなたの知らないことを放棄することはできない。
> あなた自身を超えていくには、あなた自身を知らなければならないのだ。

溢れ出る……慈悲の言葉……。

> 質問者 私自身を知るとはどういう意味でしょうか? 私自身を知ることで
>     正確には何を知ることになるのでしょうか?
> 
> マハラジ
> あなたではないすべてを知るのだ。

マインドにできることは……それしかないんですよね。

> 質問者 何が私か、ではないのですか?
> 
> マハラジ
> あなたはすでに、あるがままのあなたなのだ。
> 何があなたではないかを知ることでそれから自由になり、あなたはあなた自
> 身の自然な状態にとどまる。
> すべては自発的に、努力なしに起こるのだ。

知らず知らずのうちに……岸辺から……離れはじめているのかもしれません。

なるべく……努力もせず……逆らいもせず……行きたいと思います。

……。

(-||-)

ありがとうございました……。

(-_-)

……。

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

もしこの「目次」の中から興味を惹かれたタイトルをリクエストしてくださる
方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

おこがましくも、『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


        …………○…………○…………○…………



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■ 3.禊ぎ通貨の話(その2):まるで「魔法」のように
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縁あって知った、

             「禊(みそ)ぎ通貨」

という多呂ご兄弟のアイディア(特許申請済み)をご紹介しています。

と言ってもこれは……とても公益的アイディアで……企業秘密になるような類
の情報ではありません。

もしこのアイディアを……前向きに取り上げることができたら……この日本は
可及的速やかに現在の閉塞状況を……脱出していけるでしょう。

ただし取り上げるためには……ある種の賢さと勇気は……もちろん必要です。

今の日本が直面している状況を……政治課題ふうに表現するなら、

(1)公的年金など福祉予算の積み上げ

(2)雇用の拡大をふくむ景気振興策

(3)子孫に借金を残さないための財政健全化

(4)マネー経済の荒海を泳ぎ抜ける金融政策

ということにでもなるのでしょうか。

誰が考えても

(1)「福祉予算増大」と(3)「財政健全化」は

経済政策として方向が180度反対ですから、両立するはずがありません。

鳩山内閣の亀井静香元金融担当大臣が「我々は魔法をやってるんじゃない」と
おっしゃったのも肯けます。

両方同時に実行できる政策など、ありうるはずがないからです。

そして管首相がおっしゃる「一にも、二にも、三にも、雇用拡大」の

(3)「雇用拡大」など、

今の時代そんなことが果たして、狙って実現できることなのでしょうか?

(4)「金融政策」に至っては、

資本主義の根幹が崩壊しそうな今、政策的に何かが可能……とは思えません。

いくら国内での借金とは言え、これほど膨大に膨らんだ日本国債を国際金融の
荒波のなかで破綻させないことができるのでしょうか?

昔、アメリカの政治家に「今、何かをしている振りをする手だてはないのか」
とおっしゃった方がいたそうですが、それ以外の実質的政策はなさそうです。

でも、以上のすべての政策課題についてかなりの“実質的かつ直接的効果”を
上げられると思われる手段があります。

それじゃ、まるで亀井元金融担当大臣の言う「魔法」があるみたいなことにな
るじゃないか、ということになりますが……。

じつは、その「魔法」があるのです。(^^;)

それ自体は奇術でも魔法でもない、まったく真っ当で実施可能な政策です。

しかし、現状がすでに「魔法」にかかった状態なので、その政策が、あたかも
「魔法」でもあるかのように、現状の課題をすべて解決していくわけです。

現在の窮状はすべて、資本主義というシステム自体の内在的矛盾が集積して、
最終的症状として発症し、破綻に向かって突き進んでいるだけです。

いずれにしろシステム自体の最終的破綻は免れないでしょうが、ただその過程
での災厄の規模を最小限度にすることはできると思います。

いわば、新しい時代へのもっとも安全な“渡り廊下”“架け橋”です。

見当がおつきでしょうが、もちろん、それが「禊ぎ通貨」です。

アイディア自体は、ほぼ完璧なまでに洗練され完成されていると思います。

ただ、吟味され、実験され、実証されるのを待っているだけです。

まあ……間に合うといいですけど……。

というか、いずれにせよ、起こるべきことしか起こらないでしょうけどね。

わたしは操り人形として……夢のなかの芝居の役割を演じているだけです。

さて……大風呂敷を広げるだけ広げたところで、お代は見てのお帰り、ではな
くて、次回にバトンタッチですね。(^^;)

「禊ぎ通貨」というのがどういうものか、以後少しずつご説明していきます。

次回をお楽しみに……。(^^)/


        …………○…………○…………○…………


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■ 4.編集後記:昔『荒馬と女』という映画を観たことがあります。
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言葉を紡ぐことの……可能性と陥穽(かんせい)……を感じます。

あるいは……言葉を紡ぐことの……機能性と危険性……というのか。

やめておけばいいのに……ということかもしれないし。

いや……自分がやっているという思いさえなければ……別に何をやってもいい
んじゃない……という感じもあるし……。

昔『荒馬と女』という映画を観たことがあります。

あまり後味の良い映画じゃなかったけど……。

元カウボーイのクラーク・ゲーブルが、知り合った女性マリリン・モンローに
自分の技量を表現したくて、野生の馬を捕まえるところを見せにいくんです。

野生の馬を捕獲するには……対等で勝負したのではとてもかなわないから……
まず相手を疲れさせるんですね。

そのため投げ縄を馬の首にかけて……ロープの後端にタイヤを付けるんです。

馬は最初は勢いよく逃走するんですが……だんだん疲労してくるんですよね。

マリリン・モンローは馬が可哀想で見ていられなくて……彼を「卑怯者」と罵
るわけです。

ま……確かに……そうなんですが……。

しかしこれは……別の角度からすると……「十牛図」でもありますね。

まだまだエネルギーのあるマインドには……疲れるまで走らせるしかない。

走らせながら……自分が馬のほうなのか……捕まえるほうなのかを……じっく
り考えるしかないですよね……。

では……おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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