━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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☆☆ ☆☆『アセンション館通信』2014/04/20(第524号)
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☆☆ ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇
このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。
実在は概念ではなく、概念の顕現でもない。概念は実在しない。
概念はただ“見かけ”の解釈のなかにのみ現れる。
実在は、“見かけ”の発現を可能にし、解釈の発現を可能にする。
“見かけ”と解釈のなかで迷子になると、苦楽の海に溺れる。
内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在869名
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◇◇ もくじ ◇◇
1.“非覚者(迷妄)という夢”
2.ラングフォードの言葉:【第一章 詐称者】(1)
3.編集後記:夢の中がどうなろうと、知ったこっちゃない。
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■ 1.“非覚者(迷妄)という夢”
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しばらくぶりに雨が降って、今日は少し寒い日です。
庭は今頃が一年中でいちばん賑やかな季節です。
植物の名前をあまり覚えられなくて、申し訳ないです。(*-_-*)
いえ、植物たちに。^^;
現れの中の可憐で小さい命。
一瞬の形……。
それからまた、今はグランドクロスと言うのだそうですね。
集合意識という現れのなかの比較的大きなパターンでしょうか。
すべて意識のなかにしか存在しない夢のなかの季節のことです。
夢には夢の構造があるだろうから、それなりに波もあれば周期もあ
るだろうと思います。
ここで書いている一瞬の想いも、その波動のなかに織り込まれてい
る夢のひとつの形です。
(*^_^*)
さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。
『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/
みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?
これまでこのメルマガを書き継いできて、「悟り」ということにつ
いて否応なく分かったことがひとつあります。
それは覚者がたが全員口を揃えて言っているのに、聞き手のこちら
がなかなか信じようとしなかったことです。
それぞれ別の表現や方便を使って、覚者がたが表現しようとしてい
たのは、こういうことだったと思います。
“あなた方は全員悟っている。
あなたは覚者なのだ。
自分が覚者ではないと思っているのが間違いなのだ。
その間違いを消しなさい。
間違いを消して、本来の権利を手に入れなさい”と。
ところが聞き手のこちらは、そんな畏れ多い話は信じられなくて、
いえ、とんでもないです、悟ってなんかいません、と言い張った。
まあ、そういうことじゃないでしょうか。(*^_^*)
そして、自分は悟っていない、と“謙遜”することで、覚者がたの
招待を拒絶して、間違いを消す努力も自己免除した、と。
聞き手のこちらの判断では、もともと悟っているなら、何も努力な
ど要らないわけですから。
そういえば、道元さんがどうしても海を渡って自分で確認したかっ
たのも、そのことだったそうですね。
「すでに仏性の備わる人間がなぜ修行しなければならないのか」と
いうのが、若き道元さんを入宋渡航へ駆り立てた疑問だったとか。
ところが、覚者がたの“あなたは覚者だ”というメッセージは、だ
から安心しなさい、という意味ではなかったんですよね。
むしろ“あなたがどれほど大きな誤解の虜になって苦しんでいるか、
気の毒て見ていられない”という意味だった。
もし、そのとおりの表現で言われたら、聞いているこちらだって、
そうそう謙遜”もしていられなかったかもしれません。(^^;)
このメルマガにお付き合いいただいた方は、“悟り”とは、非覚者
が覚者になる意味ではないことを、納得されていると思います。
非覚者(迷妄=無知)は、逆立ちしても覚者にはなれない。
だからこそボブさんはいつも自分は「私は在る」に対して語りかけ
ている、とおっしゃっているのだと思います。
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私は肉体に語りかけているのではなく、心に語りかけているので
もありません。
私が語りかけているのは、本来の自分であるところの「私は在る」
――つまり、「私は在る」という思考として表現される、あの存
在感覚に対して語りかけているのです。
それは、「私は在る」という思考ではなく、その存在感覚、自分
が存在しているという否定しようのない意識です。
『ただそれだけ』(p111-p112)
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と。
ならば“悟り”とは何か?
覚者が“非覚者(迷妄=無知)という夢”を見るのをやめること、
とでも言ったらいいでしょうか。
あるいは“非覚者(迷妄=無知)という夢”がじつは存在しなかっ
たと知ること、とでも言うべきなのか。
「気づき」とも呼ばれる“純粋な意識”、つまり存在感覚が、自ら
自己確認(自証)すること、とでもいうのか。
覚者が覚者に本卦還りするだけのことなのでしょう。
“迷妄”とは、変化するもの、形あるものを、つまり“見かけ”を
実体あるものだと誤解することだと思います。
現象という“見かけ”を構成する要素は、もし強いて分別するなら、
すべて“死物”ということになるんでしょうか。
素粒子とか言うんですか?
ほとんど実体を持てないみたいですね。
いまちょっと、素粒子の質量についてググってみたんです。
そしたら、こんな記事が出てきました。
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・ 質量のないものは光速でしか走れない
・ 例:光(光子) 質量ゼロ
・ 質量のあるものは光速に届かない
┌───────────┐
│質量は、止まる「能力」│
└───────────┘
・ ところが,現在の理論では
多くの素粒子が質量を持てない
LHCで見つかる期待の物理 ─ 質量の謎、超対称性 ─
神戸大学理学研究科 山崎祐司 ( http://p.tl/3vGU )
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なんと、物質の実体を見きわめようとすればするほど、物質は霧の
なかに姿を隠してしまうようです。
現象という“見かけ”を構成する物質は、“死物”かと思っていた
んですが、これでは“死物”どころか“幽霊”ですね。
見ている「わたし」だけが実在している。
その「わたし」が、実在と言えば実在だし、生命といえば生命なの
でしょう。
その「わたし」の反映が、悪夢のなかでうなされている。
“見かけ”を実体だと誤解したエネルギーが、“見かけ”の解釈の
なかで苦しんでいるわけです。(-_-)
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あなたが苦しむのではない。
あなたがあなた自身だと思いこんでいる個人が苦しむのだ。
気づきのなかでそれを消し去りなさい。
それは記憶と習慣の束でしかないのだ。
『私は在る』(p536)
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(-||-)
それにもかかわらず、その誤解エネルギーは、夢のなかでの苦しみ
を“見かけ”の変化への期待と希望で置き換えようとする。
Oshoが「期待と希望」について言っていることを、このメルマガの
最初の頃に引用したことがありました。
https://www.ascensionkan.com/mm/vol005.html
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絶望 (hopelessness) は常に、あなたが希望しすぎているときに、
その度合いと同じ比率でやってくる。
期待すれば、あなたは失望することになる。
希望すれば、遅かれ早かれ、あなたは絶望することになる。
だから、私のここでの努力というのはすべて、あなたを希望する
ことから解放することにある。
もしあなたが希望することから解放されたら、あなたは二度と再
び絶望状態に掴まることはない。
絶望というのは、希望することの副産物なのだ。
失望は、期待の副産物だ。
だが、ある意味で、それは自然なことでもある。
私のところに来るとき、あなたは大いなる希望と共にやってくる。
あなたは光明を得たい、あなたは覚者になりたい。
だが、問題は、私はあなたが覚者になるのを手伝うことはできな
いということだ。
あなたは既に覚者だからだ。
あなたが覚者になる必要はない。
“なる”ということが問題なのではまったくない……覚者はあな
たの実体だ。
だからあなたが、この“なる”という考えを捨てさえすれば、あ
なたは突然、内なる覚者に気づくことになる」
『The Book of The Books, Vol.IX』Osho
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> だから、私のここでの努力というのはすべて、あなたを希望する
> ことから解放することにある。
こうまで言っているんですけどねぇ。(-_-)
そのOsho努力がどれくらい報われたのか……。
ただ、この「希望することから解放する」という表現自体、とても
Osho的ですね。(*^_^*)
とても希望のもてる表現で語るところがOshoなんだと思います。
そして聞いている者は通常、その“希望のもてる表現”の“希望”
の波動だけを聞いているんですよね。(^^;)
でもこれは、Oshoという現象がそうなのだから、“あるがまま”と
しか言いようがありません。
もうひとつ、聴いてみましょう。
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希望とは欲望の偽装形態だ。
そして、偽装形であろうとなかろうと、あらゆる形の欲望を捨て
ない限り、人は自分のリアリティに到達することはできない。
希望するとき、わたしたちは未来を投影する。
希望するとき、わたしたちは未来にいて投影する。
人は誰も、現在にいて投影することはできない。
希望が、未来をもたらす。
希望こそが未来なのだ。
そして、マインドが千とひとつのゲームを演じるのは、マインド
があなたを騙し続けるのは、希望の背後でなのだ。
マインドはあなたに約束し続ける。
明日には、明日には、明日には……、と。
そして、明日はけっして来ない。
まさにことの本質からして、明日が来ることはありえない。
それは常に、今日だ。
<今>のほかに時はない。
それ以外の時はすべて、マインドのでっちあげ、ファンタジーだ。
瞑想にいるとは、現在にいることだ。
そして現在にいるためには、すべての欲望の根を、すべての希望
の根を断たなくてはならない。
いいかね、希望の根を断っても、あなたは絶望するわけではない
――なぜなら、希望が存在しないとき、絶望の可能性も存在しな
いからだ。
Osho
『Dance Til The Stars Come Down from The Rafters, Vol.IX』
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これほど希望を否定する話を、これほど希望に満ちた言葉で紡げる。
その上「希望の根を断っても、あなたは絶望するわけではない」と
保証までする。
もしそういう言い方があるなら、Oshoは“ポジティブレトリック”
の名人ではないでしょうか。
そこへいくと、もしかしたらマハラジは“ネガティブレトリック”
の名人かもしれません。
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何をしようとあなたが変わることはないだろう。
なぜなら、あなたには変わる必要がないからだ。
あなたは身体やマインドを変えるかもしれない。
だが、それはつねにあなたではなく、何か外側が変わったのだ。
いったいどうして変わることを気にするのか?
身体もマインドも、また意識さえもあなた自身ではないと、きっ
ぱりと自覚しなさい。
そして意識も無意識も超えたあなたの真の本性のなかにひとり在
りなさい。
明確な理解を除いては、いかなる努力もあなたをそこへ連れてい
かないだろう。
あなたの誤解を明らかにし、それを捨て去りなさい。
ただそれだけだ。
そこには探したり、見いだしたりするものは何もない。
なぜなら、何も失われてはいないからだ。
リラックスしなさい。
そして「私は在る」を見守りなさい。
実在はその背後にあるのだ。
静かにしなさい。
沈黙しなさい。
それは現れるだろう。
あるいはむしろ、それがあなたをそのなかへと連れていくだろう。
『私は在る』(p540)
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> 何をしようとあなたが変わることはないだろう。
> なぜなら、あなたには変わる必要がないからだ。
こう聞くと、なんとなくエゴは否定されたような気分になります。
実際、この分脈で「あなた」と呼ばれているのは、エゴではなく、
実在であるあなたですけどね。
> 身体もマインドも、また意識さえもあなた自身ではないと、きっ
> ぱりと自覚しなさい。
大鉈でバッサリ、ですね。
> そして意識も無意識も超えたあなたの真の本性のなかにひとり在
> りなさい。
まるで飾りがない。(-_-)
これじゃ、エゴの出番がない。
> 静かにしなさい。
> 沈黙しなさい。
はい。(*-_-*)
(-||-)
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あなたは在る。
ほかのすべては現れにすぎない。
『私は在る』(p421)
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はい。
(-||-)
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永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
真我として在りなさい。
それが至福である。
あなたはいつもそれなのである。
『あるがままに』(p58)
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……。(-_-)
ありがとうございました。<(_ _)>
(-||-)
今日はこんなところで。
……。
m(_ _)m
………○…………○…………○………
『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html
ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/
新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/
おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/
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■ 2.ラングフォードの言葉:【第一章 詐称者】(1)
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『The Most Direct Means to Eternal Bliss』
(『永遠の至福への最も直接の手段』)の順次紹介をつづけます。
前にも言いましたが、とても読者を選ぶ本だろうと思います。
覚者たちのやり方はそれぞれとても違うものですね。
ラマナ・マハルシには教えるつもりなどまるでありませんでした。
Oshoは綿密に準備し、最大限の人を集める努力をしたと思います。
マハラジは訪れる者に掛け値のない正真正銘の真実を語りました。
ラングフォードという方は、マハラジの「私は在る」の真意を絞り
に絞り込んで、ついに覚醒した方です。
そして自分の知見を伝える方便として一冊の指導手引書を練り上げ
ました。
これはマニュアルなので言葉のサービスはまったくありません。
この本の大きな特長のひとつは、“解放を願う欲望”の小ささこそ
が最大の障害だと断じたことだと思います。
つまり、マハラジが語った「誠実さ」という言葉の意味を
https://www.ascensionkan.com/ndic/words11.html#137-37
われわれが理解できるレベルまで落とし込んだということです。
無理のないペースで、少しずつ訳出します。
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(本文は配信メルマガでお読みください。)
『The Most Direct Means to Eternal Bliss』(p8-11)
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今回は、ここまでです。
> 29. あなたが今考える思考を産んだその言語をあなたが学ぶ前に、
> その背景の気づきとしてあなたが存在していたのだから、そ
> の「私」という思考が詐称者であることをあなたはたやすく
> 理解できる。
見事な言葉ですね。(-||-)
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)
「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。
………○…………○…………○………
『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。
▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518
………○…………○…………○………
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■ 3.編集後記:言葉を綴ると、すぐに長くなってしまうのは
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言葉を綴ると、すぐに長くなってしまうのは悪い癖です。^^;
ラングフォード師の言葉の前振りぐらいのつもりで書けばいいと思
っているのに、ついつい長くなってしまいました。
言葉と向かい合っているなんて、まったく無駄な時間だというのに。
もうもう昏くなりかけてきました。
おやすみなさい。
<(_ _)>
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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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→ メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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