home > 通信 > 『アセンション館通信』第449号:『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/11/11(第449号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象世界はすべて変化の意識であり、変化するものは永遠に変化す
るのみ、見かけの自分はその変化のなかの出来事にすぎません。

相変わらず分離感覚はありますが、まあ、これがあるがままです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在883名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』

2.ボブさんの言葉:マインドに先立つ知る能力

3.編集後記:楽しむまでの道のりが長すぎて……
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■ 1.『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』
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今日は雲ひとつない晴天……素晴らしい秋晴れです。

窓を開けても……さほど寒くはありません。

庭の楓が……濃い臙脂に染まって……秋を飾っています。

遠い空の彼方に……二条の薄いジェット雲が……西に進んでいく。

あ……いま微かに……音が聞こえてきた。

これで……何の思考も……不協和音を奏でなければ……完璧なのか
もしれないけれど……。

いやいや……すべての顕現を可能にしている……至高の実在に……
いかなる欠如もありえません。

ただ顕現したものに……自己同一化することだけが……快楽と苦痛
という……一種の違和を……呼び起こすだけです。

無限の可能性は……あくまでも潜象であり……無限の可能性をじか
に顕現させて……知覚することは……できません。

秘めるが花とは……そのことかもしれません。

すべて顕現は……潜象の限定であり……マインドが担います。

現れとはすべて……マインドが自らの存在を……誇示するのみ。

無限の可能性は……「私は在る」のなかに……畳みこまれている。

なぜなら……すべては「私は在る」のゆえに……在るのだから。

すべての可能根拠が……何が悲しくて……限定を願うのか。(^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

『私は在る』のなかで……ある質問者は……マハラジに……次のよ
うに問うています。

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 質問者 あなたは、私がいなければ世界はなく、また世界と世界
     に関する私の知識は同一のものだと主張しています。
     科学はまったくこれとは異なった結論に至っています。
     世界とは何か具体的な、継続的なものであり、一方、私
     とは神経系統の生物学的進化の副産物なのです。
     それは根本的には意識の中枢であるよりも、個人的、種
     族的存続の機構なのです。
     あなたの話はまったく主観的な見解です。
     一方、科学は客観的言語で描写しようと試みています。
     この矛盾は避けることができないのでしょうか?
 
                     『私は在る』(p459)
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この質問者が展開している……いわゆる“科学的世界観”は……こ
の質問がなされた時空間では……ごく標準的なものでしょう。

それどころか……今現在でさえ……ごく常識的な見解です。

でも……このいわゆる“科学的世界観”に……安閑としていられる
時代は……もう地上でも……そう長くはないのかもしれません。

もちろん……夢のなかの……お話ですけど。(^_-)

最近……ふと“マネーゲームに封じ込められた宇宙的仕組み”みた
いなセールストークに乗せられて……こんな本↓を買いました。

『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』
(ロバート・シャインフェルド著、本田健訳、VOICE刊 )

(まだまだ静かにはなれない……pariパターンですが……もし……
 そのように生きられているのなら……御心のままにです。)

この本は……日本でメジャーの著名人である本田健さんが翻訳され
た本ですから……黙っていても知られていく本でしょう。

ただ……わたしがとても驚いたのは……この本がまったく……いわ
ゆる“金持ち”になるための本では……なかったことでした。

その意味では……この本は……想像以上の本でした。

著者のロバート・シャインフェルド自身が言うように……この本の
圧巻は……「第4章 白馬の騎士がやってくる」にあります。

量子力学を中核に展開する……現在の最先端の科学的宇宙像が……
この章で……きわめて刺激的なイメージで叙述されます。

引用が度を超すかもしれませんが……関係各位には……無断引用と
いうより……無料宣伝として……ご容赦いただければと思います。

さて……ロバート・シャインフェルドは……無限の存在である……
われわれはこの世界で「人間ゲーム」をして……いるといいます。

何のために? (?_?)

もちろん……楽しむためにです。

そして……「人間ゲーム」には……限定に入るための「第一段階」
と……限定を解き放つ「第二段階」がある……といいます。

われわれは現在……「第一段階」から……「第二段階」に……移行
しつつある……ということかもしれません。

この本の第4章に……次のような叙述があります。

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 量子物理学の初期に先駆的な仕事をしたのが、デヴィッド・ボー
 ムです。
 ボームは、原子よりも小さな粒子のおかしな動きについて説明す
 るには、私たちの現実が幻想に過ぎないと考えるしかないと結論
 づけました。
 私たちが現実と呼ぶものの根底には、さらに深い存在の秩序、私
 たちの字宙にある物体のすべてを生んだ、さらに広く根本的なレ
 ベルの現実があると考えたのです。
 
 この考えを、マイケル・タルボツトは『投影された宇宙』(川瀬
 勝訳/春秋社)の中でこのように要約しています。
 
  つまり、我々の世界や、そこに存在するすべてのもの――雪の
  結晶からカエデの木、流れ星や回転する電子まで――は単なる
  幻想であり、我々が考えるものとは空間的にも時間的にもまっ
  たく違う次元にある現実の投影だという証拠があるのだ。
 
 ボームに影響を受けて、多くの科学者たちがさらに深い存在の秩
 序を探し求めるようになりました。
 そして、ついに知的なエネルギーが集まる巨大な「ゼロ・ポイン
 ト・フイールド」(以下「フイールド」と呼ぶ)と呼ばれるもの
 が発見されました。
 フィールドは、無限の可能性を持つエネルギーとして存在してお
 り、まだ形は成していません。
 けれどもその無限の可能性からは、どんなものでも創り出すこと
 ができます。
 フィールドの研究を続けた科学者たちは、そこから宇宙がどのよ
 うに創られたかを説明する理論を打ら立てました。
 その理論は、4つの要素から成りたっています。
 1 フィールド
 2 粒子
 3 宇宙
 4 意識
 フィールドと粒子については、すでに説明しました。
 宇宙についても、もうご存じでしょう。
 意識とは、科学者が「エネルギー」と呼んでいるもので、「精神」
 「源」「神」など、時代や文化に応じてさまざまな名前で呼ばれ
 てきたものです。
 目に見えるものではありませんが、物理的な世界にあるすべての
 ものを生み出す力となっています。
 ここで、「意識」を「真の自分」と定義しましょう。
 「真の自分」とは、前の章で「本来の自分」と説明した「無限の
 存在」である、あなたのことです。
 言い換えれば、意識とは、あなたのことなのです。
 現時点であなたが持っている信念によつて、この考え方を容易に
 受け入れられるかどうかが決まります。
 もし神や絶対的な存在を強く信じているなら、あなたに意識や
 「人間ゲーム」をする力を授けてくれたのは、神や絶対的な存在
 だと考えればいいのです。
 
       『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』(p61-63)
------------------------------------------------------------

(@_@)

この時点で……時代はわれわれの想像以上の速さで……進んでいる
ようですね。

『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』("Busting Loose From 
The Money Game")と題された本の内容が……これとは。(-_-)

引用されている『投影された宇宙』(http://tinyurl.com/auu7kue)
という本も気になって手を出してみました。

まだごく最初の部分しか読んでいませんが……われわれの大脳自体
が……どうやらホログラムの解読再現機……ということらしいです。

これが現状の大脳生理学の常識……ではなさそうですが……しかし
最も雄弁に諸現象を説明できる……最強の仮説ではあるらしい。

つまり……事実上の科学的現実……とは言えるかもしれません。

もし大脳が……ホログラム解読再現機だとすれば……解読されるべ
きホログラムは……どこにあるのか? (?_?)

それが……“知的なエネルギーが集まる巨大な「ゼロ・ポイント・
フイールド」”……だというわけです。

ここには……われわれの想像を絶する……“巨大な叡智”とでもい
うべきものが……封入されている。

それが……どれほど巨大であるかといえば……場違いかもしれませ
んが (^^;)……マハラジなら……、

------------------------------------------------------------
 自己の視点から見れば、世界は既知であり、至高なるものは未知
 だ。
 未知は既知に誕生を与え、しかも未知としてとどまる。
 既知は無限だが、未知は無限大の無限だ。
 光線がほこりの微少片にさえぎられないかぎり目に見えないよう
 に、至高なるものもすべてを既知にしながら、それ自身は未知と
 してとどまるのだ。
                      『私は在る』(p85)
------------------------------------------------------------

と……表現するかもしれません。

pariパターンの展開過程に……意識は誕生できない……という発見
が……織り込まれていました。

たとえ……無意識過程というものが……ありえたとしても……その
無意識過程から……意識過程が誕生することは……ありえない、と。

自然が何十億年の歳月をかけても……無意識の鉱物的無機過程から
……有機的意識過程が誕生するなど……ありえない。

言い換えるなら……意識が存在しない状態から……意識が存在する
状態が……出現することはできない……ということです。

この顕現世界や……それを見ている者が……文字どおりの空無から
出現するのは不可能だ……という意味にもなるかもしれません。

だとすれば……意識は……生まれたことがないわけです。

ならば……純鉱物的無意識過程から……有機的生命過程が生まれた
……という神話は……実際には……存在しなかったことになる。

とすればさらに……すべての混沌状態や……未開状態は……自然に
生まれるものではなく……作られたものだ……ということです。

『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』の著者ロバート・シャイ
ンフェルドは……その路線を……一気に極端にまで推し進めます。

つまり……われわれは……未開な世界から……成長してきたのでは
なく……未開な世界を……意図的に作ったのだ、と。

どれほど念入りに作ったのか? (?_?)

想像を絶するほどに……入念に作ったわけです。(^_-)

「第3章 ハリウッドもかなわない」のなかで……著者はこのように
説明します。

------------------------------------------------------------
 この世界、私たちが「三次元の現実」と呼んでいるこの場所を、
 巨大なアミューズメントパークだと考えてみましょう。
 「無限の存在」であるあなたがゲームをするなら、どんなゲーム
 でもいいというわけではありません。
 つまらないゲームだったらすぐに飽きて、バカバカしくなってし
 まうでしょう。
 まるで、プロのバスケットボールチームが中学生と対戦するよう
 なものです。
 やりがいも、やる意味も、楽しさもないでしょう。
 「無限の存在」であるあなたがゲームをするなら、究極のゲーム
 でなければなりません。
 あなたが夢中になり、やりがいを感じ、いつもワクワクするよう
 な、非常に洗練されていて、複雑で、巧妙に考えられたゲーム。
 それを見つけるのは大変です。
 そこで、「人間ゲーム」をプレーするために、とても複雑な乗り
 物やアトラクション(ゲーム)を提供する、巨大なアミューズメ
 ントパークが創られたのです。
 このアミューズメントパークの呼び物のひとつが「マネーゲーム」
 です。
 ところが、「人間ゲーム」や「マネーゲーム」をプレーするため
 のアミューズメントパークは、デイズニーワールドのようなアミ
 ューズメントパークと違います。
 私が「完全没頭型映画」と呼んでいる、特殊な乗り物やアトラク
 ションを体験できるのです。
 
 ……
 
 ここで、ハリウッド映画について考えてみましょう。ハリウツド
 映画では、見た目通りのものは何もありません。
 どの場面も、撮影前に念入りに筋書きが練られ、計画されたもの
 です。
 映画の最後のカットまでに監督の構想通りに物語が展開するよう、
 すべてのものが総動員されます。
 観客がスクリーンの最後のカットを見るとき、計算されていない
 もの、偶然そこにあるものはひとつもありません。
 どの局面も、笑わせたり、泣かせたり、怒らせたり、心を開かせ
 たり、観客から狙い通りの反応を引き出すために注意深く作られ
 ています。
 ハリウッド映画では、何もかもがリアルで現実的に見えますが、
 実際には本物ではありません。
 すべて作られたものです。
 何もかもが幻想で、特殊効果によってその幻想が信じられないほ
 ど広がっていくのです。
 
 ……

 「人間ゲーム」というアミユーズメントパークで「完全没頭型映
 画」の舞台裏を知ると、あなたはその複雑さや、そのために費や
 された時間、エネルギー、労力の大きさに驚くことでしょう。
 「人間ゲーム」をプレーするために創られた幻想は、徹底的に説
 得力がある必要があります。
 そうでなければ、退屈な映画で観客が中座するように、「人間ゲ
 ーム」は中断されてしまうからです。
 「マネーゲーム」をリアルに見せるための特殊効果は、ハリウッ
 ドの特殊効果やアニメーションスタジオとは比べられないほど本
 格的なものです。
 ハリウッド映画には何百万ドルもの制作費がかけられ、何千人も
 のスタツフが携わり、非常に複雑で高価なコンピユータなどの機
 器が使われています。……
 
         『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』(p64)
------------------------------------------------------------

「作り物」の中で展開される“作り物”作業現場ですら……それだ
けの手間暇がかけられるのだとすると……。(-_-)

その“作り物”を含む「作り物(「人間ゲーム」)」が……どれほ
ど入念に構築されているかは……想像を絶するでしょう。(-_-;)

それを想像させるために……著者はこんな例をあげています。

------------------------------------------------------------
 ホログラムで人間の体の幻想を創るためには、その体をリアルに
 見せるだけでなく、「人間ゲーム」でプレーするための素材とし
 ても機能させなくてはなりません。
 たとえば、体の幻像ができても、中が空っぽではいけないのです。
 実際に生活したり生物学や医学の研究をしたりできるように、体
 の中身も必要です。
 私たちの体が原子より小さい粒子や、原子、分子、細胞、臓器、
 器官からできているように見えるのは、そのためです。
 静脈や動脈、血液などの体液、心臓、脳などがあるように見える
 のも、そのためです。
 
 別の例を挙げましょうじホログラムで海を創ったなら、表面だけ
 で終わりにするわけにはいきません。
 人びとが飛び込んだり、遊んだり、泳いだり、ダイビングをした
 り、海洋学の研究をしたりできるように、海の中の世界も必要で
 す。
 ホログラムで宇宙を創るなら、恒星や惑星、彗星、銀河、ブラッ
 クホールなども創り、人びとが空を見上げたり、宇宙に思いをは
 せたり、天文学の調査をしたり、時には宇宙船で飛んで行ったり
 できるようにする必要があります。
 何十億という人間を創っても、その人たちが突然パッと現れると
 いうわけにはいきません。
 それぞれの人について納得のいく説明を考え、それに関して歴史
 や進化、考古学などの分野で研究できることを創らなくてはなり
 ません。
 こうして「人間ゲーム」アミューズメントパークに、科学や生物
 学が生まれていくのです。

        『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』(p81-82)
------------------------------------------------------------

なるほど。(-_-;)

どこをどうほっつき歩こうとも……それなりの細部が展開されるよ
うに……なっていなくてはならないわけですね。

> 既知は無限だが、未知は無限大の無限だ。

と……賢者が言ったわけです。

ちょっとやそこらでは……脱出できない……それは鉄壁のリアリテ
ィで武装した……究極のアミューズメントパークです。

いったい何のために……そんなものをを作ったのか?

ロバート・シャインフェルドの解釈は……「感情」を引き出すため
だ……と言います。

「無限の存在」が創った宇宙では……「感情」の喚起が……実質的
な……遊びの目的なのだと。

しかし……いったい……それほどの入念な仕掛けの中に入り込んで
……そこから脱出することなど……果たしてできるのか?

著者のロバート・シャインフェルドは……脱出のための前提条件と
……仮想現実の創造方法を……次のように説明します。

------------------------------------------------------------
 「マネーゲーム」から脱出するためには、「自分の意識が人生で
 経験するすべてのことを創り出しているのだ」と心から「納得す
 る」ことが、どうしても不可欠なのです。
 フイールドは、「無限の可能性」という状態にあります。
 つまり、どんなことでも可能で、どんなものでも創り出せる状態
 です。
 けれども、意識が何かを創り出そうという特定の意図を持ってフ
 ィールドに向かうと、無限の可能性の状態が崩れ、その特定の意
 図によつて限定された単なるひとつの可能性になります。
 これが、量子物理学用語で「波束の崩壊」と呼ばれるものです。
 波束の崩壊が起きると、宇宙という幻想が生み出されます。
 そして、その幻想の中で粒子が特定の形に結合して、私たちが日
 常生活で出会う物体や生き物が「構築」され、宇宙の法則ができ
 あがります。
 つまり、すべてのプロセスは、フィルードに同けられた意識のも
 ともとの意図によって形成され、ひとつひとつの段階が形として
 示されるのです。

         『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』(p64)
------------------------------------------------------------

> けれども、意識が何かを創り出そうという特定の意図を持ってフ
> ィールドに向かうと、無限の可能性の状態が崩れ、その特定の意
> 図によつて限定された単なるひとつの可能性になります。

こうやって……われわれは……眼前の現実を創造している……と。

> これが、量子物理学用語で「波束の崩壊」と呼ばれるものです。
> 波束の崩壊が起きると、宇宙という幻想が生み出されます。

……これは……まさに……鏡地獄……ですね。

自らの意図が投影する……鏡地獄……。

マハラジがこう↓言うのも……わかるような気がします。

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 あなたは真実と愛、知性と善意をどこかほかのところに永遠に探
 し求め、神や人に嘆願することもできるが、すべては無駄なこと
 だ。
 あなたはあなた自身のなかから、あなた自身とともにはじめなけ
 ればならない。
 これが容赦ない法則なのだ。
                     『私は在る』(p146)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

> これが容赦ない法則なのだ。

「無限の可能性」という……容赦ない法則を抱えて……われわれは
……ここにいる。

そして……つねに……いわゆる外界という……自らの投影物に対し
て……感情を分泌し……欲望と意図をもって……向かってしまう。

その意図は……あたかもホログラムに当てられた……レーザー光線
のように……それに相応する幻像を……立ちあげてしまう。

なぜなら……その意図こそが……関心であり……愛だから。

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 注意を過小評価してはならない。
 それは関心であり、愛なのだ。
 知るため、行うため、発見するため、あるいは創造するためには、
 それにハートを捧げなければならない。
 それが注意力を意味する。
 あらゆる祝福はそこから流れだすのだ。
                     『私は在る』(p143)
------------------------------------------------------------

ロバート・シャインフェルドが……『「ザ・マネーゲーム」……』
で描いているのは……この次元からの脱出方法とも言えます。

ある意味では……それはまさに……アセンションの方法そのもので
……あるかもしれません。

ロバート・シャインフェルドが提案する……「マネーゲーム」から
の脱出方法は……どうぞ本を買って……ご覧ください。

ロバート・シャインフェルドは……「マネーゲーム」をクリアした
存在として……語っています。

あるいは……「人間ゲーム」そのものを……終わらせたのかもしれ
ませんが。

こういう内容の語り方は……それこそ……無限のバージョンが……
あるのでしょうね。

こんな時代ですから……地球上の諸伝統からの……あらゆるバージ
ョンが……今は出揃っているのでしょう。

ただ……何となくですが……語り方に……大きく二種類のフレーバ
ーが……あるような気もします。

“陽子的な香り”と……“中性子的な香り”……とでもいうか。

ロバート・シャインフェルドは……むろん……欲望語で語ります。

達成幻想の側から……達成を超えていく……とでも言うか。

マハラジの場合は……ただあらゆる意図を……幻想として……手放
していったようですが。

------------------------------------------------------------
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
------------------------------------------------------------

はい。(-_-)

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:【マインドに先立つ知る能力】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(http://tinyurl.com/88zpf7p )
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

夜の会話で……エメットが再び質問します。

------------------------------------------------------------
 【土曜の夜の会話】
 
 ボブ
 私が話していることは古の人たちが教えてくれたことに基づいて
 います。
 ヒンドゥ教ではそれをアドヴァイタと呼び、非二元、つまり二番
 目のないひとつのものを意味しています。
 ゾクチェンの仏教では「非概念的、永遠に新鮮な、自ら輝く存在
 意識。ただこれだけ、他にはない」と言われます。
 ヘブライの教典では、「聞け、おおイスラエル、主なる我らが神、
 神はひとつなり」といいます。
 そのほかには何もありません。
 大部分の伝統は、神つまり至高なるものについて、それは遍在、
 全能、全知だといいます。
 全面的な存在、完全な能力、全面的知性、つまりすべてを知って
 いること、と。
 もし彼らが言うことが真実なら、それがすべてなのです。
 それはあなたや、私や、その外側とかそれ以外といったものへの
 余地を残しません。
 しかし長年の間に、それがすべて不明瞭になり誤解されたのです。
 
 例えば、私が自分だと信じてきたこの身体を取りあげてみます。
 調べてみれば、偽りは調査に耐えられないことがわかります。
 この身体は何でできていますか?
 それは複数の要素――空気、水、火、空間、土――から成ってい
 ます。
 これらの要素はすべて、宇宙を構成するものです。
 そしてそれらは分子よりさらに小さい微粒子に、つまり無、空間、
 空虚へと分割できます。
 そしてそのことは顕現のなかのあらゆるものについて同じです。
 だからすべては同じ本質からできているのです。
 私は「自然な状態」とか「存在意識」とか「知性エネルギー」と
 いう言葉を使います。
 私が「神」という言葉を使うことを好まないのは、人びとは異な
 る宗教からきていて、誰もが違う概念をもっているからです。
 
 何年も前、私がニサルガダッタのところに行ったとき、私は非常
 に困っていました。
 すると彼は私に「私が誰かを助けられる唯一の方法は、その人が
 助けを必要としない場所まで連れてゆくことだ」と言いました。
 そして彼は、私が自分だと信じていたものが本当かどうかがわか
 るように私に自ら調べさせることで、それをしてくれました。
 そして彼が指摘した方法で私が調べたとき、私には自分が自分だ
 と信じていたものではなかったことがわかりました。
 そしてその日以来今日まで、私には助けが要らなくなりました。
 それはドラマや問題が生じないということではありません。
 その類のことはすべてこの何年も私たち[ボブとバーブ]に起こ
 ってきました。
 しかし自己の束縛から解放されているため、そこには幸福の感覚
 があります。
 それは生まれつき、あなたに備わっています。
 そしてあなた方は誰もがそれを知っているし、自分の人生でそれ
 を垣間見たことがあります。
 しかし私たちは外側を見ることにあまりにも集中してきたため、
 それを無視してきたのです。
 これを聞けば、それはあなたと共鳴すると私が言うのはそのため
 で、それがあなたの自然な状態だからなのです。
 
 【マインドに先立つ知る能力】
 
 エメット 世界中で続いている苦しみや爆撃についてはどうです
      か? 私たちはその影響は受けないのでしょうか?
 
 ボブ
 その問題はすべて、あなたが自分自身だと信じている偽りの自己
 中心に基づいています。
 ある子供が温かい愛に満ちた家族に囲まれていれば、その子はよ
 り護られた安全な感じがするでしょう。
 古い時代には、複数の家族が集まって部族を形成しました。
 自分の部族が強ければ強いほど、それだけ安全で保護されている
 わけです。
 現在では、人々は国家を形成し、その国家が安全保障と防御のた
 めに他国と戦争を始めます。
 各国は隣国が何をするかとつねに恐れています。
 そこで彼らは「やられる前に、こっちからやってしまえ。そうす
 ればこっちのほうが強くなって、脅威が低減する」と考えます。
 私たちのすべての問題は、自己中心、個人、分離した実体という
 その考えに基づいています。
 しかしもしここ[自分自身を指し示す]に何の実体もないことを
 知っていたら、私は間違いなく――皆さんが知ろうと知るまいと
 ――そちらにも[聴衆の誰彼を指し示しながら]何の実体もない
 ことがわかっているわけです。
 ですから、ここにどんな当人も存在せず、そこにも当人などいな
 いとすれば、私があなた方に何を望めるでしょうか?
 どうして私があなたを憎むはずがあるでしょう?
 なぜ私が安全でないと感じるのでしょうか?
 そこからすべての問題が起こるのです――「自分」と「他人」と
 いう最初の二元論です。
 あらゆる「主義」、つまり資本主義、共産主義、キリスト教、ヒ
 ンドゥ教、仏教も、そこから起こります。
 それらはすべて、分離した実体というその考えから起こります。
 
 エメット これは、私たちが一体性の存在、つまり実在を自分だ
      と認識していながら、しかも肉体やマインドが継続す
      ることを示唆しているように思われます。つまり私た
      ちはそれに対する保護機能をもっているのです。もし
      できることなら、私たちは肉体が損傷されることを許
      しはしないでしょう。だから私たちは、やっぱりそれ
      ぞれ自己の観点から行為するのです。
 
 ボブ
 ええ、そしてその自己は継続したり繁殖したりもするわけです。
 ヒンドゥ教には「サット・チット・アーナンダ」という表現があ
 り、これは「存在・意識・至福」を意味します。
 これは三つのものではなく、ひとつの同じものの三つの側面です。
 それはあなたが否定できない[存在」、否定できない「知る能力」
 そして「在ることを愛する」ことの、もうひとつの説明方法です。
 存在を愛することは生まれつき備わっっている機能です。
 それが私たちを進ませつづけるのです。
 
 エメット では、けっして死なないその自己を意識しているとき
      もなお……。
 
 ボブ
 私はけっして生まれなかったのです。
 
 エメット それは永遠です。それでもなお、あなたはこの世界の
      なかで傷つき死にいたるものとして現れているものを
      ある意味で維持するように行為するのですか?
 
 ボブ
 行為するのは「あなた」ではありません。
 行為はただ起こります。
 生まれたのは「私」という感覚です。
 幼児は自分が存在するのは知っていますが、「自分」とか「私」
 という感覚はもっていません。
 幼児が食べ物や母親を求めて泣くとき、それを自然にやっていて、
 自己の主体性をもってはいません。
 最後には、子供は自分が個別の人間、個人であることを信じるよ
 うに条件づけられますが。
 そしてそれが「私」つまり自己中心の感覚が生まれるときです。
 そう、それがいつかは死ぬ、その「私」です。
 古の聖典は、それをあなたに告げているのです。
 聖フランシスの祈りのなかで、それは「私をあなたの平和の道具
 にしてください。憎しみがあるところに私に愛の種を蒔かせてく
 ださい」と言われています。
 そして彼はそれを終えるまでに、たくさんの対極を挙げます。
 それから彼は「それが死んで初めて、私は永遠の命をもてるので
 す」と言います。
 つまり、彼は“くたばる”[死ぬことを意味するオーストラリア
 のスラング]ことについて言っているのではないのです。
 彼が言っているのは、その自己中心の死についてです。
 彼はそのとき初めて自分が平和の道具になれると言います。
 聖パウロも同じことを言っています。
 彼は「私は毎日死ぬ」と言います。
 彼は個人的な自己感覚に対して死ぬことを言っているのです。
 
 ボブ
 あなたの肉体が始まるときを見てください。
 精子と卵子の中に知性エネルギーが入り、その中であなたが創造
 されます。
 精子と卵子のなかで知性エネルギーが働くと、単一細胞が二個の
 細胞になります。
 もしあなたに何らかの始まりがあるとしたら、その単一細胞がそ
 れでしょう。
 それよりも前となれば、知性エネルギーはあなたの母親と父親が
 食べた食料のなかにありました。
 そしてそれよりさらに、そのエネルギーがすべてのなかにあった
 ときにまで遡ることもできます。
 それにはけっして始まりはありません。
 そしてそれがいつか終わることがあるでしょうか?
 この身体が死んだら、崩壊が起こります。
 何百万という酵素が誕生してそれを貪りはじめます。
 そして寄生虫や蛆虫がやってきて身体を食べます。
 というわけで、生命は絶えず生命を食べて生きています。
 それは死を知ることができません。
 身体が誕生したとき、ひとつの精子が卵子に入ってそれを創造し
 ました。
 それを成し遂げられなかった何百万という精子はどうなったか?
 それらもまた生命でした。
 あなたが身体に病を抱えているとき、バクテリアや微生物たちも
 われわれと同じだけの生きる権利を持っています。
 
 エメット そして私たちにはマインドがあるため、これらすべて
      のことに感謝する能力もあります。
 
 ボブ
 ええ。
 もちろんです。
 
 エメット マインドが失われ、私たちが死ぬと、その知性はもう
      個別のやりかたでは体験しません。そしてそれこそが
      私の死に対する恐怖の根源です。
 
 ボブ
 さて、あなたはマインドがなくては自分がそれを知ることはない
 と言います。
 しかしあなたは今は知っていますね、違いますか?
 
 エメット 知っています。
 
 ボブ
 しかしその思考がなくても、あなたはやはり知る能力をもってい
 るのではありませんか?
 
 エメット はい。
 
 ボブ
 それはその思考以前にあります、違いますか?
 それが知る能力です。
 そしてあなたは今も見ていますね?
 あなたはたった今、この部屋のなかのものすべてを記録していま
 すね?
 あなたには音が聞こえており、背中の椅子を感じていますね?
 
 エメット それもまた神経系があるおかげです。
 
 ボブ
 その通りですが、その神経系というのも翻訳です。
 しかしその生命力がなくては、何ひとつ存在できないでしょう。
 
 エメット その両方が存在する必要があります。それが私が完全
      に理解ようとしていることなのです。身体精神機構が
      存在しなかったら、そこにどんな存在があるのでしょ
      うか? そこには純粋な意識はあっても、もはや個人
      はいません。ですからどの点から見ても、実際にそこ
      にあるのは死なのです!
 
 ボブ
 今あなたは何でしょうか?
 あなたの自分自身についての現在のイメージはどんなものですか?
 あなたが分離した実体であるという考えは精神的なイメージです。
 何の実体もない、またどんな独立した本質ももたない精神的な像
 に他なりません。
 
 エメット ではあなたは、自分がこの世を離れたとき、あなたの
      真の本質に対する意識は生き続けると、そしてそれは
      死ぬこともなければ失われることもないと、確信して
      いるのですか?
 
 ボブ
 ここにはかつて生まれたことがある人は誰もいません。
 けっして生まれたことがないものは、けっして死ぬことができま
 せん。
 古の人びとはそれを「認識する空」と呼びます。
 私が内面を覗きこんでも、中心を見つけることはできません。
 そこには何もありません。
 しかしそれでもそこにはやはり見ること、聞くこと、そしてすべ
 てが働いているのです。
 だから知る能力をもっているのはその空自身です。
 その空は宇宙的遍在であり、それが知性、すなわち知る能力をも
 っているのです。
 その機能はその空の上で起こっているのです。
 
 エメット わかりました、あなたがそれを説明しているときも、
      しばしばわかっているのです。一瞬私はそれを手にす
      るのですが――またそれは私を離れていきます。
 
                 『Living Reality』
 
                  『Living Reality』(p127-131)
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うーむ。

エメットさん……随分力を入れて……質問してくれましたね。

> ここにはかつて生まれたことがある人は誰もいません。
> けっして生まれたことがないものは、けっして死ぬことができま
> せん。
> 古の人びとはそれを「認識する空」と呼びます。

その「認識する空」が……死ぬことはない。

では……何が死ぬのか?

> 生まれたのは「私」という感覚です。
> 幼児は自分が存在するのは知っていますが、「自分」とか「私」
> という感覚はもっていません。

その……“「私」という感覚”が……死ぬだけなのですね。(-_-)

ありがとうございました。

(-||-)


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■ 3.編集後記:楽しむまでの道のりが長すぎて……
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『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』……面白かったでしょ。

これがアメリカ人なんだなぁ……と思いました。

同じ欲望語で語っても……古神道系は……また違いますよね。

「イヤサカ」自体が……目的であるように……語られたりします。

納得のいく演出を準備して……納得のいく芝居を……楽しんだらいい
のでしょうが。

楽しむまでの道のりが長すぎて……なんちゃって。(*^_^*)

今日もまた……晩くなりました。

おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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