home > 通信 >『アセンション館通信』(第585号):そうしないことはできない



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2015/06/28(第585号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
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◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

かつて起こってきたこと、いま起こっていること、起こるであろう
一切は、寸分の狂いなく全知全能の源泉の意志にしたがっている。

したがって、創造もなく、破壊もなく、道もなく、目標もなく、
自由もなく、運命もなく、何も起こっていない。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在868名
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◇◇ もくじ ◇◇

1. そうしないことはできない

2.いただいたお手紙から:daredemonaiさん、
             アドヴァイタのオッサンさん

3.編集後記

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■ 1.そうしないことはできない
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窓を開けると川の音が聞こえてきます。

梅雨なので空気が湿っていますが、温かいですね。

ここは標高か少し高めなので街なかよりは涼しいかもしれません。

何にしろ何事もなく穏やかなのはありがたいことです。

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、楽しい“アセンション噺”ならぬ
「私は在る」噺に、お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

pariパターンの今のマイブームは「できることは何もない」です。

これはつくづくありがたいです。

お手軽で即効性があります。

なにしろ、「できることは何もない」んですから。(*^_^*)

心配みたいのが湧いてきても、何となく「できることは何もない」
って雰囲気があるのか、そんなに真面目な心配になりません。

そしてふっと、あ、「できることは何もない」んだった、と思い出
したりします。

若い頃は知りませんでしたが、わたしはとても心配症なようです。

母親がとても心配症な人で、その母親のDNAをいちばん真面目に引き
継いでいたのは、間違いなくわたしだと思います。

子供の頃はそんなことは思いもしなかったけど、後になってみて、
そう思いますね。

母親は自分の正しさと自分の不運に、とても確信のある人でした。

よくあるパターンですよね。

つまりわたしは“自分の正しさと自分の不運にとても確信のある”
パターンの論理を煮詰める仕事を担った道具なのでしょう。(^_-)

だから今もこうしてその道を歩まされているわけです。

そういうわけで、ある時期から、その母親とはまったくコミュニケ
ーション不能になりました。

そりゃそうですよね。

たとえば、二段ロケットだったら、一段目のロケットは十分な高度
まで加速したら、役割を終えて二段目を切り離すわけですものね。

もう、一段目と二段目のコミュニケーションは不能になります。

でも事実上、そこまで加速されたら、二段目は自分の燃料に点火し
ても、弾道はすでに完全に決まっているわけです。

     <何故にすべては始まってしまったのか?>

なんて理屈を母親に話したことはありませんし、たとえ話しても、
何のことだか母親は理解しなかったでしょう。

でも、こんな理屈までわたしを送り届けたのは、間違いなく、母親
の生き方だったと思います。

まあ、別に誰とはかぎりません。

すべての身体精神機構は、他にどうすることもできない現象世界の
全体の運命に、厳密に波動で織り込まれているわけです。

その身体精神機構が“自分”だという幻想付きで。

ほんとに、他にどうすることもできないんですよ。

だから実際、「できることは何もない」んです。(*^_^*)

これは、福音とも言える、とってもいい話なんですが、でもこんな
話を聞きたい人は、ほとんどいません。

だって、そうなるようになっているわけですから。

誰にも「できることは何もない」んです。

なぜなら、何かをできる分離独立した誰かなんて、この現象世界に
現象することはできないからです。

事実、どんなパターンにも「できることは何もない」んです。

で、こういう言葉か聞こえてきたら、否が応にも、だんだんあまり
心配できなくなるんですよね。

この心配症のわたしが、あまり真面目に心配することはできなくな
ってきている。

これはもう、恩寵と言ってもいいんじゃないでしょうか。

ありがたいことです。

今ラメッシ・バルセカールの『意識は語る』を読み返しています。

われわれが自分で機能していると思っている誤解に対して、ラメッ
シ・バルセカールは、いや、そうではないと言います。

たとえば、こんな感じです。

------------------------------------
 質問者 私には、もし私が機能するとすれば、その機能のための
     動機を生み出す欲望や期待がなければならないように、
     いつも思えるのです。さもなければ、機能は止まります。
 
 あらゆる肉体精神機構はある特徴をもって受胎され、作られてき
 ました。
 これらの特徴は決して機能することをやめません。
 
 質問者 欲望がなくてもですか?
 
 はい、欲望がなくても、動機がなくてもです。
 動機は必然的にそれといっしょに不安感ももたらします。
 この不安感をもたらす動機がなければ、仕事はもっとスムーズに
 進行します。
 肉体、精神は機能し続けます。
 それは、存在しない「自分」が、「私にはもはや動機がない。だ
 ったらなぜ私が働かなければならないのか?」と単に言うぐらい
 で、機能することを止めることはできないからです。
 あなたが働かないことはできないのです。
 肉体精神機構はそれがプログラムされてきた義務を果たすため、
 その生まれつきの肉体的、気質的、精神的特徴に従って機能し続
 けるのです。
 
 『意識は語る』(p64) 
------------------------------------

> 質問者 私には、もし私が機能するとすれば、その機能のための
>     動機を生み出す欲望や期待がなければならないように、
>     いつも思えるのです。さもなければ、機能は止まります。

自分の動機で、自分がやる気にならなければ、何も起こらないんじ
ゃないか、と質問者はそう言いたい。

でも、ラメッシは、そう簡単に何もしないなどということができる
わけではない、と言います。

> あらゆる肉体精神機構はある特徴をもって受胎され、作られてき
> ました。
> これらの特徴は決して機能することをやめません。

それを遂行するために受胎され、生まれてきたのに、作られた道具
の一存で、勝手にやめられるわけがない、と。(^^;)

> 質問者 欲望がなくてもですか?
> 
> はい、欲望がなくても、動機がなくてもです。

たとえ、自覚的な欲望や動機がなくても、起こることになっている
ことは起こる。

> 動機は必然的にそれといっしょに不安感ももたらします。

じゃ、主観的な欲望や動機は、ただ不安になるためだけじゃん。^^;

> この不安感をもたらす動機がなければ、仕事はもっとスムーズに
> 進行します。

へー。

世の中で教えられていることと、ちょうど逆だな、これは。

> 肉体、精神は機能し続けます。

なるほど。

> それは、存在しない「自分」が、「私にはもはや動機がない。だ
> ったらなぜ私が働かなければならないのか?」と単に言うぐらい
> で、機能することを止めることはできないからです。

なーるほどねぇ。

曳かれ者の小唄ならぬ、道具の口だけのサボタージュ。(^_-)

> あなたが働かないことはできないのです。

(>_<)

> 肉体精神機構はそれがプログラムされてきた義務を果たすため、
> その生まれつきの肉体的、気質的、精神的特徴に従って機能し続
> けるのです。

そういうわけなんだ……。

------------------------------------
 質問者 欲望もまたプログラムされてきたように思えます。
 
 まさにそのとおりです!
 ですから私の言うことを聞くことが、欲望を減らしたり、あるい
 は「まさにそうです!」という突然の理解をもたらしたりする可
 能性があります。
 あるいは、何の影響もないかもしれません。
 あなたが聞いたことの影響は、またあなたの手中にはなく、意図
 の問題ではないのです。
 あなたはただ待って、何が起こるかを見ることができるだけです。
 
 『意識は語る』(p64-65)
------------------------------------

なるほど。

あらゆる現象は緊密に織り込まれていて、自分の理解や意志で何か
ができる、どんな誰(分離独立したパターン)も存在しない。

次の部分、ちょっと面白いですよ。(^_-)

------------------------------------
 質問者 「意識が私たちの環境におこなっている環境破壊は、起
     こることになっていて、それゆえ、私たちは……」とあ
     なたが言うとき……
 
 誰の環境でしょうか?
 私たちは環境とは違うものでしょうか?
 意識がこの環境を生み出し、私たちは必要不可欠ではあるけれど、
 その小さい無視できる部分にすぎません。
 
 『意識は語る』(p65)
------------------------------------

> 誰の環境でしょうか?

この左フック、ちょっと強烈でしょ。(^_-)

「誰の環境でしょうか?」

> 私たちは環境とは違うものでしょうか?

あはは。\(^-^)/

> 意識がこの環境を生み出し、私たちは必要不可欠ではあるけれど、
> その小さい無視できる部分にすぎません。

われわれ人間は、意識が生み出しているこの環境の「小さい無視で
きる部分にすぎません」。

いい台詞だよねぇ。(-_-)

こういう台詞、ちょっと言ってみたくなるけど、まあ、あまり言わ
ないほうが無難だね。(^_-)

で、次の部分が、わたしの今のマイブームの引き金です。

------------------------------------
 質問者 はい、抽象的な観念的レベルでは、私はあなたのお話に
     ついていくことができます。でも、私が石油の油膜に足
     を踏み入れ、自分の足全面にそれがくっついてしまうと
     き、それはもっと具体的です。だから、私は責任につい
     て話すのです。私たちは汚染された水を飲み、汚染され
     た空気を吸っています。私は個人としてそのことを心配
     すべきではないでしょうか?
 
 はい。
 あなたはそれについて心配することができます。
 他の誰かはそうできません。
 彼は言うでしょう。
 「いいさ、これで仕方ないさ」と。
 私は非常に真剣です。
 私はこれ以上真剣になれないほどです。
 もし心配することと怒ることが、その肉体精神機構の機能の一部
 であるなら、あなたは心配することでしょう。
 あなたは心配せずにはいられません。
 あなたは怒らずにはいられません。
 
 しかし、同じ肉体精神機構において、もし知的レベルでさえ、理
 解が訪れ、その理解がハートへと染み出て確信が起こるなら、心
 配していたその肉体精神機構は、それほど心配しなくなるかもし
 れず、それができることは、ただ生まれつきの特徴に従って機能
 するだけであると理解し始めるかもしれません。
 それはそうしないことはできないのです。
 それは途方もない自由感をもたらします。
 それが起こるまでは、素晴らしい自由感とはどんなことか理解し
 ません。
 その自由とは、自分が好きなことをする自由であることを、ただ
 理解してください。
 まさにあなたが今までしてきたように生き続ける自由と、自分が
 結果に対してどんなコントールももつことができないという確信。
 ですから、変化が起こるまで、あなたは今までやってきたこと、
 同じ種類の仕事をやり続けるのです。
 あなたが結果にどんなコントロールももっていないという事実は、
 あなたが結果について心配することをやめ、今為されている仕事
 に集中するということを意味しています。

 『意識は語る』(p65)
------------------------------------

> 質問者 はい、抽象的な観念的レベルでは、私はあなたのお話に
>     ついていくことができます。でも、私が石油の油膜に足
>     を踏み入れ、自分の足全面にそれがくっついてしまうと
>     き、それはもっと具体的です。だから、私は責任につい
>     て話すのです。私たちは汚染された水を飲み、汚染され
>     た空気を吸っています。私は個人としてそのことを心配
>     すべきではないでしょうか?

この質問者の方は、人類の環境破壊をなんとか防ぎたい、と思って
いらっしゃるんですよね。

とても立派な方です。

でも、ラメッシ・バルセカールは、環境論者を賞賛するためにいる
わけじゃないから、こんなことを言わなくちゃならない。

> はい。
> あなたはそれについて心配することができます。

あなたは、それについて心配するように作られている道具なのです。

> 他の誰かはそうできません。

そうではない働きをするように作られている道具もあります。

> 彼は言うでしょう。
> 「いいさ、これで仕方ないさ」と。

pariパターンも、どっちかと言えば、いまはこっち。(^^;)

> 私は非常に真剣です。

このメッセージが正確に伝わることが、願われたんでしょうね。

> 私はこれ以上真剣になれないほどです。

めったに、ラメッシはこんな言い方をしません。

だから、今回pariパターンも、ここで立ち止まったのです。

> もし心配することと怒ることが、その肉体精神機構の機能の一部
> であるなら、あなたは心配することでしょう。

はい。

> あなたは心配せずにはいられません。
> あなたは怒らずにはいられません。

たしかに。

> しかし、同じ肉体精神機構において、もし知的レベルでさえ、理
> 解が訪れ、その理解がハートへと染み出て確信が起こるなら、心
> 配していたその肉体精神機構は、それほど心配しなくなるかもし
> れず、それができることは、ただ生まれつきの特徴に従って機能
> するだけであると理解し始めるかもしれません。

そういう理解が起こりうる、と。

もちろん、そうなることになっているなら……ですが。

> それはそうしないことはできないのです。

“自分”も含めて、現象世界の“誰も”が

       「そうしないことはできないのです」

> それは途方もない自由感をもたらします。

いったんこれが理解されたら、途方もない自由感がもたらされると。

> それが起こるまでは、素晴らしい自由感とはどんなことか理解し
> ません。

誰もがそうしかできないことをしているのだと、心底分かるまでは、
素晴らしい自由感とはどんなことかはわからないのだと。

> その自由とは、自分が好きなことをする自由であることを、ただ
> 理解してください。

それは、自分は好きなことをしていいのだと、本当にわかること。

> まさにあなたが今までしてきたように生き続ける自由と、自分が
> 結果に対してどんなコントールももつことができないという確信。

これまでと同じように、小心で、自分勝手で、自分の得ばかり考え
ながら、生きていていいのだと。

そのためにこそ、自分は作られたのだから。

ただ、結果がどうなるかは、自分にはコントロールできない。

> ですから、変化が起こるまで、あなたは今までやってきたこと、
> 同じ種類の仕事をやり続けるのです。

何の疚しさもなく、これまでどおりに、けち臭く、みみっちく、あ
るいは自惚れて、今までやってきたように生きていていい。

自分の心配も、小ずるさも、すべてそれこそが、神がこの道具に望
んだことなのだから。

なぜなら、あなたにはそれ以外はできないのだから。(^^;)

ただし、結果がどうなるかは、自分にも他の誰にもわからない。

> あなたが結果にどんなコントロールももっていないという事実は、
> あなたが結果について心配することをやめ、今為されている仕事
> に集中するということを意味しています。

これ、すばらしいですね。

(-||-)

わたしの思いはすべて、神から配達されたものであり、それを受け
取るかどうかもまた、神から配達されているわけです。

何ひとつ、わたしが逆らえるようなものではない。

なぜなら、どんなわたしも存在していないのだから……。

そのわたしにも、唯一確言できることがある。

それが「私は在る」です。

これだけは、否定できない。

その他はすべて、たんなる娯楽、たんなる見かけ。

------------------------------------
 あなたは在る。
 ほかのすべては現れにすぎない。
 
 『私は在る』(p421)
------------------------------------

はい。

(-||-)

------------------------------------
 永久的なもの、それはあなた自身の存在である。
 真我として在りなさい。
 それが至福である。
 あなたはいつもそれなのである。
 
 『あるがままに』(p58) 
------------------------------------

……。(-_-)

ありがとうございました。<(_ _)>

(-||-)

今日はこんなところで。

……。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


       ………○…………○…………○………


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■ 2.いただいたお手紙から:daredemonaiさん、
               アドヴァイタのオッサンさん
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▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


今回は、 daredemonaiさんという方からご投稿をいただきました。

早速ご紹介いたします。

【件名】: お久しぶりです。
------------------------------------
 pariさんこんばんは
 
 お久しぶりです。
 
 今回は聞きたいことがあるのですが
 
 マハラジの最後の言葉らしいのですが
 
 このページですが
 http://www.skp-seitai.jp/wp/?p=2637
 
 まださきがあるのでしょうか?
 
 どう思われます。
------------------------------------

> pariさんこんばんは

こんにちは。

> お久しぶりです。

お久しぶりです。(^^)/

> 今回は聞きたいことがあるのですが

はい。

> マハラジの最後の言葉らしいのですが
> 
> このページですが
> http://www.skp-seitai.jp/wp/?p=2637

上記のページでマハラジの最後の言葉として紹介されているのは、
次の言葉ですね。

 「私がこれまでに語ったことはすべて忘れてくれ。
  微塵も語ってはいなかった。
  表面にほんの少し触れただけだった。」

と……。

なるほど。

> まださきがあるのでしょうか?

ああ、そういう意味ですね。^^;

> どう思われます。

そうですねぇ。

どなたが伝えた言葉なのか……。

まあ、賢者の最後の「公案」みたいなもんでしょうかね。

こう聞くと、早速「まださきがあるのでしょうか?」と走り出した
くなるマインドもあるでしょうし。

もし、マハラジが本当にこういうことを言ったとすれば……。

生涯、ほとんど否定形でしか語らなかった賢者が、最後に沈黙に消
え去る前に、肯定形の表現をしたくなったのでしょうか。

でも詩人じゃあるまいし、言葉で真実を語れるかのような想念が、
賢者に湧いてくるとも思いにくいですけどね。

なにしろ、生涯こういうメッセージを伝えた方ですから。

------------------------------------
 私は私だ。
 そして、私にとってはこれで充分なのだ。
 私にはいかに高名な人物と出会っても、自己同一化したいという
 欲望はない。
 また、神話を実在のものと見なすべき必要も感じない。
 私が唯一興味を持つのは無知と、無知からの解放だけだ。
 
 『私は在る』(p524)
------------------------------------

(-||-)

こういうメッセージの力強さからすれば……、

 「私がこれまでに語ったことはすべて忘れてくれ。
  微塵も語ってはいなかった。
  表面にほんの少し触れただけだった。」

とは、ちょっと貧相なような。(*^_^*)

でもまあ、わたしは覚者の言葉を評価できるほどエラくないので、
マハラジがそう言ったというのなら、言ったのかもしれません。

ただ、わたしはそんな言葉には何の興味も湧きません。

わたしにとってのマハラジは、物語にとどめを刺してくださる存在
で、新たな物語を紡ぎだす存在ではないので。^^;

そんなふうな想念が湧いてきましたね。

ご質問の答になっているかどうか……。

daredemonaiさん、ご投稿ありがとうございました。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


今回はまた、アドヴァイタのオッサンさんという方からも、とても
力強い応援メッセージをご投稿をいただきました。

早速ご紹介いたします。

【件名】: アドヴァイタのオッサン
------------------------------------
 pariパターンさん、はじめまして。
 3-4年前からマハルシにハマって探求しています。瞑想歴7年目。
 R辞書とN辞書は、その頃から昼飯食べながら見ていました。
 背中を押したくなったので投稿させて頂きます。
 
 【背中押します1】
 第580号文中
 「なにしろ、放っておけば無心に戻ってしまうのではなく、四六
 時中湧いてくる想念に焦点が合っているわけですから。(*^_^*)」
 
 マハルシ辞書 フリダヤム
 「ハートとは身体的なものではなく、霊的なものである。フリダ
 ヤムとはフリットとアヤムをたしたもので、それは「これが中心
 だ」を意味している。」
 
 pariパターンさんの「四六時中湧いてくる想念に気づいている」
 のであれば「意識の焦点」はよりフリダヤムの位置にあることを
 示唆していると思います。
 
 サイトではいつも控えめに書かれているような雰囲気がします。
 
 私の経験では「これが中心だ」を読んで探求して、いまは放って
 おけば意識の焦点は中心へ行きます。中心の場所は目の後ろです。
 それで真我とはいえませんが第一の想念「私」にはとどいている
 気がします。
 
 【背中押します2】
 
 第580号文中
 「でも、土曜日が来ると、無礼講になって、こんな話題で言葉を
 綴ってもいいことに自分でしています。」
 
 ガンガン行ってください。
 私もいつも無礼講で生きています。ただ、自分自身であること以
 外に欲しいものは何もない。常に純粋な自分として生きることが
 私の誇りだと思います。
 
 【感想】
 pariパターンさんに戻り道はないと思います。
 
 「虎の顎に咥えられた獲物に逃げる術はないように・・・」
 マハルシ。
 
 【オマケで私の目標】
 
 「個人性を失うこと」。一年前位前に、時間と空間を創り出すの
 は心の作用である、と知った瞬間(0.1秒)があって、それからボ
 ケーっと一年を過ごした。最近、個人性を失うことに興味が湧い
 て、毎日、それを考えています。「個人性」がウソならば、だっ
 たら看破して捨ててもいいかなと思う。
 
 ☆福間巌氏の本は全て所有し飾っています。
 
 どうぞ、今後もよろしくお願いします。
 この現象世界で、こんな話をする相手が誰も居ません。
 ^_^
------------------------------------

> pariパターンさん、はじめまして。

はじめまして。

> 3-4年前からマハルシにハマって探求しています。瞑想歴7年目。

そうなんですか。

> R辞書とN辞書は、その頃から昼飯食べながら見ていました。

お役に立てたのなら嬉しいです。

> 背中を押したくなったので投稿させて頂きます。

おお、大歓迎です。(^^)/

> 【背中押します1】
> 第580号文中
> 「なにしろ、放っておけば無心に戻ってしまうのではなく、四六
> 時中湧いてくる想念に焦点が合っているわけですから。(*^_^*)」
> 
> マハルシ辞書 フリダヤム
> 「ハートとは身体的なものではなく、霊的なものである。フリダ
> ヤムとはフリットとアヤムをたしたもので、それは「これが中心
> だ」を意味している。」

はい。

> pariパターンさんの「四六時中湧いてくる想念に気づいている」
> のであれば「意識の焦点」はよりフリダヤムの位置にあることを
> 示唆していると思います。

なるほど。

物は言いようですね。

たしかに、想念にまるで夢中になるようなことは、以前より少なく
なっている、というかまるで起こらない、ような気もしますね。

たとえば、昔はテレビのドラマにも入れこむことができましたが、
今はできないようです。

> サイトではいつも控えめに書かれているような雰囲気がします。

いやー、実力以上のことを書くと、あとでしっぺ返しを食らうだけ
で、いいことが何もないので。^^;

> 私の経験では「これが中心だ」を読んで探求して、いまは放って
> おけば意識の焦点は中心へ行きます。

ほお、それはすばらしいですね。(@_@)

> 中心の場所は目の後ろです。

なるほど。

> それで真我とはいえませんが第一の想念「私」にはとどいている
> 気がします。

それはいいですね。

> 【背中押します2】
> 
> 第580号文中
> 「でも、土曜日が来ると、無礼講になって、こんな話題で言葉を
> 綴ってもいいことに自分でしています。」
> 
> ガンガン行ってください。

ははは。(^^)/

ありがとうございます。

> 私もいつも無礼講で生きています。

なるほど。

> ただ、自分自身であること以外に欲しいものは何もない。
> 常に純粋な自分として生きることが私の誇りだと思います。

そうですよね。

わかります。

ただ、わたしの場合、あまり生きるのが上手じゃなくて、
「常に純粋な自分として生きる」というふうにいきません。

その感じが、文章に出るんでしょうね。

でも最近、これが全体がわたしに求めている役割であることを理解
しはじめました。

ならば、わたしが恐縮する必要もないわけで。(^^;)

> 【感想】
> pariパターンさんに戻り道はないと思います。

おお。

これは、力強いサポートです。

> 「虎の顎に咥えられた獲物に逃げる術はないように・・・」
> マハルシ。

はい、ラマナが言ってくださったものと受け取ります。(-||-)

> 【オマケで私の目標】
> 
> 「個人性を失うこと」。

なるほど。

> 一年前位前に、時間と空間を創り出すのは心の作用である、と知
> った瞬間(0.1秒)があって、それからボケーっと一年を過ごした。

そうでしたか。

> 最近、個人性を失うことに興味が湧いて、毎日、それを考えてい
> ます。

そうか……。(-_-)

> 「個人性」がウソならば、だったら看破して捨ててもいいかなと
> 思う。

そこまで行かれたんですね。

> ☆福間巌氏の本は全て所有し飾っています。

福間巌さんの本は、どれもすばらしいですよね。

ありがたいことです。

> どうぞ、今後もよろしくお願いします。

こちらこそです。

pariパターンは、オッチョコチョイが取り柄なんで、これからも
書ける間は調子に乗って書くと思います。

> この現象世界で、こんな話をする相手が誰も居ません。^_^

これは、会話にするような話題でもないので、これくらいの距離感
が、ちょうどいいかもしれませんね。

気が向いたら、またご投稿ください。

アドヴァイタのオッサンさん、ご投稿嬉しかったです。(^^)/

ありがとうございました。

m(_ _)m


       ………○…………○…………○………


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http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


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■ 3.編集後記:
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この人生が夢だということを体験的に知っているわけでもないのに、
これが夢でないはずがない、という感じがあります。

やっぱり、エゴの物語に必然的にまとわりついてくる比較・参照の
感じですよね。

こんなチンケなものが、夢でないはずがない。

だから、それは夢なので、あまりまともに受け取る必要もないんだ
と思います。

今日はまだまだ明るいです。

一年でいちばん日が長い時期ですものね。

<(_ _)>


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■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
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  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
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