home > 通信 >『アセンション館通信』第532号:死にもの狂いでなければならない



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
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 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2014/06/15(第532号)
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☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
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 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

実在は概念ではなく、概念の顕現でもない。概念は実在しない。
概念はただ“見かけ”の解釈のなかにのみ現れる。

実在は、“見かけ”の発現を可能にし、解釈の発現を可能にする。
“見かけ”と解釈のなかで迷子になると、苦楽の海に溺れる。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在876名
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◇◇ もくじ ◇◇

1.死にもの狂いでなければならない

2.ラングフォードの言葉:【第四章 解放を求める欲望】(1)

3.編集後記
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■ 1.死にもの狂いでなければならない
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梅雨の中休み。

すばらしい晴天です。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。(^^)/

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

自分という言葉が自ずから表わすニュアンスがあります。

その意味でも、自分が気づいている者であって、知覚された対象で
ないことは間違いありません。

この身体も、この想念も、知覚された対象です。

人間という概念は、知覚されたこの身体や想念、また記憶をつなぎ
あわせた物語などを構成要素とする概念です。

繰りかえすまでもなく、それらは全部知覚された対象なので、自分
ではないことが明らかです。

自分はそれらすべてに気づいている者です。

この人間の身体の眼という窓の後ろから見ている者です。

この人間の身体に機能している五感を通じて感じている者です。

自分が人間ではなく、気づきであることは間違いありません。

属性を持つものはすべて知覚された対象なので、自分ではない。

あらゆる属性に気づいているのは気づきです。

だから気づきにはいかなる属性もない。

でも現象という気づきの対象は、何となく自前で存在しているよう
な勘違いを起こすことになっているようです。

だから気づきが存在するがゆえに、その気づきに対して現象してい
ることを忘れて、自分だけで存在しているように誤解します。

その上で自分はどこからきて、どこへ行くのか、と不安がったりし
ます。

いったい自分は何者なのかと不審がって、自分探しをはじめたりも
します。

とにかく人間は自分の生存を追求し、その上で自分探しをはじめて、
しまいには狂ったように心配しはじめるようになっているらしい。

そして、強烈に限度を超えて不安になり探求すれば、じつは自分に
は何の実体もないことがわかって、やっと安心します。

あらゆる属性は単なる見かけ、あらゆる定義はつかの間の戯れ。

それ自体で独立して存在できるわけではないことがわかる。

その上、属性や定義を担った現れは、ある状態が気にったからとい
って、その状態のままでいられるわけでもありません。

強制的不可避的に、次の状態に、次の画面に押しやられる。

見かけのなかの幻想の自分が、心配しようとしまいとに関係なく、
必ず次の画面に押しやられる。

すべてはつかの間の見かけ、空に浮かぶ一瞬の雲の形。

知覚されている雲の形が自分だと勘違いすることで、一挙に不安と
恐怖がやってくるだけ。

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 あなたはあなたが存在することを知っている。
 あなた自身の上に名前という重荷を負わせてはならない。
 ただ在りなさい。
 いかなるものでも名前や形を自分自身に与えることで、あなたの
 真の本性は隠されてしまうのだ。
 
 『私は在る』(p213-214)
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> あなた自身の上に名前という重荷を負わせてはならない。
> ただ在りなさい。

そういうことなんですね。

それなら、なぜそこに至るまでの不安と恐怖が、そしてそこからの
脱出の試みがなくてはならないのか。

なぜ見られるものとの自己同一化があって、そこから脱出するため
の探求がなければならないのか。

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 質問者 そもそも、なぜ探求があるのでしょうか?
 
 マハラジ
 人生とは探求なのだ。
 探求するほかないのだ。
 すべての探求が終焉したとき、それが至高の状態だ。
 
 『私は在る』(p214)
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> 人生とは探求なのだ。
> 探求するほかないのだ。

そうか、「なぜ」もまた知覚された想念にすぎないわけか。(-_-)

> すべての探求が終焉したとき、それが至高の状態だ。

(@_@) ⌒★?

そういうことだったのか。

(-||-)

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 質問者 至高の状態はなぜ来ては去っていくのでしょうか?
 
 マハラジ
 それは去来するものではない。
 それは在る。
 
 質問者 あなたは自分の体験から話しているのでしょうか?
 
 マハラジ
 もちろんだ。
 それは時間を超えた常在の状態なのだ。
 
 質問者 私にとってそれは去来し、あなたにとってはそうではあ
     りません。この違いはなぜでしょうか?
 
 マハラジ
 おそらく、私に欲望がないからだろう。
 あるいは、あなたが至高なる者を充分強く求めてはいないからだ。
 あなたのマインドが実在に気づかないとき、あなたは死にもの狂
 いでなければならないのだ。
 
 『私は在る』(p214)
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> 質問者 私にとってそれは去来し、あなたにとってはそうではあ
>     りません。この違いはなぜでしょうか?
> 
> マハラジ
> おそらく、私に欲望がないからだろう。

(-||-)

> あるいは、あなたが至高なる者を充分強く求めてはいないからだ。

ああ。

> あなたのマインドが実在に気づかないとき、あなたは死にもの狂
> いでなければならないのだ。

(-_-)

わかりました。

(-||-)

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 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421)
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はい。

(-||-)

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 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
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……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
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おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
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       ………○…………○…………○………


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■ 2.ラングフォードの言葉:【第四章 解放を求める欲望】(1)
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『The Most Direct Means to Eternal Bliss』
(『永遠の至福への最も直接の手段』)の順次紹介をつづけます。

この章はとても好きな章です。

たぶん、今のわたしに一番ぴったりの章なのでしょう。

ラングフォードの親切が伝わってきます。

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(本文は配信メルマガでお読みください。)

 『The Most Direct Means to Eternal Bliss』(p37-39)
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今回は、ここまでです。

>  9. あなたが自由になるかならないかを決定するすべての要素の
>   なかで、解放を求めるあなたの欲望が強烈かそうでないかが
>   最も決定的な要素だ。

これが、ニサルガダッタもグレッグ・グッドも言っていた、死にも
の狂いでなければならない、ということでしょうね。

そして、ラングフォードは、

> 13. 解放を求める自分の欲望を増大させることこそがあなたが踏
>   みだせる最も効果的な第一歩だという知識は、絶対不可欠の
>   強力な鍵だ。

と断定しているのです。

> 26. 解放を求めるきわめて強烈な欲望が目覚めると、過去からの
>   あらゆる霊的な教えがエゴによって歪曲されてきたこと、ま
>   たいくつかの霊的な教えはエゴを維持する目的でエゴによっ
>   て作られたことを、あなたは理解できるようになる。

EOさんの表現では、その類の霊的教えが“絶望宇宙”の「医者」
たちの言葉ということになるかもしれません。

そして、マハラジなら

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 あなたが不調和をつくり出しておいて、それから不平を言うのだ。
 
 『私は在る』(p538)
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と言うかもしれません。

どちらも愛の表現なのでしょうね。

(-||-)

       ………○…………○…………○………


▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


『アセンション館通信』への「ご投稿・情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
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みおさんから、資料請求フォームからの依頼があると伺ったので、
掲載しておきます。(記事はこちら→ http://goo.gl/T0zQkh )

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■ 3.編集後記:
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ニサルガダッタも、ラメッシ・バルセカールも、セイラー・ボブ・
アダムソンも、グレッグ・グッドもみんなすばらしいんですよね。

どの方便が正しいということはない。

その方たちが沸点に達したときに通過した方便だったということだ
と思います。

「道は多く、旅する者は少ない」といいます。

先人が夢から覚めた多くの道はあるけれど、他の誰も自分の代わり
にその道で覚めることはできない、というわけでしょう。

夢を置き去りにするには、やはり夢を逸脱した狂気が必要なんでし
ょうね。

今日はまだまだ明るいようです。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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