home > 通信 > 『アセンション館通信』第409号:完全に停止すること



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/2/5(第409号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンが
見ている風景の報告です。(なんちゃって。(*^_^*) )

マインドを超えるにはマインドを使ってマインドを知るのが最善の
準備、という言葉を信じた現象世界に興味を失うための努力です。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わってますね。現在 892名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.完全に停止すること

2.写経ニサルガダッタ:
        【54 身体とマインドは無知の兆候だ】の1回目

3.編集後記:すべての必要は……今この瞬間に……
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■ 1.完全に停止すること
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今日も関東地方は……雲ひとつない素晴らしい晴天です。

こんなすばらしい日に……一日無心でいればいいものを。(*-_-*)

また……いそいそとキーボードに向かう……バカがいる。

でも……それはただ……マインドが言っている……たわごとです。

そんな奴のことは……放っておけばいい。

物理次元に顕現している身体は……いずれにしろ……何か仕事をし
なければ……ならないのだそうです。

それ以外は……すべて不要な……活動なのだとか……。

これがどちらなのかは……知りませんが。

特に……定義しなくても……いいのかな。

土曜日がきたから……いつもの習慣で……することをするだけ。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

マインドは……解釈担当ですよね。

なにやかや……あるがままを……解釈しようとする。

そして……現在に……結論を……与えようとする。

現在を……<今>を……あるがままを……定義しようとする。

それはそれで……マインドの本分なのだから……させてあげるしか
……ないですよね。

マインドが……自分で恥ずかしくなって……自滅するまで……させ
てやるより……仕方ないと思います。

こんな……賢(さか)しら……むろん……マインドが……言ってい
るのだろうけれど……。

なにしろ……賢く見られたくて……しようがない。

つまりは……褒めてくれる……他人が実在すると……思っているわ
けです。

想像上の……毀誉褒貶に……すがる必要でもあるのでしょう。

夢の……夢たるゆえんです……。(*-_-*)

マインドだって……命がかかっているでしょうから……それなりに
……必死なのかもしれません。

マインドが……今の気分を取りまとめようとするとき……つまり…
…自分を定義しようとして……ウロウロするとき……。

頭のなかを一巡りして……ふっと……ああそうだ……『私は在る』
を……眺めてみよう……などと……思いつくんですよね。

そして……『私は在る』を開いて……目次を……眺める。

こんな感じ↓の……タイトルが……並んでいます。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

> 56 意識が現れるとともに、世界が現れる 280
> 57 マインドを超えたところに苦しみはない 286

とか……、

> 73 マインドの死は智慧の誕生だ 374
> 74 真理は今ここにある 382
> 75 平和と沈黙のなかで、あなたは成長する 390
> 76 知らないということを知ることが真の知識だ 396

なんて……その時々に……いくつかのタイトルが……見えます。

でも……いずれにしろ……総じてそれは……燃え上がりたいマイン
ドにとっては……いわゆる……「水を差す」……言葉ばかりです。

うう……。(>_<)

せっかく……立ち上がろうとしてたのにぃ……というわけ。(^_-)

もちろん……どこかを選んで……読み始めれば……はじめて意味が
伝わってくるような……ところがたくさんあります。

でも……必ずしも……読み始めなくてもいい。

ただ……タイトルを……眺めただけでも……ある種の……鎮静効果
があります。

> 73 マインドの死は智慧の誕生だ 374

と聞けば……何をか言わんや……ですよね。(>_<)

マインドが企図できるもののなかに……どんな真実もありえないこ
とを……改めて……覚者が念を押して……くださるわけです。

それでもなお……こうしてはしゃごうとする……マインドもいます
が……まあ……堅いこと言いっこなし……ということで。

もう……知的に納得すべきことなど……ホントに……何もないんで
すよね。

どんなに浮ついた想像も……どんなに惨めな想像も……すべては…
…記憶と想像……言葉でしかないことを……知ったわけですから。

セイラー・ボブさんは言います。

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 前にも言ったように、マインドはわれわれがもっている器具にす
 ぎません。
 それがすべての問題を引き起こしているからといって、マインド
 は敵ではありません。
 もしそれが明瞭に理解されるなら、それは本来意図された目的の
 ためにそこにあるだけです。
 それはすばらしい創造的な器具です。
 しかしマインドが自分が主導権を握っていると信じると、そのと
 き面倒がもちあがるのです。
 
 マインドは非常に密接に純粋な知性エネルギーと整合しています。
 そしてこれまで一度も疑問に付されたことがないために、それは
 自分が権力だと信じるに至りました。
 「私こそが主人だ」、「私が主導権を握っている」と。
 しかしそれを厳密に調べてみると、そのすべては、単なるイメー
 ジ、アイディアであり、それ自体では何もできないことがわかり
 ます。
 それは実際は、その純粋な知性エネルギーに依存しているのです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p16)
                 http://tinyurl.com/7d3dnqf
------------------------------------------------------------

異存はありませんし……理解できます。

マインドの増長慢をそのまま許して……マインドの振るまいに焦点
を合わせると……マインドは止めどもなく……舞い上がる。

------------------------------------------------------------
 マインドに落ち着きのないとき、それはシヴァを舞い踊らせる。
 波に揺らぐ湖の水が月を踊らせるように。
 それらはすべて誤った概念による現れにすぎない。
 
                     『私は在る』(p110)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

……。

マインドは良い召使だが……主人にすると厄介だ……とはよく聞く
言葉ですよね。

何かを……例えば……今の気分を……定義するために……いろいろ
マインドに……相談するけど……必要ないなぁ。

------------------------------------------------------------
 必要なのは、自己を定義しようとする傾向を捨て去ることだけだ。
 すべての定義づけは、身体とその表現にしか当てはまらない。
 この身体への固執が消えれば、あなたは自然なあるがままの姿に
 努力することなく帰り着くだろう。
                     『私は在る』(p27)
------------------------------------------------------------

絶えざる……“自己定義への衝迫”とは……“身体への固執”……
の表現にすぎなかった……。(*-_-*)

自己定義への衝迫……。

マインドは……いつでも……自分が誰かを……定義しようとしてい
んですよね。

なぜなら……定義なしには……どんなマインドも……存在できない
わけですから。

しかし……マインドを……ただ手放す……というようなことは……
起こらないわけですよね。

われわれの普段の在り方では……マインドが……自分ですから。

それでなくても……マインドは……自分の存在価値を顕示するため
に……絶えず仕掛けてくるでしょうし……。(-_-;)

さまざまな誘惑に耐えて……マインドの振るまいを……見ているし
かないわけですよね。(;_;)

マインドから……常在する<今>へ……シフトするには。

そのプロセスを……速めたいとは……まあ望みがちなところです。

だから……セイラー・ボブさんに……こう訊いた人がいます。

------------------------------------------------------------
 質問者 そのプロセスを速めることができるでしょうか?

 われわれは、あなたはすでにそこにいると言いましたが。

 質問者 私は堂々巡りをしています。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p32)
------------------------------------------------------------

まあ……この方の気持ち……よくわかります。(-_-)

さあ……ボブさんは……どう答えるか?

------------------------------------------------------------
 では、完全に止まって。

(間)

 止まりましたか?
 考えるのはやめましたか?
 小鳥のさえずりが聞こえますか?
 それについて考えていますか?
 それは起こっています!
 それはただ在ります。
 今言ったように、条件づけとはマインドが知りたがることです。
 知りたがるマインドはそれ自体を永続させます。
 それは見つけられるかぎりのあらゆる方向に落下します。
 ですから、あなたがどちらの方向に向かっても、それはやはりマ
 インドのなかなのです。
            『What's Wrong with Right Now?』(p32)
------------------------------------------------------------

なるほど。

> 条件づけとはマインドが知りたがること……

なんですねぇ。(-_-;)

<今>を定義することに……駆り立てられているわけか……。

それから……抜け出す方法はあるのか……。

------------------------------------------------------------
 それから抜け出す方法はひとつしかありません。
 完全に停止することです。
 その停止の一瞬のなかに明晰性があり、ただ在るものがあります。
 ほんの一秒後には、それはまた始動します。
 しかし、もしあなたがその瞬間にそれを見るなら、その瞬間は広
 がります。
 そこにあるものを、ただあるがままに、その場で、たった今――
 どんな修正も、どんな変更も訂正も加えずに――記録している、
 それが在るものです。
 それに修正や変更や訂正を加えられる、何があるでしょうか?
 唯一、マインド、思考やフィーリングがあるだけです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p32)
------------------------------------------------------------

> それから抜け出す方法はひとつしかありません。
> 完全に停止することです。

やっぱり……。

> そこにあるものを、ただあるがままに、その場で、たった今――
> どんな修正も、どんな変更も訂正も加えずに――記録している、
> それが在るものです。

わかります。

> それに修正や変更や訂正を加えられる、何があるでしょうか?
> 唯一、マインド、思考やフィーリングがあるだけです。

はい。

------------------------------------------------------------
 もし私があなたに「今それについて考えなければ、今の瞬間に何
 かまずいことがありますか?」と尋ねたら、あなたなら何と答え
 ますか?
 あなたはしばらく停止して、それから、もしそこに何の思考もな
 ければ、何もまずいことなどないのを理解するでしょう。
 その瞬間、あなたはそれを止めたわけです。
 それがそれです。
 それがそれの在るところです。
 それは見かけ上、そのときだけのほんの瞬時のものと見えるかも
 しれません。
 しかしもしそこで――自分がそれを考えなければ何もまずいこと
 はない――ということを十分に理解したら、たとえ思考が継続し
 ていても、その思考が配達するものを何ひとつ受け取る必要など
 ないことをあなたは知ります。
 それこそがすべての自分の問題の原因なのです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p33)
------------------------------------------------------------

> あなたはしばらく停止して、それから、もしそこに何の思考もな
> ければ、何もまずいことがないことを理解するでしょう。

はい。

> その瞬間、あなたはそれを止めたわけです。

そうか。

> それがそれです。
> それがそれの在るところです。

はい。(-_-)

> それは見かけ上、そのときだけのほんの瞬時のものと見えるかも
> しれません。

ええ。

> しかしもしそこで――自分がそれを考えなければ何もまずいこと
> はない――ということを十分に理解したら、たとえ思考が継続し
> ていても、その思考が配達するものを何ひとつ受け取る必要など
> ないことをあなたは知ります。
> それこそがすべての自分の問題の原因なのです。

おお……。(@_@)

> それこそがすべての自分の問題の原因なのです。

そうかぁ……。(-_-)

------------------------------------------------------------
 その思考がなかったほんの一瞬にも、私はやはり存在していた。
 私はまだいた!
 それにもっと焦点を合わせてください。
 マインドは存在ではありません。
 マインドは私たちが信じてきたほどの最重要物や究極の目的では
 ないのです。
 マインドなしには生きられないとか、それなしには存在できない
 と信じて、私たちはそれを非常な重要性を与えてきました。
 それがそれほど重要ではないことを理解してください。
 それはすばらしい創造的な用具ではあっても、それほど重要では
 ありません。
 生きることは、今この瞬間に、何の努力もなく継続しています。

 次のように考えてみてください。
 自分自身を調べ、そして理解してください。
 それはあなたに命中するでしょう。
 「その通りだ」
 それ(マインド)はさほど重要ではない、と。
 そうすればマインドはその支配力をゆるめはじめます。
 あなたは二度と同じままではいないでしょう。
 一日のなかでチャンスがあればいつでも、質問してください。
 停止して、見てください。
 「もし私がそれを考えなかったら、たった今何かまずいことはあ
 るか?」と。
 その「私が」見ているのでしょうか?
 その「私が」気づいているのでしょうか?
 それとも、その「私を」見ているのか。
 その「私に」気づいているのか?
 あるいは、目は「私は見る」と言うでしょうか、耳は「私は聞く」
 と言うでしょうか?
 どんな「私」も巻き込むことなく、その機能が努力なしに起こっ
 ていることを理解してください。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p33)
------------------------------------------------------------

> 「もし私がそれを考えなかったら、たった今何かまずいことはあ
> るか?」と。

ありません。

> その「私が」見ているのでしょうか?

いいえ。

> その「私が」気づいているのでしょうか?

いいえ。

> それとも、その「私を」見ているのか。

はい。

> その「私に」気づいているのか?

そうです。

「私は」……対象物でしかありません。

> あるいは、目は「私は見る」と言うでしょうか、耳は「私は聞く」
> と言うでしょうか?

いいえ。

> どんな「私」も巻き込むことなく、その機能が苦もなく起こって
> いることを理解してください。

わかります。

------------------------------------------------------------
 浮上してきて「私は見る」と言っているのは、その「私」という
 想念にすぎません。
 しかし、その想念は見ることはできません。
 だから、マインドがどれほど間違ったことを言っているかがわか
 ります。
 それがわかれば、二度とそれを信じることはできません。
 もしマインドがそういうことで間違ったことを言うのなら、ほか
 にもたくさんの間違ったことを言ってきたに違いありません。
 マインドはあるとき、私に酒を飲む必要があると言いました。
 マインドに見事に信じこまされ、私は酒にとりつかれてしまった
 ので、自分が酒なしに生きられるとは思いませんでした。
 何年もの間、マインドは私に、タバコを吸う必要があると信じこ
 ませました。
 それを本当に疑問に思って調べたら、そのどちらも私には必要で
 はありませんでした。

 マインドがあなたに誤りを告げることができるのは、参照点とは
 死んだ参照点だからです。
 それは過去に基づいています。
 それに絶えず疑問をさしはさみ、マインドが自分に告げているこ
 とが正しいのか、単に死んだ過去のイメージに基づいているだけ
 なのかを見てください。
 しばらくの間それをしたら、わかるでしょう。
 もはやどんなふうにもそれらの信念を信用できなくなるでしょう。
 しかしマインドを使うなら、それはすばらしく創造的な道具です。

            『What's Wrong with Right Now?』(p34)
------------------------------------------------------------

> それを本当に疑問に思って調べたら、そのどちらも私には必要で
> はありませんでした。

ありがとうございます。(-||-)

> マインドがあなたに誤りを告げることができるのは、参照点とは
> 死んだ参照点だからです。

はい。

> それは過去に基づいています。

わかります。

> それに絶えず疑問をさしはさみ、マインドが自分に告げているこ
> とが正しいのか、単に死んだ過去のイメージに基づいているだけ
> なのかを見てください。
> しばらくの間それをしたら、わかるでしょう。
> もはやどんなふうにもそれらの信念を信用できなくなるでしょう。

はい。

起こりはじめています。

> しかしマインドを使うなら、それはすばらしく創造的な道具です。

はい。

ありがとうございました。m(_ _)m

在るのは……唯一……「実在」だけ。

他はすべて……現れているだけです。

存在するもの……それは……“第二のない一なるもの”……。

それだけが……常在です。

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 http://tinyurl.com/2aar6zj
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:
        【54 身体とマインドは無知の兆候だ】の1回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回の質問者は……インドの方ですねぇ。

あまりにも言葉の定義に執着していて……なかなかマハラジが提供
できるテーマに……入れません。

でもこの機会に……マハラジに……言葉の定義を教わりましょう。

(-||-)

では【54 身体とマインドは無知の兆候だ】の1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

------------------------------------------------------------
 質問者 先日、私たちは個人―観照者―絶対なるもの(ヴィヤク
     ティ―ヴィヤクタ―アヴィヤクタ)について討論してい
     ました。私が覚えているかぎり絶対のみが実在であり、
     観照者は時間と空間のなかの与えられた点においてのみ
     絶対だとあなたは言われました。個人とは観照者の存在
     によって照らしだされた粗雑、あるいは繊細な有機体で
     す。私はどうやら明確に把握できなかったようです。も
     う一度それについて討論できるでしょうか? あなたは
     また、マハーダカーシュ、チダカーシュ、パラマカーシ
     ュという言葉を用いていました。それらは個人、観照者、
     絶対なるものとどのように関連しているのでしょうか?
 
 マハラジ
 マハーダカーシュは自然、存在の大洋、感覚を通して知覚される
 すべてを含む物理的空間だ。
 チダカーシュは気づきの拡張、時間の精神的空間、知覚と認識だ。
 パラマカーシュは時間と空間を超えた実在、無心であり、未分化
 の無限の可能性、源であり根源、実質であり本質であるもの、物
 質と意識の両方であり、しかもその両方を超えているものだ。
 それを知覚することはできない。
 だが、つねに観照者を観照する者、知覚者を知覚する者、すべて
 の権限の根源と終焉、時間と空間の根底、あらゆる因果関係の連
 鎖における起源的な原因としてそれを体験することはできるのだ。
 
 質問者 ヴィヤクタ(観照者)とアヴィヤクタ(絶対なるもの)
     の違いは何でしょうか?
 
 マハラジ
 違いはない。
 それは光と日光のようなものだ。
 宇宙はあなたに見えない光に満ちている。
 しかし、その同じ光をあなたは日光として見ているのだ。
 そして日光が顕(あら)わにするものがヴィヤクティ(個人)だ。
 個人はつねに対象として、観照者は主体として在る。
 そしてそれらの相互依存の関係は、それらの絶対的な同一性の反
 映なのだ。
 あなたはそれらが区別された、分離状態だと想像している。
 そうではないのだ。
 それらは同じ意識の静と動であり、それぞれの状態が他方を意識
 しているのだ。
 普遍なる意識(チット)のなかで、人は神を知り、神は人を知っ
 ている。
 普遍なる意識のなかで、人は世界を形づくり、世界は人を形づく
 る。
 普遍なる意識は連結部、両極端を結ぶ橋、あらゆる経験に均衡と
 統合をもたらす要因だ。
 知覚されたものの全体性が物質と呼ばれ、すべての知覚者の全体
 性が宇宙のマインドと呼ばれる。
 その二つの同一性は、知覚力と知覚、調和と知性、愛らしさと愛
 することとしてそれ自体を永遠に再主張していくのだ。
 
 質問者 三つの性質(グナ)であるサットヴァ、ラジャス、タマ
     スは物質のなかにだけあるのでしょうか、それともマイ
     ンドのなかにもあるのでしょうか?
 
 マハラジ
 もちろん、両方にある。
 なぜなら、その二つは別々ではないからだ。
 グナを超えているのは絶対なるものだけだ。
 実際、それらは単なる見解、ただの見方にすぎない。
 それらはマインドのなかにのみ存在するのだ。
 マインドを超えれば、すべての区別は止まる。
 
 質問者 宇宙とは感覚がつくり出したものなのでしょうか?
 
 マハラジ
 目覚めとともに、あなたが世界を新たに創造するように、宇宙は
 繰り広げられていく。
 マインドとその五つの知覚器官、五つの行動器官、五つの意識の
 伝達手段は記憶、思考、理性、自我として現れるのだ。
 
 * 訳注
  五つの知覚器官−聴覚、触覚、味覚、嗅覚、視覚。
  五つの行動器官−話すこと、理解すること、動くこと、排泄す
  ること、楽しむこと。
  五つの意識の伝達手段−言語器官、運動器官、理解器官、排泄
  器官、生殖器官。
 
 質問者 科学は大変な進歩を遂げました。私たちの身体やマイン
     ドは、祖先のそれよりもはるかにすぐれています。マイ
     ンドや物質を描写し分析するあなたの伝統的な方法は、
     もはや有効ではありません。
 
 マハラジ
 だが、あなたの科学者たちや科学はどこにあるのかね?
 それらはあなた自身のマインドのなかに存在するイメージではな
 いだろうか?
 
 質問者 ここに基本的な違いがあるのです! それらは私自身の
     投影ではありません。それらは私が生まれる以前から存
     在し、私が死んだ後も存在するでしょう。
 
 マハラジ
 もちろん、ひとたび時間と空間を実在として受け入れたならば、
 あなたは自分自身を短くはかない命を生きるものとして考えるだ
 ろう。
 しかし、それは真実なのだろうか?
 時間と空間があなたに依存するのだろうか、それともあなたがそ
 れらに依存するのだろうか?
 身体として在るならば、あなたは空間のなかにいる。
 マインドとしては、あなたは時間のなかにいるのだ。
 だが、あなたは単なる身体とマインドなのだろうか?
 今まで調べたことがあっただろうか?
 
 質問者 私にはその動機も方法もありませんでした。
 
 マハラジ
 私はその両方を差しだしているのだ。
 だが、洞察と識別という実際の仕事はあなたのものだ。
 
                   『私は在る』(p269-270)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 先日、私たちは個人―観照者―絶対なるもの(ヴィヤク
>     ティ―ヴィヤクタ―アヴィヤクタ)について討論してい
>     ました。私が覚えているかぎり絶対のみが実在であり、
>     観照者は時間と空間のなかの与えられた点においてのみ
>     絶対だとあなたは言われました。個人とは観照者の存在
>     によって照らしだされた粗雑、あるいは繊細な有機体で
>     す。私はどうやら明確に把握できなかったようです。も
>     う一度それについて討論できるでしょうか? あなたは
>     また、マハーダカーシュ、チダカーシュ、パラマカーシ
>     ュという言葉を用いていました。それらは個人、観照者、
>     絶対なるものとどのように関連しているのでしょうか?

この方……インド人ですね。

もしかして……学者さん? (?_?)      \←……

ああ……でも……言葉の勉強も……しよっと。

> マハラジ
> マハーダカーシュは自然、存在の大洋、感覚を通して知覚される
> すべてを含む物理的空間だ。

「マハーダカーシュ」というのが……自然……物理的空間か……。

> チダカーシュは気づきの拡張、時間の精神的空間、知覚と認識だ。

「チダカーシュ」というのが……精神的空間……知覚と認識か……。

> パラマカーシュは時間と空間を超えた実在、無心であり、未分化
> の無限の可能性、源であり根源、実質であり本質であるもの、物
> 質と意識の両方であり、しかもその両方を超えているものだ。

「パラマカーシュ」というのが……無限の可能性……源……根源。

> それを知覚することはできない。

はい。

> だが、つねに観照者を観照する者、知覚者を知覚する者、すべて
> の権限の根源と終焉、時間と空間の根底、あらゆる因果関係の連
> 鎖における起源的な原因としてそれを体験することはできるのだ。

「パラマカーシュ」は……原因であって……体験はできない、と。

これが……セイラー・ボブさんが言う……知性エネルギーかな。

> 質問者 ヴィヤクタ(観照者)とアヴィヤクタ(絶対なるもの)
>     の違いは何でしょうか?
> 
> マハラジ
> 違いはない。

(?_?)O

> それは光と日光のようなものだ。

へえ……。

> 宇宙はあなたに見えない光に満ちている。

そうなんだ……。

> しかし、その同じ光をあなたは日光として見ているのだ。

わかりました。

> そして日光が顕(あら)わにするものがヴィヤクティ(個人)だ。

通常の意味の……わたし……か。

> 個人はつねに対象として、観照者は主体として在る。

はい。

> そしてそれらの相互依存の関係は、それらの絶対的な同一性の反
> 映なのだ。

へえ……。

見られるものは……見る者……とか。(^_-)   \←……

> あなたはそれらが区別された、分離状態だと想像している。

はい。

> そうではないのだ。

(?_?)O

> それらは同じ意識の静と動であり、それぞれの状態が他方を意識
> しているのだ。

ああ……。

見られるものと……見る者は……意識の両面なのか。

> 普遍なる意識(チット)のなかで、人は神を知り、神は人を知っ
> ている。

ふーん。

> 普遍なる意識のなかで、人は世界を形づくり、世界は人を形づく
> る。

ずいぶん……雄弁だなぁ。

> 普遍なる意識は連結部、両極端を結ぶ橋、あらゆる経験に均衡と
> 統合をもたらす要因だ。

すべては……意識とも……。

> 知覚されたものの全体性が物質と呼ばれ、すべての知覚者の全体
> 性が宇宙のマインドと呼ばれる。

おう。

なるほど……これは適確……。

「知覚されたものの全体性が物質と呼ばれ、
 すべての知覚者の全体性が宇宙のマインドと呼ばれる」かぁ。

> その二つの同一性は、知覚力と知覚、調和と知性、愛らしさと愛
> することとしてそれ自体を永遠に再主張していくのだ。

ふーん。

> 質問者 三つの性質(グナ)であるサットヴァ、ラジャス、タマ
>     スは物質のなかにだけあるのでしょうか、それともマイ
>     ンドのなかにもあるのでしょうか?

このひとは……こういう話が……好きなんだろうなぁ。

> マハラジ
> もちろん、両方にある。

性質は……物質のなかにも……マインドのなかにもある、と。

> なぜなら、その二つは別々ではないからだ。

おう。

> グナを超えているのは絶対なるものだけだ。

なるほど。

> 実際、それらは単なる見解、ただの見方にすぎない。

やった。(^^)/

> それらはマインドのなかにのみ存在するのだ。
> マインドを超えれば、すべての区別は止まる。

はい。

> 質問者 宇宙とは感覚がつくり出したものなのでしょうか?

ふーん。

> マハラジ
> 目覚めとともに、あなたが世界を新たに創造するように、宇宙は
> 繰り広げられていく。

はあ……。

> マインドとその五つの知覚器官、五つの行動器官、五つの意識の
> 伝達手段は記憶、思考、理性、自我として現れるのだ。
> 
> * 訳注
>  五つの知覚器官−聴覚、触覚、味覚、嗅覚、視覚。
>  五つの行動器官−話すこと、理解すること、動くこと、排泄す
>  ること、楽しむこと。
>  五つの意識の伝達手段−言語器官、運動器官、理解器官、排泄
>  器官、生殖器官。

うーむ。

> 質問者 科学は大変な進歩を遂げました。私たちの身体やマイン
>     ドは、祖先のそれよりもはるかにすぐれています。マイ
>     ンドや物質を描写し分析するあなたの伝統的な方法は、
>     もはや有効ではありません。

ふ……。

そう思っていたのなら……なぜ質問なんか……したんだろう……。

> マハラジ
> だが、あなたの科学者たちや科学はどこにあるのかね?
> それらはあなた自身のマインドのなかに存在するイメージではな
> いだろうか?

なるほどなぁ。

> 質問者 ここに基本的な違いがあるのです! それらは私自身の
>     投影ではありません。それらは私が生まれる以前から存
>     在し、私が死んだ後も存在するでしょう。

確かに。

これまでずーっと……そう思ってきたものなぁ。

> マハラジ
> もちろん、ひとたび時間と空間を実在として受け入れたならば、
> あなたは自分自身を短くはかない命を生きるものとして考えるだ
> ろう。

そういうことに……なるわけか……。

もう……戻りたくはないなぁ。

> しかし、それは真実なのだろうか?

いいえ。

> 時間と空間があなたに依存するのだろうか、それともあなたがそ
> れらに依存するのだろうか?

わたしは……時間と空間を……知る者です。

> 身体として在るならば、あなたは空間のなかにいる。

はい。

> マインドとしては、あなたは時間のなかにいるのだ。

わかります。

そうか……物質は……空間のなかにあり……マインドは……時間の
なかにあるのか。

> だが、あなたは単なる身体とマインドなのだろうか?

いいえ。

これらは……対象物です。

> 今まで調べたことがあっただろうか?
> 
> 質問者 私にはその動機も方法もありませんでした。

うん。

> マハラジ
> 私はその両方を差しだしているのだ。

ありがとうございます。(-||-)

> だが、洞察と識別という実際の仕事はあなたのものだ。

はい……わかっています。

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


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■ 3.編集後記:すべての必要は……今この瞬間に……
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「今それについて考えなければ、今の瞬間に何かまずいことがある
 か?」

こういう言葉……じょじょにマインドに沈んでいきますよね。

実際……一瞬……思うことをすべてやめても……それでも……何の
苦もなく……わたしがいることは……事実ですし。

それはもう……わたしとは……言わないのかもしれないけど。

一瞬……あてどなく……揺れ動いたモヤモヤは……ただ……マイン
ドに焦点を……合わせていただけのことでした。

必ずしも……そうする……必要もなかった。

身体は……必要をもって……ここに現れている……。

でも……それは……映画のなかの場面として……現れていること。

必ずしも……そこに焦点を……合わせる必要もない。

今それを考えなければ、今の瞬間に何かまずいことがあるか?

すべての問題……すべてのモヤモヤは……いまわたしが……それに
興味を持って……それにエネルギーを投じたから……現れる。

すべての必要は……そのようにして……今この瞬間に……生みださ
れている……。

インフルエンザが……ずいぶん流行っているようです。

風邪など……引かれませぬように。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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