home > 通信 > 『アセンション館通信』第452号:中野真作さんのサイト



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2012/12/02(第452号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象世界はすべて変化の意識であり、変化するものは永遠に変化す
るのみ、見かけの自分はその変化のなかの出来事にすぎません。

相変わらず分離感覚はありますが、まあ、これがあるがままです。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在885名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.中野真作さんのサイト

2.ボブさんの言葉:【雲は大空に貼りついていない】

3.編集後記:追随するエネルギーが……続かない
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■ 1.中野真作さんのサイト
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> 「私は気づいている」という思考は、あなたの気づきではありま
> せん。

という言葉を……覚えていますか?

これは……セイラー・ボブ・アダムソンの……『ただそれだけ』に
ある言葉です。

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 「私は気づいている」という思考は、あなたの気づきではありま
 せん。
                   『ただそれだけ』(p130)
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この言葉……つくづく……後を引く言葉です……。

『What's Wrong with Right Now?』の……質問者への応答のなかで
……ボブさんは……こうもおっしゃっています。

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 あなたが「私の気づき」というとき、誰が気づいているのですか?
 
         『What's Wrong with Right Now?』(p123-125)
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注意を喚起しているのは……同じ事実に対してでしょうね。

つまり……気づいているのは……“わたし”や“あなた”といった
……われわれが想像する“個人”ではない……ということです。

これ……どう思います?

自明だと思いませんか?

われわれは習慣的に……「私は気づいている」と言います。

もちろん……“自分”が……気づいている……のだと思って。

でも……ボブさんに教わったように……一瞬思考を止めたって……
気づきが……消えるわけではありません。

わたしが気づいている……のではなく……気づきのなかに……一瞬
「わたし」という……想念が浮上しただけです。

気づきは……わたしの持ち物……なんかじゃありえない。

逆に……“わたし”(という想念)のほうが……一瞬……気づきの
なかに……現れただけす。

これは……まったく……否定しようのないことです。

問題は……その理解に留まりたいかどうか……だけですよね。(^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

じつは今朝……例のヒロさんのサイトを……訪問したんです。

「不可思議さの香り」という文章に……「中野真作さんのお話会に
参加して」という……文字リンクがありました。

何となくそのリンクをたどって……今度は……その中野真作さんの
「スペースまほろば」というサイトを……訪問しました。

それからしばらく……中野真作さんの世界に……浸っていました。

随分……自分の……昔のことも……思い出しました。

なんというか……ある意味ではというか……言い方によっては……
世界がとても……似ていたものですから。(*-_-*)

……。(-_-)

いま……意識の世界……覚者たちが言う“見かけの世界”では……
たくさんのことが……起こっていますよね。

たくさんのことというか……もしかしたら……“見かけの世界”で
の……すべての出来事が……。

ありとあらゆる……多様多彩な……精神世界が……起こっているの
だろうと思います。

そして……“見かけの世界”の大部分の人々が……“自分”が……
“自分の”世界に……気づいているのだと……思っている……。

(あるいは……大部分の人々が……そんなことを意識すらしていな
 い……ということかもしれませんが。)

そして……さまざまの苦しみ……虚しさ……恐ろしさ……痛み……
を味わっているはずです。

まさに……ラメッシ・バルセカールが言う……「聖なる催眠」なん
でしょうねぇ。

また「聖なる催眠」からの……目覚めの過程にも……それに固有の
……苦しみ……虚しさ……恐ろしさ……痛み……があるはずです。

見かけ上の……個々別々の経緯を背景とした……ある視点から……
別の視点に対する……判断……比較……も含まれているでしょう。

まさに……経緯と経緯……視点と視点の干渉波……いわば“芋洗い”
による……苦しみですよね。

苦しさのあまり……その苦しみの“原因”を探ろうとする。

見つからなければ……誰かに責任転嫁したくなる。

でもじつは……それは単に……経験とドラマ……いわば娯楽を……
求めた結果でしかない……と覚者がたはおっしゃるのでしょうね。

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 世界は華麗にきらめく空虚なショーだ。
 それは在り、しかもそれはない。
 私が見たいと欲し、それに参加したいと望むかぎり、それはそこ
 に在る。
 私が気にかけるのをやめるとき、それは溶け去る。
 それは原因がなく、何の目的にも仕えない。
 それは私たちが放心しているときに起こる。
 まったく見たとおりに現れはするが、そこには何の深みも意味も
 ない。
 ただその傍観者だけが実在なのだ。
 彼は真我ともアートマとも呼ばれる。
 真我にとって世界は、それが続くかぎり楽しみ、終われば忘れら
 れてしまう、ただの色鮮やかなショーにすぎない。
 何であれ、舞台の上で起こることが彼を恐怖で身震いさせようと、
 あるいは笑い転げさせようと、常に彼はそれがただのショーだと
 知っている。
 欲望や恐れなしに、彼は起こるがままに楽しむのだ。

                     『私は在る』(p196)
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……。(-_-)

もしこの見かけの世界が……単なる娯楽のショーでなければ……こ
れがすべて……現実(リアル)だということになります。

むろん……ある意味では……これは確かに現実(リアル)です。

しかし……実在(リアリティ)ではない。

なぜなら……顕現世界は……変化するから。

それを確実に……自分のものにしておくことは……できないから。

それどころか……その“自分”そのものさえ……変化の波に抗しえ
ないから。

ということは……顕現世界が……ただ見かけ上で起こっている……
束の間の……“現れ”にすぎないことは……間違いない。

ただ……見かけの自分が……その世界を……現実世界として続いて
ほしいと思っている……それだけのことなんでしょうね。

その世界が……終わってほしくない……それだけなのでしょう。

そして……それもまた……存在しない“個人”の意向で……どうこ
うできることではない……わけです。

存在しない“個人”は……自らの存在を護るために……大なり小な
り……“感情ドラマ”の中毒に……なっているでしょうし。

「ペインボディ」って……言うんだそうですね。

人間ドラマを護っている……一種の遮蔽物の……“心張り棒”みた
いなものを。

中野真作さんのサイトに……こんな言葉がありました。

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 私たちは日々いろんな出来事に出会い、多くの人たちと接してい
 ます。
 
 あんなことをしてはいけない
 あんな出来事が起こるべきではない
 よくあんなことができるな 
 
 といったような判断の思考が、いつのまにか心に浮かんできてい
 ませんか?
 
 思考と完全に一体化しているときには、そんな思考が浮かんでい
 る、という気づきも起こりません。ただ、その出来事、その人物
 に問題がある、ということしか考えられないのです。
 
 もちろん、あまりにも悲惨な出来事、どうしても許せない他者の
 行動というものはたしかにあります。
 
 でも、あなた自身を苦しめているのは、その出来事、その人物に
 対してあなたが持っている判断、あなたが貼付けているレッテル
 なのです。
 
 外の世界の何か、誰かを判断し、否定するたびに、自分自身を否
 定し、自分自身を苦しめています。
 
 そのたびに、大いなる存在としての自分をエゴとしての自分に制
 限し、自分を小さな枠の中に閉じ込めていきます。
 
  http://spacemahoroba.blog134.fc2.com/blog-entry-178.html
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……。

こうやって……“自分”という「個人」を実体化させ……間接的に
“感情ドラマ中毒”の根拠を……補強するんでしょうね。

そして肉体のなかに……「ペインボディ」という関所を構築する。

人を判断できる……と想像することで……われわれはたやすく……
見かけの世界を……現実にしてしまうのでしょう。

結局……見かけの世界が……見かけどおりの現実であってほしいか
……それとも……もうそれには耐えられないか……ですよね。

どうしても耐えられなければ……水が低きにつくように……エネル
ギーは……道を見つけ出すのでしょう。

そうして……、

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 マインドと自己同一化すること、ただそれだけがあなたを幸福に、
 あるいは不幸にするのだ。
 マインドへの隷属に反抗しなさい。
 あなたの束縛は自分が創造したものだということを見なさい。
 そして執着と反感への鎖を断ち切るのだ。
                     『私は在る』(p538)
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といった言葉が……目に入ってくる……ようになるのでしょう。

そうなれば……この世界が現実であろうが……ただの“見かけ”に
すぎなかろうが……ある意味では……どうでもいいわけです。

どんな概念も……作り物であることが……嫌でもわかってくる。

すべて……現れの世界は……「二元性の原理」という……“盥”の
なかに現れる……水紋の波形……意識信号の干渉波にすぎない。

すべての現れは……空なるもの。

ある意味では……何もないわけです。

もちろん……その波形が美しければ……感動してもかまいません。

でも……入れ込んだら……その趣味は……高いものにつく。

「行きはよいよい 帰りはこわい」

自ら構築した……自己同一化の制限枠が……あまりにも堅固で……
そう簡単には……解除できないかもしれません。

ただ……在ることに満足して……幸せであるほうが……楽でいいの
かもしれません。

そんな気持ちにも……なってくるわけですよね。

だって……傍観者以外の……現象世界が……すべて変化することは
……間違いないわけですから。

そうなると……夢のなかで……それが夢だと知っていることが……
意味をもって……くるのでしょう。

目覚めのなかの……夢の世界で……夢を見ていると知っていること
が……眠りのなかの……夢の世界に……とどくまでは……。

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 きたときと同じ方法でこの惑星を去っていくことは掟なのです。
 身体を持って生まれてきた原因であるその願望によってあなたは
 一巡を経験しました。
 いま望むのは、あなたが去ってきたところである自由を経験する
 こと、つまり根元のもとへ帰ることです。
 魂がその方法をあなたに示してくれるでしょう。
 そして多くの人にとってそれは今生で起こるはずです。
 
                    『あなたの神話』(p.84)
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魂があろうがなかろうが……入るために尽くした手間と……同じだ
けの手間は……出るためにも……尽くさなければならない。(-_-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。(-_-)

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:【雲は大空に貼りついていない】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(『生きている実在:セイラー・ボブ・アダムソンと過
ごした途方もない夏』)からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

土曜の夜の会話の続きで……エメットはボブさんに……実在を知る
ことに関して何から始めたらいいのかと……真摯に尋ねます。

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 【雲は大空に貼りついていない】
 
 マーティン ボブ、秩序ある宇宙の存在を信じない無神論者には
       あなたならどう言いますか? 私はダーウィニズム
       を擁護しているハーバード大の教授の本を読んでい
       たのですが、彼は存在はアルゴリズムに基づいてい
       ると言うのです。彼は至高の知性という考えを排除
       しようとしていました。それは神とか聖なる存在と
       いう考えに近すぎるのです。しかし、私は彼が言っ
       ていることについていけませんでした。
 
 ボブ
 あなたが言うように、彼はひとつの「主義」、ダーウィニズムを
 擁護しようとしていたのです。
 いいですか、私がマインドのなかに生に対する解答はけっして見
 つからないと言うのには理由があります。
 それは、マインドの本質が二元論だからです。
 マインドは絶えず分割します。
 思考はつねに対極のペアのなかで機能しているのです。
 マインドのなかに入って行けばいくほど、ますます多くの分裂が
 現れることになります。
 マインドはただ他のものへ、他のものへ、他のものへと分割しつ
 づけるだけです。
 ここにいる私たちはみんな知性のある人間です。
 また皆さんはマインドのなかで多くのことを解決してきました。
 しかし真理や実在を理解するということになると、けっしてその
 解答は見つからないでしょう。
 なぜ見つからないのか?
 最後には必ず、自分が間違った方向を見ていることが明らかにな
 るに違いありません。
 マインドから出る方法はただひとつで、それは完全停止です。
 マインドのなかで、あなたはあらゆる類の理論を思いつくかもし
 れませんが、そこで答えが見かることはけっしてありません。
 古の人びとはすでに私たちに言っています。
 「一(いち)より単純なものはない」と。
 
 「もし私がそれについて考えなければ、たった今何が間違ってい
 るのか?」と自問するとしたら、あなたはそこで一瞬考えるのを
 止めなければなりません。
 そうすれば、あなたはそれについて、良いとか悪いとか、楽しい
 とか苦しいとか、言えないことがわかります。
 重要なことは、それでもあなたは存在すること、その思考のない
 中断のなかでも存在することです。
 あなたはそれでも存在するのです。
 あなたにはまだ聞こえており、見えており、その他のことが起こ
 っています。
 しかしあなたにはそれについての概念はありません。
 私が自分の口を開けるやいなや、私は概念化しています。
 そしてそれは、それではありません。
 だからこそ私はこう言ってこの講話を始めたのです。
 「私は何ひとつ皆さんに教えることはできません。
  何ひとつ皆さんに与えることはできません。
  私はただこれらの概念を指し示すことができるだけです」と。
 私が言っていることを調べることは、あなた次第です。
 概念を概念として見ること、言葉が実物ではないことを理解する
 ことは、あなた次第なのです。
 地図は領域ではありませんが、それは道を指し示すのです。
 
 マーティン もし私たちが地図だとしたら、どうなるのですか?
       あなたは地図に、地図は領域ではないと、どうやっ
       て説明するのでしょうか? それは問題だと思われ
       ます。私たちは全員地図なのに、自分たちが領域だ
       と考えているのです。
 
 ボブ
 あなたは今、私が説明のために使った言葉のなかに入っています。
 それを分割して彫刻しているのです。
 それもまたマインドのなかの別の軌道です。
 
 エメット この実在を知るということに関して、何か私たちにで
      きることがありますか? 私たちがここで「セーラー
      ・ボブが話すのを二、三回聞きさえすれば、何かが手
      に入り、最後にはそれがわかる」と期待してあなたの
      話を聴いています。
 
 ボブ
 私がさっき言ったことをただ理解することです。
 まず第一に、あなたがけっして分離してはいないことを理解して
 ください。
 そこから始めることです。
 あなたが求めているもの、あなたはすでにそれです。
 そのポイントから始めて、あなたがしなければならないことは、
 それからどこかに到達しようと努力したり奮闘したりする代わり
 に、それを理解するのを止めているゴミを削り取ることです。
 浮上してくるゴミを調べて、それが真実かそうでないかを理解す
 ることです。
 
 エメット そのゴミを調べることですが……。そこには掃除のプ
      ロセスがあって、それはマインドがしていることでは
      ありませんか? 誰がそのプロセスを行なっているの
      でしょうか?
 
 ボブ
 いいえ、それはただ理解するという問題です。
 何かを観察すれば、あなたにはわかります。
 実際は、そこに調査をしている人はいません。
 もしそれが起こるようなら、何かがあなたと共鳴し、その行為が
 起こるでしょう。
 
 エメット あなたが「あなた」と共鳴すると言うとき、偽りの参
      照点のことを意味しているのではありませんよね? 
      あなたが言っているのは私たちの本質、つまり真の私
      たちである存在の気づきのことですね、正しいですか?
 
 ボブ
 ええ。
 何かが生来すでにそれを知っているものと共鳴するのです。
 それは自分を再認識するのです。
 これまで長年無視されてきたその認識する空が、自らを再認識す
 るでしょう。
 
 マーティン その再認識というのは、目が見えるように白内障を
       拭き取るようなものですか? 見るということには
       行為があるように聞こえます。マインドが見ること
       を邪魔しているように聞こえます。そしてマインド
       が取り除かれると、見ることがより明瞭になると。
       あなたにとっては、この理解を得た後はそのような
       感じだったのですか?
 
 ボブ
 ここではある喩えを使いましょう。
 空間に輝いている太陽を考えてください。
 その空間に、ひとつの雲が現れます。
 太陽は消えてしまったように見えます。
 しかし、実際は、太陽はつねに存在しています。
 そして水を蒸発させて雲を形成したのは太陽です。
 雲が薄れるやいなや、また太陽が見えてきます。
 調べると、あなたには太陽がけっして空から消えてはいないこと
 がわかります。
 それは自ら輝いています。
 「自ら輝く」とは、その光を顕現するために他の光が必要ないと
 いうことです。
 また太陽は闇を知ることはできません。
 それがより遠くまで輝けば、闇はさらに遠く退きその前から姿を
 消します。
 また太陽は光を知ることもできません。
 なぜなら、自分と比べるものを何も持っていないからです。
 あなたである純粋な知性エネルギーはそれと似ています。
 あなたであるこの気づきは自ら輝く、つねに新鮮な存在意識です。
 ただこれだけであり、他には何もありません。
 それは自己意識です。
 それは、それを把握したり「私は気づいている」と言ったりする
 どんなマインドも必要としていません。
 どんな思考にも先立って、その気づきは存在します。

 マーティン あなたの個人的な人生に関するかぎり……。
 
 ボブ
 個人というのはいません。[みんなが笑う]
 
 マーティン ええと、1976年以前は、ニサルガダッタに出会った
       以降と比較して、曇っていたのですか? それとも、
       それは同じ実在でしたか? あなたの喩えを使うな
       ら、私はシアトルに住んでいるようなものです。
       いつでも曇りなんです。[みんなが笑う]私は、あ
       なたがいつも晴天で日差しに溢れたフロリダに住ん
       でいるのかなと思っているんです。それともあなた
       にもそれはシアトルのようなものだけれど、ただあ
       なたはその事実に気づいているということなのか。
 
 ボブ
 過去に戻るのはすべて概念的ですが、私はあなたとまったく同じ
 でした。
 絶えず空を覆っている雲がありました。
 私はそれらの雲が現実だと、それらが本物だと信じていました。
 太陽が存在しているという概念がそこにはありませんでした。
 それは完全な無知でした。
 私は自分の真の本質を完全に無視していました。
 しかし、調べることによって私は理解しました。
 そこに太陽があること、そしてどの雲も空に貼り付いていないこ
 とがわかったのです。
 それ以前は、私は雲には実体があり、何か独立した本質があるの
 だと思っていました。
 一度太陽はつねにそこにあって、雲は現れては消えるのだと理解
 したとき、その偽りの信念はただ止まりました。
 
                  『Living Reality』(p136-138)
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……。(-||-)

> 私は自分の真の本質を完全に無視していました。

わたしも……そうでした。

そしてある種のDNAと条件づけを備えた……個性のようなものを
……真の自分だと……思おうとしていました。

> しかし、調べることによって私は理解しました。
> そこに太陽があること、そしてどの雲も空に貼り付いていないこ
> とがわかったのです。

「どの雲も空に貼り付いていない」……。

これは……ボブさんをとおして……もたらされた言葉ですね。

どんな想念も……自らとどまるパワーをもってはいない。

ただ……その想念に……感情的反応が起こるときだけ……その感情
のパワーによって……それは眼前にとどまる。

ただ……“あるがまま”を許せば……どの想念も……現れたときと
同じように……すみやかに立ち去る。

> 空間に輝いている太陽を考えてください。
> その空間に、ひとつの雲が現れます。
> 太陽は消えてしまったように見えます。
> しかし、実際は、太陽はつねに存在しています。
> そして水を蒸発させて雲を形成したのは太陽です。
> 雲が薄れるやいなや、また太陽が見えてきます。
> 調べると、あなたには太陽がけっして空から消えてはいないこと
> がわかります。
> それは自ら輝いています。
> 「自ら輝く」とは、その光を顕現するために他の光が必要ないと
> いうことです。
> また太陽は闇を知ることはできません。

完璧ですね。(-_-)

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


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       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:追随するエネルギーが……続かない
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なにも変わってはいません……。

でも……薄紙を剥ぐように……変化が起こっている……のかもしれ
ません。

想念というのは……とても暴力的に……注意を奪っているんですね。

もちろん……想念に捕らわれるのですが……昔のように……追随す
るエネルギーが……続かない。

エネルギー不足なのです。(^_-)

まあ……起こることしか……起こりません。

今日は……すっかり日が暮れて……昏くなりました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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