home > 通信 > 『アセンション館通信』第462号:いつのときも進歩はある



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2013/2/10(第462号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象世界はすべて変化の意識であり、変化するものは永遠に変化す
るのみ、見かけの自分はその変化のなかの出来事にすぎません。

現象世界の一部が自分だと想像した、その想像の解除が夢の出口。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在878名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.いつのときも進歩はある

2.ボブさんの言葉:【私は誰か(前半)】

3.編集後記:生きる目安がはっきりしているのって……
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■ 1.いつのときも進歩はある
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本当に久しぶりに……具合を悪くして……三日ほど寝込みました。

ここ何年か……くしゃみをしたら……すぐ塩水で鼻孔を洗うように
なって以来……風邪というのを引いたことがなかったです。

最初は……風邪という感じでもなくて……何となく気分が悪いから
ちょっと寝るわ……というくらいの感じだったんですけどね。

布団に入ったとたんに……ガタガタ震えだして。

そうなったら……自分でも思いっきり……震わしたり。(^_-)

じきに……吐き気がしたり……。

で……ほんとに……大威張りで……ゆっくり休めました。(*^_^*)

お陰さまで……今日はまた……すっきりカンカンです。

やっぱり……ああいうのも……一種の小さなリセット……みたいな
ものなのかもしれませんね。

まあ……ときどき有機体に起こる……一種のメリハリでしょう。

自分からは……ようメリハリをつけられない人間なので。(^^;)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

マハラジの……こういう言葉を……覚えていますか。

「ただ、私は存在―意識―至福が身体と身体の世界に属すると考え
 ていたのが間違えだったのだ」

この言葉は……次のような問答のなかで現れます。

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 質問者 どうやってあなたはそれに到達したのでしょうか?
 
 マハラジ
 私のグル(師)を信頼することによってだ。
 彼は私に、「あなただけが存在する」と言った。
 そして私は疑わなかったのだ。
 私はただ、あるときそれが絶対の真理だと悟るまで頭を悩ませて
 いただけだ。
 
 質問者 繰り返しによって確信したのでしょうか?
 
 マハラジ
 真我の実現によってだ。
 私は意識であり、絶対的に幸福だと見いだしたのだ。
 ただ、私は存在―意識―至福が身体と身体の世界に属すると考え
 ていたのが間違えだったのだ。
                     『私は在る』(p102)
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……。(-||-)

自分の場合も含めて……恐らく……一般的な最大の障害物は……こ
の誤解ではないでしょうか。

> ただ、私は存在―意識―至福が身体と身体の世界に属すると考え
> ていたのが間違えだったのだ。

道を求めるほとんど全員が……現象世界に真理を求め……その結果
霊的進化を求める……そしてやがて元の木阿弥に戻ってしまう。

もちろん……霊的進化はあるでしょうけど……幻想のなかに。

上位次元とかなんとか……そういうの……あるだろうと思います。

でもそれは……マハラジが、

> 私たちが進歩と呼ぶものは、ただ不快から快適への変化にすぎな
> い。(p160)

という類(たぐい)の……ものだと思います。

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 私たちが進歩と呼ぶものは、ただ不快から快適への変化にすぎな
 い。
 しかし、変化そのものが不変へと私たちを導くことはできない。
 なぜなら、何であれはじまりがあることには終わりがあるからだ。
 実在にはじまりはない。
 ただ、それ自身をはじまりなく終わりなく、遍在し、万能で、不
 動のなかの発動力であり、永遠に不変なるものとして顕現するの
 だ。
                     『私は在る』(p160)
------------------------------------------------------------

……。

つまり……進歩とか進化というものは……現象という……変化の相
のなかにしか……ありえないということでしょう。

マハラジは……それを……一言で“無知の進歩”と呼びます。

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 いつのときも進歩はある。
 すべてが進歩に貢献しているのだ。
 しかし、これは無知の進歩だ。
 無知の輪はつねに広がりつづけていくかもしれない。
 それでも、それは相変わらず束縛のなかにとどまったままだ。
 やがてグル(師)が現れ、私たちに真我を探求するように教え励
 ます。
 そして成熟のときを迎え、その結果として永劫の無知の夜は、智
 慧の日の出とともに溶け去るのだ。
 しかし実際には、何も起こってはいない。
 太陽はいつもそこにあったし、夜もなかった。
 マインドが幻想の糸で果てしなく紡ぎだす「私は身体だ」という
 観念によって盲目になっていただけなのだ。
 
                   『私は在る』(p131-132)
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……。(-_-)

マハラジのDVDなんかを見ると……とってもけたたましい感じな
んだけど……あの口から……このような言葉が流れているとは。

マハラジは……隔絶的に雄弁な……覚者ですねぇ。

こういう言葉を……聞けるということ自体が……ほとんど……奇跡
とも言えるような……気がします。

> しかし実際には、何も起こってはいない。

はい。

> 太陽はいつもそこにあったし、夜もなかった。

……。(-_-)

> マインドが幻想の糸で果てしなく紡ぎだす「私は身体だ」という
> 観念によって盲目になっていただけなのだ。

(-||-)

そしていつか……霊的探求者は熟して……進歩という無限階段から
……降りるための転回点に出会うのでしょう。

進歩の世界はもう要らない……自分は本当の真実だけでいい、と。

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 より以上の進歩を可能にするために、進歩へのすべての欲望が放
 棄される地点まで進歩することができる。
 そうなれば、すべての学校は放棄され、すべての努力は終わり、
 孤独と暗闇のなかで無知と恐れを永遠に終焉(しゅうえん)させ
 る最後の一歩が踏まれるのだ。
                     『私は在る』(p496)
------------------------------------------------------------

(-||-)

どんな進歩も実在しない……どんな物語も実在しない。

すべてはただの想像……すべてはただの幻影……。

なんという……安心でしょう。

ただ……目を閉じるだけ……そして沸き上がってくるゴミから……
注意をそらすだけ。

とっても……安上がりなんですよね。(^_-)

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 今、深く内側に入っていきなさい。
 目覚めた眠りと言える状態のなかへ入っていきなさい。
 世界に気づくのではなく、自分自身に気づいている状態のなかへ
 と入っていきなさい。
 その状態のなかで、あなたは疑いの余地もなく、存在の根底では
 自由で幸福なのだと知るだろう。
 唯一の困難は、あなたが体験に耽溺(たんでき)し、記憶を大切
 そうに抱えていることだ。
 実際には、その反対なのだ。
 思い出されたことは、けっして実在ではなく、実在は今あるのだ。
 
                     『私は在る』(p442)
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(;_;)

……。(-||-)

現れに……興味をもつことなく……在ることに……満足して。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。(-_-)

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                    『あるがままに』(p58)
                 
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:【私は誰か(前半)】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(『生きている実在:セイラー・ボブ・アダムソンと過
ごした途方もない夏』)からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

2004年7月23日に行われた、ケリー、ボブ、バーブ、ジェームズの
会話の続きです。

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 【私は誰か(前半)】
 
 ジェームズ ラマナがよく教えに使った「私は誰か?」と自問す
       る技法があります。人々は何年も何年もこれをして
       います。 
 
 ケリー それは彼らが答を期待しているためです――答がないの
     が答だと理解するのではなく。

 ボブ
 質問者はその質問です。
 その質問が問われていなかったら、質問者も質問もありません。
 質問者や質問がなければ、あなたはその瞬間の即時性とともに残
 ることになります。
 
 ケリー その質問が質問者のなかに偽りの中心を確立するのです。
     その質問をしている見せかけの「私」がいるわけです。
     まさにその質問そのものが実際には存在しない「自分」
     を確立するのです。おかしなことです。その「知」には
     何かを知る必要はないのです。
 
 ボブ
 それは空っぽです。
 
 ケリー それは何も知る必要がない、だから知る必要があるすべ
     てをそれは知るのです。それはすべてを知ることであり、
     無を知ることです。
 
 ボブ
 それはすべてを知っています。
 それは空虚を知ることです。
 それがわかると、知ることや空虚の概念化を試みる必要がなくな
 ります。
 それは自然に在るのです。
 
 ケリー 思考はその知ることから生じます。それはある種の非経
     験的経験です――この自分が思考に先立って在ることを
     知っていることです。
 
 ボブ
 それらの思考はどこにも貼り付いていません。
 それらは独立していません。
 だからその思考に固着する必要はないのです。
 
 ケリー しかし今もなお、ある思考は他の思考より長くまつわり
     つくのです。しかしそれらは白いシートの上の黒い点の
     ように見えはじめてきています。
 
 ボブ
 突然自分の思考がひどく目立つようになるので、理解した後のほ
 うが思考がうるさい、と言う人々もいます。
 ニサルガダッタはよく「今もまた、古い思考パターンは発生する
 が、それはただちに破棄される」と言っていました。
 
 ケリー ボブ、あなたにラメッシの教えを話たりして自分でも変
     な感じです。あなたのところにきて他の教師について話
     すなんてほとんど無礼とも見えますし。でもそれが浮上
     した理由は、私が彼から学んだものとあなたから学んだ
     ものを統合する必要があるからなんです。私はあなたも
     ラメッシも両方ともこの上もなく尊敬しています。
 
 ボブ
 ええ。
 重要な点は、最後にはあなたは私たち両者を置き去りにするとい
 うことです。
 ラメッシを置き去りにすることです。
 私を置き去りにしなさい。
 あなたには自分自身の二本の足で立てるだけの充分な理解がある。
 ニサルガダッタが教えていたことを掴んだ後は、私は二度と彼を
 必要としませんでした。
 一年後くらいに一度、彼に会いに行きましたが。
 そして私は未だに彼のことを思い出します。
 彼は私の下から何もかも蹴り出しました。
 彼は私の概念をすべて蹴り出しました。
 私が後から概念にまつわりつくのを、彼は望まなかったのです。
 
 ジェームズ 私たちはグルも蹴り出す必要があります。グルとい
       うのも単なるもう一つの概念です。
 
 ボブ
 あなたは理解をもっている。
 今度はそれを自分のなかで展開させることです。
 あなた自身の理解がやって来るのに任せなさい。
 小さな子が歩き始めるとき、最初は数歩で倒れるかもしれない。
 しかしそれから彼は立ち上がり、最後には走ったり跳んだりする
 のです。
 私たちすべての教師にできることは、あなたがたにつねに無視さ
 れてきたものを指摘することだけです。
 私たちは自分の外側を見るように条件づけられてきました。
 分離の感覚は私たちに、もし自分が集め、蓄積し、獲得したら、
 私たちは全体になり、完全になると思わせました。
 しかし何よりもまず、私たちは一度も分離していたことがない。
 すべての教えにできることは、あなたがたがそれまでけっして見
 て来なかったところを、あなたたがに指し示すことだけです。
 あなたが本当に見たら、私たちが信じているものが崩壊するのが
 わかります。
 偽りは調査に耐えられません。
 そしてあなたは自分がつねにそうであったものとともに残ります。

                  『Living Reality』(p173-175)
------------------------------------------------------------

……。(;_;)

(-||-)

> ケリー その質問が質問者のなかに偽りの中心を確立するのです。
>     その質問をしている見せかけの「私」がいるわけです。
>     まさにその質問そのものが実際には存在しない「自分」
>     を確立するのです。おかしなことです。その「知」には
>     何かを知る必要はないのです。

完璧ですね。(-_-)

「何故にすべては始まってしまったのか?」と……わたしは問うた
……つもりだったけど……。

その実は……こう問うたために……“実際には存在しない「自分」”
が……確立しただけだった。(^_-)

> それらの思考はどこにも貼り付いていません。
> それらは独立していません。
> だからその思考に固着する必要はないのです。

これは……ボブさんを通じて……発明されたレトリックですね。

実に……味わい深い……強力なレトリックです。

この意味が肚に落ちるまで……ゆっくり味わうのがいいです。

そうか……思考には……実はどんなパワーもないんだ。(@_@)

ということが……確かに……納得できます。

> ニサルガダッタが教えていたことを掴んだ後は、私は二度と彼を
> 必要としませんでした。
> 一年後くらいに一度、彼に会いに行きましたが。
> そして私は未だに彼のことを思い出します。

(;_;)

> 彼は私の下から何もかも蹴り出しました。
> 彼は私の概念をすべて蹴り出しました。
> 彼は後から私が概念にまつわりつくのを望まなかったのです。

覚者の愛ですね。

(-||-)

> すべての教えにできることは、あなたがたがそれまでけっして見
> て来なかったところを、あなたたがに指し示すことだけです。
> あなたが本当に見たら、私たちが信じているものが崩壊するのが
> わかります。

はい。(-_-)

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
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ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:生きる目安がはっきりしているのって……
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ただ目を閉じるだけで……いいんですよね。

注意を……見られるものではなく……見る者へと……固定する。

もちろん……マインドは実に巧妙だから……素知らぬ顔で……いつ
の間にか……生じているんですけど。

でもそれに気づいたら……また……ただそれから注意を……外すだ
けです。

残りの人生を……生きる目安がはっきりしているのって……とって
もいいですね。(^^;)

それだけで……かなり楽です。

何を望んだって……勝手にできることなんて……何もないし。

これもまた……あるがままです。

今日はとっても寒い日だけど……明るいうちに終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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