home > 通信 >『アセンション館通信』第513号:“自分”は何をする人ぞ? (?_?)



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2014/2/02(第513号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

実在は概念ではなく、概念の顕現でもない。概念は実在しない。
概念はただ“見かけ”の解釈のなかにのみ現れる。

実在は、“見かけ”の発現を可能にし、解釈の発現を可能にする。
“見かけ”と解釈のなかで迷子になると、苦楽の海に溺れる。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在863名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.“自分”は何をする人ぞ? (?_?)

2.ボブさんの言葉:【純粋な「知ること」があなたであるもの】

3.編集後記:ただぼんやりもできなかったけれど
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■ 1.“自分”は何をする人ぞ? (?_?)
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見えていること、感じられること、そういうもののなかに重要なも
のは何もない。

──となると、何が重要なの? (?_?)

だから、重要なものは何もないの。

──え、でも、だって、重要なことって、あるでしょう! (@_@)

重要なものも、重要なことも、何もないよ。

在るものは何も失われないし、失われるものは元々存在していない
んだから。

──でも、なんかこう、失敗したとか、上手くいったとか、そうい
  う感じってあるじゃない。

  ああいう感じは、ぜんぜん意味がないの? (@_@)

もちろん、意味があると思っている感じのなかでは意味があるよ。

意味があると思っているわけだから。

でも、そういう感じはじきに変わる。

どうかすると、意味が無いような感じに変わったりもする。

いずれにせよ、興味が消えたら、そういう感じも自然に消える。

空の雲の形みたいなものだよ。

──じゃ、何が重要なの? (?_?)

だから、重要なものは何もないんだって。(*^_^*)

在るものは在るし、無いものは無いんだから。

あなたが知覚するものは、すべてじきに消える。

言葉を換えると、知覚できるものはすぐに別のものに変化する。

でも、気づいているあなたは永遠に在る。

あなたは在る、他のものはすべて現れにすぎない。

だから、あなたが知覚するもののなかに重要なものはないのさ。

──ふーん、重要なものは何もないのかぁ。(-_-)

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

今の季節、ポリポリした美味しいタクアンがあったら食べたいな、
と思うことがあります。

でも、あれば食べますが、なければ諦めます。

諦めが早くて。

はは。(*^_^*)

若い頃からとても重要だと思っていたのは“自分の思い”でした。

たとえ天地がひっくり返っても、これが一番大切だと思っていた。

でもそれが、“見かけ”の現象に対する“自分”という虚構からの
一時の解釈にすぎないことが、あまりにも自明になってしまった。

“自分の思い”というのは正確な表現ではなかった。

もう少し正確に言うなら、それは「今現れている想念」とでも言う
べきものだった。

もちろん、この「今現れている想念」に注意を向けつづけることは
できます。

そうしている間は、その変化しつづける「今現れている想念」は、
“自分の思い”でありつづけることもできるわけです。

でも、必ずしもそれに注意を向けなければならないものでもない、
ということも教わりました。

注意を向けなければ、その思いはじきに消えてしまう、と。

それがどんな思いだったのかを思い出すことすらできなくなる。

それは単なる(とはいえかなりの)価値観の転換でした。

想念にはじつに多様多彩なヴァリエーションがあるでしょう。

無限のヴァリエーションがありうるわけだから、ある想念に気づ
くことはその想念を発見することと同じとも言える。

だからそれに注意を向けなければ、それは存在しないも同然です。

想念とは、言い方によっては、観念でもあり、理解でもある。

それを掴めば、それは“自分の思い”です。

それは“自分の発見”だったり、“自分の創造”“自分の発明”だ
ったりするかもしれません。

でも、それはすべて、“自分”がそれを掴めば、です。

それは間違いない。

ところで、その“自分”というのには本当に実体があのか?

そもそも、その“自分”とは何ができる存在なのか?

“自分”にできることって、いったい何だろう?

もし、その“自分”には、“自分”が“思いついた”ことしかでき
ないとしたら、どうだろう?

ていうか、実際、“自分”には“自分”が“思いついた”ことしか
できないんじゃない? (?_?)

じゃ、“自分”が“思いつく”ことって、どんなことだろう?

“自分”は、通常“自分”の意識にも上らないような細かなことは、
むろん何もやっていない。

たとえば、自分の心臓を動かして、血液を身体の隅々まで送り出す
といった、肉体の生存基盤を保つようなこと。

その血液浄化に必要な酸素を得るために空気を肺臓に吸いこむこと
だって、たいてい覚えてすらいないわけだし。

(それが証拠に、呼吸法なんて瞑想があっても、そんな瞑想を維持
 できる人なんて、ほとんどいない。 )

また、身体を維持するために食べた食べ物を消化吸収するといった
細かなことも、腸内細菌とかそういう下部機関任せだよな。

まあ、肉体維持の“内回り”のことはあまりしないよね。(-_-)

でも、その血液浄化のための空気を供給する地球の大気圏の維持な
んて、“外回り”のこともあまりタッチしないな……。

地球の大気圏を維持するために太陽系の運行を制御するとか、銀河
系の動きを塩梅するとか、そんなことには思いつきもしないし。

そっかぁ、肉体維持に関する“内回り”の実務も“外回り”の実務
も、“自分”は、あまり実務はやらないのかも。

“自分”は、そういう細かいことにはタッチしないみたい。

“自分”が主として関わるのは、もっと大きなことだよな。

たとえば、人生は生きるに値するか? To be, or not to be とい
ったもっと大きな哲学的な悩みとか。

または、太陽系が滅びたらそのとき自分はどうなるのだろう? と
いったい、壮大でじゃっかん誇大妄想じみた生存の悩みとか。

または、どうすれば厳しい競争を勝ち抜けるか、脱落せずに勝ちつ
づけて世界一にまで成れるか、といった戦略面とかなぁ。(-_-;)

まあ、そんな感じですかね。(*^_^*)

心のなかに浮かんだ、不安や心配に焦点をあわせるんです。

そうすれば何を悩むべきかがわかるし、どちらに努力を向けるべき
かがわかるわけだよな。

そういう努力をつづけるうちに、すばらしい観点や概念に突き当た
ることもある。

どうして“自分”がそんなにすばらしいアイディアを思いついたの
か、“自分”でも見当もつかないほどなんだけど……。

でも、あれはほかの誰にも発見できなかったんだよなぁ。

しっかし、どうしてあんな天才的なヒラメキが起こったもんだか。

──きっと、誰かが教えてくれたんじゃない。(*^_^*)

(@_@)

確かに、思いついたから思いつけたわけだけど、あれって。(-_-)

そういえば誰だか脳科学の研究者で乱暴な実験をした人がいたなぁ。

被験者にある選択のテストをして、彼が“選択”するときに、同時
に彼の脳内信号を計測した実験。

そうしたら、彼が“選択”を決断するちょうど30秒前に“脳内閣議”
の決定が出て、脳内での選択を終わっていた、というあの話。

あれって、誰が選択したことになるんだろう? (?_?)

もしかして、“脳内閣議”の決定を、顕在意識が受け取っただけな
のかも。(-_-)

その場合も“自分”の選択って言うのかしら?

え、ところで“自分”って何をする人のことだっけ? (@_@)

“自分”は何をする人ぞ? (?_?)

(*^_^*)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


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ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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■ 2.ボブさんの言葉:【純粋な「知ること」があなたであるもの】
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今回も……ボブさんの無断翻訳を……つづけます。

『Living Reality: My Extraordinary Summer With "Sailor" Bob
 Adamson』
(『生きている実在:セイラー・ボブと過ごした途方もない夏』)
からの抽出翻訳です。

ボブさんご夫妻は……アメリカにきてくれて……今は著者のジェー
ムズ・ブラーハの家に滞在しています。

以下は第六章に集められている週末トークからの翻訳です。

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          2回目の週末
            土曜日

 【純粋な「知(る能力)」があなたであるもの】
 
 訪問者 あなたが覚醒してから25年以上になりますが、私たち
     がその状態を達成できる方法を何か発見されましたか?
 
 ボブ
 まあ、達成すべき何かがあるという考えを取り除くことですね。
 あなたがすでに存在しているという事実から始めるのです。
 何か問題に見えることが起こったら、それを調べて本当にそうな
 のかどうかを見きわめることです。
 
 訪問者 思考に先立つ「知」の方が思考より優れているとあなた
     はおっしゃるのでしょう。なぜその方がいいのですか?
 
 ボブ
 まずその前に、考えることに何も悪いことはありません。
 マインドは敵ではありません。
 それはすばらしく創造的な道具です。
 しかし私たちが、自分はダメだと考えたり、自尊心をなくすとか
 したりすると、それは害になる可能性があります。
 しかしマインドに先立つ「知ること」のなかでは、その瞬間すべ
 ては新鮮で新しいのです。
 しかしマインドのなかに入ると、見ているものに私たちはラベル
 を貼ります。
 それぞれの瞬間に、純粋な見ることが起こっています。
 私たちはただあるがままを見ています。
 それは他のものと取り替えられず、修正されず、訂正されてもい
 ないということです。
 それにラベルをつけた瞬間、「お、これは好きだ」とか「これは
 嫌いだ」と言った瞬間、私たちはそれを別物と取り替え、訂正し、
 変更しています。
 私たちは過去の記憶からそれのなかに入っているのです。
 そしてそれが問題や苦しみが起こるときです。
 
 純粋な「知」とは、ラベルづけをする前につねにあるあなたです。
 今部屋を見渡してください。[中断]
 何が見えましたか?
 
 訪問者 壁、まわりじゅうの人々、時計、床が見えました。
 
 ボブ
 実際は、あなたにはそれよりずっと多くのものが見えました。
 あなたには壁にかかっている絵が見えました。
 あなたにはあらゆる類のものが見えました。
 しかしあなたはすべてにラベルは貼りませんでした。
 純粋な「知(る能力)」としては、あなたにはすべてが見えまし
 た。
 その純粋な「知」はつねにあなたと共にあります。
 ただその「知ること」があるとき、そこにはけっしてどんな問題
 もありません。
 問題が起こる可能性があるのは、あなたがすべてにラベルを貼り、
 翻訳をはじめるときなのです。
 
『Living Reality』(p285-286)
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> その純粋な「知」はつねにあなたと共にあります。

はい。

> ただその「知ること」があるとき、そこにはけっしてどんな問題
> もありません。

わかります。

> 問題が起こる可能性があるのは、あなたがすべてにラベルを貼り、
> 翻訳をはじめるときなのです。

間違いありません。

問題とは、すべて解釈のなかで捏造されたものなんですね。

(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)


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というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


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■ 3.編集後記:ただぼんやりもできなかったけれど
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今日は、大半、本を読んですごしました。

家のなかで日向ぼっこをしながら、本を読むのもいいですね。

ただぼんやりもできなかったけれど、贅沢な時間をすごしました。

たんだん、悩む能力が消尽しつつあるのかもしれません。

今日はもう晩くなりました。

おやすみなさい。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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