home > 通信 > 『アセンション館通信』第470号:現れと感情的に関わること



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2013/4/07(第470号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

現象世界はすべて変化の意識であり、変化するものは永遠に変化す
るのみ、見かけの自分はその変化のなかの出来事にすぎません。

自分に何かができるという誤解も、何かができる自分など存在しな
いという正解も、ともに永遠の戯れの顕現に他なりません。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在871名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.現れと感情的に関わること

2.ボブさんの言葉:【世界への不二一元論の影響】

3.編集後記:なかなかすごい雨風が……吹き荒れています
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■ 1.現れと感情的に関わること
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現象世界が……交響曲に喩えられることは……よくあるようです。

『ガイア・シンフォニー』などは……その代表例ですよね。

龍村仁監督はこの連作映画で……地球交響曲で際立った音色を感じ
た個別楽器に……毎回カメラを向けているのかもしれません。

今この瞬間……いろいろな楽器が……それぞれ固有の音色を出すこ
とで……この瞬間の創造に参加しています。

音楽の交響曲には……作曲家の意図と作品……指揮者……各楽器の
演奏者……聴衆……などが直接的に参加しているでしょう。

でも間接的には……作曲家の生きた時代も……指揮者の当日のコン
ディションも……楽器の製作者たちも……関係しているわけです。

要するに……間接的には……無限の要素が関係せざるをえません。

そして……その交響曲が演奏されている瞬間……ある大きな感情の
波が……一緒にうねっているのでしょうね。

創造とは……そういうものだと思います。

交響曲の演奏会に参加する方は……もちろん……そこで流れる感情
の波に共振し……いっしょに感動したい方々だと思います。

つまり……そこに流れている“情の波”に……棹さしたい方々……
ということになるでしょうね。

そして……意識によって現実を感じ……そのうねりとともに一緒に
流されたい方々……ということになると思います。

「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される」……。(-_-;)
                  (漱石の『草枕』の冒頭)

じつに見事に人間の苦の一面を……切り取っていますよね。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

交響曲には……「創造」全体の見事なミニチュア……といった側面
があるようです。

おそらく……“見かけ”を構成する現象世界全体にも……作曲者や
指揮者や演奏家や聴衆に当たる方が……いるのかもしれませんね。

マハラジも……こう言っていますから。

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 宇宙は行為であふれている。
 だが、そこに行為する者はいないのだ。
 そこには自己同一化によって行為していると想像している無数の
 小さな、そして大きな、そしてとても大きな個人たちがいる。
 
                     『私は在る』(p418)
------------------------------------------------------------

……と。

無数の小さな個人を演奏会の聴衆に喩えるなら……指揮者や演奏者
は大きな個人で……作曲家はとても大きな個人かもしれません。

その交響曲に……何らかの形で参加するには……最小限でも演奏会
の切符を買って……聴衆にはならなければなりません。

つまり……そこで演奏される交響曲に同調して……感情のうねりに
流されることは……最小限必要でしょうね。

でもこの交響曲には……いろんなレベルで参加している方々が……
いるわけですよね。

それと同じく……この現象世界にも……それぞれ宇宙に飛び散った
創造神たち……といったようなお話もあります。

『プリズム・オブ・リラ』という本で……昔そんな
話を読んだことがあります。

そういう情報に飢えていたので……とても感動したものです。

そして……ニサルガダッタの言葉に……触れました。

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 あなたが知覚可能、想像可能なものは何ひとつあなたではありえ
 ず、何であれ、意識の領域に現れるものは自己ではないとひとた
 び理解したなら、より深い自己実現への唯一の方法として、すべ
 ての自己同一化を断ち切ることだろう。
 否定することによって、文字どおりあなたは、まさにロケットの
 ように進歩するのだ。
 あなたが身体のなかにもマインドのなかにも存在せず、しかもそ
 の両方に気づいていると知ることは、すでに自己知識なのだ。
 
                     『私は在る』(p537)
------------------------------------------------------------

(-||-)

サッドグルからの慈悲が……夢のなかに漏れ出てきたのでしょうか。

かくして……創造にまつわるすべての物語が……じつは意識のなか
にしか……存在しないことを知りました。

それは……創造……つまりあらゆる物語には……どんな実体も……
独立した本質もない……という驚くべき知見でした。

それはただ……過去の記憶と未来の想像という……今は存在してい
ない……単なる意識貯蔵庫のなかの記号でしかなかった。

わたしはこれまで……その意識貯蔵庫のなかの記号を……ひたすら
真面目に参照して……落ち込み……苦しんできたのでした。

つまり……現れの世界と……感情的に関わるという……このことだ
けが……物語を可能にし……それに実体を与えていたのです。

てっきり……感情こそが……自分だと思っていたのに……。

たとえ……知的にはそう思っていなくても……感情そのものは……
あたかもそうであるかのように……振る舞っていましたね。

でも……マハラジのこの言葉↓を……いつかは得心したいものだと
……思っていました。

------------------------------------------------------------
 たったひとつ、あなたには誤りがある。
 あなたは内面を外面に見て取り、外面を内面として見ているのだ。
 あなたの内側にあるものをあなたの外側にあると見なし、外側に
 あるものをあなたの内側にあると見なしているのだ。
 マインドと感情は外側にあるのだ。
 だが、あなたはそれらを最も内部にあると見なしている。
 あなたは世界が外界のものだと信じている。
 だが、それは完全にあなたの精神の投影なのだ。
 これが混乱の根本であり、新たな爆発がその混乱を正すわけでは
 ない。
 あなた自身で考え抜かなければならないのだ。
 ほかに道はない。
                     『私は在る』(p258)
------------------------------------------------------------

……。(-_-;)

> マインドと感情は外側にあるのだ。

何という……驚くべき知見……。

でも……いまは……なんとなく理解できるような気がします。

われわれは……眠っている時にさえ……夢を見たいのです。

夢を見ることに……何を求めているのか。

おそらくは……われわれは重篤な意識中毒なのです。

感情の上下動に……中毒になっているのではないか。

夢のなかで休みながら……さらにそこでまで夢を見ているのです。

まるで……夢の“入れ子”のような。

宇宙が夢をみる場合……その夢の物語自体は……既定のシナリオに
沿っていて……目的の収穫は……そこで分泌される感情にある。

以前「われわれは映画館で何を買うのか」という文章を書きました。


と……思って見てみたら……なんと……その文章にマハラジの言葉
の……上と同じ箇所が……引用されていました。(@_@)

あはは。(*^_^*)

以前と同じ場面を演じていた。(>_<)

われわれは……何としても……意識して……感情の上下動を体験し
たいんですよね。(;_;)

でも……その感情は……自分ではない。

それは……自分の外側にあるものです。

自分の外側にあるそれを……身銭を切って……買ったものです。

それも大変な身銭……“現象依存症”の危険まで賭して。

マインドも感情も……もちろん……現れであり……何らかの知覚の
対象です。

なぜなら……われわれはそれを……知ることができるから。

ならば……それは……紛れもなく……わたしの外側でしょう。

そしてマハラジによれば……“情に棹さす”ことこそが……われわ
れを現象世界に拘束する……主要な自縄自縛のようなのです。

------------------------------------------------------------
 もしあなたが興味を失えばいかなる記憶も持続はしない。
 束縛を永続させるのは感情的なつながりなのだ。
 
                     『私は在る』(p258)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

「束縛を永続させるのは感情的なつながりなのだ」……。

そうか……“感情的なつながり”こそが……現れの世界を……持続
させているのか……。(-_-;)

------------------------------------------------------------
 あなたはつねに快楽を求め、苦痛を避けている。
 いつも幸福と平和を追い続けているのだ。
 あなたの幸福への探求自体が、あなたを惨めに感じさせているの
 がわからないだろうか?
                     『私は在る』(p258)
------------------------------------------------------------

いや……そのこと自体は……理解できます。

いえ……わかります。(*-_-*)

“わたしの幸福への探求自体が、わたしを惨めに感じさせている”
のです。(-_-)

確かに……。(*-_-*)

------------------------------------------------------------
 ほかの方法を試してみなさい。
 苦痛と快楽に無関心でありなさい。
 求めず、拒まず、永遠に存在する「私は在る」のレベルに、あな
 たのすべての注意を払いなさい。
                     『私は在る』(p258)
------------------------------------------------------------

> 苦痛と快楽に無関心でありなさい。

はい……。(-_-;)

> 求めず、拒まず、永遠に存在する「私は在る」のレベルに、あな
> たのすべての注意を払いなさい。

……。(-_-)

(-||-)

------------------------------------------------------------
 すぐにあなたは平和と幸福があなたの本性そのものであることを
 悟るだろう。
 何か特定の経路を通してそれを探しだそうとすることがあなたを
 かき乱すのだ。
 障害を避けなさい。
 ただそれだけだ。
 探す必要はないのだ。
 すでにもっているものを探すことはない。
                     『私は在る』(p258)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

> 何か特定の経路を通してそれを探しだそうとすることがあなたを
> かき乱すのだ。

……。(-_-;)

> 探す必要はないのだ。
> すでにもっているものを探すことはない。

はい。(-_-)

------------------------------------------------------------
 世界は欲望と恐れの住処(すみか)だ。
 そこにマインドの平和を見つけだすことはできない。
 平和のためには、あなたは世界を超えて行かねばならない。
 世界の根本原因は自己愛である。
 そのために私たちは快楽を探し求め、苦しみを避ける。
 自己愛を真我への愛に変えなさい。
 すると画面は変わってくる。
 創造の神ブラフマーはすべての欲望の総計だ。
 世界はそれらを満たすための道具なのだ。
 魂たちは何であれ彼らの望んだ喜びをつかみ、涙で支払う。
 そして時間がすべての勘定書を決算する。
 バランスの法則が究極の支配をするのだ。
 
                   『私は在る』(p102-103)
------------------------------------------------------------

> 世界は欲望と恐れの住処(すみか)だ。

それは……わかります。

> そこにマインドの平和を見つけだすことはできない。

はい。(;_;)

> 平和のためには、あなたは世界を超えて行かねばならない。

ああ。

> 世界の根本原因は自己愛である。

はい。

> そのために私たちは快楽を探し求め、苦しみを避ける。

確かに。

> 自己愛を真我への愛に変えなさい。
> すると画面は変わってくる。

(@_@)

> 創造の神ブラフマーはすべての欲望の総計だ。

はい。

> 世界はそれらを満たすための道具なのだ。

それが……意識なんですね。

> 魂たちは何であれ彼らの望んだ喜びをつかみ、涙で支払う。

ああ……。

> そして時間がすべての勘定書を決算する。
> バランスの法則が究極の支配をするのだ。

(@_@)

じゃ……自分の幸福を願うことには……意味はないんだ。(-_-;)

現象世界に……“感情的なつながり”を持つとは……世界に何か
を求めること……。

それはそのまま……世界の創造に……参加すること。(-_-)

つまり……現象世界に登場するためのコツが……“情に棹さす”こ
と……なのか……。

「感情」が……わたしと……世界の間の……架け橋なんだ……。

現れは……いつもある……。

なぜなら……わたしが……常在だから。

つまり……いつも何かが……現れているんだ。

わたしが……興味をもつかぎり。

でも……何の“感情的つながり”も……持っていなければ……それ
は……特に何の悪さもしない。

無人の部屋で……テレビ画面がチラチラ点滅していても……それは
……存在してはいない。

なぜなら……誰も見ていないから。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
------------------------------------------------------------

はい。(-_-)

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                   『あるがままに』(p58)
------------------------------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m



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■ 2.ボブさんの言葉: 【世界への不二一元論の影響】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』(『生きている実在:セイラー・ボブ・アダムソンと過
ごした途方もない夏』)からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

7月25日(日曜日)に行われた、ケリー、ジェームズ、ボブ、デル、
ジュディ、パットの会話です。

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 【世界への不二一元論の影響】

 デル ますます人々がこの非二元的理解を獲得していくと、それ
    は世界に影響を及ぼすでしょうか?
 
 ボブ
 世界の問題は、私たちが分離した実体だという信念に基づいてい
 ます。
 「ニサルガ」という言葉は、自然なとか自然な状態を意味します。
 ダッタートレーヤが伝説上の最初のグルです。
 彼は『アヴァドゥト・ギータ』を著しました。
 ニサルガダッタは、この二つの言葉を組み合わせて、自分の名前
 を作りました。
 自然なは自然を意味しています。
 自然は完璧に機能します。
 もし今が冬なら、自然は夏だったらと願ってはいません。
 潮は正しいときに満ち、そして引きます。
 夜のあとに昼が来る、等々といった具合です。
 そこには葛藤がありません。
 しかし私たちの分離感、一歳か二歳のころに獲得した分離感は、
 傷つきやすさと不安感をもたらします。
 そして世界の問題はすべてそれに起因しています。
 一つの国家はより多くの安全と豊かさを感じるために、別の国を
 征服します。
 
 私たちの心理的な苦しみはすべてこの分離感のゆえに生じます。
 不安、恐れ、落ち込み、不幸、どんなことであれ、それを感じる
 ことができるのは「自分」だけです。
 その「自分」は完全を感じることはありません。
 それは分離を感じるのです。
 全生涯のなかで、私たちは疑う余地もないこと――自分が自然か
 ら切り離されていないこと――を理解するためにけっして内側を
 見たことがなかったのです。
 私たちは自然です。
 私たちは空気から分離していません。
 私たちの身体は空気で構成されています。
 私たちは土や水から分離してはいません。
 私たちの身体は土や水で構成されています。
 私たちの問題はすべて分離を感じることから生じるのです。
 
 ジェームズ だから参照点から自由な人は、自分が分離している
       とは感じないので本質的に世間の問題で苦しむこと
       はありません。しかしもし戦争のまっただ中、殺戮
       のまっただ中にいるような人が、そこで起こってい
       ることを見守っていたら……。
 
 ボブ
 それでもそこには分離感はないでしょう。
 ただ彼らは何らかの方法で応答するかもしれませんが。
 
 ジェームズ ではそこに分離感がないので、苦しみもないのです
       か?
 
 ボブ
 その通りです。
 
 ケリー しかしデルの最初の質問は、より多くの人々が現在この
     知識に近づいているかどうかということです。
 
 バーバラ あなたは世界がより良くなっていると思っているんで
      すか?[笑いながら]必ずしもそうではありません。
      それはただあるがままです。たくさんの人々が「世界
      はより霊的になっている」と言います。でもそれはよ
      り良くなる必要があるというその人たちの評価にすぎ
      ません。「より霊的」というようなものはありません。
 
 デル 私はただますます多くの人々が目覚めることによって世界
    は影響を受けているのかどうかと思ったのです。
 
 ボブ
 私たちの本質はけっして影響を受けません。
 あなたが小さな子供だった頃からあなたの身体は変化し、あなた
 の自己イメージは変化しました。
 しかしすべてのものが現れているその「基盤」が変化したでしょ
 うか?
 まったく変わっていません。
 人々がけっして調べないのは、それこそが私たちである覚醒状態
 です。
 その覚醒状態はかつて変化したでしょうか?
 それこそがあらゆることがその上に現れている基盤です。
 それはけっして変化しません。
 微塵もです。
 その日のすべての出来事はその覚醒状態の上で起こります。
 それがあなたの基本的な人生の経験であり、それはけっして変化
 しません。
 あなたはあながが目覚めていることを知っています。
 それ以前は、あなたは眠っているのです。
 
 デル もし目覚めた人々が千万人いたら、イラクの戦争はそれで
    も起こっているのでしょうか?
 
 ボブ
 そうかもしれないし、そうでないかもしれません。
 私たちはそれを概念化する必要はありません。
 それは今ではないからです。
 
 ケリー 一度これに飲み込まれたら、人はインターネットで他の
     アドヴァイタン(非二元論者)を見つけ、また他のあら
     ゆる非二元論の本を見て、これがどこにでもあると考え
     ます。しかしボブの本――これはおそらくこのテーマの
     最善の本だと思うけど――わずか千冊しか売れていない。
     それは大した数ではありません。
 
 ジェームズ [冗談で]でも、ボブのアメリカツァーまで、ちょ
       っと待って。
 
 ケリー よし、われわれがサーカスの動物たちにそれを宣伝しよ
     う。
 
 ジェームズ [笑って]「ジェリー・スプリンガー・ショー」に
       彼を出そう。闘いになるよ。「アドヴァイタが最善
       の方法だ!」[アドヴァイタは最善の方法じゃない」
       って。
 
 ケリー きっとサプライズゲストが登場するよ。「ボブは私の娘
     と寝た」。[みんな笑う]
 
 デル 昨夜、私はあなたにこの部屋の誰が悟っているかをあなた
    は言えるかと聞いたら、あなたは「私たち全員です」と言
    いました。確かに、ニサルガダッタの本の中で、ある人が
    「もしラマナがこの部屋に入ってきたら、あなたは彼が解
    放された人だと認識しますか?」と聞くところがあります。
    すると彼は「もちろんだ。人が人を認識するように、ジニ
    ャーニ[自己実現した魂]はジニャーニを認識するのだ。
    あなたはあなたが体験したことのないものを賞賛すること
    はできない。あなたはあなた自身であると考えているもの
    だ。だが、あなたはあなたが体験していないものをあなた
    自身として考えることはできないのだ」と言っています。
 
 ボブ
 まあ、あなたは自分が拘束されておらず、自由であることを知ら
 ないかもしれませんが、しかし私はあなたがそうであるのを知っ
 ています。
 あなたはその他のものではありえません。
 もしあなたに、自分はそうではないという無知な信念があれば、
 エネルギーはその信念のなかに流れ込んで、そうなります。
 あなたがそれを知っていようといまいと、あなたは「それ」以外
 ではありえません。
 ヴェーダの中で「ブラーマから草むらまで……」と言われている
 いるようにです。
 草の葉すらも「それ」です。
 そして私がこれをあなたに言い続けるなら、もしかしたらあなた
 にそれが聞こえるかもしれません!
 
 ジェームズ もし誰もが同じ状態にいるのなら、「悟り」とか
       「覚醒」という言葉には何の意味もありません。
       ある者は恐ろしく苦しんでおり、またある者は自由
       の中で生きていても、本質において私たちはすべて
       同じです。だから「悟り」という言葉はジョークで
       す。もちろん、あなたがそれを本当だと思っていて、
       それを追求しているのなら、それはあまりおかしな
       ことではありませんが。
 
 ボブ
 それが私たちがそれについて考えることです。
 シェークスピアは「何ひとつ良くも悪くもないが、考えることが
 それをそうするのだ」と言いました。
 キリストが「あなた方の誰が考えることによって神の像に1キュ
 ービットでも付け加えられるだろう?」と言ったとき、彼は実在
 のことを語ったのです。あなたは何でも好きなことを考えること
 ができますが、それにはどんな実際の効果もありません。
 
 デル ひとつの問題は私がとても分析的なことです。私の左脳は
    とてもこの知識にどっぷり漬かっていて、私は自分がそれ
    を把握できないことに気づきます。そのとき私は「ストッ
    プ。もういい!」と言うのです。
 
 ボブ
 自分が何を言っているかに耳を傾けることです。
 「私はあまりにも分析的だ」。
 あなたがそのラベルを自分に貼っているので、エネルギーはその
 なかに流れるのです。
 すると、それは「私の忌々しい左脳」になります。
 そのなかに生命の本質がないのに、あなたの左脳は何かのパワー
 をもっているのですか?
 そして誰が分析的なのでしょう?
 その「私は分析的だ」という思考に、何かの力や独立した本質が
 ありますか?
 
 デル それはすべて私の育ちと私の条件づけに基づいています。
 
 ボブ
 もしあなたが今それについて考えていなければ、たった今どんな
 条件づけがそこにありますか?
 
 デル 何もありません。
 
 ボブ
 それは一瞬のうちにあなたの条件づけをすべて取り除きます。
 なぜそれをまた取り上げるのですか?
 盤珪が言うように、「すべては不生の仏心の中で完璧に解決され
 ている。なぜその不生を思考と取り替えるのか?」です。
 その不生の上に、見かけの上で思考が現れ、それが本物だと信じ
 られるのです。
 思考は現れたり消えたりしますが、不生――つまりその上にすべ
 てが現れる純粋な本質――は、けっして変化しません。
 それはつねにあなたとともにあります。
 あなたはそれを束の間のもの、思考と交換してはいないのです。
 あなたはその不生のなか、実在のなかに留まっています。
 実在とはそのけっして変化しないものです。
 あなたの周囲のすべての顕現は絶えず変化しています。
 
 あなたであるものとは、その「無」です。
 そして、何ひとつそれに付け加えることも、そこから取り去るこ
 ともできません。
 その「無」が、あらゆるものを包含しています。
 無から何かが生じることはありえません。
 ですからあなたはその顕現に注意する必要はないのです。
 
 パット アドヴァイタン(非二元論者)は「神」という言葉を使
     いますか?
 
 ボブ
 「神」という言葉の問題は、誰もがそれに対して異なる意味づけ
 をしていることです。
 そして何であれあなたが神についてもっている概念が、あなたを
 その概念のなかで迷子にしてしまいかねません。
 私は知性エネルギーと呼ぶことを好んでいます。
 
                  『Living Reality』(p191-195)
------------------------------------------------------------

(-||-)

> まあ、あなたは自分が拘束されておらず、自由であることを知ら
> ないかもしれませんが、しかし私はあなたがそうであるのを知っ
> ています。
> あなたはその他のものではありえません。

……。

> もしあなたに、自分はそうではないという無知な信念があれば、
> エネルギーはその信念のなかに流れ込んで、そうなります。

ああ……。(;_;)

> あなたがそれを知っていようといまいと、あなたは「それ」以外
> ではありえません。
> ヴェーダの中で「ブラーマから草むらまで……」と言われている
> いるようにです。
> 草の葉すらも「それ」です。

はい。

> そして私がこれをあなたに言い続けるなら、もしかしたらあなた
> にそれが聞こえるかもしれません!

(@_@)

ほんとに。

(*^_^*)

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:なかなかすごい雨風が……吹き荒れています
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今日は……なかなかすごい雨風が……吹き荒れています。

外が……昏くなって来ました。

でも……そういうことはすべて……空なる現れの世界ですね。(^_-)

たいした……気にすることもないか。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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