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━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆
 ☆☆     ☆☆ 『アセンション館通信』vol.378 2011/7/3(第378号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】 ――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆              https://www.ascensionkan.com/
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このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に自己同化し
た観照者が覗き見た風景の報告です。(←なんちゃって。(*^_^*))

マインドを超えていくにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の準備だ
という言葉を信じた、仮現の現象世界に興味を失うための努力です。^^;

内容は人畜無害、でもこんな理屈を読む人は相当変わってますね。現在 889名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.真我が存在しない瞬間はない

2.写経ニサルガダッタ:【18 あなたとは何かを知るために、
              あなたでないものを見いだしなさい】の1回目

3.編集後記:あらゆる想念は……ただ障害物であるにすぎないと……
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■ 1.真我が存在しない瞬間はない
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暑くなりましたね。

またウグイスの声が……いつも聞こえる季節になりました。

昨日自信なげに鳴いていたのが……今日はもう自信満々で鳴いています。

違うウグイスなのかもしれないけれど……。

この身体が誕生する以前にも……この身体が幼かった時代にも……この身体が
消えた後も……ウグイスは同じように鳴いている……。

世界には何の問題もないのだ……という言葉が……確かにそのとおりなのだろ
うと思われてきます。

マインドが問題を想像することさえなければ……世界には何の問題もない。

自然に湧いてくるマインドに……自己同化することさえなければ……世界には
何の問題もない。

それだけのことなんですね。

(-_-)

というわけで、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ、
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

覚者たちの言葉を……そのままの意味で……聴けるようになってきました。

とてもシンプルなことしか……言っていないんですね。

例えば……ラマナ・マハルシは……こんなふうに言います。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 どうすれば真我を実現できるのでしょうか?
 
 マハルシ
 真我の実現とは新たに獲得されるような何かではない。
 それはすでにそこに在る。
 必要なのは、「私は実現していない」という想念を追い払うことだけだ。
 
 静寂あるいは平安が真我の実現である。
 真我が存在しない瞬間はない。
 そこに疑いや自分は実現していないという感覚があるかぎり、それらの想念
 を追い払うように試みなければならないだろう。
 それらの想いは真我と非真我を同一視することによって起こる。
 非真我が消え去ったとき、真我だけが残る。
 空間をつくり出すには物を取り除くだけでじゅうぶんであり、どこか他のと
 ころから空間を持ちこむ必要などないからだ。
                       『あるがままに』(p35-36)
                       http://tinyurl.com/2aar6zj
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そういうことなんですね。

> 真我の実現とは新たに獲得されるような何かではない。

何度も聞くうちに……何の違和感もなくなりました。

> それはすでにそこに在る。

これも……わかります。

> 必要なのは、「私は実現していない」という想念を追い払うことだけだ。

上記二つの表現を了解しているなら……その論理的帰結としては……こういう
ことになるんですね。

この言葉自体は……驚きでしたが……。

でも……驚いたのは……“「私は実現していない」という想念を追い払う”だ
けで (?_?)……と思ったからですよね。

良く考えてみたら……そんなに簡単なことでもないかも……と思い至りました
けど。(^^;)

どんな想念であれ……“想念を追い払う”には……その想念の存在に……気づ
く程度には……静かになっていなければならない。(-_-)

> 静寂あるいは平安が真我の実現である。

何も特別なことじゃないんだけれど……それでも……特別好きのマインドを…
…追い払わう必要はあるわけで。

> 真我が存在しない瞬間はない。

わかります。

> そこに疑いや自分は実現していないという感覚があるかぎり、それらの想念
> を追い払うように試みなければならないだろう。

はい。

> それらの想いは真我と非真我を同一視することによって起こる。

はい。

> 非真我が消え去ったとき、真我だけが残る。

わかりました。

> 空間をつくり出すには物を取り除くだけでじゅうぶんであり、どこか他のと
> ころから空間を持ちこむ必要などないからだ。

はい……理解できます。

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 身体と身体意識はともに立ち現れ、ともに消え去る。
 つまり深い眠りのなかには身体意識がないため限界がなく、目覚めの状態に
 は限界があると言えるだろう。
 この限界が束縛だ。
 「この身体が『私』だ」という感覚が誤りなのである。
 この「私」という偽りの感覚が去らなければならない。
 真実の「私」はつねに存在する。
 それは今、ここに在る。
 それはけっして新たに現れるわけではなく、再び消え去ることもない。
 存在するものは永遠に在るだろう。
 新たに現れるものはやがて失われるだろう。
 深い眠りと目覚めの状態を比較してみなさい。
 目覚めの状態のなかでは身体が現れ、眠りの状態のなかでは身体は存在しな
 い。
 それゆえ、ひとたび現れた身体は消え去るだろう。
 意識は身体以前から存在していた。
 そしてそれは身体が去ったあとも残るだろう。
 
 「私は在る」と言わない人はいない。
 「私は身体だ」という誤った知識がすべての災いの原因だ。
 この誤った知識が去らなければならない。
 それが真我の実現である。
 真我の実現とは何か新しいものの獲得ではなく、新たな能力でもない。
 それはただすべての偽装を剥ぎとったものなのである。
 
 究極の真理はとてもシンプルだ。
 それは純粋無垢(むく)な状態のなかに在ること以外の何ものでもない。
 それが語られるべきすべてである。
                       『あるがままに』(p38-39)
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

“わたしの身体”が誕生する前から存在していたもの……“わたしの身体”が
死滅した後にも存在しているもの……それが「わたし」……。

それが「わたし」……。

そして……それ以外は……すべて想像……。

……。(-_-)

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:【18 あなたとは何かを知るために、
              あなたでないものを見いだしなさい】の1回目
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最初に質問者の長広舌があるんですが……そういう質問者にしか引き出せない
ような……問答が展開します。

ニサルガダッタの対機説法の……ひとつの典型的な場合かもしれません。

安心して……じっくりついていける問答が……ありがたいです。

では、
【18 あなたとは何かを知るために、あなたでないものを見いだしなさい】の
1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解されることを
 願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、その本文だけ読んでいただければいいです。

----------------------------------------------------------------------
 質問者 宇宙が物質、精神、魂によって形成されているというあなたの説明
     は、数多くある説明のなかのひとつです。ほかにも、宇宙自体が説
     明に適合させられたような説明まであり、一体どの説明が本物で、
     どれがそうでないか途方にくれてしまいます。あげくの果てには、
     どの説明もみなただの言語表現にすぎず、真実を表した説明などな
     いのではと疑ってしまいます。
     あなたによると、実在は三つの拡張発展によって成り、それらは物
     質―エネルギー(マハーダカーシュ)の拡張、意識(チダカーシュ)
     の拡張、そして純粋な精神(パラマカーシュ)の拡張です。第一の
     ものは運動と慣性をともにもち、私たちはそれを知覚します。私た
     ちは自分が知覚し、意識することを知っています。また、意識して
     いることに気づいてもいます。それゆえ、私たちは物質―エネルギ
     ーと意識の二つをもっているのです。物質はつねに空間のなかに在
     り、一方、エネルギーはつねに時間のなかにあるように見えます。
     それらは変化と関連し、変化の割合によって測定されます。意識は
     時間と空間のなかの一点である、今ここに在るように見えます。し
     かし、あなたは意識もまた、時間と空間を超えた非個人的な、遍在
     するものであると言っています。時間と空間を超えていることと、
     今ここにあることが矛盾するものではないということは私にもどう
     にか理解できますが、非個人的意識に関しては推測できません。
     私にとって意識はつねに焦点の定まったものであり、中心にあり、
     個別で個人的なものです。あなたは知覚する者なしに知覚があり、
     知る者なしに知ることがあり、愛する者なくして愛があり、行為者
     なくして行為がありうると言っているようです。私は知ること、知
     る者、知られるものの三位(さんみ)は、生のあらゆる瞬間に見て
     取ることができると感じています。意識は意識する人と意識の対象、
     そして意識しているという事実を意味しています。意識するその人
     を、私は個人と呼びます。個人は世界のなかに生き、その一部であ
     り、それに影響を与え、それから影響を受けます。
 
 マハラジ
 なぜあなたは世界と個人がどれほどの実在性をもっているのかと尋ねないの
 だろうか?
 
 質問者 いいえ! 尋ねる必要などありません。もし個人が、そのなかに存
     在する世界より実在性が少くなければそれで充分です。
 
 マハラジ
 では、質問は何なのだろうか?
 
 質問者 個人が実在で、宇宙は概念的なものなのでしょうか、それとも宇宙
     が実在で、個人は想像上のものなのでしょうか?
 
 マハラジ
 そのどちらも実在ではない。
 
 質問者 私はあなたの答えを受けるに値するに充分な実在であり、私は個人
     です。
 
 マハラジ
 眠っているときは、そうではない。
 
 質問者 眠りへと沈潜していくことは、不在とは違います。たとえ眠ってい
     ても、私は存在します。
 
 マハラジ
 個人であることは自己意識をもつことだ。
 あなたはつねにそうだろうか?
 
 質問者 もちろん、眠っているときや、あるいは気絶しているとき、薬物の
     影響下にあるときは、そうではありません。
 
 マハラジ
 目覚めの時間においても、あなたは継続的に自己意識を保っているだろうか?
 
 質問者 いいえ、ときどき私はぼんやりとしていたり、何かに没頭していた
     りします。
 
 マハラジ
 あなたの自己意識の途切れる間も個人としてあるだろうか?
 
 質問者 もちろん、私はずっと同じ個人です。私は昨日の、または去年の自
     分自身を覚えています。間違いなく私は同じ個人です。
 
 マハラジ
 では、個人であるためには記憶が必要なのだろうか?
 
 質問者 もちろんです。
 
 マハラジ
 では、記憶なしではあなたとは何なのだろうか?
 
 質問者 不完全な記憶は不完全な人格をもたらします。記憶がなければ私は
     個人として存在できません。
 
 マハラジ
 もちろん、記憶なしでもあなたは存在できる。
 あなたは眠りのなかでそうしているのだ。
 
 質問者 生存しているという感覚のなかでだけです。個人としてではありま
     せん。
 
 マハラジ
 個人としては断続的な存在でしかないとあなた自身認めるならば、個人とし
 て自分自身を体験する合間の休止期間、あなたが何者なのか私に言えるだろ
 うか?
 
 質問者 私は存在します、しかし個人としてではなく。その休止期間、自己
     意識がないのですから、個人としてではありませんが、私は存在し
     てるとしか言えません。
 
 マハラジ
 では、私たちはそれを非個人的存在と呼ぶことにしようか?
 
 質問者 私ならむしろ、無意識的存在と呼ぶでしょう。私は存在しますが、
     存在しているということを知らないのです。
 
 マハラジ
 たった今あなたは、「存在してはいるが、存在していることを知らない」と
 言ったが、無意識状態での存在についてもそう言えるだろうか?
 
 質問者 いいえ。言えません。
 
 マハラジ
 あなたは「私は無意識だったことを知らなかった」と、記憶がないという意
 味の過去形で描写することができるだけだ。
 
 質問者 無意識でありながら、何をどうやって覚えていることができるでし
     ょう?
 
 マハラジ
 本当にあなたは無意識だったのかね、それともただ覚えていないだけなのか
 ね?
 
 質問者 どうしてそれを証明できるでしょう?
 
 マハラジ
 考えなさい。
 あなたは昨日のあらゆる瞬間を覚えているだろうか?
 
 質問者 もちろん、覚えていません。
 
 マハラジ
 では、あなたは無意識だったのだろうか?
 
 質問者 もちろん、違います。
 
 マハラジ
 では、あなたは意識がありながらも覚えていないのだろうか?
 
 質問者 そうです。
 
 マハラジ
 あなたは眠りのなかで意識はあっても、覚えてはいないのかもしれない。
 
 質問者 私は意識していませんでした。眠っていたのです。私は意識ある人
     のようにはふるまいませんでした。
 
 マハラジ
 どうして知っているのかね?
 
 質問者 私が眠っているのを見た人がそう言ったのです。
 
 マハラジ
 彼らが証明できることは、あなたが目を閉じ、息を規則的にして、横になっ
 ていたということだけだ。
 彼らにあなたが意識していたかどうかを立証することはできない。
 あなたの唯一の証拠はあなたの記憶だけだ。
 何と不確かな証拠だろう!
 
                         『私は在る』(p75-77)
                       http://tinyurl.com/s747u
----------------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 宇宙が物質、精神、魂によって形成されているというあなたの説明
>     は、数多くある説明のなかのひとつです。ほかにも、宇宙自体が説
>     明に適合させられたような説明まであり、一体どの説明が本物で、
>     どれがそうでないか途方にくれてしまいます。あげくの果てには、
>     どの説明もみなただの言語表現にすぎず、真実を表した説明などな
>     いのではと疑ってしまいます。
>     あなたによると、実在は三つの拡張発展によって成り、それらは物
>     質―エネルギー(マハーダカーシュ)の拡張、意識(チダカーシュ)
>     の拡張、そして純粋な精神(パラマカーシュ)の拡張です。第一の
>     ものは運動と慣性をともにもち、私たちはそれを知覚します。私た
>     ちは自分が知覚し、意識することを知っています。また、意識して
>     いることに気づいてもいます。それゆえ、私たちは物質―エネルギ
>     ーと意識の二つをもっているのです。物質はつねに空間のなかに在
>     り、一方、エネルギーはつねに時間のなかにあるように見えます。
>     それらは変化と関連し、変化の割合によって測定されます。意識は
>     時間と空間のなかの一点である、今ここに在るように見えます。し
>     かし、あなたは意識もまた、時間と空間を超えた非個人的な、遍在
>     するものであると言っています。時間と空間を超えていることと、
>     今ここにあることが矛盾するものではないということは私にもどう
>     にか理解できますが、非個人的意識に関しては推測できません。
>     私にとって意識はつねに焦点の定まったものであり、中心にあり、
>     個別で個人的なものです。あなたは知覚する者なしに知覚があり、
>     知る者なしに知ることがあり、愛する者なくして愛があり、行為者
>     なくして行為がありうると言っているようです。私は知ること、知
>     る者、知られるものの三位(さんみ)は、生のあらゆる瞬間に見て
>     取ることができると感じています。意識は意識する人と意識の対象、
>     そして意識しているという事実を意味しています。意識するその人
>     を、私は個人と呼びます。個人は世界のなかに生き、その一部であ
>     り、それに影響を与え、それから影響を受けます。

これはまた……長広舌ですね。

> マハラジ
> なぜあなたは世界と個人がどれほどの実在性をもっているのかと尋ねないの
> だろうか?

はい。

> 質問者 いいえ! 尋ねる必要などありません。もし個人が、そのなかに存
>     在する世界より実在性が少くなければそれで充分です。
> 
> マハラジ
> では、質問は何なのだろうか?

まったく。(^^;)

> 質問者 個人が実在で、宇宙は概念的なものなのでしょうか、それとも宇宙
>     が実在で、個人は想像上のものなのでしょうか?
> 
> マハラジ
> そのどちらも実在ではない。

はい。

> 質問者 私はあなたの答えを受けるに値するに充分な実在であり、私は個人
>     です。

こういう質問者との間に起こる問答は……とても有益ですよね。

> マハラジ
> 眠っているときは、そうではない。

そうか……眠っているとき……人は個人ではない。

(こういう表現も……時と場合によっては……変化するでしょうが……。)

> 質問者 眠りへと沈潜していくことは、不在とは違います。たとえ眠ってい
>     ても、私は存在します。

なるほど。

> マハラジ
> 個人であることは自己意識をもつことだ。

わかります。

> あなたはつねにそうだろうか?

あ……そうか。

> 質問者 もちろん、眠っているときや、あるいは気絶しているとき、薬物の
>     影響下にあるときは、そうではありません。

確かに。

> マハラジ
> 目覚めの時間においても、あなたは継続的に自己意識を保っているだろうか?

なるほど。

こうして考えるための……道をつけてくださっているわけだ。

> 質問者 いいえ、ときどき私はぼんやりとしていたり、何かに没頭していた
>     りします。

確かに。

> マハラジ
> あなたの自己意識の途切れる間も個人としてあるだろうか?

いや……それは言えないでしょう。

> 質問者 もちろん、私はずっと同じ個人です。私は昨日の、または去年の自
>     分自身を覚えています。間違いなく私は同じ個人です。

ああ……彼はこう答えたわけか。

通常は……こう答えるほうが……一般的なのかな。

> では、個人であるためには記憶が必要なのだろうか?

なるほど……「個人であるためには記憶が必要」か?

それは……必要でしょうね。

> 質問者 もちろんです。

認めた。

> マハラジ
> では、記憶なしではあなたとは何なのだろうか?

こうくるわけか……。

> 質問者 不完全な記憶は不完全な人格をもたらします。記憶がなければ私は
>     個人として存在できません。

うん。

> マハラジ
> もちろん、記憶なしでもあなたは存在できる。

へえー。(@_@)

あ……個人存在としてではないが……という意味か。

> あなたは眠りのなかでそうしているのだ。

確かに……眠りのなかでも……わたしは存在している。
 
> 質問者 生存しているという感覚のなかでだけです。個人としてではありま
>     せん。

うん。

> マハラジ
> 個人としては断続的な存在でしかないとあなた自身認めるならば、個人とし
> て自分自身を体験する合間の休止期間、あなたが何者なのか私に言えるだろ
> うか?

なるほど……こうくるわけか……。

個人存在としてのわたしが途切れたとき……わたしは何者なのか。

> 質問者 私は存在します、しかし個人としてではなく。その休止期間、自己
>     意識がないのですから、個人としてではありませんが、私は存在し
>     てるとしか言えません。

同意します。

> マハラジ
> では、私たちはそれを非個人的存在と呼ぶことにしようか?

了解です。

記憶が途切れたとき……わたしは……非個人的存在として存在している。

> 質問者 私ならむしろ、無意識的存在と呼ぶでしょう。私は存在しますが、
>     存在しているということを知らないのです。

へえー。

> マハラジ
> たった今あなたは、「存在してはいるが、存在していることを知らない」と
> 言ったが、無意識状態での存在についてもそう言えるだろうか?

例えば……全身麻酔で……完全な無意識状態にあるとき……とか。

そのとき……わたしは存在する……と言えるだろうか?

いや……言えないかもしれない。

ところで……この状態は……完全な「無」だと思うけど……それは……至福と
は……違うのかな……。(-_-;)

> 質問者 いいえ。言えません。

無意識状態での存在については……わたしは存在する……とは言えない、と。

> マハラジ
> あなたは「私は無意識だったことを知らなかった」と、記憶がないという意
> 味の過去形で描写することができるだけだ。

はあ……。

もしかしてこれは……深い眠り……の状態を指しているのかしら。

無意識という言葉と……記憶がないという言葉を……区別しているのかも。

> 質問者 無意識でありながら、何をどうやって覚えていることができるでし
>     ょう?

ですよね……。

> マハラジ
> 本当にあなたは無意識だったのかね、それともただ覚えていないだけなのか
> ね?

ああ……そういうニュアンスか。

覚えてはいないけれども……だからと言って……必ずしも……無意識だったと
は言えない……という状況かな。

> 質問者 どうしてそれを証明できるでしょう?

うん。

> マハラジ
> 考えなさい。

はい。

> あなたは昨日のあらゆる瞬間を覚えているだろうか?

いいえ。

> 質問者 もちろん、覚えていません。

そう。

> マハラジ
> では、あなたは無意識だったのだろうか?

ああ……そういう意味ですね。

> 質問者 もちろん、違います。

うん。

> マハラジ
> では、あなたは意識がありながらも覚えていないのだろうか?

昨日のある瞬間を覚えていないからと言って……そのとき意識がなかったとは
言えない。

はい……それは確かです。

> 質問者 そうです。

そう。

> マハラジ
> あなたは眠りのなかで意識はあっても、覚えてはいないのかもしれない。

同意します。

> 質問者 私は意識していませんでした。眠っていたのです。私は意識ある人
>     のようにはふるまいませんでした。

うーむ。

> マハラジ
> どうして知っているのかね?

ですよね。

> 質問者 私が眠っているのを見た人がそう言ったのです。

はは。

ま……そういう言い方もあるけど……。

> マハラジ
> 彼らが証明できることは、あなたが目を閉じ、息を規則的にして、横になっ
> ていたということだけだ。

はい……間違いなく。

> 彼らにあなたが意識していたかどうかを立証することはできない。

同意します。

> あなたの唯一の証拠はあなたの記憶だけだ。

確かに。

> 何と不確かな証拠だろう!

そういうことになります。

ちょっと……流れは途中ですけど……。

(-||-)

……。

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


        …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」をここ↓に置いておきます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

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方があれば、その箇所を優先して“写経”いたします。

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。ボディブローが効くかも。
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おこがましくも、『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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        …………○…………○…………○…………


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■ 3.編集後記:あらゆる想念は……ただ障害物であるにすぎないと……
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静かになっていくこと……それだけが大切なんですよね。

こうして言葉人間が……言葉だけを綴っておりますので……どうぞご遠慮なく
……先にお進みください……。

あらゆる想念は……ただ障害物であるにすぎないと……咀嚼吸収しているとこ
ろですので……。

この時間になると……今度はウグイスではなく……カラスが鳴いています。

今日も明るいうちに……終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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