home > 通信 > 『アセンション館通信』第426号:宇宙とはあなたの個人的な体験



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/6/03(第426号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象のなかに得るべき何ものもなく、探求するその人もいないこと
が納得されても、なおも惰性で書くことが起こっているようです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在 886名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.宇宙とはあなたの個人的な体験

2.写経ニサルガダッタ:【50 自己覚醒が観照者だ】の2回目

3.いただいたお手紙から:motherさん

4.編集後記:“堆肥のタネ”を作りました
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■ 1.宇宙とはあなたの個人的な体験
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こうして……誰に頼まれたわけでもないのに……毎週土曜日になる
と……いそいそと……書き始めていますが……。(-_-)

あ……いま……うぐいすが鳴いた。

あの鶯の……鳴き声程度の……意味はあるのか……どうか……。

鶯の鳴き声のほうが……純粋なのかもしれないし。

いや……純粋をいうなら……どちらも同じ程度には……純粋なのか
もしれないし。

あるいはまた……どちらも同じ程度に……不純なのか……。

それとも……どちらも同じ程度に……必要ではないのか……。

そうか……このすべてが……あるがままなんだ……。

こうしてマインドが……二極分解しながら……無用な連想の玉突き
をつづけることも含めて……。

現れるのは……すべて……変化の相ですよね。

変化の相は……自分の上に覆いかぶさった……単なる汚れだと……
納得されてくると……。

知覚の対象となるものに……何ひとつ……重要なものなど……ない
のだということが……身にしみてきますね。

ただ……身体があるので……身体は生きていかなければならない。

これは……自然現象です。

頭に浮かんでくることが……とても重要だと……思われていたこと
も……あるんですけど……。(-_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく今が巡ってきました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

この目まぐるしく切り替わる……新奇な画面が……単にあるがまま
として……機械的に投影されているのだと……思われてくると。

なんというのか……。(-_-)

いちいち……まともに対応するのが……面倒になってきます。

なんだか……どんどん……手抜き対応……するようになって。

というか……単に……対応能力不足で……処理が間に合わないもの
だから……気がついたら……“コマ抜き対応”になっちゃって。

そしたら……不思議なことに……それでもちゃんと……次の画面は
……投影されるんですよね。

それが必ずしも……これまで以上に……特に困った画面……という
わけでもないらしい……。

これはただ……年齢のせい……なんでしょうか……。

こちらが……あまり重要でないと思っていると……画面の方も……
それなりに……分をわきまえた……画面切り替えになるのか……。

わかりません。

いずれにせよ……こちらがすべての胴元で……わたしがいなければ
……どんな画面もありえないわけです。

------------------------------------------------------------
 「私は時間と空間のなかの個人だ」という感覚が毒なのだ。
 ある意味では、時間そのものが毒だ。
 時間のなかで、すべてのものごとが終焉(しゅうえん)し、新た
 に滅ぼされるために生まれてくる。
 時間と自己同一化してはならない。
 不安げに「つぎは何か、つぎは何か?」と尋ねてはならない。
 時間から外に踏みだして、それが世界を滅ぼすのを見るがいい。
 そして言うがいい。
 「すべてを終わらせることが時間の本性なのだ。
  そうあらしめればいい。
  それは私には関わりない。
  私は燃えつきるものではなく、燃料を集める必要もないのだ」
 と。
                     『私は在る』(p367)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

……。(-_-)

いつもながら……マハラジの言葉は……格好いいですね。

> 不安げに「つぎは何か、つぎは何か?」と尋ねてはならない。

はい。

> 時間から外に踏みだして、それが世界を滅ぼすのを見るがいい。

(-_-)

> そして言うがいい。
> 「すべてを終わらせることが時間の本性なのだ。
>  そうあらしめればいい。
>  それは私には関わりない。
>  私は燃えつきるものではなく、燃料を集める必要もないのだ」
> と。

おお……。(-||-)

「私は燃えつきるものではなく、燃料を集める必要もないのだ」

実際……これが……事実ですものね。

身体は時間のなかにある……しかし時間は……わたしのなかにある
……わけですから。

わたしがいなければ……時間という虚構の概念が……概念化される
ことすら……なかったでしょう。

時間とは……顕現を可能にする意識のなかの……一概念……いわば
“分類枠”とでも……言うべきものでしょう。

この概念が……無効になることを……解放と呼ぶのでしょうか。

時間の崩壊……物語の終わりですね。

------------------------------------------------------------
 マハラジ
 時間は終焉(しゅうえん)するだろう。
 これが偉大な死(マハームリティユ)と呼ばれるものだ。
 時間の死だ。
 
 質問者 それは宇宙とその内容が終局を迎えるということを意味
     するのでしょうか?
 
 マハラジ
 宇宙とはあなたの個人的な体験なのだ。
 どうしてそれが影響を受けようか?
 あなたは二時間の講義をしていたかもしれない。
 それが終わったとき、それはどこへ行ったのだろうか?
 それは講義のはじめ、中間、そして終わりのすべてのなかにある
 沈黙のなかへと消え去ったのだ。
 時間の終わるときが来た。
 それは在った。
 だが、それはもうないのだ。
 一生話しつづけた後の沈黙と、一生沈黙していた後の沈黙は同じ
 沈黙だ。
 不死とは「私は在る」という感覚からの自由だ。
 しかもそれは消滅ではない。
 その反対に、それはあなたが思い描く以上にかぎりなく実在で、
 気づいていて、幸福だ。
 ただ、自己意識だけがもうないのだ。
                     『私は在る』(p379)
------------------------------------------------------------

……。(-||-)

> 宇宙とはあなたの個人的な体験なのだ。

マハラジが……無意味なレトリックを……使うはずはない。

ならば……「宇宙とはあなたの個人的な体験」という言葉こそ……
宇宙の……もっとも真実な定義……ということになる。

自分を個人と幻想した意識体は……それぞれの物語を紡いでいる。

それぞれの個人が……それぞれの世界に棲んでいるとも言える。

その個人が幻想する世界が……宇宙なのか。

それ以外の……客観的な宇宙が……あるわけではないんだ……。

> あなたは二時間の講義をしていたかもしれない。
> それが終わったとき、それはどこへ行ったのだろうか?
> それは講義のはじめ、中間、そして終わりのすべてのなかにある
> 沈黙のなかへと消え去ったのだ。

あ! (*_*) ⌒★?

ほんとだ……。(-_-)

すばらしい……。

(-||-)

今回も……少しボブさんからの無断翻訳をご紹介しますね。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

著者ジェームズ・ブラーハは……まだボブさんに会っていません。

これは……フロリダから……オーストラリアにかけた……そのほか
の電話の内容です。

------------------------------------------------------------
 2004年5月16日

 ジェームズ ときどき気が転倒するようなことが持ち上がると、
       自分が参照点に巻き込まれるのがわかります。人生
       が非常に個人的になります。私にとって最も難しい
       問題のひとつは欲望のようです。欲望が非常に激し
       くなるときがあるのです。

 ボブ
 欲望というのはひとつのアイディアへのマインドの固着です。
 
 ジェームズ ではその考えは手放すべきなのですね?
 
 ボブ
 そうです。
 知性がそれを認識すると、その固着は減少していきます。
 
 ジェームズ 欲望が起こって挫折感がくると、私はジェイムズが
       いないことを思い出すのです。
 
 ボブ
 では、あなたはそれを思い出しているわけです。
 何であれ、思い出したり忘れたりできるものは自分ではないこと
 を理解してください。
 あなたはあらゆるものがその上に現れるそれであり――それは物
 ではないのです。
 
 何か(モノ)は自分ではないと知ってさえいれば、あなたはそれ
 を通りすぎる人の往来のように扱います。
 起こっていることに気づいていても、それに関心はありません。
 
 ジェームズ そもそも欲望が起こる理由、欲望に行き詰まる理由
       は、そこに「自分」がいると私が思うからです。
 
 ボブ
 欲望とはひとつの考えに対するマインドの固着です。
 マインドのなかに存続している信念があるわけです。
 するとその信念はもうひとつの参照点になります。
 その参照点を調べてみれば、それには実体がないこと、また独立
 した性質もないことがわかるでしょう。
 そこに意識や気づきがなかったら、あなたは欲望を持つことがで
 きませんね?
 
 ジェームズ できません。
 
 ボブ
 なのであなたとはその根底にあるものであることがわかります。
 たとえ欲望が起こっていても、あなたとはその根底にあるエッセ
 ンスであり、それはけっして触れられたことはないのです。
 だからそれからトゲが抜けます。
 もしそのなかに流れこむエネルギーや信念がなければ、それは必
 ず消えていきます。
 あなたは何もする必要はありません。
 それはすべて、それを理解することのなかで起こります。
 
 ジェームズ 最近私は見かけの世界について考えていて、それが
       いかに信じがたいものであるかを思いました。
 
 ボブ
 ええ、彼らはそれを意識エネルギーの動的表示と呼びます。
 そのあらゆる多様性、あらゆる見かけと可能性において表示する
 ことです。
 マジックショーです。
 
 ジェームズ 不二一元論というのは本当に直感に反します。すべ
       ては起こっているのであり、私たちは何もしていな
       いというその考えです。私たちが行為者であるとい
       う幻想は、あまりにも深く条件づけられ染みこんで
       います。なぜ私は役者となり占星術師となって、そ
       れ以外ではなかったのか? それがじつは自分の選
       択でなかったというのは本当に奇妙です。
 
 ボブ
 あなたのなかには、何かをしたり選んだりする能力をもったどん
 な実体も、けっしていたことはありません。
 それこそがすべての鍵です。
 それは私たちが受け容れた最初のまた唯一の誤った信念でした。
 
 ジェームズ それは、私たちには自己中心がないからですね?
 
 ボブ
 その通りです。
 自分の足で立てる――つまり意識または気づきの外側に立つこと
 ができる――独立した性質を備えたどんな実体も存在しません。
 もしあなたが意識していなかったら、気づいていなかったら、あ
 なたの身体はただの屍体です。
 
 ジェームズ 私は、子供のとき、自分のアイデンティティを概念
       化し始めたときのことを覚えています。それはとて
       も早い時期の記憶です。私たちはアイデンティティ
       を持って生まれてきてはいません。どういうわけか
       私たちはそれをでっち上げるのです。
 
 ボブ
 そうです。
 私たちが論理的思考をはじめると、自分が存在するというその知
 (知っていること)は「私は在る」という思考として表現されま
 す。
 思考とは単なる波動です。
 
 「私は在る」の反対は「非私」または「私以外」です。
 子供のとき、すべては「私」として始まります。
 すべてはただその機能している知性エネルギーでした。
 論理的思考がはじまるときが、私たちの分離がはじまるときです。
 論理的思考は私たちが「後天的マインド」と呼ぶものです。
 そしてそれがあなたの自然な状態を覆い隠す雲になります。
 その自然な状態は今も完全に働いているのですが、しかしそれは
 このすべての後天的材料、この学習された材料によって見かけの
 上では消し去られます。
 
 ジェームズ しかしその学習された材料は子供が人間になるため
       には起こらなくてはなりません。
 
 ボブ
 もちろん、そうです。
 しかし、ある場合、特定の人びとの場合は、それは向きを変えて
 それまでけっして離れたことのない真の本質に戻ります。
 ほかの場合、ほかの人びとの場合には、それは起こりません。
 それが起こるか起こらないかは、少しも重要ではありません。
 あなたはつねに、知らない誰かとして、また知っている誰かとし
 て、何であれそれとして表示されている、その機能している知性
 エネルギーなのです。
 あなたがどんなふうに表示されていてもそれが問題でないのは、
 あなたはそのひとつのエッセンス以外のものではけっしてないか
 らです。
 
 そのエッセンスがすべてとして現れていたのです。
 それがかつて現れた、またこれから現れようとしているすべての
 顕現なのです。
 それはすべて、見かけであり可能性です。
 
 だからこそ、私がマハリシに会いに行き、彼のグルが私に現れた
 1962年にも、顕現のなかではすべてが機能していたわけです。
 
 [注:セーラー・ボブは探求の非常に早い時期にマハリシ・マヘ
    シ・ヨギから超越瞑想を学びました。そして彼はマハリシ
    の師、ずっと前に亡くなっているグル・デヴの神秘的なビ
    ジョンを得ました。]
 
 かつて存在したあらゆる聖者、賢人、救世主――彼らのエッセン
 スがあなたであるものです。
 あなたが彼らの言葉や彼らの理解を選び取って、それが表現しつ
 づけるのです。
 だから、あなたは椅子に座って、すべてを楽しめばいいのです。
 
 しかしそれは顕現のなかの物語にすぎません。
	 
                  『Living Reality』(p43-45)
                 http://tinyurl.com/88zpf7p
------------------------------------------------------------

ふーむ。

なんというか……。(-_-)

ボブさんを通じて顕現した説明能力には……本当に……驚嘆します。

しかもそれは……たとえ単なる言葉と見えたとしても……動かしよ
うのない……確固とした事実……でもあります。

> ボブ
> あなたのなかには、何かをしたり選んだりする能力をもったどん
> な実体もけっしていたことはありません。

このことを受け入れることは……最初ほとんど不可能に見えます。

> それこそがすべての鍵です。

でも……ボブさんの方便では……これが鍵なのです。

> それは私たちが受け容れた最初のまた唯一の誤った信念でした。

両親や周りの人たちに教えられて……われわれはこの“誤った信念”
を……受け容れたわけです。

そして顕現世界のなかに……自分というものを仮想した。

でも……それは偽りでした。

> ジェームズ それは、私たちには自己中心がないからですね?
> 
> ボブ
> その通りです。
> 自分の足で立てる――つまり意識または気づきの外側に立つこと
> ができる――独立した性質を備えたどんな実体も存在しません。

気づきなしに……気づきの外に……存在できるようなものなど……
何ひとつなかった。

つまり……周りの世界に……われわれを必要とせずに……それ自体
で……独立して立っているものなど……何ひとつなかった。

> もしあなたが意識していなかったら、気づいていなかったら、あ
> なたの身体はただの屍体です。

まさに……これも事実です。

では……世界すべてを……存在させている……気づきは……いった
いどこにあるのか?

マハラジの……端的な説明を……聴いてみてください。

------------------------------------------------------------
 あなたがあなたを含むすべての証明なのだということを、まず悟
 るべきだ。
 あなたの存在を証明できるものは何もないのだ。
 なぜなら、他者の存在もあなたによって確認されなければならな
 いからだ。
 あなたは完全に、あなた自身によって在るのだということを覚え
 ておきなさい。
 あなたはどこからも来なかったし、どこへも行かない。
 あなたは時間を超えた存在、そして気づきなのだ。
 
                     『私は在る』(p178)
------------------------------------------------------------

> あなたの存在を証明できるものは何もないのだ。

(@_@)

> なぜなら、他者の存在もあなたによって確認されなければならな
> いからだ。

確かに。(-_-;)

> あなたは完全に、あなた自身によって在るのだということを覚え
> ておきなさい。

おお……。(@_@)

わたしは……わたし自身によって在る。

その他のもの……つまり全顕現は……わたしのなかに……わたしに
支えられて……ただ一瞬の現れを得るのみ。

この……絶対に否定できない……金剛不壊の保証。

> あなたはどこからも来なかったし、どこへも行かない。

わたしの在るときが今……わたしの在るところがここ……。

> あなたは時間を超えた存在、そして気づきなのだ。

(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 http://tinyurl.com/2aar6zj
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【50 自己覚醒が観照者だ】2回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マハラジは……ボブさんと違って……体験としての“自己覚醒”を
……強調する方です。

禅語でいう……いわゆる「見性」に当たる……自己覚醒を。

しかし……どんな場合にせよ、

> 自分のものであれ他人のものであれ、観念に注意を払っているか
> ぎり、あなたは困難に陥るだろう。

このマハラジの言葉に……例外はないと思います。

> しかし、もしあなたがすべての教え、すべての本、すべての言葉
> で表されたものを無視し、あなた自身のなかに深く潜りこみ、あ
> なた自身を見いだしたならば、これのみがあなたのすべての問題
> を解決するだろう。

これは……「見性」しないかぎり……とも取れる言葉ですが……。

では【50 自己覚醒が観照者だ】の1回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

(あとは……ああとか……ううとか……言ってるだけですから。)

------------------------------------------------------------
 質問者 あなたの目の前で、暴動がある日起こるかもしれません。
     おそらく、人びとは殺しあっているでしょう。明らかに、
     何も起こってはいないと言って、距離をおいて超然とし
     ているわけにはいきません。
 
 マハラジ
 私は距離をおくなどと、一度も言っていない。
 あなたは私が争いのなかに飛びこんでいって誰かを助け、殺され
 てしまうのを見るかもしれない。
 それでも、私にとっては何も起こらなかったのだ。
 
 巨大な建物が崩壊するところを創造してみなさい。
 いくつかの部屋は破壊され、いくつかはそのままだ。
 だが空間について、破壊された、破壊されないといったことが言
 えるだろうか?
 被害に遭(あ)ったのは、そこに住んでいた人びとと建築物だけ
 だ。
 空間自体には何も起こらなかった。
 同様に、形態が崩れ去り、名称がぬぐい去られても、生命には何
 も起こらないのだ。
 金細工師は新しい装飾品をつくるために古いものを溶解する。
 ときおり、良質の金は質の悪いものと一緒になる。
 彼はそれを巧みに処理する。
 なぜなら、金自体は失われていないことを、彼は知っているから
 だ。
 
 質問者 私が反感を感じるのは死ではなく、死に方です。
 
 マハラジ
 死は自然なものだ。
 死に方とは人のつくり出したものだ。
 分離が恐怖と攻撃を生じさせ、それがまた暴力を生みだす原因と
 なる。
 人のつくり出した分離を取り除きなさい。
 そうすれば、人びとが互いに殺しあうというすべての憎悪はかな
 らず終わる。
 しかし実際には、殺すことも死ぬこともない。
 真実は死なない。
 偽りはけっして生きたことがない。
 あなたのマインドを正しなさい。
 そうすれば、すべては正される。
 世界はひとつであり、人類はひとつだと知るとき、あなたはそれ
 にしたがって行動するだろう。
 しかし、まずあなたが感じ、考え、生きる道に留意しなければな
 らない。
 あなた自身のなかに秩序がなければ、世界に秩序はありえない。
 
 実際には、何も起こらない。
 マインドのスクリーン上に、運命はかつて投影された記憶の画像
 を永遠に映しだす。
 そのようにして幻想はそれ自体を絶え間なく再生していくのだ。
 無知によって遮(さえぎ)られた光である画像は来ては去ってい
 く。
 光を見なさい。
 そして画像は無視するのだ。
 
 質問者 何と無感覚なものの見方でしょう! 人びとが殺しあっ
     ているというのに、あなたはここで画像について話して
     いるのですよ。
 
 マハラジ
 ではあなた自身、行って殺されるがいい。
 もしそれがあなたのするべきことだと考えるならば。
 あるいは行って殺すがいい。
 もしそれがあなたの義務だと感じるならば。
 だが、それは悪を消滅させる道ではない。
 悪とはマインドの病の悪臭だ。
 あなたのマインドを癒しなさい。
 そうすれば、マインドは歪(ゆが)んだ醜い画像を投影するのを
 やめるだろう。
 
 質問者 あなたの言われることは理解できます。しかし、私には
     感情的に受け入れることができません。この単なる人生
     の観念論的見解は、私に深い不快感を与えます。私には
     永久に夢の状態にいる自分を考えることができないので
     す。
 
 マハラジ
 どうやってはかない身体によって生じた状態のなかに永久にいる
 ことができるだろうか?
 誤解はあなたが身体だという観念に基づいているのだ。
 その観念を調べてみなさい。
 その生来の矛盾を見てみなさい。
 あなたの現存在は火花のシャワーのようなものだ。
 それぞれの火花は一秒ももたず、シャワー自体は一、二分しかも
 たないものだと認識しなさい。
 もちろん、はじまりが終わりであるものが、その中間をもつこと
 はありえない。
 実在は一時的ではありえない。
 それは永遠だ。
 しかし、永遠は期間ではないのだ。
 
 質問者 私の住む世界が現実の世界ではないということは認めま
     す。しかし、そこには私が歪んだ絵としてみている現実
     の世界があるはずです。歪みは私の身体、あるいはマイ
     ンドの傷によるものかもしれません。しかしあなたが現
     実の世界は存在せず、ただマインドのなかの夢の世界が
     あるだけだと言うとき、私にはそれを受け入れられない
     のです。すべての存在の恐怖は、私が身体をもつためだ
     と信じることができたなら、と願います。自殺すること
     がその出口なのです。
 
 マハラジ
 自分のものであれ他人のものであれ、観念に注意を払っているか
 ぎり、あなたは困難に陥るだろう。
 しかし、もしあなたがすべての教え、すべての本、すべての言葉
 で表されたものを無視し、あなた自身のなかに深く潜りこみ、あ
 なた自身を見いだしたならば、これのみがあなたのすべての問題
 を解決するだろう。
 そして、これはあなたがあらゆる状況を完全に統御できるように
 するだろう。
 なぜなら、あなたは状況についての自分の観念に支配されないか
 らだ。
 例えば、あなたが魅力的な女性とともにいるとしよう。
 彼女のことを想い、それが性的な状況をつくり出す。
 問題は生じて、あなたは禁欲の、あるいは快楽の本を探しだす。
 もしあなたが赤ん坊だったら、ふたりとも裸でいても何の問題も
 起こらない。
 ただ、あなたが身体だという考えをやめてみるがいい。
 そうすれば愛とセックスという問題は意味を失うだろう。
 すべての制限の感覚が去るとともに、恐れ、苦痛、快楽の探求、
 すべてがやむ。
 ただ気づきだけが残るのだ。
 
                   『私は在る』(p251-253)
                  http://tinyurl.com/s747u
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 あなたの目の前で、暴動がある日起こるかもしれません。
>     おそらく、人びとは殺しあっているでしょう。明らかに、
>     何も起こってはいないと言って、距離をおいて超然とし
>     ているわけにはいきません。

うん。

> マハラジ
> 私は距離をおくなどと、一度も言っていない。

はい。

> あなたは私が争いのなかに飛びこんでいって誰かを助け、殺され
> てしまうのを見るかもしれない。
> それでも、私にとっては何も起こらなかったのだ。

はい。

> 巨大な建物が崩壊するところを創造してみなさい。

(-_-)?

> いくつかの部屋は破壊され、いくつかはそのままだ。
> だが空間について、破壊された、破壊されないといったことが言
> えるだろうか?

いいえ。

> 被害に遭(あ)ったのは、そこに住んでいた人びとと建築物だけ
> だ。

確かに。(@_@)

> 空間自体には何も起こらなかった。

わかります。

> 同様に、形態が崩れ去り、名称がぬぐい去られても、生命には何
> も起こらないのだ。

そういうことか……。

> 金細工師は新しい装飾品をつくるために古いものを溶解する。

はい。

> ときおり、良質の金は質の悪いものと一緒になる。

なるほど。

> 彼はそれを巧みに処理する。

というと?

> なぜなら、金自体は失われていないことを、彼は知っているから
> だ。

そうか。

> 質問者 私が反感を感じるのは死ではなく、死に方です。

ふふ。

> マハラジ
> 死は自然なものだ。

はい。

> 死に方とは人のつくり出したものだ。

なるほど。

> 分離が恐怖と攻撃を生じさせ、それがまた暴力を生みだす原因と
> なる。

確かに。

> 人のつくり出した分離を取り除きなさい。
> そうすれば、人びとが互いに殺しあうというすべての憎悪はかな
> らず終わる。

ですよね。

> しかし実際には、殺すことも死ぬこともない。

うーむ。

> 真実は死なない。
> 偽りはけっして生きたことがない。

「真実は死なない。
 偽りはけっして生きたことがない」かぁ。

> あなたのマインドを正しなさい。

(*-_-*)

> そうすれば、すべては正される。

わかりました。

> 世界はひとつであり、人類はひとつだと知るとき、あなたはそれ
> にしたがって行動するだろう。

はい。

> しかし、まずあなたが感じ、考え、生きる道に留意しなければな
> らない。

わかります。

> あなた自身のなかに秩序がなければ、世界に秩序はありえない。

確かに。(*-_-*)

> 実際には、何も起こらない。

やっぱり。

> マインドのスクリーン上に、運命はかつて投影された記憶の画像
> を永遠に映しだす。

おおー。(@_@)

> そのようにして幻想はそれ自体を絶え間なく再生していくのだ。

そうなのか。

覚者は……こういうことでは……根拠もないことは言わない。

> 無知によって遮(さえぎ)られた光である画像は来ては去ってい
> く。

はい。

> 光を見なさい。
> そして画像は無視するのだ。

(@_@)

> 質問者 何と無感覚なものの見方でしょう! 人びとが殺しあっ
>     ているというのに、あなたはここで画像について話して
>     いるのですよ。

プ。(>_<)

> マハラジ
> ではあなた自身、行って殺されるがいい。

あはは。

> もしそれがあなたのするべきことだと考えるならば。

確かに。

> あるいは行って殺すがいい。
> もしそれがあなたの義務だと感じるならば。

そういうことだなぁ。

> だが、それは悪を消滅させる道ではない。

(-_-)?

> 悪とはマインドの病の悪臭だ。

ん? (?_?)

> あなたのマインドを癒しなさい。
> そうすれば、マインドは歪(ゆが)んだ醜い画像を投影するのを
> やめるだろう。

そういうことか。

> 質問者 あなたの言われることは理解できます。しかし、私には
>     感情的に受け入れることができません。この単なる人生
>     の観念論的見解は、私に深い不快感を与えます。私には
>     永久に夢の状態にいる自分を考えることができないので
>     す。

うん。

> マハラジ
> どうやってはかない身体によって生じた状態のなかに永久にいる
> ことができるだろうか?

はは。

> 誤解はあなたが身体だという観念に基づいているのだ。

はい。

> その観念を調べてみなさい。
> その生来の矛盾を見てみなさい。
> あなたの現存在は火花のシャワーのようなものだ。

(?_?)O

> それぞれの火花は一秒ももたず、シャワー自体は一、二分しかも
> たないものだと認識しなさい。

「わたしという現象は
 仮定された有機交流電燈の
 ひとつの青い照明です……」(宮沢賢治『春と修羅』序から)

> もちろん、はじまりが終わりであるものが、その中間をもつこと
> はありえない。

はい。

> 実在は一時的ではありえない。

「実在は一時的ではありえない」……。

最初……「実在」のこの含意を……知らなかったんだよな。(-_-)

> それは永遠だ。

はい。

> しかし、永遠は期間ではないのだ。

わかります。

> 質問者 私の住む世界が現実の世界ではないということは認めま
>     す。しかし、そこには私が歪んだ絵としてみている現実
>     の世界があるはずです。歪みは私の身体、あるいはマイ
>     ンドの傷によるものかもしれません。しかしあなたが現
>     実の世界は存在せず、ただマインドのなかの夢の世界が
>     あるだけだと言うとき、私にはそれを受け入れられない
>     のです。すべての存在の恐怖は、私が身体をもつためだ
>     と信じることができたなら、と願います。自殺すること
>     がその出口なのです。

うーむ、この方の言い分は……わかりますね。

> マハラジ
> 自分のものであれ他人のものであれ、観念に注意を払っているか
> ぎり、あなたは困難に陥るだろう。

アチャ。(>_<)

> しかし、もしあなたがすべての教え、すべての本、すべての言葉
> で表されたものを無視し、あなた自身のなかに深く潜りこみ、あ
> なた自身を見いだしたならば、これのみがあなたのすべての問題
> を解決するだろう。

これが……ニサルガヨーガだなぁ。

> そして、これはあなたがあらゆる状況を完全に統御できるように
> するだろう。
> なぜなら、あなたは状況についての自分の観念に支配されないか
> らだ。

ふーん。

> 例えば、あなたが魅力的な女性とともにいるとしよう。
> 彼女のことを想い、それが性的な状況をつくり出す。

(*-_-*)

> 問題は生じて、あなたは禁欲の、あるいは快楽の本を探しだす。

はは……勾配が速い。(^_-)

> もしあなたが赤ん坊だったら、ふたりとも裸でいても何の問題も
> 起こらない。

そりゃそうだ。

> ただ、あなたが身体だという考えをやめてみるがいい。

(@_@)

> そうすれば愛とセックスという問題は意味を失うだろう。

うーむ。(-_-;)

> すべての制限の感覚が去るとともに、恐れ、苦痛、快楽の探求、
> すべてがやむ。

うん。

> ただ気づきだけが残るのだ。

これが……マハラジのテンポか……。

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


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『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
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ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


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■ 3.いただいたお手紙から:motherさん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


今回……motherさんとおっしゃる方から……とても簡潔なご投稿を
いただきました。

早速ご紹介いたします。

【件名】: 
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 「ボブさんの方便」をありがとうございます。
 
 「宇宙は狭い」そう感じます。
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motherさん、ご投稿ありがとうございます。

> 「ボブさんの方便」をありがとうございます。

あ、ボブさんのメッセージ……届きましたか。(^^)/
https://www.ascensionkan.com/mm/vol421.html#1

そのようにmotherさんが反応してくださり……pariパターンに喜び
が走る……そうなっているのでしょうね。

> 「宇宙は狭い」そう感じます。

そうですか……。

今日のマハラジの言葉にも、

> 宇宙とはあなたの個人的な体験なのだ。

と……ありましたね。

物語とはすべて……「認識する空」のなかに……個別の自分が存在
すると仮想する……虚構の参照点に集積した情報なのでしょうね。

それを……宇宙というのでしょうか。

motherさん……コメント嬉しかったです。

ありがとうございました。

m(_ _)m


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『アセ通』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


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■ 4.編集後記:“堆肥のタネ”を作りました
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先日……成長ホルモン分泌の……精密検査の結果を聞きに行った帰
り……久しぶりに……新宿紀伊國屋書店に立ち寄りました。

生ゴミを堆肥にしようと……思って。

それで『新カドタ式』(http://tinyurl.com/6t3q86w)とかいう本
を入手しました。

今日は……合間に畑に降りて……“堆肥のタネ”を作りました。

上手くできるといいな。

日が長くなって……今日はまだ明るいうちに終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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