home > 通信 > 『アセンション館通信』第443号:新しい記憶で生きなさい



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/9/30(第443号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象世界はすべて変化の意識であり、変化するものは永遠に変化す
るのみ、見かけの自分はその変化のなかの出来事にすぎません。

相変わらず分離感覚はありますが、まあ、これがあるがままです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在878名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.新しい記憶で生きなさい

2.ボブさんの言葉:あるがままへの無抵抗

3.編集後記:夕方……枕木をいじって……くたびれました
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■ 1.新しい記憶で生きなさい
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台風前の晴天ですね。

外に出ると……頭がすぐに熱くなるほどの……日差しです。

雲の形が……素晴らしいけど……。

どうして……マインドのなかを……探してしまうんですかねぇ。

それはただ……変化しつづけるだけだというのに……。

ときどき……思い出すんですよ。

澤木興道老師が……若いころ随身(ずいじん)していたという……
丘宗潭(おかそうたん)老師の言葉を……。

前にも……ご紹介したことがあるんですけどね。

澤木老師は若いころ……丘宗潭というとても恐ろしげな老師の……
付き人を……なさっていたそうです。

座禅が終わると……参禅者がひとりずつ……見解(けんげ)を述べ
に……老師の居室に……独参するわけです。

そのとき付き人は……襖の陰に控えているのでしょうね。

まあ……特に述べることがない人は……黙って一礼して……その
まま退席しても……いいらしいんですけど。

あるとき……入室してきた独参者が……ある意味で作法通りに……
「一大事をお示し願います」……と言ったのだそうです。

老師:ウーム、たれの一大事か。

独参:ヘェイ、私のでございます……。

老師:ナニイ、貴様のか……。
   貴様一人ぐらい、どうでもいいじゃないか、ウフフ……。

とおっしゃったのだとか。(@_@)

それは……まるで悪魔が毒気を吹いたような……感じだったとか。

襖の陰でこの問答を聞いていた……若き日の澤木老師は……なんと
いうひどいことを言うものか (>_<)……と思ったそうです。

ところが……この“まるで悪魔が毒気を吹いたような”「貴様一人
ぐらい……」に……後々ずいぶん……支えられたというのです。

ふう。(-_-;)

でも……単に本で読んだことのあるだけの……又聞きのわたしです
ら……こうして何度も……その言葉を……思い出すんです。

不思議なもですね。

> 貴様一人ぐらい、どうでもいいじゃないか、ウフフ……。

まったくです。(^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

……。(-_-)

正直言って……書くことなんか……何もないんです。

マインドのなかには……何もないことを……知ったわけですから。

マインドは……ただ変化するだけ……。

止めどもなく……新たな見かけを……紡ぐだけです。

それでもまだ……マインドに救いを求めて……キョロキョロ彷徨う
その癖が……解消していない。

そういうことが……あるがままとして……起こっている。

まったくの話……、

> 貴様一人ぐらい、どうでもいいじゃないか

と……わたしも思います。

そのキョロキョロ彷徨う癖が……終わるときが……いつか来る……
わけじゃない。

キョロキョロ彷徨うことに……興味を失うのでしょうね……今が。

徒労に……エネルギーを注がなくなると……問題は別に……ほかに
はないわけですから。

マハラジの……こんな問答が……今とてもヒットします。

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 質問者 私のマインドは弱く、優柔不断です。力もサーダナのた
     めの粘り強さもありません。私は絶望的です。
 
 マハラジ
 ある意味では、あなたの状況はもっとも希望のもてるものだ。
 サーダナに代わるほかの手段がある――信頼だ。
 もしあなたが成果ある探求から生まれた確信を得ることができな
 かったなら、私の発見を利用するがいい。
 私はそれをあなたと分かちあうことを心から望んでいるのだ。
 私には、あなたがけっして今まで、今も、そしてこれからも実在
 から離れて在ることのないことを、最高の明晰(めいせき)性と
 ともに見て取ることができる。
 あなたは今ここで完璧に完全なのだ。
 あなたがあなたである、という生得権を何ものも奪うことはでき
 ない。
 あなたはまったく私と異ならない。
 ただ、それを知らないだけだ。
 あなたが何であるかを知らないため、あなたではないものをあな
 た自身だと想像するのだ。
 それゆえに欲望をもち、恐れ、そして絶望に圧倒されてしまう。
 そしてそれから逃避しようと無意味な行動をしてしまうのだ。
 
 ただ、わたしを信頼しなさい。
 そして私を信頼することによって生きなさい。
 私はあなたを惑わせたりはしない。
 あなたは世界とその創造者を超え、意識とその観照者を超え、す
 べての断定と否定を超えた至高の実在なのだ。
 それを覚えておきなさい。
 それについて考えなさい。
 それにしたがって行動しなさい。
 すべての分離の感覚を放棄しなさい。
 すべてのなかにあなた自身を見て、それに沿うように行動しなさ
 い。
 行動とともに至福が訪れ、至福とともに確信がやってくるだろう。
 結局、悲しみに暮れて、あなたはあなた自身を疑うようになって
 しまった。
 幸福、自然、自発性、永遠を想像できなくなってしまったのだ。
 それがそこにあろうと、なかろうと。
 ひとたびあなたが外的な原因の必要のない平和、愛、幸福を体験
 し始めたなら、すべての疑いは消え去るだろう。
 ただ、わたしの言ったことをしっかりと捕まえ、それによって生
 きなさい。
 
 質問者 あなたは私に記憶によって生きろと言われるのでしょう
     か?
 
 マハラジ
 どちらにせよ、あなたは記憶によって生きているのだ。
 私は単に古い記憶を私の言ったことの記憶に置き換えなさいと言
 っているだけだ。
 あなたが古い記憶にしたがって行動したように、新しい記憶にし
 たがって行動しなさい。
 恐れてはならない。
 なぜなら、ときどき古いものと新しいものの間に葛藤(かっとう)
 が起こるからだ。
 だが、もしあなたが堅い決意で新しい側に自分をとどめたなら、
 葛藤はすぐ終りを告げ、幻想から生まれた欲望や恐れによって欺
 (あざむ)かれるのではなく、努力を要しない状態の自己として
 在ることを自覚するだろう。
 
 質問者 多くのグルたちは彼らの恩寵(おんちょう)のしるしと
     して、頭にかぶる布や、杖、托鉢碗、法衣などを与える
     習慣があり、それによって彼らの弟子の真我の実現を伝
     達、あるいは承認します。そのような習わしに何の価値
     もないことは私にも理解できます。伝承されたのは真我
     の実現ではなく、自尊心なのです。一体全体真実ではな
     く、何かへつらうようなことを言われることが、何の役
     に立つというのでしょうか? 一方で、あなたは多くの
     自称グルについて私に警告をし、もう一方では、私にあ
     なたを信頼してほしいのです。なぜあなたは例外だと主
     張するのですか?
 
 マハラジ
 私は、あなたに私を信頼しろとは言ってはいない。
 私の言葉を信頼し、それを覚えておきなさい。
 私は私の幸せではなく、あなたの幸せを願っているのだ。
 あなたとあなたの真の存在との間に距離をつくり、仲介者として
 自ら申し出る者たちを疑いなさい。
 私はそのようなことは一切しない。
 約束さえしない。
 単に、「もし私の言葉を信頼し、それらを試みれば、あなたはそ
 れがどんなに絶対的に真実だったかを自ら発見するだろう」と言
 っているだけだ。
 もしあなたが冒険を試みる前に証明を求めるなら、私はただ、
 「私が証明だ。
  私は師の言葉を信頼し、それを心のなかに保ち、彼が正しかっ
  たことを見いだしたのだ。
  私は今まですべてを抱擁し、すべてを超越する無限の実在であ
  ったし、今もそうであり、これからもそうであるだろう」
 と言えるだけなのだ。
 
 あなたが言うように、あなたには長い修練のための時間もエネル
 ギーもない。
 私はほかの手段を差しだしているのだ。
 私のこの言葉を信頼して受け入れ、新たな人生を生きなさい。
 あるいは悲しみのなかに生きて死ぬがいい。
 
                   『私は在る』(p442-444)
------------------------------------------------------------

(-||-)

> どちらにせよ、あなたは記憶によって生きているのだ。

まさに。

> 私は単に古い記憶を私の言ったことの記憶に置き換えなさいと言
> っているだけだ。
> あなたが古い記憶にしたがって行動したように、新しい記憶にし
> たがって行動しなさい。

はい。

> 恐れてはならない。
> なぜなら、ときどき古いものと新しいものの間に葛藤(かっとう)
> が起こるからだ。
> だが、もしあなたが堅い決意で新しい側に自分をとどめたなら、
> 葛藤はすぐ終りを告げ、幻想から生まれた欲望や恐れによって欺
> (あざむ)かれるのではなく、努力を要しない状態の自己として
> 在ることを自覚するだろう。

(-||-)

------------------------------------------------------------
 身体とマインドに起こることは、あなたの力では変えられないか
 もしれない。
 しかし、あなたはいつでもあなたが身体とマインドだと想像する
 ことをやめられるのだ
 何が起ころうとも、影響を受けるのはあなたの身体とマインドだ
 けで、あなた自身ではないのだと思い出しなさい。
 覚えなければならないことを覚えることに誠実であればあるほど、
 あるがままのあなた自身に早く気づくようになるだろう。
 なぜなら、記憶が体験となるからだ。
 誠実さが存在を明かすのだ。
 想像し、決意したことが現実となる。
 ここに危険性と、また同様に解決の糸口があるのだ。
 
                     『私は在る』(p228)
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> 誠実さが存在を明かすのだ。
> 想像し、決意したことが現実となる。
> ここに危険性と、また同様に解決の糸口があるのだ。

わかりました。(-||-)

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 真実はつねにあなたとともにある。
 あるがままのあなたになるために待つ必要はないのだ。
 ただ、マインドが探求のために外へ出ていくのを許してはならな
 い。
 何かが欲しいときは、自分自身に尋ねなさい。
 「私はそれが本当に欲しいのだろうか?」と。
 そして答えがノーならば、ただ捨て去るがいい。
 
                     『私は在る』(p335)
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了解です。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
------------------------------------------------------------

はい。

(-||-)

------------------------------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:あるがままへの無抵抗
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ついにボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者の
ジェームズ・ブラーハの家に滞在しています。

今回は会話に……新しい参加者が……加わります。

------------------------------------------------------------
               *
        エメット、ジェームズ、ボブ

 【あるがままへの無抵抗】

 エメット あなたはあるものを他のものより好むことはあるんです
      か? 自分に何が起こるか、それは問題ですか?
 
 ボブ
 いいですか、その言葉そのものが私たちが生まれつきそれをすでに
 知っていることを示しています。
 何かが「問題でない」とき、それは実体化しません。
 何かが問題でないとき、あなたはそれを気にしません。
 「私は気にしない」と言うときと同じことです。
 しかし何かが気になるとき、あなたはそれに焦点を合わせ、それ
 は問題になります。
 
 ジェームズ 言い換えると、問題はつねにマインドのなかにある
       わけだ。
 
 エメット では、あなたはどのように何かを実行するのですか?
      何かを実行しますよね?
 
 ボブ
 ええと、そこに「あなた」はいません。
 そこに何かをする実体はいませんが、物事は自然に起こります。
 宇宙は機能すべきように機能しています。
 そしてあなたがその宇宙です。
 何であれあなたが惹きつけられるものはあなたのところに来て、
 何であれあなたが弾かれるものはあなたのところに来ません。
 ですからあなたは流れとともに行くのです。
 あるがままへの抵抗というものはありません。
 抵抗は葛藤であり、葛藤は病気です。
 
 エメット 葛藤が起こると……。
 
 ボブ
 それは抵抗です。
 そして葛藤は抵抗のない視点から認識されています。
 あなたは抵抗については何もできないのです。
 でも実際に起こるのは、知性はそれを無抵抗のポイントから認識
 するということです。
 無抵抗のポイントから、あなたはある非常に微妙なくつろぎに気
 づくでしょう。
 
 エメット はい、それは体験しました。抵抗を意識するようにな
      ると、私はくつろぎ始め、肩の力が抜けるのを感じま
      す。すべてが落ち着きます。
 
 ボブ 
 ええ、そのポイントであなたは存在しています。
 
 エメット でもときどき、その抵抗が戻ってきます。
 
 ボブ
 ええ、しかしその抵抗の結果を知っていることで、その無抵抗の
 ポイントがますます浮上するようになります。
 なぜなら、抵抗にとどまることが虚偽であると、あなたにはわか
 っているからです。
 
 エメット その無抵抗があなたにはほとんどつねにあるのですか?
 
 ボブ
 ええ。
 それが宇宙にあるのとまったく同じです。
 小宇宙にあるように、大宇宙にもあります。
 マインドがそうであるのとまさに同じく、この宇宙は対極のペア
 のなかで機能しています。
 ただあなたは、相互に拮抗しているその自然の力を理解していな
 いのです。
 
 エメット ええ、何が起ころうと宇宙は無努力で流れます。私た
      ちの視点から、自然のなかで恐ろしいことが起こって
      いるように見えるのです――地震、ハリケーン、互い
      に殺しあう動物たちといったふうに。
 
 ジェームズ それはすべて我々の参照点によって引き起こされる。
       もし我々が自分のマインドを止められたら、すべて
       はすばらしいことになる。
 
 ボブ
 そして、マインドを止める必要もありません。
 
 エメット あなたは著書のなかで、マインドを止めることは、た
      くさんの思考があることより、ましなわけではないと
      言っていますね。
 
 ボブ
 その通りです。
 それはマインドを理解するという問題です。
 マインドにはどんな実体もまた独立した性質もありません。
 根底にある意識がなければ、あなたはたったひとつの想念すら、
 持つことはできません。
 思考とは単なるフィクションです。
 マインドは私たちが拘束されているフィクションです。
 「真理を知れば、その真理があなたを自由にするだろう」という
 聖書の言葉を思い出すことです。
 あなたはそれから自由なのです。
 それくらいシンプルです。
 
 エメット 昔瞑想コースに通ったりして努力をしていたころ、私
      は完全にすべての問題から切り離された状態になりま
      した。そのときは何もかも素晴らしかったです。
 
 ボブ
 いいですか、瞑想というのはつねに、どこか別のところに到達し
 ようとしている誰かの視点からのものです。
 何かを獲得しようとする誰かというのが作り話だとわかったら、
 瞑想する者もいなければ、瞑想する対象もないことを、あなたは
 理解します。
 その視点からすれば、あなたが瞑想の外にいることはけっしてあ
 りません。
 あなたは「自然状態」にいるのであり、それには始まりもなけれ
 ば、終わりもなく、中間もありません。
 あるがままのあなたは、すでに全体であり完全です。
 あなたは遍在します。
 座ったり瞑想したりすることは成ることです。
 それは精神的な概念です。
 自分が何かを獲得する未来の時といった概念をもっているのです。
 
 エメット マインドがますます頻繁に抜け落ちる傾向にあって、
      それはいいのです。しかし自分が戻ってくると、自分
      はまだ探求者で、まだ何かを待っているのです。
 
 ジェームズ 思考が来ることは問題じゃないんだ。思考が何かを、
       つまり幻想であることを知ってさえいれば。
 
 ボブ
 思考を認識して、それについては終わりにすることです。
 しかし思考はつねにある程度は存在するものです。
 身体があるかぎり、あなたは思考を持つでしょうし、やっぱり同
 じように考えることでしょう。
 考えることの本質は対極のペア、つまり二元性のなかにあります。
 それ以外に考える方法はありません。
 過去/未来、苦痛/幸福、熱い/冷たい、などなどです。
 それを理解していれば、あなたはもう思考に拘束されていません。
 思考には好きなようにさせてやればいいのです。
 それはあなたではありません。
 それは現れては消える見かけです。
 
 エメット そして最後には理解がやってくる……。
 
 ボブ
 最後には、ではありません。
 それは時間を含意します。
 それは即座であり、たった今です。
 その「知ること」はたった今です。
 あなたはそれを否定できません。
 その「最後には」というナンセンスについては忘れることです。
 なぜならそれはあなたを縛りつづけるからです。
 いかなる状況においても、自分が「私はいない」とは言えないこ
 とを、今理解してください。
 自分が存在していることを「知っている」その「知」は、つねに
 あります。
 「最後には」という言葉は、獲得しなければならない何かがある
 ことを暗示します。
 あなたは今以上はどこへも行けません――自分が存在すると「知
 っている」こと以上には。
 それは「無物質」であり、それをマインドで掴むことも概念化す
 ることもけっしてできません。
 
 エメット わかります、それが問題なのです。
 
 ジェームズ マインドのなかを覗き込むのを止める必要がある。
       それはマインドでは把握できないんだ。
 
 エメット それではまったく見ないというふうに聞こえるよ。
 
 ボブ
 その通りです。
 解答はマインドのなかにはありません。
 マインドから出る唯一の方法は完全に止まることです。
 
 エメット 振り返ると、自分がいつも知っていたような気がしま
      せんか? 
 
 ボブ
 ええ。
 私たちはつねに知っていました。
 それはただ認識されていなかっただけです。
 私たちは自分の真の本質を無視してきたのです。
 だからこそ、それは無知と呼ばれます。
 私たちは自分の真の本質を無視して、見かけのなかに入っていく
 のです。
 今あなたは認識している、あなたは自分の本質を認識しています。
 
 エメット しかしあなたは、自分が今知っていることと、以前に
      知っていたことの区別は認めますよね?
 
 ボブ
 いいですか、「以前」というのはフィクションです。
 それはまさにあなたが夢から目覚めるようなものです。
 夢についてあなたは何を考えますか?
 それが夢だったとわかったら、あなたはそれを退けます。
 十六年間探求していたとき、私はそれを知りませんでしたが――
 見かけはどうあろうとも――その「知」は実際はそこにあったわ
 けです。
 
 ジェームズ 存在のなかの何であれ考えることなしにそれを見れ
       ば、そこにはどんな問題もない。問題を生み出すの
       は考えることなんだ。
 
 ボブ
 考えることはラベルを貼ることです。
 もし何ものにもラベルを貼らなければ、あなたはすべてが在るこ
 とを知っています。
 あなたがラベルを貼る前には、あなたは存在するすべてのものを
 知っています。
 
 ジェームズ 私は全生涯をかけてマインドのなかで答えを求めて
       きました。そこには解答は存在しません。
 
 ボブ
 私たちはみんなそれをやって来ました。
 
                  『Living Reality』(p101-104)
------------------------------------------------------------

ジェームズさんは……地の文のなかで……このエメットとの会話の
なかで……自分が出しゃばりすぎたことを……釈明しています。

それまでの……集中的なボブさんとの会話の高揚の名残で……自分
は思わず……口を出さずにはいられなかったのだと。

まあ……それをサットサンと……呼ぶこともできるでしょうね。

はっきりと……それを知っている存在から……放たれる……強烈な
リアリティ……。

語られる言葉は……まったく疑問の余地のない……普通の言葉です。

> マインドにはどんな実体もまた独立した性質もありません。
> 根底にある意識がなければ、あなたはたったひとつの想念すら、
> 持つことはできません。

まったく……そのとおりです。

> 思考とは単なるフィクションです。
> マインドは私たちが拘束されているフィクションです。

それが……独立して存在できると……考えるかぎり……まったくの
……作り話ですよね。

> あなたはそれから自由なのです。
> それくらいシンプルです。

作り話は……わたしのなかに……湧いているだけ……。

> あなたは「自然状態」にいるのであり、それには始まりもなけれ
> ば、終わりもなく、中間もありません。

まったく……。

> あるがままのあなたは、すでに全体であり完全です。
> あなたは遍在します。

はい……わかります。

> あなたは「自然状態」にいるのであり、それには始まりもなけれ
> ば、終わりもなく、中間もありません。
> あるがままのあなたは、すでに全体であり完全です。
> あなたは遍在します。

これ以上……何を苦しむ必要があるのか……という感じですが。

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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       ………○…………○…………○………


▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
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というのを作らせていただきました。(^^;)

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るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


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       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:夕方……枕木をいじって……くたびれました。
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今日は……夕方……枕木をいじって……くたびれました。

早く寝よう。

お休みなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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