home > 通信 > 『アセンション館通信』第486号:配達される心配を



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2013/7/28(第486号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

実在するのはただ増えも減りもしない永遠の<今・ここ>のみ。

知覚できる変化の相に何も期待することなく、ただ永遠の<在る>
に満足するのが裏切られることのない幸せなのだと教わりました。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在871名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.配達される心配を

2.いただいたお手紙から: canesanさん

3.編集後記:何ごとにも……トロくなっているのを感じます
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■ 1.配達される心配を
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なかなか……暑いですね。

この身体に起こるいろいろな状況に……あれこれ感想が浮上するの
が習いとはいえ……暑いときに暑いと言うのは……素直です。

もっと……どこからどう抽象すれば……そういう判断か生まれるの
か……と不思議になるような……遠大な心配もありますよね。

しかし……どんな心配も……心配している当人には……ごく当然の
……心配であることも……確かです。

その気持ちは……嫌というほど……わかります。

わかりますが……その心配が……正しいというわけでもない。

いずれにせよ……エゴの心配というのは……仮想された当人は本気
でも……元々空想の中で編み出された……心配にすぎません。

だから……誰も……“他の人”の心配には……それほど……本気で
取り合いません。

とろこが……いわゆる“自分”の心配だけは……ずいぶん真面目に
……付き合うんですよね。(^_-)

想像されたその心配に……どこかに何かの……実体的な根拠が……
存在するわけでもない。

それは……こう書いているpariパターンが……心配から解放されて
いる……という意味では……もちろん……ありません。(^_-)

何とか心配から……解放される方法はないのかと……いまだにこう
して……マインドのなかを……虚しく彷徨っているのですから。

でも……マインドのなかに答えがないことくらいは……もうとっく
に……納得はしているわけです。

ただ……すぐにマインドのなかを虚しく彷徨う……癖が終わってい
ないだけです。

気の毒なものです。(-_-;)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を……いかがお過ごしでしょうか?

想像されたこの苦しみが……いつ終わるのかというのは……想像し
ている当人には……わからないですよね。

想像しているといっても……分かっていて……自覚的に……意図的
に……想像しているわけではない。

ただ……配達される心配を……受け取って……ためめつすがめつ…
…吟味しているだけですから。

生きているのではなく……生きられているのだ……という語法を借
りるなら……想像しているのではなく……想像させられている。

古来……覚者・賢者といわれる方々は……何とかこの……考え続け
るという癖の不毛さを……伝えようとしてくださった。

虚構された苦しみの終わりは……その中にはない……そこを探すの
はやめなさい。

あなたは今……その虚構の苦しみを想像しているのだ……と。

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 質問者 夢はいつ始まったのでしょうか?
 
 マハラジ
 それにははじまりがないように見える。
 しかし、事実はたった今だ。
 一瞬一瞬、あなたはそれを再生しているのだ。
 ひとたび夢を見ていると知れば、あなたは目覚めるだろう。
 しかし、あなたは見ない。
 なぜなら、あなたはその夢が続いてほしいからだ。
 いかなる代価を支払ってでも、真剣にその夢が終わってほしいと
 一心に願う日がやってくるだろう。
 その代価とは、無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと
 だ。
                     『私は在る』(p525)
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つまり……これほど生への嫌悪で煮詰まっていても……それは……
夢自体への興味を失っていることを……意味しない。

嫌悪とは……希望の裏返しでしか……ないからでしょう。

> 一瞬一瞬、あなたはそれを再生しているのだ。

はい。

> ひとたび夢を見ていると知れば、あなたは目覚めるだろう。

つまり……夢を見ている、夢を見ている……と騒ぎながら……わた
しは「夢を見ていると知」らない……ということだ。(*-_-*)

> しかし、あなたは見ない。
> なぜなら、あなたはその夢が続いてほしいからだ。

そうか……。(-_-)

> いかなる代価を支払ってでも、真剣にその夢が終わってほしいと
> 一心に願う日がやってくるだろう。

(-||-)

> その代価とは、無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと
> だ。

「無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと」……。

何回聞いても……これが理解で……これがロケットの燃料なんだ。

そしていつもわたしは……夢のなかに解決を求めて……夢のなかを
彷徨っているのか。

でもそれは……わたしが夢のなかで当座助かることに……何らかの
意味がある……と思っているからだ。

もちろん……夢を見ている者にとっては……当座助かることに……
明らかに意味はある……夢のなかでは。(;_;)

でもその夢は……つねにその身体の死をもって……終わる。

また……夢のなかで当座助かることが……身体の崩壊を回避できる
わけでも……苦痛の終焉を意味するわけでもない。

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 苦痛の終焉(しゅうえん)は快楽のなかにはない。
 あなたが自分を苦痛も快楽も超えたものだと、超然として屈する
 ことなく気づくとき、幸福を追求することはやみ、結果として悲
 しみも消え去る。
 なぜなら、苦痛は快楽のあとを追い、快楽は容赦なく苦痛に終わ
 るからだ。
                     『私は在る』(p164)
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それでも夢を見ている者は……当座助かることを……求めざるをえ
ない。

それが……その身体の……運命だから。

でも……その身体が……その夢を見ているわけではない。

その証拠に……その身体からあなたが抜けたら……その身体の目だ
けでは……見ることはできない、と。

その夢に自己同化している存在がいるのだ……それがあなただ……
というのが……これまで教わってきたことでした。

でも……前回ご紹介した……ヒロさんの翻訳で知った方は……また
ちょっと別の言い方を……発明しているようです。

これもまた……今という同じ時空に顕現しているのでしょう。

スティーブン・ノーキストという方によると……自己同化している
存在がいるわけですらない……ということのようでした。

ただ……誰が経験しているわけでもない……宇宙という経験が……
起こっているだけだ……と。

何が正しい……というようなことでは……ないのかもしれません。

全体がひとつの共鳴体である宇宙に……いろいろな経験と……その
部分として……いろいろな見解が……響きわたっている。

もちろん……構造体に組み込まれた身体に……自己同化した見解は
……身体が無防備なだけに……弱気です。(^_-)

だから悟ってそうな相手なら……誰の見解でも……受け入れます。

もう……どうでもいいから助けてくれ……ってな感じですから。

でも……現れへの自己同化から解放された見解は……もう怖いもの
なしなので……強気です。(^^;)

他の見解に……妥協する必要も何もないので……その経験で顕現し
た見解に……絶対の自信を持っている。

というわけで……賢者が賢者を批判する……というようなことも…
…まま起こるわけでしょう。

とはいえ賢者は……すべてはただあるがまま……であることも知っ
ているので……他に有りようがないことも……わかっている。

だから……批判といっても……そう真面目にはできませんよね。

悟った人もいなければ……悟っていない人もいない。

悟った経験と……悟っていない経験が……あるだけなのでしょう。

つまり……現れの世界には……相対的に楽な体験と……相対的につ
らい体験があるだけだ……という身も蓋もない話しです。

悟りたいという欲望と……楽になりたいという欲望が……別のもの
でないことは……明らかです。

でも楽になりたいと思って……楽になれる人もいるけど……楽にな
れない人も……いるようです。

悟りたいと思って……悟れたように見える人もいるけど……悟れな
かったように見える人もいるようです。

ならば……そんなことを願うことに……何に意味がある。

それこそ……ラメッシ・バルセカールの言う……「誰が知るか?」
でしょう。

> その代価とは、無執着と冷静さ、その夢自体への興味を失うこと
> だ。

というわけなのでしょうね。

宇宙のなかには……また別の表現もあるようですけど。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                   『あるがままに』(p58)
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


       ………○…………○…………○………


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■ 2.いただいたお手紙から:canesanさん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


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今回、canesanさんとおっしゃる方からメールをいただきました。

早速ご紹介します。

【件名】: ケン・ウィルバー
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 はじめまして
 アセンション館通信を何時も楽しみに読ませていただいていま
 す。
 ありがとうございます。
 
 館長さんは、ケン・ウィルバーと言う人をご存知でしょうか。
 最近この人の「存在することのシンプルな感覚」という本を読
 みましたが、長年の瞑想などで覚醒していること、覚醒するた
 めのシンプルな方法などが載っていました。
 館長さんが読んだ(読んでいた)ならどのような感想を持たれ
 るのか大変興味なあって投稿しました。
 是非聞か聞かせて(書いて)いただけませんか。
 
 Down The Rabbit Hole (http://rabbithole0.blogspot.jp/)
 というブログをご存じてすか。
 このブログもresonanz360と同じように海外の覚醒者の翻訳を掲
 載していますが、ほとんがYouTubeの映像の翻訳です。
 とても参考になっています。
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> はじめまして

はじめまして。

> アセンション館通信を何時も楽しみに読ませていただいていま
> す。
> ありがとうございます。

こちらこそ、ありがとうございます。

> 館長さんは、ケン・ウィルバーと言う人をご存知でしょうか。

ええ、昔は読んだことがあるようです。

『意識のスペクトル』とか『無境界』とか……。

というか……今見てみると……本棚には並んでいるようです。

『意識のスペクトル』には……感心したような記憶もあります。

『無境界』には……なんの感想も湧かないので……もしかしたら
……読んでいないのかもしれません。

> 最近この人の「存在することのシンプルな感覚」という本を読
> みましたが、長年の瞑想などで覚醒していること、覚醒するた
> めのシンプルな方法などが載っていました。

そうなんですか。

本を読んで悟れるのなら……読んでみたいような気もしますが。

ただ最近何となく……悟りというのは方法ではなくて……やはり…
…マハラジが言うように……当人の熱意なのではと感じますね。

> 館長さんが読んだ(読んでいた)ならどのような感想を持たれ
> るのか大変興味なあって投稿しました。

それは……大変光栄ですが……。

> 是非聞か聞かせて(書いて)いただけませんか。

そうですねぇ。

なぜか……このごろ……あまり本が読めないんですよね。

手元に……読んでいない本が溜まってしまって。(-_-;)

これまでお薦めいただいた本が……どれもとてもいい本だったので
……たぶんそのうち……手を出すかもしれません。

もしかしたら……忘れた頃に……感想を書けるかもしれません。

> Down The Rabbit Hole (http://rabbithole0.blogspot.jp/)
> というブログをご存じてすか。

いいえ……今はじめて知りました。

アジャシャンティを……多く訳していらっしゃるんですね。

> このブログもresonanz360と同じように海外の覚醒者の翻訳を掲
> 載していますが、ほとんがYouTubeの映像の翻訳です。
> とても参考になっています。

すごいですねぇ……YouTubeの映像から翻訳できるんですか。

ヒロさんといい……Asaminさんといい……素晴らしいですね。

いいサイトを教えていただいて……きっと皆さんも見られるかも。

ありがとうございました。

m(_ _)m


      …………○…………○…………○…………


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http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


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■ 3.編集後記:何ごとにも……トロくなっているのを感じます
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何ごとにも……トロくなっているのを感じます。

それがここで起こっている体験であり……それが完璧なのだと知っ
て (^^)……いればいいのですが。(>_<)

(*^_^*)

まあ……夢のなかで……何を獲得できるわけでも……何を失うこと
ができるわけでも……ありません。

それくらいは……思い出すんですけどね。

迷いと……迷いにともなう苦しみは……夢のなかにしかない。

手に入るのに時間がかかるものは……すべて夢でしかない。

そういうことは……まあ……思い出すことは思い出します。

ただ……まだマインドのなかを……彷徨おうとするんですよね。

それはそれで……完璧であり……問題はないのですが。

ただ残念なことに……問題を感じる人が……消えていない。(^_-)

まあ……しゃーないか。

明るいうちに終えました。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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