home > 通信 > 『アセンション館通信』第394号:物語をもつ者として想像すること



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2011/10/23(第394号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に
自己同化した観照者が覗き見た風景の報告です。(*^_^*)

マインドを超えるにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の
準備という言葉を信じた、現象世界に興味を失うための努力です。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。現在 885名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.物語をもつ者として想像すること

2.写経ニサルガダッタ:
        【84 あなたの目的はあなたのグルだ】の2回目

3.編集後記:ちょっと偉そうな感じになった……かも
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■ 1.物語をもつ者として想像すること
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今日は朝から土砂降りです。

見えるのは家のまわりと……雨に煙る向こうの山だけですね。

川沿いの道が……かすかに明るく……遠く南のほうへ……雨霧のな
かに消えています。

お……。

雨音がやんだと思ったら……まわりがすっかり霧に隠れて……何も
見えなくなった。

山も……川も……道も……。

外ばかり見てないで……少しは真我の方を……見なさいとか。(^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

このところ……『あるがままに』(http://tinyurl.com/2aar6zj)
を……読むことが多くなっています。

この本は……本当に……素晴らしい本ですね。

このような言葉を与えてくださった……ラマナ・マハルシが隔絶し
ているはもちろんですが……編集者も素晴らしいです。

デーヴィッド・ゴッドマンさん……翻訳者の福間巌さんのご友人だ
そうですが……よくぞ編んでくださいました。<(_ _)>

以前 inuさんに教えていただいた……デーヴィッド・ゴッドマンの
インタビューの翻訳……今は過去ログに格納されていますよね。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1245349202/

だいぶ以前から……ずっと見やすい形で……掲載してくださってい
る方がいたはずなんですが……URLを失ってしまった。

ご存じの方があったら……教えていただけますか。

ところで……自分は真我だと……名乗れるわけでもないですが……
でも……自我が自前で存在できないことも……理解できます。

すると……自我がどのように現れたかを問われて……“二つの自己”
に言及した……このメッセージですが……。

------------------------------------------------------------
 質問者 自我はどのように現れたのでしょうか?
 
 マハルシ
 自我は存在しない。
 さもなければ、二つの自己をあなたは認めるだろうか?
 自我がないとき、無知が存在できるだろうか?
 もしあなたがもともと不在だった無知を探しだそうとすれば、そ
 れは存在していなかったということを知るだろう。
 あるいはそれが消え去ったとあなたは言うだろう。

                   『静寂の瞬間』(p47-48)
------------------------------------------------------------

> 自我は存在しない。
> さもなければ、二つの自己をあなたは認めるだろうか?

いえ……認めません。

“二つの自己”など……在りえないですから。

しかし……とするなら……存在するのは……真我だけだ……という
ことになってしまうんですよね……。

「私は在る」……。

そうか……この言葉には……端から端までの含みが……包含されて
いるんだ……。(-_-)

「私は在る」から……何も無いまで……。

(*^_^*)

ところで……夢のなかの話のことですが……。

このメルマガも……ずいぶん放浪してきました。

なにしろ……「アセンション館通信」ですからねぇ。(-_-)

アセンション噺を……宣伝したかったわけですよね……。

宇宙のお祭りが……なにかとてつもない重大事のような気がして。

でも……自分のなかのどこかに、

     「何故にすべては始まってしまったのか?」

というあの疑団が……まだとぐろを巻いていたのでしょう……。

一度はOshoから、

「人生は解決すべき問題ではない。生きるべき神秘だ」

という答を得て……それで納得すべきだと思っていたんです。

だから……どんどん……お祭り騒ぎの囃子手に……なろうとしたん
だと思います。

でも……本当は……まだどこか得心していなかったんでしょうね。

だからこそ……ついに……ニサルガダッタを呼び出してしまった。

そして……、

------------------------------------------------------------
 私たちは生きている。
 なぜなら感覚的存在を切望しているからだ。
                     『私は在る』(p149)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

という言葉を……聞いてしまいました。

これには……心底納得しました……。

このニサルガダッタの言葉は、

     「何故にすべては始まってしまったのか?」

という問に……論理的に……直接答えてはいません。

しかし……問のもつエネルギーには……十全に対応していました。

だから疑団は……論理的にではなく……エネルギー的に……完全に
得心しました。

そして……ここにきて……一種の最終的……かつ論理的解答を……
得ることになりました。

それは……ラマナ・マハルシが……どんな問に対しても与えた……
解答です。

------------------------------------------------------------
 質問者 なぜすべては始まってしまったのでしょうか?
 
 マハルシ
 その質問をしているのは誰か?
 なぜ始まったかと、そのすべてが言うだろうか?
 すべてが始まってしまったと言っているのはあなたである。
 そう決めつけてから、そのことに不平を言っているのだ。
 その人が誰かを見つけなさい。
 そうすれば何も始まっていなかったことがわかるだろう。
------------------------------------------------------------

(-||-)

まあ……ある意味で……ずいぶん……端から端まで動いたものです。

意識は……対極に魅せられるんですよね。

そんなわけで……このお祭り騒ぎのなかでは……ずいぶんいろんな
ものが展開しています。

夢のなかの今は……騒音(想像)の振幅が……最大限に……拡大す
る時節なんでしょうね。

なにしろ……宇宙大祭……ということらしいですから。

ちょっと眺めても……同じ“スピリチュアル情報”という言葉に括
られても……ずいぶん多彩な音色が……展開しているようです。

というか……自分でも……ずいぶん……渡り歩いてきたような……
気がします。(*-_-*)

でも……やっとここにきて……「見るべきものは見つ」……マイン
ドが知りうることは知った……という気分になってきています。

ホントに……何もかにもが視野のなかに散らばって……まるで……
夜店の屋台をひっくり返したみたい……。

選り取り見取り……ですよね。

何でも手に入る……タイミングです。

手に入るのは……むろん……想像だけ……ですけどね。(^_-)

失うものなど……何もないし……手に入るようなものは……偽りに
……決まっているわけですから。

永遠にあるのは……真我だけ……。

わたし……だけです。

そのわたしが……こうして……幻影を……投影しつづけて……いる
んですねぇ……。(-_-;)

(@_@)

あ……いえ……むろん……幻影を投影しているのは……自我として
の“わたし”が……じゃありませんよ。

自我のわたしは……幻影の虜になって……いるだけですから。

本当の自分を……無視している……罪によって。(^_-)

つまり……自我が存在していると……言い換えれば……無知が存在
していると……信じている……罪によって。

つまり……すべては……存在しない自我の……繰り言です。

完璧ですねぇ……。(-_-)

夢のなかのこの素晴らしい時期には……考えられるかぎりもっとも
多彩な……想像世界への扉が……展開すると思います。

いろんな世界があるみたいですから……もちろん……自分の好みの
世界への扉を……選ぶことになるわけですよね。

夜店の屋台と同じで……どれが高級だとか……どれが安っぽいとか
……そんなに気にすることも……ないのかもしれません。

でも……掴んだら……その結果……その想像のつづきも……ついて
くるわけですよね。

そしてそれはかならず……「二元性の原理」の……支配下に置かれ
る……ことになる。

こればかりは……避けようがありません。

それを……望んだんですから……感覚的体験を……。

自分以外に……リアリティが存在する……かのように……。

内山興正師がおっしゃる……、

「願いはかなう 結果は化けてでる」

ですよね。

すべての想像(創造)世界に……共通する……原理があります。

それは……注意を注ぐ対象が成長する……ということです。

別の言葉で言うなら……大切にするものが……育つ……です。

水をやらなければ……しおれる……です。

その原理は……この夢のなかの特別の時代に……多彩に展開するす
べての世界に……通貫すると思います。

いわば……“夢の統一原理”……みたいなものでしょうか。(^_-)

しかしこの……「大切にするものが育つ」……は……かならずしも
……夢のなかにかぎったこと……ではないのかもしれません。

もちろん……事実は……“育つ”ようなものはすべて……夢に決ま
っています。

でもそれは……“夢を打ち破る夢”……でもありうる……。

その意味まで含めるなら……この夜店の屋台よろしく展開する……
多彩なオモチャを……少し識別することも可能かもしれません。

同じくスピリチュアル情報として展開する……多彩な情報のなかに
も……確かにある種の“違い”が……ないわけでもなさそうです。

細かい区別は……気にしません。

そんな識別の……能力もなし……必要もないでしょうから。

それは……“お好み”の範囲です。

ただ……何か大きな目安……みたいなものは……ありませんかね。

何か……識別の……勘所のみたいなものが……。

そうだなぁ……ひとつは……その情報が……現れの世界に……何か
を期待しているか……じゃないですかねぇ……。

そのスピリチュアルリーダーなり……情報ソースなりが……現れの
世界を……リアルなものと……見なしているかどうか……とか。

この基準で……多くのスピリチュアル情報を……識別することが…
…できるかもしれませんね。

でも……じつは……意外と……この基準では……かなり多くのスピ
リチュアル情報が……大きな塊となって残るんですよね。

現れの世界は夢だと……述べている情報は……思いの外に……たく
さんあります。

じゃあ……それらの情報は……すべて似たり寄ったりの……世界を
展開しているのか……。

そこに……何の区別も存在しないのか……。

あ……もちろん……夢のなかの話のことですよ。(@_@)

現れの世界は幻影だとする……その大きな一団のなかに……ある種
の違いを嗅ぎ分ける方は……多いのではないでしょうか。

その違いを……なんと……表現すべきでしょう……。

もしかしたら……それは……その好みの夢の実現に……誘(いざな)
っているかどうか……の違いかもしれません。

つまり……その幻影の世界を……“欲望語”で……語っているかど
うか……です。

その場合は……現れの世界はすべて夢だ……と述べながらも……そ
の夢にリアリティを……与えようとしていることになりますよね。

つまり……神々の世界に行こうと……誘っているわけです。

さらに言うなら……神々に“成ろう”と……しているわけです。

つまり……現れの世界にしか存在しない……「物語」の継続を……
願っているとも……言えるでしょう。

むろん……すべては許されているわけですから……それは“好み”
の問題……とも言えるわけですが……。

マハラジは……端的に言います。

------------------------------------------------------------
 あなた自身を過程として、過去と未来、そして物語をもつ者とし
 て想像することは奴隷状態の本質なのだ。
 実際には、私たちに物語はない。
 私たちは過程ではなく、発展もせず、崩壊もしない。
 すべてを夢と見て、動じずにいなさい。
                     『私は在る』(p207)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

と……。(-||-)

> あなた自身を過程として、過去と未来、そして物語をもつ者とし
> て想像することは奴隷状態の本質なのだ。

「物語をもつ者として想像すること」が……奴隷状態の本質……。

ずいぶん……きつい言い方ですけど……はっきりしますよね。

真我がなぜ……そのような幻影を投影しつづけるのかは……わかり
ません。

マハラジは……不変なるものについて……こう語ります。

------------------------------------------------------------
 不変なるものは生きも死にもしない。
 それは生と死の永遠の観照者なのだ。
 それが死ぬとは言えない。
 なぜなら、それは気づいているからだ。
 それが生きているとも言えない。
 なぜなら、それは変化しないからだ。
 それはテープ・レコーダーのようなものだ。
 すべてひとりで記録し、再生する。
 あなたはただ聞くだけだ。
                     『私は在る』(p451)
------------------------------------------------------------

(-||-)

すると……じきに……未熟なマインドが……その再生された記憶に
……入れこんで……そこで何者かに……なろうとする。

この重大な……宇宙のお祭りで……可能なかぎり……高く舞い上が
りたがる……。

飛んで火に入る夏の虫……。

何者かになることが……喜びと苦しみの……はじまりですよね。

------------------------------------------------------------
 必要なのは、自己を定義しようとする傾向を捨て去ることだけだ。
 すべての定義づけは、身体とその表現にしか当てはまらない。
 この身体への固執が消えれば、あなたは自然なあるがままの姿に
 努力することなく帰り着くだろう。
                     『私は在る』(p27)
------------------------------------------------------------

> すべての定義づけは、身体とその表現にしか当てはまらない。

驚くべき……覚者の……知見ですねぇ……。

マハルシからも……伺っておきましょうか……。

------------------------------------------------------------
 質問者 あなたは在ることについて語っています。何として在る
     ことでしょうか?
 
 マハルシ
 あなたの務めはただ在ることであり、あれやこれとして在ること
 ではない。
 「私は私であるものである」(I AM THAT I AM)という言葉がす
 べての真理の要諦である。
 その方法は、「静かに在ること」に尽きる。
 では静寂とは何を意味するのだろうか?
 それはあなた自身を打ち壊すことを意味する。
 なぜならすべての名前と形が苦しみの原因だからだ。
 「私はこれである」という観念を放棄しなさい。
 
                   『あるがままに』(p123)
------------------------------------------------------------

> なぜならすべての名前と形が苦しみの原因だからだ。

じつに……明確なんですね。

だとしたら……当然、

> 「私はこれである」という観念を放棄しなさい。

ということになるはずです。

暗闇を覗き込んで……苦しむのは……やめなさい……と。

------------------------------------------------------------
 なぜ自我のことを想い、そして苦しむのか?
 無知とはいったい何だろうか?
 それは存在しないものなのだ。
 ……
 太陽の前に暗闇がありうるだろうか?
 同じように、自ら輝き、自ら明らかな真我の前に無知がありうる
 だろうか?
 もしあなたが真我を知れば、そこには暗闇も、無知も、苦しみも
 ないだろう。
                    『あるがままに』(p48)
------------------------------------------------------------

(;_;)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
------------------------------------------------------------

(-||-)

わかりました……。

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:
        【84 あなたの目的はあなたのグルだ】の2回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんな言葉が……印象に残りました。

> 目覚めた眠りと言える状態のなかへ入っていきなさい。
> 世界に気づくのではなく、自分自身に気づいている状態のなかへ
> と入っていきなさい。

はい。

> その状態のなかで、あなたは疑いの余地もなく、存在の根底では
> 自由で幸福なのだと知るだろう。

「自由で幸福」……なのか……。

何の記憶もなくて……。

「世界に気づくのではなく、自分自身に気づいている状態」……。

そこが……難しいのかなぁ……。

では【84 あなたの目的はあなたのグルだ】の2回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

------------------------------------------------------------
 質問者 私は正しくグルを選択しなければなりません。
 
 マハラジ
 正しい人でありなさい。
 そうすれば正しいグルがかならずあなたを探しだすだろう。
 
 質問者 あなたは私の質問に答えていません。どのようにして正
     しいグルを見いだすのでしょうか?
 
 マハラジ
 だが、私は質問に答えたのだ。
 グルを探してはならない。
 考えさえしてはならない。
 あなたの目的をあなたのグルとしなさい。
 結局のところ、グルとは終焉(しゅうえん)そのものではなく、
 終焉への道なのだ。
 あなたにとって重要なのは彼ではなく、何を彼から期待するかだ。
 さて、あなたは何を期待しているのだろうか?
 
 質問者 彼の恩寵によって、幸福に、力強く、平和になることで
     す。
 
 マハラジ
 なんという野望だろう!
 どうして時間と空間に限定された単なる「身体―精神」であり、
 誕生と死の狭間(はざま)で苦痛に喘(あえ)いでいるひとりの
 個人が幸福になれるというのだろうか?
 個人が現れるその条件自体が幸福を不可能にしているのだ。
 平和、力、幸福。
 これらはけっして個人的な状態ではない。
 誰も「私の平和」「私の力」と言うことはできない。
 なぜなら、「私のもの」とは除外を暗示しているからだ。
 それはこわれやすく、はかないものなのだ。
 
 質問者 私が知っているのは、私の条件づけられた存在だけで、
     ほかには何もありません。
 
 マハラジ
 もちろん、そうとは言えない。
 深い眠りのなかでは、あなたは条件づけられていなかったのだ。
 どんなにあなたは喜んで、進んで眠りにつくことか、どんなに眠
 りのなかで平安で、自由で、幸福であることか!
 
 質問者 私はそのことをまったく知らないのです。
 
 マハラジ
 それを否定的に表現してみなさい。
 あなたが眠っているとき、そこには苦痛も、束縛も、落ち着きの
 なさもないのだ。
 
 質問者 私にはその要点が理解できます。目覚めている間、私は
     私が在ることを知っています。しかし、私は幸福ではあ
     りません。眠りのなかで、私は在り、幸福です。しかし、
     それを私は知らないのです。私に必要なことは、私が自
     由で、幸福だと知ることなのです。
 
 マハラジ
 まったくそのとおりだ。
 今、深く内側に入っていきなさい。
 目覚めた眠りと言える状態のなかへ入っていきなさい。
 世界に気づくのではなく、自分自身に気づいている状態のなかへ
 と入っていきなさい。
 その状態のなかで、あなたは疑いの余地もなく、存在の根底では
 自由で幸福なのだと知るだろう。
 唯一の困難は、あなたが体験に耽溺し、記憶を大切そうに抱えて
 いることだ。
 実際には、その反対なのだ。
 思い出されたことは、けっして実在ではなく、実在は今あるのだ。
 
 質問者 言葉の上ではすべて理解できますが、私自身の一部分に
     ならないのです。それはマインドのなかで見られるため
     の絵としてとどまるのです。その絵に命を与えるのはグ
     ルの役目ではないのでしょうか?
 
 マハラジ
 またしてもその反対なのだ。
 絵は生きている。
 死んでいるのはマインドなのだ。
 マインドが言葉とイメージでできているように、マインドのなか
 のあらゆる反映もまたそうなのだ。
 それは言語化することで実在を覆い隠しておいて、それから不平
 を言うのだ。
 あなたはあなたに奇跡を起こすためにグルが必要だと言う。
 あなたは言葉で戯れているだけだ。
 ロウソクと炎のように、グルと弟子はひとつの単一体なのだ。
 弟子が誠実でないかぎり、彼を弟子と呼ぶことはできない。
 グルがまったくの愛であり、献身的でないかぎり、彼をグルと呼
 ぶことはできない。
 偽りではなく、ただ実在だけが実在を生みだすことができるのだ。
 
 質問者 私には、わたしが偽りであることがわかります。誰が私
     を真実にしてくれるのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたが言ったその言葉自体がそれをするだろう。
 「私には、私が偽りであることがわかる」というその言葉が、あ
 なたの解放に必要な全てを含んでいるのだ。
 それについて熟考しなさい。
 そのなかへと深く入っていきなさい。
 その根源まで行きなさい。
 それが働きだすだろう。
 力は人のなかにではなく、言葉のなかにあるのだ。
 
                   『私は在る』(p447-449)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 私は正しくグルを選択しなければなりません。

こういう言葉が……別の聞こえ方がしてくるものなんですね。

> マハラジ
> 正しい人でありなさい。
> そうすれば正しいグルがかならずあなたを探しだすだろう。

はい。

> 質問者 あなたは私の質問に答えていません。どのようにして正
>     しいグルを見いだすのでしょうか?

はは。

> マハラジ
> だが、私は質問に答えたのだ。

はい。

> グルを探してはならない。
> 考えさえしてはならない。

そうなんだ……。

> あなたの目的をあなたのグルとしなさい。

ああ。(@_@)

> 結局のところ、グルとは終焉(しゅうえん)そのものではなく、
> 終焉への道なのだ。

そうか。

> あなたにとって重要なのは彼ではなく、何を彼から期待するかだ。

あ……なるほど。

> さて、あなたは何を期待しているのだろうか?
> 
> 質問者 彼の恩寵によって、幸福に、力強く、平和になることで
>     す。
> 
> マハラジ
> なんという野望だろう!

そうなんだなぁ。(-_-)

> どうして時間と空間に限定された単なる「身体―精神」であり、
> 誕生と死の狭間(はざま)で苦痛に喘(あえ)いでいるひとりの
> 個人が幸福になれるというのだろうか?

はい。

> 個人が現れるその条件自体が幸福を不可能にしているのだ。

そうか。(-_-;)

> 平和、力、幸福。
> これらはけっして個人的な状態ではない。

お。

> 誰も「私の平和」「私の力」と言うことはできない。
> なぜなら、「私のもの」とは除外を暗示しているからだ。
> それはこわれやすく、はかないものなのだ。

はい。

> 質問者 私が知っているのは、私の条件づけられた存在だけで、
>     ほかには何もありません。
> 
> マハラジ
> もちろん、そうとは言えない。

ん。(@_@)

> 深い眠りのなかでは、あなたは条件づけられていなかったのだ。

ああ……。

> どんなにあなたは喜んで、進んで眠りにつくことか、どんなに眠
> りのなかで平安で、自由で、幸福であることか!

なるほど。(-_-)

> 質問者 私はそのことをまったく知らないのです。

でも……苦しみませんでしたよね。

その記憶もないわけですから。

> マハラジ
> それを否定的に表現してみなさい。
> あなたが眠っているとき、そこには苦痛も、束縛も、落ち着きの
> なさもないのだ。

はい、わかります。

> 質問者 私にはその要点が理解できます。目覚めている間、私は
>     私が在ることを知っています。しかし、私は幸福ではあ
>     りません。眠りのなかで、私は在り、幸福です。しかし、
>     それを私は知らないのです。私に必要なことは、私が自
>     由で、幸福だと知ることなのです。

上手いことおっしゃる。(^_-)

> マハラジ
> まったくそのとおりだ。

はい。

> 今、深く内側に入っていきなさい。
> 目覚めた眠りと言える状態のなかへ入っていきなさい。

「目覚めた眠り」……いい言葉だなぁ……。

> 世界に気づくのではなく、自分自身に気づいている状態のなかへ
> と入っていきなさい。

ああ……そうか。

> その状態のなかで、あなたは疑いの余地もなく、存在の根底では
> 自由で幸福なのだと知るだろう。

(-||-)

> 唯一の困難は、あなたが体験に耽溺し、記憶を大切そうに抱えて
> いることだ。

(>_<)

> 実際には、その反対なのだ。
> 思い出されたことは、けっして実在ではなく、実在は今あるのだ。

はい……知的にはわかるんですけど。

(まだ……吸収が足りない……。(*-_-*))

> 質問者 言葉の上ではすべて理解できますが、私自身の一部分に
>     ならないのです。それはマインドのなかで見られるため
>     の絵としてとどまるのです。その絵に命を与えるのはグ
>     ルの役目ではないのでしょうか?

このひと……上手いこと言うなぁ。

でも……“グルの役目”じゃ……ないっしょ。

> マハラジ
> またしてもその反対なのだ。

(-_-)?

> 絵は生きている。
> 死んでいるのはマインドなのだ。

ウーム。

どういう意味なんだろう……?

よく考えてみなくちゃ。

> マインドが言葉とイメージでできているように、マインドのなか
> のあらゆる反映もまたそうなのだ。

「マインドが言葉とイメージでできているように」……。

はい……わかります。

「マインドのなかのあらゆる反映もまたそうなのだ」……。

……。(-_-)

え。(@_@)

現象世界はすべて……「言葉とイメージでできている」んですか?

あ……そうか……。

そう言われてみれば……理解できないことは……ないな。

現象世界はすべて……形と名前の……印象でできている……。

> それは言語化することで実在を覆い隠しておいて、それから不平
> を言うのだ。

なるほど……。

> あなたはあなたに奇跡を起こすためにグルが必要だと言う。
> あなたは言葉で戯れているだけだ。

なんだか……わかるような……。

> ロウソクと炎のように、グルと弟子はひとつの単一体なのだ。

ふーん。(-_-)

> 弟子が誠実でないかぎり、彼を弟子と呼ぶことはできない。

はい。

> グルがまったくの愛であり、献身的でないかぎり、彼をグルと呼
> ぶことはできない。

はい。

> 偽りではなく、ただ実在だけが実在を生みだすことができるのだ。

ふーむ。

「実在」って……生きているんだ……。(-_-)

(@_@)

あ、いや……実在だけが……生きているんだ。(*-_-*)

> 質問者 私には、わたしが偽りであることがわかります。誰が私
>     を真実にしてくれるのでしょうか?

ほー。

> マハラジ
> あなたが言ったその言葉自体がそれをするだろう。

(-_-)

> 「私には、私が偽りであることがわかる」というその言葉が、あ
> なたの解放に必要な全てを含んでいるのだ。

そうなんだ……。

> それについて熟考しなさい。
> そのなかへと深く入っていきなさい。
> その根源まで行きなさい。
> それが働きだすだろう。

はい……。

> 力は人のなかにではなく、言葉のなかにあるのだ。

(@_@)

どういう意味なんだろう……?

マインドのなかでは……人は生きものではないが……言葉は生きて
いる……というような意味かしら。

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


      …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


      …………○…………○…………○…………


▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


      …………○…………○…………○…………


『アセ通』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


      …………○…………○…………○…………



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■ 3.編集後記:ちょっと偉そうな感じになった……かも
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回……もしかしたら……ちょっと偉そうな感じになった……かも
しれません。

たまには……こんな感じも……許されるでしょうか。

いずれにしろ……好き勝手なことを……書いているだけです。

今日は……もう昏くなってしまいました。

今年は……風邪が流行っているみたいですね。

お風邪など召されませぬように。

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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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