home > 通信 > 『アセンション館通信』第476号:耳鳴りは問題にはならない



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2013/5/19(第476号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

存在するのはただ増えも減りもしない永遠の<今・ここ>のみ。

背景の実在の上に現れている想念がどんなに足掻こうとも、背景の
実在を獲得したり失ったりできるわけがありません。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在853名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.耳鳴りは問題にはならない

2.ボブさんの言葉:【何年も探求する必要があるか?】

3.編集後記:ただ入力に対して……感情をアウトプットする
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■ 1.耳鳴りは問題にはならない
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今ちょうど……町の十二時の音楽がなりました。

少し滲んだような……穏やかな天気です。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

今は目の前の庭では……白いマーガレットの盛りです。

目をつぶると……まわりは見えなくなりますが……相変わらず……
自分はいます。

「私は在る」と言われる……存在の感覚です。

目を閉じても……知覚の対象がすべて……消えてしまうわけではな
くて……視界の明るさや……耳鳴りは……むろんあります。

「私は在る」は……わたしは知る……でもあります。

精神身体の知覚機能の助けで……いろいろな対象物が……知覚範囲
に入ってきます。

でもまあ……明るさや耳鳴りは……あまり問題にはならない。

厄介なのは……いつの間にか……湧いている想念ですよね。

この想念は……圧倒的に……注意を占有してしまう。

注意の焦点が……いわば「わたし」でしょう。

世界は私だ……とか……見る者は見られるもの……とかいう言葉は
……まあそういう意味合いとも……言えるのでは。

瞬間的なニュアンスで「想念」……少し構造的に「思考」とか言わ
れるものは……いちばん動くので……最も興味を引きやすい。

で……その想念を追わないで……それから注意を外す。

注意を外されたら……想念だけで持続する力はありません。

想念や思考は……気づきを背景にして舞い立つ……一瞬の埃みたい
なものなので……そこに持続性はありません。

気づきの注意を引こうと……一瞬の演技をする乞食にも……喩えら
えるかもしれません。

だから……注意を外されたら……自前では持続できない。

すると顕現しているのは……視界の明るさ……耳鳴り……まわりの
物音……右肩のだるさ……右手の親指の巻き込む感じ。

そんなものです。

そういう知覚の対象物からも……注意をそらす。

すると……残るのが……まあ存在の感覚……ということでしょうか。

「私は在る」……。

あとは……そのまま……それに注意を向け続ける。

その状態に……とどまりつづける。

その状態のなかに在るもの……それは維持する必要はない。

それは……減りもしない……増えもしない。

そもそも失うことができないから……獲得もできない。

それ以外のものは……すべて……想像といえば想像。

創造といえば創造……なんでしょうね。

そういうものも……すべて何の努力もなく……湧いてくる。

注意の焦点を当てれば……元気になって踊りだす。

すると……いつの間にか……映画が上映されています。

映画に注目すれば……どんどん拘束がきつくなります。

いつの間にか……その映画のなかに……自分が組み込まれている。

すると……その映画のなかで……何かの役割を担っている。

その役割を……放り出すわけには……いかないようなのです。

どうやら……その役割を維持するのは……自分の責任らしい。

責任とは……自然発生的なものでは……ないということでしょう。

それには……維持する意志と……努力が必要であるらしい。

どうやら想像したものは……維持しなければ……消えるらしい。

そこで……自分がそれを維持している……という幻想が生まれる。

その想像を自分がやっていると思えば……仕事になります。

仕事の継続が習い性になって……それがくたびれてくれば……結局
……努力感になるのでしょうね。

でも実際は……精神身体機構の……知覚範囲に浮かんでくる想念は
……ただ自然発生的に……浮上しているんですよね。

その想念の……継続維持を……自分の仕事にする……必要はない。

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 「私は在る」という気づきの中に揺らぐことなく確立しなさい。
 これがはじまりであり、またすべての努力の終わりだ。
 
                     『私は在る』(p72)
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はい。

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 あなたの非依存性を自覚し、幸せでありなさい。
 あなたに言おう。
 これが幸福の秘密なのだ。
 あなたの幸せがものごとや人びとに依存すると信じることは、自
 己の真の本性に関するあなたの無知によるものなのだ。
 自己知識を除いては、幸せとなるために必要なものは何もないと
 知ることが智慧なのだ。
                     『私は在る』(p523)
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わかりました。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                   『あるがままに』(p58)
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


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■ 2.ボブさんの言葉:【何年も探求する必要があるか?】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

7月26日(月曜日)に行われた、ボブ、ケリー、ジェームズ、デル、
エメットの会話の一部です。

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【何年も探求する必要があるか?】

 エメット ボブ、あなたはこの知識について誰でも手に入れるこ
      とができるというように話します。しかしそれを手に
      入れる人々はたいてい何年も何年も探求しています。
 
 ボブ
 その通りです。
 私はそれを探求するのに16年を費やしました。
 そして私は、あなたが探求しているのは、すでにあなたであるも
 のだと、確信をもって言うことができます。
 しかもあなたは、たった今完全停止してそれを理解できるのです。
 
 エメット あなたはそう言いますが、しかしまず最初に道を旅し
      たこともない者がそれができると、どうして分かるの
      でしょうか? そこに至る体験がまったくなくてもで
      すか?
 
 ボブ
 そういうガラクタはすべて捨てても、あなたはそれが自明で歴然
 としていることを理解するでしょう。
 道とか技法とかいったそういう話に乗るとき、あなたはただそれ
 が自明だと理解するに充分なだけ、立ち止まったことがないだけ
 なのです。
 
 エメット ですから私たちは充分に長く立ち止まったり経験した
      りしていないのです。もし私たちが人々の体験という
      証拠によって進むものなら、私たちはその現実性を深
      く考えなければなりません。
 
 ボブ
 今あなたはまた時間に戻っています。
 あなたは立ち止まっていません。
 あなたは完全停止していません。
 知ることは即座です。
 あなたは自分が存在することを知っている。
 いかなる状況においても、あなたはそれを否定できません。
 フルストップ。
 しかしそれはマインドには微妙すぎるのです。
 すぐに、人々は「しかし」とか「なぜ」とか「どうやって」とか
 言うでしょう。
 しかしあなたは、たった今ここに在るその存在性を否定すること
 はできません。
 ただそれを身に染み込ませるのです。
 
 エメット マインドがそれを容認できるほど柔らかくなるまでは、
      その理解が起こるのを妨げる障害物があるようです。
      そのプロセスが必要だと思われます。
 
 ボブ
 誰あるいは何がそれをするというのでしょうか?
 もしあなたが既に自分が探しているものであるとするなら、誰が
 または何がその障害物を取り除くというのでしょうか?
 
 エメット [ふざけて]架空のマインドがそれをするのでしょう。
 
 ケリー 何年もそれを探求したりせずに、まったく突然に理解を
     得る人々がいます。面白いことに、そのために奮闘した
     人か、ただそれに突き当たった人かに関係なく、結論は
     同じなのです。彼らは全員「私はそれに何の関係もなか
     った」と言います。道は明白にあったけれど、道の上に
     は誰もいなかったのです。「あなたはその理解を即座に
     認識できる」という思考は、覚醒した人の事後の理解と
     一致します。探求者もいなければ道もなかったのです。
     そこにあったのはただ、見かけの探求者と見かけの道に
     すぎません。だからこそ、これらの人々はそれを理解し
     たときひどく笑うのです。ジョークは彼らがそれを即座
     に理解しているはずだからです。すべての探求やドラマ
     は、いったい何だったのか?
     実際それは、かなり悲しいニュースです。それはまるで
     あなたが大英百科事典と一緒にいて、現実にはあなたが
     その装丁だったようなものです。だから、無論そこには
     混乱があります。あなたは自分が本を全部を読む必要が
     あると思っている。しかし解答がそこにないのは、あな
     たはその装丁だからです。本ではない。
     ボブ、どのくらいの人数の人々が毎日ニサルガダッタに
     会いに行ったのですか? 5人とか10人とかですか?
 
 ボブ
 私があそこにいたときはそのくらいの人数でした。
 後になって、たくさんの西洋人が彼のことを聞いてからは、彼は
 もっと多くの訪問者をもつようになりました。
 しかし多すぎるほどではありません。
 あの部屋は、びっしり詰めても20人から25人以上の人々は入
 らないでしょう。
 
 ケリー まるで地獄のような暑さだったでしょうね。
 
 ボブ 
 そうでした。
 扇風機をひとつ回して、それが線香に風を送っているのですが、
 部屋中がタバコの煙でした。
 彼は普通8本から10本の線香を常時炊いていました。
 そして壁からは虫が這い出ていました。
 
 ケリー ラメッシが好んで話す、金を持たずにニサルガダッタに
     会いにきたあるサドゥーの素敵な話があります。そのサ
     ドゥーはあまりに貧乏で列車でボンベイに旅するとき、
     切符を持たずに列車に乗っては次の駅で放り出されてい
     ました。そしてまた乗ってはまた放り出されるというこ
     とを何度も何度もやってボンベイに着いたのです。
     で、彼はときどき人々にお祈りや詠唱をしては毎回2、
     3ルピーをもらっていました。立ち去る準備ができたと
     き、彼は約20ルピーを貯めていて、それをニサルガダ
     ッタに渡したかったのです。そこでニサルガダッタは大
     いに感謝して、それを受け取りました。次の日、そのサ
     ドゥーが出発する日ですが、ニサルガダッタは彼に真新
     しい衣服と200ルピーを与えました。ニサルガダッタ
     はその贈り物を完全に受け取り、それからもっと多くを
     与えたのです。面白い話です。
 
                 『Living Reality』(p203-205)
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(*^_^*)

素敵な話ですね。

しかし、ケリーの比喩はいつも秀逸ですね。

人生は大英百科事典の内容で……真我は百科事典の装丁だとは。

(-_-)

ありがとうございました。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:ただ入力に対して……感情をアウトプットする
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最近……自分は……自分の行為を……まったくコントロールしてい
ないという……如実な体験をしました。

人間というのは……ただ入力に対して……感情をアウトプットする
……バイオコンピュータなんですね。

だんだん……努力が不可能になりつつあるような。

もう……そんなに頑張れないです。

お手上げですよね。

少し畑に野菜の苗を植えて……明るいうちに終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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