home > 通信 > 『アセンション館通信』第436号:かつて起こったことすべては今に在る



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/8/12(第436号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象のなかに得るべき何ものもなく、探求するその人もいないこと
が納得されても、なおも惰性で書くことが起こっているようです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在879名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.かつて起こったことすべては今に在る

2.写経ニサルガダッタ:【36 殺すことは、殺されたものではな
             く、殺した人を傷つける】の3回目

3.編集後記:これぞ……典型的な夕立……
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■ 1.かつて起こったことすべては今に在る
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今朝は……ヤラレタヤラレタ……という声で……起こされました。

ナント……久しぶりにというか……忘れた頃にというか……猪が入
ったらしく……前の庭が……広く掘り返されています。

どこから……入ったもんだか……ふんとにもう。

早々に……入り口の……捜索方を命ぜられて……やむなく (^_-)…
…一回りを探索。

西側の下の……シシドメの一隅に……突破口を……発見。

ところがここは……自分で作ったフェンスのシシドメと……集落で
作った金網のシシドメが……二重に施されているところ。

外側の……針金の間から手を入れて……なかのフェンスを修理する
のは……簡単じゃない。

猪と同じに……金網のシシドメを……潜ろうとしても……これはち
ょっと無理みたい。

十センチ角ほどの……針金の網目越しに……修理するしかない。

ところが……これにまた……難渋。

針金の隙間から……ペンチと針金をもった両手を伸ばすと……無防
備の顔に……ここぞとばかり……ブヨが攻め寄せてくる。(>_<)

いやもう散々……まずは朝の修理は諦めて……戻って来ました。

午後にでも……また……再挑戦しなくちゃ。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
“「私は在る」噺”にお付き合いいただく今がまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

さっきのシシドメ修理の画面も……このコンピュータの画面も……
同じ……今のなかにあります。

午後に始めるはずの……シシドメ修理の画面も……やはり同じ……
今のなかにある。

だって……今が……その画面に……フォーカスするのだから……。

今回は……そのあたりを語る……ボブさんの無断翻訳からご紹介し
ますね。


『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

念願かなって……ついにボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれ
て……今は著者ジェームズ・ブラーハの家に滞在しています。

ここでは……ジェームズ・ブラーハは……ボブさんと対面して……
会話しています。

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 ジェームズ 先日、私は死と再誕生について考えていました。私
       は、不二一元論者が生まれ変わりを信じていないこ
       とは知っています。なぜなら再誕する実際の自己中
       心が存在しないからです。もし誕生するのが身体と
       マインドだけであり、マインドが死の時点で死滅す
       るのなら、誰も死から戻ってきてはいないというの
       は完全に筋が通っています。もちろん、私たちは奇
       跡的な多くの物語を耳にします。しかし私は、実際
       に死から戻ってきた人を誰も知らないし、そういう
       誰かを知っているという人も知りません。
       一方、私の父が死んだ日、私の弟は面白い体験をし
       ました。弟はベッドで休んでいたのですが、突然父
       親の存在を感じたのです。彼は父が「何も心配しな
       くていい。すべて申し分ない」と言うのを聞きまし
       た。弟は父に何かを尋ねましたが、父は「もう母さ
       んのいるところに行かなくては」と答えました。
       しかし死のなかでマインドは死滅します。それは終
       わったのです。
 
 ボブ
 ええ、生まれたのはそれだけです。
 
 ジェームズ すると、「自分が住んでいた旧い家」について話し
       始めた幼い子供たちの奇跡的な話についてはどうで
       しょう。両親にはその子が何を言っているのかまっ
       たくわからなかった。それから両親はその子が言っ
       ていた町に行って、その町の詳細が驚くほど正確だ
       ったことを知ります。すると、その子は、生まれて
       から一度も来たことがないのに、両親をその家のな
       かに連れていき、すべての部屋の様子を正確に説明
       し始めます。それについてはどうですか?
 
 ボブ
 それはすべて意識のなか、つまり気づきのなかにあります。
 それはすべて純粋な知性エネルギーのなかにあります。
 
 ジェイムズ 何があるのですか?
 
 ボブ
 顕現のすべてです。
 かつて起こったことすべて。
 かつて起こった生命すべてです。
 すべては純粋な知性エネルギーに、今に、この瞬間に包含されて
 います。
 転生とは未来を含意しますが、未来というものはありません。
 古の人びとはそれを遍在、それを永遠と言いました。
 
 ジェームズ すべてが今のなかにあるのなら、私はたった今ニュ
       ーヨークで起こっていることを知ることができるは
       ずです。
 
 ボブ
 ええ。
 でも、あなたはそれに同調していないでしょ、してますか?
 
 ジェームズ いいえ。
 
 ボブ
 それがその神童を手に入れる方法、いわゆる前世に住んでいた人
 びとを手に入れる方法です。
 彼らはただ起こっていることに同調しているだけです。
 
 ジェームズ 私が転生について尋ねる理由は、自分が占星術師だ
       からです。ホロスコープを見れば、私には人びとに
       何が起こるか、彼らの見かけの未来にどんなことが
       起こるかがわかります。そしてそれはかなり当たり
       ます。100%ではないまでも、時には70% でかなりい
       いです。占星術師としては、われわれは人びとの人
       生の条件は過去世において彼らがしたことによると
       推測します。しかし私は不二一元論の観点からは、
       過去や未来が存在しないことを知っています。もし
       すべてが今のなかで起こっているのだとすれば、過
       去世もなければ来世もありません。私はそれを理解
       しますが、でも見かけの世界では過去世はあるだろ
       う、と考えていることも認めなければなりません。
 
 ボブ
 生まれ変わっているのは誰ですか?
 
 ジェームズ ええ、私が答えられないのはそれなんです。私には
       自己中心、つまり「自分」を見つけられないので、
       答えられないのです。しかし同時に、ある人が偉大
       な芸術的才能をもって生まれることができたのが、
       まったくの偶然だったというのは、ナンセンスだと
       思います。あるいはある人が赤貧に生まれるとか、
       恐ろしい愛情関係をもって生まれるなどということ
       が、でたらめに起こりうるとは考えられません。
 
 ボブ
 占星術師でさえ生命の一体性を確信しています。
 あなたは星々の世界と分離してはいません。
 
 ジェームズ そのとおりです。ある人が生まれた瞬間、それらの
       星はその人の人生とその将来を指し示しています。
       どういうわけかそれはつながっているのです。人間
       は大宇宙の縮図です。
 
 ボブ
 そして生命はたえず生命を食べています。
 さまざまなパターンのなかへと振動しているただひとつの知性エ
 ネルギーがあるだけです。
 まさに海がさまざまな波として現れるように。
 しかしそれはすべて海に戻っていくのです。
 
 ジェームズ すべてがあまりにも本物のように見えることに、あ
       なたは驚きませんか?
 
 ボブ
 本当に驚きです。
 
 ジェームズ それでも、すべてに何の意味もないのですね?
 
 ボブ
 どうしてそれがありえますか?
 何ひとつ起こっていないのですから![笑いながら]
 それは彼らが言うように、ただの戯れです。
 
 ジェームズ しかしそれは本当に直感に反しますね。何も起こっ
       ていない、でもあなたはアメリカに来ました。何も
       起こっていない、でも私たちはこの会話をしている
       わけです。
 
 ボブ
 いいですか、あなたは夜眠りについて、それから夢を見始めます。
 その夢のなかで行動しているその身体は、見るための目をもって
 いますか?
 それは聞くための耳を持っていますか?
 それは呼吸できますか?
 
 ジェームズ いいえ。
 
 ボブ
 目が覚めたら――フッ、何もありません。
 何ひとつ起こらなかったのです。
 
 ジェームズ では夢というのは、まさにわれわれの人生と同じな
       のですか?
 
 ボブ
 そうです。
 そして、夢は眠りの外では起こることができません。
 それは眠りのなかに包含されています。
 それで、私たちの存在は気づきの外では起こりえないのです。

                  『Living Reality』(p78-80)
------------------------------------------------------------

ふーむ……。

しかし……ホントですよね。

ブラーハさんが……こう言うのもじつにもっともです。

> ジェームズ しかしそれは本当に直感に反しますね。何も起こっ
>       ていない、でもあなたはアメリカに来ました。何も
>       起こっていない、でも私たちはこの会話をしている
>       わけです。

……。(-_-)

しかしまた……もし転生があるのだとすれば……確かに今度は……
誰か転生する実体が……いなくてはならない。

たぶんそれは……通常……「魂」と呼ばれる……ものでしょう。

そういう……ある種の実体の存在を……認めなければならない。

もちろん……そのほうがずっと自分にはバランスがいい……と思わ
れる方も……たくさんいると思います。

その場合は……「魂」があり……また「魂」という実体に蓄積され
る行為の物語……つまり……カルマも……あることになります。

そうすると……そういう構造を備えた……この多次元宇宙の大伽藍
がすべて……実態をもって存在していることになる。

つまり……すべての物語……顕現を可能にする二元性に基づく……
すべての分離の物語が……蘇るわけです。

もちろん……そのほうがずっと自分にはバランスがいい……と思わ
れる方も……たくさんいるかもしれません。

でももし……それらの多次元宇宙が……実体をもって実在するとし
たら……どうなるでしょうか。

そうなったら……あらゆる栄光と悲惨……成功と失敗の物語が……
実在することになる。

それらの物語の舞台構造すべてが……実在することになる。

その呪縛……その拘束は……本物だということになる。

となると……得意と失意の物語……比較と競争の物語から……逃れ
るすべは……なくなるわけです。

どこまでもどこまでも……苦痛のなかで快楽を求めて……足掻きつ
づけなければならない。(>_<)

あなたは……それでも……問題ありませんか?

そして……そう思い込んだあるパターンに……あるとき、

     「何故にすべては始まってしまったのか?」

という……問が兆した……というわけですよね。(^^;)

いったいなぜ……こんな馬鹿げた世界が始まってしまったのかと。

まあ……そのような想念が……戯れのなかに……織り込まれている
……ということなんでしょう。(*^_^*)

しかしボブさんは……揺らぐことなく……断言しています。

> ボブ
> それはすべて意識のなか、つまり気づきのなかにあります。
> それはすべて純粋な知性エネルギーのなかにあります。
> 
> ジェイムズ 何があるのですか?
> 
> ボブ
> 顕現のすべてです。
> かつて起こったことすべて。
> かつて起こった生命すべてです。
> すべては純粋な知性エネルギーに、今に、この瞬間に包含されて
> います。
> 転生とは未来を含意しますが、未来というものはありません。
> 古の人びとはそれを遍在、それを永遠と言いました。

うーむ。

かつて起こったことすべてが……今のなかに……この瞬間に包含さ
れている……。(-_-;)

未来もまたないのなら……これから起こることのすべても……この
瞬間のなかに包含されているのでしょう。

もし……それが事実だったら……いったいどういうことになるか?

もし今この瞬間に……宇宙の森羅万象すべてが存在しているのなら
……確かに……物語を紡ぐことなど……不可能でしょう。

例えばいま……多次元宇宙の広大な構造のなかで起こる……ちょっ
とした物語を……想像してみましょうか。

未熟な星のある個人が……高度に進化した上位次元の星のメンバー
へと進化していく……ある壮大な……栄光の物語です。

その物語の成立には……広大な多次元宇宙のある一点から……別の
一点に移動するような……ある時間の経過が絶対に必要でしょう。

そうでなかったら……物語など……成り立ちません。

もし未熟な星のある個人も……その個人が成長に成長を遂げた……
上位次元の星の一員も……同時に存在していたらどうなります?

しかも……その両者が……同時に同じ個人だったら? (?_?)

そうなったら……もう物語はなんか……存在できません。(*^_^*)

でも……かつて起こったことすべてが……今……この瞬間に包含さ
れているのだとしたら……そうでしかありえない。

バシャールふうの言い方では……それは……撮影済みの映画フィル
ム全体が……眼の前にあるようなものです。

確かにそれなら……広大な多次元宇宙のある一点から別の一点への
……移動にかかる時間など……存在しないことになる。

それなら……内部の移動(つまり、霊的進化)に時間がかかる広大
な霊的宇宙など……じつは存在しない……ということです。

あるいは……それは……夢のなかにしかない……と。(^_-)

もし……未熟な星のある個人にも……その個人が到達した上位次元
の星の一員にも……瞬時にアクセスできるのなら……です。

荘氏が蝶になった夢を見ているのか……蝶が荘氏になった夢を見て
いるのか……と言った荘氏の気持ちも……わかるような。

大なり小なり……物語の成立には……時間幻想が必要です。

もし……時間が幻想だと……完全に自明にわかってしまったら……
もう……物語を紡ぐことは……できないでしょう。

だって……自分が成るべきものが……存在できないのですから。

だから……ボブさんがいつも……言っているわけです。

「あなたはすでにそれです」……と。

現れとしての“自分”が……何かに成ることを望むとして……その
論理的最大限は……“全知全能の神”でしょうか。

つまり……何であれ……望むものに成れる存在……でしょう。

しかし……何かに成るためには……何らかの自己定義を……受け容
れなければならない。

自己定義とは……つまり……自らを定義する限定です。

埴谷雄高さんが……どうしても馴染めなかったのは……いわば……
この自己定義……自らを定義する限定です。

それを埴谷さんは……「自同津の不快」と……表現したわけです。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol346.html#1

「私はAだ」……と言いたいのに……「では、お前はAなのだな」
と言われるのは……嫌だということです。

言葉を換えるなら……それは何者かであることへの拒否……とでも
言えるかもしれません。

まあ……とても贅沢な悩みとも言えます……。(^_-)

でも……マハラジの言葉にあるように……、

「何であれ満足させるものが、あなたを引き止める」

というのも……真実であるわけです。

というわけで……何であれ望むものに成れる存在……神にとっては
……もう何かに成ることに……意味はありえないのです。

何に成ったとしても……それは自分であり……そのことをひけらか
せる……他人は存在しないわけですから。

つまり……時間幻想が存在しない……ということは……他者が存在
しえない……ということです。

だから……「今しかない」とは……「自分しかいない」というのと
……まったく同じことだ……とも言えます。

そして……「今しかない」なら……また「自分しかいない」のなら
……じつは「今」もなければ……「自分」もいないわけです。

「今しかない」のに……それを改めて「今」と……断る理由がどこ
にあるでしょう。

「自分しかいない」のに……それを改めて「自分」と名乗る……ど
んな必要があるでしょう。

要するに……もし「今しかない」なら……また「自分しかいない」
なら……すべての顕現に……どんな意味もないということです。

それは……ただの……見かけです。

それに……どんな意味も……ありえない。

ただひとつ否定できないのは……「私は在る」です。

「私」と断ることに……意味が無いのなら……「在る」だけです。

存在している……というこのことだけは……否定できない。

でも……成ってみた現れには……何の意味もありえないわけです。

そこには……想像以外の……どんな実体もない。

そして……その想像さえも……ただの見かけに……すぎない。

実際は……何もない……何も起こっていない……わけです。

だから……こう↓なるわけですよね。(^_-)

> ジェームズ すべてがあまりにも本物のように見えることに、あ
>       なたは驚きませんか?
> 
> ボブ
> 本当に驚きです。
> 
> ジェームズ それでも、すべてに何の意味もないのですね?
> 
> ボブ
> どうしてそれがありえますか?
> 何ひとつ起こっていないのですから![笑いながら]
> それは彼らが言うように、ただの戯れです。

……。(-_-)

(-||-)

------------------------------------------------------------
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
------------------------------------------------------------

はい。

存在するのは……ただ……一なるもの……のみ。

(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.写経ニサルガダッタ:【36 殺すことは、殺されたもので
             はなく、殺した人を傷つける】4回目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんな言葉が語られます。

> 苦痛の根源は何だろうか?
> あなた自身を知らないということだ。
> 欲望の根源は何だろう?
> あなた自身を探そうとする衝動だ。

と。

そして……、

> すべての創造物はそれ自身のために骨を折って働く。
> そしてそれ自身に戻ってくるまで休息することはないだろう。
> 
> 質問者 それはいつ戻るのでしょうか?
> 
> マハラジ
> いつでもあなたが戻りたいときに。

と。

(-||-)

では【36 殺すことは、殺されたものではなく、殺した人を傷つけ
る】の4回目です。

(いつものことながら、無断引用というよりは、無料宣伝と理解さ
 れることを願っています。(-||-) )

最初に通しで写経するので、それを読んでいただければいいです。

(あとは……ああとか……ううとか……言ってるだけですから。)

------------------------------------------------------------
 質問者 シュリー・ラマナアシュラムにいたとき、私はバガヴァ
     ーンがすべてに遍在し、すべてを知覚し、すべてに場所
     にいるのを感じました。
 
 マハラジ
 あなたは必要なだけの信仰をもっていたのだ。
 彼に本当の信仰をもつ者は、彼をいつどこででも見るだろう。
 すべてはあなたの信仰にしたがって起こる。
 そしてあなたの信仰はあなたの欲望によって形づくられるのだ。
 
 質問者 あなたがあなた自身にもつ信仰、それもまた、欲望の形
     ではないでしょうか?
 
 マハラジ
 私が「私は在る」というときは、身体を核とした分離した実体と
 いう意味ではない。
 それは存在の全体性、意識の大洋、宇宙全体という意味だ。
 私には何ひとつ望むものがない。
 私が永遠の完成だからだ。
 
 質問者 あなたはほかの人びとの内なる人生に触れることができ
     ますか?
 
 マハラジ
 私が人びとなのだ。
 
 質問者 本質や実体における同一性、あるいは形態の類似という
     意味ではなく、実際に他者のマインドやハートのなかに
     入って、彼らの個人的体験に加わることができるかとい
     うことです。あなたは私とともに、喜び苦しむことがで
     きますか、それとも、あなたは私が感じることを観察と
     分析から推論するだけでしょうか?
 
 マハラジ
 すべての存在は私のなかに在る。
 しかし、脳の内容を別の脳へと引き入れることは、特別な訓練が
 必要だ。
 訓練を通して達成できないことは何もない。
 
 質問者 私はあなたの投影ではありませんし、あなたもまた私の
     投影ではありません。私はあなたのただの創造物ではな
     く、私自身の権利によって存在しています。この想像と
     投影の粗野な哲学は、私に訴えかけてきません。誰が誰
     のイメージだと言うのでしょうか? あなたが私のイメ
     ージなのか、私があなたのイメージなのか、あるいは私
     は私自身のイメージのなかのイメージなのでしょうか!
     いいや、何かがどこかで間違っているはずです。
 
 マハラジ
 言葉はその空虚な本性をうっかり暴いてしまうものなのだ。
 真実は表現不可能であり、体験されなければならないものだ。
 私の知っていることを表す、ふさわしい言葉を見つけだすことは
 できない。
 私の言うことは、ばかげて聞こえるかもしれない。
 だが、言葉が伝えようとしていることは無上の真理なのだ。
 どんなに私たちが論争しようと、すべてはひとつだ。
 そしてすべては、私たちが「私は在る」として知っているひとつ
 の源であり、あらゆる欲望のゴールを満たすために為(な)され
 るのだ。
 
 質問者 欲望の根底にあるのは苦痛です。基本的衝動は苦痛から
     逃れることです。
 
 マハラジ
 苦痛の根源は何だろうか?
 あなた自身を知らないということだ。
 欲望の根源は何だろう?
 あなた自身を探そうとする衝動だ。
 すべての創造物はそれ自身のために骨を折って働く。
 そしてそれ自身に戻ってくるまで休息することはないだろう。
 
 質問者 それはいつ戻るのでしょうか?
 
 マハラジ
 いつでもあなたが戻りたいときに。
 
 質問者 では、世界は?
 
 マハラジ
 あなたとともに連れていけばいい。
 
 質問者 私が完成に達するまで、世界を救うことは待ったほうが
     よいのでしょうか?
 
 マハラジ
 もちろん世界を救うがいい。
 たいしたことができなくとも、その努力はあなたを成長させるだ
 ろう。
 世界を助けることに、何も間違ったことはない。
 
 質問者 確かに、普通の人で偉大な援助を行った人びとがいまし
     た。
 
 マハラジ
 世界が助けられるべきときが来たとき、偉大な変化をもたらすた
 めの意志と智慧(ちえ)と力が、何人かの人びとに与えられるの
 だ。
                   『私は在る』(p176-177)
------------------------------------------------------------

(-||-)

> 質問者 シュリー・ラマナアシュラムにいたとき、私はバガヴァ
>     ーンがすべてに遍在し、すべてを知覚し、すべてに場所
>     にいるのを感じました。

そうなんだ。

> マハラジ
> あなたは必要なだけの信仰をもっていたのだ。

そういうことなんですね。

> 彼に本当の信仰をもつ者は、彼をいつどこででも見るだろう。
> すべてはあなたの信仰にしたがって起こる。

はい。

> そしてあなたの信仰はあなたの欲望によって形づくられるのだ。

そうか。(-_-)

いっさい……神秘化なし。

> 質問者 あなたがあなた自身にもつ信仰、それもまた、欲望の形
>     ではないでしょうか?

あ……ちょっと……エゴが傷ついた。

> マハラジ
> 私が「私は在る」というときは、身体を核とした分離した実体と
> いう意味ではない。

はい。

> それは存在の全体性、意識の大洋、宇宙全体という意味だ。

「私は在る」という言葉を……ポジティブなニュアンスで……使う
ときですね。

> 私には何ひとつ望むものがない。

はい。

> 私が永遠の完成だからだ。

(-||-)

> 質問者 あなたはほかの人びとの内なる人生に触れることができ
>     ますか?

ふ。

> マハラジ
> 私が人びとなのだ。

はい。

> 質問者 本質や実体における同一性、あるいは形態の類似という
>     意味ではなく、実際に他者のマインドやハートのなかに
>     入って、彼らの個人的体験に加わることができるかとい
>     うことです。あなたは私とともに、喜び苦しむことがで
>     きますか、それとも、あなたは私が感じることを観察と
>     分析から推論するだけでしょうか?

うう。

> マハラジ
> すべての存在は私のなかに在る。

はい。

> しかし、脳の内容を別の脳へと引き入れることは、特別な訓練が
> 必要だ。

ですよね。

> 訓練を通して達成できないことは何もない。

そうなんだ。

> 質問者 私はあなたの投影ではありませんし、あなたもまた私の
>     投影ではありません。私はあなたのただの創造物ではな
>     く、私自身の権利によって存在しています。この想像と
>     投影の粗野な哲学は、私に訴えかけてきません。誰が誰
>     のイメージだと言うのでしょうか? あなたが私のイメ
>     ージなのか、私があなたのイメージなのか、あるいは私
>     は私自身のイメージのなかのイメージなのでしょうか!
>     いいや、何かがどこかで間違っているはずです。

はは……ちょっと怒った。

> マハラジ
> 言葉はその空虚な本性をうっかり暴いてしまうものなのだ。
> 真実は表現不可能であり、体験されなければならないものだ。

うーむ。

> 私の知っていることを表す、ふさわしい言葉を見つけだすことは
> できない。

はい。

> 私の言うことは、ばかげて聞こえるかもしれない。
> だが、言葉が伝えようとしていることは無上の真理なのだ。

わかっています。

> どんなに私たちが論争しようと、すべてはひとつだ。

(-||-)

> そしてすべては、私たちが「私は在る」として知っているひとつ
> の源であり、あらゆる欲望のゴールを満たすために為(な)され
> るのだ。

そうか……。(-_-)

> 質問者 欲望の根底にあるのは苦痛です。基本的衝動は苦痛から
>     逃れることです。

うん。

> マハラジ
> 苦痛の根源は何だろうか?

(-_-)?

> あなた自身を知らないということだ。

(@_@)

> 欲望の根源は何だろう?

(?_?)O

> あなた自身を探そうとする衝動だ。

ああ……。

> すべての創造物はそれ自身のために骨を折って働く。
> そしてそれ自身に戻ってくるまで休息することはないだろう。

そういうことか。

> 質問者 それはいつ戻るのでしょうか?

うん。

> マハラジ
> いつでもあなたが戻りたいときに。

(>_<)

> 質問者 では、世界は?
> 
> マハラジ
> あなたとともに連れていけばいい。

はは。

> 質問者 私が完成に達するまで、世界を救うことは待ったほうが
>     よいのでしょうか?
> 
> マハラジ
> もちろん世界を救うがいい。

(-_-)

> たいしたことができなくとも、その努力はあなたを成長させるだ
> ろう。

なるほど。

> 世界を助けることに、何も間違ったことはない。

わかりました。

> 質問者 確かに、普通の人で偉大な援助を行った人びとがいまし
>     た。

少し……気分を持ち直したかな。

> マハラジ
> 世界が助けられるべきときが来たとき、偉大な変化をもたらすた
> めの意志と智慧(ちえ)と力が、何人かの人びとに与えられるの
> だ。

なるほど。

そういうことですね。

……。(-_-)

ありがとうございました……。<(_ _)>

(-||-)

今日の写経は、ここまでです。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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■ 3.編集後記:自分がやっているとも……思いません
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さっき……下に行って……シシドメを……修理してきました。

今度は……蚊取り線香をもって行ったので……バッチリです。

これで……明日は……猪は入って来ないでしょう。

しかし……やはり……日が暮れるのが……早くなりましたね。

こうやって……折角の休日に……マインドを働かせていること……
マハラジなら……まあ……あまり褒めないでしょうね。

でも……まあ……こういうことが……起こっているから。

こういうことを……自分がやっているとも……思いません。

なぜなら……pariパターンは……こう生きられているのだから。

血液を循環させ……爪を伸ばし……思考まで運んでいる……空なる
気づきか……この有機体を……このように生きている。

pariという実体が……存在しているわけでは……ありません。

pariという個人は……参照点……記憶のなかの記号……つまり虚構
としてしか……存在していない。

今という気づきが……その記憶にエネルギーを注がないかぎり……
そんな記号に……どんなパワーも……あるはずがないから。

pariは……わたしが観ている世界に属する……対象物です。

映画のなかの……登場人物……。

ただ……夢に対する自己同化も……一瞬一瞬に……発生する。

それも……自明です。

すべては……ただ起こっている……。

あるがままです。

今日は……昏くなりました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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