home > 通信 > 『アセンション館通信』第474号:アイムヒアナウ



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2013/5/5(第474号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

存在するのはただ増えも減りもしない永遠の<今・ここ>のみ。

現れは束の間の風景、見かけの自分は変化のなかの一点景です。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在853名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.アイムヒアナウ

2.ボブさんの言葉:【なぜグルはテクニックを与えるのか?】

3.編集後記:“これ以外”を望むことを……
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■ 1.アイムヒアナウ
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何かを欲しがる“自分”を演じ続けるのも……やはり真剣にできる
限度のようなものが……あるのかもしれません。

どんなに努力しようにも……その努力という思いすら……既に準備
されたお仕着せだと知らされ……。

それでもなお頑張ったとして……自分にできることが……いったい
……何かあるのでしょうか……。

見かけの“自分の身体”を根拠に……いろいろ途方もない夢を見た
ところで……その身体を一瞬も長生きさせられるわけでもなし。

第一……長生きして何するの……って感じもあるし。

映画のなかの……一画面すら……変えられない……。

映画の登場人物に……映画のシナリオを……変えられますか。

つまり……登場人物には……先のことは……分からないわけです。

その欲望自体が……単に配給されるお仕着せにすぎないことが……
自明になってくる。

架空の心理的“努力”をしようがしまいが……何ひとつ……獲得も
……喪失も……できるはずがない。

あなたは映画館……すべてを持っている……。

映画は……永遠に……かかっている……何の努力もしなくても。

あなたは永遠の……<今・ここ>……なのですから……。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

昔……Oshoのいわゆるネオサニヤシンになって間もなく……日本で
「サトリ」という……グループワークが行われました。

対面セッションを交代しながら繰り返す……五日間(だったか)の
……とてもハードな……グループだという触れ込みでした。

プーナの「エンライトンメント・インテンシブ」の……一種強化版
みたいなものだという。

今思うに……どうやって時間を捻出したものか……参加しました。

毎日……パートナーを替えながら……飽きるほど……「私は誰か」
のお喋りを続けるわけです。

でも自分には……唯一可能性があるグループだと……思えました。

ドイツ人のグループリーダーがいて……彼が奥の部屋で……独参者
が来るのを待っているわけです。

公案の「解」を得たと思う者が……手を上げ……サブリーダーを呼
び……セッションを離れて……その彼の前に行きます。

彼が……"Who are you?"と問い……それに自分の「見解(けんげ)」
を……述べるわけです。

「見解」が……正しいかどうかは……さして問題ではない……と言
われていたようです。

しかし「公案」ですから……むろん……正解はあります。

記憶が正しければ……三日目と……四日目に……それぞれ一回ずつ
手を上げて……独参しました。

三日目は……確信がありませんでしたが……四日目に手をあげたと
きは……確信がありました。

"Who are you?"

"I'm Here-Now."

でも……公案は通りましたが……了解してはいなかった。

だから……今頃になって……こんなことを思い出した。

映画のなかの一部が自分だと思うと……苦しいですよね。

映画のなかの一部は……明らかに映画全体のために……現れます。

映画の一部が現れるには……映画が上映されることが必要です。

映画の一部は……映画がなくては……存在できないから。

でも映画館は……映画が上映されなくても……存在できます。

自分の存在のために……映画の上映は必要ないから。

<今・ここ>は……映画の上映がなくても……存在している。

映画のほうは……<今・ここ>がなくては……上映できない。

たとえ上映できたとしても……それを知る者がいない。

だから……映画の存在は……<今・ここ>に依存している。

でも……<今・ここ>は……映画の上映に……依存していない。

<今・ここ>は……否定しがたく……存在しているから。

「私は在る」……これは誰も……否定できません。

これは……否定できない……単純な……事実です。

人間は……自分は映画のなかの登場人物で……<今・ここ>ではな
い……と思いたい。

でもそうすると……事実がいやがうえにも……その誤解を裏切って
……人はどんどん苦しくなる。

“あなた”を……包含した映画は……“あなた”の思惑とは無関係
に……どんどん……固有の展開を進めていく。

まるで……“あなた”の意志など……存在しないかのように。

まるで……“あなた”など……存在しないかのように。

それでも……わたしは……その映画のリアリティに……依存するし
かない。

なぜなら……それしか知覚できるものが……ないのだから。

それ以外のどこに……自分を確認できるというのか……。

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 本当にあなた自身のものを意識することはない。
 あなたが意識していることは、あなたでもなければ、あなたのも
 のでもない。
 あなたのものとは知覚の力であり、あなたが知覚しているもので
 はない。
 意識を人の全体像として見なすのは間違いだ。
 人は無意識であり、意識であり、超意識だ。
 だが、あなたは人ではないのだ。
 あなたのものとは映画のスクリーン、光、そして見る力だ。
 だが、映像はあなたではない。
                     『私は在る』(p463)
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……。(-_-)

> あなたが意識していることは、あなたでもなければ、あなたのも
> のでもない。

それががありえたか……。

> 本当にあなた自身のものを意識することはない。

なるほど。(-_-;)

> あなたのものとは知覚の力であり、あなたが知覚しているもので
> はない。

うーむ。(-_-;)

なるほど……。

> あなたのものとは映画のスクリーン、光、そして見る力だ。
> だが、映像はあなたではない。

"I'm Here-Now."

……。(-_-;)

そうか……。

では……映画のなかにどんなに入れ込んでも……無駄なのか。

むしろ……映画に……注目してはいけないのか。(-_-;)

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 夢があなたの問題なのではない。
 問題は、あなたが夢のなかのある部分が好きで、別の部分が嫌い
 だということだ。
 すべてを愛すがいい。
 あるいは何も愛さないことだ。
 そして不平を言うのはやめなさい。
 あなたが夢を夢として見たとき、為(な)すべきことはすべて為
 し終えたのだ。
                     『私は在る』(p135)
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(-_-;)

不平を言うのは……「エゴ」。

おしなべて……苦しむのは「エゴ」……実在ではない。

<今・ここ>の前を……一瞬一瞬通りすぎる風景から……個人的な
架空の物語を……想像すると……エゴが現れる。

そのエゴが……映画の中から……いろいろ映画を……解釈する。

映画の中で……勝手に個人的物語を紡ぎ……そのなかで自ら買って
出て……苦しむのか……。

なぜエゴは……喜びよりも苦しみを……選ぶように見えるのか。

エゴは……物語の中で生まれたから……物語の継続を……望むしか
ないんだ。(-_-)

だから……物語が終わりそうに見えると……新たな心配の種を探し
て……警鐘を鳴らそうとするんだ。

その警鐘のことを……欲望というのか……。

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 この苦痛の宇宙全体は欲望から生まれたのだ。
 喜びへの欲望をあきらめなさい。
 そうすれば、あなたは苦痛が何かさえ知らずにすむだろう。
 
                     『私は在る』(p100)
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(-||-)

苦しみが起こったら……そこにはエゴがいる。

もともと存在していない……架空のエゴが……物語の継続を意図し
て……反射的に発した……心配のサイレン……。

物語の中でしか生きられない……想像上の……自惚れ……。

わたしは……エゴではない。

わたしは……<今・ここ>……永遠の気づき……。

わたしは……消えることができない。

わたしは……すでに無だから。

わたしは……在る。

"I'm Here-Now."

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                   『あるがままに』(p58)
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:【なぜグルはテクニックを与えるのか?】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

7月25日(日曜日)に行われた、ケリー、ジェームズ、ボブ、デル、
ジュディ、パットの会話の一部です。

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 【なぜグルはテクニックを与えるのか?】
 
 ケリー 顧みて、ムクタナンダのところにいたときは、あなたは
     成長の感覚がありましたか?
 
 ボブ
 そこにはいつも、自分がどこかに向かっていて何かを獲得しよう
 としている、という考えがありました。
 馬の鼻先の人参です。
 
 ケリー 「道」という感覚ですね。私が分からないことのひとつ
     は、そういう霊的な教師が何をしているのかなんです。
     ムクタナンダのような方は理解していたと推測します。
     なぜ教師たちは弟子にテクニックや道についての幻想を
     与えて、「もし自分がこれをすれば私は究極のゴールに
     到達する」というように思わせるのでしょうか?
 
 ボブ
 あなたに理由を説明しましょう。
 あなたはクンダリーニについて知っていますか?
 脊柱を上昇するエネルギーです。
 
 ケリー はい。
 
 ボブ
 それで、ムクタナンダには人々に触れることでその体験を与えら
 れる能力がありました。
 それから彼はクンダリーニを引き起こすマントラやテクニックを
 人々に与えていたものです。
 しかし彼の根本メッセージは「あなた自身にひざまづきなさい。
 自分自身にしたがいなさい。あなた自身の存在を褒め称え、敬い
 なさい。神はあるがままのあなたの中に住んでいる」というもの
 でした。
 フルストップ。
 
 ケリー そうでしたか。
 
 ボブ
 そして彼はよく起きてきては、悟りを求めてインドに旅する人に
 ついての寓話を話したものでした。
 その探求者があるアシュラムに行くと、そのグルは彼に「汝それ
 なり」と告げます。
 するとその探求者は「ええ、それは前に聞いたことがあります」
 と言います。
 しかしそれは彼には何の意味もありません。
 それでは満足しないのです。
 そこで彼は次のアシュラムに行くと、そこのグルは「私はあなた
 に真実を与えることができるが、しかしあなたは12年間私に仕え
 なければならない」と言います。
 そこでその探求者は同意して、それから12年間をその農場で牛の
 糞を掃除して過ごします。
 その期間が満了して、グルは彼に真理を与えます。
 彼はその探求者に「汝それなり」と言うのです。
 
 ムクタナンダの弟子たちは全員、まさにそれこそが自分たちがし
 ていることであるのを理解せずに、その話を笑うのです。
 彼は人々に「神はそのままのあなたの中に住んでいる。それが分
 からないのかね? オーケー、来てマントラを唱えなさい、クン
 ダリーニを楽しみ、瞑想し、これを食べて、これやあれをやりな
 さい」と告げました。
 そして彼らはそれをするのです。
 ある者は12年以上それをやります。
 彼らは30年も40年も、あるいはそれ以上続けます。
 ニサルガダッタに会って、幸運にも私はそれを理解したのです。
 
 ケリー あなたのところ来るたくさんの人々は霊的探求の途上に
     あって、今やあなたが言っていることを聞く準備ができ
     ています。しかし彼らはまだ古い道の概念を大切にして
     います。そして彼らは「待てよ、これを手に入れるのに
     私は何もする必要がない。テクニックはどこにあるんだ?
     努力はどこに行ったんだ? どうしてこれが真実であり
     えよう?」と戸惑うのです。私はあなたが今話してくだ
     さったような寓話は長い間求めてきた者には強力なもの
     だと思います。それは私に仏陀の物語を思い出させます。
     仏陀は覚醒を得るために何年も苦闘してついに諦めまし
     た。そして諦めたとき、彼はそれを手に入れたのです。
     私が重要だと思うひとつの問題は、この覚醒と解放とい
     う考えです。人々は理解を得たという感覚を体験します
     が、彼らはまた突然マインドにつかまり、そして彼らは
     混乱します。自分はそれを見失ったと思います。疑いが
     浮上するのです。
 
 ボブ
 空にはつねに雲が生じるでしょう。
 しかし太陽は絶えずそこにあります。
 それはけっして変化しません。
 もし太陽がそこになかったら、雲は生じることができなかったで
 しょう。
 
 ケリー 私はその喩えが大好きです。太陽がなければ、私たちは
     雷雲を楽しむこともできなかった。そして私はそれらの
     雷雲を楽しみます。[冗談で]私は最近自分が惨めなと
     きに本当にそれを楽しむんです。それは私のいちばんい
     い時です。[皆んなが笑う]
 
                 『Living Reality』(p199-200)
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(-||-)

> 空にはつねに雲が生じるでしょう。
> しかし太陽は絶えずそこにあります。
> それはけっして変化しません。
> もし太陽がそこになかったら、雲は生じることができなかったで
> しょう。

はい。(-_-)

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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       ………○…………○…………○………


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というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


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       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:“これ以外”を望むことを……
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“これ以外”というものは……ないわけですね。

在るのは……これだけ……<今・ここ>のみ。

そして……<今・ここ>だけは……永遠に……在る。

その永遠に在る<今・ここ>を……愛しているんでしょうね。

“これ以外”を望むことを……欲望というのだろうけど……それは
愚かしい……ということかなぁ。(-_-;)

――またまたぁ。(^_-)

(*-_-*)

明るいうちに……終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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