home > 通信 > 『アセンション館通信』第424号:何が人生に巻き込まれるのか



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/5/20(第424号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象のなかに得るべき何ものもなく、探求するその人もいないこと
が納得されても、なおも惰性で書くことが起こっているようです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在 885名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.何が人生に巻き込まれるのか

2.写経ニサルガダッタ:【26 人格、ひとつの障害】3回目

3.編集後記:今日から……朝のうち少しだけ……
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■ 1.何が人生に巻き込まれるのか
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目を開ければ……世界が広がっています。

形あるものが……。

今は……沸き立つように……種々の緑が……盛り上がっている。

形あるものを見れば……想念が沸き起こります。

もちろん……その想念は……わたしではない。

わたしは……その想念が……起こっている空間……その想念は……
わたしに対して……わたしのなかで……起こっている。

(-_-)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく時間がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」の中で、いかがお過ごしでしょうか?

マハラジが……こんなことを言っています。

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 意識における変化はすべて、「私は身体だ」という観念によるも
 のだ。
 この観念を取り除くことで、マインドは安定する。
 
                     『私は在る』(p363)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

> 意識における変化はすべて、「私は身体だ」という観念によるも
> のだ。

(@_@)

そうなんだ……。(-_-)

形あるものを見て……想念が沸き起こるのは……「認識する空」に
……偽りの中心が……うずくまっているからなんだ……。

そうか……。

言われてみれば……当然か……。

そういうことだとすると……、

> この観念を取り除くことで、マインドは安定する。

ということに……なるわけだ……。

想念が起こるのを……見ているということは……「私は身体だ」と
いう……観念の存在を……確認しているようなものか……。

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 あなたが世界に没頭しているかぎり、あなた自身を知ることは不
 可能だ。
 あなた自身を知るためには、世界から注意を引き離し、内面へと
 向けなさい。
                     『私は在る』(p495)
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マハラジはこうして……できることはある……という言い方をする。

> あなた自身を知るためには、世界から注意を引き離し、内面へと
> 向けなさい。

……と。

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 一般的な常識でさえ欲望を満たしたいのならそれを思いつづけな
 さいと言う。
 もしあなたが自己の本性を知りたいと望むなら、あなたの存在の
 秘密があばかれるまで、つねに自己をマインドに思いつづけるべ
 きだ。
                     『私は在る』(p148)
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……と。

そのニサルガダッタのもとで……自分が何でないかを明確に理解し
た……セイラー・ボブさんは……また別の語り方をします。

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 悟りないし覚醒を求めていっても、獲得できるものは何もない、
 と私たちが言うとき、私たちは正直にそう言っているのです。
 何もない、のです。
 理由は単純で、あなたはすでにそれであるからです。
 あなたはそれなのです。
                   『ただそれだけ』(p227)
                 http://tinyurl.com/7o89r5x
------------------------------------------------------------

……と。

両端から語られた……同じ実在の香り……。

照らしだす強調点は……確かに違っている……ようでもあります。

でも……ニサルガダッタも……ボブさんも……語りつづけて飽きな
いところは……同じですね。(*^_^*)

同じくニサルガダッタのもとで……最後の理解に達したラメッシュ
・バルセカールは……そのあたりの消息を……こう語ります。

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 弟子は、最初、知的レベルで知識を「獲得する」ことに関心をも
 っています。
 師は、知識の獲得によって取り除かれうる無知というようなもの
 はないと、完全に知っています。
 彼は、あらゆる個人は自分自身を個々の肉体精神機構と自己同一
 化させている宇宙意識であり、そういう自己同一化そのものが弟
 子が話題にする無知なのだと知っているのです。
 弟子は、その無知を取り除いてくれるのは知識の獲得であると思
 っているのに対し、師は、自己同一化という積極的行為の結果そ
 のものが無知であると知っています。

                『誰がかまうもんか?!』(p240)
                 http://tinyurl.com/22v2o8j
------------------------------------------------------------

まことに……的確そのものというか……。

「あらゆる個人は自分自身を個々の肉体精神機構と自己同一化させ
 ている宇宙意識であり」……。(-_-)

こうなると……自分をエゴと断じること自体……一種の“自惚れ”
みたいなことに……なってしまう。(^_-)

いえ……とんでもない……わたしはもちろん……エゴです。(@_@)

悟ってなんかいません……ええ……宇宙意識なんて……経験したこ
とありませんし……なんて。(^_-)

でも……宇宙意識が演出する……別の意識の相からすれば……それ
は次のように……叙述されます。

------------------------------------------------------------
 悟りを得るべき何が、あるいは誰がいるというのでしょう?
 自分が悟りを得ていないとか、全体でないとか、完全でないと信
 じているのは、ただこの「私」だけです。
 それを調べてみれば、この「私」が単なるイメージにすぎないこ
 とがわかるでしょう。
 それはひとつのアイディアです。
 それは自力では見ることができません。
 それは気づくことができません。
 それはいかなる力ももっていません。
 ならば、何の力ももたないその思考が、いったいどうやって全体
 や完全になれるのでしょうか?
  
            『What's Wrong with Right Now?』(p100)
                 http://tinyurl.com/7d3dnqf
------------------------------------------------------------

ふーむ。(-_-)

> 自分が悟りを得ていないとか、全体でないとか、完全でないと信
> じているのは、ただこの「私」だけです。

まさに……。

そして……よく調べてみれば……その「私」というのは……じつは
……存在していない。

それは……実在の光のなかに……一瞬現れた……想念にすぎない。

もしその「私」……自我が……存在しないのだとすると……。

とすると……その「私」ゆえに起こる……すべての苦しみは……い
ったい……どういうことになるのか……。

------------------------------------------------------------
 もしそこに怒りがあるなら、立腹できるのは「私」だけです。
 もしそこに恐れがあるなら、怖がれるのは「私」だけです。
 もしそこに見かけ上の落ち込みがあるなら、落ち込めるのは「私」
 だけです。
            『What's Wrong with Right Now?』(p101)
------------------------------------------------------------

(@_@)

> もしそこに怒りがあるなら、立腹できるのは「私」だけです。

それは……確かだけど……。

> もしそこに恐れがあるなら、怖がれるのは「私」だけです。

それも……確かだけど……。

> もしそこに見かけ上の落ち込みがあるなら、落ち込めるのは「私」
> だけです。

間違いないけど……。

でも……その“怖がれる”当人……「私」が……じつは存在しない
のだとすると……。(-_-;)

(@_@)

その“恐れ”も……じつは……存在していない。(*_*) ⌒★?

------------------------------------------------------------
 もしその「私」が単なるアイディア、アイディアまたはイメージ
 にすぎないこと、それは中心ではないこと、それには何の実体も
 ないこと、そこには確固としたものは何も存在せず、そこには中
 心がないことが明確にわかったら、今度はそういうことが起こっ
 ても、それは新しい光のなかで見られます。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p102)
------------------------------------------------------------

確かに。(-_-)

> たとえそれについて疑いが起こったとしても、もしそれがもうひ
> とつのアイディア、もうひとつの思考として明確に見られたなら、
> 問題はありません。

(-_-)?

> 誰が疑っているのでしょうか?(p102)

(?_?)O

------------------------------------------------------------
 マインドがあなたに対する見かけ上の支配力を維持しようと、さ
 らに強く闘うために起こってきているのです。
 しかしもし、そのあらゆる姿、あらゆる形態を、あらゆる方向か
 ら調べたなら、もしその虚偽性がたえず理解されていたら、そう
 なったらそれはけっして支配力を維持できないでしょう。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p102)
------------------------------------------------------------

> マインドがあなたに対する見かけ上の支配力を維持しようと、さ
> らに強く闘うために起こってきているのです。

おおおー。(@_@)

------------------------------------------------------------
 マインドは今ここで浮上してくるこれらの言葉とともに機能して
 います。
 それはそのはずです。
 思考は言葉として表現されるからです。
 それが出ていったら、たちまちそれは終わりです。
 「私は正しいことを言っただろうか?」とか、「これは正しく聞
 こえるだろうか?」というように継続しないのです。
 わかりますね、そこには絶えず参照される参照点がないのです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p102)
------------------------------------------------------------

そういうことか……。(-_-)

> 質問者 私たちは互いには誰なのですか?

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 意識が意識に話しかけているのです。
 他の何でありうるでしょう?
 あなたは意識の外側で何かを思ったり知覚したりできますか?
 できません。
 なので、この顕現すべては意識の内容物でなければなりません。
 では、意識の内容物は意識以外でありうるでしょうか?
 それは意識が意識と話をしている、気づきが気づきと話をしてい
 る――つまり、知性エネルギーなのです。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p102)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

> 質問者 自分はもっとうまくできたとか、もっとうまくやるべき
>     だったと思い、しかし人生は自分に今いる状況を切り抜
>     けるのに満足な道具もくれなかったと考えて、自分を苦
>     しめている人たちがたくさんいます。この教えはその人
>     たちをどのように助けますか?

うん。(-_-)?

> それは彼らをまったく助けません。

(>_<)

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 それは私自身の場合も同じです。
 何年も昔、私は同じことを思いました。
 今私には、すべては何と見事にピッタリはまっていたのだろうと
 いうことがわかります。
 痛み、恐れ、怒り、暴力、憤慨、自己憐憫、貪欲、妬み――これ
 らのものすべてがその場所に収まっていました――そうでなけれ
 ば、私は今日ここに座っていなかったでしょう。
 私が何年間もいつも持ち歩いていたこれらのこと、私はそれらが
 起こったことを喜んでいます。
 しかしまた喜ぶ誰もそこにはいないのです。
 私が言おうとしていることがわかりますか?
 それらは起こったように起こったのです。
 
          『What's Wrong with Right Now?』(p102-103)
------------------------------------------------------------

うーむ……。

……。(-||-)

------------------------------------------------------------
 まさにその本質から言って、思考の本性は分割することです。
 思考過程とはすべて、それぞれ一対の対極に分割することです。
 その本質そのものが分割することなら、どうしてそれが全体にな
 れるでしょうか?
 それが全体になりうる唯一のときが、思考がないときであること
 がわかるはずです。
 そのときそこには全体性が在り、それはつねに在ったのです。
  
            『What's Wrong with Right Now?』(p101)
------------------------------------------------------------

(-||-)

うーむ。(-_-;)

------------------------------------------------------------
 すべては空間のなかに現れます。
 そして私たちにとってその空間は物ではありません。
 それは無です。
 さて、無から何かが出てくることができますか?
 
 質問者 分かりません。(間)いいえ。
 
 何も出てきません。
 ですから、このすべての現れは本当は無です。
 それは本当はパターンとなり、姿や形となって波動するその空な
 る気づきでしかありません。
 しかし、その本質はやはりその空間なのです。

          『What's Wrong with Right Now?』(p123-125)
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……。

無からは……何も出てこない。

> ですから、このすべての現れは本当は無です。

うーむ。

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 すべての問題の最重要点は、何が人生に巻き込まれるのかを理解
 することです。
 われわれがここで指摘しているのは、それは存在しないというこ
 とです。
 それはすべて単なる想像、われわれが自分についてもつ概念化さ
 れた想像にすぎません。
 それは自縄自縛です。
 それこそが問題なのです。
 そのすべての原因は自己中心です。
 本当にそれを調べたら、それが実際に存在したことなどけっして
 なかったことがわかるでしょう。
 
            『What's Wrong with Right Now?』(p123)
------------------------------------------------------------

「何が人生に巻き込まれるのか」……。(-_-)

そうか……。

(-||-)

今回も……少しボブさんからの無断翻訳をご紹介しますね。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

著者ジェームズ・ブラーハは……まだボブさんに会っていません。

これは……フロリダから……オーストラリアにかけた……二回目の
電話の……中程の部分です。

------------------------------------------------------------
 ジェームズ 「我はそれなり、汝はそれなり、このすべてはそれ
       なり」という言明のようなものですね?
 
 ボブ
 そうです。
 ですから、すべてがすべてを包含するようになるのは、それがす
 べて自発的に今起こっているからです。
 あなたが痛みを感じているとき、その実在性はまさに今あります。
 
 ジェームズ われわれを狂気に駆り立てるのは精神的要素です。
 
 ボブ
 その精神的要素は参照点、つまり「私」にしか起こりえません。
 「私」がすべての精神的問題の原因です。
 だから、もしこの「私」が偽りだとわかったら、原因がないのに
 どうして効果がありうるのかと、あなたは理解するでしょう。
 となれば、その効果に何が起こりますか?
 あなたはそれらを克服もしなければ、抑圧も、追いやることもし
 ません。
 もし自分が参照している原因が偽りだと理解したら、その効果は
 ひとりでに抜け落ちていくに違いありません。
 原因なしに、効果は存在できないからです。
 
 ですから、問題や困難は浮上するでしょうが、それらはそこにと
 どまることも、雪だるま式に膨れあがって、大きな心理的ドラマ
 や外傷を引き起こすこともありません。
 それらは浮上しては、すぐに消えていきます。
 対極のペアは、つねに浮上してきては戯れます。
 それが自然のなかで戯れているように。
 潮が満ちてきて、潮は引いていきます。
 冬が来て、やがて春になります。
 
 対極のペアはつねに自然のなかに現れていますが、それらは相互
 に対立するものではありません。
 私たちの場合は自分が嫌いなものに出会うと、それを修正、変更、
 訂正しようとするのですが、その抵抗が苦しみなのです。
 それこそが葛藤です。
 それが問題なのです。
 そこが私たちが自然と異なるところであり、それが膨大な問題を
 つくり出すのです。
 しかし、すべてが自然発生している存在意識なのだとわかれば、
 行くべきところもなければ、為すべきこともありません。
 それはひとりでに起こります。
 そしてそれが本当のあなたであるもの、そのエッセンスなのです。
 意識です。
 モノではありません。
 
 ジェームズ しかし私はその参照点が何度も再浮上しつづけるの
       に気づいています。
 
 ボブ
 ええ、しかしそれが起こるとき、訓練や習慣も、つまり「なんだ、
 これは同じ偽りの参照点じゃないか」という思考も浮上します。
 そしてあなたはすぐにそれを捨てます。
 そのあなたの本来の知性が思考としてマインドを通じて表現され
 ます――ある種の訓練、あるいは為すべき習慣として。
 それは自然に起こります。
 あなたが努力する必要はありません。
 
 いいですか、現実に行為者という実体は存在しません。
 その行為はただ起こるのです。
 そこには見る者という実体はいません。
 見ることがただ起こっているのです。
 生命は、まさに全宇宙がそうであるように、あなたの中でひとり
 でに起こりつづけているのです。
 大宇宙や小宇宙のなかで起こっていることに違いはありません。
 それはすべてひとつです。
 あなたはそれです。
 フルストップ。(「フルストップ」は文章の最後にあるピリオド
 を表す英国とオーストラリアの言葉)
 
 ジェームズ すべてはあまりにも逆説的です。マインドが私たち
       の問題すべての源であるのは、私たちが「自分」と
       いう偽りの参照点をつくり出すからです。しかしそ
       の「自分」が偽りだと判断し、それを捨てるように
       私たちに告げるのもまたマインドなのです。
 
 ボブ
 ええ、マインドに対する解答を見つけるにはマインドのなかを調
 べなければなりません。
 ラマナ・マハルシが「もし手にトゲが刺さったら、それを取り出
 すには別のトゲを使わなくてはならない。それからその両方を捨
 てなさい」と言ったようにです。
 
 しかし、マインドというようなものが本当にあるでしょうか?
 
 ジェームズ ありません。
 
 ボブ
 マインドと呼べるような実体や独立した性質をもつ把握可能なも
 のは存在しません。
 思考は見かけのなかへとパターン化する単なるエネルギーです。
 エネルギーがすべての物理的顕現のなかへとパターン化するのと
 まったく同じです。
 それはすべて多様なパターンへと波動しているエネルギーです。
 
 身体はさまざまな要素からなり、その要素は分解すれば空間にな
 ります。
 ところで、その身体の延長は思考の波動です。
 思考とは単にエネルギーのパターンにすぎません。
 思考はまさに微妙な音です。
 語られたレベルでは、音声は言葉です。
 言葉は波動です。
 波動はエネルギーの運動です。
 
 ですから、すべては純粋な知性エネルギーに分解できます。
 その空、空っぽのエネルギーが真空や空虚でないのは、それには
 知る能力があるからです。
 その知ることが知性です。
 わかりますか?
 
 ジェームズ はい。
 
 ボブ
 そして知ることはたった今あなたに起こっています。
 私は、知る者や知られるものについて言ってはいません。
 それは偽りです。
 知ることは実在であり、知ることにはたった今起こっているとい
 う意味合いがあります。
 知ることは知性です――あなたの知性、つまり知ったり知らなか
 ったりすることではなく――知ることそのもの、あなたである知
 ること、それをあなたは否定できません。
 存在のその微細なエッセンス。
 
 知ることはたった今起こっていることであるため、それはひとつ
 の行為です。
 そして行為とはすべてエネルギーの運動でもあります。
 だからそれはその知性エネルギー、その知ることなのです。
 
 もしあなたが「knowing(知ること)」から「k」を取り除けば、
 そこには「nowing」が残ります。
 その知ることとは、今あることなのです。
 ですからそれは、あなたがどこを見てもある遍在です。
 いつあなたはそれから離れることがあるでしょうか?
 いったいそれから離脱できるでしょうか?
 
 ジェームズ できません。
 
 ボブ
 つまり、たとえお喋りや思考という見かけ上の雲があっても、空
 にはやはり太陽があることを、あなたは知っているわけでしょ?
 そして太陽がけっして空間の外に落ちることがありえないことを
 あなたは知っています。
 
 たとえマインドがあなたに、その純粋な知性エネルギー――存在
 意識――から離れたと信じこませても、今度は本来の知性が浮上
 して、あなたに「私はそれから離れていない」と告げるのです。
 
                  『Living Reality』(p33-35)
                 http://tinyurl.com/88zpf7p
------------------------------------------------------------

「たとえお喋りや思考という見かけ上の雲があっても、空にはやは
 り太陽があることを」知っている……。

どんなに迷いが起こっても……じつは……それは単なる……つかの
間の……空虚な想像でしかないことを……知っている。

それが……意識の戯れにすぎないことを……知っている。

存在しているのは……唯一……二番目のない一なるもののみ。

「認識する空」……のみ……。

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 何もすることはないのだ。
 ただ在りなさい。
 何もしてはいけない。
 在りなさい。
 山に登って洞窟のなかに座ることはない。
 わたしは「あなた自身で在りなさい」とさえ言わない。
 なぜなら、あなたはあなた自身を知らないからだ。
 ただ、在りなさい。
 あなたは知覚可能な「外側」の世界でもなければ、思考可能な
 「内側」の世界でもない。
 あなたは身体でもマインドでもないことを見極めたのだ。
 ただ在りなさい。
                     『私は在る』(p349)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 http://tinyurl.com/2aar6zj
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.写経ニサルガダッタ:【26 人格、ひとつの障害】3回目
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“深く、複雑で、神秘的”……。

こんな言葉を……マハラジは……こう使います。

> 深く、複雑で、神秘的で、理解し難いのはあなたのほうだ。
> あなたに比べれば、私はシンプルそのものだ。
> 私は内面と外面、私のものとあなたのもの、善と悪といったいか
> なる区別もない、あるがままだ。

こういう台詞を……言ってみたい。

でも……言ってみたいという……当人はいない。

ただ……そういうふうに……ある憧れが……起こっているだけ。

では【26 人格、ひとつの障害】3回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

(あとは……ああとか……ううとか……言ってるだけですから。)

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 質問者 もしただ自分の人生を生きることで解放されるならば、
     なぜ皆解放されないのでしょうか?
 
 マハラジ
 すべての生きるものたちは解放されている。
 あなたが何を生きるかではなく、どう生きるか、それが問題なの
 だ。
 真我の実現の概念がもっとも重要だ。
 そのような可能性があるということを知るだけで、その人の全視
 野が変化する。
 それはおがくずの山に火をつけるようなものだ。
 すべての偉大な師たちは皆そうしたのだ。
 真実の火花が偽りの山を焼き尽くす。
 その逆もまた真実だ。
 真実の太陽は、身体との自己同一化という雲の背後に隠されてし
 まうのだ。
 
 質問者 この悟りの良き知らせを広めることは、とても重要なこ
     とのようです。
 
 マハラジ
 そのことを聞くということ自体が、悟りを約束している。
 グルに出会うこと自体が解放の保証なのだ。
 完全なるものは生命を与え、創造的だ。
 
 質問者 賢者は「私は実現した」と考えることがあるのでしょう
     か? 人びとが彼を祭りあげることに彼は驚かされるの
     でしょうか? 彼は自分自身を普通の人間と見なしてい
     るのではないでしょうか?
 
 マハラジ
 普通でも特別でもない。
 ただ気づいていて、愛情深いのだ――強烈に。
 彼は自己定義にも、自己同一化にもふけることなく彼自身を見る。
 彼は世界から離れた彼自身を知らない。
 彼が世界なのだ。
 彼は絶え間なく自分の富を分け与えるとても裕福な人のように、
 完全に彼自身を除き去る。
 彼は裕福ではない、なぜなら彼は何ももっていないからだ。
 彼は貧困ではない、なぜなら彼は豊富に与えるからだ。
 彼はただ無所有なのだ。
 同様に、賢者は無我だ。
 彼は何とであれ自己同一化する能力を失ったのだ。
 彼は場所をもたず、時間と空間を超え、世界を超えている。
 言葉と思考を超えた者、それが彼なのだ。
 
 質問者 私にとっては深い神秘だとしか言いようがありません。
     私はただのシンプルな人間です。
 
 マハラジ
 深く、複雑で、神秘的で、理解し難いのはあなたのほうだ。
 あなたに比べれば、私はシンプルそのものだ。
 私は内面と外面、私のものとあなたのもの、善と悪といったいか
 なる区別もない、あるがままだ。
 世界であるものが私で、私であるものが世界なのだ。
 
 質問者 人がそれぞれ自分自身の世界をつくり出すとは、いった
     いどのように起こるのでしょうか?
 
 マハラジ
 数人の人が眠るとき、それぞれが彼ら自身の夢をみる。
 多くの異なった夢という疑問は目覚めとともにだけ現れ、それら
 はすべて夢、あるいは何か想像されたものとして見られたときに
 消え去る。
 
 質問者 夢でさえ根拠があります。
 
 マハラジ
 夢は記憶のなかにあるのだ。
 たとえそうだとしても、思い出されたものとは、もうひとつの夢
 にほかならない。
 偽物の記憶は、偽物をもたらすことしかできない。
 記憶自体に何も間違ったことはない。
 偽りはその内容にあるのだ。
 事実を覚え、意見は忘れなさい。
 
 質問者 何が事実なのでしょうか?
 
 マハラジ
 純粋な気づきのなかで、欲望と恐れから影響を受けずに知覚され
 たことは事実なのだ。
 
 * 訳注1 ニサルガ・ヨーガ 付録I参照。
 
 * 訳注2 ラーマクリシュナ・パラマハンサ 
      Ramakrishna Paramahansa (1836―1886)
      ベンガル地方出身の偉大なる聖者。ビジョンを通して
      の直接体験によって、世界中の主要な宗教が本質にお
      いてひとつであることを解き明かした。スワミ・ヴィ
      ヴェーカナンダの師でもある。
 
 * 訳注3 ヴァガヴァーン・シュリー・ラマナ・マハルシ 
      Bhagavan Shree Ramana Maharsh(1879―1950)
      南インド、カミール・ナードゥ州のティルヴァンナー
      マライにある、聖なる丘アルナーチャラの麓にてその
      半生を送った、現代においてもっとも広く認識されて
      いる聖者。彼の沈黙の教え、「私は誰か?」という問
      を用いた明確で革新的な真我探求の方法と彼の聖者と
      しての生涯は、世界中の信奉者を引きつけている。
 
 * 訳注4 ジッドゥ・クリシュナムルティ 
      Jiddu Krishnamurti(1895―1886)
      南インドのチェンナイ近郊に生まれる。一四歳のとき、
      未来の「救世主」として神智学協会のリードビーター
      によって発見され、英国にて英才教育を受ける。
      二七歳のとき神秘体験を持つ。後に救世主であること
      を否定し、精神的指導者、師といった一切の呼び名を
      拒絶して、ひとりの自由人として世界中を巡って講話
      をした。
 
 * 訳注5 ヨーガの修練の八段階
      アシュターンガ・ヨーガ Ashtanga Yoga
      (一)ヤマ 非暴力、真実、不盗、独身生活、無所有
         といった善行の修養。
      (二)ニヤマ 善行の尊守。
      (三)アーサナ ヨーガの姿勢。
      (四)プラーナーマーヤ 呼吸の制御を通しての修練。
      (五)プラティヤーハーラ 思考の制御。
      (六)ダーラナー 意識をブラフマンドラ、頭頂点に
         集中させる修練。
      (七)ディヤーナ 瞑想。
      (八)サマーディ 瞑想の修養を通して得る三昧状態。
      ここでは、マハラジは五感と三つのグナ、つまり視覚、
      聴覚、味覚、臭覚、触覚の五感とサットヴァ、ラジャ
      ス、タマスの三つのグナがヨーガの八段階に代わると
      示唆している。
                   『私は在る』(p119-120)
                  http://tinyurl.com/s747u
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(-||-)

> 質問者 もしただ自分の人生を生きることで解放されるならば、
>     なぜ皆解放されないのでしょうか?

確かに。

> マハラジ
> すべての生きるものたちは解放されている。

そうかぁ……。

> あなたが何を生きるかではなく、どう生きるか、それが問題なの
> だ。

なるほどなぁ。

> 真我の実現の概念がもっとも重要だ。

はい。

> そのような可能性があるということを知るだけで、その人の全視
> 野が変化する。

確かに。

> それはおがくずの山に火をつけるようなものだ。

なるほど。

> すべての偉大な師たちは皆そうしたのだ。

(-||-)

何もない……とわかっていながら……そういうことが起こっている
わけだ……。

> 真実の火花が偽りの山を焼き尽くす。

はい。

> その逆もまた真実だ。

というと……。(-_-)?

> 真実の太陽は、身体との自己同一化という雲の背後に隠されてし
> まうのだ。

そういう意味か……。

> 質問者 この悟りの良き知らせを広めることは、とても重要なこ
>     とのようです。
> 
> マハラジ
> そのことを聞くということ自体が、悟りを約束している。

(-||-)

> グルに出会うこと自体が解放の保証なのだ。

ありがとうございます。

> 完全なるものは生命を与え、創造的だ。

はい。

> 質問者 賢者は「私は実現した」と考えることがあるのでしょう
>     か? 人びとが彼を祭りあげることに彼は驚かされるの
>     でしょうか? 彼は自分自身を普通の人間と見なしてい
>     るのではないでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 普通でも特別でもない。
> ただ気づいていて、愛情深いのだ――強烈に。

そうか。

> 彼は自己定義にも、自己同一化にもふけることなく彼自身を見る。

はい。

> 彼は世界から離れた彼自身を知らない。
> 彼が世界なのだ。

わかりました。

> 彼は絶え間なく自分の富を分け与えるとても裕福な人のように、
> 完全に彼自身を除き去る。

そうか。(*-_-*)

> 彼は裕福ではない、なぜなら彼は何ももっていないからだ。

ああ。

> 彼は貧困ではない、なぜなら彼は豊富に与えるからだ。

(-||-)

> 彼はただ無所有なのだ。

はい。

> 同様に、賢者は無我だ。
> 彼は何とであれ自己同一化する能力を失ったのだ。

……。(-_-)

> 彼は場所をもたず、時間と空間を超え、世界を超えている。
> 言葉と思考を超えた者、それが彼なのだ。

……。(-||-)

> 質問者 私にとっては深い神秘だとしか言いようがありません。
>     私はただのシンプルな人間です。
> 
> マハラジ
> 深く、複雑で、神秘的で、理解し難いのはあなたのほうだ。

ふ。

> あなたに比べれば、私はシンプルそのものだ。

はい。

> 私は内面と外面、私のものとあなたのもの、善と悪といったいか
> なる区別もない、あるがままだ。

(-_-)

> 世界であるものが私で、私であるものが世界なのだ。

はい。

> 質問者 人がそれぞれ自分自身の世界をつくり出すとは、いった
>     いどのように起こるのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 数人の人が眠るとき、それぞれが彼ら自身の夢をみる。

わかります。

> 多くの異なった夢という疑問は目覚めとともにだけ現れ、それら
> はすべて夢、あるいは何か想像されたものとして見られたときに
> 消え去る。

おお……そういうことか。(@_@)

> 質問者 夢でさえ根拠があります。

うん……確かに。

> マハラジ
> 夢は記憶のなかにあるのだ。

(@_@)

そうか……。(-_-)

> たとえそうだとしても、思い出されたものとは、もうひとつの夢
> にほかならない。

なるほど。

> 偽物の記憶は、偽物をもたらすことしかできない。

はい。

> 記憶自体に何も間違ったことはない。

ん?

> 偽りはその内容にあるのだ。

(-_-)?

> 事実を覚え、意見は忘れなさい。

ふーん。

> 質問者 何が事実なのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> 純粋な気づきのなかで、欲望と恐れから影響を受けずに知覚され
> たことは事実なのだ。

そういうことか……。

(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:今日から……朝のうちに少しだけ……
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今日から……朝のうち少しだけ……畑を耕すことにしました。

下の畑は……ずいぶん……放っておいたので。

草ぼうぼうです。

じつは……去年の暮……大豆をいただいたので。

今年は……ちょっと……畑に蒔いてみようかなと思っています。

そろそろ……昏くなり始めています。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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