home > 通信 >『アセンション館通信』(第633号):すべての名前と形が苦しみの原因



━━━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━ by paritosho ━
  ☆☆   ☆☆ 
 ☆☆     ☆☆『アセンション館通信』2016/05/29(第633号)
☆☆   ☆   ☆☆
☆☆      ☆★ 【気刊】――「私は在る」に導かれ♪――
-☆☆---------☆☆------------------------------------------
 ☆☆   ☆☆          https://www.ascensionkan.com/
━━☆☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◇ このメルマガの趣旨 ◇◇

このメルマガはアセンション館主人 pari と称するあるパターンに
浮上している心象風景の報告です。

何でもないものが、あらゆるものになってみている。

この瞬間に気づきの内容があり、それに気づくことが起こっている。

内容は人畜無害、でも読む人は相当変わっていますね。現在845名
------------------------------------------------------------
◇◇ もくじ ◇◇

1.すべての名前と形が苦しみの原因

2.編集後記
------------------------------------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 1.すべての名前と形が苦しみの原因
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あーあ、今日はよく働いた。

たくさんいただいた大谷石のかけらで、

踏み石の庭の道を造っていたのですが、

それが今日でほぼ完成です。

しっかり人間やってるけど、

こんなんでいいのかなぁ……。

それでいいのだ。\(^o^)/

(*^_^*)

さて、またまた一週間が過ぎて、

楽しい“アセンション噺”ならぬ「私は在る」噺に、

お付き合いいただく今がやってまいりました。

『アセンション館通信』配達人の pari です。

みなさま固有の「私は在る」を、いかがお過ごしでしょうか?

「私は在る」という言葉に触れてから

もう十年以上になります。

「私は在る」という言葉の意味が薄々わかってからでも、

もうかれこれ五年以上にはなると思います。

要するに、

「私は在る」の「私」とか、

「在る」ものそのものとは、

あるいは言葉を換えて、

「真我」とか「実在」とかいった

言葉が指し示しているものとは、

こういう言葉も含めた

あらゆる現れの背後に常に在って、

しかも背景として現れを可能にしているもの

知覚可能な【見かけ】をすべて可能にしているもの

それのことなんですよね。

だから、ある意味ではもちろん、

どんな言葉もどんな理解も、

他の言葉や他の理解よりも「それ」に近いとか

あるいは遠いとか

そんなことはまったくあるはずもないわけで、

どんな現れも「それ」が支えているから

そうやって現れている……わけです。

そして……そうでありながらしかも、

ある理解は別の理解よりもそれに近かったり、

それから遠くかけ離れていたりもするわけでしょう。

だから、マハラジも

ときにはこんな言い方もするわけでしょう。

──────────────────
 「何も私ではない」が第一段階だ。
 「すべてが私だ」がつぎの段階だ。
 そのどちらも「そこに世界が存在する」
 という観念にかかっている。
 この観念もまた放棄されたとき、
 あなたはあるがままの
 非二元性のあなたとして残る。
 今ここで、あなたはそれなのだ。
 だが、あなたの視野は
 自己に関する偽りの観念によって
 妨げられているのだ。
 
 『私は在る』(p537)
──────────────────

でもまた、別の意味では、

> 「何も私ではない」

というのは単なるひとつの観念にすぎない。

> 「すべてが私だ」

もまた、別のひとつの観念にすぎない。

> 「そこに世界が存在する」

もまた別のひとつの観念にすぎない。

その意味では、

われわれの普段抱えている観念

「これは私のものだ」

となにも違うわけでもない。(*^_^*)

すべて常在が支える観念軍の一部であり、

さまざまな夢の場面の一部です。

さはさりながら、

──────────────────
 しかもかくのごとくなりといへども、
 花は愛惜(あいじゃく)にちり、
 草は棄嫌(きけん)におふるのみなり。
 
 『正法眼蔵 現成公案』
──────────────────

というわけですよねぇ。(-_-) 

ナンノコッチャ。(^_-)

というわけで、

「私は在る」というのが

何を意味しているのかはわかった。

「私は在る」とは

「自我」から「真我」まで

どの場面でも真実として一気通貫している。

とはいえ、

この「私は在る」は、

「私」が「在る」こと以外の

どんなことに夢中になるのも妨げない。

ただつねに

「私」が「在る」ことを保証しているだけ。

「私」はいかなる状況にあっても、

「私」が「在る」ことを否定できない。

にもかかわらず、

「私」は、

自分のなかに世界があることを認めようとはせず、

世界のなかの自分として苦しもうとする。

------------------------------------
 生命への執着は不幸への執着だ。
 私たちは私たちに苦痛を与えるものに執着するのだ。
 私たちの本性とはそんなものなのだ。
 
 『私は在る』(p436)
------------------------------------

> 生命への執着は不幸への執着だ。

あなたはこのマハラジの言葉をどう思いますか?

このマハラジの言葉を否定できますか?

> 私たちは私たちに苦痛を与えるものに執着するのだ。

私たちは夢のなかの都合から離れられない。

いつも夢のなかの都合に合わせようとする。

> 私たちの本性とはそんなものなのだ。

私たちの本性とはそんなもののようです。(;_;)

しかし、いつかは、

──────────────────
 いかなる代価を支払ってでも、
 真剣にその夢が終わってほしいと
 一心に願う日がやってくるだろう。
 その代価とは、無執着と冷静さ、
 その夢自体への興味を失うことだ。
 
 『私は在る』(p525)
──────────────────

(-||-)

そしてそれまでは、

何を措いてもこの夢につづいて欲しいと願う。

「私」が夢を見ているのだということ、

つまり、

自分のなかに現象世界が現れているという事実よりも

現象世界のなかに自分がいるという幻想に

拘束されようとする。

「私は在る」はそれを妨げない。

実際は、「私」があるからこそ

世界があることは間違いないというのに。(;_;)

「私」が認めることなしには、

世界が存在できる余地などまったくないというのに。

──────────────────
 あなたがあなたを含むすべての証明なのだということを、
 まず悟るべきだ。
 あなたの存在を証明できるものは何もないのだ。
 なぜなら、他者の存在も
 あなたによって確認されなければならないからだ。
 あなたは完全に、
 あなた自身によって在るのだということを
 覚えておきなさい。
 あなたはどこからも来なかったし、
 どこへも行かない。
 あなたは時間を超えた存在、
 そして気づきなのだ。
 
 『私は在る』(p178)
──────────────────

> あなたがあなたを含むすべての証明なのだということを、
> まず悟るべきだ。

わたしはまだ、

このことすらも理解していないのだろうか?

> あなたの存在を証明できるものは何もないのだ。

わたしの存在を証明できるものはわたし以外に何もない。

わたしだけがわたしの存在を知っている。

> なぜなら、他者の存在も
> あなたによって確認されなければならないからだ。

まったくだ……。(-_-)

> あなたは完全に、
> あなた自身によって在るのだということを
> 覚えておきなさい。

(-||-)

> あなたはどこからも来なかったし、
> どこへも行かない。
> あなたは時間を超えた存在、
> そして気づきなのだ。

はい。(-||-)

それでもまだわたしは

夢を見つづけたいのだろうか? (-_-)

まだ、

ただわたしとして在ることには

耐えられないのだろうか?

──────────────────
 質問者 あなたは在ることについて語っています。
     何として在ることでしょうか?
 
 マハルシ
 あなたの務めはただ在ることであり、
 あれやこれとして在ることではない。
 「私は私であるものである」(I AM THAT I AM)
 という言葉がすべての真理の要諦である。
 その方法は、
 「静かに在ること」に尽きる。
 では静寂とは何を意味するのだろうか?
 それはあなた自身を打ち壊すことを意味する。
 なぜならすべての名前と形が苦しみの原因だからだ。
 「私はこれである」という観念を放棄しなさい。
 真我を実現するために必要なのは、
 静かに在ることだけである。
 それ以上簡単なことがあるだろうか?
 それゆえ、
 アートマ・ヴィディヤー(真我の知識)の達成は
 最も容易なことなのである。
 
 唯一、自己の真の本性だけが、
 調べられ、知られる価値のあるものである。
 それを注意の的として射止め、
 ハートの中で強烈にそれを知るべきである。
 この自己の本性の知識は、
 苛立ち苦しむ心の活動から解放された、
 明晰で平静な意識にのみ明らかにされるだろう。
 ハートのなかで絶えず輝きつづける意識こそが
 無形の真我であり、
 存在や非存在である何かなどと考えることなく、
 ただ静かに在ることによって知られるもの、
 ただそれだけが完全な実在であると知りなさい。
 
 『あるがままに』(p122-124) 
──────────────────

> あなたの務めはただ在ることであり、
> あれやこれとして在ることではない。

(-_-;)

> 「私は私であるものである」(I AM THAT I AM)
> という言葉がすべての真理の要諦である。

はい。

> その方法は、
> 「静かに在ること」に尽きる。

(-_-)

> では静寂とは何を意味するのだろうか?

(-_-)O

> それはあなた自身を打ち壊すことを意味する。

(-_-)

> なぜならすべての名前と形が苦しみの原因だからだ。

これほど明確なのになぁ。(;_;)

【すべての名前と形が苦しみの原因】……。

> 「私はこれである」という観念を放棄しなさい。

はい。

> 真我を実現するために必要なのは、
> 静かに在ることだけである。

(-_-)

> それ以上簡単なことがあるだろうか?

(;_;)

> それゆえ、
> アートマ・ヴィディヤー(真我の知識)の達成は
> 最も容易なことなのである。

(-||-)

> 唯一、自己の真の本性だけが、
> 調べられ、知られる価値のあるものである。

はい。

> それを注意の的として射止め、
> ハートの中で強烈にそれを知るべきである。

(;_;)

> この自己の本性の知識は、
> 苛立ち苦しむ心の活動から解放された、
> 明晰で平静な意識にのみ明らかにされるだろう。

(;_;)

> ただ静かに在ることによって知られるもの、
> ただそれだけが完全な実在であると知りなさい。

(-||-)


       ………○…………○…………○………


『私は在る』の「目次」はここ↓に置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/books/I_AM_THAT-index.html

ときどき「ニサルガ辞書」で遊んでみてください。
https://www.ascensionkan.com/ndic/

新しい「ラマナ・マハルシ辞書」はここです。
https://www.ascensionkan.com/rdic/

おこがましくも『アセ通』既刊号はすべてここに置いてあります。
https://www.ascensionkan.com/mm/


       ………○…………○…………○………


▼『アセ通』への「私は在る」関連ご意見投稿フォーム:
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P48750702
というのを作らせていただきました。(^^;)

「私は在る」に関するご意見・ご感想・シェアリング、または単な
るメールなど、ご自由にお書きいただければと思います。


       ………○…………○…………○………


『アセンション館通信』への「情報提供」を歓迎いたします。

▼『アセンション館通信』への情報ご投稿フォーム
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P87119518


       ………○…………○…………○………


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2.編集後記:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

得られるものも、

失うものも、

すべては夢のなかにしかない。

それが大切に思われているかぎりは、

その夢を追わなければならない。

──────────────────
 解放への道には何も立ちはだかっていない。
 そしそしてそれは今ここで起こることができる。
 だが、あなたはほかのことにもっと興味がある。
 そしてあなたはその興味と闘うことはできないのだ。
 あなたはそれとともに行き、
 それを見抜き、
 それが単に判断と賞賛の誤りであることを、
 それ自体が自ら暴くのを見守らなければならないのだ。
 
 『私は在る』(p475)
──────────────────

(-||-)

こうしてまた、

一生が過ぎていくのか……。

今日はまだ明るいようです。

<(_ _)>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【作者】 『アセンション資料館』主人 pari
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  → メール: pariアットマークjk2.so-net.ne.jp
------------------------------------------------------------
このメールマガジンは二つの配信スタンド
「まぐまぐ」は:http://www.mag2.com/m/0000126287.html
「melma」は  :http://www.melma.com/backnumber_110091/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyleft(C)2015 paritosho
------------------------------------------------------------