home > 通信 > 『アセンション館通信』第418号:無常なるもののなかに



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/4/8(第418号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンが
見ている風景の報告です。(なんちゃって。(*^_^*) )

現象のなかに得るべき何ものもなく、探求するその人もいないこと
が納得されても、まだ惰性で書くことが起こっているので。(^^;)

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在 889名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.無常なるもののなかに

2.写経ニサルガダッタ:【22 生命は愛、愛は生命】の1回目

3.いただいたお手紙から:祇園さん

4.編集後記:今日も……書くことが起こったようです
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■ 1.無常なるもののなかに
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天気がいいので……少しゴミでも焼こうかと思いました。

そしたら……結構……風が強いんですよね。

これじゃ……燃やしたりしないほうがいいですね。

それで……部屋に戻りました。

うー……まだまだ……寒い春です。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

マハラジは……いつも真の自分を覚えていなさい……と言っている
わけですよね。

あなたが見て……感じているものは……すべて夢だ……。

あなたが確信できる……唯一の真実は……「私は在る」だけだ。

だから……自分が夢を見ていることに……目覚めなさい。

そして……在ることで……満足しなさい。

そうすれば……恐れるべきものなど……何もないのだと……。

真の自分とは……実在するもの……永遠に変わることのないもの。

永遠に……それだけが自分であるもの……。

一時的なもの……変化するもの……現れるものは……自分ではない。

変化するものを……あなたは……どうすることもできない。

現れのなかの何かを……自分だと思って……それを自分の思い通り
にしようとすれば……そのとき苦しみがはじまる。

なぜなら……現れの世界は……一塊りの緊密な統合体だ……そこに
分離独立した実体など……何ひとつ存在しないからだ……。

ある意味で……それは映画のようなもの。

映画のなかの登場人物が……自分の都合と……自分の意志を想像す
れば……想像上の……地獄が始まる……。

実際……そこにはどんな……分離独立した実体もないのだから。

現れは……変化の世界だ……。

二元性の原理が……支配している……。

それは……いつでもどこでも……二元分裂を……展開している。

想像するさえバカらしいほどの……無限に分裂する……膨大な文脈
のなかで……それは緊密に織り込まれ……変化している。

そこに分離独立した実体を想像するのは……大海のひとつの波頭が
……自分で好みの位置と形を……決めようとするようなもの。

あらゆる変化が……ただひたすら……想像上の苦行になるだけだ。

すべては……ただの見かけにすぎない……。

それはすべて……あなたが見るから……存在している。

つかの間の実在性を……与えているのは……あなただ。

見ている者だけが……実在だ……。

それが……あなただ……と。

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 質問者 実在とは何でしょうか? 主観的なものでしょうか、そ
     れとも客観的なものでしょうか? 私には客観的宇宙が
     実在であり、私の主観的精神は絶えず変化し、はかない
     ものだと考える傾向があります。あなたは内なる主観的
     状態を実在と主張し、外的な具体的世界の実在を否定し
     ているようです。
 
 マハラジ
 主観も客観もともに変化し、はかないものなのだ。
 それらには何の実在性もない。
 無常なるもののなかに永遠なるものを見いだしなさい。
 それはあらゆる体験のなかにある、ひとつの不変の要因だ。
 
                     『私は在る』(p142)
                  http://tinyurl.com/s747u
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> 無常なるもののなかに永遠なるものを見いだしなさい。

そうか……「無常なるもののなかに永遠なるものを」……見つける
までが……遊びであり……仕事であり……あるがままなのか。

あらゆる現れのなかに在る……永遠なるもの。

> それはあらゆる体験のなかにある、ひとつの不変の要因だ。

それは……あらゆる体験のなかにある……不変の要因……。

「私は在る」……。

それが在るからこそ……すべては在る……。

マハラジの道は……絶えず……四六時中……それを覚えていること
ですよね。

すべては……わたしが在ることを……指し示している。

でも対象に注意を向ければ……わたしは覆われ……忘れられる。

その意味では……対象とは……わたしを覆う……汚れ……。

わたしを……顕すには……どうしたらいいのか。

> 言うまでもなく、汚れを取り除くことによってだ。
> 汚れを見て、それを取り除きなさい。
> 古来の教えは完全に有効だ。

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 質問者 知覚可能なものすべてが汚れなのでしょうか?
 
 マハラジ
 すべては汚れだ。
 
 質問者 世界全体が汚れなのですか?
 
 マハラジ
 そのとおりだ。
 
 質問者 何とひどい! では宇宙は何の価値もないのですか?
 
 マハラジ
 それは途方もない価値をもっている。
 それを超えていくことによって、あなたはあなた自身を実現する
 のだ。
 
                     『私は在る』(p144)
------------------------------------------------------------

(-||-)

また今回も……少しボブさんの翻訳をご紹介しましょうか。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

著者ジェームズ・ブラーハは……まだボブさんに会っていません。

これは……フロリダから……オーストラリアにかけた……初めての
電話の……会話の一部です。

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 ジェームズ:ええと、例えば、今晩私は「セーラー・ボブに電話
       をしよう」と思いました。
 
 ボブ
 ええ、だから、その思いはその特定のときにただやって来ました。
 具体的な体験が起こったとき、あなたは受話器をとってダイヤル
 しました。
 それをした実体はいません。
 電話をかけるという想念は電話をかけることをしていません。
 それは起こるかもしれない、または起こらないかもしれないこと
 の単なる翻訳です。
 
 ジェームズ わかりました。それで、解放をモノのように追いか
       けるのがバカげたことだとは私もわかるのですが、
       ただ毎日「この『自分』というアイデンティティを
       消し去りたい」という思いが来つづけるのです。
 
 ボブ
 もし綿密に調べたら、あなたは「自分」というアイデンティティ
 が何の力も独立した本質も持っていないことがわかるでしょう。
 もしあなたが意識していなかったら、あるいは気づいていなかっ
 たら、あなたはその考えを持つことができたでしょうか?
 
 ジェームズ では、あなたは「自分」というアイデンティティを
       持つのはかまわない、とおっしゃるのですか?
 
 ボブ
 ええ。
 それは現れるでしょうが、でも今やあなたはそれが誤りであるこ
 とを知っています。
 いいですか、あなたが海に降りて行けば、水が青いのが見えます。
 しかしあなたも私も、バケツで海から青い水を汲み上げられない
 のを知っています。
 
 ジェームズ 確かに。
 
 ボブ
 あなたが青い海や青空を見なくなることはないでしょうが、でも
 あなたはそれについての真実を知っています。
 蜃気楼の水でも同じことです。
 あなたはけっして蜃気楼の水を飲もうとはしないでしょう。
 それについての真実を知っていれば、あなたはそれに拘束されま
 せん。
 「真実を知れば、その真実があなたを解放する」という古い霊言
 を覚えていますか?
 ですから、あなたが分離した実体ではないこと、これまでも、こ
 れからもそれはありえないと知っていれば、あなたはもはや拘束
 されていないのです。
 それは独立した実体としての「ジェームズ」というアイディアで
 も同じことです。
 それは今もそこにあるでしょうが、しかしあなたはそれについて
 真実を知っています。
 あなたはそれに拘束されていません。
 それはその支配力を失うのです。
 
 ジェームズ ではそれはじょじょにその支配力を失うのですね。
 
 ボブ
 そうです。
 
 ジェームズ あるいは失わない。でもいずれにせよ、それは本当
       は問題ではない。
 
 ボブ
 その通りです。
 それは同じことです。
 本質において、それは同等です。
 それは独立した本質をもっていません。
 もしあなたが意識でなく、気づきでなかったら、あなたはアイデ
 ンティティというその想念や、「自分」という概念を持つことは
 できなかったでしょう。
 生命のエッセンスがあなたの身体から出ていくと、肉体にはまだ
 眼も耳も鼻も心臓もあるでしょうが、そのいずれも機能していま
 せん。
 それは自分のコンピュータに世界中のすべての情報を持っていて
 も、コンピュータに電源が入っていなければ、あなたには何の役
 にも立たないようなものです。
 
 ですからあなたはその稼動している知性エネルギーなのです。
 その存在の気づき、けっして始まったこともなく、またけっして
 終わることもない気づきです。
 それはつねにあったし、これからもつねにあるでしょう。
 そのエネルギーは多様なパターンのなかに、異なる姿や形態のな
 かに波動として入っていきます。
 まさに海が青く見えても、けっして青かったことがないように。
 
 ですから自己アイデンティティはやはりそこにあるでしょう。
 まず、あなたはそれを見破り、それが偽りであることを理解する
 必要があります。
 自分が分離したアイデンティティだという概念の立場を取ると、
 それが「実在するもの(What is)」に抵抗し、それがエネルギー
 の流れを停めることになります。
 そこが私たちのすべての問題が起こってくるところです。
 
 ジェームズ では為すべきことは、その「実在するもの」ととも
       に在ることなのですね?
 
 ボブ
 そうです。
 もしあなたがよく調べたら、あなたはそれ以外ではありえません。
 いいですか、あなたは今、存在していることに気づいていますね?
 あなたはあなたが「在る」ことを知っています。
 
 ジェームズ はい。
 
 ボブ
 それを存在させるためにあなたは何をしなければなりませんか?
 
 ジェームズ 何もありません。
 
 ボブ
 それは自然発生的なものです。
 それは自ら輝く存在の気づきです。
 それはひとりでに起こっています。
 そしてその存在の気づきの上にあらゆる多様なパターンが現れる
 のです。
 
 ジェームズ 問題はこうです。私はあなたがおっしゃっているこ
       とはすべてわかりますし、明日はおそらく素晴らし
       く平和な感じになるでしょう。そして中毒患者のよ
       うに求めつづけはしないでしょう。ところが二日か
       三日経つと、素晴らしい至福体験やたえず起こって
       いる神秘体験について語っている誰かの著書を思い
       出すのです。すると自分の個人的アイデンティティ
       なんか完全に消し飛んで、その素晴らしい状態にな
       れたらいいと望むでしょう。そしてそれを起こらせ
       るために何ができるかと考え始めるのです。

 ボブ
 いいですか、あなたの個人的なアイデンティティはあなたが言葉
 を学んだ二歳ころから始まりました。
 それがあなたの分離感が始まり、全体性への探求が始まったとき
 です。
 しかし今は、あなたはそれが偽りのアイデンティティだというこ
 とを明確に理解しています。
 そこが肝心です。
 
 しかし、たえず再生され何年もかけて毎日毎日、何度となく浮か
 び上がってきたその古い習慣的なパターンは、またやってくるで
 しょう。
 今度は、あなたが古い習慣的パターンに気づくと、どんなエネル
 ギーもそこに流れません。
 エネルギーなしには何ひとつ生きることはできません。
 
 そのことを見破った今、どうしてまたそれを信じられますか?

 ジェームズ では、あなたが説明なさっていることは理解するこ
 となのですか?
 
 ボブ
 そうです。
 それが偽りであることを認識すれば、あなたは二度とそれを信じ
 ることはできません。
 たとえ見かけ上はそれに捕まったとしても、エネルギーはすぐに
 そこから抜け落ち、「頭」を下に墜落していくのです。
 自己アイデンティティ、あるいは偽物の参照点はしばらくは浮上
 してくるかもしれませんが、それはますます習慣的パターンとし
 て認知され、最終的にはその習慣は破壊されます。
 これまで習慣が壊れた経験はありますか?
 
 ジェームズ もちろんあります。
 
 ボブ
 では、この習慣も壊れることができます。
 ただそれを見破ることによって。
                  『Living Reality』(p10-12)
                 http://tinyurl.com/88zpf7p
------------------------------------------------------------

(-||-)

> ですからあなたはその稼動している知性エネルギーなのです。
> その存在の気づき、けっして始まったこともなく、またけっして
> 終わることもない気づきです。
> それはつねにあったし、これからもつねにあるでしょう。

ありがたいことです。

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 http://tinyurl.com/2aar6zj
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:【22 生命は愛、愛は生命】1回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここにも……マハラジの慈悲が……こぼれています。

> 知覚されるものは一時的で、はかなく、それゆえ実在ではないと
> いうことを忘れ、内面を、何かつかみ取れるものと想像すること
> のなかに弟子の過ちがある。
> 知覚を可能にするもの、ただそれだけが真実なのだ。

ここは……、

「知覚を可能にするもの、ただそれだけが実在なのだ」

でも……いいようですよ。

(-||-)

では【22 生命は愛、愛は生命】の前半1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

------------------------------------------------------------
 質問者 ヨーガの修練はつねに意識的なものでしょうか? それ
     とも気づきの境界下にあるまったく無意識的なものでし
     ょうか?
 
 マハラジ
 初心者にとってヨーガの修練は、しばしば熟考され、偉大な決意
 を要するものだ。
 だが、すでに何年も誠実に修練を培(つちか)ってきた者たちは、
 意識していようがいまいが、いつも真我の実現を念頭においてい
 る。
 無意識のサーダナ(修練)はもっとも効果的だ。
 なぜならそれは自発的で、変わらず続いていくからだ。
 
 質問者 ヨーガのまじめな弟子だった者が、何年か後に挫折し、
     すべての努力を放棄した場合はどうなるのでしょうか?
 
 マハラジ
 ある人がすること、あるいはしないことを、私たちはしばしば見
 誤ることが多い。
 彼の見かけの無関心さは、ただ力を蓄えているだけなのかもしれ
 ない。
 私たちの行動の原因は実にとらえがたいものだ。
 非難したり賞賛したりすることさえも急いではならない。
 ヨーガとは内面の自己が、外面の自己に働きかけることだと覚え
 ておきなさい。
 外面の自己のすることは、内面の自己への反応にすぎない。
 
 質問者 それでも、外面の自己は助けになります。
 
 マハラジ
 それがどれほどの助けになるというのだろう?
 身体を抑制し姿勢や呼吸を改善することはできる。
 マインドの思考や感情においては何の制御もできない。
 なぜなら、制御すること自体がマインドだからだ。
 外面を制御できるのは内面なのだ。
 外面はそれに従うならば賢明といえるだろう。
 
 質問者 もし霊的成長の原因が究極的に内面にあるとするなら、
     なぜそれほどまで外面への働きかけが勧められ、奨励さ
     れるのでしょうか?
 
 マハラジ
 外面は静かに在ることで、欲望と恐れから自由になることを助け
 る。
 あなたも気づいたかもしれないが、外面へのアドバイスはつねに
 否定の形を取っている。
 何々をしてはならない、やめなさい、差し控えなさい、あきらめ
 なさい、犠牲にしなさい、明け渡しなさい、偽りを偽りと見なさ
 い。
 実在の小さな描写さえ否定を通してなされる――「これではない、
 これではない」(ネティネティ)と。
 すべての絶対性が実在に対するように、すべての肯定性は内面の
 自己に属するのだ。
 
 質問者 現実の体験のなかでは、どのようにして内面を外面から
     見分けるのでしょうか?
 
 マハラジ
 内面はインスピレーションの源だ。
 外面は記憶によって動かされる。
 源をたどることは不可能だが、すべての記憶はどこかから始まる。
 このようにして外面はいつも決定されるが、内面を言葉でつかむ
 ことはできない。
 知覚されるものは一時的で、はかなく、それゆえ実在ではないと
 いうことを忘れ、内面を、何かつかみ取れるものと想像すること
 のなかに弟子の過ちがある。
 知覚を可能にするもの、ただそれだけが真実なのだ。
 生命あるいはブラフマン、何であれあなたの好きな名前で呼ぶが
 いい。
 
 質問者 生命はその自己表現のために身体をもたなければならな
     いのでしょうか?
 
 マハラジ
 身体は生きることを求めている。
 生命が身体を必要としているのではなく、身体が生命を必要とし
 ているのだ。
 
 質問者 生命は意図的にそうするのでしょうか?
 
 マハラジ
 愛は意図的に行動するだろうか?
 そうだとも、そうでないとも言える。
 生命は愛であり、愛は生命なのだ。
 身体をひとつに保ちつづけるのは、ほかでもない愛だ。
 欲望は自己愛以外の何ものでもない。
 恐れとは守ろうとする衝動以外の何ものでもない。
 そして知識とは真理への愛にほかならない。
 方法や形態は間違っているかもしれない。
 だが、その背後にある動機はいつも愛なのだ。
 私と私のものへの愛。
 私と私のものは小さなものかもしれない、あるいは爆発し、宇宙
 を抱擁するかもしれない。
 だが愛は残る。
 
 質問者 神の名を繰り返し唱えることは、インドではたいへん一
     般的なことです。それには何か効力があるのでしょうか?
 
 マハラジ
 ものであれ、人であれ、名前を知っているときは見つけやすい。
 神の名を呼ぶことによって、あなたは彼をあなたの元へ来させる
 のだ。
 
 質問者 どのような姿で彼は来るのでしょうか?
 
 マハラジ
 あなたの期待した姿による。
 あなたが不幸であったとして、ある聖者が幸運のためにあなたに
 マントラを与えたとしよう。
 あなたが信心と帰依心とともにそれを繰り返せば、不運は去るほ
 かない。
 変わらぬ信心は運命より強い。
 運命はいくつかの原因と原因の結果で、ほとんど偶然の産物だ。
 それゆえ、それはゆるく織り込まれている。
 自信と正しい期待が、それをたやすく克服するだろう。
 
 質問者 マントラが唱えられているとき、実際には何が起こって
     いるのでしょうか?
 
 マハラジ
 マントラの音が形をつくり出し、それが真我を具現化する。
 真我はいかなる形も具現でき、それを通して作用する。
 つまりは真我が作用のなかでそれ自身を表現し、マントラは作用
 における最初のエネルギーなのだ。
 それはあなたに、そしてあなたの周囲の環境に作用する。
 
 質問者 マントラは伝統的なものです。それはそうあるべきなの
     でしょうか?
 
 マハラジ
 遙かなる昔から、ある一定の言葉とそれに相当するエネルギーの
 間に、数かぎりない復唱によって増強されてきたある関連がつく
 り出されてきた。
 それは歩いていくための道のようなものだ。
 それはやさしい方法で、ただ信心が必要とされるだけだ。
 あなたは目的地へと導いてくれるその道を信頼するのだ。
 
                    『私は在る』(p93-95)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 ヨーガの修練はつねに意識的なものでしょうか? それ
>     とも気づきの境界下にあるまったく無意識的なものでし
>     ょうか?

なるほど。

> マハラジ
> 初心者にとってヨーガの修練は、しばしば熟考され、偉大な決意
> を要するものだ。

はい。

> だが、すでに何年も誠実に修練を培(つちか)ってきた者たちは、
> 意識していようがいまいが、いつも真我の実現を念頭においてい
> る。

わかります。

> 無意識のサーダナ(修練)はもっとも効果的だ。

はい。

> なぜならそれは自発的で、変わらず続いていくからだ。

わかりました。

> 質問者 ヨーガのまじめな弟子だった者が、何年か後に挫折し、
>     すべての努力を放棄した場合はどうなるのでしょうか?

ふーむ。

> マハラジ
> ある人がすること、あるいはしないことを、私たちはしばしば見
> 誤ることが多い。

なるほど。

> 彼の見かけの無関心さは、ただ力を蓄えているだけなのかもしれ
> ない。

ありうる。

> 私たちの行動の原因は実にとらえがたいものだ。

はい。

> 非難したり賞賛したりすることさえも急いではならない。

わかりました。

> ヨーガとは内面の自己が、外面の自己に働きかけることだと覚え
> ておきなさい。

(@_@)

> 外面の自己のすることは、内面の自己への反応にすぎない。

そうなのか。(-_-)

> 質問者 それでも、外面の自己は助けになります。

どうかな。

> マハラジ
> それがどれほどの助けになるというのだろう?
> 身体を抑制し姿勢や呼吸を改善することはできる。

なるほど。

> マインドの思考や感情においては何の制御もできない。

(-_-)?

> なぜなら、制御すること自体がマインドだからだ。

ああ……なるほど。(@_@)

> 外面を制御できるのは内面なのだ。

はい。

> 外面はそれに従うならば賢明といえるだろう。

そうか……。

> 質問者 もし霊的成長の原因が究極的に内面にあるとするなら、
>     なぜそれほどまで外面への働きかけが勧められ、奨励さ
>     れるのでしょうか?

うん。(-_-)

> マハラジ
> 外面は静かに在ることで、欲望と恐れから自由になることを助け
> る。

「静かに在ること」は……「欲望と恐れから自由になること」の…
…助けになるんだ。

> あなたも気づいたかもしれないが、外面へのアドバイスはつねに
> 否定の形を取っている。

(?_?)

> 何々をしてはならない、やめなさい、差し控えなさい、あきらめ
> なさい、犠牲にしなさい、明け渡しなさい、偽りを偽りと見なさ
> い。

ああ……そいうこと。

たしかに。

> 実在の小さな描写さえ否定を通してなされる――「これではない、
> これではない」(ネティネティ)と。

これは……徹底してるわ。

> すべての絶対性が実在に対するように、すべての肯定性は内面の
> 自己に属するのだ。

うーんと。(-_-)

ちょっと……英文を調べてみるか。

------------------------------------------------------------
 All positives belong to inner self, as all absolutes -- to
 Reality.
                      『I AM THAT』(p76)
                 http://tinyurl.com/24va8fq
------------------------------------------------------------

じゃ、

「すべての絶対性が実在に属するように、すべての肯定性は内面の
 自己に属するのだ」

の方が……わかりやすいかも。

> 質問者 現実の体験のなかでは、どのようにして内面を外面から
>     見分けるのでしょうか?

おう……それはそうだ。

> マハラジ
> 内面はインスピレーションの源だ。

「内面」は……「インスピレーションの源」……。

なるほど。

> 外面は記憶によって動かされる。

「外面」は……「記憶によって動かされる」……。

そういうことか。

> 源をたどることは不可能だが、すべての記憶はどこかから始まる。

あーあ……わかります。(@_@)

> このようにして外面はいつも決定されるが、内面を言葉でつかむ
> ことはできない。

そうか。

> 知覚されるものは一時的で、はかなく、それゆえ実在ではないと
> いうことを忘れ、内面を、何かつかみ取れるものと想像すること
> のなかに弟子の過ちがある。

「内面を、何かつかみ取れるものと想像すること」……。

ここが……誰もが引っかかるところだよなぁ。(-_-)

つまり……マハラジが言う内面というのは……知覚の対象ではない
……ということなんだ……。

> 知覚を可能にするもの、ただそれだけが真実なのだ。

「知覚を可能にするもの」……ただそれだけが……「真実」……。

ところで……これは英文は……どうなっているんだろう。

------------------------------------------------------------
 Only that which makes perception possible, call it Life or
 Brahman, or what you like, is real.
                      『I AM THAT』(p75)
------------------------------------------------------------

ああ……次のこの文章……、

> 生命あるいはブラフマン、何であれあなたの好きな名前で呼ぶが
> いい。

と……いっしょになっているんだ。

なるほど。

> 知覚を可能にするもの、ただそれだけが真実なのだ。

の英語は……これか……。

 Only that which makes perception possible is real.

これなら、

「知覚を可能にするもの、ただそれだけが実在なのだ」

でも……いいわけだ。

これを……覚者の言葉と信頼して……それを確信すれば……それで
一巻の終わり……ということだなぁ。(-_-)

それが……神であり……わたし……であるわけだ。

> 質問者 生命はその自己表現のために身体をもたなければならな
>     いのでしょうか?

生命が……何かを必要とするだろうか……。(-_-)

> マハラジ
> 身体は生きることを求めている。

たしかに。

> 生命が身体を必要としているのではなく、身体が生命を必要とし
> ているのだ。

……。(-_-)

生命は……在る……しかし……身体は……存在しないんだ。

身体は……見かけ上……現れているだけ……。

> 質問者 生命は意図的にそうするのでしょうか?

生命は……何かを……意図するだろうか……。(-_-)

> マハラジ
> 愛は意図的に行動するだろうか?

うーむ。

> そうだとも、そうでないとも言える。

(-_-)?

> 生命は愛であり、愛は生命なのだ。

おお……。

> 身体をひとつに保ちつづけるのは、ほかでもない愛だ。

(@_@)

そうか……。(-_-)

> 欲望は自己愛以外の何ものでもない。

たしかに。

> 恐れとは守ろうとする衝動以外の何ものでもない。

そうか。

> そして知識とは真理への愛にほかならない。

なるほどなぁ。

> 方法や形態は間違っているかもしれない。

はい。

> だが、その背後にある動機はいつも愛なのだ。

わかりました。

> 私と私のものへの愛。

(-_-)

> 私と私のものは小さなものかもしれない、あるいは爆発し、宇宙
> を抱擁するかもしれない。

そういうことか……。(-_-)

> だが愛は残る。

なるほどなぁ。

何となく……ボブさんの……次の文章を……思い出しました。

------------------------------------------------------------
 In the Hindu terminology it is sat-chit-ananda, or being-
 awareness-loving. You are aware of being present. And you
 love to be.
 
 ヒンドゥー教の用語では、それはサット・チット・アーナンダ、
 つまり、存在−意識−愛です。
 あなたは存在することに気づいている。
 そしてあなたは存在することを愛している。
 
             『What's Wrong with Right Now?』(p25)
                 http://tinyurl.com/7d3dnqf
------------------------------------------------------------

> 質問者 神の名を繰り返し唱えることは、インドではたいへん一
>     般的なことです。それには何か効力があるのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> ものであれ、人であれ、名前を知っているときは見つけやすい。

マハラジは……こういう言い方をするんだった。

> 神の名を呼ぶことによって、あなたは彼をあなたの元へ来させる
> のだ。

はい。

> 質問者 どのような姿で彼は来るのでしょうか?

なんか……純真な感じ。(^_-)

> マハラジ
> あなたの期待した姿による。

ですよね。

> あなたが不幸であったとして、ある聖者が幸運のためにあなたに
> マントラを与えたとしよう。

はい。

> あなたが信心と帰依心とともにそれを繰り返せば、不運は去るほ
> かない。

なるほど。

> 変わらぬ信心は運命より強い。

これが……マハラジの話し方だ。

> 運命はいくつかの原因と原因の結果で、ほとんど偶然の産物だ。

(@_@)

> それゆえ、それはゆるく織り込まれている。

はい。

> 自信と正しい期待が、それをたやすく克服するだろう。

これが……マハラジふうの……慈悲の現れ方だよなぁ。

> 質問者 マントラが唱えられているとき、実際には何が起こって
>     いるのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> マントラの音が形をつくり出し、それが真我を具現化する。
> 真我はいかなる形も具現でき、それを通して作用する。

はい。

> つまりは真我が作用のなかでそれ自身を表現し、マントラは作用
> における最初のエネルギーなのだ。

そうか。

> それはあなたに、そしてあなたの周囲の環境に作用する。

はい。

> 質問者 マントラは伝統的なものです。それはそうあるべきなの
>     でしょうか?

ちょっと不思議な……質問……。

> マハラジ
> 遙かなる昔から、ある一定の言葉とそれに相当するエネルギーの
> 間に、数かぎりない復唱によって増強されてきたある関連がつく
> り出されてきた。

はい。(-_-)

> それは歩いていくための道のようなものだ。

なるほど。

> それはやさしい方法で、ただ信心が必要とされるだけだ。

わかります。

> あなたは目的地へと導いてくれるその道を信頼するのだ。

そうか……。

(-||-)

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
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ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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       ………○…………○…………○………


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■ 3.いただいたお手紙から:祇園さん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


祇園さんから……ご投稿をいただきました。

これは……祇園さんの……心遣いですよね。

【件名】: 挑戦課題
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 パリさん、質問に答えていただきありがとうございますm(_ _)m
 
 ところで、一人で5週もメルマガの第一部を使用したために、
 気の弱い私は、想像の中で多数の非難に晒され続け、すっかり
 ぐったりしています(-_-)
 しばらく休養が必要なようです(^^;)
 
 気力が回復しましたらまた課題に挑戦いたします。
 課題の提示ありがとうございましたm(_ _)m
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祇園さん……ご投稿……ありがとうございました。

> ところで、一人で5週もメルマガの第一部を使用したために、
> 気の弱い私は、想像の中で多数の非難に晒され続け、すっかり
> ぐったりしています(-_-)

そうですか……お疲れさまでした。

でも……多数の非難に晒され続け……というようなことは……けっ
して……ご心配なさいませんように。

だいたい……こういうものは……読むことになっている方は読む…
…そうでない方は読まない……それだけのことです。

また祇園さんが投稿なさったということは……その背後に……少な
くとも十人の……同様の思いの方がいることを暗示しています。

その代表をしていただいたのだと……思っています。

> しばらく休養が必要なようです(^^;)

はい……ごゆっくり……お休みください。

> 気力が回復しましたらまた課題に挑戦いたします。

あ……けっして……ご無理でなくね。(^^;)

> 課題の提示ありがとうございましたm(_ _)m

いいえ……もう半分以上……目的が果たされたかもしれません。

ありがとうございました。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『アセ通』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


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■ 4.編集後記:今日も……書くことが起こったようです。
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今日は……お客さんがあったりして……ちょっと遅くなりました。

でも……今日も……書くことが起こったようです。(*-_-*)

季節の変わり目です……お風邪など引かれませぬように。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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