home > 通信 > 『アセンション館通信』第402号:思考はただ心理的構築物



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2011/12/18(第402号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある「個人」に
自己同化した観照者が覗き見た風景の報告です。(*^_^*)

マインドを超えるにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の
準備という言葉を信じた、現象世界に興味を失うための努力です。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。現在 883名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.思考はただ心理的構築物

2.写経ニサルガダッタ:【83 真のグル】の1回目

3.いただいたお手紙から:パールさん

4.編集後記:あまりにそのまま理解できて……
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■ 1.思考はただ心理的構築物
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今日も……雲ひとつない……素晴らしい天気です……。

外に出ても……寒くはないですね。

硝子戸のなかいると……むしろ暖かいくらいです……。

こうしてわたしは……視覚をつうじて……世界を見ています。

聴覚をつうじて……世界の音を……聴いています。

こうして目にも見え……知覚される世界のなかに……“わたし”の
身体もあります。

わたしが世界に気づく……と言ったとき……もしわたしがその世界
から……この身体を除外していたら……災厄がはじまります……。

それをすると……この身体である“わたし”が……その世界のなか
に……取り残されてしまうから……。

もしわたしが……この身体を含めた世界に……気づいているのなら
……そのときわたしは……それです……。

古来聖賢たちが伝える……唯一……それしか存在しない……それ。

永遠不滅の……永遠不動の……それです……。(-_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

セイラー・ボブさんは……その意味の【それ】を指すために……
「知性エネルギー」という言葉を……使われているようです。

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 それは認識する空です。
 知ること、認識作用で満ちている空です。
 外の自然を見てください。
 そうすれば、森紺万象が、それはすべて見かけであるわけですが、
 内なる知性に満ちていることがわかります。
 樹木、昆虫、鳥、人間、銀河などを見てください。
 そこに現れているパターン――そのすべてが、自然は、知性、生
 命、活力にあふれていることを示しています。
 私たちの中には、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、仏教徒、キリ
 スト教徒、無神論者、不可知論者など、さまざまな信念を持った
 人がいます。
 そして、神という言葉を使うと――それは自分が神について抱い
 ている観念を指すものであるため、私たちは混乱してしまいます。
 私は「知性エネルギー」という言葉を使いますが、その言葉さえ、
 当のものではありません。
                 『ただそれだけ』(p184-185)
                 http://tinyurl.com/7o89r5x
------------------------------------------------------------

と……。

そして……いったいあなたは……自分がその「知性エネルギー」で
はないと……言えるだろうか?……と。

------------------------------------------------------------
 私が知性エネルギーの中で話していることとは、認識活動です。
 ここに座っている人の中で、今この瞬間、認識活動をしていない
 人はいません。
 私は知る者と知られるもののことを言っているのではなく、認識
 活動のことを言っているのです。
 今ここで、自分自身であるところの認識活動を否定できる人は誰
 もいません。
 知ることは、この瞬間の直接性の中で起こっているので、それは
 活動であり、そして、いかなる活動もエネルギーの運動です。
 ですから、知性エネルギーは認識活動です。
 そして、それが、今この瞬間におけるありとあらゆる現れの本質
 です。
 認識活動が常に進行しているのです。
 それがあなたの本質であり、それは観念や思考によってつかまえ
 ることはできません。
 それは言語を超えた、表現不可能なものなのです。
 
                 『ただそれだけ』(p184-185)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

(-||-)

> 今ここで、自分自身であるところの認識活動を否定できる人は誰
> もいません。

確かに……これは……ボブさんが言うように……誰も否定できない
ですよね……。

目をつぶろうと……一瞬……息を止めようと……確かに……それは
……在るわけですから。

ふと……昔書いた……ある文章の一節が……連想されました。

ボブさんが「認識する空」とか……「知性エネルギー」……と呼ぶ
ものを……そのころ“濃密な<意識>の海”とか……“真空の海”
と呼んだものです。

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 この泰山木はたくさんの原子からなっているわけだが、例えばそ
 の原子の大きさのイメージは、その原子を野球のボール位の大き
 さとすると、野球のボールは地球位の大きさになってしまうとい
 うようなものらしい。
 つまり、針の先ほどの空間に何百万もの原子が乗るといった大き
 さだという。
 
 そしてその原子を構成している素粒子の世界たるや、『踊る物理
 学者たち』の著者ゲイリー・ズーカフ氏の比喩を借りれば、十四
 階建てのビルほどの直径があるサンピエトロ大聖堂のドームの真
 ん中に塩を一粒置いたような原子核を中心にして、ドームの外周
 をその原子核の数千分の一の質量であるほこりの粒のような電子
 が回っている、といったような案配のものであるらしい。

 いくら物質が生きていると考えたくても、その広大なサンピエト
 ロ大聖堂のドームの外周を、まさかその在るか無きかのほこりの
 粒が自らの意志で飛び回っていると思う者はいないはずだ。

         『21世紀への指導原理 OSHO』(p248-249)
      https://www.ascensionkan.com/work/06eien_05dome.html
------------------------------------------------------------

……。

“濃密な<意識>の海”と呼ぼうと……「認識する空」と呼ぼうと
……「知性エネルギー」と呼ぼうと……それが生命ですよね……。

それが……わたしだと思います。

わたし……と言うのも変だとしたら……それ……ですかねぇ。

わたしはそれだ……あなたはそれだ……すべてはそれだ……。

わたしが認識する世界には……この身体も……含まれています。

その事実に即して……ただあるがままを認めるなら……この身体を
含めて……すべての現れは……変動し……消えていきます。

でも……認識している……【それ】は……不動です。

だから……世界(現れ)に気づくと言うとき……もしその世界から
……この身体を除いていたら……厄介なんですよね……。

だって……この身体も……事実……現れているんだもの……。

それは……現れの一部……現れを演出するための……死物の一部に
すぎません。

だから……そうなると……この身体である“わたし”は……死物で
ある世界のなかに……取り残される……。

しかも……その上厄介なことに……皮膚の外に広がる“外部世界”
から……分離されたものとして……。(;_;)

生命そのものが……身体という小道具となって……世界という……
死物の舞台の上に……取り残されてしまう……。(>_<)

それがたった……世界を見るとき……その世界に……“自分の身体”
を含めなかったばかりに……起きることです。

現象を見ているのは……永遠の生命です……この身体じゃない。

宇宙を見ているのは……認識する空です……この身体ではない。

この身体は……現れを演出する……死物の一部にすぎません。

生命と死物……と言葉の上で……二つに分ける……こともできます。

事実は……認識する空が……ただ認識活動を……しているだけ……
なのかもしれません。

無限の意識が……その無限さを……ただ展開しているだけ……なの
かもしれません。

ニサルガダッタは……言います。

------------------------------------------------------------
 探求者は消え去るが、探求は続く。
 探求は究極であり、永遠の実在だ。
 ……。
 実在の探求自体が実在の動きなのだ。
 ある意味では、すべての探求は真の至福、実在の至福のためのも
 のだ。
 しかし探求ということで、私たちはマインドを超えた光としての、
 意識的存在の根本である真我の探求を意味している。
 この探求が終わることはけっしてない。
 それと同時に、それ以外のすべてへの落ち着きのない切望が終わ
 らなければならないのだ。
                     『私は在る』(p241)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

と……。

> 探求者は消え去るが、探求は続く。

探求者が消えさっているのに……わたしがその探求を心配する……
必要はありませんよね。(^_-)

> この探求が終わることはけっしてない。

なんてことの……行く末を心配するより……、

> それ以外のすべてへの落ち着きのない切望が終わらなければなら
> ないのだ。

の方だけ……心配すればいいのだと思います。(^^;)

そして……その心配ですけど……。

セイラー・ボブさんは……ニサルガダッタのところで……心配する
その当人が……じつは存在しないことを……理解するんですよね。

------------------------------------------------------------
 さて、私はニサルガダッタのところへ行って、まったく何の実体
 も存在していないことを理解しました。
 彼は言いました。
 「あなたはこの肉体でもなければ、この心でもない」。
 このことは以前に何度も聞いたことがありますが、でも彼に指摘
 されて、私はそのことがはっきりとわかったのです。
 
                   『ただそれだけ』(p193)
------------------------------------------------------------

わかっちゃったんですねぇ……。(-_-)

(*^_^*)

まあ……わかっちゃったものは……仕方ないですよね。(^^;)

そしてセイラー・ボブさんは……こう言います。

------------------------------------------------------------
 私とは、たえず自分と一緒にいるように見えるこの「私」という
 想念だろうか?
 たえず一緒というけれど、それはどの程度そうなのだろか?
 実は、注意深く観察してみると、それは存在していません。
 人は、「私は在る」「私は在る」「私は在る」と一日中考えてい
 るわけではありませんし、「自分」に関することを一日中考えて
 いるわけではありません。
 一日の中でそうした想念が湧いてくるのは、数えるほどしかあり
 ません。
 しかし、本来のあなたである知る働きは常に存在しています。
 では、その知る働きとは何でしょうか?
 それは特定の場所から来ているでしょうか?
 多くの人たちは、「ああ、それは私の頭の中です」とか、「それ
 は私の脳の中です」とか言いますが、そうでしょうか?
 その知る働きなしに、その生命の本質なしに、脳は何をすること
 ができるでしょうか?
 その生命の本質とは何でしょうか?
 それはあなたが発見できるどこかにあるものではないにもかかわ
 らず、あなたはそれを自分のまわりのあらゆるところで見ます。
 あなたはそれをあらゆる葉っぱの中に、あらゆる昆虫の中に、あ
 らゆる鳥、あらゆる原子、あらゆる人間の中に見ます。
 あなたは生命の本質と、それが自然と宇宙の中でどう機能するか
 を見ます。
                   『ただそれだけ』(p193)
------------------------------------------------------------

そう……。(-_-)

確かに……ささやかな体験から言っても……「わたし」という想念
は……四六時中在るもの……ではないですよ。(@_@)

> 人は、「私は在る」「私は在る」「私は在る」と一日中考えてい
> るわけではありません……

一生懸命……頑張ってみたこともありますが……。(*-_-*)

どんなに頑張っても……それは常在できるわけではない……。

> しかし、本来のあなたである知る働きは常に存在しています。

まったく……。(-_-)

目をつぶっても……それは在る……。

眠っても……それは在るんでしょうけど……ただ目覚めてから……
思い出せないだけです。

忘れることなどしょっちゅうですが……でも……それが存在しない
瞬間はない……。

------------------------------------------------------------
 質問者 つまり、あなたが話しているのは、私たちの本質はその
     知る働きであるという気づき、目覚め、ないしは理解な
     のですね?
 
 ボブ
 そのときあなたは、それはいつもそうであったことを理解するの
 です。
 それはただ隠れて見えなかっただけでした。
 ちょうど、はっと気づくまで、テーブルの上の鍵のことを思い出
 さなかったように。
 それと同じです――知る働きはいつも存在していたし、これから
 もずっと在り続けることをあなたは理解します。
 それを理解の曙と呼んでもかまいませんが、その言葉は何かが誰
 かに起こる必要があることを示唆します。
 しかし、どんなときでも、何かをやったどんな実体もいなかった
 のです。
 それはただ、以前は認識されていなかったというだけのことです。
 
                 『ただそれだけ』(p194-195)
------------------------------------------------------------

> それを理解の曙と呼んでもかまいませんが、その言葉は何かが誰
> かに起こる必要があることを示唆します。

まったくですよねぇ。

> しかし、どんなときでも、何かをやったどんな実体もいなかった
> のです。

そうなんですよ。

どんなに頑張っても……「わたし」という想念すら……とても常在
などしていないわけですから。

ただ……身体にまつわる記憶を……つなぎあわせて……わたしとい
う実体が在るかのごとく……想像しているだけです。

そのことを理解する……当人はいないんですよね。

だから……誰にも……そのことが起こったわけじゃないのです。

> それはただ、以前は認識されていなかったというだけのことです。

そして……今度は……認識された……と。

------------------------------------------------------------
 だからこそ、それは無知と呼ばれているのです――それは私たち
 が愚かであるとか頭が鈍いとかいう意味ではありません。
 そうではなく、私たちが自分の本質を無視して、現れているもの
 に焦点を当てているという意味です。
 そして、それが常態になっています。
 無に留まっている代わりに、私たちはすぐにそれを何らかの観念、
 考え、想像に当てはめようとします。
 私たちは常日頃、心にまつわるあれこれを大まじめに捉えるのが
 好きなのです。
 しかし、そこに何もないことを見てください。
 そうすれば、そこに実体が存在したことなどけっしてなかったと
 わかるでしょう。
 思考はただ心理的構築物で、思考にはパワーなどありません。
 それはただ湧き起こってくるものであり、それらはすべて同じ本
 質でできています。
 それらは、あらゆる形態をとって現れているあの知性エネルギー
 と同じものなのです。
                 『ただそれだけ』(p194-195)
------------------------------------------------------------

> だからこそ、それは無知と呼ばれているのです――それは私たち
> が愚かであるとか頭が鈍いとかいう意味ではありません。

はい。(-_-)?

> そうではなく、私たちが自分の本質を無視して、現れているもの
> に焦点を当てているという意味です。

ああ……そういう意味だったのか……。(-_-)

> そして、それが常態になっています。

確かに。

> 無に留まっている代わりに、私たちはすぐにそれを何らかの観念、
> 考え、想像に当てはめようとします。

まったく。

> 私たちは常日頃、心にまつわるあれこれを大まじめに捉えるのが
> 好きなのです。

(*-_-*)

> しかし、そこに何もないことを見てください。

記憶と……想像を……つないでいるだけだ……。

> そうすれば、そこに実体が存在したことなどけっしてなかったと
> わかるでしょう。

わかります。

> 思考はただ心理的構築物で、思考にはパワーなどありません。

確かに。

単なる“心理的構築物”ですよね。

注目を浴びて……肥大するわけか……。(-_-)

> それはただ湧き起こってくるものであり、それらはすべて同じ本
> 質でできています。

(?_?)O

> それらは、あらゆる形態をとって現れているあの知性エネルギー
> と同じものなのです。

あ。(*_*) ⌒★?

じゃ……誰が戸惑っているのか……。(-_-)

(@_@)

そうか……“戸惑う者”というような……どんな実体も……存在し
ないということか……。

だから……マハラジは……無知にははじまりはないが……終わりは
ある……と言ったのか……。

……。(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【83 真のグル】の1回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当たり前のこととも……言えますが……なぜか、

> 言葉が事実をつくり出すことはない。
> それらは描写するか、あるいは歪(ゆが)めるかのどちらかだ。
> 事実はつねに言葉を必要としないのだ。

という言葉が……ヒットしました。

では【83 真のグル】の1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

------------------------------------------------------------
 質問者 先日、あなたは真我の実現の根本がグルへの信頼だった
     と言われました。彼は、あなたが絶対的な実在なのだと
     確信させ、それ以上何もされることはなかったのです。
     あなたは彼を信頼し、そしてそれにすべてをまかせまし
     た。努力することも、闘うこともないまま。さて、私の
     質問ですが、グルへの信頼がなかったとしたら、あなた
     は真我を実現していたでしょうか? 結局のところ、あ
     なたが信頼しようとしまいと、あなたであるものが、あ
     なたなのです。疑いはグルの言葉の働きを妨げ、それを
     無効にしてしまうのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたの言うとおりだ。
 それはしばらくの間、無効とされてしまうだろう。
 
 質問者 それでは、グルの言葉のなかの力、あるいはエネルギー
     には何が起こるのでしょうか?
 
 マハラジ
 それは現れないまま、潜在的な状態で残るのだ。
 だが、質問そのものが誤解に基づいている。
 師、弟子、そして彼らの間にある愛と信頼、それらはひとつの事
 実であって、数ある独立した事実ではない。
 それぞれがほかの一部分だ。
 愛と信頼なしには、そこにグルも弟子もないだろう。
 それは電灯のスイッチを入れるようなものだ。
 ランプ、コード、スイッチ、変圧器、送電線、そして発電所。
 それらがひとつの全体を形づくっている。
 ひとつの要素でも欠ければ、光はないだろう。
 不可分なものを分離してはならない。
 言葉が事実をつくり出すことはない。
 それらは描写するか、あるいは歪(ゆが)めるかのどちらかだ。
 事実はつねに言葉を必要としないのだ。
 
 質問者 まだ良く理解できません。グルの言葉は満たされないま
     ま残るのでしょうか? それとも、それはかならず真実
     であることを証明するのでしょうか?
 
 マハラジ
 賢者の言葉がその目的を逃すことはけっしてない。
 それは時間がかかるかもしれないが、正しい条件が揃うのを待つ
 のだ。
 それは自然なことだ。
 なぜならそこには種を植える季節と、収穫の季節があるからだ。
 だが、グルの言葉とは死ぬことのない種子なのだ。
 もちろん、グルは身体とマインドを超え、意識自体を超え、空間
 と時間を超え、二元性と統合を超え、理解と描写を超えた本物の
 師でなければならない。
 善き人びとは多くを読み、たくさん語ることがあり、あなたに有
 益なことを教えるかもしれない。
 だが、彼らはその言葉がかならず実現される真のグルではないの
 だ。
 彼らもまた、あなたが究極の実在そのものだと告げるだろう。
 だが、それが何になるというのだろうか?
 
 質問者 それでも、私がある理由から偶然彼らを信頼し、したが
     うことになったとしたら、私は敗北者となるのでしょう
     か?
 
 マハラジ
 もし信頼し、したがうことができるなら、あなたはすぐに真のグ
 ルを見いだすだろう。
 あるいはむしろ、彼があなたを見いだすだろう。
 
 質問者 真我を知る人すべてがグルとなるのでしょうか、それと
     も他者を実在に導くことができなくても、実在を知る人
     となることができるのでしょうか?
 
 マハラジ
 もしあなたが教えることを知っているのなら、あなたは知ってい
 ることを教えることができるのだ。
 ここでは賢者としての状態と、教師としての状態はひとつだ。
 だが、絶対的な実在はその両方を超えている。
 自称グルは成熟や努力、功績や達成、運命や恩寵について話すだ
 ろう。
 これらすべては単なる精神的構造であり、耽溺(たんでき)した
 精神の投影だ。
 助ける代わりにそれらは妨害するのだ。
 
 質問者 誰にしたがい、誰を疑うべきかをどのようにして知るの
     でしょうか?
 
 マハラジ
 あなたが確信するまで、すべてを疑いなさい。
 真のグルはけっしてあなたに屈辱を与えたりはしない。
 また、けっしてあなたをあなた自身から遠ざけたりはしないだろ
 う。
 彼は生来の完全性という事実へあなたを絶え間なく連れ戻し、内
 面を探求するように勇気づけるだろう。
 彼はあなたが何も必要ないことを、たとえ彼でさえも必要ないこ
 とを知っている。
 そしてあなたに思い出させることに、けっして飽きたりはしない。
 自称グルは弟子よりも彼自身に関心があるのだ。
 
 質問者 あなたは、実在が実在の知識と教えを超えていると言わ
     れました。実在の知識は至高なるもの自体ではありませ
     んか、そして教えはその達成の証明なのではありません
     か?
 
 マハラジ
 実在あるいは自己の知識はマインドの状態だ。
 ほかの人たちに教えることは、二元性のなかの動きなのだ。
 彼らはマインドの関心があるだけだ。
 サットヴァ(純粋性)もやはりひとつのグナ(質)でしかないの
 だ。
 
                   『私は在る』(p439-440)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 先日、あなたは真我の実現の根本がグルへの信頼だった
>     と言われました。彼は、あなたが絶対的な実在なのだと
>     確信させ、それ以上何もされることはなかったのです。
>     あなたは彼を信頼し、そしてそれにすべてをまかせまし
>     た。努力することも、闘うこともないまま。さて、私の
>     質問ですが、グルへの信頼がなかったとしたら、あなた
>     は真我を実現していたでしょうか? 結局のところ、あ
>     なたが信頼しようとしまいと、あなたであるものが、あ
>     なたなのです。疑いはグルの言葉の働きを妨げ、それを
>     無効にしてしまうのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> あなたの言うとおりだ。
> それはしばらくの間、無効とされてしまうだろう。

そうですよね。

> 質問者 それでは、グルの言葉のなかの力、あるいはエネルギー
>     には何が起こるのでしょうか?

おう……詰めてきましたね。

> マハラジ
> それは現れないまま、潜在的な状態で残るのだ。

はい。

> だが、質問そのものが誤解に基づいている。

(?_?)O

> 師、弟子、そして彼らの間にある愛と信頼、それらはひとつの事
> 実であって、数ある独立した事実ではない。
> それぞれがほかの一部分だ。

ああ……なるほど。

> 愛と信頼なしには、そこにグルも弟子もないだろう。

そういうことになりますね。

“グルの言葉のなかの力”が……発現しなかったのなら……そこに
弟子はいなかった……ということになる。

それなら……そんな無用の疑問の……必要もないわけです。

> それは電灯のスイッチを入れるようなものだ。

はい。

> ランプ、コード、スイッチ、変圧器、送電線、そして発電所。
> それらがひとつの全体を形づくっている。
> ひとつの要素でも欠ければ、光はないだろう。

わかります。

> 不可分なものを分離してはならない。

そうか……。

> 言葉が事実をつくり出すことはない。

あ……ほんとだ。(@_@)

でも……考えてみたら……よくそういうことをやるんだ……。

というか……そんなことばっかりかも……。(*-_-*)

> それらは描写するか、あるいは歪(ゆが)めるかのどちらかだ。

はい。

> 事実はつねに言葉を必要としないのだ。

ああ……単純なんだな。

> 質問者 まだ良く理解できません。グルの言葉は満たされないま
>     ま残るのでしょうか? それとも、それはかならず真実
>     であることを証明するのでしょうか?

はは……まだやってる。(^_-)   \←……(\/U)

> マハラジ
> 賢者の言葉がその目的を逃すことはけっしてない。

はい。

> それは時間がかかるかもしれないが、正しい条件が揃うのを待つ
> のだ。

わかりました。

> それは自然なことだ。
> なぜならそこには種を植える季節と、収穫の季節があるからだ。

わかります。

> だが、グルの言葉とは死ぬことのない種子なのだ。

あ……。(@_@)

> もちろん、グルは身体とマインドを超え、意識自体を超え、空間
> と時間を超え、二元性と統合を超え、理解と描写を超えた本物の
> 師でなければならない。

はい。(-||-)

> 善き人びとは多くを読み、たくさん語ることがあり、あなたに有
> 益なことを教えるかもしれない。

はい。

> だが、彼らはその言葉がかならず実現される真のグルではないの
> だ。

わかりました。

> 彼らもまた、あなたが究極の実在そのものだと告げるだろう。
> だが、それが何になるというのだろうか?

(-_-)

真のグルの言葉は……そういうものとは違うんだ……。

> 質問者 それでも、私がある理由から偶然彼らを信頼し、したが
>     うことになったとしたら、私は敗北者となるのでしょう
>     か?

このひと……こういうことばっかり……心配している。

あ……そうか……。(@_@)

現れのなかに……そういうパターンがある……というだけのことか。

そういうひとが……実体として……存在しているわけじゃない。

> マハラジ
> もし信頼し、したがうことができるなら、あなたはすぐに真のグ
> ルを見いだすだろう。

そういうふうに……なっているですね。

> あるいはむしろ、彼があなたを見いだすだろう。

はい。

決定的なのは……弟子の誠実さ……だけ。

そして……事実は……そういう現れがあるだけ……。

> 質問者 真我を知る人すべてがグルとなるのでしょうか、それと
>     も他者を実在に導くことができなくても、実在を知る人
>     となることができるのでしょうか?

あ……なるほど。

> マハラジ
> もしあなたが教えることを知っているのなら、あなたは知ってい
> ることを教えることができるのだ。

ふふ。^^;

> ここでは賢者としての状態と、教師としての状態はひとつだ。

はい。

> だが、絶対的な実在はその両方を超えている。

そういうものを……必要としていない。

> 自称グルは成熟や努力、功績や達成、運命や恩寵について話すだ
> ろう。
> これらすべては単なる精神的構造であり、耽溺(たんでき)した
> 精神の投影だ。

わかりました。

> 助ける代わりにそれらは妨害するのだ。

はい。

> 質問者 誰にしたがい、誰を疑うべきかをどのようにして知るの
>     でしょうか?

うん。

> マハラジ
> あなたが確信するまで、すべてを疑いなさい。

おお……。

> 真のグルはけっしてあなたに屈辱を与えたりはしない。

確かに。

> また、けっしてあなたをあなた自身から遠ざけたりはしないだろ
> う。

はい。

> 彼は生来の完全性という事実へあなたを絶え間なく連れ戻し、内
> 面を探求するように勇気づけるだろう。

はい。

> 彼はあなたが何も必要ないことを、たとえ彼でさえも必要ないこ
> とを知っている。

(;_;)

> そしてあなたに思い出させることに、けっして飽きたりはしない。

(-||-)

> 自称グルは弟子よりも彼自身に関心があるのだ。

はい。

> 質問者 あなたは、実在が実在の知識と教えを超えていると言わ
>     れました。実在の知識は至高なるもの自体ではありませ
>     んか、そして教えはその達成の証明なのではありません
>     か?

うん。

> マハラジ
> 実在あるいは自己の知識はマインドの状態だ。

知識はマインドの状態……。

わかります。

> ほかの人たちに教えることは、二元性のなかの動きなのだ。

わかりました。

> 彼らはマインドの関心があるだけだ。

そうか……。

> サットヴァ(純粋性)もやはりひとつのグナ(質)でしかないの
> だ。

フーン……。

どういう意味だろう……。(*-_-*)

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


      …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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■ 3.いただいたお手紙から:パールさん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


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先週に続いてパールさんからご投稿をいただきましたが……どうや
ら今回で最後のようです……。

では早速ご紹介いたします。

【件名】: 真我その6
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 さて、終わりをどう締めくくったらいいのか・・・
 ここに来て、長くなりすぎた物語をどうしようかと戸惑う自分
 が居ます。
 
 ・・・アセンション、転生の記憶、カルマの法則、それらが、
 今この時代に集約されていることは誰もが感じていることでし
 ょう。
 
 アトランチスの悲劇を繰り返さない為に、そして今生で転生を
 終わりにしたい!
 という痛切な思いの元にいろいろとやってきました。
 
 様々な神秘体験は、それが己に大きな影響を与えたかとなる
 と、確かに変化はもたらしたようです。
 
 しかし、自分のカルマの傾向、すなわち、物事にどう反応し、
 どう考え、どの様に行動するか、という根本的な所への影響は
 わかりません。
 
 苦行は意志の強化には役立ちます。いや、意志が強いから苦行
 に耐えられるのか。
 でも内面的感情的な事への影響は少ないと感じます。
 
 薬による神秘体験、これは大きな変化をもたらしたようです。
 特に自分の欠点に対する認識は大きな衝撃です。
 
 自分の知らない自分。潜在意識の奥にあり、無意識のうちに自
 分を動かしているもの。
 
 そこに気づいたら、その因は消えてゆきます。
 
 それに貢献したのが、薬とはなんと言うことでしょう。
 いろいろな覚醒剤は、常習する事で人を廃人へと追いやってき
 ました。
 ところが副作用の無い、とされているものが一つ有ります。
 それが、大麻です。
 (麻の効果については知れば知るほど、どれ程この地球にとっ
 て大事な植物かという事が分かります。
 プラスチック製品、石油に代わる燃料、種が医薬品、茎が衣
 料、そして放射能で汚染された土地の浄化 etc・・・・・)
 
 それから、自分の傾向を知る為に想念観察を始めました。
 常に自分を見張るのです。
 心はいつもおしゃべりをしています。
 何をいつも頭でしゃべっているのか、今どんな感情に支配され
 ているか、を客観的に見るようにする。
 
 しかし、これはとても難しい作業でした。
 いつの間にか、想念の渦に巻き込まれている自分を発見するば
 かりです。
 
 そしてたどり着いたのがここでした。
 
 http://www1.ttcn.ne.jp/turu/sub3.htm
 
 津留晃一さんの圧倒されるばかりの文章。
 自我を見つめ切ったもののみが書ける文章だと思いました。
 「あーそうか! あーそうだったんだ!!!」
 
 そして、つい最近出版された千賀一生さんの本
 『タオの暗号』
 
 素晴らしい内容に深くひき付けられその静かな深いイメージの
 中に魂が喜びの声を上げているようです。
 
 これらのメッセージは、今までの自分の体験と結びつけた時、
 全肯定、これでいいんだ、という深い安堵感をもたらしまし
 た。
 
 最後にある方の文を掲載します。(許可は得ていませんがOK
 でしょう)
 
 「   『捨てる』
 
 探しても、探しても、見つからなくて
 考える事を
 ついに諦め
 わかりたいということも諦め
 とことん、今やっていることに意識をおいた
 
 掃除をする
 家事をする
 仕事をする
 泣く
 笑う
 怒る
 感じる
 
 そこから一気に変り始めた」転載終了
 
 「今ここ、ここに意識を集中して生きる」
 それに取り組みながら、日々を過ごしている今の私です。
 
 pariさん、長らく場を提供くださって有り難う御座いました。
 そしてお付き合い頂いたであろう読者の方、つたない私の体験
 読んでいただいて有り難う御座いました。
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パールさん……ありがとうございました。

ずいぶん……いろいろ遍歴なさいましたねぇ。(@_@)

> それに貢献したのが、薬とはなんと言うことでしょう。
> いろいろな覚醒剤は、常習する事で人を廃人へと追いやってき
> ました。
> ところが副作用の無い、とされているものが一つ有ります。
> それが、大麻です。
> (麻の効果については知れば知るほど、どれ程この地球にとっ
> て大事な植物かという事が分かります。
> プラスチック製品、石油に代わる燃料、種が医薬品、茎が衣
> 料、そして放射能で汚染された土地の浄化 etc・・・・・)

大麻は……これから再興される流れに入るといいですね。

> そしてたどり着いたのがここでした。
> 
> http://www1.ttcn.ne.jp/turu/sub3.htm
> 
> 津留晃一さんの圧倒されるばかりの文章。
> 自我を見つめ切ったもののみが書ける文章だと思いました。
> 「あーそうか! あーそうだったんだ!!!」

津留晃一さん……いいですよねぇ。(-_-)

> そして、つい最近出版された千賀一生さんの本
> 『タオの暗号』
> 
> 素晴らしい内容に深くひき付けられその静かな深いイメージの
> 中に魂が喜びの声を上げているようです。
> 
> これらのメッセージは、今までの自分の体験と結びつけた時、
> 全肯定、これでいいんだ、という深い安堵感をもたらしまし
> た。

すばらしいですね。

> 「今ここ、ここに意識を集中して生きる」
> それに取り組みながら、日々を過ごしている今の私です。

パールさんの生活は……実践そのものですものね。

> pariさん、長らく場を提供くださって有り難う御座いました。

こちらこそ。

パールさんの遍歴の……発表の場になれてよかったです。

ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.編集後記:あまりにそのまま理解できて……
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セイラー・ボブさんの言葉……またニサルガダッタとは違った……
すばらしい説得力がありますね。

はじめて……ラマナの言葉に接したとき……正直……頭がまったく
別のベクトルに合わさっていて……わかりませんでした。

そして……はじめてニサルガダッタを読んだとき……とても不思議
な感じに……ぐんぐん惹かれて行きました。

これは……途方もない言葉に……出会った……と思いました。

セイラー・ボブさんを読んだときは……あまりにそのまま理解でき
て……あっけないほどの感じで……。

みなさんが……バックアップしてくださっているんですね。

ありがたいことです。(-||-)

風邪など……引かれませぬように。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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