home > 通信 >『アセンション館通信』第510号:エゴは黙りたくない



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2014/1/12(第510号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

実在するのはただ不垢不浄不増不減の永遠の<今・ここ>のみ。

問題はすべて概念上のものにすぎない。問題を創造する“自分”と
いう実体の不在も、物語への執着も、ただあるがままあるがまま。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在856名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.エゴは黙りたくない

2.ボブさんの言葉:【「私は在る」にとどまる】

3.編集後記:山里なので山陰にもう日は没しました
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■ 1.エゴは黙りたくない
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「意味など何もない」と言うとき、その言葉は意味を担っているの
でしょうか?

何か意味ありげなことを、言いたいのでしょうか?

笑ってしまうようなことだと、思いませんか?

何が、何に対して、意味を伝えたいのでしょう?

でも、伝えたいのです。(-_-)

それが、あるがままだから……。(^_-)

「不幸は、なくて済むのならない方がいい」というのは。ひとつの
観念です。

しかし、顕現としての不幸なしに、顕現としての幸福は、ありうる
でしょうか?

バカげたことだと思いませんか?

言葉の世界は、すべてそのようなものです。

物語の世界は、すべてそのようなものです。

笑ってしまうようなことだと、思いませんか? (^_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

思うにわたしというパターンは、言葉が言葉をウロボロスのように
飲み込んでしまう構造を、構築させられているのかもしれません。

なぜならエゴとは、何もないところに“自己”を幻想し、その存続
を画策するエネルギーパターンでしか、ありえないからです。

エゴが“自ら”黙るということは、ありえません。

それはエゴの定義に反するし、エゴの存立にも反する。(^_-)

つまり、エゴの自然に反するわけです。

なので、基本的にエゴは黙りたくない。

ぷ。(>_<)

エゴが黙る?

それではまるで、エゴがエゴでないみたいではないか! (\/U)

というわけなので、エゴは黙りません。(*^_^*)

ただ、黙りたがっているかのような、駄弁を弄するだけです。

その手段として、何かを何かに対立させる。

その過程で、密かに意味を密輸入する。

そして密かに物語を構築する下準備をするわけです。

物語こそが、エゴの独壇場です。

エゴは、物語によって「観念」から「感情」を蒸留します。

「感情」を捏造できたら、あとは「観念」の自由自在です。

無限連鎖の散乱を創造できます。

われわれの大好きな物語の世界。

悲劇も喜劇も、悪魔も英雄も、自由自在です。

玉転がしのワールド・チャンピオンシップだって創造できます。

いえ、もちろん、偉大な事業でないなんて言ってません。(^^)/

何度も引用してきたマハルシの恩寵をここでもどうぞ。

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 質問者 知性(ブッディ)とは何でしょうか?
 
 マハルシ
 思考あるいは識別の機能です。
 それらは単なる名前でしかありません。
 自我、心、知性、それらはみな同じものです。
 誰の心でしょう?
 誰の知性だと言うのでしょう?
 自我のです。
 自我は実在でしょうか?
 いいえ。
 私たちは自我を取り違えて知性や心と呼ぶのです。

        『ラマナ・マハルシとの対話 第1巻』 (p379)
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アッハッハ。\(^o^)/

キタカチョウサン、マッテタホイ。

これはすごい。

エゴに、一服丸。

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 生命への執着は不幸への執着だ。
 私たちは私たちに苦痛を与えるものに執着するのだ。
 私たちの本性とはそんなものなのだ。
                     『私は在る』(p436)
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そう、エゴは黙りたくない。

でも、黙りたくない間は、喋ったらいい。

喋っている人など、誰もいないのだから。

あるがまま、あるがまま。

喋らないことが必要になったら、喋らないことが起きるだけ。

あるがまま、あるがまま。

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
                     『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
                   『あるがままに』(p58)
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


       ………○…………○…………○………


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■ 2.ボブさんの言葉:【「私は在る」にとどまる】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

以下は第六章に集められている週末トークからの翻訳です。

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           最初の週末トーク
 
 【「私は在る」にとどまる】
 
 ボブ
 私は皆さんに何も教えることはできません。
 私は皆さんに何も言うことはできません。
 私ができるのは皆さんがすでに生まれつき知っていることを指摘
 することだけです。
 私は皆さんの身体に話しかけているのではありません。
 皆さんの身体は、その中の生命の本質がなければ何ものでもあり
 ません。
 また私はどんなマインドに話しているのでもありません。
 意識あるいは気づきがなければ、そこにどんなマインドがあるで
 しょうか?
 もしそこに生命の本質がなかったら、皆さんはどれほどの思考を
 もてるでしょうか?
 ですから私が話しかけているのは、私であるところの「私は在る」
 に対してです。
 私はその存在の意識、または気づきの存在に向かって話していて
 ──それを皆さんはけっして否定できません。
 あなたが存在していると知っていること──まさにそれであり、
 それ以外ではありません。 
 ですからここで皆さんに話しかけている「私」は存在しません。
 もし存在したら、そこにはどんなコミュニケーションもないでし
 ょう。
 しかし、もしそこに話すことと、聞くことがあるなら……。
 もしハートから(肉体の心臓ではなく本質から)聞くことがある
 なら、そこには「ハートからハートへ」があるでしょう。
 もしそこにまさに本質から本質への言葉があるなら、そこにはそ
 の一なるものがあるがゆえのコミュニケーションがあるでしょう。
 さて、何か質問か、疑問か、または議論がありますか?
 
 スティーブ ニサルガダッタは、彼の先生が彼に何か為すべきこ
       とを与えて、それを彼が三年間実行した後に覚醒し
       たと言っています。あなたの教えの中には何かその
       ようなものがありますか?
 
 ボブ
 ニサルガダッタは「私は在る」にとどまるようにと言いました。
 彼が言っていたのは存在感覚のこと、自分が存在することを知っ
 ているということです。
 
 スティーブ それとともにとどまるのですか?
 
 ボブ
 そうです、そしてたとえやろうとしても、そこから離れることが
 できないことを理解するのです。
 たとえあなたが過去や未来について考え始めたとしても、あなた
 がそれをするのは現在においてです。
 つねにあなたとともにあるその存在の気づきがなかったら、あな
 たは考えることもできなかったでしょう。
 時には途中に外見上の雲があることがあります。
 しかしいずれにせよ、そこには気づきがあります。
 太陽が雲に遮られる曇りの日にも、空にはつねに太陽があるのと
 まさに同じです。
 それを知っていれば、あなたはもう太陽が消えてしまったと考え
 る思考に騙されることはありません。
 ですからあなたがする必要のあることは何もありません。
 
 アン 先週あなたといっしょに過ごした後、私は明瞭に見られる
    ようになりました。でも人はその後でまた見失うこともあ
    りうるのでしょうか?
 
 ボブ
 ひとたび海の水が青くないことを知ったら、青い水を見るために
 海に行くことができるでしょうか?
 
 アン 私は一生それをやってきました。
 
 ボブ
 しかし海が本当は青くないことを知った今では、あなたはけっし
 て青い水を取りに海には行かないでしょう。
 
 アン ではなぜこの疑問が私に浮上しつづけるのでしょうか?
 
 ボブ
 それは海がやはり青く見えているからです。
 あなたは、雲がときどき現れると言います。
 雲が現れるのは、今であることに注目してください。
 それは今現れます。
 それらの雲はただの外観です。
 それらは実在ではありません。
 ですから雲が出てきても、あなたはやはり、その雲が今の外観に
 すぎないという事実を楽しむことができるのです。
 たとえ雲が現れていても、それもやはり本当は存在の気づきであ
 ることを知って楽しむことです。
 その中でくつろぐのです。
 
 アン では、そこにはやはり反応はあるのですね?
 
 ボブ
 応答が起こるでしょう。
 それらはときどき浮上してきます。
 
 アン 最近私は眠ることに問題を抱えています。
 
 ボブ
 「私は眠っていない」と言うとき、あなたはそれをある実体に帰
 属させたのです。
 それが葛藤を引き起こします。
 あなたは眠りたい、だから眠らないことへの抵抗があります。
 その抵抗が葛藤であり、それがあなたを目覚めつづけさせます。
 あなたは抵抗については何もできません。
 なぜならあなたは行為者ではないからです。
 あなたがその抵抗を認識できるのは、非抵抗の地点からです。
 そこにはすることや、しないことというのはありません。
 ただ見ている、見ている、見ているのです。
 
                 『Living Reality』(p279-280)
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(-||-)

なんか……すごい感じですねぇ。(-_-)

> つねにあなたとともにあるその存在の気づきがなかったら、あな
> たは考えることもできなかったでしょう。

これは、完璧に理解できますよね。

> 時には途中に外見上の雲があることがあります。

中核に在る気づきを、現象という見かけの雲が覆っている。

> しかしいずれにせよ、そこには気づきがあります。

たしかに。

> 太陽が雲に遮られる曇りの日にも、空にはつねに太陽があるのと
> まさに同じです。

わかります。

> それを知っていれば、あなたはもう太陽が消えてしまったと考え
> る思考に騙されることはありません。

雲に覆われて見かけ上は見えなくなっていても、その見かけの雲の
向こうに間違いなく太陽は在る。

現象という見かけに覆われていても、その内外に間違いなく気づき
という永遠の実在が在る。

それがなければ、現象は現れることができないのだから。

> ですからあなたがする必要のあることは何もありません。

はい。

現象のなかで、見かけの自分が何かをしようが、何もしなかろうが、
そんなことには関係なく気づきは在る。

気づいている「私は在る」。

> アン ではなぜこの疑問が私に浮上しつづけるのでしょうか?

ええ、そう思ってしまう。

> ボブ
> それは海がやはり青く見えているからです。

たしかに。

> あなたは、雲がときどき現れると言います。
> 雲が現れるのは、今であることに注目してください。
> それは今現れます。

ああ、なるほど。(-_-)

> それらの雲はただの外観です。

……。

> それらは実在ではありません。

なぜなら、絶えず変化しつづけているから。

> ですから雲が出てきても、あなたはやはり、その雲が今の外観に
> すぎないという事実を楽しむことができるのです。

現象が変化しても、その現象は気づきの存在ゆえに、「私が在る」
がゆえに現れていることを、楽しむことができる。

……。(-_-)

> たとえ雲が現れていても、それもやはり本当は存在の気づきであ
> ることを知って楽しむことです。

様々な現象に連動して現れる気分も、「私が在る」がゆえに現れて
いることを知って、それを楽しむことができる。

> その中でくつろぐのです。

現れ(=夢)から脱出しようとか、逃れようとか思わずに、その夢
のなかでくつろげばいい……。(-_-)

> 「私は眠っていない」と言うとき、あなたはそれをある実体に帰
> 属させたのです。

なるほど。

これは単なる口癖なんだ。根深い口癖。

> それが葛藤を引き起こします。

はい。

> あなたは眠りたい、だから眠らないことへの抵抗があります。
> その抵抗が葛藤であり、それがあなたを目覚めつづけさせます。

なるほど。

> あなたは抵抗については何もできません。

ああ。

> なぜならあなたは行為者ではないからです。

(-_-)

> あなたがその抵抗を認識できるのは、非抵抗の地点からです。

ここか。

> することや、しないことというのはありません。

お。(@_@)

> ただ見ている、見ている、見ているのです。

ああ……。

実在しているのは、<見ている>だけか。(-_-)

実質的だなぁ。

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)


       ………○…………○…………○………


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■ 3.編集後記:山里なので山陰にもう日は没しました
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山里なので山陰にもう日は没しましたが、まだまだ明るいです。

きょうは、早い時間に終えました。

これから散歩してこようかな。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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