home > 通信 > 『アセンション館通信』第407号:それは私の存在の気づきか?



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/1/8(第407号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するある個人幻想に
自己同化した観照者が覗き見た風景の報告です。(*^_^*)

マインドを超えるにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の
準備という言葉を信じた、現象世界に興味を失うための努力です。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。現在 886名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.それは私の存在の気づきか?

2.写経ニサルガダッタ:【96 記憶と期待を放棄しなさい】の2

3.いただいたお手紙から: kosumosuさん

4.編集後記:静かになるのに……しゃべる必要はない……
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■ 1.それは私の存在の気づきか?
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久しぶりに関東地方は雨模様です。

こうしてシッカリ湿るのもまたいいものですね。

それに意外と温かな感じです。

いや、もしかしたら家のなかだけかもしれませんが……。

いやいや……夢のなかだけかもしれませんが……。(^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

すべての定義と……すべての物語は……夢のなかだけにある。

これは……間違いありません。

そしてその夢の定義のなかで……自分の位置を確認すべく……また
いい席を確保すべく……いろいろ藻掻いているんですねぇ。

朝方……寝床のなかで……半ば起きているようなつもりでした。

外界の物音も……聞こえているようでしたから。

ところがどうも……やっぱり夢を見ていたらしい。

その情調の背景に……未修得の数学の単位のことが……どうしても
抜けない……刺のように……突き刺さっていたからです……。

これは……わたしという人格パターンが……長年見続け……そして
未だに……卒業できないでいる……夢の通奏低音です。

スピリチュアル用語で……ペインボディ……というらしいですね。

眠りのある浅さのなかに……つまり無意識のある位相に……封じ込
められている……それは情報であり……情調であるようです。

だらか……思い出せる……朝方の夢には……よくこれが現れます。

温泉町を彷徨している夢でも……夜の校舎をさまよっている夢でも
……基本情調は……同じですねぇ。(-_-)

しなければならないことは……他にあるのに……それを実現できる
可能性を……信じていないものだから……彷徨っている。

可能性を信じられないのに……それでも……じつは……まだそこか
らやり直さなければならないと……思っている……。

そのペインボディは……今でも未修得の数学を履修して……単位を
取得しなければ……先に進めないと……信じているのです。(;_;)

まだ……そこを……修復しようとしている……。

戦場で殺された方々が……そこで地縛霊となることがあるそうです
が……わかるような気がします。

寝ても覚めても……生きても死んでも……どれもこれも……夢から
夢へ……同じ夢であることに……違いないでしょうね。

人間は……いや自分を人間と信じたパターンは……可哀想です。

場合によっては……実現不可能な夢まで……追わなくてはならない
んですから。

もちろん……実現可能な……希望に満ちた……“旬”の夢を見てい
るパターンも……無限に……現れていることでしょう。

そして同じく……自分でも可能性を信じていない夢を……追わなく
てはならないパターンも……無限に……顕現しているのでしょう。

二元性の原理が貫徹する……この現れの世界で……あらゆる情調は
……対極間の均衡を無視して……顕現できるはずもありません。

希望と同じだけの絶望が……要求される……ことでしょう。

自分を人間と信じるかぎり……飽くまでもこの堂々巡りに引きこま
れ……逃げ出す道は……なさそうです。

いみじくも前回……或る私さんがご投稿で喝破なさっていたように
……性欲に誘い出され……食欲に縛りつけられて……。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol406.html#3

顕現世界のなかで……物語を紡ぎつづけるしかない……。(;_;)

どうしても……物語を紡ぎつづけるしかないのでしょうか……。

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 何にもまして、私たちは意識しつづけていたい。
 あらゆる苦しみや屈辱を耐えてでも、意識しつづけることを望む
 のだ。
 この体験への欲望に逆らって、顕現すべてを手放さないかぎり、
 解放はありえない。
 私たちは罠にはまったままなのだ。
                     『私は在る』(p346)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

> 何にもまして、私たちは意識しつづけていたい。

なんという……。

> あらゆる苦しみや屈辱を耐えてでも、意識しつづけることを望む
> のだ。

……。(;_;)

> この体験への欲望に逆らって、顕現すべてを手放さないかぎり、
> 解放はありえない。

……。(-_-)

> 私たちは罠にはまったままなのだ。

(/_;)

しかし……それは……どうしてなのだろうか?

> 「私は在る」は偽りだからこそ、それは存続を願う。

(@_@)

> 実在は存続する必要がない――それ自身、破壊不可能なことを知
> っているからだ。

そうか……。(-_-;)

> それは形態とその表現の破壊に無関心なのだ。

ああ……。

------------------------------------------------------------
 「私は在る」を強調し安定させようと、私たちはありとあらゆる
 ことをするが――すべては無駄に終わってしまう。
 なぜなら、「私は在る」は瞬間から瞬間へと再構築されていくも
 のだからだ。
 それは絶え間ない仕事なのだ。
 そして唯一の革新的な解決法は、「私はあれであり、これである」
 という分離した感覚を永遠に消し去ることだ。
 存在は残る。
 だが、自己存在ではない。
                     『私は在る』(p318)
------------------------------------------------------------

> そして唯一の革新的な解決法は、「私はあれであり、これである」
> という分離した感覚を永遠に消し去ることだ。

それしかない。

> 存在は残る。

はい。

> だが、自己存在ではない。

それでなくっちゃ……。

(-||-)

そもそも……“物語の紡ぎ手”は……存在していなかった……。

では……存在しているのは……誰なのか?……いや……何なのか?

前回ご紹介したセイラー・ボブさんの本……。

『What's Wrong with Right Now?』(http://tinyurl.com/7d3dnqf)
に……このあたりを説明した……見事な論理展開がありました。

わたしというパターンには……とてもヒットしました。

こんな感じです。

------------------------------------------------------------
 私たちはみんな「私は在る」と言います。
 存在の感覚は、マインドを通すとその「私は在る」という想念と
 して表れます。
 ところで、その存在の感覚、それはあなたの存在の感覚でしょう
 か?
 それは私の存在の気づきでしょうか?
 それともそれはただ存在の感覚なのでしょうか?
 この純粋な存在の気づき、ただこれ。
 それ以外には何もありません。
 ですから、もしあなたが啓明、実現、神との一体、そういうもの
 を求めているなら、それなら、あなたが何を求めていようと、自
 分がすでにそれであることを直接に理解してください。
 あなたはすでにそれであり、またいつもそうだったのです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p68)
                 http://tinyurl.com/7d3dnqf
------------------------------------------------------------

うーむ……驚きましたね。(@_@)

このレトリックというか……すばらしい論理展開……。

> 私たちはみんな「私は在る」と言います。

ですよね。

> 存在の感覚は、マインドを通すとその「私は在る」という想念と
> して表れます。

マインドという翻訳機を通すと……存在感覚は……「私は在る」と
いう想念として……翻訳されると。

> ところで、その存在の感覚、それはあなたの存在の感覚でしょう
> か?

ここですよ。(@_@)

この存在感は……いったい……「わたし」の持ち物なのか? (?_?)

> それは私の存在の気づきでしょうか?

いったい……「わたし」が……存在に気づいているのか?

> それともそれはただ存在の感覚なのでしょうか?

それとも……ただここに……存在の感覚が……在るだけなのか?

なんと……。(@_@)

すごいことを……言う方がいるもんだなぁ……。(-_-)

ここにまさに……肝心要のことが……あると思います。

「私は在る」と言うとき……われわれは当然前提されているその
「私」が……間違いなく「在る」……のだと思う。

では……その「私」は……その「在る」……その存在の感覚に……
先立って……在るのか?

それとも……常在する……存在の感覚……その“鏡”のなかに……
「私は在る」という想念が……浮上するだけなのか?

以前……「公式:【私】=【在る】」……というのを書いたことが
あります。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol364.html#1

そこで……じつは「在る」のは……【私】ではなくて……【在る】
だとも言える……と。

そしてそれを……公式的に表現するなら……、

【 】←【在る】
 ↓
【在る】

となると……。

まあ……そんなことを……書いたことがありました。

でもそれは……「私」という言葉と……「在る」という言葉の……
普遍性……包括性からの……連想でした。

どこまでも……マインドのなかでのお話です。

ところが……このセイラー・ボブさんの指摘は……じつに端的です。

マインドの言葉であって……マインドの言葉ではない……。

> 存在の感覚は、マインドを通すとその「私は在る」という想念と
> して表れます。
> ところで、その存在の感覚、それはあなたの存在の感覚でしょう
> か?
> それは私の存在の気づきでしょうか?
> それともそれはただ存在の感覚なのでしょうか?

見事ですねぇ。(-_-)

よくぞ……ぶち抜いてくださった……。

ありがたいことです。(-||-)

ここで……“その存在の感覚”は……「わたし」の感覚だ……と言
える方がいるとしたら……相当……無感覚の方ですよね。(^_-)

完全に……決着はついています。

「わたし」というのは……“存在の感覚”のなかに……一瞬浮上す
る……想念以外のものでは……ありえないでしょう。

常在するのは……“その存在の感覚”のほうです。

その“存在感”が……マインドの鏡を通して……「私は在る」とい
う想念として……表れるだけです。

それが……ボブさんがいう……参照点に変化していくだけです。

なんと……こんなにも……シンプルなことだった。

セイラー・ボブさんは……この“存在の感覚”について……ダメ押
しを……してくださっています。

------------------------------------------------------------
 いいですか、あなたはそれを神と(あるいは何であそれに着せた
 い概念で)呼びたいかもしれませんが、私はそれを知性エネルギ
 ーと呼ぶことを好んでいます。
 神の定義とは、全能、遍在、全知です。
 それはすべての力、すべての存在、すべての知を意味しています。
 そのどこに「あなた」や「私」やその他の何かのための余地が残
 っているでしょうか?
 ですから、「私の」神のほうが「あなたの」神より良いとか、
 「私の」力のほうが高いとか低いかいう概念は、すべてナンセン
 スなのです。
 もし神が全能であり遍在であるなら、どこにあなたのための余地
 があるでしょうか?
 
 これが私たちがここで端的に指摘していることです。
 在るのはただ第二のない一なるものだけということです。
 この知性エネルギーは苦もなく自ずからを表現しています。
 あなたの唯一の問題は、その存在の感覚がマインドをつうじて
 「私は在る」という思考として表現されるときです。
 その「私は在る」という思考に条件づけが付加され、あるイメー
 ジが構成されます。
 およそ二歳のころから、出来事や体験とともにあなたに論理的思
 考が起こりはじめます。
 そしてこれが私たちが「私」と呼ぶイメージを形成します。
 それはアイディアであり、マインドのなかの思考なのです。
 
 さて、マインドは機械的であるため、対極間の相互作用のなかで
 しか機能できません。
 この「私は在る」という想念が、私たちの見かけ上の分離を引き
 起こしたものです。
 これが最初の二元性です。
 私/非私、自己/他者。
 「私」が存在するやいなや、そこには「あなた」や「これ」や
 「あれ」が、「私」に対立するものとして必要になります。
 そしてその「私」と「あなた」とともに、たちまち分離感が現れ、
 断片化の感覚が現れ、それが孤独、寂しさ、恐れ、不安となりま
 す。
 もし自分が分離していると信じれば、そのときそこに不安が現れ
 るのはきわめて自然です。
 そこには見かけ上の孤立と断片化の感覚があります。
 
 そのときからずっと、私たちの人生は全体になること、幸せに、
 完全になることへと、ギアチェンジしているのです。
 なぜなら条件づけは「外側を見なさい」であるため、私たちはそ
 れを「外側に」探し求めるからです。
 それが子供のころに言われると、まず私たちは安全を求め、自分
 のまわりに愛すべき家族を求めます。
 その次のレベルは部族です。
 そしてその次は国家です。
 国家は他の国々と戦争して、私たち全員が持っている不安感や傷
 つきやすさの感覚を防衛しようとします。
 私たちは何かが、また誰かが自分から何かを奪うと恐れます。
 
 私たちは自分をより安全にするため、できるだけの物をかき集め、
 蓄積しなければなりません。
 良い教育を受ければ良い仕事にありつけ、より多くの金を得るこ
 とができ、より大きな車をもち、より大きな家をもち、また良好
 な関係を形成して、それらすべてが自分が求めている幸福と安全
 を与えてくれると教えられるのです。
 
 あなたがここに来たときは、立ち止まって質問してください。
 あなたが自分自身だと考えているものを調べてください。
 この見かけ上の中心、この参照点、私が「I」または「me」と言っ
 ているものをただ調べてください。
 それは何でしょうか?
 それはいつ始まるのか?
 それは何から成っているのか?
 私が自分だと信じているものの中心はどこにあるのか?
 それはこの身体のどこかにあるのか?
 それはこのマインドのなかにあるのか?
 これらの線に沿ってこの質問することが始まるやいなや、ものご
 とは起こらざるをえません。
 なぜなら偽りは調査には耐えられないからです。
 私たちが疑問に付すことなく信じてきたもの、私たちの人生のす
 べてが、それには耐えられません。
 それは崩壊します。
 
           『What's Wrong with Right Now?』(p69-70)
------------------------------------------------------------

うーむ。

> この見かけ上の中心、この参照点、私が「I」または「me」と言っ
> ているものをただ調べてください。

はい。

> それは何でしょうか?

(-_-)

> それはいつ始まるのか?
> それは何から成っているのか?

(-_-)

> 私が自分だと信じているものの中心はどこにあるのか?

あ。(@_@)

> それはこの身体のどこかにあるのか?

うーむ。

> それはこのマインドのなかにあるのか?

うーむ。

> これらの線に沿ってこの質問することが始まるやいなや、ものご
> とは起こらざるをえません。

おお……。

> なぜなら偽りは調査には耐えられないからです。

ウレジイ……。(;_;)

> 私たちが疑問に付すことなく信じてきたもの、私たちの人生のす
> べてが、それには耐えられません。

おお……。

> それは崩壊します。

(-||-)

「わたし」が……剥がれ落ちていくとき……。

消滅しえないものが……のこる。

------------------------------------------------------------
 「私は在る」としてのあなたは、身体の岸の間を流れる川だ。
 だが、あなたはまた源でもあり、海でもあり、空の雲でもあるの
 だ。
 どこであれ、そこに生命と意識があるとき、あなたは在る。
 極小よりも小さく、極大よりも大きい。
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
------------------------------------------------------------

ああ……。(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 http://tinyurl.com/2aar6zj
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【96 記憶と期待を放棄しなさい】2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> すべての幸福は自己を喜ばすことから来るのだ。
> 自己を満足させなさい。

こういう言葉を聞いたら……まずは安心します。

とことが……それには、

> アメリカに戻ったら、あなたのハートのなかの荘厳なる実在に値
> しないようなことは何もしてはならない。
> そうすれば、あなたは幸せだろう。
> そして幸せでありつづけるだろう。

こういう言葉が……つづくんですねぇ。

そしてまた……こうも……、

> だが、自己を見いださなければならない。
> そして見いだした後、それとともにとどまるのだ。

(-||-)

では【96 記憶と期待を放棄しなさい】の2回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

------------------------------------------------------------
 質問者 神の名の復唱と瞑想、どちらがより良いのでしょうか?
 
 マハラジ
 復唱はあなたの呼吸を安定させる。
 深く静かな呼吸によって、生命力が改善される。
 それが脳に影響を与え、マインドの浄化を助け、瞑想にふさわし
 くするのだ。
 生命力なしには何もなされない。
 それゆえ、生命力の維持と増強が重要となるのだ。
 姿勢と呼吸はヨーガの一部だ。
 なぜなら、身体は良い健康状態で制御されていなければならない
 からだ。
 だが、身体への過度な集中も本来の目的にそむいてしまう。
 なぜなら、はじめのうちはマインドが第一とされるからだ。
 マインドがやすらぎ、内なる空間(チダカーシュ)を乱さないと
 き、身体は新たな意味を得、変容は必要となり、また可能ともな
 るのだ。
 
 質問者 私はインド中を巡り、多くのグルと出会い、いくつかの
     ヨーガを少しずつ学んできました。このようにすべてか
     らすこしずつ味わうことはいいことでしょうか?
 
 マハラジ
 いいや。
 これはただの前置きにすぎない。
 あなたはあなたの道を見いだす助けをさし出す人に出会うだろう。
 
 質問者 私は自分で選んだグルは真のグルではありえないのでは
     ないのかと感じています。真の師であるなら、彼は予期
     できず、抵抗できない形で現れるはずです。
 
 マハラジ
 期待しないことが最善だ。
 あなたの反応の仕方が決定するのだ。
 
 質問者 私は自分の反応のマスターなのでしょうか?
 
 マハラジ
 今、識別し無執着であれば、適切な時期にその実を結ぶだろう。
 もし根元が健康で水のやり具合も良ければ、果実はかならず甘い
 ものとなるだろう。
 純粋で、目覚め、準備を整えておきなさい。
 
 質問者 苦行や禁欲主義は役に立つのでしょうか?
 
 マハラジ
 人生のあらゆる浮き沈みにであうことは充分な苦行だ。
 苦難を発明する必要などない。
 何であれ、人生がもたらすものを明るく受け入れていくことが、
 あなたに必要な苦行のすべてだ。
 
 質問者 犠牲に関してはどうでしょうか?
 
 マハラジ
 誰であれ必要とする人に、進んで喜んで分け与えなさい。
 自分自身に残酷な試練を与えたりしてはならない。
 
 質問者 明け渡しとは何でしょうか?
 
 マハラジ
 来るものを受け入れなさい。
 
 質問者 私は自分の足で立つには弱すぎると感じています。私に
     はグルと善き人びととの聖なる交友が必要だと感じるの
     です。マインドの平静は私にとって手の届かないもので
     す。ものごとを起こるがままに受け入れることは私をお
     びえさせます。アメリカに帰ることを考えるとぞっとす
     るのです。
 
 マハラジ
 帰りなさい。
 そしてあなたに与えられた機会に最善を尽くしなさい。
 理学士の学位をまず取得しなさい。
 あなたは自然療法の研究のためにいつでもインドに戻ることがで
 きる。
 
 質問者 アメリカでのチャンスについてはよくわかっています。
     私をおびえさせるのは孤独なのです。
 
 マハラジ
 あなたには、いつもあなた自身の自己という仲間がいる。
 孤独を感じる必要はない。
 それから離れれば、インドにいたとしても孤独を感じるだろう。
 すべての幸福は自己を喜ばすことから来るのだ。
 自己を満足させなさい。
 アメリカに戻ったら、あなたのハートのなかの荘厳なる実在に値
 しないようなことは何もしてはならない。
 そうすれば、あなたは幸せだろう。
 そして幸せでありつづけるだろう。
 だが、自己を見いださなければならない。
 そして見いだした後、それとともにとどまるのだ。
 
 質問者 完全に独りであることは何かの助けになるでしょうか?
 
 マハラジ
 それはあなたの気質にかかっている。
 あなたはほかの者たちとともに、そしてほかの者たちのために、
 注意深く友好的に働くかもしれない。
 そしてあなたを愚鈍にし、マインドの果てしないおしゃべりに翻
 弄(ほんろう)させてしまう孤独のなかよりもより完全に成長す
 るかもしれない。
 努力によって変化をもたらすことができるなどと想像してはいけ
 ない。
 暴力は、たとえ自分自身に向けられたものでも、苦行や禁欲主義
 のように実を結ばないものなのだ。
 
                   『私は在る』(p515-516)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 神の名の復唱と瞑想、どちらがより良いのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 復唱はあなたの呼吸を安定させる。

(^^;)

> 深く静かな呼吸によって、生命力が改善される。

はい。

> それが脳に影響を与え、マインドの浄化を助け、瞑想にふさわし
> くするのだ。

わかりました。

> 生命力なしには何もなされない。
> それゆえ、生命力の維持と増強が重要となるのだ。

はい。

> 姿勢と呼吸はヨーガの一部だ。
> なぜなら、身体は良い健康状態で制御されていなければならない
> からだ。

わかります。

> だが、身体への過度な集中も本来の目的にそむいてしまう。

(-_-)?

> なぜなら、はじめのうちはマインドが第一とされるからだ。

ふーん。

> マインドがやすらぎ、内なる空間(チダカーシュ)を乱さないと
> き、身体は新たな意味を得、変容は必要となり、また可能ともな
> るのだ。

そうなんだ……。

でも……わりかし……珍しいお言葉……。(^^;)

> 質問者 私はインド中を巡り、多くのグルと出会い、いくつかの
>     ヨーガを少しずつ学んできました。このようにすべてか
>     らすこしずつ味わうことはいいことでしょうか?
> 
> マハラジ
> いいや。

プ。(>_<)   \←……(\/U)

> これはただの前置きにすぎない。

はい。

> あなたはあなたの道を見いだす助けをさし出す人に出会うだろう。

はい。

> 質問者 私は自分で選んだグルは真のグルではありえないのでは
>     ないのかと感じています。真の師であるなら、彼は予期
>     できず、抵抗できない形で現れるはずです。

なるほど。

> マハラジ
> 期待しないことが最善だ。

はい。

> あなたの反応の仕方が決定するのだ。

わかりました。

> 質問者 私は自分の反応のマスターなのでしょうか?

うーむ。

> マハラジ
> 今、識別し無執着であれば、適切な時期にその実を結ぶだろう。

なるほど。

> もし根元が健康で水のやり具合も良ければ、果実はかならず甘い
> ものとなるだろう。
> 純粋で、目覚め、準備を整えておきなさい。

はい。

> 質問者 苦行や禁欲主義は役に立つのでしょうか?

うう……。

> マハラジ
> 人生のあらゆる浮き沈みにであうことは充分な苦行だ。

間違いなく。

> 苦難を発明する必要などない。

すばらしい言葉……。

> 何であれ、人生がもたらすものを明るく受け入れていくことが、
> あなたに必要な苦行のすべてだ。

おお……。(@_@)

(-||-)

> 質問者 犠牲に関してはどうでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 誰であれ必要とする人に、進んで喜んで分け与えなさい。

そうか……。

> 自分自身に残酷な試練を与えたりしてはならない。

わかりました。(-_-) (←ほっとしている。(^_-))

> 質問者 明け渡しとは何でしょうか?

うん。

> マハラジ
> 来るものを受け入れなさい。

お。(@_@)

そういうことか……。

> 質問者 私は自分の足で立つには弱すぎると感じています。私に
>     はグルと善き人びととの聖なる交友が必要だと感じるの
>     です。マインドの平静は私にとって手の届かないもので
>     す。ものごとを起こるがままに受け入れることは私をお
>     びえさせます。アメリカに帰ることを考えるとぞっとす
>     るのです。

うん。

> マハラジ
> 帰りなさい。
> そしてあなたに与えられた機会に最善を尽くしなさい。

やっぱり。

> 理学士の学位をまず取得しなさい。
> あなたは自然療法の研究のためにいつでもインドに戻ることがで
> きる。

確かに。

> 質問者 アメリカでのチャンスについてはよくわかっています。
>     私をおびえさせるのは孤独なのです。

ふーん。

> マハラジ
> あなたには、いつもあなた自身の自己という仲間がいる。

ああ……。

> 孤独を感じる必要はない。

わかりました。

> それから離れれば、インドにいたとしても孤独を感じるだろう。

そうか……。

> すべての幸福は自己を喜ばすことから来るのだ。
> 自己を満足させなさい。

なるほどなぁ。

すべては……その自己が包含する……範囲しだいか……。

> アメリカに戻ったら、あなたのハートのなかの荘厳なる実在に値
> しないようなことは何もしてはならない。

ああ……「自己を満足させなさい」につづく言葉が……これか……。

> そうすれば、あなたは幸せだろう。
> そして幸せでありつづけるだろう。

そうかぁ。

> だが、自己を見いださなければならない。
> そして見いだした後、それとともにとどまるのだ。

うーむ。

> 質問者 完全に独りであることは何かの助けになるでしょうか?

ん?

> マハラジ
> それはあなたの気質にかかっている。

やっぱり。

> あなたはほかの者たちとともに、そしてほかの者たちのために、
> 注意深く友好的に働くかもしれない。

はい。

> そしてあなたを愚鈍にし、マインドの果てしないおしゃべりに翻
> 弄(ほんろう)させてしまう孤独のなかよりもより完全に成長す
> るかもしれない。

確かに。

> 努力によって変化をもたらすことができるなどと想像してはいけ
> ない。

おお……。(@_@)

> 暴力は、たとえ自分自身に向けられたものでも、苦行や禁欲主義
> のように実を結ばないものなのだ。

わかりました。

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


      …………○…………○…………○…………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


      …………○…………○…………○…………



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■ 3.いただいたお手紙から:kosumosuさん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


        …………○…………○…………○…………


kosumosuさんから……はじめての投稿メールをいただきました。

早速ご紹介します。

【件名】: 「私は選ぶ」についての?
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 pariさん、こんにちは。
 
 kosumosuです。
 
 投稿は始めてになります。
 
 いつも楽しく読ませていただいています。
 
 昔はあんなに意味のわかりずらかったニサルガ師匠の話も、場
 所によってはとても当り前のように感じるところも出てきて驚
 くばかりです。
 
 そして最近はセーラー・ボブ・アダムソンさんを知り、自分に
 はとても相性がいいように感じているところです。
 
 今回、投稿させていただいたのは、そのボブさんの話を読んで
 いて感じた違和感についてpariさんの話しを聞いてみたくなっ
 たからです。
 
 どこかと言うと、第400号の「1.セイラー・ボブの『ただそれ
 だけ』」の中の、
 
 > 「私は選ぶ」という思考は、選ぶことができません。
 
 と言うところです。
 
 メールマガジンでは、pariさんのコメントは、華麗にスルーさ
 れてます(笑)
 
 自分が、引っかかってしまったのは、「私は見る」「私が聞
 く」と同じ文脈で「私は選ぶ」をとらえることができなかった
 からです。
 
 自分なりに思うのは、「私は見る」「私が聞く」は思考が止ま
 っていることと相性がいいからだと思います。
 
 言い方を変えると、受動的な体験と言えばいいでしょうか?
 
 そして、「私は選ぶ」は、能動的な行為が必要になるように見
 えるので微妙に悩んでしまいます。
 
 もちろん、「私は選ぶ」という思考は選ぶことは出来ないのは
 わかります。
 
 思考ではなく、選ぶ行為そのもののところです。
 
 ラメッシの言う運命に近いのかなとも思ったりもします。
 
 と言う訳で、pariさんの話を聞いてみたかったので投稿させて
 いただきました。
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> pariさん、こんにちは。

ご投稿、ありがとうございます。

> kosumosuです。

ああ……ようこそ。(^^)/

> 投稿は始めてになります。

そうでしたね。

> いつも楽しく読ませていただいています。

ありがとうございます。

> 昔はあんなに意味のわかりずらかったニサルガ師匠の話も、場
> 所によってはとても当り前のように感じるところも出てきて驚
> くばかりです。

ホントですよねぇ。

“とても当り前のように感じるところも出てきて驚くばかり”とい
うのは……まったく同感です。

わたしも……いつの間に……どうしてこんなに同じ感覚になっちゃ
ったんだろうと……驚くことがあります。

> そして最近はセーラー・ボブ・アダムソンさんを知り、自分に
> はとても相性がいいように感じているところです。

これも同感です。

セーラー・ボブさんは……語る言葉が……ニサルガダッタとは……
またずいぶん違って……ありがたいですよね。

> 今回、投稿させていただいたのは、そのボブさんの話を読んで
> いて感じた違和感についてpariさんの話しを聞いてみたくなっ
> たからです。

はい。

> どこかと言うと、第400号の「1.セイラー・ボブの『ただそれ
> だけ』」の中の、
> 
> > 「私は選ぶ」という思考は、選ぶことができません。
> 
> と言うところです。

はい。(@_@)

> メールマガジンでは、pariさんのコメントは、華麗にスルーさ
> れてます(笑)

え……ほんとですか。(?_?)

> 自分が、引っかかってしまったのは、「私は見る」「私が聞
> く」と同じ文脈で「私は選ぶ」をとらえることができなかった
> からです。

なるほど……わかるような感じがします。

> 自分なりに思うのは、「私は見る」「私が聞く」は思考が止ま
> っていることと相性がいいからだと思います。

確かに。

> 言い方を変えると、受動的な体験と言えばいいでしょうか?

おっしゃる意味……わかります。

> そして、「私は選ぶ」は、能動的な行為が必要になるように見
> えるので微妙に悩んでしまいます。

なるほど。

> もちろん、「私は選ぶ」という思考は選ぶことは出来ないのは
> わかります。

はい。

> 思考ではなく、選ぶ行為そのもののところです。

了解です。

> ラメッシの言う運命に近いのかなとも思ったりもします。

うん。

> と言う訳で、pariさんの話を聞いてみたかったので投稿させて
> いただきました。

なるほど……わかりました。

その場所というのは……ここ↓ですねぇ。(-_-)
https://www.ascensionkan.com/mm/vol400.html#1-1

華麗かどうかはともかく……もしかしたらここは……いやおそらく
……半ば無意識で……避けた……かもしれませんね。

たぶん……kosumosuさんが感じたのと……同じ違和感と言うか……
危険性を察知して……もしかして意図的に……避けたかも。

文脈を再掲すると……こういうところですね。

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 聞くことが耳を通じて起こっています。
 耳は、私に、「私が聞く」とは言いません。
 再び、それは思考によって「私が聞く」と翻訳されるのです。
 ですから、目は「私は見る」とは言わず、耳は「私が聞く」とは
 言わないのに、思考が湧き起こってそれを翻訳します。
 では次のことを自分に尋ねてください――「私は見る」という思
 考は、実際に見ることができるのか?
 注意して観察してください。
 そうすれば、思考が見ているのではないことを、あなたは理解す
 ることでしょう。
 「私は聞く」という思老が、実際聞くことができるのでしょうか?
 思考が行なうのはただ翻訳することだけです。
 このエゴとは考えられたもので、見たり、聞いたり、気づいたり
 するパワーを持っていないのです。
 「私は選ぶ」という思考は、選ぶことができません。
 「私は気づいている」という思老は、あなたの気づきではありま
 せん。
                   『ただそれだけ』(p113)
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……。(-_-)

kosumosuさんがおっしゃる意味は……よくわかりました。

「私が聞く」や「私は見る」というマインドが……実際に「見る」
ことも「聞く」ができないのは……よくわかる。

しかし……マインドは……「迷う」ことはできるのではないか?

端的に言えば……そんなニュアンスではないかと……思います。

もし……そう言い換えたとしてですが……果たして……マインドは
……「迷う」ことはできるのでしょうかね?

改めて……セイラー・ボブさんの言葉を思い出した場合……果たし
て……マインドは「迷う」ことはできるのか?

いや……多分……マインドは「迷う」ことはできないのです。

マインドのパターンが……“迷い”……とでもいえるような想念の
……形を取る……。

つまり……マインドの鏡に……“迷い”の想念が……浮上する。

そして……“存在感覚”である<今>が……注意となって……その
“迷い”を……照らしだす……。

すると……“迷い”が実在化……するのでしょう……。

すると……マインドは……自分が迷っていると……翻訳する。

これを……マインドが……迷っている……と言えるでしょうか?

セイラー・ボブさんが、

> 「私は選ぶ」という思考は、選ぶことができません。

と言うのは……そういうニュアンスでは……ないでしょうか……。

ボブさんの言う……意識エネルギーが……記録し自ずから処理して
いる情報は……膨大な量に及ぶだろうと思います。

そのなかから……選択は起こっているのかもしれません。

それを……マインドはただ……“自分”が選んでいる……と自惚れ
ているというか……誤解しているだけなのでは……。

kosumosuさんのお陰で……少し風景が……はっきりしたように……
思います。

ご質問……ありがとうございました。

m(_ _)m


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■ 4.編集後記:静かになるのに……しゃべる必要はない……
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静かになるのに……しゃべる必要はない……。

でも……エネルギーパターンの一生のなかには……静かになれるた
めに……しゃべる必要がある……場合もあるのでしょう。

それもこれも……いつかは……静かになるためなのでしょうか。

いや……かならず……静になるわけですよね……。

風邪など……引かれませぬように。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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